北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

July 2011

海沿いのトスカーナのワインが飲みたくなって。

町で一日を過ごす週末。夕方、夏の田園をのんびり散策していました。

夏の午後


いつもこの大きな用水路のところに来ると子供の頃、夏休みの旅行先の山と川の景色を思い出し
ちょうどこのくらいの時期のことでした。
きっと今頃、日本で夏の休暇を楽しんでいる方もいらっしゃることでしょう。

”週末や休暇はどこか行くの。”と仕事先で聞かれることもあります。
私は、休暇は、ワインの仕事、輸出の手続きの時、そして日本に出張する時に取っているので
これ以上、休暇は、取れない状態なのですが

もし、休暇があれば行ってみたいところは、アルプスを見ながら
硬質なミネラルに支えられた繊細なワインと山岳料理で過ごす山のホテル。

朝日で白い雪の部分が、淡い桃色に輝くモンテローザをはじめ
アルプスの山々を見ながら、バスの停留所に向かい、車を走らせている時に
”ああ、スイスに行きたいな。”と思うことがとても多いです。

******************
夕方、ロミーナや町の友達に会いに出かけたバールにて。
カウンターの横の高いイスからレストランのお部屋を眺める。

010

”今日は、ピエモンテのワインでなく、トスカーナのヴェルメンティーノがあれば、それがいいかな。”と言うと
”この1種類しかないけれど、これにしてみる?”パンを温めてくるわね。アンチョビーとかでいいかしら。”

009


022

Maremma Toscana
Bianco IGT
2010
ブドウの品種:Vermentino 100%
アルコール度数:12%
Bruni
冷えたヴェルメンティーノを口に含む。
海沿いのトスカーナのワインがこの日、飲みたくなっていたのです。

私にとっての夏のトスカーナの想い出は
ヨーロッパからのバカンス客でいっぱいであったヴィアレッジョにある
ワインレストランで働いていた夏の日々。
ドリンクのラストオーダーが深夜2時だったので、毎日、明け方に車で
カッラーラの夫の家まで戻っていきました。

夏の終わりに、秋以降、どうしていこうか考えた時
何もないけれども、ピエモンテの小さな町の家に帰ることにしたのです。

結婚前にラツィオ州ローマから、カッラーラ周辺の海沿いのトスカーナに行った時
そして、ローマからピエモンテの引越しの時にも
いつもローマからチヴィタヴェッキアを通過して海岸に沿って北上して行きました。

私にとってのトスカーナ州の想い出は、どこも海沿いの地域で
この地方のヴェルメンティーノのワイン。
そして高級ワインの地域の代名詞になってしまっているけれど
よくそのワインレストランでサービスしていたボルゲリ地区のワイン。

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土曜日の一日。

とても青空が綺麗な土曜日ですが、私は、一日、ひとりで家の中で仕事のメール
facebookのチャットでワイナリーとオリジナルラベルの結婚式のワインの打ち合わせ。

そして、こんな土曜日は、ワインの品種の研究のために時間も。
トスカーナの品種のページ。
033


品種 バルベーラのページ。
034

気分転換に中庭を歩くと、聖堂の十字架の上に2羽のスズメが
何か話しているように、ずっとお互いの顔を見ながらさえずり、かわいいので写真を撮りました。
(写真は、小さいので見えないですね。もう一羽は、クロスされた部分にいるのです。)
すずめ


明るい青空の下から、再び、家に戻りました。
涼しい今日も、鎧戸を閉めて少し暗く落ちついた室内で過ごしています。

キッチンには、誰も管理することなく忘れられた無農薬の木々の果物。 
毎日、少しずつ赤くなり、しかも増えています。写真は一部。この3倍の量があります。
ギャラリーの裏に広がる農場跡にある工房にあるらしい・・・。
キッチン


"あるらしい”と書いたのは、私は、実際に見たことがないので。
町にあるギャラリーには、何度も行ったことがあり、私は、ここがオープンする前には
ミラノから帰って来てから、清掃のアルバイトも、そしてその後の展覧会時期に
カタログを販売したり、時には、お客さんを案内したりと、働かせてもらっていました。
 
自分ひとりで設立して行うワインの仕事のために、たくさん仕事が必要で何でも
働くチャンスがあれば、すべて受けて頑張ってきたので。

町の友達ロミーナが、会社の名前は、イタリア語よりも国際的に英語がいいとつけてくれた社名は
同じ名前が世界にもたくさんあるらしく英語圏は、もちろん ヨーロッパにも見つけることができます。

結婚後、本当にたくさんの有名な彫刻を見る機会にも恵まれてきたけれど
私は、芸術家ではないので、夫の仕事分野、夫が仕事中の工房には立ち入ったことがなく
どういう姿で仕事をしているのか見たことがない。
私は、ずっとそうしておきたい。

家でデッサンをすることがあっても、そんな時は、そっと家を出て、時には、パソコンを持参して
ロミーナのいるバールで2,3時間過ごすこともあるのです。

ワインの仕事をする私にとってのArtの部分は、
たくさんのジャーナリストや芸術家、コレクターが集まるパーティなどの場面で
ワインのボトルが開けられていく、
高名なワインに飲みなれた彼らが、ピエモンテの家族の作る小さなワイナリーのワインを
美味しそうに飲む瞬間、グラスの中の輝きが増していくのを見ている時。

そんな中で知り合ったミラノのギャラリーの友人のところに仕事の帰り道に立ち寄って
遅いランチとワインを楽しむ時間。

私とその友人、ジュゼッぺを繋げているもの、
それは、アートではなく、美味しいワインや自然の風景、
そして時には、ノヴァーラの黒米だったりするのです。

よく、メッセージで旦那さんの作品の写真は、掲載しないのですかと聞かれるので。
私は、ギャラリーも含めて様々な場面でのワインのある風景を。

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Vitigno Innominabile

写真は、夕方の空。
まだ、明るい空を見上げていると、黒米を煮ている独特な香りが漂ってきました。
もう人々は、夕食の準備の時間帯で、つばめが空を飛び交い
いつものねこは、レンガと石で造られた中世の建物の中に帰っていきました。
帰宅後


先日、ゲンメで語り合ったワインのこと、ブログには、書ききれないほど、たくさんのことの中から
ノヴァーラの品種、エルバルーチェのことを。

ノヴァーラ県の白ワインというと、何度かこのブログに登場したエルバルーチェでした。
ゲンメの隣の町にあるビオのワイナリーでは、その生産本数も多く
栽培面積もネッビオーロやヴェスポリーナよりもはるかに大きい。
ノヴァーラ県のエルバルーチェ。
トリノ県のエルバルーチェ・ディ・カルーゾ(Erbaluce di Caluso )が格付けで
DOCGに昇格したのに伴い、この品種の名前を使うことは、できなくなりました。

そこでアントネッロは、品種は、言うことができません。(Vitigno Innominabile)と
そのままボトルに記載しました。
ワイン

COLLINE NOVARESI
Vitigno Innominabile
Bianco DOC
2010
ブドウの品種:エルバルーチェ100%
アルコール度数:12.5%
ROVELLOTTI

このブログに何度か登場したこのワイン、最近では、日本帰国時に
鎌倉でワインの仕事に関わる仲間とのランチでの写真にあります。
その時の写真は、2009年"Innominabile"と書かれている後に
"Erbaluce"と品種名がかかれています。

