北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

October 2013

Colline Novaresi Croatina

Colline Novaresiの協同組合に運ばれるブドウの糖度を知りたかったので
帰り道に、協同組合に立ち寄りました。そこで買ったワイン。

ワイン


このラベルは、炎のイメージにしたのでしょう。
稲作地域からワイン産地に入ると、すぐにFara(ファーラ)という町があり、
ファーラ地方の方言( ファレーゼ: farese)に“Favlee”という言葉があり
それがワイン名となっています。

これは、暖炉の炎の前で家族みんなが集まること、
暖炉には大きなお鍋がかかっていて、そこには、郷土料理である農家のお料理、
例えば、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャや
お豆の煮込みファジョラータ( fagiolata:野菜スープでお豆の煮込み)が入っていたことでしょう。

農家の冬の静かな夜に、炎を囲んで家族が集まり、
そこで、昔からの古い言い伝えや物語を話して過ごす風景。

方言 "Favlee"という言葉には、こんな意味が込められているのです。

Colline Novaresi Croatina
品種:Croatina 85%,
その他15% Bonarda Novarese (Uva Rara), Vespolina Nebbiolo
協同組合のワインで高価なワインでなく、ここに来る人々は
ポリタンクや*ダミジャーナを持参して量り売りで買っていきます。

*Damigiana(ダミジャーナ)というガラスの大瓶で本体の部分を藤などで覆われて持ち手がついたもの。
見ていると、ここでは、54リットル入りを持参して入る人が多かったです。

この日、私は、Colline Novaresi Croatinaのワイン"Favlee"と一緒に
ノヴァーラのサラミとお豆Borlottiを煮込んだお料理に。
野菜と一緒にローズマリー、セージなどの香草を入れて、ガスで煮込みましたが

昔の人々は、この地方のリゾット パニッシャのスープを作る時のように
暖炉で3時間くらい大きなお鍋でゆっくりと煮込んで作っていました。

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いつものねこのコーナ―です。
雨になりそうで、急いでミラノから帰ってきて、リュックを背負ったまま
柱廊の下になったところに干していたお洗濯を取り込んでいると、
いつのまにか、そばに来ていて見上げていました。
ぴーちゃん。ただいま。

20131026_174347 (2)


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暖炉、チーズとワイン

更新が少し遅れてしまいました。
コメントのお返事も帰宅後にするので、少しお待ち下さい。

先日、ノヴァーラ県のスーノでは、最後のブドウの収穫が終わり、ゲンメもあと少しで収穫が終わります。
冬時間になり、10月も終わり、11月が近づいてきました。

11月の北海道の滝川市での24日ワイン講座、26日のワイン会のワインがすべて決まりました。
他に24、25日に札幌市内でワイン会、お料理教室、ワイン試飲会など3箇所で実施しようと思っていて
その連絡に追われていますが、もう少しで決まります。
12月に他の都市も決まりましたら、ご連絡できるようにと思っています。

通勤中の短い更新です。
***********************
初めてフランチェスコのワイナリーを訪れた日も、暖炉に火が灯っていました。
あの日から、月日が経過して、再び暖炉の季節となりました。
暖炉の前で静かにグラスを傾けて、この地方での生活、ワインの話を聞いていました。

フランチェスコのワイナリーは、他の家族経営の小さなワイナリーが4,5人で取り組んでいるのと違い
年金生活のお父さんのルチアーノさんと二人だけで行っているのいるので
そのことについて、フランチェスコに言うと、
"正確には、1.5人だね。"と笑っていましたが、いつも穏やかで忙しい時もそれを感じさせない。

IMG_6590 (2)


IMG_6591 (2)

このチーズは、スイス国境近くにワインの配達に行く時に美味しいから買ってくるというトーマチーズ。
ドモドッソラを超えてモンテローザの山麓にある酪農家で夏の間
アルプスの山で放牧された乳牛から。

IMG_6593 (2)

また、近々、ここにワインの配達に行くというので
このアルプスのチーズとお父さんのルチアーノさんが美味しいというバターを買ってきてもらうことにした。

暖炉の前のチーズ、地元のサラミとワイン。
***********************
このテーブルにある白ワインは、品種エルバルーチェ。
心地良い綺麗な酸味とブドウの持つ果実味とミネラルがグラスの中に詰まっていて

すぐにモンテローザの山が目に浮かび、このアルトピエモンテ地方特有の白ワインは、
どんな人が造っているのであろうと思い、メールと電話でコンタクトした。

それがフランチェスコとの出会いでした。

先日、ノヴァーラ県、ヴェルチェッリ県、ビエッラ県で造られるアルトピエモンテ地方の
ワインの醸造に関するコンクールがあり 白ワインの優勝は、このワインでした。

Trofeo “Calice d’Oro 2013”
COLLINE NOVARESI DOC BIANCO "MOTTOBELLO" 2012
AZIENDA AGRICOLA BRIGATTI FRANCESCO - SUNO (NO)


樽で熟成する赤ワインの部門は、アントネッロの造るゲンメ2006が優勝でした。
Trofeo “Calice d’Oro 2013”
GHEMME DOCG "CHIOSO DEI POMI" 2006
ROVELLOTTI VITICOLTORI IN GHEMME - GHEMME (NO)


偶然にもいつもブログに登場するこの二人(笑)
今日の食前酒のワインは、どちらにしよう。

冷蔵庫にあるチーズは、ノヴァーラ県のゴルゴンゾーラ、
ビエッラ県の赤ワインの入ったトーマ・ビエレーゼ。

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トリュフ入りのチーズを使って

グレー色の空が広がり、時おり、雨が降ったりするので、教会前の石畳も、中庭の石も常に湿気を帯びて
濃いグレーに変わり、より一層、町の景色の色彩がモノトーンに感じられます。

こんな日は、ねこがとてもよく眠ります。13℃と温かく、湿った空気が漂う朝。
通勤中の短い更新です。
***********************
先日、隣町にある小さなスーパーに立ち寄って買ったチーズは、トリュフ入りのロビオラチーズ。
ロビオラチーズは、優しいミルクの香りでクリーミー、なめらかで柔らかなチーズです。

チーズ

Robiola con tartufo
このチーズの包みに書かれている表示によると 保存料は含まれていないということで早めに使用。

formaggio fresco:フレッシュチーズ95%)【生乳、クリーム、カリオCaglio( 凝乳酵素)
その他の原材料 (5%) きのこ、ひまわりオイル, パセリ, にんにく, 塩, 黒トリュフ (1,1%),
野菜食物繊維(セルロース)、ph調整剤、 乳酸, 香料, 黒胡椒

グリッシーニか、パンを買って薄くスライスして焼いた上に塗って食前酒のワインと一緒に
食べてみようかなと思っていたところ、プラスチックのケースを外し、包みを開いてみると、
思っていた以上に、ほんのりとトリュフの香りがしていたので

キッチンのストックにあったパスタ(ペンネ)を塩茹でして、
すぐに、このロビオラチーズとオリーブオイルで合えて、秋の簡単で華やかなランチにしました。
シンプルでほんのりとしたトリュフの香りを楽しみました。

スーパーで気軽に買える価格で大手の工場のものなので、
高級なピエモンテの白トリュフではなく黒トリュフなのですがとても楽しめたチーズ。

トリュフ入りのロビオラチーズを使ったリゾットのレシピも
チーズ会社のおすすめクッキングのページで見つけたのでまた買ってみます。
イタリア語のサイト
http://www.fattorieosella.it/it/ricette-cucina/primi/95/risotto-con-robiola-osella-con-tartufo

上のサイトによると 4人分のリゾットのレシピは、次の通りです。
リゾットのお米の分量が書かれていないですが、私ならばカルナローリ米を300〜320gくらいでしょうか。

トリュフ入りのロビオラチーズ 2パック
バターひとかけ(球状にしたバター)
エシャロット 2分の1 
ブイヨンスープ 1リットル
エクストラ・バージン・オリーブ・オイル 30g


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いつものねこのコーナーです。
朝、家を出る前に箱の中を見てみると箱の上の置いてあるセーターに顔をうずめて
両手をピーンと伸ばして丸まって眠っていました。
起こさないように、そっと出発。

nemuru

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お米の研究所で。

今朝も霧雨。水田に囲まれた町は、霧がとても深くフォグランプも点けて走行。
霧の中で対向車のライトがぼんやりと微かな光に感じられました。

通勤中の短い更新です。
********************
収穫が終わった水田に一列に並んで餌をついばむ黒トキ。

IMG_0006 (3)

