北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

May 2012

滝川の羊牧場で。

帰りのバスの中からの更新です。

オフィスで集中したものの、明日提出すべき報告書が今日も仕上げることができなかった。

なぜか、いつもすべてぎりぎりのところで、すべて期限通りになるように
間に合わすようになってしまったので常に追い込まれています。
6年前に、トリノオリンピックの取材の仕事で、遅れていた工事
直前まで、間に合うことがないだろうと思われた開会式が
始まると、何もなかったかのように、あまりにも鮮やかだったという思いが、
私のどこかに深く浸透してしまったようです。

日本に出発する直前から、滞在中、そしてイタリアに戻ってからも
いつも深夜と明け方の時間に横になるだけだったので
高速バスのシートに深くよりかかって、このまま眠ってしまいそうです。

そしてこの空気は、何かにひどく似ていると思えました。

帰国の時にも、そして日本国内でも札幌、福岡と、いつも飛行機の座席に座っていた
そんな感覚だけがかすかに残っていて、急に懐かしくなってきます。

今、窓の外は、晴れて眩しいロンバルディア州の田園が広がっています。

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北海道に到着した日は、小雨の降る寒い日のことでした。

以前、ノヴァーラを訪れてくれたシェフ、そしていろいろな縁があって
初めて北海道の滝川市を訪れたのは、2010年のことでした。

その時は、人が少なく空洞になってしまったかのような商店街を歩きながら
この自然が多いこの土地が、もっとたくさんの人に来てもらえるようになったらいいのにと
思いながら、ワイン会前にお茶とすじこのおにぎりを買おうと
セイコマートに立ち寄ったのを覚えています。

その後、この土地に、羊の畜産試験場があり、ジンギスカンで有名で
ハルユタカという小麦があることを知りました。
今年の12月は、そんな滝川の魅力あるワイン会をしてみたいとシェフに話していたこともあり
この日、羊の牧場を案内してくれました。

滝川は、小雨が降り、気温が10度でした。

誕生してまだ10分。子羊。
実際に生まれたばかりの子羊を見ていたら、
食用となっていくのが少しかわいそうになってしまった。。。

ひつじ


maggio 16


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滝川から札幌に戻り、書類を持って、何度も大通りと駅前のホテル、銀行、郵便局を往復する。
きっと私は、札幌に勤務するビジネスマンに見えたかもしれない。
札幌に滞在したのは、2泊で、夜は、ワイン会、そしてスペシャルワインウィークを企画して下さった
ワインのお店で過ごしていました。

夕方までの時間、私は、以前、ワイン会でお世話になったレストランのシェフに
利尻産のうにと北海道のアスパラガスを使ったパスタのランチにしたり
ホテルで書類などの事務仕事をしたりしていました。

大通り


北海道での時間は、もちろんずっと美味しい北海道の食材を使ったイタリアンのお料理。
帰りの空港ですじこのおにぎりがあれば、それが嬉しい。
心残りは、札幌のスープカレー、セイコマートでのお買い物。雪印パーラー。

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イタリアに戻ってきて

昨日の夕方、日本から帰ってきました。

いつものように、モンテローザを見ながら、高速道路バスの停留所に向う。
たった2週間でしたが、水の風景であった水田が、うっすらと緑になり、季節が移り変わっていました。

時は、自分の事情とは、関係なく過ぎていき、変化していくものです。
そんなことを考えていました。

ミラノへの通勤中の短い更新です。

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写真は、5月16日、北海道 滝川市で
ここが菜の花まつりの会場になるという。
今頃は、たくさんの菜の花が咲き始めていることでしょう。

takikawa1


スーツケースを開けると、札幌の新千歳空港、山形の、鶴岡の駅前のホテルの横にあった
お土産屋さんで買った箱に入ったそれぞれのお菓子
最後に立ち寄った谷中のお煎餅、京都のホテルの近くにあったお漬物屋さんのしば漬けなどが
出てきて、他には、何もないことに気付きました。

