北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

February 2009

リゾットでお祝い。

写真は、近郊の町の教会に残っているフレスコ画。

フレスコ画

















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お誕生日だった日のこと。

バールに到着すると、カウンターにいたロミーナが電話をして
農家の友達ルイージがやってきました。

汚れているのは、煙突掃除中だったので。

ciccio 1














”まあ飲んでくれ。一杯目がエリザベータから、2杯目がガブリエラ
3杯目、4杯目、5杯目・・・実は、もっと支払いが済んでいるけれど
1日じゃ無理だから、今週いっぱい続くよ。”

町ですれ違う町の人は、皆”おめでとう。”と言うので
何で知っているのかなと不思議だったけれど・・・

もしかして、みんなに宣伝したでしょ・・・と聞くと

うふふ・・・・・・・・・・・

ciccio 2















あれから、もう1週間近くが経ちました。

この友達は、煙突掃除を終えて
今では、農場の機械のメンテナンスをしています。

長い冬の農閑期の休暇が終わりました。

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”お誕生日だから、パニッシャ(ノヴァーラ風リゾット)を予約したよ。
パ二ッシャにろうそくを立てようかと話していたら、それが無理らしいんだ(笑)”

誕生日にパニッシャ














ずっと”お誕生日は、どこのレストランに行きたい。”と

仕事でトスカーナに行っている夫のことを知っている町の友達が
この日の予定を空けておいてくれました。

どこに行きたいかと聞かれれば、ビエッラにあるレストランが
頭の中に浮かびましたが

”お客さんがいなくて困っているから、働いていたアグリツーリズモがいいかな。”

”そうか。是非、今回は、そこに予約して助けよう。
あそこのリゾットが好きなクラウディオは、きっと喜ぶことだろう。”

お誕生日はノヴァーラ風リゾット”パニッシャ”でした。

町の人から”ちょっとした気持ち。”と言って渡されたものの中に
2kgもあるゴルゴンゾーラチーズ、そしてお米もありました。

そして自転車に乗っているイメージが大きかったようです。
春に自転車に乗る時用にとフードがついたピンクのカーディガン。


ノヴァーラ風リゾット”パニッシャ”:

この地方のカルナローリ米
インゲン豆(fagioli borlotti)
キャベツ、にんじん 玉ねぎ(私は、ポロ葱を使うことが多いです。柔らかい味なので)
セロリなどの野菜。ラード、サルシッチャ(または、この地方のサラミ "salamino della duja"
赤ワイン(バルベーラなどピエモンテの赤ワイン)もたっぷり。
塩、こしょう



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長くなってしまたので、ワインとこの他のお料理は、また次回に。

町の小さなカーニバル

お誕生日でのお料理は、後日、ゆっくり紹介します。

今日は、眠る前の短い更新です。

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今週は、土曜日も夜まで仕事だったので、
日曜日が来るのをとても楽しみに待っていました。

日曜日は、町のカーニバルが行われる日です。

お昼過ぎ、町中の小さな子供たちが集まり
賑やかなかわいい声が聞こえてきました。

カーニバル1



















トラクターを運転していたのは、金髪の女性です。

カーニバル2




















カーニバルは、カトリックで四旬節に先立って3〜8日間行われる
お祝いのお祭りです。

ゆっくりと進むトラクターに乗った子供たちの後ろを
町の教会の牧師さんが付き添っていました。


カメラを持って子供たちの乗ったトラクターを待っていた時
”チャオ。”という声がして振り向くと

近所に住む1人暮らしで母と同じ年のガブリエラおばさんも
そんな子供たちの写真を撮ろうとカメラを持って立っていました。


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お祭りといえば、いつもこの人が登場します。
町の行事を企画運営するヴィクトリオ。
カーニバル3

廃墟だった水車小屋

コックさんの友達が買った廃墟だった小麦の粉をひくための水車小屋で。
廃墟だった小屋は、約2年半の歳月をかけて新しく生まれ変わっていました。

昔の水車小屋




















私がこの地方のモンディーネ(Mondine:映画 『苦い米』に出てくるように
水田で田植えをする女性たち)について聞き歩いていた時期があったり

そして以前、ブログで質問のあったバイオマスエネルギー
【とうもろこしのデンプンから作られたブドウ糖を発酵させて
エネルギー(アルコール)に変換】について
調べていたことを覚えていたこのレストランのコックさんの友達は

