北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

August 2011

夏祭り最終日

夏の最後に、ピエモンテの小さな町の暮らしをお祭りを通じて紹介します。
次回は、収穫の近づくピエモンテのブドウ畑、ワイナリーでの準備、
そして黄金色になった水田、ポレンタなどの収穫祭など
話題は、秋に移っていきます。
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教会には、たくさんの人々が集まり、家の中でも、その賛美歌やミサが聞こえてきていました。
普段は、田園とバールだけの人口が少ない小さな町なので
このお祭り期間は、多くの人が楽しみにしているのです。

会場内の移動遊園地を楽しみにする小さな子供たち
夏休みで、深夜まで友達と会って会場内の音楽を聴いている高校生たちは
ヴィクトリオたちがキッチンで作る軽食を楽しそうに注文していました。

里帰りをした大学生は、旧友に会ってビールなどのドリンクコーナーで語り合い

ヴィクトリオのように宗教には、ほとんど関心なく、お祭りのイベントとして
みんなで美味しくワインを飲んで食べて踊るのをとても楽しみにしている人たち

そしてこの町で生まれ、ずっと暮らしてきた信者の人たちにとっては
教会が深夜過ぎまで開き、守護聖人が公開されるこの期間を大切にしているのです。

私は、深夜の教会で、静かに眠る10代の美少年であった町の守護聖人を見にいきました。

教会の前に集まる町の信者の人々。
festa 002

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最終日の夜。ロミーナのいる町のレストランに人々が集まり
みんなで同じメニューの郷土料理とワイン。
お祭りの会場もそして町のレストランも満席です。
festa 027

遠くでロミーナが私を呼んでいました。
”りー。私のお友達に会いにきて。”
festa 025

一口ずつ12種類の前菜のあとは
ノヴァーラ風リゾットのパニッシャ。
ノヴァーラのサラミと豆と赤ワインが入ったボリュームのある素朴なリゾットです。
このあとは、仔牛肉のソテーとポテト、デザート。
festa 021

ロミーナに紹介されたロミーナのダンスの友達。
お祭りがひとつ終わるたびに、また新たな知り合いや友達が増えていくのです。
festa 026

私は、レストラン、お祭り会場と気がつくと、毎年交互に過ごしているので
もし、来年、この時期にここにいたら、次回は、お祭り会場で夕食を過ごしていることでしょう。

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Panissa Vercellese(ヴェルチェッリ風リゾット)

昨夜、夏祭りが終わり、今朝は、急に涼しく感じられ、秋へと向かいました。
今朝は、バスの夏ダイヤも終わり、15分出発が早いために
空は明るくなっているのもの、まだ太陽が見えない日の出前に
車のライトも半分でなく、夜間走行のように全部点灯して
まだ薄暗い町の中を走り、バスの停留所に向かいました。

昨日深夜過ぎに、夏祭りが終わり
早朝の静かな町には、すでに掲示板のプログラムがすでに外されていました。

バスの車窓から見える水田は、うっすらと黄色く輝き、これがやがて黄金色となる
9月中旬から収穫が始まります。

今日は、まだ明るい時間に行われていたお祭りのメニューの準備段階の写真を。
私は、途中で抜けて、もうひとつの会場であるロミーナのいるレストランに食事に向かいました。
両方参加したかったな・・・。
準備中のみんなに、RIEは、2回夕食を食べたらいいと言われてしまう。
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今日は、ヴィクトリオの元で働いている若い男性が黒いリーダーTシャツを着て前菜の準備。

010

私が来た時には、すでにいくつかの大鍋に近所の大きな稲作農家のカルナローリ米が
お米が透きとおって見えるまで、玉ねぎと炒められていました。

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こちらは、真っ白なラードの下で熟成したこの地方のサラミ(salam d'la duja)が
バルベーラのワインと一緒に炒められていました。 
今回、お祭り用が品種ドルチェットのワインだったので、調理用のバルベーラをヴィクトリオが
近所の食料品店で購入してきました。

003

大鍋にあったリゾットのスープをみると、いつもは、細かく刻まれた野菜があるのに
今回は、にんじんなど丸ごとで、野菜は、ブイヨンの後には、使われる様子がなく
サラミと豆(ヴェルチェッリ県Saluggiaの豆とのこと)で
今年の夏祭りのリゾットは、ノヴァーラ風リゾットのパ二ッシャではなく
ヴェルチェッリ風のリゾットのパニッサでした。

今回のお料理監督は、ヴェルチェッリ県のマリオさん。
様々な災害などの民間救援、援助隊の料理班のリーダーで、ヴェルチェッリ県の
お祭りなどで大人数の料理を手際よく作ることができることから、今年選ばれたのです。
マリオさんだけを写そうと思ったら、いつの間にか、背後にいつものふたりも。

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冷蔵庫の上に置かれたワインの容器は、54リットル入り。
バローロ村のドルチェットを量り売りで購入したもので、今回お祭り期間中に
108リットルと60本のボトルを町で購入しました。
残ったワインは、ヴィクトリオが買い取るとのこと。

お祭りのメニューでは、ミネラルウォーターの小さなボトルが1本ずつと
4人につき1リットルのドルチェットが準備されています。

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私は、この後、ロミーナのいるレストランに向かいました。
夏の最後の食事会とそして深夜の教会の様子は、次回に。
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夏祭りの日々。

町の守護聖人のための夏祭りなので、日曜日の午前中の今、青空の中で
教会の鐘の音と讃美歌が聞えてきています。

爽やかな風が吹き、2,3日前までのとても暑くなった日々は、すでに戻ってくる気配もなく
昨夜も夏祭りを手伝う若い人たちが、ユニフォームであるオレンジ色のTシャツの上に
ジャージを着たりしていました。

イタリアの小さな町の夏祭りは、観光などで遠くから人が来るようなお祭りでなく
地域の人々の交流の場でもあり、里帰りしたり、この町で暮らす友達を訪ねてきたり
そしてバールしかないこの町では、若い高校生くらいの世代には、
近所で深夜まで友達と楽しく過ごす夏休みの5日間なのかもしれません。

