北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

March 2014

アグリツーリズモのレストランで過ごす日曜日の午後

稲作のアグリツーリズモのレストランでランチ。
友達のマリアがキッチンに立ち、ノヴァーラ風パニッシャ、
そして私が注文したピエモンテ牛ファッソーナの赤ワイン煮込みを作ってくれるのを眺めていました。

お料理に使う赤ワインが用意されていました。地元ノヴァーラ県のネッビオーロです。

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レストランに飾られている写真は、ノヴァーラ県稲作地域 モンディーネ
(Mondine:稲刈りや田植えなど、農業が機械化される前の時代に出稼ぎで来ていた
水田で働く女性たちのこと。)

1962年
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1962年
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1970年を境に機械化が進み、モンディーネたちの時代が終わり姿を消します。

機械化で姿を消していたものは、モンディーネたちだけでなく、
水田の牛や馬、そしてその時代の農耕具です。

現在、稲作農家の友達、グイードは、最初に第一回目の肥料を施してから
土壌を掘り起こして耕す作業に取りかかります。
これは、大型トラクターの後部に専用の大きな回転刃のついた作業機を取り付けます。

それ以前は、トラクターでなく2頭の牛や馬に取り付けて地面を崩し掘り起こして
雑草や稲刈り後の残りを埋めていきました。

19世紀初頭の犂は、木製で地面を掘り起こす先端部分のみ鉄が使われているようです。
イタリアの地域によって長さや形が異なり、右は、ラツィオ周辺 サルデーニャ南部で
左が全体図ではないのですがピエモンテ。
サイズは、右の全体図の方は 38cmの高さで長さ315cm
左は先端部分のみの写真になっていますが 125cmの高さで386cmの長さを持つ大きなものです。

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20世紀になると全体が鉄製になり動きやすくなるように車輪を持つようになり
持ち手の部分のみ木製で、これは、2頭の馬や牛によって牽引されました。
1900年にドイツから導入されたと書いてあります。

土壌を水平に切り取るようにしてそれをひっくり返していき、地面を砕いていきます。
見てみると左側の持ち手がプロテクトされていて車輪の大きさが左の方が大きくなっています。
地面を掘り起こしてひっくり返していくようになっています。

2頭のうち、1頭は掘り起こされた軟らかい土壌の上を歩いて作業しなければならないので
馬にとっても重労働であったことでしょう。

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私は、この後、食事が終わってからゆっくりと稲作農家で農学博士であるグイードから
たくさんの情報を教えてもらいながら、地面を掘り起こしてから土壌にどのような変化が起こっていくか
ノートに書きながら、いろいろな話を聞く。

美味しかったピエモンテ牛の赤ワイン煮込みの余韻を感じながら
カフェと充実したゆっくりとした時間が流れていきました。

その時、サッカーの練習帰りの子供たちがパニーノを買いに来ました。

昔、ここで手伝っていた時に当時の料理人のマリータさんに習いながら、いくつもパニーノを作って
子供たちに渡したことがあったのを思い出して懐かしくなっていました。

それはノヴァーラ風サラミを入れただけのシンプルなパニーノでした。

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マルペンサ空港の近くで

今にも雨が降り出しそうな朝、田園は霧が発生していて
モノトーンのような風景が広がっています。
ポツンと見えた2本の桜の木のピンクの色彩だけ、一際目立って
鮮やかな印象を残し一瞬で通り過ぎていきました。

朝は、慌ただしくカフェと紅茶の味でチョコレートがかかった馬蹄形のクッキーを食べて急いで出発。
クッキーは、マルペンサ空港近郊のロンバルディア州ヴァレーゼ県にある街の
小さなビスケット製造工場で作られたようです。

空港から近くにいつも私が輸入するワインやオリーブオイル、バルサミコなどが
予約した貨物便に乗る前に待機する保管倉庫もあるのも同じくヴァレーゼ県です。

ミラノ マルペンサ空港は、ロンバルディア州ヴァレーゼ県、そしてすぐ近くのティチーノ川を渡ると
そこは、もうピエモンテ州ノヴァーラ県。

通勤中の短い更新です。
********************
レストランで待っている時間、選んだワインは、地元ノヴァーラ県ゲンメで造られた
Colline Novaresi Nebbiolo

1


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次回の帰国は、フランクフルト、ミュンヘン経由羽田空港行きになります。
私の学生時代からの海外への夢の入り口は、いつも成田空港だったので
その時代がひとつ過ぎていってしまったことを感じています。