いつか私がここに来たら案内しなければとずっと思っていたことを

昨日、日本から訪ねてきてくれた方とここでお食事をした後になってから
その時、一緒にいた友達のヴィクトリオから聞かされました。

ずっと忙しいという理由で会いに行かなかった私であったのに

出来る限りのことをして一生懸命、盛り上げようとして
待っていてくれたことをその時は、気が付かないでいたのです。

今までたくさんのモンディーネによって使用されてきた
お米を計る容器を手にすると

セピア色の写真の中で微笑む何人ものモンディーネの顔が
目に浮かんできました。

モンディーネの計量カップ


















とうもろこしで燃料を作る機械
近い将来に、私の地区のお米の集積場でも使用する予定になっています。

バイオマス 1














バイオマス 2















そしてもう1年も会っていないクーネオ出身の女性のコックさんが
午前中、私が出れなかった電話にメッセージを残してくれていました。

忙しい、時間がないという理由でこのままにしておくことは、もうやめて
もっと大切にして行かなければいけないとと今になって気が付きました。


19日は、誕生日。この日は、残業の予定だけれど
この町に戻る夕方の時間帯から夜にかけて

周辺の町に住む友人に会いにお菓子を持って出かけ
最後は、いつものバールで町の友達と乾杯をしようということになっています。

町の夕暮れ



















それぞれの町に持っていくお菓子は、友達のロミーナが箱に入れて
バールの大きな冷凍庫の中に用意しておいてくれています。

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ブログを書き終えたら、深夜0時を過ぎ、19日。

次の年では、自分のワインの仕事を進めて行き
そして町の困っている友達が仕事の協力者として
一緒に頑張っていけるように願いをこめて。

日曜日に。

通勤前の短い更新です。

冷たい空気でアルプスが綺麗に見えた日曜日に
子供たちの体操競技の大会が行われました。

晴れた週末 1



















これから、子供たち、ひとりひとりの演技が始まる前の様子。

体操競技



















以前、初めてレジタルカメラとパソコンを買った友達のヴィクトリオは、
今では、公式行事の正式なカメラマンとなっていました。

隣の県で開講されている夜間の写真講座にも通い
カメラの取り扱いが初めての初級コースから
上級コースになったと嬉しそうに話していました。

コスタ・リカでのバカンスから帰ってきた時に見せてくれた写真の数々は
望遠レンズを使って撮影した80種類近くの野鳥で
まるで美しい百科事典を見ているようです。

”この日、僕は、ずっと体育館にいるから
時間がある時にRIEもカメラを持って来ればいいよ。”

カメラマン















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セピア色の写真の中の少女

写真は、夕方、帰りのバスの車窓から、コンパクトデジタルカメラで。
マルペンサ空港に近いロンバルディア州の街を通過した頃。

夕方、マルペンサ空港の近くの街で



















すっかり遅くなってしまいました。
のんびりとした町で暮らしているものの
毎日、通勤で、私は、1分、2分を争っています。(笑)

たった2分、オフィスを出るタイミングが遅かっただけで
走りながら地下鉄を乗り継いで、バスの停留所に到着した時には
ちょうど出発してしまったばかりでした。

2時間近く、バスを待っていたら、夕暮れになり

町での待ち合わせに間に合わなくて、急遽、時間を変更して
どうか19時の待ち合わせにして欲しいというメッセージを送りました。

この日は、来週の食事の場所とメニュー選びの打ち合わせで
たくさん、この地方にあるレストランを視察した中で

最終的には、今までここでの生活を築くまで
親切に気軽に話しかけてくれた近郊の町で暮らす優しい知人に

この機会を是非、活かしてもらいたいと
気持ちになりこのレストランにしました。

レストラン1
















過去のブログの記事(2006年)では、まだここは、改装中でした。
田舎の食堂から

廃墟となった製粉場のその後

この地方の昔の様子を伝えるセピアカラーの写真。

レストラン2



















仕事の期間が終わってパーティが開かれた時の様子。
若い女性(モンディーネ:Mondine 水田の田植えをする女性たち)と
小さな子供たち。

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たくさんのことが始まりました。(短い更新です。)

