北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

December 2008

31日朝に。

クリスマス前の町の装飾は、1月6日まで続き
7日以降に町役場のスタッフによってはずされます。

町の電飾





























午後、帰宅する頃は、すでに日本では、大晦日の23時近くです。
それで今、通勤前の朝の短い更新をしています。



イタリアでは、クリスマスの期間休暇を取っている人もいますが
みんながそうでないです。

朝の通勤のミラノの地下鉄もいつもよりはすいていますが
やはり座る席がないほど混んでます。

それでも今回は、24日の午後から25,26の祝日、そして土日
1月1日の祝日後、2日は、もう金曜日、6日も祝日なので
休暇が多いカレンダーになりました。

今年、ブログをご訪問してくださった皆様へ

本当にどうもありがとうございました。
実は、今年の目標で叶わなかったことやまだ残しているものがあります。

帰宅後、すべて出来るような量、内容では、決してないですが
今年出来るところまで、進めてみて

その上で、大晦日の今夜は、美味しいピエモンテのワインにします。

皆さんも、どうか良いお年をお迎え下さい。



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クリスマスが過ぎて

クリスマスの更新をしようとはりきっていましたが
この寒さで私は、体調を崩してしまいました。

クリスマス以降、青空も見えていいお天気だったようです。
少し、体調がよくなったので、外を歩きました。
写真は、画廊の中庭で。

画廊の中庭



















美味しいデザートばかりをたくさん食べた4日間でした。

アグリツーリズモのレストランでクリスマスに食べたパンナコッタ。

キウィのパンナコッタ














近所のバールで買ったシチリアのお菓子

シチリアのお菓子












カンノーロ(Cannolo:筒状の生地にリコッタチーズのクリームを詰めお菓子)と
緑色のお菓子は、カッサータ(Cassata:スポンジケーキとキャンディドフルーツと
リコッタチーズなどが入ったケーキ。
さらにマジパンで包んでアイシングされています。)

友達のバールの取り扱っているシチリアのお菓子やケーキは、
すべてシチリアのパレルモの工場から来ているので、冷凍されています。

普通は、ゆっくり解凍して食べるのですが、
半分以上凍ったままだと、アイスケーキのようで、美味しいです。

これらのお菓子は、リコッタチーズに
たっぷりとお砂糖が入っているようで驚くほど甘いですが
エネルギーがつきそうで、こんな体調の時には、とても嬉しい。

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今、テーブルの前には、クリスマスにもらった

“RIEがリラックスする時間のためにいいと思って”と
ロミーナがくれたバラの花が入ったランプオイルの綺麗な瓶や

ノエミちゃんのおばあちゃんのソースや
自宅の農園の香草をたっぷり入れたというオリーブオイルなど
手作りの瓶詰めが並んでいます。

クリスマスを過ぎると、レストランには
大晦日のメニュー(Cenone:大晦日の正餐)が掲示され
すでに多くの予約が入り始めています。

”RIEの席、とってあるけれど。どうするの。”とロミーナが聞き

現在、厨房でもサービスでもなく、人の少なくなった
アグリツーリズモの再建としての企画、広報として働いている
レストランでももちろん大晦日のメニューがあり

どうしようか・・・。

でも何よりも、年越しそばが食べたい。

江戸時代に大晦日も集金などの金策で走り回って忙しい商人が
食べていたようなシンプルなおそばを。

今の私には、それが一番合っているように思うのです。


そんな年末の持つ独特な空気をイタリアでも味わっています。

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明日、仕事に行けるのか・・・と心配なのは
体調のことでなく、外に出た帰りに
1日中、凍ったままの車を見て。

