北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

January 2012

雪の夕方に。

今日は、帰りの高速バスの中、そして帰宅後の写真から2回目の更新です。

午後、帰り道。やはり、雪になりました。
積もらないかもしれない、そんな弱くはかなげな雪がひらひらと
空から降りてくるのを見ながら、ミラノ郊外のバスターミナルで
トリノに向かうバスを待っていました。

バスの運転席のすぐ後に座っている私には、運転手さんが聞いている
ラジオの音楽番組がずっと、バックミュージックのように聞こえてきているけれど
空から次々と舞い降りてくる小さな雪を見ていると、
静かな音のない世界が広がっていくのを感じました。

帰ってきて、駐車場からついてきたいつものねこ。
自宅前の屋根になっている柱廊(ポルティコ)の端で、
少しずつ白くなっていく地面をじっと見ていました。

007


静かに降る雪の夕方から夜にかけての時間は、とても好きなのですが
日本海側だけに関わらず、大雪で大きな被害をもたらす地域もあるようです。

私は、トリノ冬季オリンピックの取材の仕事で何度か転倒しています。
普段と違う仕事で、緊張して夢中になってしまったこともありますが
ケガや死亡事故になっては大変なので、危険だと思った瞬間が少しでもあれば
避けるようになりました。
昨年は、雪で車の危険を感じて欠勤までしてしまいましたが、
体が健康でさえあれば、後で十分に取り返せると思ったからです。

除雪作業、通勤の雪道など、大変な地域にお住まいの方は、気をつけて
どうかお体を大切にして、お過ごし下さい。

今夜は、小人の絵が描かれているかわいいラベルのバローロのワインです。

外は、真っ白な雪景色に変わっていきました。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

シャルドネ

朝、高速道路の入り口にある駐車場に到着すると、
何台かは、ワイパーを立てて駐車していました。
きっと、雪が降るか、霧で窓が凍結する予報なのでしょう。

***************
昨日の帰り道、ミラノを過ぎて、ノヴァーラを通過すると雪がわずかに残り、
高速道路を降りてから町に近づくと、田園には、まだ雪が残っていました。

ピエモンテ州が保存しているレンガと石造りの中世の農民の避難所(リチェット:Ricetto)が
教会前通りという名前の小路の入り口になります。
中世の農民の避難所

リチェットは、戦いのあった時代は、農民の要塞として使われ、
その後、お米や干草などが貯蔵されてきました。

今でも、有名な稲作地帯であるけれど、中世の頃は、それをはるかに超える収穫量で
どの農場にも、お米、小麦、干草でいっぱいであり、豊かな地域だったのです。

駐車場には、まだ雪が残っていました。車を降りると、キャンピングカーの下にいた いつものねこが
ついてきて、私の前を先導するように歩き出しました。

******************

今夜は、白ワイン

2つのワインは、同じバルバレスコの畑からのシャルドネですが、味わいが異なります。

ランゲ・シャルドネ スカプリン/ LANGHE CHARDONNAY SCAPULIN  DOC 2010
2010年から、新たな試みで新樽40%を使った樽熟成のシャルドネを造り始めました。
フランス産オーク材の225lで、10ヶ月間樽熟成。

ランゲ・シャルドネ/LANGHE CHARDONNAY DOC 2010
ブドウの品種:シャルドネ 100%
ステンレスタンクのみ。
このワインは、まだ日本にワインを輸入する仕事以前、5,6年くらい前のブログで
カナダ人のソムリエさんと一緒に訪問して、アグリツーリズモに戻った夕食会で
食前酒として飲んだワインです。

冬、暖かくした部屋の中で、ガス暖房の音を聞きながら、
冷蔵庫に入れておいた白ワインを食前酒にしました。

国際品種シャルドネは、様々な国、地域で造られ、同じ品種でありながら
その差が、地域の緯度、土壌、気候、醸造方法、ワインの文化、
大量に生産されているものもあれば、農家で小規模に造られているもの
そして樽で熟成されたものならば、それがフランス産オーク材の樽、
アメリカ産オーク材の樽などによってもはっきりとその違いもあり興味深く
シチリアなど南イタリアのワインを買ってみて、その違いを楽しんで飲むこともあります。

このシャルドネは、冷涼な土地で日照条件のいいピエモンテのバルバレスコのラバヤの隣の畑。
何日か前に、霧で白く凍ったブドウ畑の写真の中のひとつにバルバレスコ村の品種ドルチェットの
畑の写真があります。そのドルチェットと同じ畑です。

硬質なミネラルと冷涼な地で栽培される心地良い酸味でピエモンテのランゲ地方を思い出すのです。

ちょうど家にある白ワインがシャルドネという方も、きっといらっしゃることでしょう。
生産地を見てみてください。どこの国、どの地方のワインでしょうか。
是非、そのワインと一緒に、その国の持つワイン文化と土地の空気を楽しんでみてください。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。


昨夜、World Economic Forum のサイトを見ていました。

水分のあるこの雪は、すぐに溶けていってしまうことでしょう。
冬



スイスで25日に開会されたダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)での
俳優の渡辺謙さんの記者会見をWorld Economic Forum のサイト
Annual Meeting 2012というところで見つけて聞いていました。
私の見たvideoは、会見でスピーチの方ではないようでしたが、
スピーチの要旨では、東日本大震災の被災地支援への感謝と
再生エネルギーへの転換などを訴えていました。

鶴岡市にあるイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」シェフ奥田さんは、ダボス会議の期間中に
開かれた日本主催の夕食会で、料理の総責任者で東北の郷土料理や農業をアピール。

東日本大震災と福島原発事故が討論のテーマになったジャパンナイト、
欧州の財政危機などのテーマもあり、世界のトップの人たちが、どのように考えているのか、
意見を知りたいと思って開いたサイトで、あっという間に1時間が過ぎていってしまった日曜日の夜。

エネルギーの問題、復興への取り組みばかりに目がいってしまっていたけれど
多くの命が失われたことを考える。

無名の私が今、できることは、生きている毎日を1秒、1秒を大切に過ごしていき、その上で
ワインを通じて、多くの人とつながり、目標を持った若いソムリエさんたちが
誕生していくことが出来るようにと願い、それぐらいしかできないのだけれど
あきらめないで続けていきたいことがある。

日本のワインの仕事とサイト構築もうまくできずに、進まない中、イタリアでの仕事も気になっていました。

来月、ミラノで開催される旅行博で、日本への観光誘致の立場で、イタリア人に
日本の現状や復興をどう伝えればいいのか、大丈夫です。安心ですというい言葉だけでいいのか
まだ明確に伝える言葉が見つからず、今日もこれからミラノに着いたら、
午前中は、これについて取り組まなければならない。
来月、予想される質問は、もうわかっている。
それは、決して今までのように桜の開花時期などのことだけではないのだから。

午後は、ピエモンテでワインの仕事に戻ります。
週末のワインは、明日のブログに。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

雪の上の小さなあしあと。

昨日のブログを更新した後、窓からの風景は、雪に変わっていました。
教会の煙突から白い煙が上がる静かな週末。

003


在庫が数本もない状態のオリーブオイルの追加輸入を考えていました。

以前、入荷していて残ってしまったオリーブ農家の黒オリーブのパテは、
今回の入荷は、どうしようかなどと考える。

日本の人には、塩分が強く感じてしまうリグーリア州のタジャスカ種の黒オリーブのパテ。
オリーブ農家がひとつふとつ瓶詰めして、保存料などの添加物がないだけに長くもたない。

パンに塗って食べる以外に、日本の方にその塩分を感じさせないで手軽に使えるように
どうしたらいいか、町のピッツェリア・トラットリアのアニーバレに再び頼んで作ってもらう。

香ばしく焼いたパンの上にトマトと黒オリーブのブルスケッタ
ピエモンテの仔牛肉と黒オリーブとクリームソース。
おやつ

美味しいけれど、まだ塩辛いので、難しいかな。。。

****************
昨夜、雪が降ってきたので、雨戸を閉めようと、窓から外を見渡しました。
雪が降る中、今日は、もういつものねこは、来ないだろうと思っていました。

のらねこで、夏祭りの頃から、ついてくるようになり、そっとドアを開けると
しょんぼりとした顔で私を待っていたおしかけねこは、
教会前にあるアパートの人々、そして神父さん、町長さんにかわいがられていました。

駐車場の車の下、町の教会の広い敷地内、教会前のアパートの蔭、廃墟となったレンガの建物の中で
雪まじりの重い雪が降る夜は、きっとじっと過ごしているだろうと思っていました。

そのうち、夜が近づくと雪と風が強くなってきました。

スープを温めようとした頃に、”にゃあ”と小さな声がして
ドアを開けると、町役場に囲まれ柱廊の下にあるドア付近のレンガの床に
小さな濡れた足跡が点々とつき、雪で冷たくなった足でドアの前までやってきました。

温めておいたサーモン味のアルミパックを開ける。

翌朝、眠っていた段ボールのハウスから雪の中、外に出ていったねこの足跡が中庭に残っていました。
気温は、氷点下の朝と違い、0度近くと暖かいので、重く湿った雪で溶けていました。
002

困った時には、また戻ってくればいいよ。。。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

大好きな週末の時間をワインで過ごす。

冬のブドウ畑。
昨夜のニュースの天気予報では、この地方に雪のマークがついていたけれど
お昼になってもまだ雪は降らずに、曇って淡いグレーの空が広がっています。
冬の日


