北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

November 2011

霧の町は、モノトーンの風景になっていきます。

週末は、ずっと霧に包まれていました。
霧は、今も続いています。

家のドアを開けると、雨や風のこないポルティコ(柱廊)になっていて
町の敷地内の邸宅なので、夜中も真っ暗な明け方も
いつもぼんやりとオレンジ色の灯りがついています。

家を出る時に、ドアの横を見ると
灯りの下で、ドアの隣にあるダンボールからいつものねこが覗いて
鍵をかけている私をじっと見て、再び箱の中にうずくまりました。

まだ夜明け前の霧の朝、バスの駐車場に向かっていました。
真っ暗な朝がぼんやりと白く覆われ、白線だけが頼りで行き着くと
大型バスのライトが見えてきました。
バスに乗り、暖かくホッとして、今、ブログを書いています。

霧の日は、いつもより空気が緩み、バスの外気温は、
今日は、氷点下でなく0度を示しています。

車内で、急ぎのメールも多いので、昨夜の町の風景の写真だけの短い更新です。
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日曜日は、1日中、モノトーンの風景が続きました。
人々は、雨戸を閉め、人々のさざめきと外を歩く音は、教会のミサの時間だけで
静寂な1日でした。

牛舎の横で。誰もいない通りで、牛の鳴き声が聞こえてきました。
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田園では、サギの鳴き声が空で響き渡り、それは、どこか哀しげな声にも聞こえます。
写真で撮ると、明るく風景が見えていますが、
実際には、霧で前方は、ほとんど何も見えません。

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家に帰り、教会の敷地に繋がる中庭を眺める。

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少し広告コーナーです。

12月に約2週間一時帰国をします。
ピエモンテワイン会で一般にご参加の方を募集しているクリスマス前のワイン会は
下記です。詳細は、サイト、facebookページなどでお知らせします。
ワイン会以外に、ゲンメワインフェアを実施するレストランもありますのでお問い合わせ下さい。
お問い合わせは、サイトにあるメールアドレスまで。
12月8日北海道 滝川
12月9日札幌
12月10日鎌倉のワインバーにいます。
12月11日名古屋
12月12日名古屋(レストラン業者の方)
12月13日大阪(レストラン業者の方)
12月16日福岡
12月18日東京
12月20日軽井沢
12月22日東京

秋の終わりのモンフェラートの丘を歩きました。

昨夜遅くに、庭にあるものを中に入れようと、外に出ると
しっとりと湿った空気で、木のドアが水気を含み重く、
目の前の教会のライトアップしたオレンジ色の光が
ぼんやりと見える以外は、真っ白な世界でした。

深い霧は、明け方まで続きました。都市でなく、周囲が田園で
最も、霧深いところに町があるのです。

霧の日は、どこか包まれているかのように、寒くないのですが
隣町を通過する時に、薬局の下の電光掲示板は、0℃と表示されていました。
フロントガラスがたちまち、水滴で覆われ、白い中にぼんやりと対向車のライトが大きく
ぼやけて見えて、スピードを落としました。
まるで水の中から、見ているようだと思いながら運転していました。

またこの季節がやってきました。
朝、通勤中の写真だけの短い更新です。

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先日、秋の終わりのモンフェラートの丘を歩きました。
途中、サイドブレーキを使って発進しながらの急で狭い道を行き
車から降りると、近くの農場の犬がずっと付き添ってくれました。

inu


oka


inu2


kaerimichi

ようやく車のところにたどり着き、この後、農場の家の中でしばらく過ごしていました。

kuruma

暗くなると運転に不慣れな私は、この道が心配だからと夕暮れの頃に
丘から降りてノヴァーラに向かいました。

この時の前方に広がる景色を見ながら、この日、帰ったら、どのワインを飲もうかと
考えながら、農場の家のキッチンにあった薪釜を思い出していました。
ポー川を通過する頃には、辺りは、たちまち真っ暗になっていき、
ロミーナの働く近所のバールの店内の暖かな色合いの明かりを思い浮かべる。
早く、家に帰ろう。
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昨夜、外でカタンと小さな音がして、外に出てみると
柱廊にあるオレンジの光に照らされ、いつものねこが箱の中に入っていました。
neko

廃棄する予定のリンゴの木の箱に、ねこが顔をこすりつけて、とげを刺さないように
ダンボールと紙で覆い、寒いからと、廃棄する紙ゴミの中から取り出したワインの箱で
急いで屋根をつけたけれど、今度、もっと綺麗に整えてあげよう。
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Canelliの街へ

通勤中のとても短い写真だけの更新です。
昨日、印象に残ったピエモンテの風景
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昨日の朝、強い雨と雷の早朝に出発しました。
ノヴァーラ県から、増水して濁流したセージア川、ポー川、タナロ川を越えて
アルバに到着する頃、雨が止み、霧のブドウ畑を眺めていました。

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綺麗に紅葉するブドウ畑が見えて、車を停める。
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そして、アルバからアスティ県へ。

アスティ県Canelliの街の地下に掘られた洞窟に広がるスプマンテを造るカンティーナ。
ボトルを水平に並べて、発酵させた後、ピュピトルと呼ばれる斜めの台に差し込んで
毎日1/8回転させていきます。
Metodo Classico
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昨年、自分がプロデュースしたアルネイスのスプマンテを思い出す。
約2年間 水平に休ませている間に
発酵している時のガスで破裂してしまったものもあった。

あれから、一部は、さらに1年間、ロエロ地方のワイナリーの友達 
パオロのお兄さんの家の敷地内で眠り
先月、王冠を取り外し、澱を除去(デコルジュマン:degorgement)したものがあり
送り出す準備をしている。