寒空の中、2,3日車を動かしていないで
バッテリーが心配です。
今、試してみる力も残っていないので
明日の朝までそのままにしておきます。
どうかな・・・私の車。

クリスマスの朝。

25日。クリスマスの朝7時の教会の前で。

クリスマスの朝

















周囲は、霧なのですが、カメラでくっきりと撮れました。

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あれから町は、ずっと霧に包まれたままです。

クリスマスイブの日、ミラノで午前中の仕事を終えると
ミラノは、すでに霧が晴れていました。

車の窓から降り注ぐ太陽の光が眩しく
カバンからサングラスを取り出したほどです。

ノヴァーラに入る直前に周囲が霧になり、さらにトリノ方面に
向かって高速道路の出口を降りると

陽の光がまったくなく、霧の空に時々、白く丸い太陽が見えました。
気温が低く白い霧の世界が広がっていました。

周囲が田園に囲まれた私の町は、更に霧が濃くなり
車は、すっぽりと真っ白な世界に入っていきました。

白く何も見えない田園では、ガァーというサギ(airone)の声だけが
大きく響いていました。

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今、クリスマスのお料理の準備を始めています。

夫は、子羊が好きだった私の印象が残っているらしく
クリスマスには、トスカーナ州カラーラにある大型スーパーで
子羊を買って帰ると言っていましたが

私は、この地域の人と同じように鳥肉のお料理の準備を始めています。

アグリツーリズモのレストランではガチョウやカモを使ったお料理ですが

家庭なので、鶏肉の中に香草やサルシッチア(Salsiccia:腸詰めソーセージ)
の詰め物をして、後は、ゆっくりオーブンで焼きます。

クリスマスもずっと働いていて家族と過ごせない
アグリツーリズモのスタッフが仕事が終わった時間から始まる
クリスマスの食事会も夜からあります。

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VALLEE D'AOSTA PINOT NOIR

昨日の青空から、急に町の持つ色彩が変わります。
今日は、1日中、霧が発生していました。

写真は、午後2時半の町の景色です。

霧の1日




















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外は、しっとりと冷たく重い空気に包まれていましたが
友達のいるバールに入ると、そこは、暖かい空間です。

この日、食前酒に飲んだワインは、イタリア北部ヴァッレ・ダオスタ州
(VALLE D'AOSTA)の赤ワイン

霧の夕方のBARで

VALLÉE D'AOSTA PINOT NOIR
Rosso DOC
2006
ブドウの品種:PINOT NOIR 100%
アルコール度数:12.5%
CAVE DES ONZE COMMUNES







光にかざすとスミレ色に反射するルビー色で
野イチゴやラズベリーなど森の果物の香りで
心地良い酸味のあるワイン。

霧の夕方のBARで 1














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ブログを書いている今もこの霧は、続いています。

人の通りのない霧の夜でも
窓の外には町に飾られたクリスマスの電飾の小さな無数の光が
霧の中に浮かび上がっていて、それは、とても綺麗です。

クリスマス前の週末、農家にて。

クリスマス前の青空の週末。

目の前で、大きな青サギ(airone)が横切っていきました。

クリスマス前の週末の空



















この日は、日曜日でも開いているお店が多く
クリスマス前の買い物客で賑わっています。

私の町では、時刻を知らせる教会の鐘の音が
今日は、クリスマスの曲を奏でていました。

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農耕具の置かれた大きな倉庫の入り口に置かれていた古いプレゼーピオ
(PRESEPIO: キリスト降誕の場面を再現したクリスマスに置かれるお人形の模型)


農家のプレゼピオ




















お米の農家の販売所では、何人もの人が待ち
次々にクリスマス前の贈り物用のダンボールを抱えて
車のところまで運んでいました。

ここで働くイザベラが、眼鏡に毛糸の帽子をすっぽりかぶり
真剣な顔で注文表を見ながら、ダンボールに詰めていました。

”えっと・・・カルナローリ米のの玄米が12、それに胚芽米と白米が・・・
トウモロコシの粉が20・・・”

とても疲れている様子でも、目が合うと一瞬 かすかに笑顔になり

”チャオ・・・。RIE。”と小さな声でそう言うと

すぐに精米所に小走りで向かっていきました。

ここでは、カルナローリ米の胚芽米、トウモロコシの粉
小豆、スペルト小麦、全粒粉の手作りパスタなどを買い

ダンボール2箱を車に積み出発。

ここから10kmもないノヴァーラのショピングセンターまで行き
ギフト用に包装するセロハンやリボンなどを買う予定にしていましたが

私は、反対方向のゲンメに向かって車を走らせていきました。

古い農家の室内、古くなったクリスマスの模型を大切に飾っているのを見たら

これらの贈り物は、町の販売店でもらった茶色のシンプルな紙袋に
少しだけアレンジして使おうと思ったからです。

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ワイナリーに到着すると、お客さんの車のところまで
ワインを次々に運んでいる友達のロレンツォの姿がありました。

”まだ人が多いから、時間かかるけれど、いいかな。待てるかな。
いい出来のワインがあるから、少し話したいんだ。”

