北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

August 2008

黒い聖母マリア

町のお祭り期間は、深夜1時過ぎまで
小さな町の教会の扉が開いています

真夜中の教会の外で



















真夜中の教会は、静かで神秘的です。

教会内には、いくつもの美しいマリア像が祀られていました。
私は、マリア像をひとつひとつ眺めて歩いていました。

その時、”あっ。この町の教会にもあった”と
その場で立ちすくんでしまったのが

黒い聖母マリア像です。

この町にある黒い聖母マリア



















初めて黒い聖母を見たのは、ビエッラのオローパでした。
以前のブログを検索していたら黒い聖母は、
2005年9月に書いています。
あれから、もう3年も経ったことに気が付きました。)

この教会は、ロマネスク時代に建てられています。
普段は、ミサの時だけ扉が開かれ
教会内を見る機会がとても少なかったので
今までずっと気が付かずにいました。

静かな真夜中の教会から外に出ると
辺りは、とても賑やかな音でいっぱいでした。

道路の向かい側にある広場では
コンサートの大音響で、町の人々のざわめき

広場をくるくると回る子供用のミニ列車の音

子供が射撃でおもちゃやお菓子パスタを打って倒し
景品をもらうゲームの音

その音に混じって
”RIE!こっちにおいでよ。今からロミーナのところに行こう。”
といつものバールで会うルイージおじさんの声が聞こえてきました。


毎日、夜中過ぎまで、町長が子供用ゲームの受付をしています。
町役場のスタッフと町のボランティアによって運営されています。

今夜も深夜2時近くまで楽しそうな町の人々のざわめきを聞きながら眠ります。
寝室の窓のすぐ外がお祭り会場です。

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町役場のスタッフ、ヴィクトリオは

”夜中2時に帰宅し、やっと眠りについた3時半頃に
電話で「今、片づけが全部終わり、消灯しました。異常なしです。」
と律儀にボランティアの若者が報告してくれるんだよ。”と
ぼやいていました。

フランクフルトの広場で

昨夜24時近くにイタリアの自宅に戻りました。
通勤前に、昨日の見た風景の短い更新です。

成田発フランクフルト行きの機内で。

成田離陸後

















成田離陸後、千葉県の九十九里浜が見えると大きく旋回して
再び日本本土の方向に戻り
富山、新潟上空を抜けてロシア上空へ向かっていきました。

*****************************************

帰宅途中立ち寄ったフランクフルトで。

フランクフルトで 1























広場でドイツのりんごから作ったワイン(りんご酒)
アプフェルヴァイン(Apfelwine)を注文。

フランスのシードルとは異なり、発泡性がありません。

Apfelwine



















***************************************

そして、ミラノ・マルペンサ空港から車で帰宅しました。
とうもろこし畑を通り過ぎると町の入り口が見えてきました。

いつもの真っ暗な様子と違い、電飾で明るく輝いていました。

町のお祭りの初日だったのです。
深夜でも広場にはたくさんの人が集まり

広場が目の前にある自宅前の道路は、
隙間なく車が駐車されていました。

ロック・コンサート会場からは、毎年、ステージに立つ
アンジェロの声が響いていました。

気が付くと、深夜2時を過ぎていました。
私もあと2時間後には起きて
いつもの日常生活に戻っていこうとしていた時

自宅前に駐車されていた町役場で働く
ヴィクトリオの白いトラックのエンジン音が聞こえてきました。

深夜1時過ぎまで続いていた
初日のお祭りの片づけが終わったのでしょう。

明日の夕方には、町のみんなに会って
いつもの風景と人々に囲まれ、この町での生活が再び始まります。

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Rubaiyat Rose

イタリアでは、まだ暗い朝6時前の時間帯。

日本では、もう夜が明けて、曇ったグレー色の空でも
すでに朝で明るくなっています。
東京は、今日も涼しく、今にも雨が降り出しそうな空です。


先日も、雨で肌寒い日でしたが
日本橋で抹茶のカキ氷を食べました。

抹茶カキ氷

















東京は、とても暑いと帰国前に聞いていたので
お食事よりも食べたいと思っていたのが抹茶カキ氷でした。

今では、和風スィーツというものが多く
どこでも必ずあると思っていたカキ氷を探すのは
とても大変だったと聞きました。
私のために探していおいてくれた知り合いに感謝。

