北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

April 2009

ミラノから帰宅後の時間(短い更新です。)

通勤前の短い写真だけの更新です。

一緒にピエモンテ州、ノヴァーラ県を散策しましょう。

昨日は、日中の気温が19度近くになりました。
午後16時の春のノヴァーラ県の田園の景色です。

22apr 2009 1
























ここは、ヴィクトリオの水田、小麦畑、大豆畑が広がり
その奥は、グイードの水田へ続く地域。

130ヘクタール以上を3人で仕事をしているので、探すのも大変です。
遠くからトラクターが見えたので
そこを目指して自転車で行くと無人のままでした。

トラクターの轍を自転車で走ります。

22apr2009 2




















この季節は、まるで湖畔の田舎道を歩いているようです。
ずっと蛙の鳴き声が聞こえています。

22apr2009 3



















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帰り道は、友達ロミーナのいるバールで食前酒タイム。

オムレツ
ゴルゴンゾーラチーズ
ノヴァーラのサラミ ”salamin della Duja ”

22apr2009 4















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コメントをいただいたミントさん、hanaさん ありがとうございます。
帰宅後、ゆっくりお返事を書くので待っていて下さいね。        

水田の中に残された古い墓地

古い墓地



















写真のある地域には、古い農家、教会(祈祷所)
そして昔の墓地がそのまま残されています。

昔の文献によると、古い農家が建設されたのは1225年
その後、18世紀から19世紀に改築され現在に至り

農家の隣には、現在、古い教会があります。
文献には、”教会”という用語でなく、”祈祷所”。

その前方には、写真のように水田の中に取り壊されることなく
廃墟となった墓地が残されています。

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この後、辺りが暗くなり、風が強く、雨となりました。

雨の前の田園


























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アグリツーリズモで仕入れている
ピエモンテの郷土料理に合う気軽なワイン。

今日のワイン

Barbera d'Asti
Rosso DOC
2007
ブドウの品種:Barbera 100%
アルコール度数:14%
PESCAJA










ちょっとした食事に、マリアと私でグラス1杯ずつで乾杯しているので
すでにこのボトルは3日目となっています。

いつもは、この時点で、ノヴァーラ風リゾット(パ二ッシャ)で
使う調理ワインに変わりますが

”マリアがきちんと管理してくれているから、まだ美味しいわよ。
ランチは、このワインでいいわ。”

輝きを持った濃いルビー色。
よく熟した桑の実、ブルーベリーなどの森の果物、
カカオ、甘いスパイス、奥からバルサムの香り
バルベーラの持つきれいな酸味。

明日からは、帰宅後、15時近くになって、急いで作るランチに戻ります。
週末のランチは、とても簡単な気軽な食事だけれどとても楽しいです。

菜園の生野菜、お肉と玉ねぎのソテー、パン、ゴルゴンゾーラ、赤ワイン。

ランチ













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La Catanesca del Vesuvio

写真は、ヴィクトリオの農場付近で。

ヴィクトリオの田園




















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朝起きると、窓からは、ぼんやりとライトアップされた
町の教会と鐘楼が霞んで見えました。

昨夜から、雨が降り始め、気温がいつもよりも低く、暗い朝となりました。

晴れて気温が高くなった昨日の午後のバスの中では
エアコンの涼しい風にあたっていましたが
今朝、私は、車の中で暖房を入れて出発しました。

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数年前までナポリ近郊の町で洋服のパタンナーをしていた友達のマリアは
子供服の発表会のため出張に来ていたノヴァーラで
いろいろな出会いがあり、そのままこの地方に住むことになりました。

そしてパートナーとなったグイードと
この地域のアグリツーリズモのオープンを実現したのです。

アグリツーリズモで実施したスイスから生産者を招待したワインの試飲会で
私がスイスの生産者が持ってきたワインを解説すると、マリアは

”3年前に亡くなった父のワイン。RIEに飲んでもらいたい。
生きているうちに会ってもらいたかった。”と
悲しそうな顔でそう言うと
スイスの白ワインを一口飲みました。