以前、北海道のワイナリーで飾られていた冬のブドウ畑の写真は
ブドウ畑の一面がすっぽりと深い雪に覆われ
わずかにブドウを支える杭の頭の部分が見えているだけでした。

雪がブドウの樹を柔らかく包み込んでいるのです。
雪面と雪中の温度とは、その高さによっても違うということで
地面に近い位置では、雪で保温されているのでしょう。

ピエモンテでは、ブドウは、深い霧に包みこまれます。
ゲンメの丘は、明け方前、特に冷え込みます。

メールの受信箱の中に、12月に宿泊していた札幌のホテルからお知らせが入っていました。
”雪祭りのご予約、まだ間に合います! 雪祭り期間全日程あと少しだけ空室がございます。”

雪まつりか・・・。
ワイン会で知り合った人たちが、楽しそうに集まってワインを飲んでいる風景が目に浮かびました。
友人から雪まつり期間中のワインとチーズの素敵なイベントのお知らせも届いていて
もちろん行かれないのですが、それでも、そんな近況やお知らせを送ってくれたことを嬉しく思う。

今、こちらでは、雪ではなく、冷たい雨が降り始めました。

今日は、オーストリア ウィーンのカフェでよく注文していたグヤーシュという
パプリカをたっぷり入れたハンガリーが起源のスープをお鍋いっぱいに作って
北イタリア アルト・アディジェ地方のスペック(燻製した生ハム)とキノコ、チーズを使った
小さなピッツァと、そしてワインは、何にしましょう。

今、家にあるのは、オーストリアでもアルト・アディジェ地方でもなくピエモンテのワインばかり。
ティツィアーナの家族のワイナリーから、バルバレスコ ラバヤ(BARBARESCO RABAJA)2006で。

************
5月は、決算時期の関係で納税、その他、倉庫の手続きで帰国します。
メインは、会社の事務関係の帰国です。
震災後、頑張って仕事で走り続けました。納税してまた新たに次の年度も頑張ります。
当時、空輸した有機オリーブオイルを使った炊き出しをお召し上がりになった方で、
未来に向かって頑張っている方がいらっしゃったとしたら、嬉しいです。

山形県鶴岡市(5月19日)とともに、札幌も早い時期にワイン会の日程が決まりました。
5月17日(木)です。いずれもディナータイムで、この2つは招待客だけの
ワイン会でないので、一般からのご参加をお待ちしています。
北海道は、この他の都市などでもあります。福岡、軽井沢も予定しています。
いずれも、農業、食に関わる人たちと企画中で、主役は、ピエモンテワインだけでなく
各地域の日本の農家や生産者の皆さん、それを大切に作るシェフの方
そして日本に住んでいらっしゃる皆様です。
日本で食に関わる魅力あふれる人たちを紹介していきたいです。
詳細は、ほぼ決まっているので、最終確認を各シェフと相談後、
今月中にFacebookページとサイトに更新して少し早いですが
鶴岡と札幌は今月から予約も開始します。

*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

今日もまたスープを温める。

ノヴァーラ県ワイン産地にあるレストランの新しいタイプの暖炉。

暖炉

昔からある暖炉だけでなく、光熱費を計算して、暖炉の方がいいからと
高速バスの通勤仲間のシモーナの家では、今年、暖炉に切り替えたと話していました。

もともとは、モンツァに住んでいたシモーナの家族は、田舎で農場のような家を改装して
暮らしたかったからと5年前に私の町から6km離れた町に家を買いました。
昔からの石造りの建物が立ち並ぶ、水車もある町です。

私の暮らしている町にも何度かモンツァから下見に来たというシモーナによると

”買えるおうちは残っていなかった。残念だったの。チッタスローに認定されて
サヴォイア家の邸宅も残っていて住んでみたかったから。
そういえば、子供が好きだから、ピッツァを買いにいくこともあるわ。”
聞いてみると、ロミーナのいるバール・レストランのピッツァのことでした。

***************
仕事が追いつかないで時間が過ぎてしまっている毎日、足りないのは、時間ではなくて
私の努力だと気づいてから、毎日が、違って見えるようになりました。
一生懸命頑張れるように、温かいスープで美味しく身体を温める。

仕事の期限があるものがあり、倉庫の契約、新しい契約
そして、すでに注文もあり、入荷を進めていかなければならないものもあり
経理、決算と納税、これらは、決して時間でなく、私の努力が問われるもの。

ピエモンテのオリーブ農家で。
私の注文は、2月のボトル詰めで、機械でなく1本1本、農家の人がボトルに詰めて準備。
その気持ちに応えて、私が努力しなければならないことがたくさんあるのです。
045


昨日のスープは、仕事を通じて知り合った北海道の人々を思い出して
北海道の昆布、昨年札幌でいただいた”ふき味噌”に
塩、ピエモンテのオリーブオイル、サーモン、じゃがいも、かぼちゃ、ポロネギ、にんじんで。

日本到着日に直行した北海道で、「RIEさん。おかえり。」と声をかけてもらって
まるで故郷のようにも感じられ、仕事を始めて本当によかったと思った瞬間でした。
どうもありがとう。
起業を通じて、想像もつかなかったほど日本で、そしてピエモンテで出会い
自分の知らなかった業界にもつながりができていきました。

スープは、たくさん作ってしまったので、今日、帰宅してからのランチもこれです。
温まって今日も1日、大切に過ごしていきます。

********************
いつものねこのコーナーです。

後ろ足で立ち上がり、すました顔のいつものポーズ。
neko1


時々、私が何か手に持っていると、真剣な顔で必死に手を伸ばす。
neko2

それは、ねこのごはんのアルミパックかドアの鍵についているリラックマの小さなぬいぐるみ。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

町の仲間たちと過ごす夕方。

帰り道、町の大通りから教会前の小路通りに車を徐行しながら入れる時に
バールが開いているのを見て、ロミーナがサント・ドミンゴから帰ってきたことを知り、会いに行く。

暖かい店内で、手袋をしたまま仕事をしているロミーナ。
”サント・ドミンゴでは、毎日、気温が30度くらいだったから、帰ってきたら
今まで以上に寒く感じて、手が冷たいの。”

001


この日の朝、小さな地震があったのだけれど、珍しいのでバールのみんなの話題になっていました。

”みんな地震に気づいたか。僕は、気づいた。”
”地上階にいたから、わからなかったよ。フェルナンドは、3階に住んでいるのかい???”
*町の大通りにアパートがあるものの農業地域なので、ほとんど一軒家が多く、
地上階とその上の階しかない建物ばかりです。

”私は、ここにいたけれど、すぐに気がついたわ。何もなくてよかったわ。”とロミーナが真剣に答えて
リモコンでニュースに切り替える。

”地震か・・・。”とロベルトが呟き、私の方を見る。

****************
ロミーナとサント・ドミンゴのお料理について、そしてロミーナがイタリアにいなかった時に
起きたニュースなど、話していると時間が経っていき、夕食の時間が近づき
町の仲間たちは、”また明日。”と帰っていきました。

カウンター横の椅子に座って、ロミーナと話していると、レストランのお部屋の方を
何気なく見ると、大きく手を振っているのに気づく。

”えっ。ロベルトは、まだいたの。”
”ここで、ピッツァの夕食だよ。”
夕食


”RIE、道路が白いわよ。”とカウンターから、外を眺めながら、ロミーナが言うので
”霧で湿っていたのが、乾いたのかも。雪ではないでしょう。”と答えると
”違うわ。うっすらと、だんだん凍り始めているのよ。”

手袋をつけた両手をこすりながらロミーナは、外に出て、道路を眺めていました。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。


バルバレスコから

朝、教会前の駐車場の車は、どれも真っ白な氷に覆われていて
私の車も同じように凍っているのですが、ガラスの凍結防止スプレーを夕方かけておいたので
窓の氷を削る道具で擦ろうとしたら、力をいれないで、大きな塊がするりと落ちていく。

真っ暗な街灯のない教会前の小路という名前の通りを抜けて、高速道路の入り口に向かいました。

高速道路バスの駐車場に着くと、すでにみんな乗り始めているところで
今日も最後に慌てて乗ったのは、私でした。
すみません。ねこのごはんのアルミパックをあたためていて遅くなりました。

高速道路バスの中から更新。
***********************
昨日も晴れていたミラノから帰ると、ノヴァーラ通過後
空の様子が急激に変わり、霧の合間から、太陽が白く月のような姿を現す。
帰ると、町は、真っ白な霧で覆われていました。
こんな日は、霧の午後、別の1日がまたスタートするので1日が2回あるようでわくわくする。

バルバレスコのワイナリーのティツィアーナの旦那さんから2通のメールが来ていて
今後、一緒に協力して頑張っていきたいからという内容で、ファッションの仕事から
本格的にティツィアーナの家族のワイナリーの仕事にシフトしていこうとしているように感じられ
何度も読み直し、自分の今後について考えていました。

バルバレスコ村の品種ドルチェットの畑 TRIFOLERA

バルバレスコのブドウ畑で


バルバレスコで、私が時々ワインを飲んで待っている小さなレストランのサロン。
人がほとんどいないので、日中は、暖炉も消えたまま。
夜は、食事を終えた人たちが、暖炉のオレンジ色の温かい空気の前で
カモミール入りのグラッパを飲むのです。
バルバレスコで


霧で午後は、ずっと同じ空が続き、やがて暗くなり夜が訪れようとしていました。



*********************
バルバレスコのワイナリーの入り口で。
ティツィアーナがかわいがっている犬。

いぬ


*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

再び、ゲンメのワイナリーから。

午後、ゲンメの旧市街に到着して、石造りの建物を見上げる。
10世紀には、すでにあったと言われ、その後1300年代には、農民の避難所としての
セージア川からの石、ノヴァーラの丘からの土を使ったレンガといった
貧しい材質で築いていった農民の要塞としてのお城。

ロンバルディアとピエモンテの戦いが終わり、平和が訪れると、ゲンメの丘から
たくさんのブドウが運ばれてワインが造られていったという歴史が
振り返ればすぐ、そこにあるという感覚になり、ワイナリーに入る前に、しばらく散策していました。

ghemme


”車があったから、もう来ていると思ったよ。寒いから中に入っているといい。
すぐ近くで用事があるから、事務室で留守番でもしていてくれ。鍵があるから。”と
アントネッロがドアから顔を出す。

