北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

September 2010

maggiorino

ゲンメの小さな丘の上のブドウ畑に続く道を
ゆっくりとアントネッロの車の後について運転する。

街から離れたゲンメの丘の静かなブドウ畑の空間で。
010

車でがたがたとした道を運転しながらブドウ畑を行く。
036

前を走っていたアントネッロの車が停車すると、私の車に近づき

”他の生産者の畑なのだが、見せておきたいものがあるから、ここで降りて少し歩こう。"
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Maggiorino :マッジョリーノと呼ばれているノヴァーラ地方の昔の栽培方法。
収量が多く、テーブル用のワインになります。
アントネッロの畑では、すべて高品質のワインを造るために低収量にする
Guyot式。

052

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その後、奥に進んで行くと草の陰にわずかにブドウが見える土地がありました。
”ここは、ほとんど整備もされていないブドウ畑で、そのままの状態になっている。
しかし、これでいいんだよ。この生産者は、高品質のワインを造ることでなく療養のためさ。”
”療養?”

”この生産者の男性は、数年前に手術をして以来、この丘の上にある自分のブドウ畑で
ゆっくりとここで呼吸して、和らげるためだから。
今日は、残念だ。霞んでしまって見えないが、この方角にモンヴィーゾが
くっきりと見えて、こちら側には、雄大なモンテローザ。”

その時、広いゲンメの丘に、遠くから人の姿が見えて、ゆっくりと近づいてきました。
アントネッロよりもずっと年上のその男性が挨拶を交わし

異国の言葉のようでイタリア語の響きがまったくない方言で話しかけ
同じようにアントネッロも方言に切り替えました。

横で私は、この土地でずっとブドウ農家で暮らしてきた二人の姿をじっと見ていました。

すでに夕暮れが近づき、かすかに空がピンク色に変わってきていて
まだ話続けている農家の男性を眺めていたら、

その実直でこの土地で昔からブドウを栽培していた農家の男性の姿が
急に時間が遡って昔の農夫の姿に重なり
ふいに、明るい青空の下で、ついさっきまで見ていたフクロウの巣があった大木を思い出していました。

フクロウのブドウ畑と呼ばれていたその畑でフクロウが夜、じっと見ていた真っ暗なこの土地が
一瞬見えたような気がしたのです。

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エルバルーチェの畑で。

朝、ドアを開けると、透き通った冷たい空気で、空には、無数の星が輝いていました。
隣の町を通過する時、薬局の電光掲示板を確認するといつもよりも気温が低く7度です。

今、バスの車窓からは、次第に東の空が明るくなろうとしていて
赤とオレンジ色のグラデーションが少しずつ広がっていく時間。
今日もスーツでもジャケットでもなく、午後、そのままワイナリー
ブドウ畑に行けるような作業着の上に秋のコートを着てミラノに出発。

通勤前の短い更新です。
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収穫の終わったエルバルーチェ(Erbaluce)がノヴァーラの丘から
旧市街にあるワイナリーに次々に到着。

旧市街に到着したブドウ


ゲンメの旧市街からすぐ北にある丘の上にブドウ畑が広がっていて
私は、ワイナリーのアントネッロと一緒に林の中を進んでいきました。

収穫の人たちの姿がわずかに見えるだけで、どこまでも静かで
そのまま時が眠っているかのような空間が広がっています。

林の中


ブドウ畑が広がる


お兄さんがインポーターとの接点を持ったり、広報のような役目を果たし
2、3人が収穫を手伝ったり、ワイナリーでアントネッロの指示のもとに
ワイナリーで働いているものの、ワイン造りに関しては、ほぼ一人で
すべてをこなしているアントネッロは、今後のプロジェクトを語り