大学生の頃、夏にアルバイト先の日本橋にあるデパートで
いつも食べていた懐かしい味です。
偶然にも、私が当時、働いていたデパートからも近くでした。


夕食に飲んだワインは、繊細でエレガントな美味しいロゼワインです。

ロゼワインRubaiyat Rosé
ロゼワイン
山梨県甲州市勝沼
2003
ブドウの品種:甲州、マスカットベリーA
アルコール度数:12.5%
丸藤葡萄酒工業






薄いバラ色で美しいワインです。
フランボワーズ、カシスのほのかな香りで
酸味のバランスが美しく
食前酒だけでなく、和食にも
そして少しスパイスの効いたお料理にも合います。



これから準備をして出かけ、ランチは、大好きなうなぎの予定です。
イタリアでもヴェネツィアまで行って食べることがあるうなぎ。
日本でのうなぎがとても楽しみです。


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今、強い雨が降り出しました。
暑いと聞いて持ってきた夏のサンダルとワンピースは
ずっとスーツケースの中で眠ったままです。

マルペンサ空港から成田へ

マルペンサ空港からフランクフルトへ。

空港から外に出て、街でフランクフルトのりんご酒を
飲んでみようと予定していたのですが

予定時刻よりも遅れてフランクフルトに到着したので
空港内で過ごしました。

”あまりおなかが空いていないけれど、美味しいドイツのソーセージが
少し食べたいです。飲み物は、リ−スリングワインを。”

そう注文すると、お店の人は
”それなら、ニュルンベルガーがきっといいですよ。”

ニュルンベルガーソーセージ (Nuernberger Wurstchen)
ドイツ南部のニュルンベルグのソーセージです。
フランクフルトで1


















フランクフルトで2
冷たい白のドイツワイン
ラインガウ地区のWinkeler Hasensprung
(ヴィンケラー・ハーゼンシュプルンク)
Riesling Q.b.A
trocken (辛口)












成田空港周辺の田園地帯。車窓から。

成田空港周辺



















ピエモンテのように見渡す限りが田園というわけではないですが
大きな瓦屋根の建物が見えて、日本の田園の景色がそこにありました。

今まで、ここは、何百回も、外を見ることなく通り過ぎていました。
ぼんやりと窓の外を眺めることがあっても
たいてい本を読んでいたり、時差で疲れて眠っていたりしていました。

水田もあったことに気が付き、ずっと車窓を眺めていました。


しばらくして、東京に近づいていく頃
電車は、アナウンスが流れ停車しました。
前方を走る列車で人身事故があり、約15分遅れるとのことでした。

運転が再開され、何気なくそれまで通り窓を見ていました。

その時、電車は、スピードを緩め
隣の駅を徐行運転で通過しようとしていました。



本人にしかわからないいろいろな事情があったのでしょう。
それで、今は、やっとそれから開放されて楽になったのでしょうか。
生きて、どんなに時間がかかっても生きている中で
安らぎを見出せることができればよかったのにと
今でもその光景がずっと消えないでいます。

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今日は、涼しい東京。でも朝から蝉の声がずっと続いています。
久しぶりに聞いた蝉の声に、小さい頃の夏休みの思い出が蘇りました。
毎年、この時期は、まだしていない宿題に焦っていました。
絵日記のための7月からの天気予報を新聞で調べたりしていました。

出発の前に

厚い雲の合間は、青空が広がっていました。
6時40分。日の出の頃の写真です。

朝の雲



















明るくなってから、ガソリンスタンドの前で。

朝のアルプス。





















これから、急いで用意をして日本に向けて出発です。

*********************************************

昨夜、帰宅後、バールで20時のニュースを見終わり帰ろうとすると

”RIE、また22時に来てね。”

”えっ。もう日本に行く用意をしないと。何もしていないのよ。
しかも昨夜は、夫と夕食が終わったらすでに深夜で
3時間も寝てないからとても眠いの。”

隣でルイージが
”RIEが日本に帰る前だし、ヴィクトリオもマリーノもみんな来るんだよ。”
それとも・・・スイカが好きでないのか。

ロミッ!RIEのためにメロンも用意してくれ。”

