北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

April 2008

久しぶりの更新です。田園の水の音。

先週末から、いろいろと重なり時間的に難しく
ブログが長く更新出来ずにいました。

今日は、休日で青空が広がっています。

お昼すぎに近所を散策すると
水の音と鳥の鳴き声だけが響いていました。

そんな田園の水の音が伝わるといいのですが・・・。

25apr2008 水の音 1





















25apr2008 水の音 2


















帰ってきて、久しぶりのブログを更新していると
家の前の通りを行き交う人々の
楽しそうな話し声が聞こえてきます。

”おい。今日は、RIEを見たか?先週もみてないよ。”と

ルイージおじさんの声が通りに面している
キッチンの窓から聞こえてきたので

この記事を書いたら、急いで近所のBARに行かなくてはいけません。

近所のBARには、先週にも何度か行っていましたが
帰宅時間の関係などで

みんなが夕食に帰った後の20時頃
お店でカウンターにいるロミーナと2人

テレビのニュースを見ながら
遅い夕食前のひと時を過ごしていたのです。

ワインと一緒にロミーナの用意してくれたお皿
lardo
Lardo(ラルド:豚の脂身の薄切り)を
温かいパンの上にのせて。
疲れている時に美味しい一口です。










ミラノまで行っていた先週の金曜日の夕方遅く
国際バスが発着する大きなバスターミナルに行く前に

ミラノの中心地にある何度か行ったことのあるカフェに立ち寄りました。
ちょうど食前酒タイムでした。

”いやあ。珍しいね。ピエモンテだったよね。住んでいるの。
食前酒タイムでいろいろと並んでるし
お米のサラダもあるし、食べて食べて。”

”ちょうど今日は、お昼何も食べてなかったのよ。”と言うと

”それじゃ、どんどん食べて。この牛肉も美味しいし
そうそうサラミも・・・”と
言いながら、プラスチックのお皿に次々と盛り合わせてくれました。

ミラノにあるカフェやバールなどでは
食前酒タイムに、飲み物をオーダーすると

チーズやサラミ、サラダなどおつまみがいろいろと自由に
食べれるようになっています。
ここでは、本格的に牛肉の煮込みまでありました。

たった10分か15分のことでしたが楽しいひと時でした。

そのカフェで働いているバーテンダーのマウリッツイオと
その仲間たちの写真を。

ミラノのカフェで 1ミラノのカフェで2
















ミラノのカフェで 3












いつでも帰宅前のひと時は
明日も元気で頑張ろうと思える楽しい時間です。

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これから、近所のバールに行ってきます。
ルイージたちの声がしたので。

ヌートリア(Nutria)と出会ったあぜ道で。

雨上がりのモンフェラートの景色を記事にした後

再び、雨が降り続け、昨日は、夕方前から薄暗く
うっすらと暖房をつけていました。

夕食を18時に終わらせると
21時には、雨の音を聞きながら就寝しました。

そして明け方に雨が止み、今日は、1日中、澄んだ青空となり
白く雪の積もった山の景色がくっきりと見え、何もかもが美しい1日でした。

15apr2008 1

















前方に大きな褐色の動物が見えました。

自転車の音に驚き、転がるように用水路の中に姿を消したのは
カワウソに似ているヌートリア(Nutria)です。

さっきまで、ヌートリアは、この写真にある
菜の花の横で気持ち良さそうに日向ぼっこしていました。

15apr2008 2
















作物を荒らすことで、害獣とされているこの動物は
戦時中、毛皮のために輸入されて養殖されていたそうです。
それが、今では、野生化して、この水田地帯にも住んでいます。

”駆除したいけれど、勝手にそんなことできないのよ。”と
友達のジェン二がため息をつきました。


”湿地帯に生息する保護生物たち”という昨年の
ノヴァーラ県の冊子を開くと

このヌートリアが気持ち良さそうに泳いでいる写真がありました。

それをを見た時、友達のヴィクトリオは

”うわぁ・・・なんということだ。(Mamma mia!) 保護動物???”


”害獣と言って、駆除するのは、人間の勝手だよ。
連れてこられて、この環境にうまく適応して生きているんだ。

夫は、夕食の時、そう言って、赤ワインのグラスを空にすると

”ところで写真は、撮れなかった?”