”草案がほぼできているけれど、まだ出来ていないんだ。
なんといってもひとりでしているだろう。それは、RIEも同じだったな。”と楽しそうに笑う。

それが嬉しく感じ、私は、生徒のような気持ちで
アントネッロのこの地方の特徴の説明を待っていました。
エルバルーチェの畑で

ピエモンテ北部の白ワインの品種 エルバルーチェ。
*この地方では、ビアンコ ディ グレコ(Bianco di greco),
グレコ ディ ゲンメ(Greco di Ghemme),
エルバルーチェ ノヴァレーゼ(Erbaluce Novarese)とも呼ばれています。
エルバルーチェ



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ゲンメでエルバルーチェのその後。
隣のブドウ畑で行われていたノヴァーラ、ヴェルチェッリ地方の昔の栽培方法の様子。
ヴェスポリーナ、ボナルダ、ネッビオーロ。
そして隣町シッツァーノのBIOのブドウ畑の丘からの景色など

少しずつ更新していきます。

Torta di nocciole

通勤中の短い更新です。
バスの中では、メールの返信をしていたので
時間がなくなり、今日は、地下鉄から更新(笑)

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雨が上がると、秋の青空が広がり、それは、あまりにも綺麗な色でした。
近所の農場の木の下で空を見上げる。

sora


ピエモンテのお菓子
へーゼルナッツのタルト(Torta di nocciole)

dolce


モンフェラートからランゲにかけて、ブドウ畑だけでなくへーゼルナッツ畑も多く見かけます。
何度かブログに登場したこともあるピエモンテのデザート“ブネ”の他に
デザートとして選ぶことの多いものに、このタルトがあります。

チョコレートのソースにもへーゼルナッツがたっぷり入っています。

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へーゼルナッツをトーストして砕いたもの200g
卵3個、小麦粉200g、砂糖150g、バター150g
ビール酵母、オリーブオイル大匙1
☆作っているところを見ていたのですが
モンフェラートの農家では、目分量に近かったので
見た感覚でその目安です。
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気温が低くなった真っ暗な日曜日の夜、外から窓の扉を閉めようと庭に出ると
いつもは、静寂で蛙と虫の鳴き声だけが響く田園に

大きなモーター音と農家の男性たちの声が遠くから聞こえてきました。

その声は、イタリアらしい陽気な声でも、怒ったような声でもなく
とにかく真剣に大声で確認しあっている様子でそれが印象的でした。

再び雨の予報もあり、土曜日の午後からの青空が続いた後
稲が乾燥するのを待ち、状態のいいところだけでもと収穫を始め
街灯もない真っ暗な田園で収穫がまだ続けられていたのでしょう。

昔のこの地方の農家では、11月1日というのが1年の区切りでした。
11月1日で農業経営者との契約が終わり、大きな馬車に家財道具をすべて
積んで次の契約の農場に向かったのです。

11月1日までに、収穫を終えて、収穫の喜びのパーティを開くということは
今も昔と同じです。

農場から雇われて働いている友人のルイージもまた
昔と同じように11月1日までの契約で仕事をしているのです。

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朝の通勤風景 ミラノ 

土曜日の夜、自宅のパソコンで仕事の合間に。
ちょっと息抜きの短い更新です。

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毎朝、まだ夜の延長のように真っ暗な朝に出発します。
ちょうど、この日は、満月が幻想的で綺麗な朝でした。

ミラノに到着する頃は、通勤の人々が急ぎ足で通り過ぎていき
そんなミラノの朝の空気の中でオフィスに向かう途中に撮った写真。

建設中の綺麗な曲線を描くモダンなビルの下から空を見上げる。

ミラノ


先週の大雨で地下鉄の最寄り駅が閉鎖されているため、別の路線の駅から
ミラノの朝の空気を感じながら歩く。

いつも地下鉄の中で過ごしていただけで
私は、ずっとこの時間を楽しむことを知らないでいました。

バールの前を通り過ぎると、ブリオッシュの甘いパンの香りがしてきて

ふいに、イタリアに来たばかりの頃に過ごしたボローニャで
毎朝、立ち寄ってカプチーノとクリーム入りのブリオッシュを
食べていたことを想い出しました。

まだ留学したばかりでイタリア語もわからず、同じ留学生の友達と
話すしかなかった毎日の中で

不安と違う文化の中で生活する楽しみと夢と期待と失望とか
何やら、いろいろなものを抱えながら何かをずっと探し続けていた頃のこと。

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このブログを書いた後に、更にゲンメのワインで休憩時間の土曜日の深夜。
今夜は、夜更かしです。。。

