北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

June 2009

ブドウ畑から

更新するのが遅くなってしまっています。
写真ばかりの明け方の短い更新です。

晴れた日の夕方、地元ノヴァーラ県のブドウ畑で過ごしていました。

ブドウ畑で3



























仕事の打ち合わせもあり、ヴィクトリオを取引先に紹介しにいくと
自己紹介の後、さっそく

”僕も農業をしているから、その問題についてよくわかります。”と
ブドウ農家の人とノヴァーラ県の農業について真剣な顔で話していました。

ブドウ畑で2
























写真では、ブドウ畑の地表に草がたくさん見え
美しく整ったブドウ畑では、ないですが

これは有機物になる草を植え、畑を耕やすことによって
土の中に有機物、空気を入れるからです。

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ブドウは、ピエモンテの品種ネッビオーロです。
(NEBBIOLO:この地方では、SPANNAと呼ばれています。)
 
ブドウが色づくのは、8月中旬過ぎ。

ブドウ畑で1

















造り手と出会いながらノヴァーラのワインを楽しみ
そして自称、お米作りでは、誰にも負けないというヴィクトリオがいて

午後になり、霞んでいるもののモンテローザが遠くに見え
ブドウ畑の中で空を見上げ
ノヴァーラの空気を全身で味わっていた私がいました。

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そろそろ通勤の準備です。
皆さんも良い一日を。

エルバルーチェ(Erbaluce)

水田の上空を舞っているのはたくさんのツバメです。

ツバメ


















古い建物を改築した町の中心の家々には、ツバメの巣がたくさんあり
私の家の入り口にも、古いツバメの巣が残されています。

そして、白サギ。

airone


















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私が、地元のバールで食前酒として飲むことが多いのは、
ロエロアルネイスの他にピエモンテの品種エルバルーチェ(Erbaluce)で
造られた白ワイン。

エルバルーチェ(Erbaluce)は、Caluso地区が産地として有名ですが
ここピエモンテ州北部では飲むことの多い品種のひとつで

トリノ県、ヴェルチェッリ県、ビエッラ県、そして
もちろん、わずかですがノヴァーラ県でも栽培されています。

夏の時期に、アグリツーリズモでノヴァーラ県の地元の郷土料理のひとつ
水田のカエルのリゾット、フライに合わせるワインとして

ロンバルディア州やスイスから来たお客さんに
”エルバルーチェが合いますよ。”と勧めたことが何度かありました。

写真のワインは、エルバルーチェを使った白のスパークリングワイン。

incontro


Incontro
Vino Spumante Brut
ブドウの品種:Erbaluce(エルバルーチェ)100%
アルコール度数:12.5%
Bianchi








光に翳すとほのかに緑色に反射する明るい麦わら色。
細かい泡がグラスの底から一筋のラインを描いています。

ライムやグレープフルーツの皮など柑橘類とミネラルの香り
そしてこのピエモンテ州北部に広がる田園に咲く白い花の香り

心地よい酸味で、スパークリングワインであるけれど
口当たりは優しくエレガントなピエモンテ北部のワインです。

6〜8℃に冷やして食前酒、そしてデリケートな味のお料理にも。

このワインの試飲会のために、ロミーナが作ってくれたのは

オリーブのパテやアンチョビとペペローネ(赤ピーマン)のブルスケッタ
魚介類のフリットミスト、レモン添えでした。

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そしてこちらの写真は、今夜の夕方にバールで。

スロットマシンでちょっぴり儲けたルイージが
赤ワインをご馳走してくれました。

スロットマシーンとルイージ






















おつまみ。
















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紹介したスパークリングワインは、日本に入荷したピエモンテの白ワイン
”ロエロ・アルネイス”の在庫がなくなり
急遽、夏に向けて、出荷することになったワインの1つです。


朝の田園を見て思い出していたこと。

夜から明け方にかけて強い雨が降り続いていました。

そして日曜日の朝6時前。
平日は、車で出発する時間ですが、休日なので自転車で出発。
雨が止むと、急に気温が下がり、肌寒い朝です。

田園の朝 1


















田園の朝 2




















田園の景色3



















田園の景色 4


















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いつもは、すでに出発して高速道路にいる時間帯で
見ることが出来ない誰もいない田園の景色。