その他にも、大きな違いが2つあるのですが、少し専門的になって難しい内容になってしまうので
サイトなど、別のところで機会があれば書くようにします。
次回、入荷からこの”話すことができない品種”という表示、そしてワインの醸造法の関係で
色合いがうっすらと緑色に見えるワインになります。

2009年は、5月に私が空輸で日本に入荷したのが最後で、残りは、アントネッロが毎日1〜2本
自分で飲んでしまい、あとは、地元の人で終了しました。

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そしてブログを書いている今、私が見ている風景。
朝のバスの車窓から。
車窓

高速道路入り口の停留所に向かう時、町を出て、左右に田園が広がると
この時間、アルプスの山々が見えるのは、夏の季節。

秋に向かうと次第に朝は、暗くなり、雪山の部分が群青色の空の向こうに薄く白いシルエットが浮かび
冬は、夜の延長のような朝に出発するようになり、田園地域は、霧で何も見えない朝もあります。

冬の車窓は、車内の小さな読書灯でパソコンの画面を見つめる。
窓ガラスが鏡のようになり、窓の景色は、私とパソコンとバスの座席が見えるだけなのです。

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ゲンメでワインを語ろう。そんな約束をした。

今、ロンバルディア州のとうもろこし畑を通過。
この地区だけ霧に覆われ、真っ白ではなく、朝日でピンク色に見えています。

通勤中の更新。
写真は、昨日、帰宅前に訪れたゲンメです。
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用事があって、ワイナリーのアントネッロに電話していると
”今日は、ずっとワイナリーにひとりでいるから、ワインの話をゆっくりしないか。”

私は、帰宅後、急いで作って食べようと思っていたここ3日間続いている
トマトソースのパスタのランチを楽しみにしていたけれど。

”高速降りたところから、まっすぐにゲンメに向かうから自宅からより少し近い。
15時前には、ワイナリーに行けるわ。”

そんな突然の訪問の約束をした日。
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ゲンメの旧市街。
旧市街


ワイナリーの前のベンチにジャガイモとワインが置かれていました。
ここで働くサマンタさんが、仕事前に自分の菜園で収穫したもの。
(以前、収穫時期のブログでエルバルーチェを収穫していたポニーテルの若い女性です。)
ジャガイモ


ワイナリーの試飲用のテーブルの置かれた事務所に入ると
アントネッロが急いで、テーブルの上の山のような書類を整理して私の座る場所を作り、整えました。

”次回、日本に入荷するゲンメは全部、特別の記念ラベルにしてしまおうと思っているの。
でもオリジナルのラベルも必要で・・・”とそんな仕事の話を最初に私からして
次第にゲンメのラベルに書かれた人物の物語と気がつくとすでに1時間近くになっていました。

やがて、ノヴァーラ県の品種について、アントネッロは、語り始め
突然、眼鏡の奥の目がきらりと光ると
新しくボトル詰めをしたエルバルーチェの色を見せたいと、私の目の前にボトルを置きました。

書類が山積みになったテーブルを見て、アントネッロは、ため息をつく。
”私も家で同じ状態。だってひとりでいろいろしてるのだから。”

”ここでなく、続きは、貯蔵庫で話そう。”
(アントネッロは、ヘアースタイルを変えました。長髪で少し金髪に。
その理由は、ノヴァーラのサッカーチームがセリエAになりそして森本選手が来ることになったので。)
アントネッロ


もうミラノに到着してしまったので、エルバルーチェ 2010については、明日のブログに。
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AmbRass

モンフェラートからの帰り道、そのまま町を通過して、ヴェルチェッリ方面に向かわずに
少し遠回りをして、いつも行く友達マッテオの家族の農園のアグリツーリズモに立ち寄る。

先日のトマトのパスタの写真は、その時のランチです。

001

モンフェラートの丘から、やがてヴェルチェッリ県、そしてノヴァーラ県と平野の水田の景色を通過し
この日は、まっすぐ家に向かわず、ノヴァーラ県の小さな丘があるワイン産地へ向かいました。

011

Monferrato
AmbRass
Rosso DOC
2009
ブドウの品種:Alba rossa 100%
アルコール度数:13%
Zanetta Sergio

これは、モンフェラート地方のブドウを使ったワイン。販売は、ノヴァーラ県のワイナリー。
品種のAlba rossaは、新しいピエモンテの品種で、
ピエモンテのネッビオーロとバルベーラを交配したもの。
ワイン名のAmbRassという意味は、ラベルのデザインのようにabbraccio(抱擁)のことで
これは、ネッビオーロとバルベーラの2つの品種のことを表しているのでしょう。

小樽は、もちろん、大樽にも入れず、木を通していないステンレスタンクだけで
仕上げているワインが飲みたくなって、いくつか買ったモンフェラートのブドウのワインのうちの1本。

紫がかった深いルビー色。ラズベリーなどの森の果物の香り、そしてすみれの花
バルベーラの持つ酸味もネッビオーロの持つタンニンも抑えられたワイン。

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昨日、ミラノから帰ってきて、すぐに作ったのは、トマトソースのパスタ。
このトマトの瓶詰めは、ノヴァーラ県のビオのワイナリーで働くエレナのお父さんからの
プレゼントで、トマトだけでなく、すでにトマトソースとして調理されています。

エレナのお父さんの味を楽しもうと他に何も加えずにお鍋で温めて
パスタに絡めると、少し高級なレストランのようなパスタに仕上がる。

"娘が、いつもワイナリーに出勤するだけの毎日の中、日本人の友達が出来たと喜んでいたから。”
そういって、大切そうに瓶を取り出し、箱につめてくれました。

長年、ホテル、郷土料理レストランでシェフだったお父さんが、
便利でいつでも美味しく食べられるようにと、作ってくれたトマトソース。
赤いトマトの色のパスタは、どこかほっとして優しい味だと、いつも思う。

私は、ミラノから帰ってきた午後の時間
キッチンの窓から空と雲を眺め幸せな気持ちになる。

それは、きっとエレナの家族、そして田園しかないこの町での
素朴で質素でいて、どこか楽しく感じる毎日の暮らしが、優しいから。

トマト


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ひまわりの見える丘から

昨夜、夕立後から、どこからともなく音がしてきました。
日本では聞たことのない鳴き声だったけれど、それは、セミだと夫は言う。
ひぐらしとも違う、どこか哀しげなその鳴き声は、長く続き、明け方、
そして朝、出発する時にも聞こえてきました。

通勤中の朝の短い更新。
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ノヴァーラ県から南に向かい、お米の産地のヴェルチェッリ県の水田地帯を越えると
なだらかなモンフェラートの丘陵地帯が広がり、一面が小麦畑になり
景色とともに、お米の産地から、美味しいパン、パスタ類がある産地へと変わっていきます。
丘


町の夏祭りなどのワインは、地元、ノヴァーラ県のワインが、生産本数の関係で高いため
ここアスティ県の協同組合まで来てまとめて購入しています。

モンフェラートのアグリツーリズモの手打ちパスタと農園のトマトソース。
パスタ


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帰宅すると駐車場に、いつものねこ。
いつものねこ


テーブルの上には、工房の敷地内にあるリンゴ、洋ナシの他に
ギャラリーの管理人の友達が植えているトマトが積まれていました。

家に帰る途中、自転車に乗ったルイージに出会うと、
農場近くの自宅菜園でできたトマトをたくさんあげるとはりきっていて
私は、美味しそうだったので、先日、八百屋さんで買ってしまったばかり・・・