お米の成分分析の資料を取り寄せたら、日本にワインを輸入する時に
ゲンメのワインの化学分析を依頼している同じ食品検査機関からのデータでした。

最近、日本の方からイタリアの本場のリゾットの加熱時間について聞かれることが多いです。

もちろん火加減、スープの量、加熱時間が大切なのですが、お米の含まれている成分の含有量が
日本のお米とイタリアでリゾットに適しているカルナローリ米とでは違うことを知っておくことも必要です。

下記の写真は、お米の研究施設に行った時のものです。

ヨーロッパで最もお米の生産量が多い北イタリアにあるお米の研究施設では、
世界中のあらゆる品種が研究されています。

研究所

日本の酒米、もち米、コシヒカリなどの品種なども研究、記録されています。
これは、北海道産 ゆめぴりかの試料。

日本の場合、お米をどのように調理するか、その食文化の関係でアミロース分がとても
低い品種が栽培されていて、もち米と呼ばれるものに関しては、調べると2%弱というものまであると
研究所の人が説明してくれました。

このように、イタリアの他、アジア、南米、アメリカ、スペインなど他のヨーロッパ諸国から
それぞれの品種のお米が取り寄せられて、すべて研究、記録、保管されています。

研究所2


ブログの写真用にリサイズしたので、字が読めなくなってしまった表ですが、下記は
イタリアで栽培されている品種の分析検査の結果、そのアミロースの含有量の表になっています。

アミロース分が低いことが、日本の食文化の中では美味しいと考えられていますが
イタリアのリゾットに適していて人気のあるカルナローリ米は、アミロース成分がとても高い品種なのです。
(24% 以上のデータがありました。)

表

よく"海外のお米は、まずいから・・・"と日本の方が話すのを聞きますが
これは、日本食としてご飯を炊くことを中心に考えているからです。

デンプンのアミロースの割合が少なく改良されている日本のお米は、粘りが強いご飯となり
これをイタリアのカルナローリ米を炊飯器に入れた場合は、パサパサしたまずいお米と感じることでしょう。

イタリアでも低アミロースのお米も栽培されていて、日本食レストランなどのお寿司だけでなく、
お米のタルトなどデザートにも使われます。

アジアや南米、アメリカ、他の欧州諸国には、それぞれの食文化があり、様々な品種が
調理法によって使い分けられています。

その時、研究所まで案内してくれていたロマーノ先生は、ふと思い出したように言いました。

"学生時代に、今までお米を食べたことがないという生徒もいたんだ。日本ではどうかな。
おそらくみんな一度は、必ず食べたことがあると言うことだろう。
同じイタリア内でも、ポー川流域のお米の産地である北イタリアとそれ以外の地域では、
食文化もそれだけ違うということなんだよ。"

下記は、お米の味覚検査室の様子と測定した結果、その味覚を表にしたものの例。

研究所3

イタリアでソムリエの勉強をした時に、書いたグラフよりも項目がはるかに多いことに気づきました。
ソムリエとしてでなく、ワインをもっと化学的に研究している機関では、
こんなふうに味覚が測定、解析されていることでしょう。

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雨の日のワイン。

霧雨で、遠くがぼんやりと霞んで、どこか生温かい空気が漂う真っ暗な朝です。
教会前の小さな通りから大通りに入る時に、水蒸気で見えない運転席側の窓を全開すると
湿った地面、腐葉土のような匂いが不意に窓から入ってきました。

通勤中の短い更新です。

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昨日、雨の帰り道、ワインカフェで。
美しいルビー色と、フレッシュな森の果物の香りが華やかで若く、
ステンレスタンクだけで醸造されたピエモンテのワイン、ドルチェットを注文する。

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ランゲ地方にあるお店のショーウィンドウには、白トリュフを削る道具が並び、栗が飾られています。

machide

毎年、私の暮らす小さな町でも栗のお祭りがあり、
寄付金を箱に入れると焼き栗が一袋とホットワインが1杯配られるのですが
ここ2,3年は強い雨で中止になってしまっていました。今年は、どうでしょうか。

ピエモンテでは、地元の人だけが集まる小さな町の行事から、世界からの観光客も訪れるような
白トリュフ祭りまで、様々な秋の味覚の催しが行われています。

アルバの白トリュフ祭りは、11月17日まで、期間中の週末に開催されます。
Fiera del Tartufo: http://www.fieradeltartufo.org/
アルバのPalazzo del Gustoでは、16:00からWine Tasting Experienceも行われます。
11月2,3日は、バローロ、 11月9,10日は、バルバレスコの予定です。

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雨の日が続き、急にイタリアに来る前に退職した仕事で最後に訪れた都市、パリを思い出していました。
雨が降っていて、ホテルの窓からは、人通りが全くなく静かなクリスマスで
あの日から13年になろうとしています。

在職中、体調が悪かった時、そして若くてあまりお金がなかった時に、
いつも泊まるホテルの裏通りにあった日本食レストランがあって、
たくさん美味しい和食、お寿司を作ってくれた大将、

ワインを勉強していた私に、美味しいフランスワイン、お料理を教えてくれたパリ支店の人々に
私は、たくさんお礼をしなければならない。

私のことを覚えていないかもしれないけれど、いつかもう一度、雨のパリを歩いて、
あの頃の自分を探したい気持ちになりました。
ヨーロッパでワインを勉強したいと思った頃のこと。

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ランゲ地方のネッビオーロの収穫

日の出前で、まだ真っ暗な朝。漆黒ではなく、どこか、ぼんやりとした風景で
霧が発生していることに気づきました。
車の窓ガラスも車体も水蒸気でいっぱいで、ドアを開けると地面に、水が滴り落ちるのを感じました。

霧が深ければ遅刻でした。全力疾走で飛び乗ったバスの中から通勤中の短い更新です。

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お気に入りのランゲ地方にあるワインカフェで。
ノヴァーラ県とは、異なった様々なチーズが並んでいます。

モンフォルテのバルベーラ・ダルバと、どのチーズにしようか...

ワインカフェで


先日は、ゲンメの丘のネッビオーロの収穫でしたが、バローロ、バルバレスコの産地でも
ネッビオーロの収穫が始まっています。

こちらは、バローロのワイナリーの友達、シルヴィアから届いた写真です。
ワイナリーから、少し上に登った丘のブルナーテの畑に家族全員が行ってしまうので、

いつもシルヴィアの子供たち2人も、畑で遊んでいるのですが
この日は、ブドウを家族みんなと同じように収穫したがったそうです。

ルチアちゃん

そういえば、アンナちゃんやルチアちゃんの学校のノートにたくさん、
ブドウの絵やトラクター、そこで働く家族の絵を色鉛筆で丁寧に書いてあったことを思い出しました。
子供たちにとって、家族がいる風景は、いつもブドウがいっぱいなのです。

そしてこちらは、先日、訪れたバルバレスコ ラバヤの畑のネッビオーロ。

nebbiolo

昨夜の食前酒のワインは、バルバレスコ ラバヤの畑のネッビオーロを使ったランゲ・ネッビオーロでした。

このバルバレスコのワイナリーGiusepe Cortese社のバルバレスコ・ラバヤ2010も
ゲンメのワイナリーのゲンメ2007と同じく、イタリアのグルメ専門出版社 ガンベロロッソ
(Gambero Rosso)で2014 最高点のトレビッキエーリ(3グラス)を受賞しました。

先日のブログ(バルバレスコで過ごした午後)のバルバレスコのティツィアーナの家族のワイナリーです。

現在、他の年に同じく受賞した別の収穫年を販売していますが順次入荷予定です。
アントネッロの造るゲンメ2007は、まだ販売中でなく2月28日に市場出荷開始になるので、
2014年3月になります。

TRE-BICCHIERI

Barbaresco Rabaja ’10 Giuseppe Cortese
Ghemme Chioso dei Pomi ’07 Rovellotti

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ワインイベントに関するお知らせです。


11月の1週間の一時帰国では、営業や倉庫関係の東京での仕事もあるので
ワイン講座、試飲会、ワイン会の日程も限られてしまいますが予定では
帰国翌日から北海道です。

料金、時間は、各オーナーと連絡中ですが、日程だけ先にお知らせします。

24日(日)北海道 滝川市江部乙町  チーズとワイン、オリーブオイルの講座
*ギャラリー陶居 & cafe オルノさんで、11月24日(日)13:00からチーズとワイン、オリーブオイルの会で、こちらは、ワイン会というより、6種類のピエモンテの品種を使ってのワイン講座という形式です。
定員15名様だけなのですが、現在11名のご希望があるということで、あと若干名大丈夫です。
週末のみのカフェなので、ご希望などのご連絡は、facebookのメッセージ
( https://www.facebook.com/cafehorno )または
会社のお問い合わせ先のページのメールにお願いします。