バールの外でみんなでスイカを食べて過ごした夜です。

バールでスイカを 1バールでスイカを 2


















スイカをみんなで食べようという誰かの何気ない提案で
その時、バールに来ていたメンバーが再び集まり
帰国前の楽しい夜になりました。


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町のお祭りも近づいて

昨日の朝、高速バスに乗るとブルゾンを着込んでいる人もいました。
ノヴァーラを通過する頃、ようやく空が明るくなりました。

朝 2008年8月18日

















日本に一時帰国をする日が近づいてきました。
そして、再び、私がここに戻ってくる夜遅くが
6日間続く私の町のお祭りの初日になります。

お祭りの毎年同じメニューのパニッシャ
(ノヴァーラ風リゾット:ノヴァーラの方言)は

毎年、作る人が選ばれ変わります。
ここに来たばかりの時は、一般の農家の人たちの中で
アルプス山岳メンバーに入っている男性たちによるお料理でした。

次の年は、近郊の別の町のレストランのシェフが作りました。
その時、”味がこの地域と違うから仕方ない。”と
みんなが言っていたのには驚きました。

2km離れた別の町では、パ二ッシャは、違った味になるといい
昔、使われていた方言も違うと聞きました。

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ピエモンテーゼ(ピエモンテの人)、ノヴァレーゼ(ノヴァーラの人)
そして次に”○○○○○(○は、それぞれの町の名前)ーゼ”となり

昨夜、ノヴァーラの駅前にあるホテルに電話をした時
私は、つい、同じノヴァーラ県の者ですと言いたかったために

”○○○○○(私の町の名前)ーゼ”と名乗ってしまいました。(笑)

青空の朝に。

晴れた気持ちのいい朝です。
窓を開けるとひんやりとした空気が部屋に入ってきました。

大雨の後に見た朝の田園風景。

8月16日 朝


















とうもろこし畑では、とうもろこしの中身を
念入りにチェックする酪農家の人たち。

水田で水の流れる部分の作業を始める人もいました。
写真は、増水してしまった水田です。

増水してしまった水田















朝、町の教会の7時の鐘が鳴り響くと、

町は、いつもの土曜日のように人々の声がして
農業用の小さな白い小型トラック
飼料を運搬するトラックが行き交い

”チャオ、RIE"と遠くから声が何度も聞こえました。

いつも、毎週土曜日に広場に来る八百屋さんが
休暇に入っていることを除けば

バカンス時期で人通りもなく、お店も閉まっているような
都市の様子と違い、この町は、むしろいつも以上に活気があります。

町の通りに見慣れない車が多く駐車されていて
この町に里帰りをしている人も多く

車のナンバーは、ボローニャ、ミラノ、トリノなどの他都市です。

他の都市へ仕事、結婚、大学などの理由でこの町から離れた人が
旧友に会って、お祭りでノヴァーラ風リゾット(パニッシャ)を
と一緒に懐かしい会話を楽しむのです。

家に帰る途中、朝のカフェを飲もうとバールに立ち寄ると
ピエモンテ州の狩猟時期(Stagione Venatoria)のお知らせがありました。

ピエモンテ州の狩猟時期は、2008年9月21日から2009年1月31日。

この田園地域では、野うさぎ、キジです。
そしてビエッラのような山の地域では、ノロジカがいます。

野うさぎは、アルバなどは、パスタソースに使われますが
水田地帯では、パスタでなくリゾットなので
野うさぎは、メインのお料理として煮込み料理となります。


アルバのレストランのウサギのタヤリン(tajarin:パスタの種類
ピエモンテ地方の細いタリアテッレ。ピエモンテ方言です。)

うさぎのタヤリン














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朝7時過ぎから、町の清掃に入る町役場で働くナザリオが
遠くから手を振ってました。