この瞬間のイタリアの田園の景色と空気を
父に見せてあげたかったという気持ちで何枚も写真を撮り

その時、ふいに小学生の頃、国立小児病院に入院して
もっと生きたいと強く願っていた子供たちと一緒に
私は時間を過ごしてきたことが次々と思い出されました。

何気なく過ぎていく時間、
毎日が退屈でつまらないなどと言う人を見ると
とても残念に思い

それは、少しでも、そう1分でも長く生きたいと
子供たちがその時に願っていた時間なのです。

”もし1分間、元気だったら何がしたい。”と何度か
私は、同じ病棟の子供たちと話していました。

その時、年上の男の子が貸してくれたのが私にとって初めての漫画で
手塚治虫さんのブラックジャックでした。

漫画の世界に憧れて外科のお医者さんになりたいと
その小学校6年生だった男の子が言うから
”私もなる。”と話していました。

そしてその男の子から”ピノコ”と呼ばれ
喜んで返事をしていたことも思い出しました。

当時ラジオドラマで”ブラックジャック”があり
手術が終わって意識の戻らない私のそばで、その男の子が
ラジオをずっと聞かせてくれていたと看護婦さんから聞きました。

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時が過ぎ、私は、ここまで生きることが出来て
当時の夢は、叶えることができなかったけれども

その子供たちの分まで頑張ろうと
心の中でずっと思っていたことに改めて気が付き、

雨上がりで澄んだ空気の田園の空を見上げていました。

今日も充実していい時間を過ごしていきたいです。

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同じ敷地内にある町役場がお休みで人が来ることないので
いつもは、室内で干す洗濯物は、教会側の中庭で干しています。
あれから、少しずつ日が差してきました。
週に1回、お洗濯物は、太陽の香りでいっぱいになります。

新しく日本に入荷する白ワイン選びのために試飲会を開きました。
田舎の景色ばかりなので、次回は、ワインについての記事にします。

今夜もNEBBIOLO D'ALBA 。

今朝、6時半
バスの車窓から。

朝 車窓から
















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帰宅した午後、高速道路の入り口にある駐車場に向かうと
車の中は、高温でに強い日射を受けていたハンドルが熱くて
握ることができないほどでした。

すぐに発進しないで、しばらく車のドアを全て開き
外の空気を入れることにして

開いたドアに手をかけて、寄りかかり
しばらく、前方に広がっているスイスアルプスの山々を眺めていました。




左右に水田が広がり、果てしなく5km近くの直線距離が続く道路で
いつも夏になると、はるか遠くの道路の先がずっと水で濡れて光ってみえ

初めて、それを見た時、遠くの路面に水が溢れているのかと思ったほどでした。
走っても走ってもそれに到達することが出来ず、

水に濡れてゆらゆらとして見える道路には
木々や車が反射して映し出されています。

強い日射であったのでしょう。地面付近の蜃気楼で
路面に実像の下の倒立像が見えています。

いつもアグリツーリズモに行くための目印にしている大きな木も
くっきりと水溜りのようにゆらゆら見える路面に映し出されていました。

19時半、町の教会の裏に広がる田園地帯。
この後バールに。

19時半の田園


















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”RIEのワイン、まだあるわよ。”と出してくれたのは
ピエモンテのワイン、NEBBIOLO D'ALBA (ネッビオーロ・ダルバ)

ラベルの右上に小さく"Rie"という文字が入っています。
(バールでボトルキープです。)

このハーフボトルは、すでにこの日で3日目で
ちょうどグラスに注ぐと、1杯半残っていました。

ボトルキープ?





