ありがとうございました。定員に達しました。他の都市でも同じように
ワイン講座を開くことができればと思っています。


25日(月)札幌市 チーズとワインのレストランの方、個人の方の試食・試飲会、
夜は、ワイン会の予定です。チーズは、チーズ専門店のフェルミエ札幌店さんから。
(チーズは、北海道産、ピエモンテ産など)

26日(火) 滝川市イタリアンレストラン ペコラさんでワイン会 
*ランゲ地方のお料理とバルバレスコの予定です。

29日(金) 山形県白鷹町シャッタカさん。
元鶴岡市のアルケチャーノさんで働いていた安達さんが故郷でレストランオープンして1周年。
その記念のパーティでワイン出品。私も出席です。

30日(土)鎌倉セルクルさん。(早めの時間帯からで、東京からも
いらっしゃることができるように考えています。私は、山形県フラワー長井線始発で鎌倉に向かいます。)

次の週の朝は、いつものようにミラノ行き高速バスに乗っていることを考えると
あっという間の日々ですが、イタリアに戻って、ミラノのオフィスで報告書などの
仕事の提出物を仕上げてから再び、約1週間、日本に一時帰国します。

12月には、軽井沢、新潟、山形、名古屋、京都、大阪、福岡方面に営業などで行くので、
ワイン試飲会などイベントが決まりましたらお知らせします。

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ネッビオーロの収穫

今日の午前のブログでは、近所の田園風景のお米の収穫の風景でした。
そして同じノヴァーラ県のワイン産地の様子です。

まだデザートワイン(パッシート)のためのエルバルーチェも残っていますが
ピエモンテ州の偉大なワインになる高貴な品種、ネッビオーロの収穫が最後になります。

雨の予報があるので、ゲンメのワイナリーでは、10月31日に最後の収穫が終わる予定です。
収穫を終えるとブドウの葉が次第に紅葉していきます。

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ゲンメの丘に向かうには、左右がうっそうとした林になっている坂道を登っていきます。
車を停止して、運転席からの写真。

この林になった土地は、中世以降、すべてブドウ畑であったと聞きました。
現在では、ゲンメのコムーネ(市役所)に登録されているのは、11のワイン生産者ですが、
かつては300近くありました。

以前、ここをアントネッロの車で一緒に登った時
”曽祖父によると、この土地は、かつてブドウ畑だったが、所有者が手放してアメリカに移住したようだ。”と
話していたことを思い出しました。

IMG_6578

ブドウ畑に到着して、ネッビオーロの畑に向かいました。
ここは、ゲンメになるためのネッビオーロでなく、ステンレスタンクだけで醸造する
シンプルなネッビオーロのワイン(COLLINE NOVARESI NEBBIOLO "VALPLAZZA")になる
若いブドウの樹です。

厳選されたゲンメになるためのネッビオーロのブドウに樹に比べると、
こちらは、ブドウの収量も多くなります。

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緩やかな傾斜の丘が続き、まっすぐに伸びたところに森、谷底になっていて、
その下にゲンメの市街が広がっています。

実際には、この土地の気温は、ゲンメの旧市街よりも約3〜4℃低いことが多く、
さらにゲンメの旧市街は、車ですぐ近くであっても、朝の気温は、スマートフォンで見ると
私の暮らす小さな町よりも2,3℃、さらにミラノよりも6℃以上も低いことが多いです。

IMG_6574 (2)

”今年は、いい年だ。RIEもこのブドウを触って確かめてみるといい。ずしりと重く
ネッビオーロの特徴で小さな実がとても密になっている。素晴らしい。”と言いながらしばらく
ブドウの実を眺めているアントネッロ。

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通常は、収穫は、従業員2名だけで、アントネッロと醸造を手伝う従業員はいつもワイナリーで
仕事をしているのですが、この日は、雨の予報前でもあったので全員で収穫。

ブドウの樹の向こうから
”やあ・・・シニョーラ。お元気ですか。よく来て下さった。”と丁寧な口調が聞こえてきて、
樹の隙間から顔を出したのがアントネッロのお兄さんのパオロさん

普段、ネクタイとスーツ姿のことが多く、ワイナリーの広報の役割で、輸入者やレストラン、ホテルなど
お客さんとの対応、ノヴァーラの商工会議所の仕事をしているパオロさんまで
ラフな青いシャツという服装で収穫をしていました。

弟のアントネッロは、ワイン造りをすべて担当と兄弟で役割が分かれているのです。
パオロさんまでワイン造りに関わる現場を手伝うということは、この日は、とても忙しい。

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こちらは、現在、我が家の食卓にあります。
食用でも美味しい アントネッロのブドウ畑のウーヴァ・ラーラ Uva Rara(Bonarda Novarese)

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帰ってきて、ブドウを洗っている時、ブドウと一緒にノヴァーラの丘からやってきた2匹の虫に気が付き
この稲作地域に放すしかなかった。
急に環境が変わってしまい、かわいそうなことをしてしまった。

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いつものねこのコーナ―です。
今日も気持ちよく、セーターに顔を押し当てて眠っています。

neko

呼吸の関係なのか、寝言なのか時々、くぅーとかわいい小さな声が聞こえてきます。

ずっと外で今まで寒い冬も暮らしてきたねこのぴーちゃん。
ねこが病気になった時に、7、8年前に教会前のアパートの敷地内で生まれたことを知りました。

氷点下が続き、冬に家のドアの前でアルミパックのえさを取り出すと、たちまち凍ったように
冷たくなってしまうことをきっかけに、最初、食事の時だけ家の中に入れるようになりました。
外に暖かくセーターを入れた段ボールの家を作りその後、今年の1月から家で眠るようにしました。

安心したのか急に顔つきも穏やかになり子猫のようなしぐさもするようになりました。

環境的には、ピエモンテの農業地域は、農場もあり外のねこをかわいがる人も多いので
ここは、ねこにとって天国かもしれないですが、東京の野良猫について考えさせられることも多いです。
家で猫を是非飼いたい方は、こちらのサイトを
千代田区のホームページ 
(飼い主のいない猫に心痛める地域のボランティアの皆さんと協同で、猫を保護、去勢不妊手術を実施、
そして地域に戻すことを実施。保護される若い猫や子猫の譲渡会)
http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kuse/koho/pressrelease/h25/h2510/h251010-02.html
でも、本当は、子猫だけでなく、7,8歳にまで大きく成長したぴーちゃんのような成猫も去勢後、
再び地域に戻されてしまうだけでなく、どこかの家で幸せな時間を過ごして欲しい。
そして飼ったら、捨てないで最後までずっと一緒に時間を過ごすことを覚悟することが大切だと
ねこと知り合ってから、そう感じるようになりました。

私は、特別にねこが好きというわけでなく、ぴーちゃんとの出会いで初めてねこという動物について
知ることが多く、ねこ初心者です。ねこと暮らすのは、一生でぴーちゃんだけだと思うのですが
少しでも不幸な動物が増えてしまわないようにと願っています。

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稲作の収穫中に。

今日は、自宅からの更新です。

ネッビオーロの収穫風景のブログを書こうと思っていたけれど、”これを見て。”と
送られてきたエリザベータの写真を紹介。
(後でブログにちゃんとあるかどうか確かめると思うので、ネッビオーロの記事よりも先に。笑)

エリザベータは、このノヴァーラ県の若手稲作農業の組織のリーダーでもあり
女性では、エリザベータを含めて2名だけということで、とてもたくましい女性です。

大型の脱穀、収穫機を操作し、約130ヘクタールを2名で収穫しています。
収穫後にしなければならない機械のメンテナンスも自分でしています。

エリザベータが運転席から収穫中にスマートフォンで撮影した田園の鳥たちです。
収穫後にそれまで隠れていた蛙やミミズそして落ちた籾殻などを食べるために、集まって来るのです。

いつもエリザベータは、言っていました。
”サギは、餌があるからと収穫されるのを待っていて、ちょっとずるいのよ。危ないのに、ずっとついてくる”

黒トキ(この地方にはとても多いです。おそらく鷺の数よりも多いかもしれません。) (c)Elisabetta
IBIS

白鷺 (c)Elisabetta
AIRONE

ここは、ピエモンテ州の自然保護地域に指定された場所にある水田で、
様々な鳥が(観測によると、年間を通じて300種類近くの鳥と州の人から聞いたことがあります。)
近くの湿地帯にある自然の沼から朝、田園にやってきます。

農家の人にとっては、週末の雨の前に、ワイン産地のブドウ畑もそして水田地域も
とても忙しい秋の1日になりそうです。

まだ午前中の水蒸気があるにも関わらず、来週の雨が終わるのを待てない状況なのでしょうか。
教会裏に広がる牛舎の持つ飼料用のお米を栽培している田んぼから、モーター音が聞こえてきています。