今回、日本のスーパー、本屋さんにも立ち寄ることなく、朝食のサンドイッチなども含めて
お買い物は、いつも空港、新幹線乗り場、ホテル周辺のコンビニで買う日用品と
いろはすという名前のミネラルウォーター、温かい缶入りのブラックコーヒーやお茶。

お味噌や昆布など何か買っておけばよかったかなとも思うけれど、
これでよかったし、そんな日本での滞在の日々がとても心地良かった。

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日本への出発前に聞いていたことだったけれど
いつもの近所のバールで働くロミーナと旦那さんでシェフのアニーバレは、
青い海のサントドミンゴで暮らすことになり、経営は、同じ町で暮らす若いご夫婦に変わる。
ちょうど、バールの最終日は、私が福岡でワイン会をしていた日のことでした。

"もう、長く働いてきて、今から外国で少しのんびりした後に、そこでレストランの仕事をしてみたいの。
RIEだって、そうでしょう。日本でなく、外国で暮らしたり、出張したり。"

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ミラノに着いたら、月末の提出書類の作成をはじめ、たくさん仕事もたまってしまっています。
張り切って片付けていきます。

ピエモンテ帰宅後、ワインの新たな輸出準備、日本からの問い合わせのメールの返信
新しい倉庫からの発送の契約・・・と日本に滞在していたときと同じように時間を過ごす。
それは、どこか楽しく、嬉しい。

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空から日本を眺める。

同じ時刻に出発するJALの東京羽田行きが滑走路に向かい、やがてANA機も進んでいくのを
窓から眺めていました。

まるで、空から日本地図を眺めているようです。

窓から


このブログの原稿を書いているのは、シートベルト着用サインが消え
通信機能のない電子機器の使用禁止が解除になった
福岡発東京羽田行きのANAの機内からです。

このブログを送信するのは、地上に着いてから、
最後の仕事に向かう途中のカフェからでしょう。
ブログの時刻は、原稿を書いている今の7時30分にしておきます。

福岡に向かった昨日、離陸直後に見えたのは、スカイツリー、東京タワーなど東京、
そしてすぐに横浜上空の景色になっていきました。

雄大な富士山が眼下に見え、日本の景色が次々に見えてくる素晴らしさを
誰かに伝えたくてたまらなくなっていきます。

空から雲を眺めると、ずっと海外で仕事をするのが夢だった20代前半の頃を思い出します。
あの頃は、日本を上空から興味深く見ることがあったであろうかと考える時
それは、決してなかったことに気づくのです。
いつも私の夢は、世界への扉であった成田空港、そしてその海外を見つめていました。

今になって、日本を飛び回って、いろいろな文化に触れているのは
海外在住で日本を外から見つめて、その日本文化、景色に郷愁を感じているわけでは、決してなく
時間の経過とともに、自分が次のステージに向かったのだろうと
富士山を見つめながら、そんなことを考えていました。

海外に向けた夢を少しずつ実現に向けていった時、それを日本につなげていきたかった
自分が得た経験や勉強してきたことを若いこれからのソムリエさんに伝えていきたいことも

イタリア人に日本に来てもらえるように観光を促進する仕事では、日本が、東京が
どんなにたくさんの魅力を持っていて面白いか,素晴らしい経験になるだろうと
心からそういう思いになり、イタリアでそれを伝えていくこと

ピエモンテのワイナリーの人々や愉快な仲間、そして日本で農業を研究する人々と
私は、自分のことだけでない多くの人とのつながりの中、
イタリアと日本の間を自由に移動するようになったことに気がつくのです。

今日は、残りの仕事を終えたら、東京の実家へ。
明日の朝9時成田発フランクフルト経由で
ピエモンテの水田の町に帰ります。

今晩、夕食は何にしようか・・・。

札幌新千歳空港で買った筋子の入ったおにぎり、
山形のおそばで、すでにすべて満足して完結していたのですが
昨日は、思いがけず、ワイン会前に福岡で長浜屋台ラーメンのランチでした。