路線の撤退、運休、新路線の開設などで、思い出すことは、いくつかあります。

カナダに住んでいた当時、トロントをベースにいつか働けたらと思っていた頃
研修中のある日、先生に呼ばれて、日本人なら、カナダ国内線でなく、
成田線があるからまず本部のあるバンクーバーにコンタクトしてみないかと提案され、
住所と担当者の電話番号をもらいました。

先が見えないけれど、ビザの変更で日本に帰国後、再びカナダに戻ってくるこにしたはずでした。
偶然に日本に帰国中にThe Japan Timesにあった求人広告で別の仕事を見つけてしまい
カナダ行きを見送ることにしたのですが
その後、そのカナダの航空会社の成田、トロント線の撤退となりました。

その後、関空が開港してから、現在は、すでにない路線なのですが、
当時日系のエアラインでローマ、ミラノ線があった時代があります。

羽田から関空に向かい前泊、そして翌日、その関空、ミラノ直行便に乗りミラノに出張で
降りた空港は、ミラノ マルペンサ空港でした。
当時私は、まだ20代でした。

その時、空港からそう遠くない地域に、まだ少し若いルイージたちが
まだ20代だったロミーナがカウンターに立つバールに集まっていたこと、
ゲンメでは、若いアントネッロがすでにワインを醸造していたことを思うと不思議な気持ちになります。

長い時間の経過あり、その後、みんなと出会うことができました。
時間が経過して変化していくことは、とても素敵なことです。

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今、国際見本市会場付近をバスで通過。もうすぐバスがそのミラノに到着します。
今日も楽しい充実した一日にしたいものです。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。

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田園の菜の花

朝の出発前の時間は、いつも慌ただしく、先週、ついに私は、時計を7分進めて
その時間を見ながら、朝の準備をすることにしました。

そんな朝の時間、出発まであと15分となった時、カフェを飲みながら、
キッチンで予定表を書き込みながら仕事してると
カチャッと音がして小さな手、そして顔を覗かせる三毛猫のみーちゃん。

呼んでいるので、もう食べてごはんがないのかなと思うと
まだ残っていて、私が見ているのを確認して、すました顔で食べていて、
キッチンに戻ると、また呼びに来るのです。どうやら食べているのを見ていてほしいだけ。。。

高速道路入り口に向かうまで、私の前方は、白い大きな牛を何頭も乗せた大型車で、時速50km弱。
しばらく4速、時々3速で向かう。
あっという間に7分の貯金は、消え去り、バスに乗れるかが厳しくなりました。

同じような状況に陥ったミラノ大学に通う若い男性、私と同じくらいの年齢で少年のような格好の男性、
そして私と3人でリュックを背負いながら高速道路の地下道を朝から全力疾走でした。

地平線が桃色になってくる気持ちの良い朝の時間。
今、やっと呼吸が落ち着き、朝霧の美しい田園の車窓を眺めています。

通勤中の短い更新です。
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ここは、牛舎の横にある酪農家の敷地で飼料用の田園です。
飼料用のお米を栽培する年とトウモロコシ畑になる年があります。

この酪農家からは、ゴルゴンゾーラチーズの産地、ノヴァーラ近郊のカーメリという街に
毎日、新鮮なミルクが運ばれていきます。

以前、近くの町の酪農家でフレッシュな絞りたての牛乳を、農家の自動販売機で
(別売りのペットボトルにその日のミルクを入れて購入する)買った時、
ほんのりとコーンと牧草の香りがしていました。
ミルクは、牛の主食となる飼料がとても重要だと実感しました。

今年は、ここに何を栽培するのでしょうか。
トラクターに取り付けられている作業機からは、今年はトウモロコシでしょうか。
町から近いこの田園は、比較的、水はけが良く、ここから奥の自然保護地域に近づくにつれて
次第に湿地帯になっていき、稲作だけになっていきます。

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菜の花も咲き始めました。

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教会のある町の敷地内。

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春の空。

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今日も良い一日を過ごしていきたいです。
春の午後の町での時間と空気を思い出しながら、ずっとここにいたいといつも思う。

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ワイン入荷のお知らせ

朝と日中の寒暖差が大きく、昨日の帰りは、駐車していた車は熱くなり
まるで初夏のようにも感じられました。
明るい夕方、広場前のカフェの営業時間が、それまでは18時半までだったのが
いつの間にか21時に変わりました。

通勤中の短い更新です。
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稲作地域では、トラクターが土地を耕し起こし始め
トラクターのすぐ後を追いかけるように無数の白鷺や黒トキが集まり、
掘り起こされた地面から姿を出すミミズ、カエルなどの餌を待ち構えています。

カフェの前に荷台が取り付けられたルイージの自転車が置かれ、荷台には長靴が入っていました。
ミラノから帰ってくると、のんびりとした夕方の時間がいつもここにあります。