どうか今日も良い一日になりますように。

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秋のゲンメの丘へ

今日もまた、真っ暗な冷たい空気の朝からは、想像がつかないけれど
無数の星が輝き、きっと今日もモンテローザの山がくっきりと見えて
帰宅時には、このコートも、その下に着ているジャケットも暑く感じることでしょう。

朝の運転には、もう手袋が必要かもしれません。
ノヴァーラ県のこの地方は、週末、再び雨の予報なので
今日は、どこのワイナリーも稲作農家も収穫で忙しい1日になることでしょう。

通勤中の短い更新です。
*******************
昨日、帰宅途中にゲンメの丘に立ち寄りました。
アルトピエモンテ地方のブドウ畑の風景です。

このブドウ畑は、白ブドウのエルバルーチェの畑で、今は、収穫も終わり、
温度管理されたステンレスタンクの中で、発酵してブドウの糖分が
アルコールと二酸化炭素に変化しワインになろうとしています。

*グルコース(C6H12O6)1分子から エタノール2分子と二酸化炭素が2分子へ変化。
その際に熱が発生するので、白ワインの場合には、白ワインの持つ香り、酸味を大切にするために
温度調節されたステンレスタンクを使用して16度弱にしているところが多いです。
赤ワインなどで温度調節のついていないステンレスタンクを使用している場合、
ステンレスの表面を触ってみるとが生温かく感じるのはその熱です。


実は、まだブドウ畑にエルバルーチェが残っています。
それは、デザートワインである黄金色のパッシートになるエルバルーチェ。

ゲンメのワイナリーのアントネッロとゲンメの丘を歩く。

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ノヴァーラ県は、水田もブドウ畑も、モンテローザを背景に広がり、
この山は、ブドウ畑の土壌だけでなく、稲作地域である平野にまで
大きな影響を及ぼしていることを知りました。

それは、自然の高低差を利用した用水路の水源の1つであることだけでなく、
稲作農家で使用する肥料の構成から気づき、

歴史書にモンテローザの氷河が現在の稲作地域である平野にまで
到達したと書いてあったことを思い出したのです。

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様々なキノコが生息するブドウ畑。

IMG_6531 (2)

エルバルーチェの白ワインは、薄く緑色を帯びた綺麗な麦藁色であるけれど
ブドウの果皮はオレンジ色がかっています。

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ブドウ畑の横には、がけになっていて谷があり、谷底は小さな森になっています。
ここにも様々なキノコ、動物が生息していて、右側手前にある茶色っぽいのは
ワイナリーから運ばれたブドウの房とブドウの搾りかすの一部で、再びこの土地に戻しています。

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夕食のキノコを探すアントネッロ。

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ネッビオーロの収穫の様子は、明日のブログで。
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バローロの生産地で

朝の気温は6℃。光を通さないような真っ暗な早朝からは、
今日1日のお天気が想像つかないけれど、晴れで日中の気温も20℃近くまで高くなる予報。

バスの車内は、エンジン、車が走行する音に加えて暖房で暖かい空気が流れる音が続いています。
昨日から、ミラノのオフィスのある建物全体は、一斉に暖房が始まりました。

通勤中の短い更新です。
*******************
先日、晴れたランゲ地方にテラスから。ここは、バローロワインの生産地の1つです。

この写真でフランス国境に近いアルプスの山々が見えています。
ネッビオーロの本来の産地、土壌はアルプスの山の麓であり、スイス国境近くのアルプスの麓に
アルトピエモンテ地方のゲンメ、ガッティナーラ

そしてミラノを州都とするロンバルディア州最北部ヴァルテリーナ地方。
ピエモンテ州南部であるランゲ、ロエロ地方は、スイスアルプスから遠ざかるように思えますが
アルプス山脈は、ぐるりとフランス国境沿いに続いています。

この写真の左の方向は、リビエラ海岸の方角でリーグリア州の海からの穏やかな風が流れてきます。
一面がブドウ畑であり、世界的に有名なワイン、バローロの生産地である農業地域は、
ほとんどがブドウ畑になっているのがよくわかります。

1

バローロのワインの生産地は、全部で11の村になります。
Barolo, Castiglione Falletto, Serralunga d'Alba ,Monforte d'Albaに一部, Novello,
La Morra, Verduno, Grinzane Cavour, Diano d'Alba, Cherasco , Roddi

*日本では、バローロ村など、表記で村とするので、わかりやすくそのようにしましたが、
実際には、イタリア語では、コムーネとなり、ミラノ、トリノのような都市も同じくコムーネとなります。
私の暮らす町とよくブログで表現しているところも、日本では村にあたるのかもしれませんが
ここもミラノ、ノヴァーラ、トリノと同じようにひとつのコムーネです。

バローロのワインが造られるまでのトータル熟成期間についてです。

私がイタリアでソムリエの勉強をしていたころと合計熟成期間は、同じなのですが、
2010年10月にバローロのワインに関する法律が改定され、木の樽を使っての熟成期間が
バローロもバローロ・リゼルヴァも同じ18ヶ月になっているというに気がつきました。

ボトル詰めを終えて瓶内で市場に出荷するまでワイナリーの倉庫での熟成期間が長ければ
販売時期によってリゼルヴァと名乗れることもあるということです。

Barolo 合計熟成期間 38ヶ月
         そのうち木の樽を使っての熟成期間は、18ヶ月以上であること。
Barolo Riserva 合計熟成期間 62ヶ月
            そのうち木の樽を使っての熟成期間は、18ヶ月以上であること。

これと比較してゲンメの法律です。リゼルヴァは、木の樽での熟成期間がゲンメよりも長くなっています。

Ghemme 合計熟成期間 34 ヶ月(法律の改定で37ヶ月から変更になりました。)
            そのうち木の樽を使っての熟成期間は、18ヶ月以上であること。
Ghemme Riserva 合計熟成期間 46 ヶ月
            そのうち木の樽を使っての熟成期間は、 24ヶ月以上であること。

ワイナリーによっては、法律よりも長い期間熟成させて出荷しています。
ゲンメのアントネッロのワイナリー、ROVELLOTTI では、ゲンメ リゼルヴァでなく、
ゲンメ2007が 2014年2月に出荷予定。 この場合76ヶ月間になります。

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秋が深まって、ランチもいつものお気に入りのメニューになりました。
どこに行っても選ぶのは、お肉の赤ワイン煮込みにお野菜添え、パン、赤ワイン。

pranzo


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秋の農業地域と冬支度のねこ。

ノヴァーラ県の稲作地域では、まだ収穫の終わっていない田園が多く残っています。

IMG_6468 (2)

収穫期に雨が降った場合には、乾燥するまで約5日間以上晴れる日を待つ農家もあれば
時間的に難しく、午後に雨の予報があれば、午前中、水蒸気がある時間帯に収穫してしまう場合もあり
その時には、お米の水分を14%にするまで大型の乾燥装置の稼動時間も長くなります。

農場では、このように膨大なエネルギーが必要になり、少しでも将来的に経費を削減するために
稲作農家の中には、農場の屋根の部分をソーラーパネルにして、農場内の電力をすべてまかない
余剰電力は、電力会社に買い取ってもらっています。

これは、以前のブログで近郊の町の養豚農家敷地内にバイオマスエネルギーの施設によって
毎日、莫大なエネルギーが必要となる養豚農家内にある豚肉加工をするための工房にある
大型冷蔵施設、自宅や施設内の電力は、すべてまかなう他、電力会社に
それ以外の電力を買い取ってもらっていたのと似ています。

以前のブログ『養豚農家のバイオマスエネルギー』

農場の屋根には、何枚もの大型ソーラーパネルがあります。

IMG_6475 (2)


IMG_6471 (2)


IMG_6472 (2)


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そして先日のブログの晴れたバルバレスコからノヴァーラ県の町に帰ってくると
深夜から雨となりました。

下の写真は、ゲンメの旧市街の物置きから準備されたブドウの圧搾機。
ワイナリーでなく、どこかの家族の自宅用のワインになるようです。

旧市街の石畳が湿ってグレーの空模様の静かな日。

20131009_153436 (3)


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いつものねこのコーナーです。
グレーの空に包まれて、時々、雨が降っていた週末、いつものねこは、
ほとんどの時間、家の中で静かに眠っていました。
クゥーと小さな声がするので、箱の中を覗いてみると
熟睡していて、ねこの寝言だったようです。

ねこには、言葉は、通じないとわかっていたけれど
私は、それでもねこに話しかけてきたら、次第に何かわかったようになり
ぴーちゃんは、様々な表情を見せるようになりました。

最近は、食欲がとてもあり、ねこは、寒い冬に備えて太って、やがて、冬毛になっていくことでしょう。
ずっと、外で何回も寒い冬を越してきただけに、これからの季節、そして厳寒期に向けて
本能的に冬支度が始まっているようです。

