北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

September 2012

温かいリゾットが美味しい季節になりました。

昨日から雨が続いていました。
日曜日の午前中になって、次第に空が晴れて明るくなってきましたが
すぐに厚い雲に覆われていきました。

稲作農家のエリザベータは、”もう3日間も収穫が止まってしまっている。”と嘆いていました。

エリザベータから送られてきた写真 (Grazie !Elisabetta)
遠くの木々は、ピエモンテ州自然保護地域。

Elisabetta

先週、通勤中に車窓から眺めた風景を思い出しました。
雨上がりの水蒸気の多い朝に、乾燥していない稲をライトをつけて
収穫していた農家はそんなことを予想していたのかもしれません。

強い雨が降った後は、稲の乾燥どころでなく、脱穀機が田んぼで作業するのに
ぬかるみでは、入ることができず、田んぼが乾燥するまで待たなければならないからです。

日曜日の午前中、メールの仕事の合間の短い更新。

*****************
町にある18世紀のサヴォイア家の建物のドアから、ギャラリーの中庭を眺める。

015

次第に秋が深まり、温かいリゾットがとても食べたくなってきました。
今日は、黒米、カルナローリ米のどちらのリゾットにしよう・・・。

黒米(Riso Venere) 
002

ノヴァーラ風リゾットをはじめ、様々なリゾットで使うことも多いカルナローリ米
自宅には、白米の他に、玄米、日本でいう5分づき米も揃えています。

白米の場合、リゾットの煮込み時間は、約17分ですが
(*これは、大粒のカルナローリ米の場合で、もし日本のお米でリゾットを
作られる場合は、粒の大きさによりますが12分くらいで出来あがります。)

玄米になると煮込む時間は、約40分です。

今までに何度かブログに登場したノエミちゃんの知り合いの農家から買った
カルナローリ米の5分づきの場合の煮込み時間は、約20分以上。

Carnaroli
001

ここまで書いていたら、温かいリゾットが、なんだかとても食べたくなってきました。
これから、お豆の入った野菜スープを煮込みながら、メールの仕事をして過ごすことでしょう。

野菜スープは、固形スープを使わず、丁寧に野菜を煮込んで塩を入れて味を調えておきます。
時間がかかりますが、野菜からの自然なスープは、とても優しい味です。

ノヴァーラのサラミとカルナローリ米と赤ワインを入れてオリーブオイルで
(本来は豚のラードを入れますが自宅では、サラミから出る脂で十分なので
オリーブオイルだけにしています。)
お米が透き通るくらいによく炒めてから
お豆をたっぷり入れて煮込んだ野菜スープを混ぜながら少しずついれて約17分。

色合いも決して華やかでなく、見た目はあまり良くないお料理なのですが
この地方の農民のお料理で、この地方の材料でいかに
栄養とボリュームがある美味しいお料理を作ろうと、昔から伝わってきた郷土料理です。

それは、素朴なこの水田の地域で暮らしの色合いなのかもしれません。

稲作農家のヴィクトリオは、収穫の仕事が終わって帰宅してからの
ノヴァーラ風リゾットのパニッシャとバルベーラのワイン
そしてゴルゴンゾーラチーズのひとときがとても幸せだという。

稲作農家のアグリツーリズモのパニッシャ

049


*******************************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

Bramaterra

朝、駐車場から空を見上げると、まるでプラネタリウムのように
無数の小さな星までもがくっきりと見えていました。

車窓からは、日の出前にアルプスの山の輪郭が次第にくっきりと見えてきて
山の上がうっすらとオレンジ色になっています。

朝の短い更新

********************
昨日、電話を買い換えるために、帰り道にミラノにある大きな電話会社のショップに立ち寄りました。
順番の番号を見ると、私の前に8人。
ランチタイムの休憩で3人いたスタッフが2人となり、
きっとバスは、2時間後の次のバスになってしまうかもしれないと思っていましたが、
約15分後に私の順番の番号が点滅して、思っていたよりも早く訪れました。

新しいスマートホンを買い、番号を新しくして月々の契約と時間がかかりそうなところ、
慣れている若い女性のスタッフが、次々に、書類を作成していき
わずか10分弱ですべて終わろうとしていました。

私の住所の記載されたイタリア身分証明書を返してくれる時に
その女性は、にっこりと笑い話しかけてきました。

”私もノヴァーラ。正確に言うとノヴァーラでなくて、ノヴァーラから30分以上かかるけれど。”と
その街は、ゲンメの隣でヴェルチェッリ県との境に近いワインの街でした。

”ミラノまで通勤しているのね。”と私が言うと
”そう。でもノヴァーラまで帰れば、そんなに遠くないわ。”

そして私は、輸入しているワインの関係で、いつもゲンメに立ち寄ることがあると話すと

”ヴェルチェッリ県も美味しいワインがたくさんあるから、ノヴァーラ県のゲンメだけでなく、
ガッティナーラも忘れてはいけないわ。”
そう言って電話の箱を入れたショッピングバックを渡してくれました。

*ノヴァーラ県の隣 南北に長いのがヴェルチェッリ(Vercelli)県です。
ノヴァーラ県と同じように、ワインとお米の産地。広大な水田の地域もあります。

***********************
日曜日に試飲したワインは、そんなヴェルチェッリ県のワインでした。

036


024

Bramaterra Riserva 2005
Rosso DOC
品種:Nebbiolo 約60% croatina 約30 % Bonarda と Vespolinaが約10%
アルコール度数:12.5%
Az. Agricola La Palazzina

レンガ色のワインに輝き、光にかざすとグラスに接する縁の部分は、オレンジ色に反射する。
チェリーやバルサミコ、そしてほんのりと樫の木の香り。
余韻は、長くないが、口の中で丸味を帯び、バランスの取れたワイン。

アルト・ピエモンテ地方 品種ネッビオーロを使ったワインは、
DOCG のゲンメ(Ghemme)、ガッティナーラ(Gattinara)の他にもたくさんあります。

DOCワインで、先週の土日にスローフード協会で試飲したのは、
ボカ(Boca)、ブラマテッラ(Bramaterra)、レッソーナ(Lessona)
どれもネッビオーロが使われたワインです。

そして、コッリーネ・ノヴァレーゼ(Colline Novarese )には、
今まで登場したエルバルーチェやヴェスポリーナもありますが、
もちろんネッビオーロもあります。

いつも登場する旧市街のゲンメのワイナリーでは、ステンレスタンクで
ネッビオーロ100%のワインも造っています。

その他にネッビオーロの使われたノヴァーラ県のワインは、ファーラ(Fara )。
これは、コッリーネ・ノヴァレーゼ(Colline Novarese )地域の協同組合で多く造っているワインです。

シッツァーノ(Sizzano )は、ワインの輸入を始めたばかりの時に
ノヴァーラ県のワインとして、地名がワイン名になっている
このシッツァーノ(Sizzano )とゲンメの2種類を選んでいました。

あまり一般的でなかったのと国際的な味わいでなかったこともあり難しいと考えて
完売後は、地名やネッビオーロが使われていることよりも
ノヴァーラ県で栽培される地場品種を重視してゲンメのワイナリーで造るヴェスポリーナ100%、
エルバルーチェ100%に切り替えていきましたが