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最近、ネクタイ姿で決まっている隣町からここまで遠征してきているマリオさん。
ルイージによると、長く一人で暮らし、息子たちが心配していたけれど再婚が決まりそうだとのこと。

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長くブログを更新できなかったのは、ワイン入荷の準備で日本への連絡があったのです。
まだ初夏のワイン会も帰国の目処がつかないのですが約束のあるところでは
必ず実現できるように考えていきます。

******ワイン入荷のお知らせ*******
イタリアのグルメ専門出版社 ガンベロロッソでトレビッキエーリを受賞したゲンメ2007が
本日、舞浜の倉庫に到着して販売開始です。

アルトピエモンテ地方の商工会議所で開催されたワインの醸造に関するコンクールがあり 
樽で熟成する赤ワインの部門は、優勝したゲンメ2006も引き続き、多くの本数を入荷して
ゲンメ2007と同時に販売していきます。

Gambero Rosso)で2014 最高点のトレビッキエーリ(3グラス)
GHEMME DOCG "CHIOSO DEI POMI" 2007  ROVELLOTTI  

Trofeo “Calice d’Oro 2013”
GHEMME DOCG "CHIOSO DEI POMI" 2006  ROVELLOTTI


そして2月28日のブログでステンレスタンクからボトル詰めされるところであった
品種 エルバルーチェ100%のコッリーネ ノヴァレージ ビアンコ "イル クリッコーネ  
COLLINE NOVARESI BIANCO DOC "IL CRICCONE" 2013も日本に到着しました。
昨年完売後、お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。

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タプロン(Tapulon )を作る場合には

まだ朝の運転では、手袋が必要で、早朝2℃、日中は、18℃以上になる日もあります。
午後は、車の窓を開けて爽やかな春の風に吹かれながら田園風景の中、帰ってきます。

もうすでに、家の中に蚊が飛んでいました。
ノヴァーラ県の稲作地域は、これから水田の季節になると、蚊が多くて大変です。。。

通勤中の短い更新です。
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古いボトルが並んでいるのは、ノヴァーラ県のワイン産地 Colline Novaresi
この地域は、古くから北部にある湖水地帯、マッジョーレ湖とオルタ湖を守るように
昔、城壁のあった大きな町があります。
BRIONA, FARA,BARENGO,SIZZANO,GHEMME,CAVAGLIO,MEZZOMERICO,SUNO,
BOGOGNO,ROMAGNANO,BOCA

DOC,DOCGのワインを生産しているのは、わずか26のワイナリーですが
もちろん、ハウスワインを造っているところもいれると、もっとたくさんのワイナリーがあることでしょう。

fara

先日のブログでオルタ湖のサンジュリオ島から帰りに巡礼者の一行が辿り着いたと言われる
ボルゴマネーロの街でのお料理について書きました。

このように昔の大きな街道だったところが、ワイン産地にもあり
中世には、馬車でフランスに行き来していた人々がよく立ち寄って宿泊してワインを買って
馬車に積んでいったと、小さなワイン博物館で教えてもらったことがあります。

先日のお料理、タプロン(Tapulon )は、この地方の赤ワインを使ったお料理でした。

実際には、なかなかロバの肉がないので牛肉や仔牛肉で作ることもあるようです。
日本からお肉の味は、羊とかに近いのですかと質問されたのですが、
ロバのお肉は、とても優しい味で仔牛肉に近い感じでしょうか。

教えてもらった材料は、ロバ肉ですが、日本なら仔牛肉か牛肉を細かく包丁で刻む(ひき肉でも)。
*ノヴァーラ県のワイナリーのフランチェスコ(ボルゴマネーロ出身)によると、
よく家では、牛肉で簡単にタプロンを作るよとのこと。

野菜のブロード、ローリエの葉、バター、オリーブオイル
丁子、パンチェッタを細かく刻んだもの、胡椒、塩、赤ワイン

ポレンタやジャガイモのピューレなど一緒にしたら、きっとピエモンテ北部の家庭の味になることでしょう。

金曜日の今日は、ノヴァーラのワイナリーに立ち寄って、夕方は、近所のカフェでアペリティーボです。
そしてボルゴマネーロの病院の関係の仕事の勉強も。素敵な1日になりそうです。

どうか良い週末をお過ごし下さい。

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たまには、レストランでひとりランチ。

暖かくコートを脱いで、車の窓を全開して田園風景の中を帰ってきました。
菜の花も咲き始めています。

今日は、仕事に関わる勉強と取材をかねて、ノヴァーラの衛生局の秘書の方、お医者さんに
付き添ってもらいノヴァーラ県の湖水地帯の近くの街にある病院などの医療施設を訪れました。