私は、そろそろ、ゆっくりゲンメのワインが飲みたくなってきました。

日本での最後の夕食前には、ピエモンテから持って帰ってきた
ビエッラ県のトーマチーズと一緒にゲンメのワインで食前酒にすることにします。

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羽田発福岡行きは、B787でした。
ロビーから


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やはり、私は、空が好きであり、ワインにも空の旅をさせているのです。
倉庫の関係もあり、1回の輸入が1000〜1200本程度ずつであるので
オリーブオイル含まれているので、船でなく、空輸でということもありますが
それだけでは、ないかもしれません。
モンテローザローザ上空を超えて、ピエモンテから時々、フランクフルトを経由して
成田行きの旅客機の荷物室で、じっと日本に到着するのを待っているワインに
自分の夢を重ねているのかもしれません。

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ピエモンテのお惣菜屋さん

モンフェラートの丘から。帰国準備が進んでいないので、急いだ更新です。。。

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モンフェラートの小さな街のお惣菜屋さん(ガストロノミア:Gastronomia)より。

小さな店内のガラスのショーケースに、量り売りの生パスタやお惣菜が並ぶお店の奥に
案内してもらうと、職人さんの手作りで添加物のない、モンフェラートの家庭料理の数々でした。
そんなピエモンテのお惣菜屋さんの様子を紹介。

イタリア風のオムレツ、フリッタータ (Frittata)
ほうれん草などの緑の野菜が数種類、そして卵を入れ、丁寧に焼き上げています。

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こちらは、ズッキーニの詰め物作りの準備です。

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ピエモンテの詰め物入りのパスタ アニョロッティ(Agnolotti)作り。
詰め物は、ウサギのローストとキャベツ

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もうひとつの詰め物は、仔牛肉の赤ワイン煮込みと菜園の緑の野菜数種類、キャベツ。

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それらにこの地方のチーズ、香辛料としてナツメグ、塩を入れてミンチにします。
色の濃いこちらは、仔牛肉の赤ワイン煮込みの方です。

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ランチは、もちろんアニョロッティのパスタです。中は、ウサギのローストとキャベツ。
優しい味なので、茹で上げてから、シンプルにこの地方のピエモンテのオリーブオイルと一緒に。

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帰宅後、レースの窓の向こうから。

IMG_3633


忙しいので息をひそめていたけれど一生懸命な目で私を探しているぴーちゃん。

明日の朝6時に空港に向けて出発。同じ時期、夫も仕事で約1週間不在。
ヴィクトリオと近所の70代のご夫婦が”ねこは、任せておいて。”と張り切っている。

”ミーチョ(にゃんこ)〜。”と、さっそく、いつものねこを呼んで喜んでいたけれど、
ぴーちゃんは、ちらりと振り向くと教会の裏に消えていってしまいました。
”RIE,大丈夫よ。私たちがいるから。”
・・・

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ピエモンテのオリーブオイルは、すでに農家で輸出できる在庫がないので、追加できず
こちらは、現在 3月の初めにマルペンサ空港から空輸して、日本にある在庫のみになります。
次は、12月に入荷。

今日は、ミラノから帰ってから、ノヴァーラ、ゲンメへ。

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教会前のベンチの上で。

今、高速道路バスの車窓からは、朝の淡い光りの中で
何本かの飛行機雲のラインが見えています。

朝の短い更新です。
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日本に帰国する日が近づきました。
今日も青空が広がっています。

町

この風景の中で暮らしている私が、東京駅で、人の波をくぐりながら、
舞浜に向かう京葉線のホームや新幹線中央改札に向かってひたすら早足で歩く。

それは、決して嫌ではなく、今までの自分を築いているわけで、
その両方の暮らしを大切にしていきたいといつも思うのです。

ピエモンテの田園風景と人々とバールしかないような何もない質素な暮らしの中で
人々との交流、生きていることの幸せをとても感じられる楽しいひとときを実感してから
この空気をすべてスーツケースに入れたいと毎回、思いながら、どうしたらいいのか考える。