毎晩夜20時過ぎからスタート。会場の入り口を見ているいつものねこ。
いつものねこ

夏祭りなど町の行事の実行委員の人たち(comitato)
2

バールでいつも5,6人でコーラやアイスクリームで語り合ったり、
バールに置いてある新聞を読みながら、ルイ―ジ世代の人たちに
意見を求めてきたりとちょっと生意気な小さな女の子でした。
少し前まで、そんな小学生だったのが、こんなに大きくなってびっくりです。
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そして、この世代も頑張っています。
ヴィクトリオは、リーダーなので黒いTシャツでバックにオレンジのロゴ。
ルイ―ジの23番Tシャツは、今年の夏のセールで買ったお気に入りのようで
大切な日など力を入れている時には、いつもこのTシャツです。
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ボトルでなく、藤で覆われたガラスの大瓶(Damigiana)から注がれた、バローロ村のドルチェット。
プラスチックの容器で。
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クラウディオに焦がさないで美味しく焼いてねと頼んでおいたsalamella(サラメッラ:腸詰めグリル)
ポテトフライ、パン、チーズも頼み、そのままこの日の夕食になりました。
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この日は、よほどのファンだったのか、マイケルジャクソンに声も踊りもそっくりな
ミュージシャンのパフォーマンスでした。
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深夜1時すぎ、この日のお祭りが終わる時間に若い人たちから
”ヴィクトリオ、ヴィクトリオ・・・”とヴィクトリオコールが始まり
コンサートを企画したヴィクトリオが舞台に出され、マイクでお礼を言う。
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イタリア語では、ヴィット―リオという名前だけれども、ヴィクトリオの場合は
ヴィットーリオでなくヴィクトリオとして町のみんなから呼ばれていて町の人気者です。
本名は、実は、初代イタリア国王と同じ名前でとても長いのです。

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夏祭りが始まって

昨日の夜から夏祭りが始まり、町の大通りの電飾が小さく輝いています。

クリスマス時期と同じ電飾ですが、冬の静かで真っ暗で寒い夜とではその輝きが異なり、

いつまでも賑やかな夏の夜、LUNA PAR(小さな移動遊園地)の光と同じように、
夏休みの夜を過ごすこの町で暮らす子供たちや若い人たちの
楽しそうな声、空気の中、静かに輝いているように見えます。
festa

お祭り会場のキッチンで働くヴィクトリオ。
トマトソースのパスタやフライドポテト、小魚のフライなどを担当。

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いつものメンバーが毎年、担当するところも一緒。
お肉やサルシッシャなどのグリルは、陽気なクラウディオ。

festa2

この日は、教会の敷地内にアクセサリーやクッションなどの小さなお店が並びました。
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ヴィクトリオが持っていたワインは、こちら。
シルヴィアのワイナリーのドルチェット。
量り売りで大きな容器に入ったものとは、別に
ラベルがついたボトルも町で購入したようです。
festa3

シルヴィアさん、バローロ村のお店やレストランの他に、ピエモンテの町で
お祭り期間中、みんなに飲んでもらうことになってよかったね。

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友達シルヴィアの家族のワイナリーから日本には、現在白ワインのファボリータをはじめ
バルベーラ・ダルバ、ランゲ・ネッビオーロ、バローロだけにしていて
日本の方の好みも考え、ステンレスタンクだけで造られる若いワイン
ドルチェットは、まだ入れていませんが
このシンプルなワイン、ピエモンテでの暮らしでは、1日中、いろいろな場面で
飲めるワインとして人気です。
この日、バローロから来た家族経営のワインは、一般にお店では売っていないので
キッチンの若いスタッフが、みんなで仕事の合間に味見して喜んでいました。
キッチンのみんなが楽しそうだったのでよかった。
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お祭りの朝に。

朝のバスの車窓から
深紅から、やがてオレンジ色に空が染まっていきました。
今日も、きっと暑い1日になることでしょう。
asa


今夜から町のお祭りが始まります。

ピエモンテの暮らしのブログを書くようになっていったきっかけのひとつはお祭りでした。
お祭りで町の人々と次々に知り合いになり、静かに大きく何かが動いていきました。

毎年、お祭りのワインは、ノヴァーラ県のワインでもなく、価格を重視して
モンフェラートの協同組合で購入するバルベーラが使われていましたが
今年の夏祭りのワインは、この町の歴史として初めて、
ここから離れたピエモンテ南部のバローロ村のワインが使われることになったと聞きました。

もちろんボトルになったバローロやネッビオーロではなく
Damigiana(ダミジャーナ)という5、10、15・・・リットルと入れる家族用のワインの入れ物に
量り売りのドルチェットなのですが

バローロ村の友達シルヴィアの家族の造るワインが
ピエモンテ北部のこの小さな町の夏祭りで使われるということ

”RIEをきっかけに、ここを知ることができてよかった。とてもいい家族で友達にもなれた。”と
ヴィクトリオは、そう言って、ワインがいつものお祭りと違ってとても楽しみだと笑っていました。

お祭りのキッチンに再び入らせてもらう約束をすると
ヴィクトリオは、準備のために教会裏の敷地に戻っていきました。

ここから一般道で2時間弱もかかるバローロで暮らすシルヴィアたちと
景色も食文化も異なる私の町の人々を結びつけることができたことを知り
しばらくぼんやりと今までのピエモンテの日々を思い返していました。

バローロのワイナリーで。
バローロ

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ゲンメから

今朝は、とても短い写真だけの更新です。
ノヴァーラ県のワインの産地の風景です。

昨日もとても暑い1日となりました。
ペットボトルの水もあっという間になくなっていきます。

この地方独特の旧市街の石とレンガの建物が続くゲンメの旧市街。
ドアの入り口は、エルバルーチェのブドウとブドウの葉で涼しく見えました。
001

ゴルゴンゾーラチーズを置いてある木のまな板は、
ゲンメの丘にあるブドウ畑の近くの樫の木を使っています。

004


私が好きな風景ゲンメの丘のブドウ畑、林、ミツバチの巣箱、そしてふくろうの棲む大きな栗の木
ブドウ畑の向こうに広がるモンテローザ、そして遠くに見える教会の鐘楼と
この樫の木を見ていたら、次々と思い出されました。