秋のノヴァーラ

ノヴァーラ県の田園地帯。
秋になり、田園は、一面が黄金色に変わり、収穫が始まりました。

秋1


秋2

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この地域の稲作農家では、すべてがカルナローリ米、黒米のようなリゾット用のお米ではなく
アメリカなど海外に輸出用の品種、国内、海外向けの種として使うお米など様々であり
中国やアメリカ、ヨーロッパなど海外の研究家とともに品種が次々に開発されていて

この地方に昔からあり、伝統的で高級米とされているカルナローリ米と
似ている品種だけでも数多く誕生しています。Carnise,Carnise Precoce, Carna...

広い田園地帯にところどころ白い棒で囲まれている小さな区画が見えました。
それは、新しい品種を試験的に栽培。

この農家では、国に品種の登録申請中のお米を3種類を含めて10種類以上を栽培。

友達のヴィクトリオは、今年は、国内消費用のリゾット用のお米の他に
アメリカなどに輸出するための品種を栽培し、現在、収穫に追われています。
今年は、130ヘクタールをたった2人で収穫。

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田園に続く道端で。誰かが植えたのでしょうか。でもこの一株だけです。

かぼちゃ
zucca


植物の種の持つ生命力は、とても強く、庭には、今、次々にミニトマトが出来ています。

種を植えたのではなく、ただ、肥料にと台所での野菜くずのゴミを使ったので、
私がトマトを切った時の種なのかもしれません。
最初は、おそらくジャガイモの皮についていた芽が伸びてきたのだろうとばかり思っていました。

田園で自転車を停めて、青空の中、虫の音、蛙の鳴き声、風で稲穂が
揺れる音をしばらく聞いていた時

空に響くような鳴き声がするとカメラを持って散策している私の頭上を
白鷺がゆっくりと過ぎていきました。

airone


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Fideghinaの想い出

町の中心で。友達とのカフェの帰り道に。
自転車レース

*背景に見える建物は、現在、廃墟でピエモンテ州によって保存されています。
中世の戦いの時代、城壁に囲まれた農民用の避難所でもあり
収穫されたお米を保管するところでもありました。

この地方では、ドライブをしていると時々、自転車のレースと出会います。

最初に車を停止するように知らせるこの地方の町の自治体の警察の車が
通り過ぎ、道の端に沿ったところでしばらく待っていると

勢いよく自転車が次々に通り過ぎ、再び、別の警察の車両と
救急車がその後方を追いかけていきます。

その救急車には、以前、何度かブログに登場したことのある
救急隊のリーダーのアンジェロが乗っていることもあるのですが

そんな時は、いつもお祭りで知り合ったばかりのヴィクトリオと
その友達とある晩、非番のアンジェロが趣味で開いている
とても小さなビアホールでのコンサートに行った時のことを想い出すのです。

その時に飲んだコルシカ島のビールの味とギターとアンジェロの歌声。

この町に来て半年が過ぎた頃、ようやく長い眠りから覚めて
ローマと比べて何もなかったこの町での生活と現実を少しずつ
受け入れるようになったばかりの頃のこと。

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この地方でワインやお米の農家の人々と話をしていると
そこでいつも中世の農家の暮らしが振り返ればすぐそこにあり

それは、まるで私の目の前に、昔のこの地方の農家の人々の暮らしが
現れるような感覚で、素朴な昔の暮らしだけでなく
この地方の農民の持つ静かなエネルギーであり、
現在のワイナリーやお米の農家の人たちの姿に重なるのです。