NEBBIOLO D'ALBA (ネッビオーロ・ダルバ)
Rosso DOC
2007
ブドウの品種:ネッビオーロ 100%
アルコール度数:13%
MARCHISIO

私の日常は、やはり”ピエモンテの赤ワイン”を欠かすことができません。

夏になり、テラスでビールやプロセッコなどスパーグワインで
語らう人が多くなっていき

”ピエモンテの赤ワイン”を頼もうとすると、まだどれもボトルが
開いていなかったのです。

それならばと2,3日できっと飲めるハーフボトルを
バールで取っておいてもらいました。

ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロと
そのいずれかをいつも選んでいるのですが

ピエモンテを代表するネッビオーロの品種を選ぶ時は
特にこの土地の産物と一緒に味わいたい、そして自分の中で
”今日は、ネッビオーロにしようか。”という気持ちになる日は、
いつも、どこか充実した幸せな感情が満ちているのです。

生活の一部であるワイン。

味わいの美味しさを追求するだけでなく
いつしか私にとって、生産者の友達、そしてこの町の友達など
人との楽しい大切な人生の時間を運んできてくれるとても特別な存在です。



ワインの奥に写っているのは、友達のロミーナ。夕食中です。
お客さんからは、見えないように

いつもカウンターの奥でキッチンからコックさんであり
旦那さんのアニーバレが運んできた夕食を
いつも立ったまま、ひとりで食べているのです。

”週に一度の定休日の時だけ、夕食は座ってゆっくり食べるの?”

”慣れてしまっているから、あまり考えたことがないけれど。その通り。
でも9月のバカンスでは、毎日、ゆっくりしているけれどね。

そうだわ。そう言えば、日本にいつ連れていってくれるの?。
今年の9月は、RIEの予定どうなの。”

週に一度の定休日の日の夜、遠くのいろいろなレストランや
トラットリアに行くのがとても楽しみだといい

もし、日本食レストランに行ったら、お寿司でなくて
どうしても、お刺身というのが食べてみたいと話すから

日本から送った絵葉書を見てロミーナなりに
お寿司とお刺身定食の違いを感じているようでした。


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深夜過ぎから通勤前の6時までの時間は、
ちょうど日本の午前中なので
ミラノに行く前にメールなど日本の仕事を済ませることにしています。

そのため、平日は、まだ太陽が出ていて町の人々が
バールの外のテーブルで楽しく過ごしているそんな明るい夜に
すでに眠っていることも多いのです。

シブレットの花

日が長くなり、まだ早い夕方のような
初夏の19時の田園風景です。

帰宅して夕方に。



















水田の緑の中を散策していた時、
一緒に仕事をしているワイナリーのパオロから電話がありました。

携帯電話から聞こえてくるパオロの声で
目の前にアルバ近郊のブドウ畑の景色が広がっているように思えてきます。

日本出発前に、ワイナリーの一室で、パオロとふたりで
湿度があり温度の低いワイナリーの中で私が日本語で作成した
裏のラベルを手作業で貼っていました。

一生懸命していたけれど、うまく貼れてなかったと私が言ったことを
その後、パオロは、真剣にずっと考えていたようでした。

”今度こそ、パーフェクトにどうしたら出来るのか、考えていたところだよ。”

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この日の食前酒は、ワインでなく
ビエッラ(Biella)の綺麗な天然水からできる
ピエモンテのビール”Menabrea”でした。

以前、ビエッラにあるビアレストランに行った時の記事は、こちら。

19時を過ぎ、いつもよりも遅くに到着すると
まだバールに残っていたのは、ヴィクトリオ。

メナブレアで













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軽井沢の農園からシブレットの花の写真が届きました。
6月1日の記事で紹介したオルトアサマさんの農園です。

軽井沢のエコ農園から






















軽井沢から






















小さなスーツケースと一緒に、早朝に乗ったあさま号
到着後に飲んだ美味しかったモーニングコーヒー、
手作りジャムとトースト・・・と
次々に浮かんできました。

雨が今にも降りそうだった日で、
しっとりと湿度のある空の下で
よりいっそう鮮やかに見えた緑色をずっと覚えています。
  

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ワイナリーで、農園で、イタリアでも日本でも
その道の専門で毎日、一生懸命取り組んでいる人々の姿が
次々に浮かんできます。