日常的にいつも行くバールでの時間、そしていつもの仲間に会ってグラスワインで楽しく話す。
ノヴァーラまで通勤して銀行の仕事帰りのロベルト、フィリッポ
マルペンサ空港近くで飛行機のエンジニアのエルネスト、
近所で1人暮らしのガブリエラおばさん、農業のフェルナンドやルイージと
いろいろな人たちと出会った場所は、いつもここでした。

グラスワインと一緒に。アペリティーボタイム。

ピエモンテの郷土料理バーニャ・カウダやヴィッテロトンナート(仔牛のツナソース)があるように
この地方では、お料理でもおつまみでも、よくアンチョビやツナを使います。

bar


最近のお気に入りの場所は、教会前のベンチ。
ミサに行く人々を一生懸命眺める。何かを探しているのかもしれない。

お気に入りの場所


町役場の人によると、1人暮らしだった高齢の女性が、今は、近くのホスピスにいて
見ることはないのだれど、4匹の野良猫をとてもかわいがっていたと言う。

もう4年も前のことなのですが、年齢は不明だけれど、おそらくシニアだと思う いつものねこは
もしかして、その時のねこの一匹に違いないといつも思うのです。

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現在、在庫切れになってしまったワインが多く、本当に、申し訳ありません。
日本帰国前に、今、急いで輸入の準備をしています。

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アスパラガスとサルシッチャのタヤリンで。

バールに入ると、カウンターの奥に隠れながら立って、ロミーナが夕食中で、
私の食前酒のワインを注ぐと、キッチンに消えていきました。
今日は、ゴルゴンゾーラとパンかな、それとも週末にオーダーに多いピッツァかなと
待っていると、ナプキンとフォークも持って戻ってきました。

”もう、アスパラガスの季節。だからサルシッチャとアスパラガスのタヤリン(ピエモンテのパスタ)。”

日曜日

いつもの同じ時間帯に出会う町の人々。
フェルナンドは、パスタでなくアスパラガスのリゾットといつもの白ワイン。

日曜日2

食前酒が終わって、家に向かうと、まだ明るい夕方の空が広がっています。

日曜日3

この日は、家でひとりだったので、この食前酒タイムが、軽い夕食になりました。

その後20:50、窓からの空を見上げると雲が夕日に染まっていきました。

kumo

21:00には、次第に薄暗くなり、突然,夜が訪れました。

窓から顔を出していると、遠くから走ってきて窓にぴょんと飛び乗ろうとした猫の目が光る。
迷い込んだ野うさぎと目が合うと、素早く逃げていき

やはりずっと無数の蛙の鳴き声が絶え間なく聞こえてきて
それは、無数のひぐらしが低く静かに鳴くような音で、月が綺麗で静かな夜の時間になりました。

私は、やはり、朝早いので、もう眠ることにしました。
夜になると、動物たちの時間が訪れたようだったので。

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お知らせです。


札幌のワインと野菜料理のWine & Vegetable Na・chuLa(な・ちゅら)さん
オーナーソムリエ菅原さんが、私が札幌に行く週を
「理恵さんワインスペシャルウィーク」というのを企画してくれました。

15日〜19日まで一週間続けて開催してくれます。

16日は19:30から私もな・ちゅらさんにいます。
ワイン会という形式でないので、お仕事後の食前酒やご夕食に気軽にいらしてください。
お待ちしています。

日時:5月16日(水)19:30〜
会費:一人5500円
料理:軽いアンティパスト・パスタ料理・アイスクリーム
ピエモンテのワインを3種類をグラスで1杯ずつ。


3種類の中に、私の地元 アルトピエモンテ地方ノヴァーラ県のワイン
ゲンメ・リゼルヴァ2005も含まれています。

時々、ブログに登場する旧市街でワインと向かいあっているアントネッロの造るワインです。

な・ちゅらさんのサイトです。

http://www.nachula.com/
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待っているねこ。