私の家の外の排水部分も大雨の時に流されてきた
たくさんの木の葉や土でいっぱいだったので
このブログの後に掃除です。

嵐になって。

明け方、突然、電話が点滅し、電源が切れた警報音が
鳴り響き目が覚ました。
停電になったのです。

家中の雨戸に次々と石がぶつけられるような音と
雷が暗い闇の中で響き

雨戸のない小さな窓から見た光景は、真っ暗な中
白く直径が1cm以上もあるビー玉のような氷が
次々にガラスを打ち付けていたのでした。

目の前の広場から、水の流れが
私の家に向かってくるのが見えました。

夫は、トスカーナへ仕事に行っているので
私ひとりで、この古く小さな家を守らなければなりません。

いつもは、蚊が繁殖したら、困るからと
排水の位置に夫が大理石を置いていたのを思い出し

氷が打ち付ける中、パジャマのまま外に出て石を移動しました。


その時です。いつもは、飛行機雲が次々に白いラインを残す空に
一度に7本以上もの稲妻が同時に光ったのを見ました。

昨日、通勤前の朝、田園の木を更新したばかりでしたが
町の人から、田園にあるどこかの木に落雷したようだと聞きました。

2年前は、古い銀杏の大木に落雷しました。
そして昨年ようやく生き返ったばかりです。


一晩たった今日、15日の13時半。家の窓から。

お昼でも街燈が点いているほど、暗く
ヒューという風のうなりと大きな雷の音が響きます。

雷のお昼























滝のような雨音を聞きながら

今日が祝日(聖母被昇天の日:Ferragosto)で
仕事が休みでよかったと思った時

もう一度、カレンダーの15という数字を見て
日本の終戦記念日であることに気が付きました。


1945年のこの日から、1952年4月28日サンフランシスコ講和条約・
日米安全保障条約までずっと占領下であった日本。

それから半世紀以上もの年月が過ぎ、海外に留学、出張
そして外国人である多くのイタリア人に助けられながら
楽しく暮らすことが出来るようになりました。

父や母の世代の方々がたくさんのことを乗り越えてきてくれたおかげです。

日本で一時帰国の時、昨年広島に
そして今年長崎と旅行した時に
資料館に残された当時の遺品を見てそう思いました。

終戦となった15日は、きっと暑い夏の日だったのでしょう。
日本だけでなく、世界中の多くの尊い命が犠牲になったことを思い
お祈りを捧げます。

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外は、まだ雷です。

今日は、電気のオーブントースターを使った
楽しみにしていたピッツァのランチの予定が
何度も停電を繰り返すので、心配になり
その生地の中にモッツァレラとハム、トマトを
入れてで揚げパンにしました。

田園地帯の木。

通勤前の短い更新です。

水田地帯にある木の風景。

水田の木 1


















この町の人々は、もうすでに夕食時間に入っている頃

ミラノから帰ってきた私は、ゆっくりと自分の時間を取り戻し
気持ちをリセットしようと近所の田園を歩いてました。

いつもあの木のあるところまで歩こうと決めていたり

木の葉を見て、四季の変化を感じたりしていることに気付きました。

そういえば、以前、夫の運転する車に乗っていた時、

どこを曲がればアグリツーリズモに到着できるのかと聞かれ
”大きな木が1本見えたら、次に右に曲がる道が出てくるから。”

そう私が言うと、一緒に乗っていた夫の仕事関係の方が
”木が見えたら、曲がるといういう会話に、驚いたわ。”

水田の木 2

















田園地帯から町の大通りに戻ると
古い銀杏の大木が目に入ります。

夕食で使ったスープの香りが漂い
食器を片付ける音が聞こえてきました。

20時を過ぎると、食後のカフェに人々が集まる時間になります。


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夏の終わりが近づいて(短い更新です。)

写真は、用水路の近くで休んでいる白いアイローネ(Airone:サギ)

19時半の田園地帯で




























次第に夏の終わり近づいてきました。

確実に日の出の時間が変わり、朝、私が出かける頃は
まだ薄暗く、車のライトを全開にするようになりました。

夕方19時半近くに、家のドアを開ける前に
すぐ近くのロミーナのバールに立ち寄りました。

”今日は、少し気温が下がったわね。”

私は、素足にサンダルの自分の足を見て
”明日は、きちんと靴を履いて行くわ。”