引退したシェフであるエレナのお父さんからもらった手作りトマトソースもあり
今日から、帰宅後のランチは、トマトソースを使ったパスタ、鶏肉の煮こみ料理が続きます。

7km離れた近郊の町のアグリツーリズモのレストランを経営する家族の作る
赤いパニッシャ(トマトソースがたっぷり入る珍しいノヴァーラ風リゾット)も美味しく作れそうです。

もうミラノに着いてしまい、時間なので、モンフェラートのワインは、後日のブログで。
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教会の聖母

朝の空気は、冷たく、バスを待っている時、隣の町からの通勤仲間の男性は
スーツ姿で、日中は、日差しが強く、気温が上がるだろうけれど
私もスーツでもよかったかもしれないと思う。

冷たい空気の中、今朝は、アルプスの山々が美しく、週末後の月曜日の朝特有の
どこか憂鬱な気分から、いつのまにか開放されて
高速道路の入り口から見える山を見ながらバスを待っていました。

今朝は、いつも見えるモンテローザの標高4,634mのデュフール峰だけでなく
普段は、見えないモンブランも見えていました。
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昨夜、夜に向かう時間に。
中庭から見える教会の鐘楼
038


車の中に置き忘れたものがあり、それを取りにいこうとした時に
ミサの時間でもなく、誰もいない時間に教会の扉が開いているのに気づき
私は、もう一度この町の”黒い聖母”を見にいこうと思い入っていきました。
教会で1


この教会の黒い聖母の存在は、ヴィクトリオもロミーナも知らないでいました。
”えっ。本当に。黒い聖母がこの町にあったの?”

ロベルトの親戚の信者の人から、”ビエッラのオローパから、これは伝わってきたに違いない。”と
言うだけで、詳細はわからないのですが、
この町に残された歴史がきっと何かあったに違いないと思い、しばらく眺めていました。
教会で2

水田に残された廃墟となった古い聖堂
今でも、修道院として暮らしている様子のあるテンプル騎士団の聖堂
ヴィクトリオの水田のそばに残されたローマ時代の煉瓦と
小さな町に残されたものを次々に思い出していました。

家に帰る途中、中庭にある小さな聖堂を見ると、
時が流れ、ほとんど消えてしまった壁のフレスコ画が夕日に照らされていました。
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町のレストランの黒板に書かれたメニュー。

雲が多くなり、夕立が来るかもしれないと、急いで洗濯物を取り込みました。
土曜日の夕方、中庭から。 
敷地内にある小さな聖堂、そして教会前の碑に掲げられた国旗。
中庭から


その後、町のバールに向かうと、ロミーナは、バールのカウンターでなく
レストランのテーブル席にある黒板に、メニュー以外の本日のスペシャル料理を書いていました。
本日のメニュー

ヤリイカとバジリコのリゾットとアラスカ産タラのオーブン焼き 12ユーロ

蛙のフライ、または蛙の煮込み  13ユーロ
蛙のリゾット 8ユーロ

水田に蛙がいて、そしてその貴重なタンパク源でもあり
この地方の昔からのお料理で、何度か、ブログに蛙のフライは、写真を掲載しました。 
蛙は、夏のメニューになります。

アジアなどの蛙のお料理と違い、小さな蛙で
私が片手を閉じると、すっぽりとその中に入るくらいの大きさです。

蛙のフライは、揚げたてにレモンを絞って食べる、子供が好きな一皿で
アグリツーリズモで、お料理を手伝っていた頃
”フライ、もっとないの?”と何度か子供たちに声をかけられたものでした。

蛙の煮込みというのは、トマトと香草、白ワインの煮込み。
エスカルゴも食べることのある地域なので、それに少しお料理方法が似ています。

ヴィクトリオやエリザベータが夏の水田の用水路の水の量を絶えず気にしているのは
そこにトンボの幼虫、蛙などの生き物が生息しているからです。
”ここは、普通の用水路でなく、養魚池。”とよく話していました。
今、考えると蛙のことなのでしょう。

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黒板を書き終えて、手を洗っているロミーナが、こちらを向きながら
”今日は、いつもと違う、別の州の白ワインがあるの。夏らしい感じよ。”と言い
カウンターの下の冷蔵庫から取り出しました。
食前酒

Vermentino di Gallura
S' E’LEME
2010
Bianco DOCG
ブドウの品種:Vermentino(ヴェルメンティーノ)100%
アルコール度数:12%
Cantina Gallura Soc. Coop. Agr.
(協同組合のワイン160以上の栽培者から350haのブドウ畑から。)

”サルデーニャ島のワインで、夏のバカンスのようでしょう。”と言いながらグラスに注ぎました。

麦藁色で、ジャスミン、エニシダなどの花の香り、切ったばかりの白桃、そして地中海からの風の香り
フレッシュで綺麗な酸が広がり、すっきりとした後味のワイン。

食前酒のワインを飲んでいると、ピッツァが次々に焼きあがり、受け取りに来る町の人々、

ルイ―ジも夕食のリゾット(いつもノヴァーラ風リゾット”パニッシャ”)の
アルミのパックを受け取りに来ました。
いつも、注文した時間よりも少し早目に来て、待っている間、バールで町の人々と楽しそうに話すのです。

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ワインのあるテーブルで。

ティツィアーナの家族のワイナリーのテーブルで。

以前、ワイナリーで、支払いやワインの分析表などの書類を整理していると
”RIE、見て。パパの写真が、新聞で使われたのよ。”と
ティツィアーナが嬉しそうな笑顔で見せてくれたファイルには、
冬の剪定作業をするジュゼッペさんの姿がありました。
003


結婚を機に、近くに大きな家を構え、一部、B&Bにするという夢を実現した彼女は
”ワイナリーと両方だから、大変。”と話してくれました。

モード関係の仕事で遠くまで通勤している旦那さんは、ワイナリーとはまったく別の仕事をしていて
ワインの愛好家であり、この土地で暮らすことを楽しく思っていることなど話しながら

”RIEもまったく違う仕事をひとりでしているでしょう。しかもアートだし、
そんなところがきっと私たち似てる。”
以前、夫とミラノのギャラリーの友人、ジュゼッペをここに連れてきた日のことを
ずっと覚えているようでした。

いつの間にか、グラスを持ってきて、ウィンクして
”今日は、ヴィクトリオが来ていて、運転してくれているからいいわよね。”と
バルバレスコのワインをグラスに注ぐ。

私は、ずっと家族4人との仕事を続けていく、そんな姿がとても羨ましく思いました。
”ティツィアーナのお父さんは、偉大でいて、そして優しいわね。”と
ファイルの中の仕事をしている写真を見ながら

秋にネッビオーロのブドウを収穫していたジュゼッペさんに駆け寄ると
笑顔で、ブドウを手渡され、その場で一緒に食べた時のことを思い出していました。

*お知らせ*
7月現在、テッツィアーナの家族のワイナリー、ジュゼッぺ・コルテーゼは
バルバレスコ97年は、日本の倉庫からは在庫切れになりましたが
軽井沢、ホテル鹿島ノ森でお楽しみいただけます。