眠る前の短い更新です。

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少し前に、月を見ようと、教会の裏庭に出てみると、ちょうど黒く厚い雲に覆われて、
ほんの一部見えているだけでした。

きっとまた雨が降るかもしれないと、夜に雨の降る前に吹く風を受けていると
静かて低いメロディが聞えてくることに気付きました。

田園にいる、無数の小さな蛙たちです。
信じてもらえるでしょうか。それは、コオロギや鈴虫などの秋の虫の音に近いのです。
ここに来たばかりの時は、それが、ずっと途切れることなく静かに続く虫の音だと思っていました。
 
街灯もなく、真っ暗な水田の水に月が浮かび上がることもあるでしょう。
風で水が静かに動き、蛙、野うさぎ、ヌートリア、そしてヴィクトリオの水田には、キツネ。
そして、静かに休む野鳥たち。

金曜日は、青空で、土曜日の今日は、午後から雨となりました。

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週末の金曜日、帰宅後の町の風景です。

町にバスが止まっていて、賑やかな声が聞こえてきました。
教会の敷地内の庭には、農場の社会科見学に来ていた小学生たちが走り回っていました。

農場見学


いつも待っているねこ。
車を降りると、すぐに後を追って、私が鍵を開けて中庭に入ろうとすると
一緒にするりと、木の扉の中に入ってきます。
 
待っているねこ


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しばらくして暖かい午後、窓の下で眠ってしまいました。
眠りながら、手がかすかに動く。ぴーちゃんは、何か夢をみているのでしょうか。

眠る1


眠る2


私が日本に行っていない間、やはり駐車場でいつも待っているのかもしれない。

前回の冬の一時帰国では、帰ってくると、いつの間にか夫とねこが親しくなっていました。

それでは、私ももう眠ります。
毎日朝3時頃に起きているので、夜がとても早いのです。
明日も少しずつ日本での仕事の準備を頑張ります。

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農作業の後で。

今日は、帰りのバスの中から更新です。

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写真は、久々にヴィクトリオです。
仕事の打ち合わせで町の小さな広場で待ち合わせで、いったん農作業を中断して
自然保護地域にある水田から急いで町まで戻ってきてくれました。

現在は、水田の種まき作業中。(現在は、昔と同じように種まき式で、モンディーネのいた時代は
田植え式、そしてそれ以前の昔は、カゴに入れてやはり種まき式でした。)

昔の様子は、町のお祭りの再現場面のブログで(やはりモデルは、ヴィクトリオ)

品種は、市場の状況を見て、じっくり決めていき、一度、それを失敗した時
ある品種は、多くがサイロに眠ってしまったままだったとがっかりしてした年もありました。
今年は、お米の分類では、Superfino, Finoに属する30品種を手がけるとのこと。
Superfinoは、粒が丸く大きく長いタイプで、日本で有名なカルナローリ米もこの分類に入ります。

指で3を示しているのは、ちょうど”全部で3人で・・・。”と話していたので。
Maggio 2012 008


町のバールでいつも出会うフェルナンドも農業。
100haを持ち、農作業後、いつも着替えて綺麗な服と革靴に帽子を被り、
ステッキを持ち、約2kmの道のりを歩いて、ロミーナのバールまで来ます。

いつも同じ白ワインと軽食の食前酒タイムを楽しみ
ニュースや新聞を見て、やがて静かに帰ってゆくのです。

フェルナンド


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今朝の車窓シリーズです。

高速道路入り口に到着する頃には、すでに日の出となるようになりました。

Maggio 2012 009


モンテローザの雪の白い部分が、朝日で桃色に変わる時間。

Maggio 2012 016


バスがノヴァーラ付近を通過すると、この一角だけ深い霧が発生していました。
ほんの2,3分前まで、強く眩しいオレンジ色の光だった太陽が、
まだ低い位置で白く大きな丸い月のように、弱い光で見えていました。