時間があれば、昨年と同様に、帰宅前に必ずゲンメの丘に立ち寄って
ワインのこと、そしてノヴァーラ県でのこの日々を思いながら
丘の夕方の風の音を聞きにきたいと思うのです。

コメントを下さった方、ありがとうございました。
お返事は、帰宅のバスの車内で書くのでどうかもう少しお待ち下さい。

今日は、日本に向けてイタリア統一記念ラベルのゲンメのワインを送り出します。
トリノかマルペンサ空港から。
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8月のブドウ畑から

年間約15,000本のバローロが造られているラ・モッラ村に3.4haのブルナーテの畑で。
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8月のネッビオーロ
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出会ったばかりの時は、まだとても小さかったアンナちゃん。
3

あれから、もう5年が経ったことに気付き、確実に大きくなっていくシルヴィアの子供と
次々にワイナリーの仕事を先に進めていくシルヴィアを見ていて
私は、ちっとも進まず停滞していることを感じていました。

いつのまにか、ジュゼッピーナが剪定していたブドウの木。次々に葉をつけ
そしてブドウは、すでに色づいてきて、秋の収穫の時期を待ち
周囲の水田の深い緑が次第に色が変わり、秋には、黄金色に変わってきて
自然と一緒に時が確実に経過していくのを見て
今から、私も、もっといろいろと進めていこうと強く願う。

帰りにスーパーに立ち寄り、もう21時近くになって、辺りが薄暗くなった頃に家に到着。
どこにも姿が見えなかったので、もう家に戻ったのだろうと安心して、
木の扉をかちゃっと開けた時に、どこからやってきたのか
私と同時に白と黒の小さな存在が、するりとドアを通り抜け、私よりも前を歩きだしました。

いつものねこは、この時間までずっと待っていたのです。

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今日のブログは、高速道路バスの中からでなく、出発前の自宅から。
少しゆっくりな朝なのは、同じノヴァーラ県のゲンメのワイナリーへ行くので。
イタリア統一150周年の記念ラベルと切手をつけたGhemme 2004は、
数日後には、日本に到着。そして手続き。
暑い季節を過ぎて、はやく赤ワインが美味しい季節になればいいなと思いながら
先週から日本への輸入書類を準備していました。

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ルイージのトマトで

今朝は、仕事の関係でミラノでなく、ワイナリーに向かっています。
今、ちょうど霞んだモンフェラートの丘が前方に見えています。
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週末のバールでルイージに会うと
”真っ赤なトマトがたくさん出来ているんだ。欲しかったら今、庭の菜園に行ってくるから
5分待っていてくれないか。”

みんな近所に住んでいるため、私の住む町役場の敷地の向かいの2軒隣がロミーナの家
その斜め向かいがルイージの家なので、トマト急いで収穫するためにバールで飲みかけの
炭酸入りのミネラルウォーターの入ったコップを残して小走りで帰っていきました。

この日、とても暑い午後で、ルイージは、珍しくアイスキャンディやジェラートでなく
冷たいお水が欲しかったのでしょう。
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袋の詰められたトマトを取り出し、完熟で崩れそうなものをお鍋に入れて
トマトソースに使い、残りは深皿に入れて冷蔵庫にしまいました。

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この日は、トマトソースのパスタでなく、一度、フィレンツェのトラットリアで食べてとても
美味しかったpolpetta (ポルペッタ:ミートポール)のトマトソース煮込みで、一緒に飲んだワインは、
トスカーナ地方のBIOのキャンティ。
002

 
Chianti
Rosso DOCG
2009
ブドウの品種:Sangiovese 90% ,Canaiolo 10%,Malvasia del Chianti 10%
アルコール度数:13.5%
BELLAVISTA

カベルネやメルローのような国際品種とも違う
どこか懐かしいトスカーナらしい味で、以前、もっとこんなワインを
トスカーナでたくさん飲んだような記憶がある。

深く綺麗なルビー色、良く熟した森の果物とまだフレッシュなものが混じりあい
甘いスパイスの香り、決して複雑な香りでないものの、丁寧に造られたワインという印象。
程よいボディもあり、バランスのとれたワイン。

ルイージは、次に袋いっぱいのパセリがあると言っていました。
その時は、パセリをたっぷり使ったピエモンテの緑のソース
(バニェット・ヴェルデ:Bagnet Verde)を瓶にいっぱい作ることにします。

もうアスティを通過。
ワインの輸送の連絡を日本に取りながら、今日は、長い1日になりそうです。

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夏祭りのプログラムが届きました。

いつもは、15日過ぎは、もう長袖の人も多くなるのですが
ここ何日間か7月の一番暑い時期のような日々です。
夏祭りの準備が始まり、今日は、町の大通りに電飾が取り付けられました。

写真は、大通りで、バール、レストラン前です。
この町には、横断歩道のみで、信号は、ひとつもありません。
今の季節は、木で隠れてしまっていますが、奥にギャラリーのあるサヴォイア家の邸宅。
ギャラリーの中庭のイチョウの木。

ima


そして今日、家のポストに夏祭りのプログラムが書かれた冊子が入っていました。
毎年、全世帯のポストに投函するのも、そして準備もお料理を配るのも
お祭り実行委員の協力者として高校生くらいの若い人たちが手伝っています。
(実行委員長は、友達 ヴィクトリオ。プログラムに記載された連絡先は、ヴィクトリオの携帯。)

プログラムの冊子の裏表紙の写真は、上の写真と同じ場所で、昔の様子です。
いつの時代の写真なのか書かれていないのですが、
服装がゲンメのワイナリーにあった写真(1912年)と同じ時代のようなので
おそらく、1900年代の初め。
昔