古い暖炉に置かれている古い陶器は、この地方 独特のもので
ノヴァーラ地方のサラミ Salamin d'la duja(Salame della duja)を熟成させるため。
暖炉

duja

現在では、白いプラスチックの容器に真っ白なラードで包まれているサラミを見かけます。

豚肉、ラード、またはパンチェッタなどの脂身を挽いたものと
塩、胡椒などのスパイス、ニンニク、そしてこの地方の赤ワインで浸して
腸詰め(サルシッチャ)にしたものを熟成させ

その後、容器の中でラードで空気に触れないようにしてゆっくり熟成するので
固くならず、やわらかく生に近い柔らかいままのサラミに出来あがるのです。

アグリツーリズモの前菜で。
salame

手前がSalamin d'la duja(Salame della duja:サラメ デッラ ドゥーヤ))

そして二番目の列が Fideghina (フィディギーナ)
これは、レバーの入ったサラミで、昔、ノヴァーラ地方では
ブドウの収穫の時期に農民が昼食や間食のおやつ (merenda)に持ち歩いていたそうです。

何年か前に、このアグリツーリズモで手伝っている時、サッカーの練習の帰りに
立ち寄った子供たちから注文されて作ったのは、この Fideghinaを入れただけのパニーノ。
ひとりの男の子からは、"マヨネーズも入れてね。"と頼まれ

当時、働いていたお料理を担当している友達のマリータのところに行き
その分量などひとつ見本を作ってもらい、それを真似してひとつ、ひとつ作ってみる。

それがパンに挟むという簡単なことだけであっても
とにかく、この地方のマンマが子供に作る時の感覚を
私は、すぐ近くで見たかったのです。

それを男の子たちが食べながら、楽しそうに興奮して話している様子を
カウンター越しで眺めていた頃もちょうど窓の外からの景色は
今と同じく、黄金色に変わった水田でした。

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マリータは、とても優秀な料理人でピエモンテの人たちからも評価が高かったから
何かを得たくて私は、いつもそばにいたわけですが

それだけではなく彼女を取り巻く厳しい環境の中で
常に可能性を信じて懸命に生きていたイタリアの女性の強さに魅かれていました。

この頃のことは、ヴェネツィアで暮らしていた頃と同じように
とても印象的で、私は、今でもなお、彼女の生き方から
イタリアで物事を解決する時にあたって、何かヒントを得ています。
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ブログの更新が遅れてしまいがちなので、twitterを始めました。(笑)

秋のモンフェラート。

モンフェラートの丘のブドウ畑で。品種は、バルベーラ(Barbera)
ここの畑からは、BARBERA DEL MONFERRATOが造られています。

北部、南部(Alto e Basso)モンフェラート地方でアスティ県、
アレッサンドリア県と広い範囲で生産されているこのワインは、
以前のブログの町の夏祭りで、パニッシャ(ノヴァーラ風リゾット)を作った時にも使われていました。

barbera


緩やかな登り坂が続く中、車から降りてみると
時折、休日、自転車レースの練習をしている人たちとすれ違い
その後ろ姿を見送ると、再び、周囲には、誰もいなくなります。

ここは、以前の夏の景色の写真では、ひまわり畑の黄色が鮮やかだったところです。
ひまわりの時期が終わった畑と秋の雲。

丘で


丘で2


へーゼルナッツの林のある丘の上のアグリツーリズモでは
以前、ピエモンテのデザートのブネを教えてくれた女性が
私たちの帰り際に、あわててキッチンから出てきて、手を振ってくれました。

その時のことが、深夜の今になって、ふいに思い出され、心の残り
ここで収穫されたばかりだというへーゼルナッツの殻を剥いてみる。

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モンフェラートの丘の上での休日のランチは、ノヴァーラ県の私の暮らす町で
収穫された黒米(RISO VENERE)と若い七面鳥のリゾットでした。
ランチ