また少し、ノヴァーラ県らしいワインも入れていこうかななどと頭の中で
ワインのことをいろいろと考え出すと止まらない。

その前に買ったばかりの電話を使いこなせるように頑張らなくては。

**************************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ピエモンテ料理【Bagna Cauda】

真っ暗な朝、14度も気温があり、決して寒くないのだけれど
少し風が冷たく、ねこは、冬につくったダンボールの箱の家に入りました。

教会から裏に広がる水田にも風が吹き、稲が揺れて乾燥するのを助けていることでしょう。
まだ真っ暗な朝,無数の水辺の鳥たちは、自然保護地域の沼と森で休んでいて
日の出の頃に、近隣の田んぼへ飛び立っていくのです。

窓の外は,まだ暗く、今日は、読書灯がついていないので
高速バスの車内では、このパソコンの青白い光と
バスの前方の上にある時刻の電光掲示板の赤色の光だけの世界です。

今日も、遠くの空は、黒から次第にグレーに変わろうとしているだけで
雨になるのかもしれません。

朝の短い更新

*************
稲作とノヴァーラのワインが続いたので、今日は、最近のランチの写真。
ピエモンテ州ランゲ地方で。

ピエモンテ料理 バーニャ・カウダ
Bagna Cauda
003
オリーブオイル、塩漬けのアンチョビ、にんにく、牛乳

このランゲ地方のレストランでのバーニャ・カウダは、日本で紹介されているスタイルに
近いことでしょう。

ノヴァーラ県、ヴェルチェッリ県などピエモンテ北部では
違ったタイプになり、生野菜のバーニャ・カウダについて
ノヴァーラのレストランやアグリツーリズモで聞いた時

"確かに、そういうのもあるけれど、バーニャ・カウダといえば、私たちは
火の通ったピエモンテのピーマン、または、一緒に他の温野菜が一緒のこともあったりで
別のメニューになるわ。”と何度か、こんなようなことを聞きました。

近所や近郊のレストランで食べるバーニャ・カウダは、
お皿いっぱいに、クタクタになって火の通ったピエモンテのピーマンが並び、
その上に、バーニャ・カウダのソースがいっぱいにかけられたお料理なのです。

秋が深まり,お米の収穫が終わり、冬の入り口が近づく頃
アグリツーリズモでは、毎年、ガチョウや鴨の食事会があり

メインのガチョウのお肉の隣に一緒に煮たキャベツの千切りを
このバーニャ・カウダソースに合えていました。

これがとても美味しくて、たくさんの人がおかわりをして、キャベツが足りなくなって、
キッチンでは、料理人のマリータが、メインがサービスされ終わったというのに
一息つく時間もなく、次々にキャベツの千切りをしていたのを覚えています。

*************
そしてこちらは、秋の,味覚のポルチーニ茸。
ブドウの葉の上に、ポルチーニ茸、
その上にスペック(燻製した生ハム)をのせて、グリルした前菜のお料理。

007


今日は、食べ物ばかりになってしまいました。
秋のピエモンテ州は、どの地方もそれぞれ美味しいものばかりです。

もうミラノに到着。それでは、行って来ます。
良い1日をお過ごし下さい。
*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ゲンメ旧市街のねこ。

まだ、夜の延長のような朝、星が見えず、田園が続く道は、うっすらと霧でした。
隣町を通過する時に見える電光掲示板には、11℃と表示されていました。

高速道路バスに乗ると、弱く暖房がついています。
オレンジ色の小さな読書灯がつけられ、いつものようにカバンからパソコンを取り出す。
車窓からは、真っ暗な田園が続き、暗い水田にライトをつけた脱穀機が見えました。

霧で水蒸気が多く、雨上がりであり、しかも真っ暗な早朝に脱穀すると、
乾燥させるのに莫大な電力がかかっていきます。
おそらく、雨が続く予報があり、雨上がりの今、どんなに水蒸気でいっぱいでも
そして農家の経費がかかっても、今、やってしまわなければ間に合わないと判断したのでしょう。

通勤中の朝の短い更新

*************
ゲンメ旧市街の小さな黒猫

038

エルバルーチェ、そしてヴェスポリーナは、収穫が終わり、
すでにステンレスタンクの中で発酵をしていました。

このノヴァーラ県からセージア川に沿ったヴェルチェッリ県で栽培されている
アルト・ピエモンテ(ピエモンテ北部)で栽培されているエルバルーチェを大切にしている
ゲンメのワイナリーのアントネッロ。

035


白く濁って発酵中の甘いブドウジュースのようなエルバルーチェ2012と
麦わら色で薄い緑色に反射するエルバルーチェ2011

040

ヴェスポリーナも発酵中。甘いブドウジュースの状態でありながら
香りは、その特徴でもあるチェリーと黒胡椒の香り。

発酵中の濁った甘いヴェスポリーナ2012とヴェスポリーナ2011
041

私が輸入しているワインは、ピエモンテ南部も北部も圧倒的にネッビオーロばかりであり
アントネッロやバローロのシルヴィアからも、”RIEは、ネッビオリスタ。”と言われたことがあったけれど

アントネッロの思い入れは、旧市街のこの街並みと歴史、
そしてこのピエモンテ北部だけに栽培されるエルバルーチェ、そしてヴェスポリーナでしょうか。

*現在では、中国、アメリカで栽培が始まり、それをエルバルーチェのワインと
名乗るようになるということです。
ワインの法律の関係で、2009年からゲンメでは、ラベルにエルバルーチェの表示はないです。
この議論の話し合いの舞台は、ヨーロッパのワインの会議でしたいと
このアルト・ピエモンテの生産者が話していました。

****************
昨日は、帰宅後もお米の展示会にステージやテントの片付けなどで
教会前の小さな通りに大型トラックが出入りをしていました。

いつもの居住者用の駐車場に置くことができなかった私は、
夜20時になり、町が静かになった頃に、車を教会の前に移動しようと
中庭から教会前に出る大きな木の扉を開けると、

遠くから白い小さな姿が力いっぱい走ってくるのが見えました。
いつものねこ、ぴーちゃんがやってきました。

まるで小さなチーターのような足の速さで、
きっと、いつもこんな風に教会の庭を走っているのでしょう。

****************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

*お知らせ
現在、このブログに出てきているエルバルーチェとヴェスポリーナが完売してしまいました。
次回の12月のワイン会前に、これから格付けの審査が始まるゲンメ2006と一緒に
入荷する予定です。

パニッシャを食べながら。

小雨で真っ暗な朝、高速道路バスの窓の景色は,見えず
ガラスに反射した車内の様子、パソコンと私の姿が見えるだけです。
朝の短い更新。

昨日に引き続き、私の暮らすチッタスローの小さな町で開催された
スローフード協会、ノヴァーラ商工会議所が主催のお米の展示会の様子です。
********************
雨が今にも降り出しそうで気温が低かった日曜日、それでも小さな町にはたくさんの人が訪れ
展示会の行われた教会付近は、もちろんのこと、田園、そして町の入り口まで
駐車の列は、次々に長くなっていきました。

この土地に引っ越してきたばかりの時には、彫刻のギャラリーも町の博物館も
完成には、程遠い状態でした。

バチカンから近くでとても好きだったローマのアパートから引っ越してきて
最初に見た風景は、春を待つ霧で遠くが霞んでいる果てしなく続く水田と
廃墟となった農場、町役場で人の気配もまったくありませんでした。

その時、町役場の敷地内にそのまま置き去りにされている古い農耕具が印象的でした。

今では、それが展示の一部となり、生き生きと蘇って、当時のことを伝えてくれています。
私がゲンメの旧市街のワイナリーに心を魅かれたのは、この町のこの景色と
重なったからかもしれません。