短い更新です。

写真は、田園から夕暮れの町の眺め。

夕暮れの町


















朝、バスがミラノに到着する7時過ぎは、いつも暗かったのですが
空が明るく見えるようになりました。

今となっては、夕方4時を過ぎたら暗くなり
霧が発生していた長い冬の時期がとても懐かしく感じます。

再び冬が来る頃に、その楽しみを取っておきましょう。

長く眠りに入っていた田園地帯。
農閑期で南イタリア、そしてフランスのブルゴーニュで
バカンスを過ごしていた有機栽培のキウィ農家の友達が戻ってきました。

農業関係の仕事の打ち合わせの電話をしていたら

”あれ、今、どこからかけている。もしかして私たちの車の前を
歩いてお散歩している黒いコートがRIEだと思うけれど。”

電話をしていたら。



















春が近づいて、農閑期で休暇だった友達も戻ってきたのです。
少しずつ、いろいろなことが始まりました。

そして明日は、ミラノは、お休みして
自分の仕事の取引先のロエロ、ランゲ地方のワイナリーに。

いつも一般道で行く私。明日は、往復で5時間以上の運転です。

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ワイン会で。

写真は、夕暮れの牛舎の前で。

2月の牛舎



















先日のブログで、町の友達を紹介したこともあって
”僕も、久々に顔出しをしておこうかな。”と笑っていた友達のヴィクトリオ。

ワイン会とヴィクトリオ


















”ワイン会をしよう。”と携帯電話にメッセージが来ました。

”今回は、北イタリアのアルト・アーディジェの赤ワインにしてみる?”

”大丈夫。もう用意してあるから。”

到着すると1年前にバローロから帰ってきた時にプレゼントしたワインと
ノヴァーラのショッピングセンターにある大きなスーパーで以前一緒に選んだ
トスカーナの赤ワインを食前酒として用意していました。


ヴィクトリオをはじめ、彼と同じ年代の人は、シチリアの赤や白ワインを
スーパーで買うことがあっても

それ以外は、ピエモンテのワインしか選ぶことがありませんでした。
品種は、いつもバルベーラかネッビオーロ、ドルチェットだけです。

私が、少し高級な国際品種の混じったトスカーナワインを試飲で使った
ワイン会をしてから、ヴィクトリオがトスカーナのワインにも
興味を持ち始め、今では、彼の家庭のハウスワインは、トスカーナワインも
加わるようになったことを知りました。

それは、日本でも比較的見かけることのある
トスカーナの大きなワイナリーの手頃な価格のワインです。

SANTA CRISTINA 2007
ブドウの品種:Sangiovese(サンジョベーゼ)90%
       Merlot(メルロー)10% 
ANTINORI社

私が、以前ワイン会に持っていたワインは、トスカーナの高級ワインで
国際品種のMerlotやCabernet Sauvignonを使ったものでした。
価格を聞いて驚いたヴィクトリオは

”RIE、それは、とても買えないよ。

もし、同じようにメルローも入ったトスカーナのワインで
ピエモンテでも、そうノヴァーラのスーパーでもいつでも買えて
この地元のバルベーラのように手頃な価格で

前菜から飲めるような(ヴィクトリオは、白ワインを一切飲まないので
食前酒も軽めの赤ワインを選ぶのです。)

そんなワインがあったらいいのだか、難しいかな。”

”それなら、これかな。”とスーパーの大きなカートに
そっと置いたのがこのワインでした。

それからもう2年近くが経ちました。

ヴィクトリオの家の倉庫には、まるでワイナリーで買うかのように
このワインのダンボールが積まれていました。

”えっ。スーパーの在庫を全部持って来てしまったの?”と笑いながら聞くと

”RIEが他の地域のイタリアワインも美味しいと勧めたから。
今では、いつでも用意しているワインのひとつだよ。”

そしてもうひとつのワイン、ピエモンテのバローロのグラスを持ち
光に翳して眺めながら

”見てくれ。前に熟成したワインを開けた時、深く眠っている
ワインを静かに起こして、生き生きとさせてあげるとRIEが言っていたから
2時間前から開けて待っていたよ。”

ああ。確かに以前、そんなことを言いながらワインを開けたような気がする。


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過去の記事(1月15日)にコメントをしてくださったピエモンテのキキさん。
気が付かずにお返事が遅くなってしまい月曜日の午後になってしまいました。
コメント、どうもありがとうございました。