あまりにもすばやく撮ることができなかった。
私の自転車の音を聞き、あまりにも慌てていた様子を思い出し

びっくりさせて、とても可愛そうなことをしてしまったと
まだとても明るい夕方の誰もいないあぜ道での出来事を
思い出していました。


いつの日か、ヌートリアの写真を撮ってみたいです。

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モンフェラートのレストランで。

雨上がりの水田の風景。

雨上がりの水田

















ここ何日間か、しとしとと雨が降り
色彩を失ったグレーの景色が広がっていました。




”明日、モンフェラートのいつものところへ食事に行くから
もし都合がよかったら、一緒に行きましょう。”

嬉しそうなジェン二の声と私の車の赤い色が
辺りのグレーの景色の中で
くっきりとした明るさを持っていました。

電話を受け取った時
私は、車検の最中でした。

周囲は、町から離れた田園地帯で何もありません。
待っている間、カフェに行くことも出来ず

雨の降る景色の中、車が次々と私以外の他人によって
調べられているのを不安な気持ちで眺めていました。

*********************************************************
モンフェラートに行く途中の小麦畑は、霧がかかっていました。

霧がかかった小麦畑

















モンフェラートにある友達とよく行くレストランでは
日替わりで前菜が5種類
パスタやリゾット類のプリモが2種類
お肉料理のメインが2〜3種類
最後にデザートが選べるようになっています。

お店の人が回ってきて”これは、食べますか。”と聞いて
お皿にほんの少しずつ乗せていくので
どれも少しずついろいろと楽しめます。

この日の前菜は

赤ピーマンにアンチョビソースがかかったもの
(バーニャ・カウダ:Bagna Cauda )

牛肉の生肉にレモン、オリーブオイル、塩、胡椒
パルメザンチーズが添えられた
(カルネ・クルーダ:Carne Cruda)

ロビオラチーズ(Robiola)の小さなパイ

友達のヴィクトリオは、お店の人が再び回ってくると
迷わず、おかわりを頼んでいました。

けれども、この日は、いつも以上におなかが
一杯になってしまいましたのは、この後の前菜が
ピエモンテ風フライだったからです。

牛肉、豚肉、ソーセージ、レバー、脳みそ、ポレンタ
リンゴ、アマレッティ(ピエモンテのクッキー)などのフライで

お店の人が回って来て
”どれにしますか。甘いフライも食べますか”と聞いてきます。

私は、1つずつ全種類を。
Fritto Misto alla Piemontese (フリット・ミスト・ピエモンテ風)

ピエモンテ風フライ















再び、ヴィクトリオ、そしてジェン二まで
お店の人が再び回ってくるとおかわりを頼んでいました。

その後、プリモには
チーズのリゾットとピエモンテのひき肉や
チーズなどの詰め物の小さなパスタ。
(アニョロッティ:Agnolotti)の2種類。

プリモのリゾット



















メインのお肉の料理。

メイン

















この日のワインは、モンフェラートのワイン。
以前、紹介したこともある種類 RUCHÈ(ルケ)です。
(以前のワイン紹介記事は、こちらです。)

この日のワイン ルケ
RUCHE'di CASTAGNOLE MONFERRATO
Rosso DOC
2007
ブドウの品種:RUCHÈ 100%
アルコール度数:14%
Garrone Evasio & Figlio

私がワインを見ている様子を真似して

ヴィクトリオも白いお皿の上にグラスをかざして
その色を見ていました。
”ルビー色だね。あってる?”