014

1417年頃、ゲンメのワイナリーでワインが醸造された時、
農園付きの修道院でお米が栽培され
今でもその農場が存在していることを今回、知りました。

ランチは、ノヴァーラ風リゾットパニッシャ。

052

この展示会期間中、すぐ近くにある自宅に戻っては、すぐに会場に行き
出来る限り講演会に参加。
自宅近くでこんなに勉強できる機会は、そうないことなので大切に過ごす。

003

こちらは、エルメスという品種。
この赤米は、よくこの地方では、夏に冷たいサラダにすることもあります。
(モッツァレラチーズ、トマト、きゅうり、オリーブオイル、ゲンメのワインビネガーなど)

005

色、形、香り、味覚とひとつひとつ確かめる。
今まで私が食べていた黒米の4倍のアントシアニンが含まれている品種の黒米も試食。

004

お米ではないですが、ピエモンテ北部のエルバルーチェのワインについて勉強する機会もありました。

オルタ湖に近い小さな農家の男性が、講演のパネリストとして呼ばれ、最初、会場内を見渡し、ため息つく。
”僕のような小さな農業生産者は、誰もきていない。収穫、醸造の時期だからな。”と
一番前に座っていた私に話しかけました。
ふいに昨日のヴィクトリオの言葉を思い出します。

他のパネリストは、有名で日本は、もちろん海外に輸出されているワイナリーの広報的役割の関係者
モデレーターは、スローフード協会の人。
049


********************************
下の昔の風景の写真は、自宅裏に広がる田園風景、そのままであり、
私が、ここに来て最初に水が入った水田を見た時の記憶と重なりました。

現在は、機械化が進み、モンディーネでなく、すべて大型トラクターで、
100ヘクタール以上をわずか2〜3名、GPSを利用して、田んぼの区画ごとに
収穫量を計測し、肥料、農薬を最小限にするため必要なポイントと量だけで
機械がストップできるように調整をすることさえできるようになったけれど

景色は、ずっとこのまま変わることがないのです。

009



***********************************
教会の敷地内にあまりにも多くの人が訪れ、週末、姿を見せなかったぴーちゃん。
帰宅する頃、まだ片付けのトラックなどが出入りしているかもしれないけれど
湯島天神のお守りの鈴を鳴らしながら、ぴーちゃん探し。

IMG_0008



blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

町で行われたお米のイベント。

町の教会と町役場の敷地内でお米に関する展示などが行われていました。
(住んでいる町は、スローフードの傘下にあるチッタスローとして登録されています。)

いろいろなお米料理会場では、
インドのお米料理、中国のお米料理(笹に包まれたのは、ちまきそしてゴマときなこのおはぎ)
そしてナポリのライスコロッケ アランチーニ(arancini)などのお店が出展していました。

リゾットのコーナーは、3種類
ノヴァーラ風パニッシャ
ヴェルチェッリ風パ二ッサ

そして私がランチで選んだのは、ロンバルディア州マントヴァ地方の郷土料理のリゾット
”ピロータ” (Risotto alla pilota)

4

昔の稲作風景の写真が展示されていました。
現在と同じ種まき式で稲作が行われていた頃の写真。

01

稲作の方法が種まき式から田植え方式へ移り変わっていきます。
田植えと雑草を抜く作業をしていたモンディーネと呼ばれる女性たちが
列車に乗って、この地方にやってきて宿舎で暮らし働いていた頃の様子。

以前、ブログに登場したシチリア出身のノエミちゃんのおばあちゃんも、そんな1人でした。
(映画 苦い米では、エキストラで出演)

2


1970年を境に、稲作が機械化され、モンディーネの時代が終わりました。

1

そして、現在、当時、モンディーネだった女性たちのコーラスグループ。
モンディーネのシンボルだった麦藁帽子を持って、当時の歌を歌いました。

3

モンディーネは、田園で働きながらみんなで歌っていたのです。
これは、歌をみんなで歌いながら田植えをすることによって、労働の辛さを軽減するだけでなく、
列になって並んで働いているために、リズムを取って田園を歩くためです。

歌詞の内容は、蚊と経営者の持つ大きな棒に負けずに働いている自分たちを慰める哀歌を
楽しいリズムで歌うものでした。

右端の女性が、当時の話を楽しくしてくれます。
”私たちは、裸足で一日水の中で中腰で作業。宿舎から歩いて田園まで。
農場経営者は、馬に乗って途中までやってきて、しかも長靴をはいていたのよ。”と笑い
会場は、驚きの声をあげると

その女性が楽しそうに次々と思い出話をします。
“経営者は、少しでも、私たちの動きが止まると、後ろから棒でたたくの。
歌は、経営者を批判した歌もあってみんなで楽しく歌って笑顔で仕事をしたのよ。
経営者は、怒るに怒れなくて、その歌が聞こえないふりをしていたの。”

そのコーラスを聞いて座っていると、ちょうど食前酒の時間だったので、
小皿のリゾットが配られました。

かぼちゃの柔らかな甘みのあるリゾット。

5

その後、ワークショップに参加。テーマは、南イタリアのお米料理のライスコロッケ。

6

ワークショップで食べたのは、パイのようにしたお米料理になっています。
これが、ライスコロッケの中身と同じ。中には、熔けたモッツァレラチーズが入っています。

7


*******************
このようにイベントには、多くのお金がかかっています。
イベント会場で、それぞれ違う立場の人たちと会話をする機会がありました。

1.稲作農家の友達は、町の友達 ヴィクトリオやクラウディオ。
2.商工会議所の代表は、時々、ブログに登場するゲンメのワイナリーのアントネッロのお兄さんパオロ
3.農業だけでなく、それを生産、加工、販売している農業仲間のグループの代表の人
(ここには、輸入しているゲンメのワイン、ピエモンテのオリーブオイルの生産者、
ノヴァーラのアグリツーリズモの稲作農家も同じ組織に加入しています。)

ヴィクトリオなどの農家の人の言い分
”このイベントは、一番、収穫で忙しい時期に、自分たちの時間を奪い損失。その上、
せっかくの農業に関する行政費用が自分たちへの支援でなく、イベントで多く使われてしまう。
トラクター、貯蔵庫、町のお祭りなどに関わる多くの費用の多くの部分を負担、協力をしてきている。
しかもイベント名がRICEでは、別のもののように感じる。
英語でなく、RISOとイタリア語の名前にして欲しい。”

州、県、町などの行政側
”2015年のミラノ万博に向けて、この北イタリアの土地が
ヨーロッパの稲作の中心であることを広く伝えていきたい。”

生産から販売までを行っている農業生産者の人たち
”イベントを通じて、消費者に、その農作物の本当の品質の良さについて知識を深めてもらい
価格や量の重視でなく、品質を大切にして、消費してもらいたい。”

*関係者の議論などを聞くと、農業の政策に関して、州の上の話し合いの舞台は
イタリアという国でなくEUのようです。

*******************
自宅から徒歩1分のところで開かれているイベント。
今日は、ノヴァーラ県の品種エルバルーチェのワインが、ラベルに
品種名エルバルーチェと名乗れないワインに関する法律についてのワークショップに参加予定。
(次回、ヨーロッパのワイン法に関する会議で取り上げてもらうと聞いています。)
*テーマがお米ではないので、人が少なそうです・・・。