2003年の在庫も数本になってしまっていますが、
どちらも倉庫の関係でピエモンテの方で保管してあります。
次回2007年の輸入時期に合わせて入荷するようにします。

*********************
昨夜、テーブルに置かれていた果物。
町のギャラリーの裏にピエモンテでの夫の工房があり、
菜園ではなくその広大な敷地に放置されている木々の果物です。

工房の果物


********************
今日の通勤バスは、2階建てのバスが来ました。
乗ってくる通勤客たちが、運転手のマウリッツィオに
”マウリー、今日は、遠足なのね。”と言い笑っています。

今、車窓からは、雲がいつもより近くに見えています。
車窓



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バルバレスコのワインで過ごすひと時。

朝、キッチンやバスルームの天窓からの冷たい空気が入り込み、
気温が下がっていることを知りました。
素足にサンダルでなく、靴に履きかえ出発。

信号待ちで停車した隣町の薬局の電光掲示板が11度と表示されていました。
1,2週間前に2,3日暑いと思う日もあったけれど、それほどでもなく

”イタリアは、日本よりも暑いと聞いている。”と日本からの連絡もあったけれど
気温差もあるので、どうかこの地方に夏にご旅行でいらっしゃる方は、
長袖もスーツケースに1枚入れておいた方がでいいです。
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気温が下がった朝は、空気が澄んでいて、アルプスの山々、そして田園の緑が朝日で輝き
ブログを更新しながら、時々、窓から外の景色をしばらく眺めていました。
(走行中の高速バスの中からの写真なので、あまり伝わらないですが。)
008


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ミラノから帰宅後、家でワインの仕事を始める前に、気分転換に飲むこともあるワイン。

”仕事の途中で気分転換にバルバレスコを飲むことがあるわ。RIEもでしょ?”と
バルバレスコのワイナリーのティツィアーナが、そう言って楽しそうに笑ったあの日から
このワインを飲むたびに、私は、いつでもこのエレガントなワインと一緒に
可憐なティツィアーナを思い出すのです。

07

Barbaresco Rabaja
2007
Rosso DOCG
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
アルコール度数:14.5%
GIUSEPPE CORTESE

輝きを持った深いルビー色。
クランベリーなど森の小さな実の果物のジャムの中には、新鮮なフレッシュな果物も入っている
スパイスの香り、そしてほんのりと葉巻たばこの香り
ネッビオーロの心地良いタンニンと綺麗な酸味のバランスがとれていて余韻のある
エレガントで若いバルバレスコ。

**************
ティツィアーナとの出会いや今までのストーリーは、たくさんあり、ここに書ききれない。
(もうミラノの地下鉄の中ということもあります。笑)

私のことを羨ましいともいい、そんなワイン産地での暮らしと
そして、このワインを飲む時に、見えてくる心の風景を少しずつ
ブログで紹介していきます。

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収穫は8月末から。

ひんやりとした空気で、長袖を着ていても肌寒く
厚い雲に覆われている朝。

停留所に到着すると、バスの運転手さんが降りてきていて
夏のダイヤのお知らせを取り付けていました。

7月の終わりから通勤時間帯のバスが減り、ビエッラの街の入り口から来るバスが
始発となり、毎年、この時期は、私は、いつもより15分遅く、オフィスに着くようになるのです。

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写真は、町の中心。廃墟になったまま眠る中世の農民の避難所の建物。
009


帰宅すると、バローロ近郊の小さな町でワインを造るアレッサンドラから、
8月末から白ブドウの収穫を始めるとメールで連絡がありました。

昨年、雨が降りそうになったお昼に、ワインの試飲どころでなく
バローロで急遽手伝うことになることもあったりしたので

その場限りであっても、見ているだけでなければ
ワイナリーと仕事に関わる契約書を今年も作成して届出をしてもらうことになるのです。
すっかり忘れていた、このことも急がなければなりません。

最近は、8月に日本で行われるウェディングのオリジナルのラベルデザインと
打ち合わせで頭がいっぱいだったのです。

ワインの輸送スケジュール、手配、ウェディング用のパッケージデザイン
9月以降のこと、新しいワインと考えていると目が覚めてしまい
深夜過ぎ、起床時間まで待てずにそのままパソコンの前に座る日もあるのですが

今日、午後帰宅したら、まずバルバレスコをグラス1杯美味しく飲んでから
落ち着いて取り掛かろうと楽しみに思う。

好きなことを仕事にしているのですから。

このワインは、後日紹介します。

*************
もうミラノに到着。
こちらは、ワインとまったく違う分野のオフィスワークですが
張り切って行って来ます。

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週末の時間。

夜の強い雨の後、早朝は、冷たい空気で、アルプスの山々が
うっすらと何層にも連なって見えています。

仕事で日本に連絡すると、”火曜日に。”という言葉が多く日本が連休であることを知りました。
私は、いつも通りの月曜日。通勤中の更新です。

高速道路バスは、ほぼ満席で20人くらい(50席中、ひとり2席使うので)の通勤客を乗せてミラノへ。
これが8月のバカンス時期になると、私を入れて2,3人になる日が数日続きます。
雨上がりで気温が低くなった朝、バスの中は、ジャケットを着たままの人が多いようです。
***********************
写真は、晴れていた土曜日のもの。
昨日、日曜日は、雨と強い雷でグレーの空が1日続き、夏らしくない気温の低い1日でした。

私の暮らしている町は、歴史書によると、紀元前100年の頃にすでに人が住んでいたいうことです。
その時期、近郊のワイン産地、ゲンメでは、すでにワイン造りも行われていました。

この日、自転車で散策したのは、町から約5km離れた水田に囲まれた聖堂。
(ずいぶん前にも、この場所の写真をブログに掲載したことがあります。)

肥沃な河川セージア川が近くにある農村地域に
ピエモンテのテンプル騎士団の人たちを守るために
造ったといわれる聖堂は1174年のもの。
018

当時、彼らは、白いマント、赤い十字、そしてブルーのコスチュームでした。
022


町に帰ってきて、中庭の扉を開ける前に、車の下を覗いてみると
今日は、教会に来ていた近郊の町の古い修道院で暮らす修道女さんの小さな車の下にいました。
いつものねこの休日
001


***********************************
そしてこの写真は、気温の低かった日曜日の午後。自宅の窓から。
土曜日の写真と同じ時間帯です。
雨と雷が続き、グレーの空になると、町からたちまち色彩がなくなっていきます。
ピッツァを焼き、仕事をして、ワインの本を読み、時々、新しく入荷する予定の
バルバレスコ2007年を飲んだりと
晴れた日とは、また違った長い休日の1日が過ぎていきました。
日曜日の空


いつも出勤前に日本との連絡する関係で朝3時から4時にかけて起きるため
早くに眠るのですが、昨夜は、眠る前にtwitterを開くと、サッカーの状況を
たくさんの方が伝えていたので、twitterを通じて観戦で夜更かしでした。

twitterの皆さん、ありがとう。臨場感あふれて
ニュースで結果を知るよりもずっと楽しかったです。
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7月だから