マリアのお父さんの造ったワイン。
それは、親戚や家族の食事で楽しむ自家用のワインのことでした。

暑い夏の日、アグリツーリズモに着くと
冷やしたこの白ワインを嬉しそうに、目の前のグラスに注いだ日のことを
今でも、はっきりと覚えています。

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復活祭の休暇前に夕食に誘われ、夕方早くに到着すると

”さあ、私は、RIEに何を出すことできるかな。”
”今日は、日中、暑かったから冷たい炭酸水を今、飲みたいかな。”

マリアが、バールのカウンターの下にある冷蔵庫を覗いて取り出したのは
ラベルのついていないシンプルな緑色のボトルでした。

      マリアのお父さんのワイン




















”お父さんが造ったワインは、あと何本残っているの。”
”ほんの少し。あと1ケースあるかないか。”

”ワインを知っているRIEに飲んでもらった方が嬉しいから。”

そう言ってカウンターのテーブルの上にあるレストランの予約ノートに
何か小さな絵をたくさん熱心に描き続け

それを見て、私は、まるで小さな女の子のようだと笑うと

”だって、パタンナーだったのだもの。
少し前までたくさん洋服のモデルを描いていたのだから。”

その後、ナポリの話が続き、ワインを見ていろいろと思い出しているようでした。

濃い麦わら色をしているこのワイン。

自家製でとてもシンプルで丁寧に家族のために造られています。

ナポリ近郊のヴェスーヴィオ火山の近くにある村の土壌
そしてカンパーニア州(州都ナポリ)の特有のブドウの品種の持つ特性を
そのままボトルに封じこめたようなワイン。

ブドウの品種:CATANESCA( La Catanesca del Vesuvio)100%
推定アルコール度数11.5 % 弱

この品種は、1450年にスペイン北東部カタロニア地方(バルセロナ近郊)、
アラゴン地方からナポリのヴェスーヴィオ火山近郊に持ち込まれました。
珍しいブドウの品種のワインとして書かれていることがありますが

マリアによると、この地方の多くの人が菜園でこのブドウを自家用にワイン
そして果物として栽培していているようです。

とても濃い麦藁色。ほのかなモクレンやアカシアの香りの中に
ミネラル、そして燻製の香り。
オリーブの塩漬けの香り、風に運ばれてきた地中海。
マリアの家の畑は、かなり鉄分がある土壌だったのでしょう。
味は、硬質なミネラル、最後に柑橘類の皮の苦味が残ります。
それは、アマルフィのレモンを思い出します。

ナポリにある火山 ヴェスーヴィオ周辺の土壌には、
このブドウが多く栽培されているそうです。

マリアがこの日、作ってくれたのは
豚のすね肉のオーブン焼き(Stinco di maiale al forno)と
バルサミコ風味の玉ねぎ添え。

Stinco di maiale al forno














”RIE!困ったわ。もうこの時間なら、予約もないし
今日は、お客さんがきっと来ないわ。みんなで食事の時間にしましょう。

お肉の半分以上は、お持ち帰りにしてくれました。
ミラノから帰ってきてから遅いランチに温めてすぐに食べればいいと
手際良くパックしてぽんと渡す仕草も

どんな立場が上の相手にも力強く発言して
話を次々に展開して物事を進めていく力も交渉力も口調も

涙をこらえながら、亡くなったお父さんが作ったワインを注ぎながら
ノヴァーラに来るまでのナポリでの生活を子供のように楽しそうに語る姿も

同じ年のマリア、考えてみれば、私の世代は、そうあるべきだけれど
何か、私には、決して及ぶことのできない
女性として成熟した力強いナポリの女性をはっきりと感じました。

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この後に到着したヴィクトリオ。
バルサミコ風味の玉ねぎがとても気に入り
お鍋に残ったのを全部、持って帰りました。
家族に紹介したい味だと言って。      