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今日は、ピエモンテ州の狩猟解禁の最初の日でもあり、またブドウの収穫の
取り入れのお祭りなど小さな村や町など各地で行われていました。

山深くない田園が広がる平野のノヴァーラ県の地域でも、もちろん狩猟は行われています。
野うさぎ、カモ、キジ、ウズラなど。

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収穫の秋の準備中です。

小さなワイナリーでは、収穫で新しいブドウが来るための準備中。
ゲンメのワイナリーでは、まず、最初に白ワインのブドウ、エルバルーチェが

そしてランゲ地方にあるバローロのワイナリーでは、あと8、9日でドルチェットの収穫が始まります。
スペースを確保するために、晴れて青空の午後、再び樽からボトル詰めの作業に入りました。

バローロのワイナリーで。バルベーラ・ダルバ2009の瓶詰めです。
カンティーナで

 
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ノヴァーラに帰ってくると、田園は、一面、黄金色で秋の雲と田園の木々が
とても美しい秋の景色で、運転するのが楽しい季節なのですが

田園に通じる小さな道は、トラクターが行き来するのを優先するためお米農家までは自転車で出発。
この地域では、まだ収穫が始まってませんが、晴れた日が続くと
もう来週には、収穫が始まります。

田園が賑やかになる9月の午後、家の窓からの景色。
064


お米農家に行ってきて購入したのは、お米で作ったビールで、
まだ実験段階なので、一般のビールの4倍の価格になっています。

窓辺で
046


All Rice
ピエモンテ北部の水、お米のモルト100%、ホップ、酵母
アルコール度数 4.5%

泡が少なくビールの持つ苦味も弱く、薄く優しい味のビール。
冷たくして教会を眺めながら窓辺で。
教会の奥には、このお米の収穫された農家の田園が広がっています。
この他に赤米、そして黒米(riso venere)のビールの3種類。

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バローロ ブルナーテの畑から

この1週間で、日の出の時刻が遅くなり、朝6時は、まだ真っ暗です。
夜間のように車のライトを照らし、弱く暖房をつけて出発。

まだ先週は、町のお祭りでした。
毎年、お祭りが終わると、急に季節が切り替わっていきます。

今日は、お祭り期間中に何度か訪れたバローロの写真の短い更新です。

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ラ・モッラからの眺め。

私は、いつもここから、バローロの古城だけでなく
シルヴィアのワイナリーとブドウ畑を探しては、心の中で手を振る。

ラ・モッラからの眺め。 夏の終わり


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友人 シルヴィアの家族のワイナリー Borgogno Francescoで
バローロ (BAROLO BRUNATE)の畑を散策。

9月のネッビオーロ。
ネッビオーロは、収穫が他の品種よりも遅く10月の初め頃です。

ブドウ畑で


家族


初めてワイナリーを訪れた日、赤ちゃんを抱いた女性が迎えてくれて
それがシルヴィアとの最初の出会いでした。

いつの間にか大きくなり、試飲ルームで真剣に話していると
階段から降りてきて、子供用のトラクターのおもちゃに乗って登場したり

ワインを飲んでいる近くに寄ってくると、コップにお水を注ぎ
サラミやチーズをつまみに来るのです。

家族2


家族3


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地元のワイナリーでお誕生日会を。

友達エマヌエラのお誕生日会をゲンメのワイナリーで企画。

ゲンメのワイナリーに電話をすると、ワイナリーのアントネッロが
”その日は、とても大切な日だよ。何だか知っているかい?
盆栽の展示会がゲンメの旧市街で行われるから、そのお友達にも是非、教えてあげて欲しい。"

盆栽


”RIE、私は、ほとんど飲めないけれど、ワインに興味があって
是非、勉強したいと思うの。よくRIEは、バローロに行っていると
ヴィクトリオから聞いているけれど、私も今度、連れて行って欲しい。”

ノヴァーラの中心地で暮らし、この地域の歴史、文化に興味があって
私の町にある博物館に通勤しているエマヌエラは、ロミーナのいる
バールでアペリティーボで会うたびに目を輝かせて言うのです。

ロミーナの用意してくれたピッツァやサラミと私は、ワインで。
彼女は、いつも温かい紅茶で過ごし、私のワイングラスを手に取ると
"香りを楽しませて。ああ・・・なんていい香り。これは
ラズベリーの香りと言ったらあっている?”

