北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

February 2011

BARBARESCO RABAJA 1997

暖かい日が続いていたので、油断をしてしまっていました。
今朝は、再び車の窓が凍っていて解凍してから出発。

駐車場に着いて、急いでバスに乗ると運転手のマウリッツィオが
"さては、今日は、寝坊したのかな。"と笑う。

写真は、ミラノからの帰り道の車窓から。
いつもこの木が目印、もうすぐ私の降りる停留所。
バスの中から


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バールに行くと、すぐ近くに一人で暮らしているガブリエラとロミーナのお姑さんの
アントネッラとジュゼッペと3人並んで
楽しそうにして過ごしていました。3人は、小学校の頃からずっと一緒で同じクラスだったのです。

ガブリエラが、"私たちは、同じ誕生日だったのね。19日。"と言う。
聞くと、ガブリエラは、ちょうど私の母と同じ年でした。

"2月は、多いわね。明日は、ロミーナ。
そして確か、ヴィクトリオもブルーノも今月が誕生日ね。
ロミーナが今、食事を届けに行っているから、ワインは、少し待って。
RIEのワイン選びは、ロミーナが担当だから・・・。

そういいえば19日は、家にワインがあるからと楽しみに帰っていったけれど
どんなワインにしたの。教えて。"とアントネッラが楽しそうに話す。

誕生日の日は、展示会で夜の帰宅でした。
家に電話をするとまだ誕生日の夕食の準備中だと夫が言うので、
その前に近所のバールでエルバルーチェの食前酒を飲んで過ごしていたのです。
この時のおつまみは、アントネッラが作ってくれました。
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ワイン

BARBARESCO RABAJA 1997
Rosso DOCG
ブドウの品種:ネッビオーロ 100%   
アルコール度数:14%  
Giuseppe Cortese

友達ティッツィアーナの97年のワインは、とても好きだったので、
帰宅してから、遅くの時間になってしまった誕生日の夕食とゆっくりこのワインを飲む。

トスカーナの高級ワイン、他のヨーロッパのワインにしてみようかと
帰りのバスの中で考えていたけれど、
結局、いつものようにピエモンテのワインから選ぼうと箱を開けていました。 
候補は、いくつかありました。友達シルヴィアのワイナリーが
試験的に初めて何本か造っていた2004のバローロ・リゼルヴァと
そして、地元ノヴァーラ県、アントネッロの造る
ネッビオーロに10%ヴェスポリーナが入ったゲンメ・リゼルヴァ・・・。

97年のワイン。長い年月でコルクの下の部分は、濃いワイン色に染まったコルクを
眺めながらワインを一口飲む。

97年の私は、何をしてどんなことをしてみたいと思っていただろう。

熟した小さな森の果物、しっとりと湿った森の地面
甘いスパイス、可憐なスミレの花の香りが広がり

口の中で綺麗なタンニンが優しく広がり、ほどよい酸味がそれを支えて奥行きがある。

伝統的に造るバルバレスコ。
以前のブログの冬のブドウ畑の剪定作業の写真のティッツィアーノの
お父さん、ジュゼッペさんの職人的で誠実さが
グラスの中に確かに存在して、目の前に急に現われたように感じていました。

グラスを眺めながら、夫が
"97年か、つい最近のように思えたが、それから、もう14年。
月日が経つのは、早いな。"とつぶやく。

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月が綺麗な夜に。

2月19日 土曜日の朝。
雲ひとつない青空の中、地平線に真っ白なスイスアルプスの山脈を
見えています。
朝日がとても眩しくサングラスをかけて運転して
高速道路の入り口に向かいました。

本日は、終日、見本市会場で国際都市、東京都のアピール。
ワインでななく、イタリアでのもうひとつの私です。

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昨日、金曜日の夕方、国際見本市会場からの帰りの車の渋滞で
バスが高速道路に入るまでに50分もかかってしまい
すっかり遅くなってしまっていました。