ようこそ。町のバールへ。

雨の日のバールで。

雨の日のバール 1




















このところ、風邪で生姜入りの野菜スープの早い夕食後
19時半には、就寝していました。

体調が良くなった金曜日。
私は、帰宅して夕食の野菜スープを作り終わると
雨の中、近所のバールに向かいました。

雨の雫で一杯の傘を閉じてドアの外に置き、暖かい空間に入っていきました。

6時半になると、夕食で多くの人が帰り
バールは、静かな時間になります。

もうすぐ、穏やかで寡黙なアドリアーノが
ニュースを見にやって来る頃でしょう。

金曜日の雨の日に、ピエモンテの田舎のバールに集まった人を紹介します。
どうか、ピエモンテの田舎のバールを訪れた気分になってみてください。

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アドリアーノは、物静かな男性で
挨拶をする以外に話している声をほとんど聞いたことがありません。

いつも1人で本や新聞を読んで過ごし
幼なじみに出会うと穏やかな笑顔で何か会話をして帰っていきます。

この日は、話好きの幼なじみが一緒でした。

maestro
















いつも彼らは、地元であるノヴァーラ県のワインCOLLINE NOVARESIの
赤ワインのグラスですが

この日は、ハーフボトルにして3人で同じバルべーラのワインを飲みました。
一番の上の写真がそのワインです。

BARBERA D'ALBA
Rosso DOC
2007
ブドウの品種:BARBERA100%
アルコール度数:13.5%
MARCHISIO

このワインで約2時間、チャンネルを変えては
次々にニュースを見ながら過ごしました。

1人でニュースを聞くのと違い、知的なアドリアーノの意見をはじめ
バールに集まった人と一緒に報道番組を見ることで
いろいろと違った切り口から問題が見えてきます。

そして、見ていたニュースの画面は、日本の捕鯨問題へ変わりました。

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”チャオ。リー。”とキッチンから出てきたコックさんのアニーバレ。

アニーバレ

















いつも会うロミーナ。

ロミ















途中でグラッパ入りのカフェを飲みに来た町の常連のメンバーのひとり。

ジュゼッペ















”あまり格好いいとはいえない俺を撮ったりしたら
いいカメラが壊れちゃうよ・・・。心配だな。

でも、ルイージを撮って壊れなかったから
きっと俺の写真でも大丈夫だ。”

そして、そのルイージ。

ルイージ




















毎回、もちろん私の写真(撮影:ロミーナ他)もあるのです。

中でも、ロミーナと一緒に写った写真は
バールのレジのところに飾ってあります。

そのうち、バールで過ごしている私の写真を公開しましょうか。。。(笑)

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ニュースを見ていた時

なぜ日本にとって捕鯨が必要なのか
何から話していいのかわからなかったというのが
本当のところでした。

穏やかで冷静な彼らに何かわかってもらおうという気持ちがあり
ひとつひとつ思うことを語ってみようと

”これについて私が思ったのは・・・”と切り出しました。

実際に日本で市場に出ているのを見かけることがなく
需要は、少ないように思えること。

しかし、日本で昨年、旅行をした時、鯨を使った食材
お料理を見かけ捕鯨の伝統文化が存在するの知ったこと。

江戸時代以前からあった食文化であり、食料の資源として捉える国と
捕鯨の歴史がない国にとっては、鯨は、食料でなく
保護の対象の野生動物で知的動物という観点から
捕鯨反対しているわけで立場がまったく違うので難しいこと。
(イタリア人の中には、江戸時代という言葉を知っている人も多く
江戸時代より前と話しました。
実際には、鯨の歴史はかなりさかのぼることでしょう。)

日本人の私にとって、反捕鯨はジャパンバッシングのように
感じることも多いこと。

海洋の生態系の問題、水産資源について。
他の動物と違い、捕鯨場面がどうしても残虐な映像となること。
食料として、蛙、牛、豚も同じように命があること。

この議論で約30分が過ぎていきました。

思い切って、話を切り出してみてよかった。

今夜もいい時間をありがとうと言うと
アドリアーノは静かな笑みで”こちらこそ。”

”ところで、美味しいね。このワイン。”と
いつもと違うボトルのラベルを眺めていました。

ミラノから帰ってきて

ミラノに到着すると雪は降っていたものの
街は、平常通りで、車も人も多く行き交っていました。

そんな中、いつもよりも1時間半遅くなってオフィスに到着しました。

ミラノに住む同僚のイタリア人が

”ピエモンテからなら、雪の日は、いつもよりも
少し早く出ないとだめだよ。”と言って通り過ぎて行きました。

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この日の明け方、不思議な静けさが家を取り囲んでいて目が覚めました。
昨日から、雪は、ずっと降り続いていたのです。