事務所


しばらくしてアントネッロが帰ってくると、テーブルで向かい合い、ワインの話をする。
真剣な目で聞いて、答えてくれるアントネッロとこんな時間が大切で楽しい。

アントネッロのワイナリーのゲンメ2005が市場に出るのは
早くても2月28日になるとか、どうして2005のリゼルヴァが11月と先に市場に出すことにしたのか
あと、1,2ヵ月後にボトル詰めが行われるゲンメ2006についてどう思うか、
私は、少しエレガントになりすぎな感じがするけれど、違いがあって
きっとそれは、面白いから、日本にクリスマスまで間に合えばいい。でもボトル詰め後
最低9ヶ月瓶内熟成、ぎりぎりのところ・・・など次々に話していく。

ワイナリーで過ごすアントネッロ。
"おっ。写真を撮るのか。マフラーを外した方がいいかな"
"マフラーがあった方が素敵(だと思う。。。)だから、そのままで。"
"RIEがそう言うなら、確かだ。したままにしておくよ。"
005


2011 年収穫のヴェスポリーナの香りを確かめるアントネッロ。
"2011年は、かなり力強い香りで特徴がかなり出ている。"
010


こちらは、10月の収穫後すぐに、分析所でのデータを記録して私が持っているもの。
このままいくと、ふくろうの畑をもし単一でゲンメを造ると、かなり予想アルコール度数がかなり高くなる。
毎日、ここで過ごすアントネッロによって、どのような%でゲンメのためのネッビオーロの畑を組み合わせて
ゲンメを造るのか、それを見て知るのは、私にとって、あまりにも興味深い。

デ―タ


ゲンメからの帰り道、夕暮れで低い位置で霧が発生し、淡い桃色のグラデーションになり
その景色をずっと見ながら運転していく。
前方に教会の鐘楼を中心とした小さな町が次々と現れ、通過していくと
やがて水田地帯へと景色が変わっていきました。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

農閑期の農家では

静かでとても穏やかだった冬の空。教会前の駐車場から。

002


日曜日の午後、パソコンの画面の前で、私は、メッセージやメールをしながら
札幌、福岡、山形、名古屋、バルバレスコと瞬間的にその土地に移動して
話している気持ちになり、それぞれの土地の空気、温度、風景が
次々に目の前に現われてきました。

週末の仕事の合間の食事は、温めて泡立てた牛乳、チーズ、鶏肉と野菜のスープ、
ドイツのパン、アルト・アディジェのスペック(燻製の生ハム)、果物、ときどきワインで

鶏肉と野菜のスープは、日本滞在中に福岡でご馳走になった合鴨鍋に限りなく近い味になりました。

昆布と塩、野菜、合鴨の代わりに鶏肉とオリーブオイルだけで他の調味料がなく
とてもシンプルで、それがとても美味しいことを知ってから、イタリアに戻ってきてからも
もう何度も作ったスープで、胃に優しく美味しいので幸せに感じられ
寒かったあの日、農家の人たちと一緒に囲んだお鍋の味が大切な思い出となっています。

日本の農家の風景が身近で、農業について、それは、決してワインだけでなく
むしろ稲作について勉強してみたくなったのは、ピエモンテに来てからのことです。

寒い冬の日々、農閑期のピエモンテの稲作農家では、

春に向けて機械のメンテナンスをしていたヴィクトリオもコスタ・リカに趣味の野鳥撮影の旅に出ていて
アグリツーリズモのグイードとマリアもこの時期、フランスの稲作農家との交流、視察に出かけています。

静かでミサの時間以外人通りのない日曜日の教会前通りは、
誰とも会うこともなく、静かな冬の晴れた空が広がっていました。

バール前にも車が1台も停まっていないのは、12月から元旦まで休みなく働いていたロミーナと
シェフのアニーバレが、1月に1週間の休暇を取って、サント・ドミンゴに滞在中だからです。
この日、人々が集まる場所もなく、誰もいない町となりました。

教会前の駐車場で空を見上げながらゲンメのアントネッロに電話して
”月曜日に仕事の帰りに立ち寄ろうと思っているけれど、大丈夫かしら。”と言うと
”僕は、いつもワイナリー、そして畑のどちらかに必ずいる。ずっと(笑)”

”そうだったわね。ドアの張り紙に携帯電話番号と閉まっていても、電話を受け取って5分以内に
かけつけます。もし電話が通じない場合 例:クリスマス、復活祭の日など それは不運なことです。と
書いてあるものね。”と言うと

電話口で楽しそうに笑いながら 
”張り紙を読んだのかい。明日、到着していなかったら電話してくれ。畑に行っているかもしれないから。”

それを聞いて、また笑っていると、私の声に気がついたねこが遠くから走ってきました。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

メールの合間に。

冬の朝 田園で。家から一番近い小さな用水路。
こんな朝は、ゲンメもガッティナーラの丘のブドウ畑も凍っていることでしょう。
朝


日本からの仕事の打ち合わせのメールで、山形や北海道からは、雪かきのこと
そして雪で、車がスリップしてしまったなど読んで、日本滞在中に
滝川、鶴岡で乗ったタクシーの運転手さんと冬の運転について会話したことを思い出しました。
”交差点のところが、雪かきをした山があって見えにくいこともあるし、危険も多い。
慣れてプロであっても雪の季節は、大変なものなんだよ。”

日本の雪国の人たちの暮らしには、生活の中に、たくさんの工夫や知恵があり
冬の季節を過ごしていて、雪がしんしんと降る夜中過ぎに、仕事を終えて
車で帰宅していくレストランで働く人たちがいることを考えると
もっと私も頑張らなければと思うのです。

ここでは、気温が低くなっても、氷点下5〜8度。雪が降る年もあったけれど
それでも、ほんの少しであり、霧の日の運転もどうというこもなく
私は、むしろ、凍った空気のこの季節をとても楽しんでいるわけで・・・。

ワインの仕事をするようになってから、何度か行く機会や知り合いが多く出来た北海道。
札幌のワイン会の時に、”祖父母は、開拓民。”という言葉を聞き、

今の暮らしからは、想像すらすることもできない開拓民の苦労があって
この美しい札幌があること

食材に恵まれ、豊かで観光地でもあり、本格的なイタリアンレストランも多い北海道の今は
明治時代から大正時代にかけて、北海道を開拓した人々は、自然と野生動物の脅威の中で
闘ってきた歴史の中で、日本人の大きな努力が計り知れないほどの大きな力を持っていたことを実感し

今、この場所にいることに感謝して、レストランの店内を見渡してから、立ち上がって
確か、あの時、私は、次にサービスするビオのワイナリーのガッティナーラのワインを手に取っていました。

5月の打ち合わせのメールを書きながら、今年も、また昨年と同じように
札幌のライラック祭りが始まるころにはイタリアに帰ってしまっているだろうと思い、少し淋しくなる。

*************
いつものねこのコーナーです。

のらねこのぴーちゃんは、いつのまにかドアの横にスペースを持っています。
段ボールのハウスは、出入り口が内側に入り込んでいたら、入室中の時。
カーぺットは、私の昔のセーターです。
005


手を壁で支えて、後ろ足で立ち上がって、カメラをのぞきこむ。
015

冬になって太って、毛がふかふかになりました。

*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

冬のある日。

今日は、帰り道のバスからブログを更新
ミラノは、青空で暖かく景色の色彩が鮮やかに感じられ
ピエモンテの家に帰るのがとても楽しみな週末の午後の時間です。
*****************
四季によって景色が移り変わっていく水田の景色。
どの季節もとても好きな風景であるけれど、特に興味深いのが日によって表情の違う冬であり
霧の日もあれば、冬の澄んだ冷たい空気と青空の日
そしてうっすらと日が差して、凍った水田が淡い色彩を見せてくれることもあります。

田園

**********************
仕事の待ち時間にバルバレスコのレストランの入り口の小さなサロンで
グラスワインを飲むことにしました。

グラスワインでサービスできるワインは、どんな種類があるのか聞いてみると
誠実でいつも優しいオーナーが

”冬で寒い時期で、人がほとんど来ないので、ちょうど開けているワインがないんだ。
グラスワインで提供するから、リストから、どれでも好きなワインを選んでいいよ。”

ランゲ地方であるけれど、アルトピエモンテ地方ゲンメのワイン、イタリアの他の州、
そしてフランスワインまで揃った厚いリストをめくりながら、しばらく楽しく見ていました。

”普段、飲む機会が少ない品種で、バルバレスコ周辺のワインにしてみるわ。”
仕事の合間に

Langhe Rosso Albarossa
Rosso DOC
2006
ブドウの品種:Alba rossa 100%
アルコール度数:15%
Castello di Neive

以前もブログで紹介したピエモンテの品種でネッビオーロとバルベーラを交配したもの。
その時は、モンフェラート地方のワインでした。

濃く深い紫色を帯びたルビー色。
森の果物やバルサム、そしてバニラの香りで、フランス産の小樽での熟成を感じる。
タンニンと酸のバランスがとれたワイン。

人のこない冬のレストランで、グラスワイン用に新しく開けてもらったワインは
普段は、グラスワインで販売しているわけでない種類だったので
私は、最初から1本分買うつもりだったからと言うと
いつものように優しい笑顔で、グラスにもう一杯注ぎ
残ったワインの入ったボトルを綺麗に梱包して箱の中に入れてくれました。