帰りのバスも、朝、出発する時、始発を担当していたマウリッツィオが運転手でした。
"金曜日、しかもフェア期間だから、渋滞も仕方ないね。"と乗客に話しかける。

やがて、ノヴァーラを通過すると建物がなくなり広大な田園が広がり
白い大きな月が浮かぶ。

"マウリー。今日は、月が綺麗ね。"と話かけると

"朝のバスでも綺麗にずっと見えていたよ。そうか、ずっと
後でパソコンをしていて見なかったんだね。それは、残念だ。今は、していないね。"

"バッテリーが切れてしまったから。"
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教会の横の駐車場に車を停めて、月を眺めていました。
塀の向こうに見える大きな彫刻のオブジェのシルエットと月。
081


月の色というのは、とても美しい。この色合いは、日本人の私と
イタリア人の友人とは、感じ方が違うかもしれないとも思ってみていました。

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とここまで書いていたら、もう到着です。
会場に急ぎます。
本日は、誕生日。

帰宅してから飲むワインは、また後日紹介します。

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Bagnet Verdeで白ワイン。

今朝は、寒さが緩み、窓ガラスも凍ることなくやわらかな空気の中、出発しました。
駐車場からバスに乗り換えると、暖房のきいた車内でゆっくりとした時間を過ごしています。
外は、まだ星が輝き、真っ暗な車内でこのパソコンの画面が青白く光っています。
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週末のひとときの写真。

冬の休暇から帰ってきたアグリツーリズモのグイードに電話をする。
すぐに出るとチャーーオ!と大きな喜びの声で応答して、眠っていた水田に少しずつ春の準備を始めて、
カモとガチョウは、4月中旬、いや5月かなと独り言のように、次々と計画を話し始めました。

グイードに4月のアグリツーリズモの空室を聞きながら、その頃は、もう水の景色かもしれないと思う。
sora

次第に夕暮れに近づき、高い塀の向こうに広がるギャラリーの庭にある
銀杏の木が夕日に照らされる頃、いつもサギが通過。
10羽くらいの小さな群れから、大きく空にVの字のようにゆったりと空を飛ぶ百羽近い群れのこともあり
町の入り口の小さな茂みに帰っていきます。

先日、車の中から、その茂みの木の中でもひときわ高い木のてっぺんにサギがすくっと立ち、
桃色の空に黒い大きなシルエットとなっていたのが見えたのです。
夕暮れ


私は、牛舎の横を通り過ぎてバールに向かいました。
入り口でタバコを吸いながら、誰かが来るのを待っているルイージ。
bar 2

ロミーナがピエモンテの品種アルネイスの白ワインと一緒に
準備してくれた温かいパンの上にあるのは、

何度がブログに登場しているピエモンテの緑のソース、
バニェット・ヴェルデ(Bagn���t Verde)と牛タン、
オムレツとキノコ、ズッキーニとラディッキョとキノコのバルサミコ炒め。

bar1


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青空の土曜日から日曜日からは、霧と小雨。


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ミラノのカフェで時間を過ごす。

星がとても綺麗な朝に出発。

途中、道路に飛び出しそうになった野うさぎが車のライトに驚き、じっとそのまま止まっている。
毎朝、最初に出会うのが野うさぎ、時々、徹夜をしていた夫。

金曜日の午後、オフィスでの仕事が終わり帰りのバスの中から更新。
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帰りの車窓から。
バスがロンバルディア州からピエモンテ州のノヴァーラ県に入って広がる水田の景色。
バスの中から

そして昨日の帰りに寄り道をしたミラノのカフェのテーブル。
カフェ

この日は、どうしても時間内に終わらせることができなかったこともあり
すでに、いつも乗るバスに間に合う時間ではなくなっていました。
更に、バスを2台も遅らせて、3時間、ミラノの街を歩いてみることにしたのです。
どこか美術館にでも行ってみようか・・・

しばらくして、カフェの前を通りかかった時、窓側にひとりでワインを飲んでいた人を見かけ
私も、そのカフェに入りました。

南イタリア プーリア州のワイン
Salento
Rosso I.G.T.
ブドウの品種;Malvasia nera 100%

ワインのグラスを持ち、白い紙ナプキンの上でその深く青みがかったルビー色を
眺めていると、お店の人が話しかけてきました。
見知らぬ通りすがりのカフェで、ワインの話をして少し楽しい時間を過ごす。
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帰りのバスで車窓を眺めながら、次々といろいろなことが心に浮かんでは、
景色と一緒に通り過ぎていきました。