お引越し

今日は、復活祭直後の月曜日(Pasquetta:パスクェッタ)。

家の裏に広がる田園地帯を自転車に乗って
ピクニックに出かける人を見かけます。

用水路の近くに咲くたんぽぽ。
たんぽぽ



















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夫も私も引越しをすることのできる時間が復活祭の休暇ということになり
休暇期間、ずっとお引越しであったので、更新が遅れてしまっています。

今、夫の大理石の作品と電話線だけが残る、がらんとした家の中で
メールのチェック、一時帰国の飛行機の予約、その他の仕事が終わり
このブログを更新したら、新しい家に戻ります。


土曜日は、キッチンの移動のため、ガス栓と水道を止めていたので
ロミーナのいるバール、レストランで10ユーロの定食メニューを食べました。

ツナとトマトのペンネ、牛肉の煮込み料理(Stracotto)と
ミックスサラダ、赤ワインとお水、カフェ。

”今日は、農作業を休んでいるよ。
いつでも手伝うことができるから呼んでくれ”と言っていた
ルイージのミニバイクがバールの前に置いてありました。

ミニバイク




















水道とガス管の調節のゴムを買いにいった隣町の工具・金物店(Ferramenta)で

”チャオ。僕は、シモーナの夫。以前、迎えに行った時
高速バスの停留所でシモーナと話しながら降りてきて一度会ったことがあったのを
覚えているかな。”

偶然に、ここから離れた町に住む通勤友達のシモーナの旦那さんに出会いました。

お引越しの最中に必要なものを買いに来たと話すと
”家にミニトラックがある。いつでも手伝えるよ。”

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新しい家は、小さいながらもとても明るく
大通りから少し中に入ったところにあり
田園と教会が広がっています。

今まで、彫刻を置いていた大きな黒いテーブルを
私の仕事の場所として並べてくれました。

光がたくさん室内にあふれ、教会の鐘を聞きながら
新しくそこで、自分のしてみたい仕事をたくさんやっていけそうです。

同じ町でわずか数十メートル離れただけで
違った角度から町が見えて、その印象が変わると
夫が言っていたことが、最初、理解できなかったけれど

今、私がパソコンを使っている、このがらんとした室内を見渡すと

そのレンガの天井と目の前に広がる広場の景色
キッチンの窓から広がる町の大通りなど

ここで暮らしていたことが、1日、1日と時間が経過するにしたがって
次第に過去になっていくように感じられ

確かに何か違った視点で町が見えてくることに気が付きました。

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次回は、きっと新しい家から。

ナポリの南東部 ヴェスーヴィオ Vesuvio 火山周辺に住んでいた
アグリツーリズモで働く友達マリアが
私にくれたナポリの自家製ワインのことを。

MASCARELLO GIUSEPPE E FIGLIO

通勤のバスの中から短い更新です。

ちょうど今、ノヴァーラ付近を通過。
うっすらと紅くなった朝の空を飛行機が
マルペンサ空港に向かっていくのが見えています。

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昨日の夕方、自転車で湿地帯にある水田に向かいました。
この付近では、まだ水が入っていません。

8apr2009 1



















遠くから低く、トラクターのモーターの音が聞こえてきます。
乗っているのは、ヴィクトリオ、それともエリザベータだろうか。

トウモロコシ畑でなく、水田や湿地帯にも野うさぎが存在し
目の前を慌てて逃げていく小さな後姿が見えました。


そしてあまりにも素早い逃げ足で、写真を拡大しても
その姿をはっきり見えませんでしたが

中央に見える白っぽい部分は、用水路を泳ぐヌートリアです。
ヴィクトリオが言っていたように白いヌートリアでした。

8apr2009 2



















そしてこの日の夜のワインは、ドルチェット。

今夜のワイン
DOLCETTO D'ALBA
BRICCO DI CASTIGLIONE
2006
Rosso DOC
ブドウの品種:Dolcetto 100%
アルコール度数:14%
MASCARELLO GIUSEPPE E FIGLIO