冊子の中には、小さく同じように昔の写真があり、
私の現在、住んでいる家が写っていました。
人々の服装が違うだけで、今と同じで、窓枠にフレスコ画のようなものも残り
今より当時の方が華やかな印象です。

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夏祭りの準備がはじまった町の楽しい空気に誘われるように
ポストにあった冊子をもったまま、バールに向かいました。

私が、バ―ルの入り口の外のテーブル席のみんなに
まるで花道のように挨拶しながら中に入ると、正面には、いつものエルネスト。
目が合った瞬間、エルネストが喜んだように笑って、また止まらなくなる。
”今日は、みんなそろっている。閣議のようだ。”
私もつられて笑ってしまう。

冷たい白ワインが飲みたかったので、エルバルーチェ。
お皿の上には、ゴルゴンゾーラチーズとパン。

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バールからの帰り道。家までついてきてしまったいつものねこ。
ドアをそっと開けてみると、まだ待っていて、
カメラを向けるとハッとしたような表情になる。

家の前


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FAVORITA

ノヴァーラ方面に向かうバスの車窓から。朝日と遠くが霞む田園。

asa


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昨日の午後、隣町で買い物をしている時に、夫から、ケガをしたと電話がかかってきました。
運悪く、この日、ギャラリーの関係者がトリノに行ってしまっていて、ひとりで作業をしていたのでしょう。

大きな機械、大理石を扱うので、ありうるので、驚かないですが
車に乗せてノヴァーラの救急病院まで向かいました。
以前も夫を乗せて何度か同じことがありました。

自分も何かあった時に、ここまで自ら運転するかもしれない。もう一度、道を確認しておこうと
思いながら、運転していて、後から田園を駆け抜けていく救急車に道を譲り、気がつきました。
”あっ。順番は、この救急車の人の後になる。”

その後、まだ明るいものの20時半に帰宅すると、いつものように午後からずっと私を待っていたのか
いつものねこが寄ってきました。
忙しいからな・・・と思いながら前を向いて歩いていたけれど、にゃあと何度か鳴くので
振り返ると、木の扉の外から覗いていたねこの表情が、急に一瞬、変わって"にゃあ"と
短く鳴いて笑ったように見えたので、不思議な気持ちになりました。

もう夜だけれど、この時間から輸出の書類の仕事を始めなければ・・・
"はやく、おうちに帰ってくださーい。"とねこに話しかけながら、しばらく遊んでいました。

この後、仕事前の気分転換に冷たい白ワインを飲もうと、冷蔵庫を開けて取り出したのは、
品種 FAVORITA (ファボリータ)100%

バローロで暮らす友達、シルヴィアの家族が持つロエロ地方Sommariva Perno (Roero)の
0,8haで畑で造っています。
日本にもほんの少し輸出しましたが、家族や親戚で飲むだけということで
テーブルワインというカテゴリーにしているシンプルなワイン。
かすかに微発泡。

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Bonarda Novarese

ロンバルディア州に入りトウモロコシの穂が朝日で黄金色に輝く。
通勤中の短い更新
とうもろこし畑 (2)

9月に入るとビエッラのポレンタ祭りがあります。

最近、Facebookで北海道の友人のトウモロコシ(トウキビ)の写真を見て
私も近所の食料品店で買い10分茹でて美味しく食べました。

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帰り道、まだ早い時間に、ロミーナにところに寄ろうとバールに入り口まで行くと
私の姿を見つけ、”りー。こっちよ。”とロミーナのお姑さんのアンジェラが私を呼び
すぐにカウンターに3つのグラスを並べて、ワインを注ぎました。

3人でボナルダ (2)

”おおっ。RIEか。夏祭りの食事の話をしていたところだよ。”

”すでにルイージが、エリザベーターと稲作チームでテーブルを予約。
今年は、会場でなく、ロミーナのところで。”

”なんだ。もう予約しちゃったのか。まあいい。5日間もあるから
その間にオーガナイズして、会場で会うようにしよう。”

”RIE、すまない。RIEにとっては、これでは、コカ・コーラだろう。”と
ロベルトが哀愁をただよわせた目で言うので、可笑しくて笑い出すと
エルネストが、何か思い出したようで、苦しそうにお腹を押さえて、笑いながら止まらなくなる。

町の友達 エルネストとロベルト
3人でボナルダ2 (2)


写真のワイン
Bonarda Novarese (ボナルダ・ノヴァレーゼ)
微発泡で、アンジェラが注いだ時に、ワイン色に染まった泡が立っていました。
ノヴァーラでは、テーブルワインとしてバールなどで気軽に地元の人たちが注文します。
昨年、秋にノヴァ−ラのワインの産地を車で通過中に1リットル1ユーロという看板を見たこともありますが
もちろん、これは、ボナルダのことでしょう。
ノヴァ−ラ県、そして北部ヴェルチェッリ県で行われていた昔の栽培方式
(Maggiorino :マッジョリーノ方式) 収量を多くして豊かなブドウの房をつけて
たくさんのワインを造っていた時代もありました。
それは、主に、この品種 Bonarda Novarese でした。
アルコール度数 12%前後

たまには、私も、地元のボナルダを片手に、町の仲間と時間を過ごします。

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今年の聖母被昇天祭の祝日(ferragosto)は

今日も高速道路入り口のバス停に向かいました。
いつもより15分も遅い夏のダイヤであるけれど、駐車場でぼんやりと
待っている間に、深紅の大きな太陽の一部が地平線に見え、
3連休の間に、日の出が遅くなっていることに気がつきました。

バスは、今のところ8人で、思ったよりも多くの通勤客でした。
次は、ノヴァーラ。いつも、ここから先が混んできます。
***********************
聖母被昇天祭の祝日(ferragosto)15日
私は、アグリツーリズモで70人近い祝日のランチを手伝ったも時もあれば
町のレストランで祝日のランチで町の友達と楽しく過ごした年もあり
昨年は、日本からのお客様と古城ホテルで祝日ランチのグラン・ビュッフェで過ごしました。