ランチは、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャのお皿を買う予定。
夕食は、ヴェルチェッリ風リゾット パ二ッサ。

blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ワイナリーに行く前に湖の街で過ごす。

昨夜、ライトをつけた脱穀機が家の裏に広がる水田で収穫していました。

ゲンメでは、エルバルーチェの収穫が終わり、
おそらく、今日、ヴェスポリーナの収穫も終わることでしょう。
そしてゲンメになるネッビオ―ロは、10月に入ってからです。

ヴェスポリーナがステンレスタンクの中で発酵を始めていて
ワイナリーのある旧市街の通りは、その香りでいっぱいです。

賑やかな収穫時期のピエモンテから。

朝のとても短い更新です。
**************
この日のゲンメのワイナリーのアントネッロのところに行く前に
ノヴァーラ県の湖、オルタ湖畔でランチタイムを過ごしました。

024

湖の魚

028


030

ここでのランチは、いつもブルスケッタ(Bruschetta)と赤ワイン2杯
いつもは、ひとりでひっそりと小さな丸い1人席のテーブルだけれど
この日は、4人なので、たくさんブルスケッタが積まれています。

032
上にのせられているのは、トレヴィーゾ産のラディッキオ (radicchio)、
マッシュルームと黒トリュフ、トマトとバジリコの3種類。
ワインは、ピエモンテ北部の品種で、ノヴァーラ県のブドウ畑からのワインを選ぶ。
Uva rara

この湖畔の街で暮らす女性が乗っていた小さな赤いホンダの車
それが今の私の車なのです。

********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

Langhe Chardonnay SCAPULIN 2012

ねこが何度も鳴いていたので、ドアを開けると
家の前のレンガの通路に水に濡れた小さな足跡と
水しぶきを飛ばしたような小さな水の跡が続いていました。
私を見上げていたねこは、濡れていました。

中庭の石に落ちる雨音が聞え、まだ真っ暗で肌寒い朝です。

連日、トラクターの上からの稲の眺めの写真を送ってくれていた稲作農家の友達エリザベータも
雨なので、今日は、収穫が中止でしょう。

私は、ブドウ畑に行く予定ですが、今日は、おそらくワイナリーの室内で過ごすことになりそうです。

出発前の写真ばかりの朝の短い更新

*****************
バルバレスコのワイナリーでは、収穫の終わったシャルドネが圧搾、ステンレスタンクで発酵後
一部のシャルドネのワインが新樽の中へ。
これは、ランゲ・シャルドネ スカプリン / Langhe Chardonnay SCAPULIN 2012 になります。

シャルドネ

この日、バルバレスコの街の中でもすれ違ったワイナリーのティッツィアーナ。

ティッツィアーナ

バルバレスコ・ラバヤの畑の対面にあるトリフォレラの畑では
品種ドルチェットの収穫中で、

私は、”いつものようにティッツィアーナのお父さんとお母さんが
赤い箱を移動させながら並んで、ブドウを摘んでいるのでしょう。”と言うと

ティッツィアーナが窓の外に案内してくれて
”ちょうど、ここから父と母が見えるわ。そうそうあの赤い帽子が母。”と
嬉しそうにブドウ畑を眺めました。

”今年、ブドウの出来は、とてもいいわ。楽しみね。”と話してくれました。

006


ランチは、ワインとグリッシーニ、パン、そしてメインの1皿のみ。
ピエモンテらしい食材から。
うさぎとピエモンテ産ピーマンのト煮込み。

ランチ


*****************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

アスティのブドウ畑を走り回る犬たち

朝、4時半を過ぎて、いつものねこが遊びにきました。

今日は、朝の気温も比較的温かく、日中は26℃近くまでいくことでしょう。
まだ星の見えている朝、家を出発する前までの仕事の合間の短い更新です。

*****************
アスティ地方カネッリのワイナリーでは、今年、収穫が早く、
通常9月末になるバルベーラまでも収穫が終わっていました。

摘み残しているブドウが少し残っているというので、さっそくモスカートを見に行くと、
生後3か月の2匹の犬がワイナリーのオーナー、パオロについてきて
モスカートのブドウ畑を走り回っています。

008

この棚になっているところでは、ワイン用でなく、家族がテーブルで食べるブドウを作っています。
そして果物として食べるブドウの栽培だけでなく、目的は、強い日差しの中、収穫中の休憩所のため。

003

アスティの甘口ワインになるモスカートのブドウとパオロ。

ノヴァーラ県ゲンメのワインと同じ時期にカネッリのロゼのスプマンテ輸入時に
トラックに乗って、ゲンメまでワインを運んでくれたことをきっかけに
ゲンメのワイナリーのアントネッロとお互いの自慢のワインの交換する約束をして友達になったという。

004

甘いブドウをもらって喜んで食べている犬たち。

010

試飲するための辛口のロゼのスプマンテの王冠を外す(sboccatura)するパオロ。
これは、瓶内2次醗酵を終えて、その役目を終えた瓶口に溜まった酵母を取り除く作業で

澱が集められた瓶にマイナス25℃の水溶液につけ、瞬間的に凍らて、栓を抜くと、
氷の塊となった澱が内部の圧力で飛び出すのですが

ここでは、昔ながらのやり方で凍らせることなく、王冠を外し、手作業で行い
すぐにコルク栓を打ちこみ、針金をかけていきます。
*コルク栓をする前のワインを試飲するために、芝生の上で開けていますが、
いつも芝生で開けているわけではないです。

020

瓶が向けられた先には、犬がいて、そんなパオロをちらりと見る。

023

2匹が同じポーズで、甘えたように視線は、スプマンテを開けているパオロに。

027


まだ真っ暗なイタリアの朝、メールでの仕事を終えたら今日もブドウ畑に行ってきます。

******************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

トウモロコシ畑で。

朝の気温は、昨日より更に低くなり、隣町の薬局を通過する時、
電光掲示板には9度と表示されていました。
それでも、日中は、きっと晴れて、気温が高くなることでしょう。

高速道路の入り口に近づこうとした時、草むらから、急に野うさぎが飛び出し、前を横断するので
びっくりして、後続車がないので、急にスピードを弱めました。
まだとても小さな野うさぎで、しっぽとお尻のとこだけが白く、その急いで横断する姿が
かわいそうで、トラックが通過することの多い道路で心配になります。

2006年まで、ここが整備される前は、無数の野うさぎが生息していた場所でした。

今、バスの車窓からは、群青色から遠くの空が次第に明るく淡い青色
そしてモンテローザの山頂の雪が明るく薄いオレンジ、そしてピンク色に変わろうとしていて、
細い三日月が輝き、それは、絵画のように綺麗です。

そんな朝の冷たい秋の空気の中、今、1日が始まろうとしています。もうすぐ日の出です。
朝の短い更新

*************

昨日、午後、帰宅する時には、ジャケットコートが暑く感じ、日中の気温も高くなりました。
ヴィクトリオたちは、大きな脱穀機に乗って
果てしなく広がる乾燥させた水田で収穫を始めていることでしょう。

空


教会裏の中庭は、牛舎の持つトウモロコシ畑につながり、農道を隔てて
その先には、自然保護地域からノヴァーラに続く何キロメートルにもわたって
水田が広がっていきます。
以前、雨の日に、自宅の中庭に迷い込んできた野うさぎは、
このトウモロコシ畑に棲んでいたのでしょう。

025

このトウモロコシ畑は、飼料用の品種で背が高く3m近くになっています。
農作物の資料を見ると、さらに乳牛用、食用牛用などによって品種が違うことを知りました。
このトウモロコシ畑の奥に見えている牛舎は、すべてゴルゴンゾーラのチーズ用で乳牛になります。