光をかざすと紫色に反射する深いルビー色をしています。
実がたっぷりとしているラズベリーやチェリー、そして春のスミレの花
そして奥からミネラル、そしてかすかにアニスの香りが交差しています。
丸みを持って心地よく、余韻が長いワイン。

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ヌートリア(NUTRIA)の巣

高速道路バスの車窓から。
ピエモンテ州からミラノが州都であるロンバルディア州に入った時の景色。
次第に外が明るくなり、小麦畑は、うっすらと霧が立ち込めていました。

朝、バスの窓から



















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"ヌートリア(NUTRIA)の巣にすっぽりと落ちてしまった。
着替えるためにもう一度、家に戻るから、あと少し待って欲しい”

グイードが言うには、農作業用の服装から、アグリツーリズモのレストランで
お客さんを迎えるための白いシャツに着替えて向かう途中
田んぼに水がきちんと流れているか、確かめようと思った時のことだったようです。

”ただ水のところを見るだけだから、長靴に履き替えても
この服装でも大丈夫だと思っていたんだ。”

まさか、そこに大きな穴があるとは、思えなかった。
緑の草で綺麗に覆われていたのさ。それは、パーフェクトな覆いだったよ。”

大柄のグイードが腰よりも高い位置を示し

”ここまで埋まった。”というのだからとても深い穴だったのでしょう。


何度か、このブログでも登場した害獣ヌートリア。

時々、見かけることが今までにあっても、自転車を運転中だったり
カメラは、カバンやリュックの中であったりで

しかもあまりに素早く、写真に撮ることが出来ないでいるのです。

これは、かつて私の町とノヴァーラ県とピエモンテ州で発行した
小さな冊子の中にあるヌートリアの写真です。

ヌートリア



















そして、ヌートリアだけでなく、撮影することができなかった
ブログに登場することもあった水田地帯に生息する
キツネの写真もありました。

きつね




















明日、そのヌートリアの巣に行くことになりました。

ヴィクトリオが、私の小さな白いパソコンを見て

”そうそう。こういう色、白いヌートリアもいるんだよ。”と
いつもは、敵対視しているはずの害獣のヌートリアを思い出して、
楽しそうに話していました。

以前、ヌートリアの話をした時、彫刻家の夫は、
”害獣というのは、人間を基準にして考えているからだ。
何も悪くない、一生懸命生きているのに。”と言うと
再び、大理石との対話に入っていきました。

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イタリアの地震で心配してくださって、メールをいただき
本当にありがとうございます。
私の地域がまったく関係なくても、在住する日本人の方が大丈夫でも
それは、良かったとは言えないです。
この町の人々のように穏やかで楽しく暮らしていたはずの人々が
突然に、今、深い悲しみにいることを思うと、それどころでないです。
阪神淡路大震災が起こった時、留学後、転職した初仕事の時のことでした。
成田からの乗り継ぎで伊丹空港に行かれる方に
”到着後、地上係員がご案内します。”としか言えなかったこと
救急救命の勉強をカナダの病院でずっとしていたのに何も出来ないこと
事故でたくさんの人に助けられ、小学生の頃から
医者になりたいと夢を持っていたのが大学受験で成し遂げられなかった
無力であった自分思い出してました。
今は、医療とは、まったく関係ないけれど他の分野で頑張っていきます。