そう言うと、積み終わって空になったカートを走って押しながら
販売所に戻って行きました。


働いている友達の姿を見ていたら

イタリア人の友達みんなと対等になって
その中に溶け込み、日々の生活の楽しさや喜び

そしてイタリアで生活することの大変さをも共有したいと
私は、心のどこかでずっと願っていたことを思い出しました。

ローマからピエモンテに来る前は、
仕事を辞めて、毎日、のんびりと優雅に自然と
美味しいワインのある暮らしを想像していたけれど

実際には、毎日を生きることで一生懸命なイタリア人の友達の中で
それ以上の素敵な充実した時間を知ることができました。

私は、車の鍵をかけると、ロレンツォが急いで戻っていった
ワイナリーの販売所のコーナーに向かいました。

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クリスマス前に夫の仕事関係など
いつもお世話になっている人々に贈るものは

すべて私がいつも行っている農家、ワイナリー
チーズ工場で選んだものばかりです。

友達イザベラの農家が作るカルナローリ米などの穀物類。
ノエミちゃんのお父さんの働く会社のゴルゴンゾーラチーズ。
いつも買いに行くワイナリーのワイン。
そしてそのワイナリーがクリスマス用に作ったという
この地方のワインの入ったチョコレートのお菓子。

そしてシチリア出身のノエミちゃんのおばあちゃんには、
シチリアのお菓子を取り扱いはじめた友達ロミーナのお店で注文。

ゴルゴンゾーラチーズを届けに行った日。

夕方になり、ようやく、ここ何日間も降り続いていた雨が止み
日没前に一瞬、明るい空が見えました。

その頃、私は、自宅からすぐ近くのこの町にある
夫の仕事場にゴルゴンゾーラチーズを届けに行っていました。

夕方の画廊で1




















冬の夕方に、胡桃の木のある画廊の事務室から漏れるオレンジの灯り。

夕方の画廊で 2




















クリスマスが近くなり、この時期と週末にしか開くことのない
スローフードの関係の物産店からも明るい光が漏れていました。

茶色の薄い六角形をしたダンボールには
次々とワイン、チーズ、お米、お菓子が入れられ並べられています。

時折、通り過ぎる車の音だけで、人通りも少ない静かな冬の夕方でした。

それでも、小さな無数の光を持ったクリスマスの電飾が
ひっそりと輝いていました。

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今夜のワインは、トスカーナのワイン。

夫の知り合いが作っている自家製で、ラベルのない
サンジョベーゼ(Sangiovese)100%の自然派ワインで

夫が、無理なく体に入っていくと言っていたワインは

湿った地面と生き生きとした果実の香りを放ちながら
まるでトスカーナの大地で生まれる
美味しいミネラルウォーターのように感じられます。

ふいに、夏のバカンス時期にトスカーナの
海の見えるレストランで働いていた日々が
鮮明に想い出されました。

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雨が上がり、いつもよりも寒さが和らいでいるこんな夜は
もしかしたらとそっと窓の外を見たら

真っ暗なはずの空がぼんやりと白く見えました。
やはり霧が発生していたのです。

明け方、更に霧が濃くなっても、充分に余裕を持って
出発できるように、もう眠ります。

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ずっと外は、しとしとと雨が続いていたので
買ったばかりのカメラを外に出さずにいたので
これが初めての写真です。

箱から取り出してすぐで、説明書の最初だけ読んだので
今日は、まだ簡単撮影の全自動です。
これから少しずつ、説明書を読んで大切に使っていきます。

雨の週末に

日曜日の夜22時半。

パソコンを閉じて、お茶を飲んでいると
雨音が強くなっていきました。

同時にポトン、ポトンいう絶え間ないリズムを持った
静かな音がドア付近で響いてきました。
それは、家のポストに雨があたる音です。

今週末は、ずっと雨で、外の景色は、まるで白黒写真のように
色彩を失っていました。

そんな週末に、仕事場のオープニングパーティがあり
トスカーナから夫が友人夫妻を連れてこの町に戻ってきました。

パーティの会場内は、華やかで光と色彩が一杯に溢れています。

古い農場を改装した画廊で。

ギャラリー
























お昼前に到着し、夕方には、その友人夫妻が
トスカーナで夜から始まる別のパーティ会場に行くために

そして、まだ年内に仕上げたい仕事の残っている夫も一緒に
再び帰っていきました。

傘を差して見送り、彼らの車が見えなくなると
私は、そのまま近所のバールに向かいます。

ドアを開けると、カウンターでカフェを飲む人
そして持ち帰り用のピッツァが焼きあがるのを
テーブルで待ちながらテレビを見る人

奥のカウンターの片隅で、立ったままナイフとフォークで
食事をしているロミーナの姿がありました。

”チャオ、RIE。”