下の動画は、少し暗いですが、曇った夕方、部屋の隅に置かれた小さな箱の中で眠る直前のぴーちゃん。
箱の中に入れた、私の昔のセーターを前足を交互にふみふみして、やがて丸くなって眠りにつく。



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バルバレスコで過ごした午後

昨日は、ランゲ地方に行っていて、とても綺麗な青空の中、ブドウ畑を見て過ごすことが出来ました。
バルバレスコでは、先日のノヴァーラ県のワイナリーと同じように、品種バルベーラが収穫されていました。

ワイナリーのテラスから。
ワインの樽で造った椅子に座ってのんびり過ごしたい。
(バルベーラ ダルバ モラシーナ BARBERA D' ALBA MORASSINA を造った樽です。)

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手前がまだ収穫が始まっていないネッビオーロのブドウ畑(Rabaja:ラバヤの畑)
その向かい側が収穫中のバルベーラがあるトリフォレラの畑の中でも
特に名前がMORASSINAという名前がつけられた畑も見えています。
収穫の終わった品種 ドルチェットが栽培されていたところでは、すでに紅葉になろうとしています。

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収穫されたバルベーラのブドウがワイナリーに運ばれてきました。

20131011_154104 (3)




なんといっても、思いがけず嬉しかったことは、とても久しぶりにバルバレスコの友達 
妊娠、そして授乳期間が終わったティツィアーナが
”私も。”と自分のワインのグラスを持ってきたことでしょうか。

20131011_165518 (2)

”仕事で忙しかった後にカフェのように高級ワインを少しだけ楽しむ
そんなときは、やっぱりリゼルヴァだよね。” と話しながら、
グラスとバルバレスコ ・リゼルヴァのボトルを持ってきた時の姿と、昨日の様子が重なる。

あれから、私は、まだたくさん仕事ができていなくて、ティツィアーナの家族の造るワインを
多く紹介できていないままだけれど、初めて出会って楽しく過ごした思い出の時のワイン
当時は、まだ市場に出荷が開始され、数年が経過しただけだった収穫年1997年も
今回10月の輸入で日本にたくさん送ってしまった。

今では、ヴィンテージが1997年のバルバレスコと果たして動きがでるかどうかわからないような
価格のワインになってしまったけれど、どうしても入れたかったので。

帰りに夕日を受けたバルバレスコの丘を眺めは、とても美しく、そして丘でまだブドウの収穫を
する人々の姿を見て、ランゲ地方のワイナリーのそれぞれの小さな家族での暮らしを思う。

20131011_172024 (2)


白トリュフ祭りの始まった美食のアルバからすぐ近くで、華やかなイメージがある
高級ワインの産地、バルバレスコ。

ここでの素朴な農家の家族の暮らしの毎日の様子をティツィアーナから何度か聞いていました。
この風景が美しい観光地としてでなく、また違ったピエモンテの心に残る風景として見えるように
そして多くの方が遠くバルバレスコからのワインを飲みながら、素敵な時間が過ごせるように。

夜、バルバレスコから帰ってくる途中のヴェルチェッリ県から雷雨になり、そして深夜にかけて
ノヴァーラ県の小さな町も時折、強い雨音と雷鳴が聞こえて

深夜過ぎに何度か目を覚まして、隣の部屋でうずくまって眠っているねこの様子を見に行きました。
ねこは、雷の音がとても怖いようで、いつも怯えてしまうので心配していましたが
そんな外の様子がまったく聞こえないかのように、熟睡。

翌朝、土曜日、気温が下がり、お洗濯物を中庭で干している間、手があまりにも冷たく大変でした。
家に入ってから暖かくセーターを着て、室内履き用の靴を冬のブーツに替える。
この時の気温は、4℃でした。

今、ブログを書いている時間は、まだお昼過ぎであるけれど寒い外から帰ってきたねこは、
まんまるくなって机の下で眠っています。
幸せな週末の午後の時間。どうか皆さんも良い週末を。

******お知らせです。********
ここで暮らしていて、日本での気温が把握できなかったのですが
かなり気温が高いとのことで、10月中旬になろうとしていますが
倉庫の配送スタッフの判断に任せて、ワインの配送は、クール便でまだ行っています。

クール便であっても、年間を通じて同じ送料全国一律、12本まで750円で設定しているので
クール便の追加料金は、かかっていないのでご安心ください。

そして暑かったり、涼しい秋らしい日になったりとしているようなので
どうかお体にお気をつけてお過ごし下さい。

ピエモンテより
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バルベーラの収穫

再び雨となり、道路が濡れて黒く光っているように見えました。
バスの窓には、真っ暗な車内でスマートフォンの液晶が光って反射しているだけです。
夜のような朝の風景が果てしなく続いています。次の停留所は、ノヴァーラ西高速出口。
通勤中の短い更新です。
********************
昨日は、雨が止んで少しだけ青空が見えた午後でした。
帰宅途中の風景は、この日を待っていたかのように、どの水田もドイツ製、オランダ製の収穫、脱穀機で
最近では、高額な大型のオランダ製のコンピュ−タ−付きの収穫、脱穀機を持つ農家も出てきました。

GPSによってその土地の収穫率を正確に記録し、他のトラクターとその記録を共有して
次の年の水田の区画によっての正確な肥料、農薬の必要量を知ることができるのです。
必要量が来ると自動的に機械がストップできるのです。

次々に収穫されて、籾殻がついて黄金色のお米が山となって大型トラクターの大きな荷台に積まれて
農場に向かって行くのが見えました。

更に、ワイン産地に向けて車を走らせていくと、今度は、目の前を収穫されたブドウを積んだ
ゆっくりと走行する小型トラクターが現れました。
ワイン産地と平野の境界にあたる農道では、収穫されたお米とブドウを同時に見ることができます。

************************
そしてノヴァーラ県の丘では、午後からブドウの収穫が開始で、季節労働の収穫の人たちが
フランチェスコのブドウ畑に集まってきていました。

雨で中止されていたウーヴァ・ラーラ Uva Rara(Bonarda Novarese)の残りと
毎年10月の第1週目~第2週目にかけて収穫するバルベーラです。
北部であり、ピエモンテの偉大な品種 ネッビオーロは、収穫はまだで下旬近くになります。

どの小さな家族経営のワイナリーでも、収穫は、品種によって時期が異なることもあり
ゲンメのワイナリーで従業員が3人いるアントネッロは、2人の従業員だけで、

友達のバローロやバルバレスコの家族だけのワイナリーは、親戚が2,3名手伝いくらいで、
すべて自分たちだけで終わらせますが
(季節労働者の法律的な手続きが大変なこともあります。)

お父さんと2人だけのフランチェスコの場合、収穫は、お米と同じように朝からはしないで、
水蒸気が上がって乾燥した午後から始めて18時まで。

しかも年金生活のみんなのゆっくりのぺースに合わせているので
約10人の季節労働者を雇っているのです。

写真は、以前のブログでワイナリーで出会った、収穫の仕事の後で
Uva Raraのブドウをたくさんもらって喜んで自転車で帰っていった90歳の男性です。
このブドウ畑で一番長い収穫の経験を持っています。

収穫

ウーヴァ・ラーラ Uva Rara(Bonarda Novarese)
現在、我が家の食卓にも置かれています。

IMG_6382 (2)

こちらは、ここでColline Novaresi Uva Rara doc になります。 
Uva Rara(Bonarda Novarese)100%

バルベーラ Barbera

IMG_6374 (2)

品種、バルベーラは、モンフェラート地方、ロエロ地方、ランゲ地方と多くの場所で栽培されていますが
それぞれ土地によって味わいが異なる興味深い品種です。
もちろん、この冷涼なアルトピエモンテ地方にもあまり多くないですがバルベーラがあります。

ここでは、6ヶ月フランス産の小樽 トノー”Tonneau"で熟成して
Colline Novaresi Barbera doc Campazziというワインになります。 Barbera 100%
Campazziは、この地方の昔の方言で傾斜のある丘のこと。
Campazzi

ノヴァーラ県の丘のブドウ畑から生まれるワイン名Colline Novaresi は、
品種によって次の種類があります。2011年のワインの法律の改定で、白ワインであるbiancoのみは
エルバルーチェが100%という規定ですが、
それぞれの品種名がついたものは、85%以上で他の15%は、法律で定められた畑からの
ピエモンテの品種を入れても良いことになりました。