オリーブの小枝

通勤前の短い更新です。

復活祭前の日曜日、町の教会の神父さんから
祝福を受けた平和の象徴のオリーブの小枝をもらいました。

オリーブの小枝



















すぐ近くに住む、穏やかに挨拶をする静かな男性が
町の神父さんであることに気が付いたのは

昨年のクリスマスの時期のことでした。

この神父さんである近所の人に
力になってもらったことがあったことも思い出しました。

今、このオリーブの小枝を寝室に飾っています。

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日曜日、教会でのミサが終わると

町に住むアルプス山岳の歩兵旅団のグループが主催する食事会が行われ
神父さんも、町長さんも、そしていつもの町の人たち50名が集まりました。


お祭りの食事会の時のように、長いテーブルが3列で
誰もが、一人参加でも楽しく話せるようになっています。

イタリアは、家族でいつも暮らしていると思われますが
子供たちは、それぞれ独立して別の都市で暮らし
ひとりになってしまった人たちもいます。

そして私やヴィクトリオのように
家族がそれぞれ日曜日に仕事で不在の人も

家族で参加する人も楽しめる町の食事会です。

遠くのテーブルでヴィクトリオが町長さんと神父さんと座ろうと
手を振っていたけれど

”娘は、こっちのテーブルに。”と用意して待っていたので
バールで知り合ったたくさんのお父さんたちの席に座りました。

この地方のサラミ、
以前、ブログでも紹介したペペローネのバーニャ・カウダ
ゴルゴンゾーラとトーマチーズ、インゲン豆のサラダに続いて
出てきた前菜です。

Lumache in guazzetto con polenta
エスカルゴのシチュー、ポレンタ添え

エスカルゴ

















長い食事時間、いろいろな人が次々に自己紹介しにやってきます。

”僕は、マウロ。そしてこっちは、親友、とってもいいやつで・・・。
いつも会うけれど、ゆっくり話したことなかったね。よろしく”

”本当にいいやつだよ。赤ちゃんの時から知っているよ。”と
お父さんたちが私にそう言って笑っていました。


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遠くを見ると、町役場の人たちの席では
何だかいつものように仕事の打ち合わせ食事となってしまっていました・・・。

水のある景色

今日は、写真ばかりの更新です。
金曜日の夕方。水の音を聞きたくて散策に行きました。

夕方の散策 1






















夕方の散策 2





















19時になって農作業から帰るルイージ。
最近、自転車から古いミニバイクになりました。

夕方の散策 3



















その時、見覚えのある車が通り過ぎていきました。

運転席から手を振っていたのは、モレーナ。

ノヴァーラの出版社のフルタイム勤務を終えてから
お料理が好きなモレーナは
週末は、もうひとつの仕事をしています。

モレーナ














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そして土曜日の午前、農場へ。
自然の沼が残り、私が好きな場所です。

この地域は、まだ水がいっぱいになる前の状態でした。

土曜日の午前中に 1




















土曜日の午前中に 2


















用水路の粘土質の部分を取り除いている最中です。
乗っているのは、ヴィクトリオ。

土曜日の午前中に 3



















130ヘクタールあるヴィクトリオの水田の中で
ここは、一番の湿地帯になっています。

実は、ここに自転車で到着した時には
エンジンがかかったまま、誰も乗っていませんでした。

するとカメラを抱えたヴィクトリオがやってきました。
仕事の合間に、鳥の撮影をしていたのです。


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これからアグリツーリズモのスタッフと打ち合わせ。
そしてその後、みんなと夕食です。

水田 (Risaia)

昨日の夕方、雨の中、傘をさして水田地帯に行ってみました。
まだ、水の入っていない田んぼもあります。

4月2日 水田


















それぞれの農家で研究して、いつ水を入れるか、いつどのようにするか
その年の気候や田園の状態を見ながら、柔軟に変えていき
1年の流れは、同じようでもまったく同じではないんだと

農家のグイードが夫と話していたことを思い出しました。

”芸術家と同じだよ。今日と明日で、急に発想を変えることも多い。”

代々、教えてきてもらった経験とその年の気候と土壌の状態、栽培する品種が
組み合わさり、決して、こうであるというマニュアルがあるわけでないと
言っていた話を思い出しながら、あぜ道を歩いていました。

ヴィクトリオの言葉も思い出していました。

”よく売れるお米の品種は、毎年変わっていて
それを見極めるのが難しく、昨年は、カルナローリでない品種が多く売れ
足りないくらいだったから、変えてみたら、
次の年は、まったくだめで、まだ倉庫の中にある。
僕は、間違えてしまったわけさ。”