朝、5時半の教会の鐘の音が聞こえると徐行運転で出発しました。

あともう少しで高速の入り口に近づくという頃
すぐ前に通勤友達のシモーナの車が走っていました。

その先で青く点滅する車が数台見えています。
除雪車でなく、それは、警察でした。

この先の登り坂で大型トラックが
何台も動けずに止まっているように見えました。

しばらくその場で20分停車した後、少しずつ車が動き出し
車の列は、登り坂の方角にまっすぐに進んでいきました。

高速道路に向かう何台もの大型トラックのバックライトが光り
坂道を前から順にバックしているのが見えました。

私の車も前に進もうとした時になって

今なら、まだ間に合う、危険な思いをするよりも
時間がかかるけれどノヴァーラの駅に行き、
列車でミラノに行こうと

その場でサークルをもう一周して方向転換しました。

その時、電話がなり、イヤホンの奥からシモーナの声がしました。

”RIE、どこに行くの。”

”私は、登り坂で大型トラックの間で停車して
雪の坂道をバックしたりする運転力は、ないわ。
今からでは、時間がかかるけれど、ノヴァーラの駅に行くことにしたの。”

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仕事が終わり、ミラノから列車に乗りノヴァーラ駅に到着しました。

ノヴァーラの駅前の雑踏は、ミラノと同じように
すでに雪が黒く溶けて、水溜りとなり
車とバスが水シブキをあげて走り、その間を多くの人が行き交っていました。


私が真っ暗な朝に見た光景は、まるで夢を見ていたかのように思えました。
真っ白でどこまでが道でどこからが田んぼなのかわからなかったのです。

車がノヴァーラを離れると次第に田園地帯に入り
空と地面の色の区別がつかなくなっていきます。

モノトーンの景色へと変化していく頃
急に別の世界に入っていくように思えました。

帰宅途中に撮った写真なので、コンパクトデジタルカメラで
あまり鮮明ではないですが

これらの写真は、すべてカラー写真です。
午後15時半の景色。

通勤友達シモーナの暮らす町の入り口にある大きな用水路。

シモーナの暮らす町 2feb

















そして、アグリツーリズモに向かう道。

アグリツーリズモに通じる道 1


















アグリツーリズモに通じる道 2


















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ピエモンテのソース Bagnet Verde

日曜日、パソコンの前で 仕事をしていましたが
その合間に短い更新です。

霧が立ち去った後の教会



















日曜日なので、家の前にある教会の鐘が
何度もメロディを奏でています。
ミサが終わった時間なのでしょう。

真っ白な霧が立ち去った後、再び、雪が降ってきました。

昨夜、バールで町の人々が、真剣な表情で
”きっと、また雪が降るだろう。”と
話していて本当にその通りになりました。


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そんな昨夜のバールのカウンターで。

バールで。バニェットとアンチョビ













緑色のソースは、ピエモンテ地方でよく使われる
バニェット・ヴェルデ(Bagnèt Verde)

ピエモンテ風ボッリートという茹でた数種類のお肉のお料理 
(Il bollito alla Piemontese)に使われることが多いです。

前菜を担当していたアグリツーリズモのレストランでは
牛タンを茹でて薄くスライスし、その上に
この緑のバニェットソースを隙間なく上に広げていました。 

お肉だけでなく、ジャガイモやニンジンなどの温野菜や
白身のお魚のグリルにも美味しいこのソース。

そして、昨夜のバールでは、こんな風に温めたパンの上に
アンチョビと一緒に添えていました。

ピエモンテの白ワイン、ロエロ・アルネイスやエルバルーチェをはじめ
ワインに合う一品です。

アグリツーリズモで作っていた時の材料は
イタリアンパセリ、にんにく、ゆでたまごの黄身、アンチョビ
ケーパー、オリーブオイル、ワインビネガー、塩。

当時、一緒に働いていたピエモンテのクーネオ出身のコックさん
マリータに教えてもらったピエモンテのソースです。

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今でも、ピエモンテ料理、そしてリゾットを作っている時
いつもマリータの顔が思い浮かびます。

それは、決してキッチンでの表情でなく、
アグリツーリズモの庭で遊ぶ猫の餌をあげている姿だったり

遠くにいる家族を思って涙ぐんでいたり
私の後ろに回ってエプロンを結んでくれている感触だったりするのです。
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