赤ワイン、ロゼワイン、新酒とこの最初の3つのカテゴリーでは、ネッビオーロが50%以上。

Colline Novaresi Rosso (赤ワイン)
Colline Novaresi Rosato(ロゼワイン)
Colline Novaresi Novello (新酒)
Colline Novaresi Nebbiolo (Spanna)(ネッビオーロ)
Colline Novaresi Uva rara (Bonarda Novarese)(ウーヴァ・ラーラ)
Colline Novaresi Barbera(バルベーラ)
Colline Novaresi Vespolina(ヴェスポリーナ)
Colline Novaresi Croatina(クロアティーナ)
Colline Novaresi Bianco.(白ワイン エルバルーチェのこと)

そしてブドウ畑は、谷底や平野でなく傾斜のある丘であること、湿地帯でなく水はけの良い土地で
日照時間が長いことなどが記載されています。

ブドウ畑は、海抜180m以上550m以下で次の市町村にあること。
どれも小さなノヴァーラ県の町の名前です。知っている地名はあるのでしょうか。

Barengo, Boca, Bogogno, Borgomanero, Briona,
Cavaglietto, Cavaglio d'Agogna, Cavallirio, Cressa, Cureggio,
Fara Novarese, Fontaneto d'Agogna, Gattico, Ghemme, Grignasco, Maggiora,
Marano Ticino, Mezzomerico, Oleggio, Prato Sesia, Romagnano Sesia,
Sizzano, Suno, Vaprio d'Agogna, Veruno ,Agrate Conturbia

まだ書きたくなっていましたが、もう、ミラノに到着です。
今日も素敵な一日になるように願って、帰宅までの時間、頑張ります。

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秋のある日の風景

朝、コーヒーカップを洗う手がとても冷たく感じられるようになりました。
温かい緑茶のポットをリュックに入れて出発。

今日は、なぜか教会のライトアップが消えていて、中庭の小さな明かりを頼りに
真っ暗な駐車場に足元に気をつけながら、ゆっくり進む。
無数の星が輝き、冷たい空気で朝の気温は、8℃。
明日は、最低気温が5℃以下の予報で、秋も深まり気温が下がってきました。

お米の収穫と、最後に収穫される品種、ネッビオーロが終わると、
長い静かな夜と霧で覆われる時期が再び来ることでしょう。
朝の通勤中の短い更新です。
**********************
町に残って保管されている昔の道具。
この容器は、お米を量る基準となるものです。
これは、ピエモンテでの単位でイタリアの地方によって異なっていました。

お米の単位

どこの稲作農家でも、用途に応じて異なる馬力数の様々なトラクターを保有しています。
ドイツ製、アメリカ製、オランダ製などのコンピューターのついた大型車もあれば
昔ながらのトラクターもあります。

こちらの小型トラクターは、イタリア FIAT製。
タイヤの部分は、鉄が装着が自由にできるようになっていて、田んぼが湿って土地が柔らかい場合に
タイヤに鉄を装着して進むようにできています。

fiat

近所のアグリツーリズモのレストランの入り口で。

IMG_6491 (2)

日本では、秋に松茸ご飯が美味しいように、こちらも秋の味覚です。
稲作農家のアグリツーリズモでポルチーニ茸のリゾット。

リゾット

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そして、こちらはミラノのカフェで過ごすひとりの時間です。
赤い日程表になっているノートに、記入していくのは
日本に帰国のスケジュール、予約した成田空港行きと東京/札幌間の便名。

ミラノ

冬の一時帰国を決める時期になりました。
クリスマス時期のためのワインの輸入スケジュールを考えながらワインを飲んでいました。
せっかくミラノなので、他の州のワインにすればよかったのですが、
とっさに"ドルチェットのグラスワインがあればそれで。"と
ピエモンテのワインにしてしまいました。

でも、来たワインは、色も香りも軽やかなドルチェットでなくサンジョベーゼとメルローで
バニラの香りもして小樽熟成のようでした。

本当にドルチェットなのか聞いてみたけれど、若い女性は、その品種名がよくわからず、
ソムリエにもう一度聞いてきますと言うけれど、その必要はないから、これでもいいと言って
その女性と話していたら、近くであっても州が異なると日常的に聞き慣れない品種名だと気が付きました。

ちょうどよかった。たまには、こんなワインも楽しい。

この時、日程のノートを開いて、冬の一時帰国で一箇所訪問予定を追加、
素敵なカフェでワイン会でなくピエモンテの地場品種についてのワイン講座の予定を作り
facebookのメッセージでアポイントを取り、決定しました。
ワイン講座は、6種類のワインの予定。もちろんドルチェットも。

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Motziflon

帰宅する頃は、強い雨でした。
車を教会前の駐車場に停めると、窓ガラスや車の屋根にぶつかる雨音が響き
ミラノのスーパーで買い物をした袋と仕事の道具の入ったリュックの下に置かれた傘を引っ張り出し
ドアを開けると同時に傘を広げなければ・・・と思いました。

車のドアを開けると、目の前に力いっぱい口を大きく開けて鳴く
雨に濡れたいつものねこが目の前にいました。

こんな雨の日は、野良猫などは、みんな昔の農民の避難所だった中世のレンガ造りの建物の中で
じっとしていると思ったけれど、きっともうすぐ帰ってくるだろうと駐車場で待っていたようです。

今は、ゆっくりと書斎の下の箱の上にある古いダウンジャケットの上にうずくまるように眠っています。
鎧戸を占めた部屋は、薄暗く、私は、明るいキッチンにパソコンを移動しています。

薄暗い書斎から、かすかに小さな寝息が聞こえてきています。

雨で真っ暗な夕方、ねこが一生懸命に今を生きようと、暖かい空間で眠っている間の短い更新です。
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先日、小雨の降る夕方、薄暗いワイナリーに電気を点けると、やわらかな黄色い光に包まれて
ワインの大樽が浮かびあがりました。

20131004_182242 (2)

樽の近くには、樹齢100年のブドウの樹が置かれていました。

20131004_182321 (2)

この樽で造られている赤ワインは、Nebbiolo, Vespolina,Uva Raraという3種類の
ノヴァーラ県の品種が使われる赤ワインです。

この組み合わせは、この地方でとても多いけれど国際的な味わいでなく、
私の中でもどこか敬遠していたのも事実でした。

この地方でみんなが期待するのは、偉大なゲンメのワインであり、そして心地良い酸味の
エルバルーチェ、ピエモンテ北部の品種のヴェスポリーナ100%の黒胡椒の香りのする個性的なワイン。

ただ、あまりにもノヴァーラらしい組み合わせ3つの品種であり、
私は、ずっとランゲ地方、ロエロ地方、中部モンフェラート地方でもないピエモンテ北部の
素朴なこのワインが、お米とワインの産地である霧で包まれた平野、
森のある小さな丘のブドウ畑の景色そのものであり

先日のブログに掲載した田舎の郷土料理であるノヴァーラ風リゾット、パニッシャに合うのは
偉大なゲンメでなく、実は、ノヴァーラ県の素朴な赤ワインでないかとずっと思っていました。

20131004_182302 (2)


どこかそのノヴァーラのワインに期待している気持が大きかった反面、
ランゲ地方の方が日本の方には、飲みやすく慣れ親しんだ味でもあり

バローロ、バルバレスコと有名な産地でもあるネッビオーロの方がいいのではないかという気持ちもあり
この3つの品種の組み合わせは、心の中の引き出しの奥にしまいこんでしまい
そのまま3年以上が経過していました。

フランチェスコとの出会いは、2012年9月、自宅の目の前で行われていた
ノヴァーラの商工会議所とスローフード協会主催によるイタリア米のイベントRice 2012で、
エルバルーチェの品種名と現状の法律についてのワークショップに参加した時のことでした。

エルバルーチェは、1ヘクタールだけの小さな名もないワイナリーから
パネラーとして参加していたフランチェスコ。

冷静にノヴァーラ県の農業を見つめ、法律を考え、他を認めながらじっくりと自分の農業を進めていく
姿を見て、いつかこの生産者のワインを広めてみたいと思ったのが最初でした。
その時、試飲したのは、白ワインのエルバルーチェだけでした。

その後、コンタクトを取って、ワイナリーに行き、森の横にあるブドウ畑を一緒に歩く。

このワイナリーにも、もちろん、Nebbiolo, Vespolina,Uva Raraという3種類のノヴァーラ県の品種が
使われるワインがありました。

伝統的なスラヴォ二ア産オーク材の大樽で20ヶ月熟成されているワイン
天然酵母で発酵、ノンフィルターでフランチェスコの造るワインを暖炉の前で試飲して
急に地元ノヴァーラ県のワインに夢が広がっていったのです。

"Mot" は、ノヴァーラ県スーノの方言。collina(丘)のこと。
"Ziflon"は、鳥が歌う。
その古くからのブドウ畑の名前がそのまま、ワインの名前になりました。

20131004_182310 (2)