ここは、周辺の田園の中で、最も大きな用水路が流れる地域。
015

以前、ヴィクトリオに誘われ、ノヴァーラ県の稲作農家の勉強会、視察で
同じ品種のお米、同じ面積、違いは、用水路があるかないかで
ないところは、蚊の数が大幅に多かったと農家から聞き、
用水路の蛙をはじめ、様々な生物がいることで、水があっても
蚊が多くならず生物のバランスがとれることを知りました。

再び、日差しが強くなった午後、車を綺麗にしようと、バケツに水を入れて
その後に、少し洗浄剤をいつもは、入れるのだけれど
この日は、入れないでいたのです。

車から滴る水で小さな水溜りになっているところに、一羽の鳩が来て
必死に小さな口ばしで水を飲んでいて、用水路のような大きなところでは
水が飲めないことに気がつく。

洗浄剤をいれなくてよかった。
*****************
”今日は、暑い一日ね。”と言うと、ロミーナは
”そうよ。7月だもの。一番暑い時期。8月15日(聖母被昇天の祝日)を過ぎてしまうと、もう秋の気配。”
と夏が好きなロミーナは、少し残念そうな顔をする。

夏の終わり、秋の稲の収穫の前に行われるのがこの町の夏祭りで
今年の夏祭りのパニッシャ(ノヴァーラ風リゾット)は誰が作るのだろうと
冷たい炭酸水にレモンを入れて、バールの外のテーブルでそんな話をして過ごしていました。

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フランス革命を記念する7月14日、日本のパーティの会場は、被災した郡山市で行われて
避難生活を続けるおよそ500人が招待されたようです。

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LAGREIN

朝の車窓から。
今日もまた、1日が始まっていくのを見ていました。
車窓1


車窓2


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そして夕方の近所のバールから。
新しく働くことになったフェデリカ。
bar

最初の日は、緊張のあまり手が震えながら、ワインを開けたり、生ビールをグラスに注ぎ
ロミーナの指示をひとつひとつ顔を見つめながら聞いて行動していたけれど
今は、店内を見渡し、自分で仕事を探し出して次々に動く。

そんな姿、横顔を見ていると、日本でもイタリアでも、新しい仕事の初日、
すでに多くの人が働いているオフィスに入った時に
自分からどうにか何ができるか仕事を自ら探していかなければと
いつも思っていた時のその気持ちが思い出されました。
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先日のワイン。
002

SUD TIROL ALTO ADIGE
LAGREIN
Rosso DOC
2010
ブドウの品種:ラグレイン100%
アルコール度数13%
ボルツァーノの協同組合のワイン

深い美しいルビー色で、光にかざすとほんのりと青く、スミレ色を帯びて
クランベリーやラズベリーなど森の小さな果物の実やカカオ、甘いスパイスの香り
綺麗な酸でバランスの取れたワイン。
秋には、アルト・アディジェ地方のキノコと肉のグリルなどにも合うことでしょう。

夏の暑い日に、私は、優しい味のするこのワインを
室温が高い夏の日に、少しだけ冷やして、家での仕事の合間に
時々、カフェのように飲んで楽しむ。
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帰宅後の短い更新

午後、高速バスを降りて駐車場までの地下道を歩き、
今朝、野うさぎが、この高速道路の入り口まで来てしまったことを思い出しました。

曇りの今日は、帰りのバスの中で肌寒かったのは、冷房のためだと思っていたけれど
そうではなかったのです。

バスを降りて、歩いている地下道は、ひんやりとしていて
日差しがないせいか気温がいつもより低く、雨が再び降りだしそうな湿った空気でした。

車のドアを開けて、カバンを入れ、ふと目にとまったのは、野うさぎでした。
011


朝の野うさぎかもしれないし、その仲間かもしれません。

野うさぎの背後にほんの小さな一区画が背の高い雑草と
昔は、トウモロコシ畑があったのかもしれない手つかずのトウモロコシの草が茂っています。

黒い大きなチューブがあるところは、高速道路の工事用の資材置き場のようで、
この向こうには何十台もの大型トラックが出入りをしています。

雑草の生い茂るこの野うさぎの棲む空間を
そのまま私の町の裏に広がる田園に持っていってあげたい。
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町に戻り、駐車して車のドアをあけて、目があったのは、いつものねこ。
涼しいので、車の下でなく、車のすぐ横に近づいて来て、ごろりと寝ています。
いつものねこ
君は、いつものんきで安心して暮らしていていいね。と心の中で話しかける。
州が保存している中世の歴史的な建築物の中で暮らしているし…。

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今日、これからの食前酒は、暑くなく過ごしやすい一日なので
白ワインや若い赤ワインでなく、バルバレスコなどの偉大な赤ワインを気分転換に少し。
打ち合わせや私からの連絡のメールを待っている方、すみません。
バルバレスコのワインで休憩してから、また再開します。

夏の夕方に。

夕方から夜にかけて、雷の音がしてくることも多い暑い夏の日々。
写真は、夕立後のノヴァーラ県のワイン産地の旧市街。
雨上がり


夕方、窓から教会を眺めながら、電話をしていると
次第に空が暗くなり、風が吹くと、たちまち雷と雨となっていきました。

電話は、ロエロ地方のワイナリーのパオロからで
結婚式のオリジナルラベルの印刷の件で、デザインに入れる
イタリアの法律上、追加して記載しなければならない文字のことだったり
同じラベルにしたリグーリアの農家のオリーブオイルとの混載での輸送の件などで
気がつくと30分くらいが経過してしまっていました。
ワインそのものに関わる以外に、実際には、こういった内容の仕事の部分が多いのです。

電話の向こうで食器の音がしてきたので
"もう、夕食の時間になるわね。"と言うと
”テーブルにお皿を並べながら話しているんだよ。RIEの方は、鐘の音がしてるね。”
"そうね。時間に合わせて30分ごとに、鳴るから。今のは18時30分の鐘。"

電話が終わると、1時間弱冷やしておいたアルト・アディジェ地方の若い赤ワイン
ラグレインのボトルを取り出し、グラスに注ぎました。
青みがかった美しいルビー色のワインは、この日の食前酒に。

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こちらは、少し前の今朝の写真です。
高速道路の入り口にある駐車場で、小さな音がしたので
振り返ると、野ウサギがじっと隠れていました。

すぐ近くは、大型トラックが何台も走り、決して綺麗な場所でなく
危険な高速道路の入り口周辺は、以前、野原でした。

現在も拡張の工事が進められ
次第に野うさぎのの居場所がなくなってしまったのです。
高速道路の入り口で


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今朝は、時間がないので、この食前酒のワインは、後日、紹介します。
今日の夕方の食前酒もこのワイン。

昨夜の教会の入り口で。

朝、車の運転中で写真に撮ることができない風景。

それは、左右に植林が並ぶこの地域の用水路に供給している水源
セージア川からのカブール運河の朝の風景。

水面に朝日が照らされ、植林の緑が鮮やかで、
光に反射して葉が黄金色に輝く時に、いつもここを通過するのです。

通勤中のバスの中から短い更新
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昨日は、日本のソムリエさんのお知り合いの方がミラノにいらしたので
仕事後、ミラノで少し優雅なランチでした。