明るいルビー色を持ち、
紅いバラの花やスミレ、そしてプルーンの香りです。
まだ若く複雑さは、感じられないものの
香りが静かにゆっくりと持続しています。

今回のワインは、丸みがあり、ほんのりと甘い後味が残ります。
エレガントで優しいピエモンテのワインです。


モンフェラートの景色と一緒にこのワインを飲んでいると
ヴィクトリオがグラスを持ちながら
嬉しそうに想い出話を始めました。

”みんな、前菜の時から、楽しそうにたくさん飲んでいてね。
日本人も、ピエモンテのワインが好きなんだなと思ったよ。”

ここは、おととしの秋、トリノで開催された食の国際イベント
Terra Madreテッラ・マードレ(母なる大地)が終了後

私の町を訪れた日本の農家の方と一緒に食事をしたレストランでした。

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もし、あの時のグループの方が偶然にも
この記事を読んでいらっしゃったら
ヴィクトリオと私に美味しいワインとお食事を
ご馳走してくれて本当にありがとうございました。

AMARONE DELLA VALPOLICELLA

写真は、ミラノからヴェローナに向かう列車の窓から
この風景が見えると、ヴェローナまで、もうすぐです。

7apr2008
















ワインの展示会(Vinitaly)で。
帰宅前、最後に試飲したのは、アマローネでした。

vinitaly2008   1















vinitaly2008 2
AMARONE DELLA VALPOLICELLA
Montefante
Rosso DOC CLASSICO
2001
ブドウの品種:Corvina 65%
       Rondinella 25%,Molinara10%
アルコール度数:15%
REMO FARINA




グラスを持った瞬間から、アマローネ特有の香りが広がってきました。

レンガ色がかった深いルビー色で、美しい輝きを持っています。

紅いバラ、プルーン、桑の実、スミノミザクラのジャム
そしてその奥から、ナツメグやカカオ
ユーカリの香りがしてきます。

まろやかでとても余韻が長く荘厳で堂々としたアマローネの味わいです。


6月に再びヴェネツィアに行く予定が入り

私は、きっと静かな夜に真っ暗な運河を眺めながら
ホテルのラウンジでアマローネのグラスを傾け
演奏を聴きながら、華やかに行き交う観光客を見ることでしょう。

深紅で金色の刺繍のしてあるホテルのビロードのソファーを
まるでアマローネのようだと思いながら
見ていたことを思い出しました。

ヴェネツィアでは、いつも通りを歩く人々のざわめきや
ロビー階での演奏が遠くで聞こえる中で眠り

その情景も音も、いつでもはっきりと思い出すのであるけれど
それは、いつも、現実感を伴わず、とても遠い光景なのです。

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Colline Novaresi Nebbiolo Rosato

5apr2008















土曜日の19時半過ぎの高速道路バスの車内は
私、ひとりだけでした。

それまで田園地帯と工場が見えていたノヴァーラ付近を通過して
車窓は、夕暮れでピンク色に染まった水田に変わりました。

駐車場で、自分の車に乗り換え、自宅に向かう途中
車を停めて、夕焼けを見ていました。

そして車道から近くの田園地帯にも
サギ(Airone)の姿が見えました。


日本の実家に電話をした時に、母が

”長野県の有機のロゼワインというのがあって
喜んで買ってみたら、とても甘かったの。

RIEの住んで地域には、ロゼワインなんでないのでしょう。”

”ううん。あるわよ。”

ピンク色に染まった水田を見ながら
そんな会話を思い出し、今日は、地元のロゼワインを紹介。

il rubino  rose
Colline Novaresi Nebbiolo Rosato
Antheà

Rosato DOC
2007
ブドウの品種:Nebbiolo(Spanna 100%)
アルコール度数:13%
IL RUBINO










若いフレッシュなロゼワイン。
春の花、ラズベリー、野イチゴなどの果物の香りが
深く広がってくる、すっきりとした辛口のロゼ。

8度から10度前後に冷やして
食前酒として、そして魚介類の前菜にも美味しい
ネッビオーロのロゼワインです。


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4月になって(とても短い更新です。)

夕暮れに近所を自転車で散策すると
すっかり水の景色に変わっていました。

2 apr2008 1
















2apr 2008 2

















水の流れる音を聞きながら、日が沈み
1日がゆっくり終わっていくのを眺めていました。

夏時間になって日没までの時間が長くなりました。
これは、少し早い夕食後の風景です。

そして朝は、1時間変わったことで、再び、真っ暗で
月が輝く時間に家を出るようになり

昨夜は、まだうっすら明るい時間に就寝してしまいました。

明日3日から7日までイタリアのワイン展示会Vinitalyが始まります。
私は、期間中、平日の2日間だけ日帰りでヴェローナに行ってきます。

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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
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