いつもは、冷たい白ワインを食前酒にしている私は
この日は、ピエモンテの赤ワイン、ドルチェットでした。

今夜の食前酒タイム




















2年前のちょうどこの時期、弟夫婦がフランス、コモ
そしてこの町に新婚旅行に来る前

”長袖の春のカーディガンを必ず持ってきてね。”と
そんな話をしたのを想い出しました。

朝、車窓からの田園地帯は、低い位置で、うっすらと
霧が立ち込め、白い帯が続いていました。

バスが夏のバカンス時期の時刻表であっても
そして、都心の街の通りが少なく、夏休みの真っ最中であっても

やはり夏は、終わりに近づき
またひとつ、この町で季節が
過ぎて行こうとしています。

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私の日常の風景、ノヴァーラ県の小さな町から。

今週は、ゆっくり地元で週末を過ごしています。
田園風景が広がる静かで小さな町の夏の1日の写真です。

田園 9Aug2008





















田園のトンボ



















友達のロミーナのいるバールで新聞を読んだり
周囲の人と話したりして過ごす午後の時間は、毎日の日課で


冷たい白ワイン ロエロ・アルネイス(Roero Arneis:Bianco DOCG)を飲んでいたら、
ロミーナが持ってきたお皿。

この日は、魚介類とトマトでした。

帰宅後のバールのひと時





















夕食は、地元のお米(カルナローリ:Carnaroli)で作る
2種類のリゾットです。
お米は、大粒でしっかりとした味わいでリゾット用の品種。

香草を使ったリゾットとチーズのリゾット

2種類のリゾット















パスタは、ほとんど食べることなく、毎日がリゾットなので
いろいろな種類を作っています。

友達の農園から、お花のついているズッキーニもらったので
今夜は、ズッキーニとズッキーニのお花のリゾットにする予定。

すべてのレシピは、友達であり、時には、ピエモンテの母のような
ビエッラ近郊に住むマリータから教わっています。

途中で迷いが生じたら、電話で作り方を聞いたりしてます。(笑)


ここから8km離れたチーズ農家で買ってきました。
この地方を代表する2種類のチーズ
ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)とトーマ(Toma)です。

地元のチーズ農家で買った2種類。














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1日のうち、5時間から6時間眠っている時間があるとして
8時間から10時間を仕事関係に時間をかけるとしても

8時間以上は、まだ時間があるということに気が付きました。

その8時間の中には、この田舎から車、バス、列車などの
移動時間も含まれますが

バスの中では、本を読んで過ごしたり、自分で運転中には
ドライブを楽しみ、自由な時間を楽しむようにしています。

ピエモンテにて。

ピエモンテ州アルバの景色。

アルバの景色



















最初の写真は、このテラスからの風景です。

テラスにて























”夏だから、冷たい白のハウスワインがいいわ。”と言うジェン二には
カラフに入った冷たいアルネイスを。

ヴィクトリオが

”半分以上残してしまっていいから
ボトルでこの地方の樽熟成で、普段、飲むことがないような
赤ワインを飲んでみたい。1杯でいいから、グラスでいいだよ。”

negro
BARBERA D'ALBA NICOLON
2005
Rosso DOC
2005
ブドウの品種:BARBERA 100%
アルコール度数:14.5%
NEGRO











深いの濃密なルビー色。
最初に来る香りは、スパイス、湿った地面、革の匂い。
続いてラズベリークランベリーのような森の果物の香り。

樽からの香りが強調されています。
マーケティングの立場から見ると、アメリカ、ドイツ、
日本への輸出を意識しているように思えます。
地元ピエモンテの人が飲むことが少なく
海外で取引の多いワインの1つです。

余韻が深く長いワイン。


”ヴィクトリオがいないけれど、どこかしら。”と
ジェン二が言い、探しに行くと

一眼レフのEOSで撮影に夢中でした。
EOSヴィクトリオ

























次回は、ノヴァーラ県の田園の景色に戻ります。
夕方が過ぎると風とともに、牛舎の匂いが運ばれてきました。

観光地の華やかさはないけれど
着実で信頼できる町の人々との
大切な生活がここにあります。

朝起きれば、そして帰宅すれば、町に入る緩やかなカーブで
スピードを緩めた私の赤い車に向かって
手を振ってくれる人がいる。

”チャオ。RIE”

イタリア、ピエモンテでの多くの出会いは、おそらく
この人生の中で一番、大きな出来事です。

おそらくといったのは、きっとまだ、未来に驚くような
出来事が待っているかもしれないからです。
いや、きっとそうでしょう。そうしなければ。

そしてこの土地に来たからこそ、出会うことが出来た
日本からの農業、食品、歴史研究の方々

困った時にまったく自分とは違った豊かな発想で
前向きに提案するイタリア人の友達

ここに来てからの素晴らしい出会いに感謝して。

ブログを始めたのが2005年8月。
過疎村での深い失意の約半年の長い眠りから覚めた時です。

そのころは、まだ2008年の今の私がまったく想像できませんでした。

再び、町の夏祭りがやってきます。

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日本帰国時に、つい、イタリアにいるかのように知らない人に
気軽に楽しげに話しかけてしまいます。