人通りも観光客もほとんどいない冬の寒い日、煙突からうっすらと白い煙が上がるのを見て
それぞれの家の中で温かい空間があるのだろうと想像して冬の時間がとても嬉しくなる。
仕事が終わったら、早く家に帰ろう。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ミラノから帰ってきた今、やはりこの地方は、青空でなく、グレー色であったけれど
自宅でゆっくり過ごす週末の夕方から夜にかけての時間は、やはり嬉しいものです。
今晩のワインは、何にしましょうか。

ひとりでアペリティーボを楽しみながら。

朝、エンジンをかけて、車を温め、凍ったフロントガラスの氷を削り落とす音が響き
いつものねこが隣の車の下に潜り、こちらの様子をじっと見ていました。

氷を削りながら、真っ暗な中、車のライトに照らされた近くの樹木を眺めて、車が温まるのを待つ。

朝


真っ暗なバスの車内から短い更新です。

******************
昨日の午後、ミラノのオフィスを出ると、明るく日が差してきている空と街を歩く人々を見て
温かくなってきたから、帰りは、ゲンメの丘に立ち寄ってみようと
確か、その時には、そんなことを思っていました。

その後、高速バスに乗り、しばらくすると、霧と氷で白い景色が続き、対向車のライト、フォグランプも
近づいてきてわずかにぼんやりと見えるだけになっていきました。

バスを降りて駐車場に向かうと、霧でまったく見通しがつかないことを知り
ゲンメに立ち寄らず、自宅に向かいました。

通過した隣町の薬局の電光掲示板で、午後の温かい時間帯であっても、
氷点下4度となっていて、霧で凍結した道を注意深く運転しなければと
心に留めてハンドルを握る。

霧の中、田園地帯にある町に向かうと更に深い霧に包まれた白い入り口が
前方に見えてきました。

どこまでも静寂で田園や用水路は、幻想的な景色となり
幼い頃に見たかもしれない、どこか寂しげな白い夢を見ているようで
目の前の景色が、この世のものではないかのように感じたこの日、
私は、深いルビー色のバルベーラ・ダルバのワインを飲みたいと思っていました。

家に帰り、キッチンに入ると、冷蔵庫からアルト・アリジェ地方の燻製の生ハム(スペック)と
ピエモンテ地方北部、ビエッラ周辺のトーマチーズを取り出して
以前、クリスマスプレゼントにもらった胡桃の木の前菜用のまな板のせて

グラスにバルベーラ・ダルバのワインを注ぎ、ひとりでアペリティーボを楽しみながら
午後から夜にかけての時間の計画やワインの仕事のことを考え、楽しいひとときを過ごす。

外に広がる景色と深いルビー色の輝きのコントラスト鮮やかで
ゆっくりとワインを飲む。

森の果物、甘草の香りで、ステンレスタンクの後に、ほんの少し
古い木樽に通して呼吸をしていたワインは、自然で素朴な味わいで優しい。

心地よい酸味と余韻を感じながら、ブドウ畑の広がるモンフォルテの街並みを思い浮かべ
ワイングラスを片手にワイン雑誌を広げる、幸せな時間。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

冬のワイナリー。

”今日は、真っ白で何も見えないわね。”とティツィアーナが窓を開けました。

ワイナリーのテラスからの眺め。バルバレスコのブドウ畑ラバヤ。

209


私は、ティツィアーナに”今日、会えると思わなかったわ。”と言うと
”RIEが3時頃に来ると、お兄さんから聞いていたから。今週の予定なの。”と
大きなおなかをさすっていました。

"今日は、バルベーラのラベル貼りと箱詰め。こちらに来て。”とティツィアーナは、笑顔で
ワイナリーの奥の部屋に案内してくれました。

201


ティツィアーナ。
212


そして家族。お兄さんを含めて、ずっとこの家族4人でぶどう畑、収穫、箱詰めとしています。
12月の輸入の時には、お兄さんが貨物用パレットに箱を積んでセットもしてくれました。

お父さんのジュゼッペさん。
217


216


215

今日は、ティツィアーナの代わりに、旦那さんのガブリエレさんも
ファッション関係のお仕事を休んでお手伝い。

206


最高気温も氷点下だったこの日、ワイナリーでは、とても幸せで温かい空気で包まれていて
ピエモンテに来てから、自分では、今まで体験したことのない家族で仕事をしている姿を見て
私は、心の中でどこか家族の風景を求めているのかもしれません。

時々、私が仕事の合間の息抜きで美味しいグラスワインをカフェのように楽しむと語ることがありますが
それは、ティツィアーナとの3年前のトークから。

"すごく忙しくて終わりがない時ってあるでしょう。母も含めて家族の食事も誰も作れなくて
それぞれが何か食べるものをキッチンで見つけて食事になる時もあるのよ。
それは、収穫の時に限らずに。RIEは?"

"私は、そんな時、5分でも息抜きに美味しいワインを飲むわ。(笑)"
"えっ。本当。私もそうよ。それは、いつものワインでなくて、試飲でボトルに残った
高級なバルバレスコ・リゼルヴァとか。たった1杯で、とてもリフレッシュ出来るものね。"

そんなことを言って笑っていると、ティツィアーナがテーブルの上にお水が入ったグラスだけなのを見て
奥からバルバレスコとグラスを2つ持って来て窓からブドウ畑を見ながら、
輸入の打ち合わせをしていました。

2人でグラスの中のルビー色のワインを嬉しそうに眺めているのをお互いに見て、
目が合って、また笑い出す。

**************
12月に日本で行ったワイン会で、この家族の造ったワインも飲まれた方も多いことでしょう。
滝川、鎌倉、名古屋、軽井沢 東京などで白ワインも含めそれぞれ違ったワインを提供しました。

このワイナリーからの600本のワインは、12月に、ここからマルペンサ空港まで運ばれ、その後
バローロ、ゲンメ、アスティ地方からのそれぞれのワイナリーから届いたワインと
同じ飛行機、成田行きの直行便で皆さんに届きました。

3月の震災後、舞浜の倉庫で場所の関係でラベルの汚れなど被害が大きかったのが、
このワイナリーのバルベーラ・ダルバで、これをグラスワインで提供してくださっている
軽井沢のレストランもあります。
この日は、同じくバルベーラ・ダルバの新しいヴィンテージの箱詰めでした。

もし、どこかでこのワイナリーのワインに出会ったら
このピエモンテの冬の日の家族の風景を思い出して、どうか楽しい時間を過ごしてください。

ワイン

バルバレスコ ラバヤ/BARBARESCO RABAJA RISERVA 2004
イタリアソムリエ協会のワイン評価の本 DUEMILAVINI 2012 5グラッポリを受賞
写真:ワイン会にご参加してくださったkeikoさんから
ワイナリー:GIUSEPPE CORTESE (このお父さんの名前・苗字がそのままワイナリーの名前です。)

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

冬のバローロへ。

私の町の樹木や草木が真っ白な氷で覆われた日の朝
携帯電話を見ると、メッセージを着信していました。
それは、バローロのシルヴィアからでした。

"こちらは、朝、−5度だけれど、雪は、降っていないから、大丈夫。子供たちも学校へ。待ってるわ。”

ワイナリーに到着。
白トリュフ犬
寒い一日


庭


霧でぼんやりと見える貯蔵庫。
ワイナリーへ


”今日は、冬らしい1日ね。”と笑いながら、シルヴィアが扉を開けてくれて
ランゲ地方のトーマチーズを切っていると、バルベーラの品種を栽培している
ブドウ農家を営むシルヴィアのお父さんが仕事の手伝いにモンフォルテから車でやってきました。

やがてワイナリーの家族、ジュゼピーナさんが”寒い中、良く来てくれたわね。”と
パンを包みを持って試飲ルームに顔を出す。

ワインを運ぶシルヴィア。
シルヴィア


剪定が終わった冬のブドウ畑。
ブドウ畑


こんな寒い冬の日は、暖炉の前で、ピエモンテのチーズと一緒に美味しい赤ワインをゆっくり楽しみたい。

*************

コメントをいただいた皆様。本当にありがとうございます。
お返事は、帰りにゆっくり書きますのでよろしくお願いします。

blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

白い風景

昨日もずっと霧が続き、太陽が姿を現さず、すべてモノトーンの世界になります。

木


夜から更に気温が下がり、朝6時前、隣町の薬局の電光掲示板によると−8℃。
雪が降らずに凍結した世界となり、まだ真っ暗な中、
樹木や草木が凍結して白色の氷層となり白い姿を現しています。

やがて、6時を過ぎて、ノヴァーラを通過する頃、それが雪となりました。
***************
週末は、日本とメールやFacebookのメッセージなどで仕事の連絡をしながら
この町で過ごしていました。
真っ白な霧で覆われ、柱廊の下にあるドアや窓も湿気で重くなっていました。

寒い週末の食事は3食ともスープでした。
帰国時に母にもらった昆布を使って、昆布の他の調味料は、塩、オリーブオイルだけで
あとは、野菜、鶏肉、きのこ
*オリーブオイルは、特別でピエモンテ州産です。


今日は、用事があり、雪となった今でも、どうしてもブドウ畑に行かなければなりません。
明日は、バローロの冬のワイナリーの様子を書きます。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

土曜日の町

12月27日のブログから続いていた日本滞在の記事を終えて、ピエモンテの日々になります。
寒く、静寂な風景が広がり、自分にとても集中できるピエモンテの冬の季節は、
とても大切な時間が流れています。

冬の土曜日の午前中、
ミラノのビルの中でパソコンと向き合っている時間帯に、この町にいることによって
普段は、感じることのできない町の活き活きとした1日の始まりの空気を知ることができます。

土曜日の午前中は、町役場も郵便局も開き、人々が活動を始める音
トラクターの音、牛舎の前には、ミルクを積む専用車が到着して
牛舎から、機械を動かすモーター音が聞こえてきました。