今年は、日本人の私にとっては、震災があり、父が亡くなってからの何回目かのお盆で
そして終戦記念日であることで、冥福を祈る気持ちでいっぱいで
祝日ランチの誘いは、すべてキャンセルして
イタリアである材料で、父が好きだった食事を再現してみて和食になりました。
冷蔵庫には、夫が、ギャラリーの画商からもらってきたプロセッコが冷えていて、それを食前酒に。

午後、静かな町を散策しようと、外に出ると、家の近くの聖堂が開かれていました。
まだアジサイの花があるのか・・・と聖堂の中を見渡す。
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聖堂の中


そして、バールに行くと、親戚との祝日ランチの後で、少しいつもよりおしゃれなエルネストがいました。
”明日は、仕事なの。”と言うと、
”僕も15日と日曜日を除いては、今月は、ずっと。休暇は、7月に少し取ってアオスタに行ってきたし
あとは、冬にもアオスタに行くから。”
特殊な小型航空機のエンジニアのエルネストはバールにいるおじさんたちの話によると
小さい時からずっと変わらず、まじめで、そのまま大人になったと言うのです。
バール

いつも月曜日は、定休日のロミーナのお店も祝日なので、開けています。
そして夏祭りが始まれば、やはりお祭り期間中の月曜日も開けることになりますが
それが終われば、いよいよロミーナのバカンス。

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昨日は、少し暑かったのだけれど、日向で眠っていました。
駐車場で眠る

この地域のいろいろな人にうよってかわいがられていて
最近、小さな子供のある家庭で野良猫として外で飼われるようになった。
やはり野良猫なので、思ったよりも寿命は長くないのかもしれない。
そばに来た時は、少しでも、楽しく幸せな思い出を作ってあげよう。
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今夜は、ピエモンテのシャルドネで。

お祭りの準備のために、中庭から教会の敷地内にトラックで出入りするために
ヴィクトリオが木の扉を全開にする。

この木の扉から中に入らないように、私がしていたせいかもしれない。
いつものねこは、境界のところから私をじっと見ていました。
porta

以前は、どこかの家の中で暮らしていたねこ。
1人暮らしの女性の飼い猫だったようで、飼い主がホスピスに行ってしまってから野良猫になったと聞き
お祭りの準備に来ていたヴィクトリオに、いろいろと相談する。
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ねことヴィクトリオと別れ、家に入り、冷蔵庫からシャルドネのワインを取り出す。
ワイン

Rivogaio
Piemonte Chardonnay
Bianco DOC
2008
ブドウの品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13.5%
Zanetta

いつも買うタイプのワインと違い、ランチと一緒でなく
熟成したトーマチーズを食べながら、いつもよりも少なくグラスに注ぎ少しの量を味わう。

ワインが黄金色に近い麦藁色。
すぐに樽だとわかる香り、続いてパッションフルーツ、そしてバナナやナッツの香りで余韻が長いワイン。
ランチよりもワインの味が勝ってしまうので、休憩時にチーズと一緒に楽しんでいます。

休暇の人が多くなりましたが、私は、今日もミラノへ出勤。
それでは、行って来ます。
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チッタスローの町で暮らして

至急のメールがいくつかあり、今日は、とても短い更新です。
ピエモンテの朝の空、そして夏の町の様子。

通勤バスの車窓から。
写真は、小さいですが、大きく見えています。
マルペンサ空港に向かうルフトハンザ航空。
車窓


教会前に、ヴィクトリオが農作業に行く時にいつも使っている
日本製の小さなトラックが置かれていて、教会の敷地内の奥を見ると
夏祭り実行委員のヴィクトリオが、若い男性たちと資材の組み立てをしているのが見えました。
お祭りまで、あと2週間。

時々、周辺の学校のツアーやドイツ人などが来ることもあるチッタスローの小さなお店は、
8月いっぱい休暇になり、入り口がぴったりと閉じられていて
窓ガラスには、もう秋の試飲会のお知らせが貼ってありました。
お休み

チッタスローというのは、”スローな都市、暮らし”として、のんびりとした暮らしを推進しているように
思われますが、チッタスローとなるために、町役場でいろいろと取り組んできた
ヴィクトリオは、それとは違うと言う。
周囲の環境を大切にしながら、仕事をしたり、食事をして
人と交流して楽しく、そして充実した人間としての大切な暮らしだと言うのです。

”そうね。私より忙しいヴィクトリオ。スローでないものね。”と笑うと
”僕は、駆け回って、いろいろなことをするのが、楽しくて、充実した日々だから。”と言うのです。
次回は、そんなヴィクトリオの写真を。

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夏の終わりのメニュー。

青空とアルプスの山々がくっきりと見え、透き通った冷たい空気の朝です。

ご旅行でアオスタの山々、そしてオルタ湖をはじめ、この地方にいらしている方は
とても素敵な休暇の日々でしょう。

今朝も通勤中の短い更新です。
車窓からは、アルプス山々を背景に6,7本の飛行機雲が見えています。
マルペンサ空港への入り口の町を通過中。

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昨日の夕方。いつもこの雲は、この時間帯に出現するのです。
夕方の空

雲がとても幻想的で、教会前の石のベンチに座り、空を見ながら
携帯電話でワイン輸送の打ち合わせをしていました。

自宅内は、携帯が入りにくいことも、時々、中庭で時々教会前のベンチで電話をしていて
この日、空を見ながら、夢中になって話していたので、
いつのまにか足元にいた小さな存在にしばらく気がつきませんでした。

いつものねこ
いつものねこ


ルイージが通りかかり、”夏の終わりのメニュー、RIEの分の予約をしておいたから。
今回もテントの下でなくて、ロミーナの方で。”と声をかけてバールに向かっていきました。

バールに貼ってあったレストランの夏の終わりのメニュー。
メニュー

夏の終わりの夕食会、それは、お祭りの最終日にみんながお祭り会場、またはロミーナのところで
賑やかに食べる夕食会のことであり、この日を楽しみにしている人も多いのです。