ツナのパテの前菜に引き続き、私が注文したのは
ミラノ風肉団子のフライ (Mondeghili Milanese)
007

************************
暑い中、ミラノを歩き、バスに乗り、駐車場に着くころには、疲れが出てしまって
買い物に行く力も残っていなかったのだけれど、隣町の食料品店に立ち寄りました。

レジに並んでいると、背後から”こんにちは。”という声がして、振り返ると
いつもと違ってポロシャツ姿の町の神父さんが並んでいました。

神父さんは、私の後で、100%の果物ジュース5種類とキウィ、オレンジを並べはじめながら
まったく同じジュースと果物の会計をしようとしていた私を見て
"暑いから、欲しいと思うものが、同じだね。”と笑う。
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夜、まだ外が明るい時刻に、時を知らせる時と別のメロディの鐘の音が響き
家の外で、夜に向かう雲を眺めていた私は、中庭の扉をそっと開けて、
教会の方を眺めると、教会の入り口の扉が開き、ミサの声が静かに流れていて
入り口に再び、タルトが並んでいました。

私、そしてロベルトも知らなかった、この信者に向けてのタルトは
震災から4ヶ月経ったことで、ミサを開き
神父さんと信者の女性が、仲間の中で赤十字に寄付をするためでした。
年金生活で決して優雅ではなく、質素な町の信者の女性たちの気持ち。

002


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ロベルトによると
神父さんは、私が日本人であることを、
そして日本人がこの町に住んでいることをまったく知らなかったということ

そして、ロベルトと私がタルトの会を開くよりもずっと早い段階で
ミサ、そしてタルトでなく信者の方たちの小さな手作りの刺繍のコースターなどで
教会の入り口で小さなバザーを開いていたということでした。

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町が賑やかになる頃。

週末の夕暮れ時、バール、レストランの前には、車がいっぱいです。

週末のバール

レストランで食事をする人、そしてピッツァを買いに来る人々で、
徒歩圏内であっても、焼き上がりのピッツァを急いで持ち帰るので
車やバイクで、買いにくるのです。

ヴィクトリオは、徒歩、2、3分以内でも車。

私は、このバールから家まで徒歩1分しないので、教会に立ち寄ったり
ツバメの巣の下を歩いてみたりと、いつも回り道をして帰るのですが

帰る前にいつもここを振り返り、ギャラリーの大きなイチョウの木、そして雲
廃墟となった中世の農民の避難所と農場を眺めてから、中庭に続く扉を開けます。

このレンガと石の中世の農民の避難所の建物の小さな隙間に
いつものねこが入っていくのが見えました。
彼の棲みかは、この中世の建物。

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震災後のお知らせいろいろ。
震災後、時間の経過とともに、関心が薄れてしまうのは、イタリアだけでないかもしれません。
少しでも、前向きに生きていく人たちを応援したい気持ちが最初でしたが
今では、多くの立ち上がっていく人々の姿を通じ
自分自身、人生を考えていくきっかけにもなりました。

すでに今週末に終了したイベントもありますが、まだまだたくさんあります。
そして8月以降も実施していく予定のようです。
南部鉄器、会津塗をはじめ工芸市、応援物産展などのお知らせです。

イタリアで、ヴェネツィアンガラスや刺繍など都市によっていろいろとあるように
伝統工芸があり、今後、ノエミちゃんのように日本に関心のある外国人にも
多く紹介していきたいものばかりです。
http://www.jreast.co.jp/press/2011/20110703.pdf

東北のイチゴ農家、北海道移住へ出発という記事がありました。
技術指導員としてイチゴ栽培技術を指導する計画のようです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110711/k10014114351000.html

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もうミラノに到着。これから地下鉄乗り場に向かいます。
朝日がとても眩しい。

仕事の提出書類もたくさんあるので、集中して時間内に終わらせたいところ。
地下鉄の中で何から終わらせようか考えます。。。
今日は、ミラノでランチを楽しんでから帰宅。
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金曜日の帰り道で。

金曜日の20時。にわか雨の後の田園の風景
にわか雨の後2

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金曜日、仕事の帰り道、魚介類を買いに、
高速道路バスで、通り過ぎたノヴァーラに向かって
車を走らせて、coopのあるショッピングセンターに到着しました。

すでに15時を過ぎてランチがまだの私は、最初にフードコートに行って
オリーブの実が入ったフォカッチャと食べながら
中央の上部に設置されたテレビを眺めていました。
誰の邪魔もしないように、消音され映像だけが流れ、おそらく気にとめて
見ていたのは、私だけだったことででしょう。

なにかアジア人がとても楽しそうに走り回っている。どこの国かしら...。
こんなに楽しそうに一生懸命だから、たぶん、少しクールな日本ではないだろうと
ぼんやり考えながら、フォカッチャを食べ、今日の買い物を頭の中で考えていると

”あっ。RIEじゃないの!。ここで会うの初めてね。”と
アグリツーリズモで働くマリアが、炭酸入りのミネラルウォ―タ―と紙コップを持って立っていました。

”少し休んでから帰ろうと思ってね。帰ったら、すぐに農場の仕事、その後、レストランの
ディナーの準備や金曜日のお客さんのために忙しいもの。”
と少し憂鬱な顔をしながら、私が見ていたテレビの映像に視線を向けると
嬉しそうな明るい笑顔で、少し興奮したマリアは、
”RIE、これは、どこ日本?それとも中国かそれとも別の国。見てよ。すごくみんな楽しそう。”

ふと見上げると見たことのある人がとても若い。これは、谷隼人さんかしら?
急に、それは、とても昔の番組の風雲たけし城であることに気が付きました。

当時は、くだらないからと見ていなかったので、1,2度見たことがあったかもしれない程度でした。
今、見ると違ってみえたのは、ゲーム機で見るバーチャルな世界と違い

若い人たちが、泣いたり笑ったりしながら、全力で走り、楽しそうに、ダメだった時には
泣いている場面もあって、そんな挑むゲームで、こんな時代もあったのかと思い
いつのまにか、マリアと熱心に見てました。

”行け!。あ…残念。”と言いながら、見ていたマリアを見て笑う。
”もう、これは、相当、昔の日本の番組よ。まだ私が中学か高校生だったもの。”

”私、カフェを買ってくるけれど、マリアは、何かいる?”
”私も。RIE、買ってきてくれる?。私、これ見ているから。”

もう一度、画面を見る。当時、考えることも、好きでみるわけでもなかった番組で

不思議なことに、今となって、見ると、小学生の頃に
クラスでも得意だったドッジボールを楽しんだ日々
日が暮れるまで遊んでいた子供の頃、昭和の時代と風景を思い出すのです。
今は、これらのゲームは、ゲーム機の中に。

マリアと別れてから、私は、COOPでイワシを1kg買いました。

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帰宅すると、にわか雨が降り、その後、見た田園が最初の写真です。

買ってきたイワシを手開きにして蒲焼きに。
残りは、処理をして小分けして冷凍庫の中に眠る。

オリーブオイルと塩だけのイワシの蒲焼きは、ごはんの上に載せて
ノヴァーラに来てくれた知り合いの鎌倉のソムリエさんがお土産で持ってきてくれた
熊本県の実山椒塩と一緒に。

今夜のワイン
今夜日ワイン

RIBOLLA GIALLA
COLLINO
2010
Bianco DOC
品種:リボッラ・ジャッラ 100%
アルコール度数:12.5%
SAN FIORIANO