毎朝、牛の新鮮なミルクがノヴァーラから近くのカーメリという大きな町にある
大手ゴルゴンゾーラ工場まで運ばれていきます。

***************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ゲンメ旧市街の”おやつのための家”

まだ夜の延長のような真っ暗な朝、ドアの外に出てみると
昨日の空と違い無数の星が輝き、その下の方で三日月がオレンジ色に見えました。

気温が低く、家に入り,朝4時の時点のノヴァーラ県の市町村ごとの温度を調べてみると
私の町は11.6度。ワインの産地,ゲンメはさらに低く10度。
ゲンメのブドウ畑の丘は、旧市街よりも、いつも2度は、低くなっているので
約8度くらいだったことでしょう。

いつも、ゲンメのワイナリーでは、品種エルバルーチェを収穫するのは
明るくなった朝から気温の低い午前中の時間です。

一方、稲作は、水蒸気のある午前中でなく、稲が乾燥した時間から収穫を始めます。
それまでは、朝早くから、農場で他の作業をし、ヴィクトリオは、午前10時過ぎに
ダニエーレは、さらに遅く午後から収穫。

今、日の出前のバスからの車窓は、スイスアルプスの山々のシルエットが見えていて
モンテローザの山頂付近の雪がくっきりと白く見えています。
きっと、今日は,晴れることでしょう。素敵な1日になりそうです。

通勤中の短い更新。秋のノヴァーラ県の風景。
*******************
夕暮れの稲作地域。

上空には、白い大きなサギが列を作り、自然保護地帯の沼に戻っていくのが見えました。

064


ここは、よくブログにも登場するゲンメの旧市街。
このボトルの飾ってある建物では、昔、ブドウの収穫時期など忙しく働く人々が
ここで、ワインやサラミ、チーズ、パニーニなどで休憩していた場所。

子供がおやつを食べたり、若い人たちが、ここでおしゃべりを楽しんだりもしていたと
ワイナリーで働く若い女性、サマンタさんが教えてくれたことを思い出しました。

ゲンメ


*********************
いつものねこのコーナーです。

先日の強い風で、ねこのお気に入りのダンボールが雨にあたる場所に飛んでいってしまい
水を吸ってしまったので、また、ワインの箱で新しく作ってあげよう。

ゴロゴロと喉を鳴らしながら、大人しくダンボールに入っているぴーちゃん。

ぴー


*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

ランゲ・シャルドネ (Langhe Chardonnay )

朝4時、ねこがドアの外で待っていました。

建物についているオレンジ色の明かりにぼんやりと照らされたねこが
まっすぐ前を向いてドアの前に座っていて
中庭に出て外の様子を見る私の足元にぴったりとついてきました。

空を見上げると,星がほとんどなく、強い光を持った三日月と
すぐ近くの大きく輝く星が1つ見えただけでした。

ブログを書いている今、まだ車窓は、日の出前で、いつもであれば
遠く山の方がうっすらと白く桃色、やがてオレンジ色となっていきますが

今日は、群青色からグレー色になり、それが次第に淡いグレーに変わっていくようで
曇りの1日かもしれません。

次第にあたりの様子が見えてきました。
黄金色の田園には、うっすらと霧がかかっています。

いつものように通勤中の短い更新です。
******************
バルバレスコのワイナリーに行った先日は、青空が広がっていました。
このワイナリーでは、品種 シャルドネ、ドルッチェット、バルベーラ、そして
バルバレスコになるためのネッビオーロが栽培されていて

今週は、白ワイン、シャルドネの収穫が始まりました。

こちらのブドウがランゲ・シャルドネ (Langhe Chardonnay )2012になります。
ピエモンテ州バルバレスコ:Giuseppe Cortese

004
*ワイン会後、2010年のシャルドネが完売で在庫切れになり、しばらくお待たせしてしまったワインです。
申し訳ありませんでした。現在、2011年のシャルドネが夏に入荷して販売しています。
新樽で熟成した(バリック)のシャルドネは、2010年があります。

バルバレスコのラバヤの畑にあるワイナリーの窓からの景色。
手前のラバヤの畑に対面する畑、トリフォレラ(TRIFOLERA)の畑の一部で
このシャルドネ、ドルチェット、バルベーラが栽培されています。

009
facebookページの2月4日の写真で一面雪景色だった畑です。
その後、季節とともにブドウ畑も変化していき、収穫の秋となりました。

友達ティッツィアーナの優しいお兄さん、ピエール・カルロさんが、お父さんの
ジュゼッペさんと二人だけでワイン造りを行っています。お母さんは、主に収穫を担当。

020

*************
いつものねこのコーナーです。

駐車場で待っていたぴーちゃん。
赤い車は、私のです。午後、帰宅後、ぴーちゃんは、この車の下でしばらく眠っていました。

IMG_0003


*************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい

バローロ ブルナーテの畑で。

星と月が綺麗な朝に出発。

次第に空は、朝に向かっていますが、まだ車窓からは、
広大な田園の向こうに見えている遠くの町の街灯が
オレンジ色に輝いて見えています。

通勤中の短い更新です。

*****************
ピエモンテのブドウの収穫は、地域、品種、ワイナリーによって異なり、

バローロのワイナリーのシルヴィアに聞くと
天候によってまだ早まる可能性があるかもしれないけれど
今のところ、バローロ ブルナーテの畑にある品種 ネッビオーロは、
昔からのように、10月になってからを予定していて、とても良い状態だと言う。

このワイナリーでは、来週の月曜日からドルチェットの収穫を始め
続いてバルベーラそして最後の収穫が、このネッビオーロなのです。

ブルナーテの畑にて。ローズマリーの枝を持つシルヴィア。
ローズマリーの枝を2,3本切り取り、”これは、今日のランチ作りに使うの。”と
嬉しそうに笑い、近くにあるイチジクを2つ摘むと、そのまま美味しそうに食べながら
”RIEも好きものを取ってね。”と。

003

ブルナーテの畑の入り口には、昔、ここの家族が住んでいたという廃墟になった家があり
最初のワインの醸造をしていたというワイン貯蔵室の跡が残っています。

その周りにイチジクの木が茂り、そして栗の木もあり、
この家族の持つ バローロのブルナーテの畑は、どこか賑やかな暮らしが感じられ
ここに立つのが楽しいといつも思うのです。

昔のワイン貯蔵室は、ブルナーテの丘の下に眠り
その廃墟となった貯蔵室の上から、バローロのカヌッビの丘を眺めていました。

001

今では、家族の家とワイナリーは、ブルナーテの丘を降りたところにあるけれど
ずっとこの丘の上で暮らしてきた、このワイナリーの家族は、
昔、家の周りに、ブドウ畑だけでなく、家族の食卓のための
ローズマリーだけでなく、小さな菜園もあったと話していました。

バローロの有名な畑,ブルナーテ。
このすぐ上には、白いポールで区切られ、有名なワイナリーの畑に続いていき
世界的に高級なバローロのワインを生み出す畑で,一面、ブドウ畑が広がります。

そのブルナーテの畑の一角に、
当時のワイナリーの家族の暮らしが感じられる風景が少し残っているのです。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

秋の始まりの賑やかな空気が楽しい。

仕事前の短い更新です。秋の始まりのピエモンテの様子。
********************
秋になると、農業地域であるピエモンテは、賑やかで嬉しい空気でいっぱいになっていきます。