”ボンジョルノ”と言う声が聞こえてくる方向を見ると、
窓を磨いている女性が手を休め窓ごしで挨拶する。

田園地帯は、朝から霧が続いています。
002

町に戻る道。
土曜日の朝2


郵便局に行くと、私の前に、近所のアントネッラが窓口にいました。

アントネッラは、豚肉が1頭分あり寒いこの時期に、今年食べるための
サラミや*コテキーノ作りを開始すると嬉しそうに話していました。
”寒くていいのが出来そうだわ。手造りは、本当に美味しいのよ。”

*cotecchino:サラミのように腸詰めの種類。
アントネッラによると豚肉と脂身のミンチ、皮、香辛料、赤ワイン。
ノヴァーラ県は、昔から豚肉をよく使い、1頭の豚は、みんな大切に持っていた時代がありました。
それは、今では、郷土料理となっています。ノヴァーラの美味しいサラミ
 Salamin d'la duja(Salame della duja:サラメ デッラ ドゥーヤ)は、
豚のラードを陶器の壺に入れて、熟成、保存されてきました。
ノヴァーラ風リゾットのパニッシャは、、サラミやラードを使います。
1頭の豚を使い、すべてを使って保存食にしていた、そんな昔の生活から生まれています。

白く霞んだ町の景色が広がっています。
土曜日の広場は、八百屋さんとチーズ屋さんが屋台を作り、小さな市場となって賑わっていました。

霧の中、小さなリアカーを引っ張り、農耕具を修理する道具を積んだルイ―ジとすれ違い、手を振ると

”まだ、仕事なんだ。あとで、ロミーナのところで会おう。”

寒い冬の土曜日の午前中のバールでカプチーノと一緒に
ロミーナが持ってきてくれたのは、温かいチョコレートクリームがかけられたケーキでした。

barで

*************
いつものねこのコーナーです。
週末のためのお買いものから帰ってきて、駐車場に入る時に、私の車の前を
先導するように、よたよたと走っているので、徐行運転になりました。

買いものしたものを取り出そうとすると、にゃあと言う声が聞こえてきて
どこの行ったのかしらと見てみると、車の上に。
032


*************
温かいスープを大鍋にいっぱい作って、これから仕事の時間。
メールでお返事を待っている方、お任せと頼まれているワイン選びのメール
日本で仕事を手伝ってくださっているスタッフの方、すみません。頑張ります。

*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

イタリア出発前の東京で。

北海道 滝川から始まった私の日本滞在の日々。
最後のワイン会、そして倉庫の仕事、ワインラック販売のミーティング、事務関係と
イタリア出発前の仕事が待っていたのは、東京でした。

東京のワイン会では、今までにお会いした方ばかりで、ミラノでお会いして
お食事をしたことのあるKeikoさんから、ワインのボトルにかける
手作りの素敵な飾りをもらいました。
どうもありがとう。

IMG_2584

そして、11月下旬にワイナリーから出荷が可能になったばかりのゲンメ・リゼルヴァ2005も登場しました。
(やはり写真がなかったので参加してくださったKeikoさんの写真です。)
このワイナリーからのゲンメ2005は、1月に市場に出る予定で、
リゼルヴァが一足先に市場に出たことになります。

すでにバローロ2007、バルバレスコ2008が販売されている中、ゲンメの旧市街の石造りの
ワイナリーで長い年月、ワイナリーのアントネッロと向き合ってきたワイン。
ワイン

ゲンメ リゼルヴァ”コスタ デル サルミーノ“ 
GHEMME RISERVA  DOCG ”COSTA DEL SALMINO”2005
ブドウの品種:ネッビオーロ 90% ヴェスポリーナ 10% 


ヴィネリアヒラノ (Vineria HIRANO)
東京都渋谷区千駄ヶ谷2-5-5 ウィルコート 1F
tel 03-5772-6230
(休)日曜日 祝日

クリスマスが来て、その後の年末年始の準備の賑やかで楽しい日本のこの時期、
東京の夜の街は、忘年会や休暇前に夜、楽しく食事して帰宅する人たちで溢れていて
終電近くだというのに、満員で、電車に乗れず、駅員が思いっきり乗車する人の背中を
押してドアを閉めるのを見ていました。

その時、次の電車は、更に混雑していますというアナウンスが流れていました。

************
最後のワイン会が終わった翌日、文京区本郷にある父のお墓参りに行き
懐かしい東京の街を歩きました。
信州、山形とお蕎麦が食べれなかったので、本郷からも近くの老舗の神田のお蕎麦にしようと
思っていたけれど、90代の祖母の家に立ち寄り、美味しそうなお弁当を買っていく。
祖母には、行く直前に連絡したにも関わらず、おかずにと里芋を煮て待っていました。

今、オフィスのパソコンのデスクトップは、イタリア人に東京の観光を促進するために
配布されている写真から選んでいて、それは、御茶ノ水橋から眺める神田川、御茶ノ水駅、
そしてその奥に秋葉原の電気街が見えている写真です。

学生時代からいつも歩き、父のお墓からも近いこの街の景色をイタリアで毎日見ているのです。

****************
日本到着日、豪雪地帯の滝川でダイアモンドダストの中、滝川のラペコラさんの河内シェフと
ワイン会が終わり、食事をしようということになった時のこと。

ワイン会は、満席で各テーブルを周り、ずっとお話していた私は、成田空港到着後、深夜まで
ワインをサービスする前のティスティングしたワインとお水だけで、何も食べていなかったことに気づき
おなかが空いていました。

”この時間、開いているとなると、おそば屋さんか、居酒屋かな・・・。"とシェフが言うので
その両方とも魅力的だったけれど、さらに、魅力があったのは
シェフが、昔、働いていた時のお店があるという。私は、迷わず、それを選ぶ。

たくさんの時代があって、シェフが働いていたレストランに、何よりも行きたかった。

日本滞在の日々、各都市でイタリア料理、ワインを日々研究しているお店に行き
彼らが心を込めて用意してくれるお料理、ワインのサービスを受けて
そしてたくさんの人との出会いがあり、約2週間、あまりにも贅沢な時間を過ごしました。

本当にありがとうございました。

(いつものねこのコーナーではないですが)
初日のワイン会で、お客様が楽しそうな様子と
次のワインのサービスのタイミングを考えた時目の前にあった ひつじ。
滝川 ラペコラさんにて
IMG_2438


*********************

少しコマーシャルです。
すでに、次回、初夏のワイン会の企画が進んでいる都市があります。
ピエモンテ料理専門のお店やピエモンテチーズと一緒にと
チーズの有名な会社とのコラボレーションがある北海道
そして、今回の帰国で、素敵な仲間たちと知り合うことができた福岡県がほぼ決まり、
山形県でも企画中です。

他県からの参加者が大半であると予想される山形では、
宿泊を伴う移動になるので土曜日の夜で、日程が決まり次第
山形のみ、出来れは、今月か2月からの予約を受けるようにします。
サイトやFacebookぺージでもお知らせします。

blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

近鉄線に乗って

あと日本滞在の思い出は、明日の東京編で終わる予定です。

その後は、次回の帰国まで、ピエモンテのブログ(ときどき、ねこ)が中心になりますが
いつでも日本で研究してお料理、ワイン、農業などそれぞれの分野で活躍している方々と
一緒にその場にいるように感じながらイタリアで生活しています。
一日の中で、気持ちが自由に日本とイタリアを行き来している感覚でしょうか。

***************
京都から奈良に向かって。

この日、私は、ホテルの中で、メールの仕事をしていて、出発が少し遅れてしまっていました。
朝、コーヒーを飲みに、部屋の外に出ただけで、ベットメーキングの方も
このまま、ずっといては困ってしまうわと急いで、お部屋を出ました。

ホテルからは、すぐに京都駅に通じていて、新幹線乗り場を通り越し
近鉄線乗り場まで小走りで向かいました。

慌てて、乗車すると、お昼に近い車内は、とても空いていて
ゆったりとした時間が流れていました。
あんなに、走っていたということがなかったかのように、のどかな風景と
車内アナウンスが聞こえてきました。

乗り換えがあったので、駅に到着するたびに、ドアの上にある停車駅案内を確かめる。
見知らぬ街に向かうことは、どこかわくわくして楽しく

私は、ふいに、2012年は、未知なることにも進んで、楽しんでみようと
そんなことを考えていました。

***********
奈良にあるイタリアンレストランに到着。遅いランチタイムに間に合いました。
満席であったけれど、ランチタイムが終わる頃で、カウンターの席に座らせてもらいました。

静かで綺麗な空間で、パスタとメインのあるランチのコース。
優雅なランチタイムを楽しんでいる地元の方でいっぱいでした。

お店の奥にゲンメの街のポスターもありました。
この時、ポスターの中で、よく車で通る道を見て
急に冬の田園地帯と石造りの旧市街を思い出しました。

IMG_2502

秋にピエモンテでお会いしたソムリエ 土岐さん。
IMG_2511

ランチタイムが終わって、人がいなくなった夕方近くの午後の店内を見渡す。

IMG_2507


近鉄線の小さな駅から、学生の姿が多くなった時間帯に
私は、京都に帰っていきました。

オステリア ウマーノ
奈良県生駒市東菜畑1-182-1 クイーンズコート生駒 1F
tel 0743-73-0644
ソムリエ土岐さんのお店で、秋に行かれたボーヌ、リヨン
アルバ、オルタ、ゲンメのご視察旅行の写真が
カウンターのところにあるので、きっと見せてくれることでしょう。

******************
最後に、いつものねこのコーナーです。

蚊が多い水田地帯なので、窓は、ほとんどすべてが網戸になっています。
仕事でいつも落ち着いた時間が取れずできなかったのですが
すでに大工用品のお店で取替え用の網を買ってきたので
網戸の張替えもしなければなりません。