有名なワインであったり、何かで誰かが語り、またその醸造方法も含めて、
それが絶対的なものとして崇拝される傾向は、情報が操作されやすいこともあり、
誰が、どの本でどのような言葉でそれを紹介するかを知っておかなければ、
日本でワインの仕事をすることが出来ないということも考えていました。
それは、よくわかっている。

ピエモンテで地元の農家の人たち、ワイナリーの人と過ごしている日々。
私の世界からは、時にそれがはるか遠くに見えることもあり・・・。

そうしているうちに、バスは、もうノヴァーラを通過して更に西に向かって走っていました。

やがて高速道路のすぐ近くに田園に、上を見上げるように凛としている
大きな青鷺の姿がくっきりと見えてきました。
何か、堂々としたその姿に魅せられ、視界から遠くなっていくその鳥を目で追っていました。

ソムリエとしてのワインの知識だけでなく、もっと違った方面からワインを見つめ
ずっと医学の分野に行きたいと思っていた頃の気持ちを活かして
ワインの化学に関しての分野を本格的に取り組んでみたい。
そう思った時、新しい道が一瞬、目の前に現れるような気がしたのです。
ただ、人生で残されている時間は、思っているよりもずっと少ないかもしれない。
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夕暮れの頃、自宅の上空を通り過ぎていったサギ(airone).
夕暮れ

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今、情熱を持っているワインへの夢。
その始まりは、仕事で海外に行くようになってから、たくさんの国の人に出会い、
いつの日か国際的に地球の人になりたいと願っていた頃に感じた
ヨーロッパの持つ文化とその中にあるワインの風景への憧れでした。

冬の午後、町のアート・ギャラリーの庭で。

この時間の更新はあまりないのですが、とても気持ちがいい午後の時間なので。
晴れた冬のこの地域の写真の短い更新です。
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帰り道の午後の高速道路バスの車窓から。
毎日、通過するスイスのティチ―ノ州からイタリア北部を流れる
Fiume Ticino(ティチ−ノ川)。
高速道路沿いの景色が続く中、この川を通過する瞬間に北イタリアの空気を感じ
いつも川を通過するまで、じっと眺めています。

今日は、ふいに日本でも、電車から神田川が見える飯田橋付近からお茶の水駅まで
いつも眺めていたことを思い出し私もずっと変わらないなと急に可笑しくなりました。

あの頃は、いつもずっとあたりまえだと思っていた電車からの風景が
急に懐かしくなり、時があれから、ゆっくり過ぎていったことに気付き、
もっとこうすればよかったと後悔すべきこともたくさんあったかもしれないとも思った。
kaerimichi

*小さな写真なので見えないですが、窓からは、たくさんのノガモの姿が
見えていました。

この川を通過すると、ノヴァーラ県へ。モンテローザと水田の景色へと変わっていきます。

広がる田園にアメリカ製の大型トラクターを眺め
町に農場に置き去りにされた農耕具や牛や馬、ロバで耕していた時代の絵と
重なり、時の経過とともに、世界が息づいていることを感じるのです。

毎日、霧の日も晴れた日も、冬の水田地帯をバスで行く。
水田は、延々と続き模様を作り、水田からワインの産地への入り口で私は、降りて
駐車場に向かい、水田のある小さな町に向かう。
平日は、この繰り返しの毎日。

その後、ランゲやロエロ、ゲンメのワイナリーに向かうこともあれば
教会の前の小さな自宅でパソコンで仕事をしていることもあり
それは、平凡であたりまえの毎日であるけれど、ずっと記憶に残る日々に
なっていくことだろうと思い、大切に過ごしたいと願う。

自宅近くの彫刻のギャラリーの中庭から眺めた冬の晴れた午後の空。
gogonojikan


もうすぐ16時。日本が真夜中を迎える頃、もう明日に見るのかもしれないなと
いつも思いながらも、ワインやその他の問い合わせのあった日本の方々にメールを書いているのです。