そして現在のシンプルなラベルは、この地方に残る古城のスケッチ。
Motziflon


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先週、ワインの注文のメールを見ていたら
”ワインはまるで自分の故郷から届いた様な気がして、嬉しくなります。”という一文が目に入りました。

それがずっと心に残り、私が多くの人に楽しい家族とのひと時を過ごしてもらえるように
それを目標として進んで、今日も頑張っていきましょうか。

さて、これから夕食の準備。家族も帰ってきましたが、ねこは、まだ熟睡中。

少し肌寒い夜で、冷蔵庫には、トレンティーノ アルト・アディジェ州 ボルツァーノのソーセージ
先日の縮緬キャベツが残っているので

北イタリア アルトアディジェ、ドイツ、オーストリアやフランスのアルザス地方のお料理にあるような
縮緬キャベツ、ジャガイモなどのお野菜、ソーセージなどを一緒にブイヨンで蒸し煮にした
温かく簡単なお料理に。

気が付いたら、ぴーちゃんが起きてじっと見ていました。

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今夜は、ノヴァーラ風リゾット"パニッシャ:Paniscia(Novarese)

明日は、再びワインの記事の予定ですが、その前に地元のランチとパニッシャのレシピについての
日曜日の夕方の更新です。
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私の暮らす町が黒米の町と言われているように、近郊の町の中には、ノヴァーラ風サラミで
有名な町があり、養豚農家があります。
サラミの加工販売所は、サラミだけでなく、お肉屋さんのように豚肉の様々な部位を販売しています。

よく行くお気に入りのオステリアでは、地元の食材でシンプルなお料理が美味しく
この日は、平日のビジネスランチで近郊の養豚農家の豚肉のグリルを選びました。
このオステリアのハウスワイン付きで、ゲンメの隣のワイン産地Sizzanoで造られた
品種ウーヴァ・ラーラ(Uva Rara)のワインです。
付け合せのお野菜は、ほうれん草を注文。

ランチ

そしてレストランの帰り道に、一緒に食事をした家族が持っていた新聞の中にこんな記事がありました。

隣のヴェルチェッリ県でヴェルチェッリ風リゾット パニッサ(Panissa)のコンクールがあり
第2位を獲得したのは、ノヴァーラ県の町の夏祭りでノヴァーラ風でなく、ヴェルチェッリ風のパニッサを
作ってくれた災害救援隊の調理班 マリオさんが率いるチームでした。

過去のブログ マリオさんの夏祭りのリゾット

ノヴァーラ風リゾット"パニッシャ:Paniscia(Novarese)
ヴェルチェッリ風リゾット"パニッサ:Panissa(Vercellese)

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曇った日曜日の今日は、たくさん栄養をつけて、また明日からの仕事を頑張りたいこともあり
夕食は、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャ(Paniscia)です。
もうリゾットのスープは、朝から作っています。

各家庭でいろいろな味がありますが、下記は、ノヴァーラ県の稲作農家のレシピ。
【材料4人分】
お米(カルナローリ米)400g

下記は、リゾットのスープになります。
熱く煮立てておいて、お米を入れたお鍋に少しずつ加えてよくかき混ぜていきます。
昔の作り方なのでブイヨンスープの素を使用してなく暖炉で3時間かけて
スープを作っていた時代のもの。塩分は、このスープで味をすべて調整して
お米を入れてからは、塩を追加しないです。

ラード 50g
縮緬キャベツ 1/2個 とても細かく切る
ポロネギ1/2本 とても細かく切る
お豆 4つかみ(手の大きさによってつかめるお豆の量が異なりますが、こう言っていたので・・・。)
お豆は、インゲン豆のボルロッティ。うずら豆に似ています。
(たっぷりの水に漬けておきます。できたら一晩)
にんじん1本
セロリの茎の部分 1本*にんじんとセロリは、3つに大きく切って野菜のブイヨンスープを作るため

水 1.5リットル


下記は他のお鍋でお米とよく炒めて、入れておきます。
玉ねぎ 中1個 *これは、みじん切りにしてお米と炒めるのに使います。
オリーブオイル 大匙2
ノヴァーラのサラミ Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ) 1/2本
トマトソース 大匙2
赤ワイン グラス1杯(バルベーラを使うことが多いですが、ゲンメでは、ヴェスポリーナ)
バターを少し(ナイフで2切れ)

2006年11月のブログに出てくる、イタリアの国営放送局の旅の番組でノヴァーラ県のパニッシャが
紹介された時、撮影が行われた農家で、その時の味です。

この農家のお母さんは、撮影後に友達になるイザべラのお母さんなのですが
高齢のため、もうお料理の味がうまくできなくなってしまったということで、
それをイザべラがとても残念がっていました。今は、イザべラのお姉さんがその味を引き継いでいます。

今は、ブログの画像は、すべてスマートフォンでの画像ですが、
当時は、2001年にイタリアに来る前に購入した古い初期のデジタルカメラを使用していて、
今、見ると味わいがある画像です。

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これからワインだけでなく、田舎の味の栄養がたっぷりのこんなリゾットが美味しい季節になりました。
このリゾットを食べる時は、白ワインではなく、赤ワインです。昔からこの地域は、そうでした。

中にノヴァーラ風サラミまで入っているので、メインのお肉料理がなくても、
この一皿で十分という言い方をよくします。"Un piatto completo "
そんな農家の昔からのリゾット。

もうすぐ16時。そろそろノヴァーラのワインとチーズのアペリティーボの時間を楽しんでから
パニッシャの準備です。

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ブドウのお土産を持って

今日もグレーの空が広がっている一日。
私の暮らす町では、今日の最高気温は、13℃。
温かい野菜スープやリゾット、そして赤ワインがとても美味しく感じる季節になりました。

土曜日の夕方の短い更新です。
*************************
金曜日の帰り道、私は、ノヴァーラ県のフランチェスコのワイナリーで
ブドウを積んだトラクターが帰ってくるのを待っていました。

”18時、ぴったりまでだから、その後、18時10分には、戻るよ。それとも畑まで車で来る?”と電話があり
ブドウ畑が近づくと、トラクターがやっと通れるかどうかの農道でもあり、
少し前に収穫されたトウモロコシを積んだトラックがゆっくりと通り過ぎていくのを見ていたので

“農道だから、ワイナリーで待っているよ。”とワイナリーの近くを散策していました。
曇って暗い空の一日だったので、暗くなっていくのがいつもよりも早く、
街で見かけた少ない人々も家に帰り、気が付くと私ひとりだけでした。

夕方の静かな街の中心で。

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やがてブドウの収穫を終えた人たちが帰ってきました。

フランチェスコが、”みんな、年金生活の人たちなんだよ。”と言っていたように
60代後半か70代だと私には、見えた背が高い優しい顔立ちの男性と挨拶すると

“彼は、とっても昔から毎年、手伝ってくれている偉大な収穫人なんだ。こう見えても90歳。”

フランチェスコがブドウを入れた大きな袋を手渡すと、嬉しそうに受け取って
ワイナリーに停めていた自転車のハンドルに袋をひっかけると、”それじゃ、また明日!”と
ゆっくりと自転車をこいで緩やかな坂道を下っていきました。

ブドウを渡していたところを見ると食用にも美味しい品種ウーヴァ・ラーラ(Uva Rara)だったのでしょう。
***********************
もう収穫が終わった品種エルバルーチェは、ステンレスタンクの中で静かに発酵しようとしています。
ステンレスタンクの温度は17度に保たれていました。

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”エルバルーチェのジュースでも飲もう。”と2つグラスを持ってきたフランチェスコは笑いながら
”僕は、ワインになる前のこの搾りたてのエルバルーチェが一番美味しいと思うんだ。”

ブドウの甘さとエルバルーチェの綺麗な酸味が口の中に広がり、
それは、とても美味しいリンゴのジュースのようでもあり、これがエルバルーチェのワインになっていく。

20131004_182026 (2)

ワイナリーからの帰り道は、いつも明るい夕方で、最近までは、ワイン産地から
夕日で黄金に輝く水田へと切り替わっていくのを楽しみながら運転していたのですが

季節が次第に移り変わり、途中、街灯もなく、暗い静かな小さな森の横を
通らねければならないことに気が付きました。

暗い森の横は、うっすらと霧でした。

やがて、ゲンメへ向かう時の道と合流すると、急に緊張が和らぎました。
冬の寒い日に、よくゲンメの旧市街のワイナリーでワインの話をして
2,3時間過ごしてから帰る時の夜の風景と重なります。