網戸の向こうに。

網戸の向こうのぴーちゃん。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

コーヒーを待っている間に。

朝の気温は、−2℃で、同じ時間帯で−5〜−8℃であった昨年と比べると
暖かく雪のないピエモンテです。

この時期、雪のために、高速道路までの道のりが危険で、車を出すことができず
スクールバスも運行せずに、小さな町が白い景色と一緒に隔絶されて
ミラノまで行くことが出来ず、欠勤したことが今までに何度かありました。

帰国後には、もう何度もワイナリーも行き、帰り道は、ゲンメで時を過ごしたりしています。
バールにも行き、いつものメンバーとワインを楽しみ

そしてその間に、毎年、教会の前にある大きなクリスマスツリーや電飾が取り外され
休暇のシーズンが終わっていきました。

農閑期で静かな田園でも、ヴィクトリオやルイージは、春のために機械のメンテナンスを始めています。
それは、機械化以前の時代、冬に鍛冶仕事をしていた農民の姿を思い出します。

あと数日、ピエモンテの記事の前に、試飲会やワイン会を開催してくださった
レストラン、ワインバーを紹介していきます。

まだ書いてないのは大阪、そして帰国前の最後の東京です。

**************
デジタルカメラを見ていると、もうないと思っていた景色の写真がでてきました。

京都に向かう新幹線の車窓から。
この時、温かいコーヒーが飲みたくて、もう一度、車内販売が来るのを待っていました。

東京駅を出発して、遠くに見えた時には、真っ白な雪で白く見える富士山。
角度によって別の姿なのかと、驚いて眺めていました。
IMG_2486


京都のホテルに荷物を預けると、すぐに大阪のレストランに向かいました。

地下鉄で本町まで。
ワイン試飲会を開催。

まだ、旧店舗で、歴史ある古い建物のお店の扉を開くと、奥にあるクリスマスツリーと
ソムリエ石垣さんの笑顔が目に入ってきました。

IMG_2489


西本さん、石垣さん、素敵な機会を作っていただき、どうもありがとうございました。
イタリア料理OPIUM(オピューム)
現在、移転準備中です。
新店舗オープンは2月初旬〜中旬を予定
大阪市西区靭本町1−7−14
tel 06-6447-1044

****************
この後、お客様とお待ち合わせがあり、ワインを飲みに北新地へ。

ああ、ここが高級飲食店の立ち並ぶ北新地なのか・・・
関西に来たという旅情を感じながら
次々に来るタクシーのライトが眩しく、このままずっと夜が明けないでいるかのような
宝石のようなネオンで華やかな大阪の夜の街を行く人々を眺めていました。

深夜過ぎ、京都のホテルに戻り、翌日は、奈良へ。

********************
こちらは、昨日の風景。
夕方の中庭で。
お気に入りの場所のようです。

023


*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

軽井沢のカフェで。

教会前の駐車場に向かうと、所々、車のフロントガラスの細かな水滴が凍ってキラキラと光り輝き
夜が明ける前の月はより一層、強く輝いていました。

途中、大きな用水路の運河を越えるのですが、用水路の左右のポプラの植林のシルエットと
黒く光る水の静かな流れの上に月が浮かび、
後から車が来ないことを確認すると停車して、その景色を眺めました。

通勤中のバスの中からの更新です。
*****************

以前、日本でワインの輸入の仕事を始めたばかりの頃に、ブログを通じて出会った
軽井沢のオーガニック農園の金田さんが3年前にノヴァーラ県の水田地帯に来てくださって

”RIEちゃん、きっと静かなピエモンテに住んでいたら、軽井沢が気に入ると思うよ。
そうだ。是非、来るといいよ。”

その一言が、すべての始まりで、輸入したばかりのピエモンテワイン
オリーブオイルを一番最初に注文していただいたのが、軽井沢のホテルでした。

**************
日本滞在中の思い出です。

この日は、前日から引き続き、2日目の軽井沢でした。
東京からランチ用のミックスサンドイッチの箱を手に長野新幹線に乗り軽井沢に向かいました。

降りてから、温かい信州そばを食べようかと思ったけれど、ワイン会前にどうしても行って
挨拶しておきたいところもあって、降りて、すぐに行動したかったこともあり
車内で食事にすることにしたのです。

その後、夕方、ワイン会が始まる前に、準備のために、大きなスーパーまで
この日のワインリストをコピーしに行くと
コピー機のところに金田さんが帰りに新幹線の中で夜食にと
太巻き寿司のパックを買って戻ってきました。

金田さんと"やっぱり信州のおそばを食べる時間はなかったね。"と笑って
軽井沢の夕暮れを見ながら、急いでカフェに向かいました。

冬の軽井沢は、とても静かで空気が冷たく透き通っていました。

日本滞在中に行った軽井沢のワイン会は、軽井沢駅からも近くの素敵なカフェで。
金田さんのオルトアサマ農園の収穫祭とピエモンテワインの会でした。

軽井沢のたくさんの種類の有機高原野菜とワインのためにチーズや生ハム類も使って
この日、シェフがたくさんの美味しいお料理をアレンジしてくれました。

チーズもトマトと一緒に。
IMG_2552


IMG_2553


カフェのマスター:中山さん。
winerack


この日、東京、そして長野県の他の街から、軽井沢にご宿泊なさって
ご参加して下さった方々、本当にありがとうございました。

東京に帰った深夜、温かいお茶と一緒に、太巻き寿司のパックを開けて
少し前まで過ごしていた軽井沢の静かな冬の夜のカフェを思い出していました。

この翌日が、12月28日のブログにあった雪景色 山形だったのです。
東京から途中までは、新幹線の方向が軽井沢に行くのと同じです。

************
軽井沢オーガニック農園 オルトアサマ 金田さん
有機農産物JAS法に拠る認定を受けています。
イタリアをはじめとした、西洋野菜、ハーブなど
http://www.ortoasama.com/

軽井沢のカフェ
natural Cafeina ナチュラルカフェイーナ
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東25
軽井沢駅北口より徒歩6分
tel 0267-42-3562

*少しだけコマーシャルです。
写真にあるワインラックは、ワイン配送などで協力会社で鋼材を扱うスペシャリストの
株式会社Ofaさんによって実現したステンレス製のワインラックで
ワインと一緒にこちらも販売始めました。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

福岡で。

真っ暗な朝、強い光を放つ満月を見ながら、バス停に急ぎました。

高速道路利用者の駐車場に車が入ると、バスの運転手のアントニオが
いったん扉を閉めたところで、もう一度開きライトを点滅して、急ぐように合図をし
私が乗ると同時に、すぐに発車となりました。

すみません。ねこのごはんのアルミパックをあたためていて、遅れました。

***************
ノヴァーラ県の休日の風景です。
農閑期の水田
朝の水田


町の会議室の前で、ガラスに映っている姿をじっと見ているねこ。時々、振り返り
やはりガラスに映った私を確かめて、見比べる。
007


***************
2週間前の今日は、成田空港にいました。帰国して2週間が経とうとしています。
まだワイン会を実施していただいたレストラン、ワインバーなど、すべて紹介できていないので
少しずつ、皆さんに感謝をこめて。

今日は、福岡のレストランを。

**************
早朝5時に京都のホテルを出発して、博多駅に到着すると
駅前のホテルに荷物を預けてから、再び電車に乗り、約30分。

桂川駅を降りると、雪が舞っていました。

2006年のトリノのテッラ・マードレにいらしていて、ピエモンテで出会った
無添加の辛子明太子を作っている茜屋さんの大山さんが、
5年前と変わらず笑顔で、傘を差して待っていてくれていました。

茜屋さんにて。(お店の奥に明太子作りの作業場が広がっています。)
IMG_2514


お店の入り口にあった鮮やかな紅色のテープが目に入りました。
それは、筑豊地区でフリーペーパーを発行しているトーンという会社が始めた
「AKANE LINE PROJECT」という活動です。

IMG_2515

***************
以下 茜屋さんのHPからの説明。

名前の由来は、日本で最初に国旗としての日の丸を
染めたのが、地元飯塚の「筑前茜染め」だから。
東北には岩手県南部地方に「南部茜染め」があり、
茜染めでもつながっていますね。
日本再生への願いを込めて、AKANE PROJECT と
名づけたそうです。
テープ1巻につき、287円が義援金として
被災地に送られます。
*************
しばらく、その美しい茜色のパッケージを眺めていました。
それぞれの地域で多くの人が行動していることを実感し、
この日本滞在中に、たくさんのことを吸収していきたいという気持ちがいっぱいに広がっていく。

窓の外を見ると雪が次第に雨になりました。

夕方、ホテルでメールの仕事を終えてから、ワイン会の会場のレストランに向かいました。
地下鉄薬院駅から歩いて10分、静かな場所にある落ち着いた素敵なレストラン。
個室を予約。

やはり私は、お料理以外の写真は、何も残っていないので
福岡でのワイン会の写真を借りました。
福岡で


まだ皆さんがおそろいになる前で、その間に昨年プロデュースしたアルネイスの
スプマンテのウェルカムドリンクのサービスをしてもらっていたのですが
まだ始まる前、私は、立って、いったい何を話していたのかしら。(笑)

たくさんの出会いと再会があった空間で、目の前にすぅーと道が開けたように
次の夢が静かに広がってきました。

ホテルに向かうタクシーの車窓から、深夜にたくさんのラーメン屋さんが開き
活気のあった博多の街の景色を今でもはっきりと覚えています。

お会いした皆様、本当にありがとうございました。

明太子の茜屋さん
福岡県嘉穂郡桂川町豆田112-4
tel 0948-20-9010

福岡県 筑豊地区 | 【東日本大震災支援 】 | 【AKANE LINE PROJECT】
http://www.akaneline.jp/

リストランテ イル・ボッコーネ (ristorante IL BOCCONE)
福岡市中央区警固2-4-1 オリジン警固 1F
tel 092-731-1536
(休)火曜日 第3水曜日
*************

blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

羽田空港から長谷へ

教会の朝7時の鐘が鳴り響き、雨戸を開けてみると、まだ群青色の空で星が輝き
無数の星に混ざって、マルペンサ空港に向かって航空機のライトが
着陸に向けてゆるやかに降下しているのが見えています。