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いつも近所のバールで食前酒の頃は、日本で真夜中を過ぎていて
急いでもワインの配送も明日になることから、少し落ちついた時間で
イタリアと日本で別々の仕事をする私がほっとするひとときです。
それだけに、その時間がとても引き立って楽しい。

でも、この時間のツィッタ―は、残念ながら、時差の関係で海外からのものだけだったので、
イタリアから発信されたものも、たくさんフォローしました。

青空で暖かい週末だった町の一日。

暖かく、日が長く感じた週末。

長く冬の休暇期間であった稲作農家のアグリツーリズモのマリア、グイードも
あと少しで休暇から戻ってきます。
1

それでも、まだ春になったわけでなく、今朝も車の窓が凍り
今、出発するバスの窓から、駐車場に置かれた私の赤い車の屋根が白く凍って
窓の溶けた氷が再び白い結晶になっているのが見えています。

通勤前のバスの中から更新。
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昨日、日曜日の夕方、近所のバールに行く前に教会を眺めていました。
家の隣にある普段、開放されていない町役場の中庭には
町の主教会の他に小さな教会4つ並び、その奥には、大きな牛舎があります。

昔は、大きな農場であった跡地で、今でも当時の建物が修復されて保存され
この空間にフランスの芸術家も数多く参加した彫刻の展示会が
開かれたこともありました。

入り口がぴったりと閉ざされた扉を見上げていると
管理人のダニエーレが、入って見たらと声をかけてくれ中に入りました。

何年か前に、展示会で使われるということで、彫刻家の夫のギャラリーからの依頼で
午後、帰宅後に約1ヶ月間、会場となる建物の清掃、そして展示会開催中の
2ヶ月間、午後に展示室の案内の仕事をしていた時、いつも見ていた風景です。

当時、鍵を借りて、清掃しようと古い小さな教会のドアを開けると
くもの巣でいっぱいで、時が止まってしまった空間が目の前に現われました。

窓あけて、外の光と空気を入れると、まるで生き物のように
静かにゆっくりと目覚めていくのをはっきりと感じたものでした。

その中庭には1700年代から1900年代の初めまでこの地方で使われた農耕の機械が
保管されています。

お米と小麦の脱穀機
3

小麦からパンを作る作業は、この機械で行われていました。
2

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その後、ロミーナのいるバールに町の友達に会いに行きました。
私の姿を見ると、すぐに奥の戸棚から、”私たちのワイン”というワインを取り出しました。

いろいろな種類のワインを飲んでみたいロミーナと
いつも地元のワインで語り合う町の人々。
"RIEしか飲んでくれないから。"と同じそのボトルを大事そうに取り出す。

”いつから、私たち、このワインを飲んでいたかな。”
”確か木曜日に開けたと思う。”
"昨日は、少しもうだめかなと思ったけれど、今日になるとまたいいわね。
ちょうどあと1杯分残りそうだから、ロミーナが仕事後、飲んでおしまいね。"

bar2bar
Primitivo di Manduria
ブドウの品種:Primitivo
アルコール度数:13%
Masseria Pietrosa

とても深く濃いルビー色。
よく熟しているプルーンや
果肉の豊かさが香りと腐葉土の香り。
厚みがあってやわらかく、酸がほどよくあるこのワイン。

そうかロミーナは、この北部ピエモンテの地域と違うこのワインに
魅かれたのか。

"もう18時になったよ。"
"日が長くなったわね。急がないと。"
ロミーナは、白いビニール袋の包みを持つと、レジの置くから
その近所の家の合鍵を取り出し、夕食の配達に出かけていきました。

一人暮らしの方の夕食を毎日、届けているのです。
数分後に、また白いビニールの包みに前の日のお皿を持って帰ってくると

コートを脱ぎながら、私の方を見て来週もこのワインにしたいと
ここよりもずっと暖かいプーリアのワインの味が気に入ったのだと言う。
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ロミーナさん。私は、今週のワインは、ピエモンテのドルチェットにしたいです。(笑)