夏の終わりのメニュー。それは、お祭り会場も含めて、ほとんどいつも同じで
前菜は、ノヴァーラのサラミ2種類、生ハム、
(子供は、生ハムやノヴァーラのサラミでなく、別の種類のハムで異なります。)
そしてゴンゾーラとトーマチーズ。
ロミーナのところは、レストランなので、少しだけ豪華に他のピエモンテの前菜も。
そしてリゾットは、必ずノヴァーラ風リゾットのパニッシャ
メインのお肉料理、デザート、コーヒー。

お肉料理は、ロミ−ナのレストランでは、ピエモンテ風仔牛のもも肉とポテトのグリル。

お祭り会場もそしてロミーナのレストランも、お水、ワインがついています。
ロミーナのレストラン このコースで27ユーロ。
きっとお祭りのメニューもこの金額なのでしょう。

”RIEは、このメニューのワイン、ノヴァーラ県のボナルダだから、飲まないと思うから
別のワインにしようか。”とロミーナが提案するけれども
私は、みんなと同じワインがいい。

帰りに中庭から続く教会の敷地を見ると、すでに会場が少しずつ出来ていました。

中庭

今年は、何でこんなに早くから準備しているのと通りかかったマリーノに聞くと
”たまには、ミラクルもあるんだよ。”と笑う。
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画像があるとなかなかページが開かないから、変更して欲しいとコメントがあったのですが
圧縮してピクセルも大きくないので、件数を変更して1ページ1件にしてみました。
前後の記事が見えたほうがわかりやすいので2,3件にしたり、しばらく実験してみます。

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最近のランチのワイン。

写真は、今朝、高速バス出発直後の車窓です。
気温13度で、風が冷たく空気が澄んだ朝。

夏のアルプスの山々を見ながら、今日も1日が始まっていきます。
1


2,3年前は、私ひとりになることもありましたが、
バスの中は、まだ今朝もいつもの半分以上の通勤客。
最近では、仕事や会社の関係で、長期でなく、何度か時期を分けて
休暇を取る人も多くなってきたようです。
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帰宅すると15時近く。
おなかがとても空いてしまったこの時間、ランチの準備をしながら
(冷凍庫に眠っていたピッツァやパンを温めているのを待つ間に)

ノヴァーラの有機農家のキウィと隣町の食料品店で購入してある生ハム
そして、冷蔵庫から取り出したのは、ノヴァーラのロゼのスプマンテ
2


Monsecco Rose
Vino Spumante Brut
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
アルコール度数:12%
Zanetta

ノヴァーラ県のネッビオーロ種を使ったロゼの辛口の発泡性ワイン。
青空が見えるランチタイムに、華やかで
このグラスの色で、この町で過ごす午後からの時間がとても楽しみになる。
明るい玉ねぎ色で自然な色彩を持つワイン
気取りがなく飲める地元のロゼのスプマンテ。
わりとしっかりしているので、食前酒だけでなくウサギ料理にも美味しい。

そういえば、夏の暑い日、バルバレスコで外の空気を楽しみながら
ウサギ肉とフレッシュ野菜のサラダの一皿と冷たいワイン、パンのランチにしたこともありました。

きっとあのお料理と合うだろう、でもやはりノヴァーラ県のアグリツーリズモの
あのウサギ料理の方が合うかななどとロゼのスプマンテのグラスを眺め
楽しく思い出していました。

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夕方過ぎても、日差しが強かった昨日の雲。
まるで青空に、絵に描いたような雲で、気がつくと足元にはいつものねこ。
実は、この野良ねこのいつものねこが、私の後をついてくるようになり
町の友達、そして神父さんもそれを見て”RIEの後・・・。”と言いながら
笑顔でねこに寄ってくる。
3


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休暇中の町の様子。

朝、窓からの景色が、なかなか明るくならないことに気づきました。
今日は、曇りだから仕方がないのかもしれない。
いつもよりも15分遅く出発していても、教会のライトアップのオレンジの光が目立ち
運転すれば、街灯がくっきりと綺麗なラインを描いて見えていました。

次第に朝、明るくなる時間が遅くなってきたようです。
朝の車窓から。
asa (2)


*************
週末から休暇を取る人が増えてきて、私の町には、里帰りをする人
そしてこの町で休暇を過ごす人たちで県外、外国ナンバーの車が並んでいます。

ノヴァーラの会社が単身赴任者のために借りたお部屋があり
毎晩、ロミーナ以外、誰とも話すこともなく
ひとりでロミーナのお店に食事に来る会社員の男性は、
奥さんの仕事が休暇に入ったようで、家族がこの町に来ていました。
週末、家族3人で楽しそうにここで食事をしていたのが印象的でした。

この地域のアグリツーリズモの部屋も、そしてホテルも
観光客でなく、ノヴァーラへの単身赴任者のために
会社が借りあげていることがとても多いのです。
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次々に近郊の町の夏祭りのプログラムがバールに届きました。
プログラムを熱心に見入るルイージ。
(この日は、仕事が終わったロミーナたちと田園地帯にある
ディスコに行く約束のために、ルイージのお気に入りの服装です。)
1

ここから10キロメートルも離れていない近郊の町は、
ヴェルチェッリ県。
そのため、メインの食事会のメニューは、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャでなく
ヴェルチェッリ風リゾットのパニッサ(panissa)と書かれています。
*パニッシャというのは、ノヴァーラの方言。とても似ているリゾットですが
その作り方、味わいは、違います。
2 (2)

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この日、レストランの予約がいっぱいになり、バールにあるすべてのテーブルが
夕食時には、テーブルクロスが変えられ、レストランのセッティングに変わりました。

いつもバールで、トランプをしている人たち。
とても優しいので、仲良しです。
ワインを注文して、しばらくワインと一緒に時事問題を話していましたが、
トランプに夢中になるとワインを壁の段になったスペースに置きました。
”そんなところに、グラスが置けるのね。”とロミーナに聞くと
”…そうみたい。置けるみたい。”
3


そしてこの二人は、小学生からずっと友達で、この町で暮らしてきた二人。
4 (2)