日本では、15時。
ちょうど鎌倉、長谷で満月ワインバーが始まった頃でしょう。

*********************
雪景色だった札幌から羽田空港に到着すると、
到着ロビーのガラスから入ってくる眩しい光と暖かな空気に包まれ

それまで、雪が降っていたミュンヘン、北海道と過ごしていたので
急にピエモンテから遠く、日本に帰って来たことを、この時に初めて実感したのを覚えています。

空港から電車に乗り、横浜、そして乗り換えて鎌倉へ、そして江ノ電。
土曜日の午前中は、家族連れの行楽客で賑わい、楽しい空気でいっぱいで
窓の外の景色、そして車内に入ってくる陽射しが暖かい冬の休日を感じさせました。

長谷駅から、大仏を見にいく人たちにに混ざって途中まで歩き、信号を渡って、細い路地に入り
ワインバー ボータン (Beau Temps )さんに到着。

*iPhoneから今日、オーナーソムリエの石井さんが送ってくれた写真2枚です。
あの日もこんな暖かな陽射しでいっぱいでした。

写真


店内に入ると、懐かしい人たちが準備中で、スーツケースとカバンを置く。
”大きい方のスーツケースは、空港から実家に送ったけれど、まだ成田に着いた時のままなのよ。
スーツもミラノのオフィスを出た時に着ていたこの1着だけ。(笑)”

image


ワインを通じて楽しそうに参加者同士話している様子を眺め、ゆったりとした時間が流れていきました。
引き続き、17時から行われた満月ワインバ―にも少し参加して、東京の実家に向かいました。

アスティ地方カネッリのパオロさん、成田到着後、最初のロゼのスプマンテは
この長谷の木造建築の落ちついた空間で、柔らかな陽射しを受けながら、
ソムリエ石井さんによって抜栓、サービスされました。

ボータン (Beau Temps)
鎌倉市長谷1-14-26
tel 0467-40-6172
(休)月曜日 *9日の満月ワインの日は、オープン
長谷駅から徒歩3分弱。場所が奥まっていて難しいです。
コロッケで有名な宮代商店さんの横の細い路を入る。
オーナーソムリエ 石井さんのワインとお料理のお店。
夜だけでなく、ランチもあります。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

札幌から鎌倉まで日本滞在のブログの前に。

札幌から鎌倉までの日本滞在の思い出のブログの前に、今日のピエモンテの空と
私にとっての仕事について。

***********
今日の風景。

土曜日の午前中、暖かい冬の陽だまりのある中庭から。
中庭

窓ガラスに反射して、不思議そうに自分の姿を見ているいつものねこ。
中庭2


このブログを書いている今は、夕方6時になり、
窓からこの教会のある空にある丸い月が白く輝いています。
急に満月ワインバーの店内の雰囲気を思い出しました。

満月ワインバー
1月8日(日)、9日(月・祝) 15:00〜
鎌倉惣菜さんにて
鎌倉市小町1-5-14
tel  0467-50-0449

そして長谷のボータンさんでも開催です。15:00〜
鎌倉市長谷1-14-26
tel 0467-40-6172

*私が鎌倉を訪れた時も、ちょうど長谷のボータンさんと鎌倉惣菜さんのとの同時開催の日だったので
長谷のボータンさんでのワイン会後、そのまま満月ワインバーに少し参加することができました。
お会いした方、本当にどうもありがとうございました。

あの日、たくさんアルト・ピエモンテの地方ゲンメのエルバルーチェと
日本に初めて輸入したアスティ地方カネッリのロゼのスプマンテのオーダーがありました。

このロゼを成田到着後、初めて日本で最初に飲んでいただいたのが、鎌倉だったのです。

************
鎌倉(長谷)でのワイン会、満月ワインバーにいた時の1週間前は、まだ日本へ出発する前でした。

輸入やワイン会の準備に追われていた頃、初めて日本に輸出することで興奮して喜んでいた
カネッリ地方のワイナリーのパオロさんが

マルペンサ空港に近づくゲンメのワイナリーまで300本のワインを運び、ゲンメのワインと一緒にして
ひとつの場所から輸送する空港近くの会社まで運ぶことで、きっと少しでも国内輸送費の負担が
減るのではないかと、今日か、明日、すぐにでもゲンメまで直接持っていくので
ゲンメのワイナリーに連絡して欲しいと電話を受けたのが、ミラノの地下鉄の中でした。
(イタリアでは、公共交通機関の中でも通話できます。)

ゲンメのワイナリーのアントネッロが、トラックに乗り、空港まで運び終わった時
報告の電話で笑いながら、パオロがゲンメに来た時のことを話してくれました。

”RIEのおかげで、すっかりパオロと知り合いになったよ。誠実でとてもいい男で
少し面白く明るい。娘さんも一緒に来ていたよ。

それで、ここまで君は、せっかくやってきて何もないのかい?と言ったら
頭をかかえて、えっと、RIEに要求するわけでないから、僕がマルペンサ空港までの
送料をあなたに払えばいいのですかと誠実な顔で言い始めたから、

いやいや、そうでなくて、マルペンサ空港までは、ゲンメと合わせてトラックで
こちらで運ぶのだから、何もないさ。そうでなくて、そのRIEが購入したスプマンテと同じワインを
ゲンメワインと交換して楽しもうでないかと思ったわけだよ。
それで、僕に渡すワインは、1本もないのかい? 

そうしたら、RIEのワインをゲンメに運ぶことでせいいっぱいで、考えつかなかったと言って
ひたすら謝るから、次回に必ずと約束したんだよ。” 

電話を受け取った後、私は、すぐに車でゲンメに向かいました。
夕方になり、暗く霧の中、私は、日本から帰ってくれば、もうクリスマスが過ぎていることに気付き
挨拶しておきたかった、そして感謝の気持ちを込めてお礼を言いたかった
石造りの旧市街にあるワイナリーでカネッリのパオロが来た時の話をもっと聞きたかった。

それで、日本に出発する前のブログで最後のピエモンテでの風景がゲンメのワイナリーだったのです。
(旧市街でワインが静かに樽熟成の部屋に向かって移動していく写真。)

人から聞かれることが多い。何で、そんなにいつも忙しいスケジュールなのかと。
私が仕事をする理由

日々、誠実に素朴で楽しく、いつも真剣に取り組んで仕事をしているワイナリ―(農業)、
オリーブ農家の人々が、日本のお客様、レストラン、ホテルで大切に使われていると知って、

ますます仕事のモチベーションが上がっていることを、横で見ていて
私は、その期待を裏切ることができない。

そして今回のように新たにワイナリーを増やすことがあっても減らすことは出来ない。
流行に合わせて、一時的に輸入するのでなく、毎年、今年のここのワインは・・・と

ピエモンテの地元の人のように、いつも同じワイナリーのワインを
楽しみにしてくれる人が多ければいいけれど、それは、日本では難しい。

だから頑張って広げていかなければという想いがあるのです。

課題が大きい中で、生活のためにも他の仕事を抱えながら、いつも思っていることは

ピエモンテの農家の人たちが、活躍の場を得て、活き活きとして、さらに上を目指していく様子を知り
そして彼らにとって、遠いアジアの異国で自分たちの造ったものが届けられているそんな喜びを知り

外国人の私が、ピエモンテでの日々に感謝して、みんなのために出来ること
そして、イタリアで暮らす私が日本の方に出来ることを考えた時

バールでアぺリティーボを楽しんでいる時も、そして、ミラノの地下鉄に揺られている時も
いつもそのことを意識して過ごしている。

いつのまにか、24時間、仕事の夢でいっぱいになっていくのです。

日本での滞在の日々は、忙しいだけでなく、夢に溢れて、いつも新幹線、飛行機に乗っていました。
そして、そんな時、いつものミックスサンドイッチと車内販売のコーヒーが、とても心地よかったのです。

もっと日本らしい、華やかで美味しそうなお弁当にしたらと言われそうだけれど(笑)
昔からあるいつものミックスサンドイッチ、
それは、私にとって、ジャズのスタンダートナンバーが、心地よく感じられるのと同じような感覚でしょうか。

そうでなかったら、日本滞在中に精いっぱい仕事できなかったかもしれません。

ブログを読んで下さっている皆さん、そしてピエモンテのワイナリーの人々
そんなワインを大切に扱ってくださっているホテル、レストランの方々

そして、レストランで注文していただき、またご自宅でワインを飲んで楽しんで下さっている
最終消費者である皆さんにとても感謝しています。

ありがとうございます。
後ほど、鎌倉のワイン会の思い出のブログです。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

おにぎり

昨日、日中は、暖かくなり青空が広がっていました。
中庭に続く、大きな木の扉を開けて、中に入ると、にゃあという声が聞こえてきました。
教会の方を見ると、いつものねこは、こんなところにいました。
中庭で

この後、すぐに町のバールに向かいました。

バールで子供がおやつとして買いにくることもある小さなサイズの1ユーロのピッツァが
まだ学校が始まっていないので残っていました。
それをロミーナに温めてもらい、ヴェスポリーナのワインを注いでもらいました。
遅いランチタイム。

**************
たくさん紹介したいところがあるので、少しずつ更新します。
日本の滞在中の札幌のワイン会で。
**************
ワイン会の写真は、一枚も撮ることが出来ずにいて、
きっとソムリエの菅原さんは笑うかもしれない。
前回、お互いに何も撮らずにいたので、今回は、撮りましょうと話していたので。