夜、ニュースの時間に近所のバールで過ごしました。

ワインは、ピエモンテの白ワイン。ロエロ・アルネイス。
ROERO ARNEIS
Bianco DOCG
ブドウの品種 ARNEIS 100%

4月2日 バールで
















そして、ワインと一緒に出してくれたのは
アンチョビとモッツァレラチーズ、玉ねぎのピッツァ。

隣で新聞とニュースを見ていたアンドレアは
ノヴァーラ県のワイナリーで造られた赤ワイン
ボナルダ(Bonarda)

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その後、夜も雨が降り続いていたようで
朝、車のドアに手をかけると水が落ちていきました。

夜明け前に高速道路の入り口に向かって走りました。

左右に広がる水田地帯を通過。
水面が反射し光っていました。
そして、駐車場に到着し、今は、移動のバスの中から更新です。

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現在、ヴェローナでワインの国際見本市Vinitaly開催中。
4月6日まで。 

4月

更新が遅れてしまっています。

町の敷地内にある邸宅に引っ越すことになり
洗面所を取り替える作業が終わってから夫と二人で壁塗りをしています。

いつも大きな大理石現場で作業している夫なので
専門業者を呼ぶことなく、すべて自分で出来るということで
一日中、手伝っています。

今の住居からたった30mしか離れていないのですが
町役場の関係で町で唯一インターネットのADSL回線が入るようになるからです。

大通りから奥に入った中庭のある一角は、今以上に静かで

すぐ横に小さな聖堂、そして窓からは
レンガの崩れた古い農家の大きな倉庫が見えていました。

その奥は、いつもの写真にあるような牛舎と水田地帯が広がっています。

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ワイン畑を、そして泥だらけの田園を歩く時の服装で町を歩いていたら、
農場の仕事が終わったヴィクトリオとルイージに会いました。

私の服装を見て 
”いよいよ、家の工事が始まったね。”

”ところで田んぼの水は、いつ入れるの。”
”今日だよ。明日の朝には、一面、水の景色になる。”

農作業後、お誕生日だったルイージ。
私も、この時、壁塗りの後で、同じように作業着です。

ciccio


















ルイージは、アルコールに強くないので
ワインは、小さなグラスに1杯飲めるかどうかです。
それでもいつもこういいます。

"乾杯だから、赤ワインのグラスをみんなで飲もう。
ロミーナ!バルベーラのいいワインを出してくれ。"

ワインの産地ピエモンテ州の北部にある田舎で暮らすようになってから
暮らし中に、いつも自然にワインがある毎日です。
ピエモンテーゼたちが、何の気取りもなく、シンプルにワインを飲み
楽しい時間を分かち合っている姿を見てきました。

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夏時間になり、1時間進んでいるために、早朝のバスの中は
再び真っ暗になりました。

真っ暗な夜から、次第に周囲が明るくなり
夜から朝へ変わっていこうとしている時間帯

いつも日中は15℃近くなる日々でも
先週は、隣町を通過する時に見える薬局の看板の下の電光掲示板には
+1℃と表示されていたのが、今朝は、+6℃でした。

ここ何日間か雨が続き、朝、ドアを開けると
どこか温かく湿った空気に包まれていました。

霧の朝でした。

これは、先週の木曜日、まだ夏時間になる前で
今よりも1時間遅れていたので明るい空になっています。

夜明けの頃、朝焼けでピンクに染まるモンテローザ。
高速バスの窓から。


バスの中から
















今では、ミラノに到着する7時過ぎに明るくなりますが
それが次第に、季節が進むと自宅を出発する頃から
明るい気持ちのいい朝に変わっていくことでしょう。



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壁の工事が始まった家に行ってみると、ドアの鍵を開ける私の足元に
雨の中、茶色い小さな影があわてたように走り去りました。

レンガの崩れた古い農家の建物の方向に向かうと
一瞬、立ち止まりじっと辺りを窺うようにしていてその姿がはっきりと見えました。

それは、小さな野うさぎでした。
お庭に野うさぎが来ることを知り、今からとても楽しみです。

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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


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