収穫前の稲を見て喜ぶ稲作農業のヴィクトリオ。
秋の収穫の季節の計画を話してくれる オリーブ農家のヴァレンティーノ。
”そろそろ、エルバルーチェの収穫を始めるよ。”と電話があったゲンメのワイナリーのアントネッロ。

そして、特にランゲ地方のワインの産地は、観光客も多くなり、華やかです。

写真は、9月のバローロ。古城が見えるでしょうか。

1


来月になると、活躍するシルヴィアの家族の持つ白トリュフ犬。

犬


昨日の夜、電話でノヴァーラのアグリツーリズモでメニューの話をしていた時に
”パニッシャでなく、秋でキノコのリゾットにしようか。それともエルバルーチェのリゾットにしようか・・・”と
グイードと相談していたので、思い出しました。

ランゲ・ロエロ地方にある地元のレストランの
キノコのタヤリン(ピエモンテのパスタ)。

011

明日は、再びワイン産地、その後、稲作の地元と秋のピエモンテを走り回ります。
*****************
いつものねこのコーナーです。

こんなところで眠くなって、すごい顔になってしまっているぴーちゃん。

2


**************************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

水田のキジ

こちらは、朝5時前。
イタリアでは、まだ星が輝く真っ暗な朝です。

先週の雨の後、晴天が続き、朝は16℃くらいでも、日中の気温が30℃近くになっています。

これは、ヴィクトリオの栽培している品種には、とてもいい状態のようで、嬉しそうです。
先週の雨の日々で水分を含んで膨らんだお米が晴天によって、より熟して収穫の時期になると言い
話題は、お米ばかりです。

いえ、正確に言えば、収穫を始める14日より前である今週末に
バローロのワイナリーに自分の好きなバルベーラ・ダルバのワインを
100本買いに行くと(自宅と親戚用)嬉しそうに語っていました。

時々、このブログに登場するシルヴィアの家族のワイナリーです。
シルヴィアもまた、ノヴァーラ県のお米を楽しみにしているのです。

私がこのピエモンテで暮らしてきて、たったひとつ出来たことは
同じチッタ・スローに認定された水田の町で暮らし友達になった稲作農家であり
町の観光促進など副業も持っているヴィクトリオとその家族に

ピエモンテ南部のワイン産地 バローロのワイナリーのシルヴィアの家族を紹介して
ピエモンテの農業の友達を広げていくことができたことです。

****************
今日のブログの写真は、パニッシャでおなかがいっぱいになった農業視察の帰り道の風景です。
たったあの少しの器のパニッシャでおなかがいっぱいになるかというと、本当にそうなのです。

この土地の産物が凝縮されたボリュームのある郷土料理のリゾットで
おかわりをしていたヴィクトリオは、あの日、ランチを抜いて待っていたくらいですから。

(一方、私は、あの日、帰宅後すぐに視察でランチが食べられないからと、
ミラノのバールでパニーノを買ってバスが出発する前に、急いで食べてしまっていました。
イタリアでは、バスの中は、飲食禁止なので。)
****************
農場視察のあった農家は、ヴィクトリオの弟の農場でした。
車で約20分。私たちの町まで帰る途中の風景は、アスファルトでない道を行きます。

帰り道は、友達グイードの持つ100haの水田、
そしてヴィクトリオの持つ130haの水田を通過していきます。
ピエモンテ州の自然保護地域にあたります。

グイードの暮らす小さな集落にある教会が見えてきました。
サギの鳥でいっぱいです。

067


車内から、水田にいるキジを撮影することができました。
いつも近所で見かける時は、逃げ足がとても早いので、一度も写真が撮れなかったのですが
ここは、町から離れ、広大な水田が広がり、農家の人しか通らないので素早く逃げないのです。

069


ヴィクトリオの水田地帯に入ると、品種と用途の説明をしてくれます。
今年は、今までと違った品種ばかり5種類。

通過しながら、”これは、イギリスに輸出、朝食のケロッグになるんだ。”
”このお米は、イタリア国内と輸出と両方、チョコレートのかかっているお米のお菓子になる。”

そして、この22haは、100%、イタリアで特にピエモンテなど北部で流通。
リゾット用のバルド。今年は、きっとカルナローリよりバルドが売れるだろうと思って。

そう言うと、停車して、収穫前の乾いた田んぼに進んでいきました。

奥に見えるのは、ヴィクトリオの農場。
昔、モンディーネが住んでいた宿舎と農場経営者の家があった
古い建物で、今は、農耕具、お米を貯蔵するサイロ、そしてトラクターの給油もできるようになってます。

076


074


075


嬉しそうに稲穂を見せてくれるヴィクトリオ。

078


町までの帰り道は、水田を通過していくので、ヴィクトリオの持つ水田を通過すると
次に、いつも散策している農場の持つ水田、その次に自宅裏に広がる
牛舎の持つ水田とトウモロコシ畑になっていきます。

079


こんな風景を見ていたら、週末は、やっぱりノヴァーラ風リゾットをたっぷり作ることにしようと思う。
昨夜から、お豆をたっぷりの水に浸しています。

どうか良い週末をお過ごし下さい。

**************************

blogランキング
に参加しています。

農場視察後のパニッシャ

高速道路の工事が今月下旬まで続くので、
今日もまた、バスは、セージア川を越えて、トリノ方面に向かっていきます。

そして、日の出となり、空にある数本の飛行機雲が
朝日に反射して紅いラインに変わっていきました。
田園の低い位置で霧が発生して、幻想的な景色が続いています。

朝の短い更新

*************
昨日は、ノヴァーラ県の農業の人の集まりの農場訪問に参加。

実験的にいろいろな種類のお米を小さな面積で栽培された農場に人々が集まり
資料を持って、熱心に稲を観察し、手で籾殻を取り除き
手の平にのせて、お米の粒の熟し方などを見て周ります。

品種によってモザイクのように田園の色合いが違っています。

013

私もさっそく、農業のヴィクトリオに教えてもらいながら、水のない田んぼを歩いていきます。

配られた資料には、栽培に関するデーターで、水田の土を掘り起こし作業や
砕土ののち、地ならしについてなどの数値
種まき日(この地方では、田植えではなく、水を入れた後に種まき式)
使用された肥料の種類、量、農薬の種類と時期、量などの詳細が書かれています。

038

倒れた稲は、背が高く成長してしまったため。

046

たくさんの農家の人たちが集まり、マイクを使って、稲の品種ごとの解説がされていました。

039

農耕で使用するトラクターや脱穀機も展示。
ヴィクトリオは、全部で7台所有。

GPS機能を使って、収穫量を位置ごとに精密に把握するデーターが記録されるようになっていて
コンピューターを使ってそれを肥料などで使用する他のトラクターにデーターを入れると
やせた土地の部分に肥料を多くし、必要以上にまくことのないように管理できるようになっています。

021

そして、視察後は、ノヴァーラ風リゾット パニッシャが配られました。

059

ノヴァーラの若手農業者のための協会でリーダーとなっているエリザベータ

056

私もパニッシャ。

053

しばらく、ヴィクトリオの姿が見えないと思ったら
もう一度並んで、パニッシャのおかわりをしていました。

058

ミラノから帰宅後16時から参加。パニッシャを食べているのは、もう20時近くで
農場で過ごした約4時間。

夕暮れのモンテローザがあまりにも綺麗で、それは,次のブログで。

ここまで書いたら、もうミラノに到着です。

今日から、ゲンメのワイナリーでは、スプマンテ用のエルバルーチェの収穫を開始。
白ワイン用、そしてパッシート用のエルバルーチェの収穫は、まだ先です。

**********************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

イタリアの稲作について

収穫前に稲の研究、視察に参加する準備もあり、ブログの更新も遅れてしまいました。
(ワインの配送関係の方へのメールも滞っているので、反省しています・・・。)