レンガと石で造られた建物が並ぶ小さな町をいくつか通過して家に向かう。
街灯に照らされ、オレンジ色でぼんやりと見えるレンガ造りの建物は、あまりにも綺麗です。

もらってきたUva Raraのブドウ。

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よく、フランチェスコが言っていました。
”食用のブドウでは、スイス人がよく好きな*ラブルスカ種(Vitis labrusca アメリカの品種)の
uva fragolaよりも、ノヴァーラ県のUva Rara (Bonarda Novarese)が好きなんだ。

収穫を手伝ってくれた人に、美味しそうなブドウを丁寧に選びながら袋に入れて
お土産にしているフランチェスコと嬉しそうに持って帰った90歳の男性の姿を思い出す。
心に余韻が残った夕方から夜にかけての時間。

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エルバルーチェは、COLLINE NOVARESI BIANCO DOC "Mottobello" 
コッリーネ ノヴァレージ ”モットベッロ”

そしてウーヴァ・ラーラは、COLLINE NOVARESI UVA RARA DOC
コッリーネ ノヴァレージ ウーヴァ・ラーラというワインになります。

*UVA RARAは、夏以降、本数が少なくなったので、サイトのショッピングページから外していましたが
週明けにも掲載予定です。ステンレスタンクのみで地元ノヴァーラ県の味。
ブドウに品種の別名は、ボナルダ・ノヴァレーゼ(Bonarda Novarese)

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ブドウを待つ静かな旧市街

真っ暗な朝の出発は、車のライトをハイビームにして走行するようになりました。
朝出発時の気温は10℃。

通勤中の短い更新です。
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厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな午後、ゲンメの旧市街で。

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旧市街では、ヴェスポリーナの収穫を待ち、その準備を始めていました。

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ワイナリーのアントネッロのところにスイスからお客さんが来ていて待っていました。
アントネッロとスイス人の方の話し声が時折、漏れてくるだけで、辺りはとても静かでした。

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昔は、収穫時期になるとゲンメの丘から、
たくさんのブドウが馬車で次々と旧市街に運ばれてきました。

レンガと石で造られた農民のお城と呼ばれる1300年代の戦争で農民の避難所だった建物の
各家族が暮らす小さく壁で区切られた空間の地上階部分は、
1300年代は、避難生活で必要で、貴重な食糧である家畜の小屋でした。

ピエモンテとロンバルディアの戦いが終わった1467年には、家畜の代わりにワインの樽が並ぶようになり
当時のワイナリーの数は、この旧市街の扉の数と同じだけたくさんあったという。
きっとブドウの発酵する香りでいっぱいだったことでしょう。

そして2013年。夕方になるとゲンメの街にブドウを積んだトラクターが入ってきました。

20131003_155929 (2)

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10月になり、本格的な収穫の季節

アルト・ピエモンテであるノヴァーラ県のブドウ畑では、
9月下旬に白ブドウ、エルバルーチェの収穫が終わりました。
次は、赤ワインのブドウの収穫、ヴェスポリーナになります。

ランゲ地方のバローロのワイナリーでは、ドルチェットの収穫も終わり
このバローロのワイナリーの友達、シルヴィアには、二人の小さな女の子がいて
ドルチェットのブドウの収穫後 ワイナリーの作業も目を輝かせて見ていたようです。

そういえば、ワイナリー兼自宅には、トラクターの子供用のおもちゃがあり
小学校のノートには、ブドウが描かれていました。

そのうちに、シルヴィアのところにも行きますが、まだあと少し地元のノヴァーラ県で
勉強したいことが残っています。それは、ノヴァーラ県のワイナリーで、
フランチェスコから、天然酵母での醸造と購入した酵母での醸造についてもっと知りたいので。

今日も帰宅後は、ワイナリーに立ち寄り収穫後のエルバルーチェを見に行きます。

通勤中の短い更新です。
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Erbaluce (Greco Novarese ) ノヴァーラ県Francesco Brigattiのぶどう畑。

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DOC 白ワイン、Colline Novaresi Biancoとなります。
これは、エルバルーチェ100%が使用されなければならないと定められていますが
トリノ県のDOCGワイン エルバルーチェ・ディ カルーゾ(Erbaluce di Caluso)の関係で、
法律の関係でラベルなどにブドウの品種名エルバルーチェと名乗ることができないと
以前、書いたことがありますが、ピエモンテ北部ヴェルチェッリ県とノヴァーラ県で栽培する
エルバルーチェの別名のGreco Novareseということも、エルバルーチェのことを示すので
使うことができず品種名がノヴァーラ県の丘の白ブドウと書かれています。

農林政策省(Ministero delle Politiche Agricole e Forestali)が発行している書類で
DOC Colline Novaresiのワインについての法律は、A4で8枚になります。
ブドウの産地、畑の標高、土壌、地域、醸造方法、醸造場所の産地の指定、ボトル詰め、
ラベル表示などDOCワインColline Novaresiとなるための規定がすべて細かく書かれています。

フランチェスコのお父さんルイージさんの仕事は、主にトラクターに乗って除草作業で
フランチェスコがブドウ栽培という二人だけの作業です。
このトラクターに取り付けられた円盤部分が回転して、
草を細かく粉砕し、畑に戻していきます。

これは、9月下旬の収穫前の写真で、この時期の除草は、
ブドウの収穫をする人にとって移動が楽になるためです。

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フランチェスコの3人の子供たちは、まだとても幼く、ワイナリーのテーブルで
銀行が小さな子供用のガジェットとして配布したスゴロクを一緒にして遊び
私のコインの形をしたコマが6つ戻らなければならなくなった時、笑い転げてしました。
私が外国人だということは、きっとわかっていると思うけれど、どうかな…。
まだそのくらい幼い年齢なのです。

そのフランチェスコは、収穫後の作業もあり、お父さんのルイージさんがひとりで
すべて収穫することはできません。
もともと体の負担が少なくなるようにトラクターに乗っての除草作業が多かったわけですから。

フランチェスコによると、毎年、この収穫の時期の仕事を楽しみに待っている
10名のメンバーがいるというので
"10人もいるの?"と私が驚くと、フランチェスコは、笑いながら
"ゆっくり、ゆっくりだからね。全員、年金退職者で毎年、同じメンバーなんだよ。"と言う。

フランチェスコは、彼らを収穫のための短期間の季節労働者として労働局に必要書類を届出し
許可をもらい各種保険の手続きもしています。
収穫作業もまた、正式な労働なのです。

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スマートフォンに残っていた写真から。

朝の出発時間は、夜のように真っ暗になり、教会の僅かな光を頼りに駐車場に向かう。
街灯のない道を猫など小さな動物がいないかどうかと、注意深く運転。
朝の気温は13℃もあり、寒くなく、最高気温が18℃の予報なので、
気温差が少ない曇った1日になりそうです。
通勤中の短い更新です。
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スマートフォンに残っていた写真から。

近所の農場では、有機栽培のキウィがたくさん実っていて
お米の収穫が終わる10月下旬に、キウィの収穫が始まります。
ノヴァーラ県の養豚農家で造られるサラミやハム、ラルド(豚の背脂に塩と胡椒などのスパイスを
して数ヶ月熟成させたもの)などの盛り合わせと一緒に
イチジクや梨(日本の梨の種類が農場内にあり、イタリアでも、ナシという名前です。)
など季節の果物が一緒に並べられますが、
冬にかけては、キウィとサラミの組み合わせになります。

収穫後、キウィは、すぐに農場内の低温倉庫で保管され、6ヶ月間保存できるのです。

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農場内に伐採されたキウィの木が積まれていました。
これは、昨年の冬、寒かった日に凍ってしまい、亀裂が生じてしまったものです。
農場内にある家のキッチンから続くリビングルームには、大きな暖炉があり、この木は、薪になります。

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キウィは、世界で一番多く生産されているのは、イタリアです。
FAOSTAT(国連食糧農業機関の統計)2012年の資料 単位:トン
1.イタリア     415,877
2.ニュージーランド 378,500
3.チリ       229,000
4.ギリシャ      76,000
5.フランス. 70,422
FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations

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この日のランチは、カフェでシチリア風サラダとパン。

私は、よくランチは、大きなサラダの盛り合わせとパンのことも多く、時々、これにグラスワインも。
帰り道に時々、ミラノのカフェを覗いてみると、大皿のサラダとパン、
または、お肉のグリルと温野菜の一皿とパンの気軽なランチを取るミラノのビジネスマンも多く見かけます。

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日本に一時帰国の時には、ランチも打ち合わせでイタリアンレストランに行くことも多く
ランチのセットは、必ず大盛りのパスタがついていることも多いので、胃が少し重くなってしまうので
イタリアらしい食材のサラダのランチか、パスタなしでメインだけが選べるようなランチセットがあれば
嬉しいなあと時々、そんなことを思う。
もう、10月、冬の一時帰国のスケジュールを考える時期になりました。

それでは、もうミラノ。今日もいい1日にしたいです。

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