ヴェネツィアで好きだった、イワシのサオ―ル(Sarde in saor)とどちらにしようか迷ったけれど
イワシの蒲焼きとごはんに。お米は、ノヴァーラ県のお米。
使ったオリーブオイルは、リグーリア産。
そして熊本県の実山椒塩

茄子とズッキーニのグリル、トマトサラダととてもシンプルなので
ワインも、ステンレスタンクだけで爽やかな綺麗な酸を持つ
シンプルな白ワインです。
透明感のある麦藁色、柑橘類、ミネラルの香り、後味がすっきりして
苦味がわずかに残ります。

ブログを書いている土曜日の今、イタリアでは、まだこれからランチタイムですが、
今夜の夕食は、イワシがたくさんあるので、
ヴェネツィアで時々食べていたイワシの郷土料理にします。
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湿地帯の沼 palude

朝の車窓から。
ティチーノ川近くにある湿地帯の沼。
palude


時には、この沼に無数のノガモの姿が見えます。
高速道路沿いなので、自然保護地区とは、されていないかもしれませんが
私の町にあるピエモンテ州の管理する自然保護地域である
水田の近くの沼にもよく似ています。

先日、散策した田園で。
町の自然保護地域の森と沼に向かう道。
自然保護地域


以前、町の自治体を通して許可をもらい、ヴィクトリオの野鳥撮影の時、
そして日本からのお客様と入ったことがあります。

ここは、一般に公開されていないことから、この道は
州のマークの入った小さなジープが日に何度か野鳥調査、監視に訪れるだけです。
入り口ちかくの水田近くにジープを駐車して木の扉を開くと
迷彩服を着た2人組が足音が聞こえないように静かに進んでいきました。

私は、そのまま自転車で家に向かう頃、すでに21時を過ぎて夕暮れの時間となり
日没後、長かった1日が終わり、夜が急に訪れようとしていました。
いつも気がつくと22時、朝が早い私は、すぐに眠る時間になるのです。
夕暮れ


夕暮れの町。
21:03


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先週の土曜日、七夕の願い短冊を書こうとノエミちゃんの家に行く約束をしていましたが
その日の朝、ノエミちゃんは、指を数本、骨折してしまい救急病院に行っていたのです。
”骨折は、左の手だったから、そんなに支障がないよ。”と張り切っていたので

7月7日は、過ぎてしまったけれど、仙台の七夕祭りに合わせて
その短冊を一緒に送ることにしました。

仙台七夕まつり願い事受付8月8日まで
http://www.tanabata-negaigoto.jp/

こちらは、仙台七夕まつり、願いの鶴です。
http://www.kahoku.co.jp/omoio/

*ノエミちゃんは、これをきっかけに日本各地のおまつりの文化に関心を持っています。

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ブログを書いている今、もうミラノに到着しようとしています。

バスターミナルで、お揃いで色違いのスーツケースを持った家族連れが
アオスタ、クールマイユール方面の行きのバスに、スーツケースを
積み込もうとしているのが見えました。
モンブランの麓のイタリアの街で、夏休みを楽しむのでしょう。

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ピエモンテで暮らしていきたいから。

通勤中の短い更新。
パソコンを開くとシルヴィアからメッセージが来ていました。
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古城に展示されていた昔のワインのボトル。
ワインボトル

バローロの友達、シルヴィアが以前、ワイナリーの家族の歴史を語ってくれました。

”このワイナリーは、3代前からで、それ以前は、ずっとブドウ農家で
ワイナリーにブドウを売っていたの。そう、今の私の父のように。
夫の祖父が、最初にブルナーテの畑のワインを自分たちで造ることにして
最初は、2リットル、5リットルという単位で販売しはじめて
その後、今のボトルのサイズになった。とても多くのことが進んでいったわ。そして今も。”

シルヴィアがここにお嫁に来てから、実家で栽培するバルベーラ、ドルチェットも
このワイナリーで醸造することになり、バローロ、ネッビオーロ以外の赤ワインが誕生したのです。

”その後に進んでいったいろいろなことにRIEが関わっていったのよ。本当よ。”と
依頼していた輸入に必要なワインの検査分析のオリジナルを
大切そうに眺めてから、丁寧にたたみ封筒に入れて渡してくれました。

考えてみれば、他のワイナリーと違い、日本への輸出に向けて
多くのことが整っていなかったこともあり
バローロ以外のワインも、日本で綺麗に見えるように裏のラベルをすべて変更したり

古いヴィンテージを保管することなく、売りきって、次の年度を販売する関係で
バリエーションのためにも、新しく、バローロのリゼルヴァを造ろうとか

そして家族用の白ワインを5月に日本で入荷したことで、隣の国、オーストリアも
同じくこの白ワインを輸入することになっていき

シルヴィアは、専門家に依頼して、サイトを本格的に作成し
最近は、一緒に会社、そしてワイナリーのfacebookページを始めてみたりと

シルヴィアは、新しい意見を求め、次々に多くのことに真面目に取り組み、
このワイナリーの歴史をまたひとつ築いていこうとしているのです。
時が経過していくことの強さを感じていました。

"バローロ周辺のこの暮らし、毎日が人生のすべてで変化がないから
ノヴァーラからRIEやヴィクトリオが新しいことを運んでくるのよ。
一緒に外のレストランで食事をするのがとても新鮮よ。"と
嬉しそうに食事をしていた日は、私も本当に嬉しかった。

私は、最近、とても出遅れてしまっている。
もう少し頑張って、ピエモンテの人々と協力して仕事をして
この土地でもっといろいろな経験をして暮らしていくことを願い、今日を過ごしていく。
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最近、高速道路バスの中で、私のようにパソコンを使って
文章を打ち込んでいる人が4名。
”その小さいパソコンは、軽そうで便利だな。
機能は、一般のパソコンとあまり変わらないのか?
インターネットにつながっていうるのか?”と通勤仲間から質問が多いです。

ノヴァーラの丘のブドウ畑で過ごす。

夕方から雨が降り、そして明け方も降っていたようでした。

車のガラスも、ドアもしっとりと濡れていて
ドアを開けると、水が滴り落ちていき、湿った少し冷たい空気の中、出発しました。

田園を走ると、かすかに早朝の湿った草木と地面の香りが車内に入ってきて
ワインを表現する時に、この空気と土地の香りをずっと刻み込んでおこうと窓を全開にしました。

高速バスの車内から。雨上がりで遠くが霞んだ水田と植林。
asa


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先日までのブログでは、ランゲ地方のブドウ畑だったので、
今日は、地元ノヴァーラ県のブドウ畑の小さな丘陵地帯の写真です。

午後の眩しい日差しの中で、小さな丘に向かいました。
1

秋には、この畑にノヴァーラなどの都市から小学生が訪れ
農業、そしてワインが出来るまでを学びにくるのです。

以前、そんな小学生の子供たちの案内を、町から依頼された稲作農家の友達、ヴィクトリオは
牛舎や水田、農場、古い農耕具の博物館を案内したことがありました。
”驚いたよ。チーズもお米も小麦も、最初から
すべて工場で作られるものだと思っていた子供もいるんだよ。”
がっかりしながらも、目を丸くして必死に、水田、農場、牛舎で説明していたヴィクトリオの姿が浮かびます。