今日もミラノに近づく車窓を眺めながら

時々、目の前の風景が高速道路でなく
ピュピトルに差し込まれたボトルになったり
昨日に見たCanelliの街の地下に広がる洞窟であったり

日本でそれを日本の伝統的な焼き物の酒器にグラスに入れて
泡が静かに共鳴して、和食と楽しんでくださった方からの写真の
食卓の風景になっていきました。
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今日の午後は、再び、ゲンメのワイナリーの情熱的なアントネッロに会う。
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雨のゲンメ

今日は、ランゲ地方へ。ノヴァーラ県を過ぎると、雨が止みました。
モンフェラートを通過中の助手席から短い更新です。
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昨日、ミラノのアートギャラリーの友人、ジュゼッペたちを案内した雨のゲンメの街

雨1


雨2


雨3


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アントネッロの説明を聞く友人たち。
肩から半分、ジャケットを脱ぎかけているのは、ブドウの発酵で室内の温度が、外に比べて
温度が少し高いこともあるけれど、説明に熱が入っているので。
アントネッロ

ワイナリーの中にいつもいるのは、アントネッロだけで、時々、助手のジャコモ。
このかわいい帽子は、アントネッロのだろうか。
ぼうし


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ここまで書いていたら、再び雨が降ってきました。
昨日、バローロの友達シルヴィアが雨で閉鎖された道路もあり、子供たちの学校も休校だと
連絡をくれて、”今日でなく、延期した方がいいかもしれない。”と言っていたけれど
どうしても、今日でなければいけないので、交通情報を聞きながらランゲに向かう。

ここ2,3日間、強い雨でいつものねこは、来ることがなく、じっと近所の建物の下にいるようです。
先日、私を夜、みつけて勢いよく、雨の中、走ってついてこようとして
途中で断念して、駐車場にある車の下の奥に潜り
哀しそうな鳴き声が響き、傘をさして暗い車の下を覗くと
こちらを見て、ずっと鳴き続けていたので、かわいそうになってしまいました。
晴れて、また家に遊びにきたら、少し一緒に過ごそう。

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たまには、アルバからの帰りにレストランでお食事でもしてみようか。

アルバからの帰り道は、普段は、まっすぐ家に帰り、
この季節から冬にかけては、いつもたくさん作っておいているスープを温めて

それが、時には、それがノヴァーラ風リゾットのパニッシャ用のスープになることもあれば
じゃがいもとにんじん、キャベツ、ひき肉やトマトソースを入れて
野菜スープにすることもあり、それでも15分もあれば出来上がるので
ワインを開け、チーズとパンで、急いだ夕食を終えるのです。

アルバの白トリュフ祭りからの帰り道、たまには、レストランで夕食にしてみようかと
いつも目の前を通過していたレストランに車を停めました。

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夕方、暗くなる時間も早くなりました。
モンフェラート地方で。丘の上の街を眺める。
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ピエモンテ産のパプリカとアンチョビソース。
これは、家でたくさん作ったときには、自家製の小さなピッツァにのせる時もあります。

Peperoni in bagna cauda
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お肉の赤ワイン煮込み。
Brasato al barbera
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どちらもピエモンテ料理で、レストランで注文することの多いメニューです。
実は、注文しながら、”ああ・・・また、いつも同じになってしまった。”と思ったのです。

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こちらは、昨日の写真。

ミラノから帰宅後、遅いランチのスープを温めていたら
外から、一生懸命に呼ぶような鳴き声がしてきました。
帰ってきたところを駐車場で見て、教会前からついてきたのでしょう。
中庭に出てみると、寒くて丸くなったいつものねこ。
nakaniwa


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日本は、連休でお休みの方が多いことでしょう。
次第に寒くなってきましたが、ワインと温かいお食事で
体に気をつけて、良い休暇をお過ごし下さい。

オルタ湖の秋

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待ち合わせの時間、ホテルのロビーで仕事をしようと思っていたら
PCのバッテリーがすでに切れてしまっていたので、街を歩くことに。

いつも自分の車の時には、この街でいつも温かいココアか紅茶を飲むのですが
今日は、私のとても好きな空間へ。
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ピエモンテに来てから、冬の初めてここに訪れた時
ドイツの中世の街の隠れ家のような大きな木の扉を開けて
その奥に入った古いワインケラーが突然、目の前に現れたような気持ちになりました。

偶然に見つけた、木骨の建物に囲まれた地元の人でいっぱいだったその空間
でも、それがどこにあったか、お店の名前すら今ではわからない。
それ以来、ドイツがとても好きになったことを覚えていて
今でも、フランクフルト、ミュンヘンを経由して日本に帰国するたびに思い出す。

ローマから引越して来たばかりの2005年
夫は、仕事ですぐに大理石の産地カッラーラに戻り
ピ上モンテの田舎に来て、仕事もなく、車もなく、どこにも行けない少し落胆していた私に
町の友達、ヴィクトリオがここに案内してくれた時
仕事で10年も前に訪れたドイツの小さな街を思い出したのです。

”今、北イタリアで暮らしているんだ。私は。
ずっと以前から、こんな空間に来たかったのかもしれない。”と感じていました。

昨日、再び、このお店を訪れ、隅にある、小さな丸い木のテーブルに座り
私は、温かい赤ワイン煮込みの腸詰めソーセージ(サルシッチャ)と
ピエモンテ北部のワイン BOCAを注文しました。

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日本の有名なガイドブックに、オルタ湖がミラノが州都のロンバルディア州で紹介されてしまっていますが
ピエモンテ州、ノヴァーラ県、更に北の ヴェルバーノ・クジオ・オッソラ県です。

私の真っ赤なホンダの中古の車は、オルタ湖畔の街で暮らす女性が所有していたもので
ヴェルバーノ・クジオ・オッソラ県の代理店経由で今、私が乗っています。
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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
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