あと少しで自宅を出発です。
私もこれから始まる1日を大切に過ごしていこうと思うのです。

あれから1週間が過ぎました。

ちょうど1週間前のこの時間は

乗り継ぎのフランクフルトの空港の大きな窓から
次々に滑走路に入ってくる飛行機を眺めて
ドイツビールを飲んでいた頃です。

そして、今、青空で静かな日曜日の夕方、書斎の窓から。

自宅は、教会と敷地を接しているので、お庭の中に小さな聖堂があります。
東京での日々をゆっくり想い出しながら、この書斎で仕事をしています。

窓から
























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前回のルイージやヴィクトリオが企画した食事会に続いて
先日、ロミーナが企画した町の人々が集まるピッツァの食事会がありました。

ロミーナが、いつも食事会の時に仕事を依頼している専属歌手と
黒髪と金髪の綺麗なダンサーが登場。

(かわいいダンサーを撮ろうとしたのだけれど
 マルコが振り向いてしまいました。)

ピッツァの食事会 1
















幼い頃に学校で習ったような曲でいいから
何か日本の歌を歌って欲しいとマイクを向けられ

私は、スキヤキ・ソング(坂本九さんの『上を向いて歩こう』)を歌いました。

町の様々な年代の人々が一緒になって楽しむ食事会は
夏祭りの食事会をはじめ、年に何度かあります。

いつも、終わりが近づく頃になると、ヤングマンとボンバの曲が
何度も繰り返し流れ、みんなが踊ります。

楽しそうに踊るロミーナ 
ヤングマン















幼い頃に西城秀樹が、カバーを歌っていたので
よく覚えているヤングマンの曲。

この町では、いっこうに古くならないでいるのです。   

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ブログを書き終えた今、町の友達に会いにバールに行ってきます。      

ピエモンテで過ごす私の時間。

イタリアに帰国して見た景色は、一面が緑に変わっていた水田でした。

六月になって



















いつも時間を過ごしているバールの窓から。

バールの窓から






















レンガ造りの古い建物が明るい日差しでとても眩しく
ゆっくりと時間が過ぎていきます。

誰もいない店内で、冷たい白ワインを飲みながら
カウンター越しに友達ロミーナと

日本滞在中のこと、私がいなかった間に起きた町の出来事
次の町長選のことなどを話していました。


”東京に素敵なイタリアンバーがあってね・・・。”と
日本の携帯電話に残っている画像を2人で見ながら話していました。

日本での滞在時間があまりにも短かったために
東京に残してきてしまった気がかりなことなど
いろいろとあるものの

窓の外に広がる町の景色と初夏の空気と
冷たいピエモンテの白ワインのグラスが

日本でのことをゆっくりと見つめて
解決していく時間を作ってくれています。

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農場の仕事後に集まる食事会があると
ルイージたちが誘ってくれました。

出かけてみると、いつもの町のメンバーです。
日本の携帯電話で撮影してみました。   
食事会で

ピエモンテに帰ってきました。

日本滞在中、更新することができなくて申し訳ありませんでした。

成田空港周辺は、水田が多く、すでに綺麗な緑色で
空港に向かうスカイライナーの車窓から
真っ白なサギの姿も見えました。

そして昨夜、フランクフルト経由でピエモンテに帰ってきました。
ノヴァーラ県の水田地帯もいつの間にか、うっすらと緑色に変わっています。

ブログを書いている今は、いつものように通勤前の短い更新です。
夜明けとともに、イタリアでの日常生活に戻っていこうとしています。

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ワインを積んだスーツケースを持って、軽井沢に日帰り出張した時の景色です。

雨が今にも降り出しそうな曇り空で
軽井沢駅に着いた時、気温は、13度でした。

浅間山麓、標高1100mの高地に広がるエコ農園周辺の景色です。
エコ農園オルトアサマさんのホームぺ―ジ

農園の隣



























ピエモンテでヴィクトリオと一緒に
農園の方が買い付けた種も栽培されていてました。

農園 1



















農園 2


















農園の隣の林の中。
これは、山椒です。

農園の隣で




















この日、2度も立ち寄った村民食堂。
ランチは、信州鶏のハーブの香りがいっぱいの唐揚げ定食にしました。

村民食堂





















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