ワイナリーに残されていた子供たちの絵を眺め、
きっと、その日がとても楽しかったのだろうと思い嬉しく思って眺めていました。
私も小さな頃、楽しかった日には、おひさまと笑っている女の子の絵を描いたので。

ワイナリーの棚の上には、ピエモンテの古いワインが陳列されていました。
”何かの記念だったりで、取っておいたもので、今となっては、もう開けることはないのよ。”と
エレナが話してくれたことがありました。

そういえば、バルバレスコで、ティッツィアーナが懐かしそうに目を細めながら笑顔で
”これは、祖父の時代のラベルのワインなの。優しく偉大だったわ。”
と古いボトルを見上げていたことがずっと印象に残っています。
2


私が、取っておきたいワインは、一体、どれだろうと思いながら自宅に向かう。
すぐに、ブドウ畑、とうもろこし畑を過ぎて、水田地帯に景色が変わっていきました。

そして帰ると、いつものねこは、ここにいました。
教会の隣にあるチッタ・スローの小さな町のお店の前で。
018


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仕事の帰りに、ひとりでランチの時。

昨日のバローロのブドウ畑を眺めていたブログの写真の帰り道。

ブドウ畑の見えるところで、徐行して静かに停車し
ハンドブレーキを持ち上げ、エンジンを止めました。
ブドウ畑で


車で、ひとり、ブドウ畑に向かう時は、食事は、レストランですることはなく
自宅から持ってきた凍らせておいたオレンジジュースや
チョコレートのお菓子だったり、作りおきをしておいた手作りの小さなフォカッチャを
車の中で食べることが一般的に多いです。

仕事で向かうので、贅沢はしないで、普段通りで過ごしたいという気持ちと
胃の中をすっきりさせて、緊張感を持って運転していたいのと
そして何よりも、美味しいランゲ地方のピエモンテ料理には
地元のワインがぴったりなので
運転の時は、ノヴァーラ県の自宅に到着するまで
その楽しみを取っておかなければならないからです。

以前、ロエロ地方のワイナリーに車を置いていた時には
ワイナリーのお母さんに”これを持っていきなさい。”とチョコレートのクッキーを貰ったこともありました。

そして、アスティ方面に向かうスーパーストラーダを走る前に
眺めがよくて車を停車できる場所を探して、ひとり小さなピクニックとなるのです。

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以前、アムステルダムに滞在した時にも見ることができなかった
オランダの巨匠、ヨハネス・フェルメール
「手紙を読む青衣の女」の絵画の特別展が宮城県美術館で開催されます。
2011年10月27日(木)〜2011年12月12日(月)
一部のサイトでは、京都、東京の会場のみチケット販売が発表されていますが
震災復興を祈念して、東北文化の日の前後にわたって、宮城県でも展覧会が開催されます。
http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/mmoa/ja/exhibition/20111027-s01-01.html

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バローロ、そしてノヴァーラより。週末のピエモンテの風景。

ラ・モッラの丘から、バローロのブドウ畑を眺めていました。
”この方向に見えるのが、バローロの古城。そしてこの方角がセッラルンガの古城…。”

そして、私は、いつもここから友達のシルヴィアの自宅とワイナリーを探す。
丘の上から

初めてこの丘に来た時のことを今でもはっきりと覚えていて
ローマの試飲会で何度か出会った有名なワイナリーをいくつか訪問した後に
無名のその小さなワイナリーを訪ねると小さな赤ちゃんを抱いたシルヴィアが立っていました。

斜面が一面、ブドウ畑になっている丘陵地の景色の中で、
バローロ、バルバレスコの有名なワイナリーを訪れた時のことよりも
今では、この景色を見るたびに、シルヴィア、ティツィアーナといった
ワイン産地で暮らす友達の毎日の暮らしが思い出されます。

SMSで”こっちは、雷。ノヴァーラはどう?”
”今、アオスタに向かっている途中。たぶんRIEの町の近くを通過していると思う。”などと
メッセージが来るとピエモンテのワイン産地の暮らしが近くに感じられ
バローロ、バルバレスコは、高級ワインの産地で美食のある土地というよりも
彼女たちを通じて、どこか優しく、そして気取らないピエモンテの風景として目に映るのです。

7月のブドウ畑
Nebbiolo
NEBBIOLO


******************
そしてノヴァーラ県の小さな町の風景から。

金曜日の夕暮れ時は、もうすでに21時を過ぎ
教会、そして彫刻のオブジェが桃色に染まり、週末の夜に向かっていきます。
駐車場から、教会の敷地内を眺めると、白いテントが準備されていました。
準備

土曜日、ここで、結婚式が開かれていました。
結婚式


教会の敷地内で、音楽と演奏は、深夜23時過ぎまで続き
窓を開けた寝室で、ずっと演奏を聞きながら眠りにつきました。

流れていた曲は、リッキー・マーティン(Ricky Martin)の曲で、
フランス大会のワールドカップのテーマソング。
サッカーのフランスワールドカップがフランスで開かれていた期間に
ワ―ルドカップの仕事で約1ヶ月、フランスに滞在していて、毎日、聞いていた曲でした。

その時は、忙しくてフランスでワインを飲むどころでなかったけれど
仕事で長期滞在したことで、いつかは、ヨーロッパで仕事をしてみたいと夢を持った頃。

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イタリアでは、16時半過ぎ。今から、田園を自転車で走り、食前酒。
それから仕事の続き。
日曜日の夕方から夜にかけて、軽い憂鬱が訪れるのは、
小学生の頃からずっと変わらないのですが
美味しいワインを飲んで、ワインの仕事のプランを考えて
楽しく夕方から夜のひとときを過ごします。

水田で野うさぎに出会う。

今朝の車窓から。
車窓


バスの中から空を見上げ、傘を持ってくればよかったかなと思う。
午後は、ミラノで用事があるので、すぐに帰れない。

アルプスの山々は、山肌までくっきりと、今朝は、モンテローザだけでなく
モンブランまで見えていて、その上空から暗い雲が覆い
山々は、神秘的な黄金色の輝きをしていていました。

通勤中の短い更新。
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昨日、帰り道に隣町を通過したとき、薬局の電光掲示板に36度という数字が見えたけれど
帰宅後、カバンを置き、すぐに自転車に乗って風を受けながら田園を走ると
そんなに暑さが気にならず、風の音を聞きながら、ヴィクトリオの水田まで。

私の場合、イタリアでは、日本に仕事で帰国する時に休暇を取っているので
夏のバカンスは、ないけれど、暑い夏の午後、田園を自転車で走っていると
これは、大人になってからの夏休みだといつも思う。
用水路で蛙を釣る人がいて、トラクターがゆっくりと横を通過していき、大きく空が広がる。

ヴィクトリオの水田の一角にある大木の付近の日陰になった草地に現われた野うさぎ。
(写真では、小さいのでわかるでしょうか。中央付近です。)
うさぎ


帰ると、いつものねこが車の下で休み
neko


バールの外のテーブルを囲んでいる植木に水をまいているルイージに出会う夏の午後。
bar

夏は、どこか賑やかで楽しい。

今日は、週末なので、帰宅後、ワインの新しいリストの仕事を頑張ります。

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copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


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