ノヴァーラの都市から私の暮らすこの小さな町まで
仕事で通勤できることがとても幸せだというエマヌエラは、この地方が
とても好きなのです。

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ゲンメの旧市街にあるワイナリー。

"楽しみにして、ランチを抜いてきたんだ。"とエマヌエラの友人が話すのを
聞いて、この日は、最初にワインの試飲を。そしてその後にワイナリーの訪問。

試飲


ワイナリーのアントネッロが熱くワインについて語る。
みんなとても熱心に聞き、メモを取るエマヌエラの友人も。

アントネッロ


子供のために次回は、コーラを用意しておいた方がよかったかなと
アントネッロに相談に行こうとすると

"サラミでサンドイッチにして楽しく食べるからお水があれば大丈夫だよ"

子供も参加


そして試飲が終わるとお誕生日ケーキ。
ノヴァーラからエマヌエラと一緒に私の町まで通勤しているファビオと。

ケーキとファビオと



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ゲンメの旧市街でワイナリー訪問。

説明を聞く 2


説明を聞く1


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盆栽と一緒に日本に関する展示品も。
エマヌエラ、お誕生日おめでとう。
掛軸



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コメントのお返事が少し遅れてしまっていて申し訳ありません。
少しずつ書いていきますのでよろしくお願いします。

夏の終わりの夜に。

毎年繰り広げられる楽しい町の夏祭りは、守護聖人を祝うお祭りで
この町の守護聖人は、10代で殉教した美しい少年です。

ガラスのケースに入ったまるで眠っているかのようなその守護聖人とともに
信者の行列が行われました。

trasporto 1

いつも見慣れた自宅に続く木の大きな扉が、まるで中世にタイムスリップしたかのようで、
不思議な思いで見ていました。

門


trasporto2

いつもの近所のバールのテーブルから。
この日は、食前酒でなくルイ―ジたちと町のお祭り会場の大きなテントの下で
食事をした後にデザート、カフェで来ていました。

日中との寒暖の差も大きく、夜間の気温は低くなり
寒がりのルイ―ジは、ウールのセーターにジャンパー姿でした。

trasporto 3


長く続く大きなお祭りは、5年後です。

この時、ルイ―ジは、"それまで生きているかな。”と真剣な顔でつぶやくと
"今晩は、寒いね。いつもなら、とっくに眠っている時間だよ。"と
ジャンパーのファスナーを締めて遠くに点滅して交通を遮断するパトカーの方を
見ていました。

しばらくすると、目の前をゆっくりと守護聖人の眠るガラスの箱が通り過ぎていきました。

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お祭り期間中の町の様子から。

3日目の夜、窓からの花火を眺めていた時
次々と上がる花火の音でふいに幼い頃の東京の夏を想い出すのです。

窓から花火

昨年までは、お祭り会場は、町の広場だったのが
今年は、私の家の裏に広がる教会の敷地がお祭り会場で

広場前の家から今の家に引越してきた私にとっては、いつも自宅前が会場。

ヴィクトリオが笑いながら
"いっそのこと、RIEの家をインフォメーションセンターにしたらどうかい。”

町の電飾

移動遊園地。

自宅でずっとデザインの仕事に集中している夫は
家の裏に突然、こんな光景が広がっていることは、きっと知らない。

lunapark



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明日の夜…夜中を過ぎたので今夜が最終日。
最終日の夜は、町の人々との夕食です。

来年は、1週間弱のいつものお祭りに戻ります。
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写真 文章の著作権は
RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


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