最初、不審に思われ、驚かれてしまいますが

最後には、その日本のおば様(私も確実におば様です・・・。)が
楽しそうに話してくれます。(笑)
その日本の方がとても饒舌で嬉しくなることもありました。

人との関わりが好きで楽しくなったのは、ここで暮らしてからです。
ずっと、イタリアに来てからも
自分のことだけで精一杯だった私が
変わるきっかけになったのがこの町の人々でした。

また今月6日間だけ帰国します。

アグリツーリズモでランチを

アグリツーリズモ


















綺麗に改装されたアグリツーリズモの建物は、
以前、家畜小屋として使われていました。

そして、この日に予約したワイナリーも同じように
やはり馬や牛などがいた場所を改装しています。

周囲に植えられている香草類を見ていたら
昨年、調理助手をしていた水田地帯にある
アグリツーリズモを想い出しました。

”これがドラゴンチェッロ(エストラゴン)
あっ。オルティーカ(イラクサ)もある。”

水田地帯のアグリツーリズモの手伝いで働いていた時は
いつも前菜3〜4品を担当していました。

前菜の準備が終わると、大きな冷蔵庫にしまい

借りていたニワトリの絵が
描かれていたかわいいエプロンをはずし

黒く長いエプロンに交換して
お客さんが到着するのを待っていました。

同じピエモンテ州でも地域が違うとその郷土料理も違います。

どこのアグリツーリズモも、自分の菜園で作った野菜と
家畜、その地域のチーズ、農園の果物を大切に使っています。

そこに並ぶお料理は、シェフ、コックというよりも
農家で働く素晴らしいお母さんのお料理です。

今日は、そんなピエモンテのお料理を見て
ゆっくり楽しんで下さい


Vitello Tonnato(ヴィテッロ・トンナート)
仔牛肉を白ワイン、野菜などで蒸し煮にして
薄切りにし、裏ごしをしたツナの入った
マヨネーズソースをかけます。

ヴィテッロ・トンナート












アルバ地区のレストランなどでは
このようなタイプのヴィテッロ・トンナートが多いです。

私も毎回、レストランでこれを作っていました。
私が地元のレストランで作っていたのは
お肉の上に薄くソースを伸ばし、下にあるお肉が見えない状態で
その上にケッパーなどで飾り付けしていました。)

以前のブログの中にお友達の家族との夕食会の写真があります。
(女性が、スプーンでソースをかけているのが
私の住む地方の家庭で作るヴィテッロ・トンナート。)


これもピエモンテの前菜です。
スフォルマート












野菜のスフォルマートSformato:ほうれん草や茄子を
ぺシャメルソースなどと一緒にオーブンで焼くか湯せんしています。
野菜のスフレ。写真は、ほうれん草のスフォルマート)

黒トリュフを削ってもらいました。



その他、ズッキーニのお花のひき肉詰めなどが続きました。

プリモ・ピアット(前菜に続くスープ、パスタ、リゾットなどのお皿)は

ニョッキのウサギのひき肉ソースと 
ズッキーニのトマトソースのパスタも出ました。

私の地方では、プリモ・ピアットは、いつでもリゾットです。

水田地帯の町の友達は、少し物足りない表情になってしまいました。
”RIE、この地域に来ると、もうリゾットがないのか・・・。”

ニョッキのウサギのひき肉ソース
うさぎのお肉とニョッキ














お肉料理は、この農家のFaraona(ホロホロチョウ)でした。
ホロホロチョウ














カモ、がちょう、ホロホロチョウ、七面鳥といろいろな種類の
鳥肉を食べるようになったのは、ピエモンテに来て
アグリツーリズモのレストランに行くようになってからです。

農家で飼育し、農園を走り回っている姿を見ていた
カモ、ガチョウ、ホロホロチョウを調理するということ

それは、大切なひとつひとつの生命であり
無駄にすることなく大切に美味しく調理して
いかなければならないと思うのです。

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この記事を書いていたら
また農家のレストランで地元のワインに合う
郷土料理を作りたくなりました。