今日は、少し長くなッてしまいそうですが、イタリアの稲作について
そして最後は、いつものねこのコーナーです。

****************
自宅裏に広がる水田風景。黄金色の秋の水田

024


FAO (国際連合食糧農業機関 本部:イタリア ローマ)の統計より

2010 年 ヨーロッパ大陸のお米の生産 (単位は、トン)
1.イタリア    1,516,400.00 (ヨーロッパ大陸でトップ)
2.ロシア連邦  1,060,660.00 
3.スペイン     926,400.00

2010年世界のお米の生産 主な地域(アジアが圧倒的に多いです。 単位は、トン)
中国        197,212,010.00
インド        143,963,000.00
インドネシア     66,469,400.00
バングラデッシュ  50,061,200.00
ベトナム       39,988,900.00
ミャンマー      33,204,500.00
タイ          31,597,200.00
フィリピン      15,771,700.00
日本         10,600,000.00
韓国          6,136,300.00
エジプト        4,329,500.00
スリランカ      4,300,620.00

アメリカ合衆国  11,027,000.00
ブラジル      11,236,000.00

イタリアについですが、この生産量をロンバルディア州、ピエモンテ州
ヴェネト州と北イタリアのわずかな範囲で、ほぼすべてを占めているのです。
だから、近所の風景がブログの写真も水田だらけです。

そして夏祭りの時に、地震のあったラクイラの時に、マリオさんが得意のリゾットでなく
リゾットを食べることの少ない南イタリアだったことを考えてパスタや
野菜スープを作ったのは、お米の生産地でない地域だったので。
*****************
日本のお米の分類の仕方がヨーロッパと異なることを知りました。

日本では次のように分類しています。
ジャポニカ米(短い粒の丸型日本型)、インディカ米(インド型)、ジャバニカ米(中粒 半長のジャワ型)

これによると、イタリア米は、最後のジャワ型であり、ジャポニカ米とインディカ米の中間のような形で
大粒でジャポニカ米よりは粘り気のない亜熱帯に適しているとしています。

日本では、イタリア米をこのジャバ二カ種として分類していますが、イタリアの生産地域は北イタリアで
緯度は、北海道と同じで決して亜熱帯でないです。

日本とお米の分類の仕方が異なり、イタリアでは、お米の種類の分け方を
ジャポニカ米とインディカ米の2種類

そしてジャポニカ米をさらに4つの等級に分けています。
つまり、リゾット用のイタリア米は、ジャポニカ米です。

日本で分類されているジャバニカ種といった名称ではないです。
この等級の分け方がヨーロッパ基準もイタリアと同じですが、名称など少し差があります。

イタリアでは、品種 Japonica(ジャポニカ) さらに下記の4つに分類

1.Tondo(Comune または、oroginario) 5.4m以下の丸型で粒が小さい
2.Semifino 6.4mまで
3.Fino 6.4m以上
4.Superfino 6.4 m以上

ヨーロッパでは、ジャポニカ米を
Tondo (5.2m以下) Medio(5.2 m~6m)、Lungo A (Long A) Lungo B(Long B)の4つに区分。

価格も1~4の段階で変わってきます。カルナローリ米が高級品種であるのは
Superfinoであるためで価格が高くなるからです。

カルナローリ米は、大粒で長さもあるSuperfinoに属するのでアミロースの含有量が高く
リゾットに適していますが、日本食には、適していないのです。

イタリアで栽培されているYUMEという品種は、イタリアで栽培されるお寿司用の品種ですが
アミロース分を減らし、クリスタルで丸く粒が小さめのお米となります。

その他、日本食レストランで使われているお米の品種を見ると、アミロース分が少なく、
粒のタイプは、TondoからSemifinoに属します。
一度、アミロースが少ないFinoを使っているレストランも見かけました。

イタリアやヨーロッパでは、それぞれ用途によって違うので、この品種が一番美味しい、
中国、日本の品種が世界で一番という見方は、まったくないのです。

友人のダニエ―レだけでなく、近所の農家もまた、常に品種改良を行い、
実験を繰り返し、中国、ベトナム、カンボジア、アルゼンチン、フランス、スペインの研究者と
協力し合って情報交換もしています。

この意識の差が、日本とイタリアの農業の仕事に関わる時に最も難しいのが事実です。。。

むしろ、イタリア人の農業の人は、日本のお米の粒の小ささに驚いていましたが
お寿司用であることを考えたら、一番、適しているであろうと考えます。

近所の牛舎で飼料用に作られている品種を調べてみると

BALILLA
CERERE
VIRGO
ORIONE
MUSA
ANTARES
CARNISE
CARNISE PRECOCE
APOLLO
OCEANO
URANO

この中には、ジャポニカ米の小さな粒の物が多いですが、インディカ米で香りあるAPOLLOまで
かなり多くのバラエティに富んでいます。

APOLLOは、タイなどアジアに多い品種のインディカ米ですが、
稲作地域のイタリアで、いろいろな品種を楽しんでいるイタリア北部では、人気もあります。
付け合わせに、香草と一緒にピラフのようにしたら、香りある品種の白ワインときっと合うことでしょう。

この家畜農家が、どれが乳牛にとって一番いいか、実験をしている様子も考えられます。
CARNISEは、カルナローリ米にかなり似ているので、一部は、自宅のリゾット用でしょうか。

写真は、近所(家の隣)の牛舎の水田から

BALILLA(Tondo 丸型短い粒)
008


APOLLO(香りのあるインディカ米)
019

Indica米で、その他に有名なものは、Basmati( ヒマラヤ パキスタンなどに多い)
Patna (インド、タイ、アメリカなど)

お寿司用のYUMEの種籾もまた,ノヴァーラ県で海外に輸出するために作っている農家もあるようです。
農家で作る品種は、毎年、その市場を見て変わっていきます。

例えば、ヴィクトリオは、5,6種類の品種を栽培しますが、毎年、違っています。
以前、アジアの香りあるお米が人気になった時には、APOLLOをたくさん作っていましたが
今年は、栽培していないのです。

以前、日本でお米が不足していた時に、タイから送られてきたタイ米を毛嫌いして
低い等級のお米であると、勝手に考えてしまって、
タイ米を避けようと思ってしまっていた私があまりにも悲しい。

きっとタイ国としては、最も日本食に適していて、その中でもいいものを、
他の必要としている国の輸出分がまわっていたかもしれない、それを送っていたことだと思うのです。