各ワイン会でのワインは、それぞれ異なり、札幌では、
2つのワイナリーから私の地元ノヴァーラ県のワインばかりでした。

その中で、在庫の本数に限りがあったので、サイトなどで正式に紹介していなかったワインも。

ゲンメのワイナリーの洒落でシャトーと名付けて造ったワイン。(UVAGGIO SCIATO MUOLETA )は
ブドウの品種:カベルネ・ソーヴィニオン 30% メルロー30% ピノ・ネロ 30% ヴェスポリーナ 10%  
フランスのボルドー品種を使ったトスカーナの方でスーパータスカン(スーパートスカーナ)が
人気のあった時期に始めたもの。

私は、写真がまったくないのですが、友人の渡辺氏のブログにこのワインのラベルの写真もあります。
未販売と書かれていますが、私が細々と売っています。(笑)
http://nowhereman.kitaguni.tv/e1861921.html

****************
ワイン&ベジタブル な・ちゅら (Wine & Vegetable Na・chuLa)
札幌市中央区南3西2 KT三条ビル B1F
(すすきの付近)
011-281-1678
(休)月曜・第3日曜日
お料理は、オーナーソムリエの菅原さんが、札幌近郊で自ら栽培するお野菜
そして北海道の農家の方から直接分けてもらっている
有機栽培の野菜が中心のワインバーです。
****************

ホテルに到着すると深夜となり、その後、ピエモンテから到着したばかりのワインについて
メールで配送の手続きを書いたり、名古屋、大阪、福岡の試飲会のそれぞれ異なったアイテムなど
考えていたら、いつの間にか、ホテルを出発する2時間前となり
急いで出発に向けての準備をし、チェックアウトをして、札幌駅に向かいました。

デジタルカメラには、もう一枚、車窓の景色が残っていました。
JR函館本線  新千歳空港行きの車内から
空港へ


日本に到着して3日目の朝、新千歳空港の搭乗口近くのソファーで初めての和食となったのが
空港の売店で買った北海道のすじこと鮭のおにぎり。
おにぎりの包みを開けながら、初めて札幌でワイン会を開催した時に知り合い、友人となった方から
"おかえり!"と声をかけられた瞬間を思い出していました。

東京行きと書かれたのを見て、もう少し北海道にいたかった、ありがとうという気持ちで
ガラス張りになったボーディング・ブリッジを歩きながら、最後の札幌の空を眺めていました。

飛行機に乗り、カバンの中から羽田空港からの列車時刻表案内を取り出す。
これから会う、長谷で待っている人たちのことを思う。
羽田から京急で横浜、そして鎌倉、江ノ電で長谷へ。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

名古屋でパニッシャ

日本滞在中、日帰りで2日間、名古屋に行きました。
本来は、宿泊して、ゆっくりとレストランを訪問したかったのですが
夜は、東京で仕事があったからです。

新幹線では、いつものミックスサンドイッチを買い、コーヒーの車内販売を待って
富士山の見える右側に座り、パソコンを取り出す。

様々な駅弁が並ぶ中で、選ぶのは、ずっと昔からあるような箱に入ったサンドイッチでした。
箱の中に小さなおてふきが入っている、それがどこか懐かしくかったのです。
幼い頃、新幹線で父が買ってくれたことがあったかもしれません。

***********************
名古屋に到着。

見知らぬ街の地下鉄に乗るのは、難しく
何度も路線図で確かめレストランに向かいました。

名古屋のワインとお食事会で、シェフが、イタリアのレシピを見ながら何度も試作してくれた
ノヴァーラ風リゾット パニッシャのお料理。
IMG_2450

ノヴァーラ風リゾット パニッシャ(paniscia)
ノヴァーラのサラミ(salam d'la duja)と豆(borlotti)と赤ワインが入った
ボリュームのある素朴なリゾット
2010年の町の夏祭りで作った時のブログ 
http://blog.livedoor.jp/airone0219/archives/51591170.html

翌日に行った試飲会後に加藤シェフと語る。
IMG_2472


試飲会の準備
ソムリエ えり香さん
IMG_2457


カバリーノ (CAVALLINO)
名古屋市中区丸の内2-14-21 サンマンション丸の内 1F
(休)日曜日
052-231-3156

昨年ゲンメのワイナリーを訪問したとても研究熱心で素敵なソムリエえり香さんと
イタリア エミリア・ロマーニャ州で修行していた加藤シェフのお店です。

*************
昨夜のいつものねこ

ダンボールで造ったねこのハウスは、暖かくなるように古いセーターを敷いています。
朝、家を出る前に、そっとダンボールの扉を開けてみると
セーターにうずくまって眠っていました。
車のフロントガラスの雪を削ると、たちまち凍っていき、朝6時前の町は、氷点下6度でした。
IMG_2638

名前:ぴーちゃん
************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ミュンヘンで

暖かいと思っていたけれど、車のガラスは、薄く硬い氷で覆われていました。
霧で濡れた道路や石畳が真っ暗な中、黒く光り、フロンドガラスの氷を溶かすと
バス停まで急ぎました。

今日も通勤のバスの中からの更新。
対向車のライトがぼんやりと霞んで見えていて
もうすぐロンバルディア州に入ろうとしています。

**********************
今、使っているバスルームにあるドイツ語で表示されているコンタクトの洗浄液を見て
不意に日本に出発する時のことを思い出しました。

それは、雪で閉鎖されたミュンヘンの空港の薬局で、ミュンヘンで宿泊、
その後、北海道から鎌倉までの期間を過ごすために買ったものでした。

デジタルカメラに入った最初の2枚の写真から。

ミュンヘン郊外にある大きなホテルに到着すると、すでにホテルのレストランは
クローズされ、ビールだけの遅い夕食となりました。

ミュンヘンのホテルでヴァイスビア(ヴァイツェン)。

*背後の人も、乗り継ぎ出来ずにミュンヘンに取り残されてしまった人たち。
”ここは、何か、食べるものはないのか。”と聞いていて
ポテトチップスの袋だけが渡されていました。

そうか・・・。サンドイッチもないのか。
私もやはりヴァイツェンビールだけに。

IMG_2432


日本に出発前の準備のため、前日、眠らないまま、ミラノに出勤後、夕方に
マルペンサ空港に行き、その後、乗り継ぎの成田行きの機内で
ゆっくり眠るはずだったのが

ミュンヘンのホテルで日本への連絡と羽田、札幌間の空席情報、予約変更の電話で
この日も、ほとんど徹夜のままとなりました。
今すぐにでもワイン会のある北海道に向かいたい気持ちでいっぱいだったので
眠っている場合でないという気持ちもありました。

翌朝、出発の3時間以上前に、ミュンヘンの空港へ。

飛行機に乗る前に、すっかりおなかが空いた私は、空港内のレストランでメニューを開き
レバーケーゼ(Leberkase)を頼む。
空港で


それは、とっても懐かしかった。
まだ日本で仕事をしていた頃、ミュンヘンからも近いオーストリアとの国境近くの
南ドイツの小さなかわいい家並みの街に仕事で行ったことがありました。
それは、もう16年くらい前のことです。

南ドイツにある小さな街のホテルに到着すると
”打ち合わせ前に、何かおなかが空いていませんか。ミートローフでいいですか。”と聞かれ

1ヶ月以上、ここに滞在してプロジェクトを推進している同僚が案内してくれたのは
街の小さなお肉屋さんでした。

”ここは、ミートローフをその場で切ってくれて食べることもできるし、持ち帰ることもできるのです。”

そういっているうちに、湯気といっしょに出来立てのミートローフが運ばれてきました。
後に、これがレバーケーゼという名前であることを知りました。

様々な国籍の人たちとすれ違う ドイツ ミュンヘン国際空港にて
私は、ここから北イタリア ピエモンテのワインを紹介しに日本に向かいました。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

1月2日

明けましておめでとうございます。
多くの人が、夢を持って新しい多くのことが進んでいけますように。

私もワインに関するお仕事で、まだ未知なる分野も追求して
楽しく挑戦していき、多くの人と出会い、温かいつながりを持っていきたいです。
*******************
1月2日 月曜日
ミラノ行きの高速バスの車内から。
イタリアなので少し早く、初出勤です。

いつも出発前の6時になると、ドアの外からにゃあと聞こえてきて、
ドアを開けると雨が降っていました。
私が駐車場に向かうと、いつものねこは、少しでも雨に濡れないようにと
一生懸命、壁に沿いながらついてきて、
隣の車の下に入ると、じっとこちらを見ていました。

高速バスの車内は、多くの通勤客で、いつもどおりの日常に戻っていました。

通勤時間、ブログでどこの都市を書こうかと考える時間は、日本での滞在を想い出し
とても楽しいもので、数少ない写真を見ていると、景色の写真は、これがもう最後です。

京都、奈良の風景もまったく撮らなかったことに気づきました。

私は、目的地と約束の時間に向かうこと以外、何も考えていなかったし
何も見えていなかったのかもしれません。

京都、奈良、大阪の滞在で、たった1枚の風景の写真。
それは、京都の先斗町でした。

IMG_2513

趣のある細い路に飲食店が立ち並び、どこか、わくわくするような気持ちで
地図を片手に進んでいきました。

ここかしらと看板を確かめて、隠れ家のような細く急な階段を昇ると
イタリアン料理のお店がありました。

トラットリア  ラ カヴァリーナにて
京都市中京区先斗町三条下ル材木町188 2F
075-211-6530
(休)水曜日 *1月4日(水)は、営業。
年始の営業は1月3日のディナータイムから
ジェノヴェーゼの本格的なレストラン。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。
Profile
写真 文章の著作権は
RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


Archives
  • ライブドアブログ