今日のアペリティーボ用の一皿は
海老のリゾットと、魚介類のトマト煮込みとパン。
本日も海沿いのトスカーナ州の白ワイン、ヴェルメンティーノ。
5 (2)


ここまで書いていたら、もうミラノになってしまいました。
すみません。バールで終わってしまいました。
週末に飲んだ夏らしいネッビオーロのロゼのスプマンテ(発泡性ワイン)は
明日のブログに。

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夏祭りの季節。

ノヴァーラ県のワイナリーの隣の建物で。
いつも同じ角度でこちらを見つめる白馬。
この日は、輸出の打ち合わせ。ワインの仕事も頑張っています。
uma


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バールに行くと、近郊の他の町の夏祭りのプログラムが貼りだされていました。

こちらは、8km離れた町のプログラム。この地域は、お米の産地なので
初日は、お米を使ったパエリア料理。
007


最終日は、やはりノヴァーラ風リゾット パニッシャです。
005


こちらは、隣町のプログラム。もうすでに何日か前から、移動遊園地が準備されていて
クリスマスの時期と同様に、町の大通りには、電飾が取り付けられていました。
やはり、お祭りの最終日は、パニッシャ。
003


毎年、私たちの町は、すでに秋の気配のある8月の終わりです。

”私たちの町のプログラムは、まだポストに入ってないわね。”と言うと
”そういえば、そうだけれど、毎年、同じだから・・・。”

私たちの町は、期間中は、特別のパニッシャの食事会が、お祭りの中日と最終日に。
それ以外にも、毎日、パニッシャがあり、あとは、バールのようにテントの下で過ごす時には
ポテトフライ、ノヴァーラのサラミ、ゴルゴンゾーラチーズ、小魚のフライ。サルシッチャのグリルと
他にあるメニューも毎年、同じで、何ひとつ変わることがなく、
今年も、またキッチンでは、ヴィクトリオがエプロンをつけて活躍するのでしょう。

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今日のいつものねこは、教会の前に。
002


*************
これから土曜日のバールへ。町の友達に会いに行ってきます。
これも、この町の夏祭りのようにいつも変わらない。

ルイ―ジのジェラートがイチゴから、バニラに変わるかもしれないけれど
みんなの飲み物も、そして来る時間もほとんど変わらない。
私のワインは、毎日、注文が違うけれども。

いつもと同じ、それがどこか心地良く感じることもあります。

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バールの夏の午後。

朝、田園の植林の低い位置が霧でうっすらと白く見え、
うろこ雲の上空には、航空機が低い位置で見えて
マルペンサ空港に向かって着陸態勢に入っています。
バスは、空港から比較的近い辺りを通過中。

飛行機眺めながら、どこに今、一番行きたいだろうと考えて
いろいろな都市が思い浮かびました。

テレビのニュースで政治家とともに、背景にローマの景色が映ると
以前、暮らしていたローマのバチカン付近がとても懐かしいこともある。
ソムリエの友達もいる。

やはり、いつも見ているモンテローザの向こうに広がるスイスに行きたいと思い
車窓から次第に離れていくアルプスの山々を眺める。

朝の短い更新です。
********************
午後は、気温が上がり、夏らしい日々。
帰宅後、教会前の駐車場で。
駐車場


夕方、バールに向かうと、入り口でひとりでビールを飲んでいるエルネスト。
”ここにいれば、きっと誰かそのうちに来ると思って、ひとりで始めていたんだ。”

”ロベルトは?”と尋ねると

”それが、仕事のための健康診断が木曜日にあるからと、ワインは、もちろん
食事も野菜のみで、もうこの時間には、自宅で夕食を終えていると思うよ。
来ないか?というと、例の渋い顔で首を横に振るんだよ。想像つくでしょ。”

エルネスト


入り口からロミーナに手を振り、中に入るとルイージがスロットマシンでくつろぐ。
”やあ、RIE。こっちは、気分は、サン-ヴァンサン。(Saint Vincent:ヴァッレ・ダオスタ州の美しい地域
有名なカジノがあり、ルイージによるとたくさんのスロットマシンあるとのこと。)” 

ルイ―ジ



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そして家に向かうと、いつものねこが後を追うようについてきて
私の前に出たかと思うと、家の中庭に続く木の大きな扉の前で、帰るのを邪魔する。。。

036


いつもよりもゆっくりと時間が流れていく、夏のこの時期の夕方が好きな空気のひとつで

帰ったら、夕食の準備。
冷えたピエモンテのシャルドネと一緒に。鶏肉と夏野菜のグリル。
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休暇の前に、バローロで打ち合わせ。

午後、バローロで。
1


ワイナリーのシルヴィアとバローロ・リゼルヴァのコルクについて話し合う。
今では、ずっと家族で大切に造ったバローロ以外のワインも
少しずつ、海外に輸出するようになっていきました。

出荷後、ここでの暮らしと同じように、すぐに飲んでいくことだろうとシルヴィアの家族が思い
まだいろいろなことが展開していく前に、ボトル詰めされたワインについての打ち合わせでした。

コルクの長さを少し変えたいと切り出し、ほんのわすかな長さでもコルクは、かなり価格が変わり
その費用の負担のこと、収穫の立ち入りのための許可のこと。
12月のワイン会で使用するワインのことを次々と相談して
そして最後は、バカンスの話。
シルヴィアが休日にリグーリアの海に子供たちを連れていくことを話しながら、時間が過ぎていきました。

”リグーリアの海なら、ここから近いわね。”
”そう。日帰りで、日曜日などは、子供とよく行くのよ。”

”私の町の友達は、日帰りでないけれど、多くがアオスタ、クールマイユール方面の山に行く人が多いわ。”

町の友達、エルネストは、家族とクールマイユール方面に
そしてロベルトもアオスタ、ルイージも親戚と過ごすのは、
アオスタだったことを思い浮かべながら、そう答える。

特に、ロミーナは、まだ20代前半だった頃、そんな多くのバカンス客が訪れるアオスタで
夏と冬のバカンスを兼ねて、レストランで働き、そこで出会ったのが、自分のお店を継ぐために
アオスタのレストランで修行していた、この町のアニーバレだったことをよく話していました。