農業をもっと、世界のすべてで見渡して、今、何が求められていることか考えていきたいです。

私は、このブログを書いていたら、今夜は、リゾットがとても食べたくなりました。
香草の優しい味のリゾットは、日本の七草粥を思い出します。

********************
いつものねこのコーナーです。

ヴィクトリオの農場にいるネズミを取ってくれるための14匹の野良猫のことを
”僕のねこ”と呼ぶように、ぴーちゃんも野良猫でなく、私の大切なねこと呼びます。

大空と田園、教会の敷地と広大な中、自由にして
たくさんの人からかわいがられていて、小さな家の中に閉じ込めることのできない、

いつも毎日朝4時前から深夜まで、自宅前に現れ、私を探して待ってくれているねこです。

眠いのをこらえながら、一生懸命、私と何か話そうとしてくれていたぴーちゃん。

040

キッチンからカフェの出来あがる音がして、いったん、家の中に入り、
再び、ドアの外に出てみると
静かに、ワインの箱を2つ組み合わせて作った箱の中で眠っていました。

043


******************************
blogランキング
に参加しています。

日曜日の風景

いつもより早めに来て始発バスの出発を待っています。
ミラノ行きは、高速道路の工事の関係で朝の1便のみ、
最寄の高速道路バスの停留所から出発。

空を見ると、雲の隙間から月が柔らかく霞んで見えています。

バスが出発。いったん、トリノ方面に向かうので、アルプスが近づき
いつもと違ったちょっとした旅を楽しんでいます。

厚い雲に覆われ、まだ暗い朝、アルプスの群青色の輪郭が見え
次第に山頂付近は、うっすらと淡いオレンジ色になってきました。

通勤バスの中からの短い更新
写真は、ノヴァーラ県の自宅で過ごした日曜日の1日の風景です。

*************
日曜日の朝7時を過ぎて、次第に明るくなってきました。
雨雲と青空。
そして白サギが1列になって田園に向かっていくのが見えます。 

010


ずっと夏の暑い陽射しを入れないように鎧戸をしめていたので
この窓を開けたのは、とても久しぶりでした。

窓を開けた音で気が付いたいつものねこは、
すぐにぴょんと飛び乗って家の中を覗き込みます。
(写真では明るく写っていますが、まだほのかに暗いので、夜間のように黒目が大きいです。)

002005




















予報では、雨の1日でしたが、午後になって青空が広がりました。

003


教会前通りを歩いていると、目の前を自転車が次々に通過。
いつも散策している田園の道に向かっていきました。

レース


警察の車、そして、まだブログを始めたばかりの頃、夏祭りのコンサートなどの場面で何度か登場した
救急隊のリーダー アンジェロの乗る救急車が通過していきました。

001


自転車が通過した後で、農場に急ぐトラクター。

005

稲と稲の間で小さな黒い野良猫がちょこんと顔を出して隠れているのが見えました。
収穫前に水が抜かれて、土地を乾燥させているので、するすると田んぼの奥に入り
やがて見えなくなりました。

きっと、水のなくなった田んぼには、蛙がいるからでしょう。

この牛舎の持つ飼料用の水田の一角に、実験と書かれた張り紙と
その一区画に周囲と違う品種の稲が栽培されているのが見えました。
この張り紙がある場合には、新しい品種の研究のことが多く
みると、その他にも、すでに知られている何種類もの違った稲が栽培されているのがわかりました。

ここもまた、ダニエーレのように研究しているのでしょう。
ゴルゴンゾーラチーズのための牛舎と飼料用にトウモロコシ畑と水田を持ち、
その中で稲の品種改良も試みているのです。

すべての収穫が始める前に、稲作農業視察をしておきたいと急に思い
また、ノヴァーラ県の稲作の視察があるかどうか問い合わせてみようと
携帯電話を取り出すと、ルイージから電話があったことを知りました。

ルイージに電話してみる。

”おおっ。RIEか。チャオ。元気か。まあ聞いてくれ。収穫を始める前に
エリザベータたちとノヴァーラまで日本食を食べにいかないか。
期待しないでくれ、どうやら中華に近いらしい。みんなできっととても楽しいことだろう。
収穫が始まると、そんなこともできないからね。”

****************************
blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。

雨の週末に。

朝、7時半を過ぎて、小雨に変わりました。

出勤日でなくても、ねこには、週末も平日もなく同じなので、いつもと同じように
朝4時前に起きて待っていました。

写真は朝、6時半過ぎのドアの外。雨雲に覆われていて暗い朝、
ずっと柱廊の下にある家のドアの前で雨宿りをしている、いつものねこ。
大きな鉢は、シソの葉です。

IMG_0003 (2)


気温が低い朝、温度計は12℃。今日は、予報によると、1日中雨模様なので日中でも16℃まで。
ノヴァーラ県、ゲンメのブドウ畑の丘は、さらに、ノヴァーラ県の水田地域の町中よりも
気温が3~4度以上低いので、明け方は10度以下だったことでしょう。

来週末から11月末の日本帰国までは、週末もワイン産地で仕事になりますが
今日は、自宅でメールやサイトの仕事をします。
ミラノから週明けに提出する、イタリアの経済状況のリサーチの仕事まで
持って帰ってきてしまっているので、週末は、どこにも行くことなく、
この家と中庭、時々、近所の田園です。

先日の夏祭りのマリオさんとの話を思い出し、急に温かくて美味しい野菜のスープ、
そしてリゾット パニッシャを食べたくなり、昨夜からパニッシャのお豆を水に浸しています。

こちらは、市販のお豆ですが、ピエモンテのインゲン豆の一種 fagioli borlotti
水に浸して約3時間煮込むと、さらに大きく膨らんでいきます。

IMG_0002


夏祭りのリゾット作りに写真でお豆がなかったのは、ミラノから帰宅した3時半の時点で
すでに大鍋の中でぐつぐつと煮込まれていかたからです。
マリオさんが使用したのは、マリオさんの地元の畑で作られた有機のお豆で6kg使用しました。

ALPINIというのは、アルプスの山岳歩兵団のこと。町のお祭りの行事を手伝っています。
マリオさんの属するのは、Protezione Civile Piemonte
(日本の震災時に許可が出ず行くことがなかったですが、希望してました。)

alpini


過ぎて行った夏の日々の中で、一番、心に残ったのは、美しい夏のブドウ畑だけでなく
災害救援隊のマリオさんが丁寧に自然の素材で
みんなのことを想い、慌てることなく、冷静で丁寧に平等に300皿を作り上げていった能力と姿でした。
それは、ただ配られるだけのものでなく、安心して美味しい、優しく、心に沁みるお皿であり
楽しい懇親会のようなお祭りという行事でなく、家が倒壊してしまった
ラクイラやエミリアのような災害地域で、ほっとするひと時を多くの人に与えてきたことでしょう。

今まで、こんな風になりたいと思ってきたのは、イタリア人の有名なソムリエの偉大な女性でした。
そして、ピエモンテで暮らすようになってから、1年中、バカンス休暇時期にも
お米作りに情熱を持つダニエ―レやちょっと頑固に情熱を持つゲンメのアントネッロが目標になりました。

そしてやはり、この災害救援隊調理担当のマリオさんでしょうか。
このような能力と冷静さ、判断力を持っていけるようになりたいです。

ブログを書いた後で、ゆっくり温かいスープを煮込みながら
今後の自分の進むべき道を考え、12月の日本のワイン会では、
今までと違った何かが伝えられるようなものにしていきたいと考えながら週末を過ごします。

肌寒いこの週末は、冷たい白ワインでなく、赤ワイン ゲンメと
ノヴァーラ風パニッシャ(先日、マリオさんが作っていたのは、ヴェルチェッリ風のパ二ッサでした。)
サルシッチャ(腸詰めのソーセージ)とシソの葉
モンフェラートのヤギのミルクのブルーチーズ。

blogランキング
に参加しています。
どうか、クリックして応援して下さい。
Profile
写真 文章の著作権は
RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


Archives
  • ライブドアブログ