Maggio 2012 017


今日も、きっと青空でのんびりとした風景が広がることでしょう。
今の季節は、緑が美しく爽やかで、夜20時半過ぎまで明るく感じられます。

来週の今頃は、フランクフルトの空港で成田行きの搭乗を待っていることでしょう。
午前中に成田に到着後、その日の夜のワイン会のために大阪に向かうのですが
今から、日本でお会いする人たちのことを考えると楽しみでもあり

このピエモンテのどこまでも幸せで平和な空気でいっぱいの春から初夏にかけての風景と
人々の暮らしを約2週間、このまま置いていってしまうのは、とても名残惜しい気持ちでいっぱいです。

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先日,お知らせした5月13日(日)12:00名古屋 丸の内:カバリーノ / CAVALLINO さんにての
日曜日ランチタイムにワイン会は、満席になりました。ありがとうございました。


引き続き、ご予約受付中なのが福岡のワイン会です。
5月26日(土)17:30〜20:30
福岡県田川郡:ラピュタファーム さんにて
地元筑豊の食材を使ったピエモンテ料理とピエモンテワイン

天神、飯塚からの往復貸し切りバスも手配していますので、行きも帰りも安心です!
福岡市からのご参加者の方も是非。


私は、5月ののどかなピエモンテの景色が名残惜しいなどと言っている場合ではないです。
週末、日本一時帰国中の仕事に向けて頑張っていきます。

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2003年のエルバルーチェ。

5月1日が過ぎて、日本のゴールデンのように週末から休暇を取っていた人々が戻り
朝の通勤のミラノ行き高速道路バスは、ほぼ満席です。

明け方まで強い雨が降っていましたが、家を出発する頃には、小雨に変わりました。
通勤中の短い更新です。

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朝の車窓シリーズです。
雨が上がっても、グレーの空が続いていますが、遠くの空が明るくなろうとして
淡いグラデーションとなっていました。

Maggio 2012 005

やがて、ノヴァーラを通過すると、再び、辺り一面がグレーで重い空の色へと変わっていきました。
こんな日は、帰宅後、ずっと自宅で日本帰国前の仕事の準備だけを考えて進めていこうと
考えながら、窓からの風景、遠く他のヨーロッパの国のナンバープレートで
食品をはじめ、様々な製品の流通のための大型トラックが通り過ぎていくのを眺めていました。

私が、時々、ワイナリーに行くのは、いつも、じっと毎日、ワインと向き合っている
アントネッロと話すためで、ゲンメで生まれ、ずっとここで暮らしながら
揺るぎのない目線で、ずっとひとつの仕事を続けている姿を見ることで
今までの人生で、自分には、なかった時間を、近くで見ることで感じ取ることができるからです。
それは、稲作のヴィクトリオやダニエーレ、グイードの姿にも重なる。

保管して残っていたワインがあったので開けてみたというのは、
ノヴァーラの白ワイン エルバルーチェの2003年
COLLINE NOVARESE BIANCO DOC "IL CRICCONE"  右は2010年。

006


ずっと若く美味しく飲むステンレスタンクの純粋で力強いエルバルーチェ。
きちんと保管して長い年月を経て、金色に近い濃い麦わら色へ変化して
高級な味わいなっていることにアントネッロが気付いたのです。
”まるで高級なブルゴーニュワインのようだろ。”と嬉しそうにグラスに注ぐ。

それは、しっかりとした酸で力強いアントネッロのエルバルーチェがそれを可能にしていたのでした。

私もすでに2008、2009は、完売で現在の2010の在庫が終われば
2011へと移行していく。もちろん、ワイナリーにも在庫がない。
ずっと保管していけば、それだけ倉庫代もかかっていってしまうわけで
どんどん販売していかなければならない。

”それでは、ゲンメのように長いコルクにして、ワインが長く呼吸できるようにしないとね。”と私が言うと
”ああ、そうだな。”と笑って、嬉しそうに昔のボトルを眺めていました。

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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


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