この日のワインは次回です。

アルバで小さなバカンス

アルバへ 


















週末は、仕事の関係でワイナリーに行くことが多く

土曜日の朝、コーヒーを飲みながら
地図で道を確認していました。

朝6時を過ぎたばかりで、毎週土曜日に
家の前の広場で開かれる八百屋さんのトラックが
到着するのを眺めていました。


その時、携帯電話に1通のメッセージが届いたのです。


”チャオ。RIE、この前、飲んだあのワインは、どこで買ったんだ。
そのワインを買いに行きたいけれど、どうだろう
ジェン二と僕を連れて行ってくれないかな。

このメッセージがいつものワイナリー訪問を
小さなバカンスへと変えてくれたのです。

”ちょうど行くところでした。予約をしているのは15時半。
もし、都合が良かったら、その前にランチをどこかで食べましょう。

私は、高級なレストランでなく、アグリツーリズモか
トラットリアで地元の食材と郷土料理のあるレストランが希望。”

********************************************************


モンフェラートの丘陵地帯のひまわり畑を通過し
小さないくつかの町を通り過ぎながら
アルバ方面に向かいました。車で1時間半。

アグリツーリズモ 1


















アグリツーリズモのレストランのランチひと時は
まるで遠くにバカンスに来たかのようでした。

前菜は、立食形式。
冷たい白ワイン、ロエロ・アルネイスが食前酒です。

アグリツーリズモ 3


















ここに連れてきてあげてよかった・・・。
ワイン畑の景色を見てとても喜んでいます。
アグリツーリズモ 4





















アグリツーリズモ 2


















また水田地帯の地元の友達をここに連れてきてあげたいです。

みんなと一緒だと、いつも見慣れたブドウ畑もお料理も
まるで、遠くに小旅行に来た気分になるから不思議です。

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ピエモンテのお料理やワインが好きな方が多いので
次回は、この日のランチのワインとお料理を更新します。

Biomass Ethanol:バイオマスエタノール

自転車の空気が少なくなっていたので、
徒歩で近所の田園地帯を散策。

歩くと自然の生物が身近に見えてきます。

自然保護地域で 1
















昨夜の大雨で用水路が増水して濁っています。
普段は、水の外に見える草が、水中を漂っていました。

黒い羽を持ち、羽を閉じてとまるトンボ。

自然保護地域で 2


















道にサギの姿があります。
自転車でなく、徒歩で静かに近づいているので
驚いて逃げることなく、しばらくそのままでした。

自然保護地域で 3























水田の水の流れのある場所に、無数の小さな魚が泳いでいます。
ちょうど、右下の部分なのですが
この写真で見えるでしょうか。

自然保護地域で 4

























小さな蛙が次々に飛び込み、泳いでいる姿が見えた場所です。

自然保護地域で 5














この自然保護地域に限定して
新しい技術が導入されようとしています。

何日か前にコメント欄にあったので、それをきっかけに
農業従事者の人たちから聞いたのです。

Biomass Ethanol:バイオマスエタノール
トウモロコシなどのバイオマスを発酵させて
生産されるエタノール。再生可能な植物エネルギー。
イタリアでは、まだ、ほとんど見られません。
アメリカをはじめとして、世界各国でエネルギーを
作るために使われるので
トウモロコシなどの穀物の価格が高騰しています。
********************************************

自然保護地域にある農場の機械で使われる燃料について
近い将来にバイオマスエタノールに
切り替える計画になっていることを知りました。

それについてどう思うか。

"ああ、etanolo da biomasse のことだね。”

ヴィクトリオもマルコも近くにいた何人もが
話の輪の中に入りそれぞれが自分の意見を言います。

誰に賛成するというのでなく
自分の確固たる意見を持っているという点において
イタリア人は、優れていると思うことが多いです。

誰かがこれは、”colpa di globalizzazione"でないかと
それは、第三世界がグロバリーゼーションの犠牲と
なっているのではないかと話が展開していきました。


やがて雨が降り始め ”こちらに来て”と

カフェの外のテーブル席の日よけのパラソルの下にある
テーブルに移動しはじめました。

私の飲み終わったアイスティーの入っていたグラスには
雨のしずくが入り始めていました。

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牛舎の周囲は、一面がトウモロコシ畑です。
そして反対側には、飼料用の稲も栽培されています。

トウモロコシ

















”イタリアだけでないよ。世界中で飼料は、高騰している。”

”幸いに、今のところ、この地域では、必要な飼料は、購入するのでなく
残った土地でほとんど自分たちで作っているからね。”



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