もう時間的に、これで精一杯であったけれど、この日、直接行けなくても
ゲンメもロエロ、アスティ、ブラに電話で連絡しなければならないことがあり、
その後、ローマのソムリエさんに問い合わせの電話すると、懐かしく話し込んでしまいました。

話している最中に、携帯電話のクレジットがついに終わり切れてしまい
相手がかけなおしてくれる。。。

休暇で多くのことが滞る中、今月の輸出分の結婚式のワインもあり、その他9月以降のことも
今週にすべて連絡、手配を完了して、安心したいので
みんなのバカンス休暇前にラストスパートです。
今日も、そんな1日が始まりました。

もうミラノに到着。
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ゲンメのロゼワイン

バスの夏ダイヤになってから2日目。

いつもは、この時間、バスの中で過ごしていていた朝の15分というのは、
とても大きいことに改めて気がつく。
世の中が今日という日に向かって動いていく様子がはっきりと見えて

私は、停留所に向かうまでの短い時間、いつもは、まだ寝ている町を
静かに走行するのを、いつの間にか、車のラジオを入れていました。

駐車場に到着すると、隣では、朝6時半から開始されるのか
高速道路の工事現場に次々と向かう大型車とすれ違っていきました。

少し今日は、出遅れた気分だわと思いながら、マウリッツィオの運転するバスを待つ。
そんな朝の短い更新です。

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夏の緑の水田に白いサギ。
夏の田園


昨日、帰りのバスを降りて、車に乗ると、夏の日差しで車内の温度がかなり高くなっていて
ハンドルがとても熱く、握れず、しばらく窓を開けて風を通してから
車のエアコンを入れて発進。

夏らしい暑さが感じられ、とても気分が高揚してきて
帰宅したら、冷たいワインにしようと楽しみになっていました。
今日は、ピエモンテのロゼワイン。

今日のワイン


Colline Novaresi
Nebbiolo
Rosato DOC
2009
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
アルコール度数:14%
ROVELLOTTI

私は、Alto Adige地方の 品種Lagrein
そしてサルデーニャ島の品種Cannonauのロゼが好きで

特に夏の休日に冷やしたロゼを飲むならば
それぞれ、北イタリア アルト・アディジェのドロミテ山塊でスペックと
または、海の美しいサルデーニャ島で海老のグリルで過ごしているかのように
その光景が心に浮かんで来るのです。

この日は、地元ノヴァーラ県ゲンメのロゼで。
”2009は、かなり力強いロゼになったが、もうこれで終わりで次の時は2010年になるよ。”
ワイナリーで、アントネッロがそう言って、ボルドー色のワイン6本入りエコバックに入れてくれました。
エコバックは、アントネッロがくれたもの。
いつも綺麗な箱に詰めるから、1,2本と帰りに立ち寄って試飲用に買う時には、
そのままでいいわと言ったら、この袋をくれたのです。

摘みたての黒すぐりなど森の果物の香り
そしてロゼであるけれども、ネッビオーロの持つタンニンがかすかに感じられ
丸みを帯びて、バランスのとれた優しい口あたり。
すっきりとした後味のロゼワイン。
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以前、この地方のカモ料理を作る時に、友達のイザベラに、赤ワインでも白ワインでも
出来ない、ロゼが必要だから買ってきて欲しいと頼まれ、
高くてもいいから、美味しいロゼがいいのよと言われ
このワインを持っていったことがありました。

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今日もランチは、いつものパンとワイン。

8月に入り、バスは、休日ダイヤで通勤時間のバスも約半分になりました。
いつも乗る始発バスがないので、この1ヶ月は、いつもよりも15分以上遅くオフィスに到着になります。
通勤中の短い更新
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この週末は、ワイナリーに行かず、自宅で仕事を進めていたので、
気分転換に散策した静かな町の日曜日の写真と日常。

ギャラリーの敷地内で、管理人の友人に車の整備の相談をする。
ギャラリー

1週間に一度、小さなオーブントースターで、平日の帰宅後のランチで食べるパンを焼く。

パンといっても、小麦粉、オリーブオイル、ビール酵母、水、発酵を助けるお砂糖を少しで
こねてから、他のことをしながら、生地が膨らんでくるのを待って
好きな形にして、オーブンに入れるだけの単純なもので、所要時間はわずかですが
私にとっては、美味しい平日のランチの一品になるのです。

小分けして冷凍し、15時近くに帰宅後、すぐにオーブンで温めて食べられるようにして
それを楽しみにいつも帰ってくるのです。
休日1

ソーセージ入りは、日本で春から夏にかけて、リクルートスーツを着て
就職活動をしていた遠い昔、よくコーヒーショップで休憩して食べていた
ジャーマンドックが懐かしくて、時々作るのですが
今では、温めてから、フランスのマスタードを塗って、チーズとワインと一緒と贅沢になりました。

もうひとつのパンは、ピエモンテのトーマチーズと黒ゴマ。

そして、こちらは、残った部分のおまけで、この日のランチにしたピッツァ。
休日2


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日曜日の午後、教会前のいつものねこは、大きなキャンピングカーの下で起きていました。
いつものねこ


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そして、今は、月曜日の朝、ミラノに到着。
間引き運転だったので、まだバスは、通勤客でいっぱいでした。
秋の気配が近づく15日の祝日前後になると、バスは、いつも私を入れて3人だけになります。

そのうちのひとりの通勤仲間にバスに乗る時に聞かれました。
”バカンス休暇はいつ?”
”8月は、土日祝日以外は、いつも通り。”
”それなら、8月は、一緒ね。”
そういって、ふたりで笑う朝、私は、ふと、9月になると
もうひとりの通勤仲間のシモーナが産休明けで
再び一緒に通勤する朝が来ることを思い出し、嬉しくなりました。

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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
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RIE OKUYAMA All rights reserved.


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