ワイナリーからの電話で待っているワインたちのことを考える。

昨日、帰宅するとこの小さな町は、霧で覆われ、まだ夕方前だというのに
人通りも少なく、静寂でまるで夢の中を歩いているようでした。

その後も霧は、続いています。

今、ミラノ行きのバスの真っ暗な朝の車窓は、ぼんやりと白く濁ったセピア色で
高速道路の反対車線の車のライトも白くぼんやりとかすんで見えています。
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写真は、霧の町の風景から。
雪は、すっかり溶けて雪かきをした場所にところどころ雪のかたまりが残されているだけです。

壁が崩れ、レンガが見えている部分は、牛舎です。
たくさんの乳牛がこの古い建物の中に。
ノヴァーラは、美味しいゴルゴンゾーラチーズの産地なので
毎朝、大手ゴルゴンゾーラチーズ工場にミルクが運ばれていきます。

霧の一日


霧の中、レンガの建物を眺めていると、ここに引っ越してきたばかりに見た風景と重なりました。

雪の中、一軒家が多く、最初に見えた大きな建物が町役場
そして、その裏に広がるこのレンガの見える牛舎でした。
雪の日で、何もかもが白黒に見えた春の初めだというのに記録的な大雪が
降ったという日の夕方のこと。

それまで暮らしていたローマの街並みと暮らしがすべてなくなったことに気づき
呆然として、その廃墟のような建物を見上げていました。

ローマでは、毎日、バチカンの近くから、ヴェネト通りの横を通り通勤していました。
オフィスの下にある大きなバールで、じゃんけんで負けると会社の同じ部の
人たち全員のカプチーノを買いに行き、1日が始まっていました。
それも、楽しかった素敵な日々でした。

あの雪の日に見ていた町の風景と私がそれまで知らなかったイタリアでの静かな暮らし、
朝と夕方には、何百羽という白サギ、アオサギが群れをなして
空をゆっくりと横切り保護地域の小さな森に向かう光景
そして広大な水田、そこで働く稲作農家、
ピエモンテの中ではあまり知られていないノヴァーラの丘陵地帯のワインとそこで働く人々を

最初は、母に。そして友達に、次第にまだ出会ったことのない人たちに
その空気や人の気持ちの動き、風景すべてそのまま持って帰りたいと思うようになったのです。
霧の一日 2

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2月に入って、ノヴァーラ県にあるワイナリー
そしてロエロ、ランゲ地方にあるワイナリーから電話やメールが届く。
今まで、保留にして考えている日本への初めての輸入を待っているワイナリーからで
私は、私がもっと頑張らなくてはいけないことが実はあまりにも多い。
ここに書ききれないほど、大きなもの、そしてしなければいけないこと、
先が見えないくらいたくさんのことを持って、それをひとつひとつ
片付けながら生活しているようなものかもしれない。

待っているワイン②


"一時的なことでたくさんを1,2度輸入しておしまいというのでなくて
一番願うことは、少しでもいいから、毎年、今年のワインはどうかなと
同じ人がまたそれを楽しみに飲んでくれるように、
ここの地元の人のようにそう思ってくれる人がわずかでもいて、
少しでも長く続けれればそれが一番いい。"

ノヴァーラ県のワイナリーのアントネッロがこんな内容のことをすっかりリラックスして
エルバルーチェを飲みながらそう話していたことがずっと心に残り

やはり、もし、もっと日本の人の好みにあったワインでもっと今よりも
売れるかもしれないワインがあればそれを販売することもしてみたいけれど

同時に今までのワインが何かいい方向に行かなかったり
何か問題があったら、それを中止するのでなく、一緒に改善したり
また新しいワイナリーを探すことでなく、そのワイナリーで何か新しいを試みをしていく。
今年もまた新しい赤ワインをプロデュースする予定であるけれど
それは、そんなところにある。

私は、倉庫のこと、今後のこと、他のワイナリーのことなど
いろいろと考えながら月のイラストが描かれたゲンメとネッビオーロの
輸入開始の時期を計算する。ここもまた、アントネッロのことも良く知っている
同じくノヴァーラ県のワイナリー。

メールを見終わると、キッチンに向かい、ゆっくり友達シルヴィアのワイナリーの
バローロ・リゼルヴァをグラスに注ぐ。
もう3日目のボトルが最初の日よりも穏やかで優しい。

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RIE OKUYAMA All rights reserved.


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