たくさんの人と出会い、話をして過ごした
華やかな1日の余韻がまだ残っていましたが

いつも通りの町の風景の中に
私は、いつしか戻っていきました。

この町で、明日もまた頑張って充実した1日にしようと思うのです。

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まだ新しいカメラを使うことが出来なくて、今回も小さなデジタルカメラです。

雪の朝(短い更新です。)

明け方前に、何か包まれたような穏やかな空気で目が覚めました。
カフェにしようと、キッチンに立ち、窓を開けると
今、外は、うっすらと雪です。

そのうちに、おそらく雨に変わると思うけれど
あと出発まで50分。
途中、大きな上りと下りの坂があるので心配。

私が日本に帰っていた2週間。
行きのパリの空港内のショップは、解禁日だった
ボジョレー・ヌーヴォーでいっぱいだったのが
帰りは、クリスマス用のお菓子が並んでいました。

そしていつの間にか、この町にも
大きなクリスマスツリーが飾られていました。

町の中心地、朝の大通りで。

雪























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日本帰国中に見た景色

イタリアの祝日の月曜日、お昼前に日本から戻りました。

一時帰国中、ブログを更新することが出来ずにいました。
時々、訪問してくださった方、本当に申し訳ありません。
今日から、再びスタートします。


日本滞在中の12月のはじめ、大阪で1時間弱の用事がありました。
大阪は、関空周辺を除いては、初めてでした。

最初は、そのまま東京に帰る予定でしたが

せっかくなので、小さな旅をしようと
京都に立ち寄りました。

京都1



















京都2




















京都3
















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イタリアに帰る日は、東京は、綺麗な青空でした。

夜のフライトでだったので、お昼過ぎまで時間がありました。

この日は、父のお墓参りを終えると近くにある神田明神に立ち寄り
その後、銀座、有楽町を歩きました。

お墓に行く途中の大きな坂から
父が最後まで勤務していた会社のビルが見えました。

坂を振り返り、しばらく眺め

そして、いつも父が見ていた景色を
イタリアでも見ることができるようにと写真に撮りました。


有楽町の駅を降りると、私がイタリアに行った後
ほんの数年のことで新しい大きなビルが出来ていました。

それでも、小さい頃から、そして社会人になってからも
いつも歩いていた有楽町から皇居、丸の内にかけての街並みは

懐かしい空気がそのまま残っていました。

帰りの駅に向かう時になって
もう少し東京で暮らしたいと名残惜しくなり

夕方過ぎには、自宅を出発することが
急にとても淋しいことのように思えました。


最終便であったので、夜の成田空港は、がらんとしていました。

ボーディングゲート向かうと
免税店のシャッターは
次々に閉まりはじめていました。

私は、ゲート前のソファーに座ると

今回、日本で初めて買った携帯電話で
母にメールを送って過ごしていました。

まだ慣れないので、短いメールでも
とても時間がかかってしまっています。

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まだ真っ暗な朝4時過ぎにパリに到着し
ボディングブリッジを歩くと冷たい空気が入ってきました。
空港ロビーの窓からの景色は
到着前の機内アナウンスにあったように霧でした。

その後、9時過ぎにミラノ、マルペンサ空港に到着した時は、
目の前に青空と美しいアルプスが広がっていました。

祝日の朝だったので、空港から自宅に向かう道は
ほとんど車がなく、途中から私の車だけになりました。
前方には、とても近くに見えるモンテローザをはじめ
アルプス山脈が広がっています。

いつしか帰宅したことがとても嬉しくなりはじめていました。

明日から4時に起きて、車の窓の氷を溶かし
通勤する日々が再び、始まります。

日本帰国中にコメントをくれた方
本当にありがとうございます。
返事は、明日、ゆっくり書きたいと思います。

これから、温かいお茶を飲んで
明日から始まる日々に備えて眠ることにします。

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この日、有楽町で買った一眼レフのカメラは
カバンの中でまだカバーに入ったままです。

時間を作って、今使っている小さなデジタルカメラは
文書などの記録のための業務用にして

ピエモンテの景色を一眼レフで撮影できるように
時間を見つけて練習します。
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