今は、カフェタイムで自宅に戻り、メールのチェックをしてからワインの仕事があるので
その前の自宅から短い更新です。
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ここは、老人療養施設のキッチン。
ランチの準備が始まろうとしていました。すでにブロードのとても良い香りが室内にいっぱいです。

*病院や医療施設では、写真が撮れないので、スマートフォンに残っているのは、わずかな写真のみ。

20140312_102547 (2)

そしてロビーの掲示板に本日ののランチ、そして隣にディナーメニューがありました。
見ると、パスタやリゾットなどのプリモ(最初のお皿)、そしてお肉やお魚などのメインと
選べるようになっています。
「お料理は、プリモやメインが選べるのですね。」と聞いてみると

「本当は、前の日に予約で選んでおいてもらって、それぞれのお料理をお部屋に運ぶ方が
無駄もなくとてもいいのだけれど、このロビー階の食堂まで来れる人もいて、
そうすると他の人が食べているお料理を見て
”私は、お魚の方が良かった。” ”私は、トマトソースを選んだ覚えがない・・・。”などと言いだして
大混乱になってしまったの。それ以来、オーダーを前日に選んでもらうようなことをしていないのよ。」と
笑いながら説明してくれました。

そして、「ねっ。お年寄りの方がそう言いだして、大変な状況、目に浮かぶでしょう。」と
案内をしてくれた女性は、とても明るく素敵な笑顔でした。

20140312_103237 (2)

老人療養施設の本日のランチメニュー
最初のお皿
トマトのリゾット
またはパスタ イン ビアンコ 
(柔らかく茹でただけのパスタで病人食で多いです。オリーブオイルやチーズなどと)
または、パスティーナ (スープ用の小さなパスタです。スープで柔らかくして提供されるのでしょう。)

メイン
七面鳥のロースト または、養殖のニジマスの切り身をこんがりと焼いたお料理

付け合せ
ニンジンのバターグラッセ
ジャガイモのピューレ、グリーンミックスサラダ

果物
季節の果物
フルーツヨーグルト

デザート
プリン
カフェ

老人療養施設内には、教会もついていました。
朝食から夕食までメニューは、病院が作成して、施設内のキッチンで作られています。

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近くの病院の事務室に戻ると、”同じメニューでよかったら食べていきますか?”と聞かれたのですが、
この日、どうしても食べたかったお料理があったので
帰りに、久しぶりに街の中のレストランでひとりランチです。

ノヴァーラ県のロバ肉を使った郷土料理
(Tapulon :ロバ肉を細かく挽肉にして赤ワインで煮込んだもの)
とポレンタ、ズッキーニ添えとパン

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*このお料理の由来、詳しい説明は、以前のブログにあります。
http://blog.livedoor.jp/airone0219/archives/51958333.html
そう、私は、ノヴァーラ県のゲンメよりも少し北にあるボルゴマネーロの街の病院に行っていたので
郷土料理タプロンを帰りに食べたかったのです。
次回は、もちろん病院で患者さんと同じメニューのランチの予定。

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春のブドウ畑。

春のブドウ畑。ノヴァーラ県スーノ
ワイナリーのフランチェスコが、昔、ブドウ畑でそのままにされてしまった土地を少しずつ買い
新たに植樹しています。

フランチェスコは、まだ生まれたばかりの子供、そして幼稚園に通っている子供たちが
大人になった頃に美味しいワインが造れるブドウになると嬉しそうに話していました。

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春の初めの穏やかな日々が続いています。
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震災の日から3年が経ちました。
震災により犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

震災後にチャリティワインとしてピエモンテワインを使ってくださって
被災地に寄付してくださったワインバーの方
寄付した有機オリーブオイルを岩手県で炊き出しに使ってくれたレストランの方々が
いらっしゃったから少しでも何か動くきっかけになりました。
いろいろな人の協力や力があったことに感謝しています。
また今後も何か続けなければならないことも、いろいろな方たちと考えて協力していきたいです。

深刻な被害のあった土地は、まだ3年という短い月日なので
将来の展望も見えていない方々、心のダメージが大きい方もいらっしゃることと思います。
多くの人で協力しながらひとつひとつ解決しながら復興に向かっていけるように願っています。

*********************
オフィスの観光促進の仕事でイタリア人の日本の旅行コースの調査に関わることもあり
京都、奈良、白川郷、宮島、広島、高野山、金沢、高山、日光、鎌倉、富士山、
箱根、東京という訪日旅行で最も多いルートに
震災後、東北観光復興のため、東北キャンペーンがあり、東北を組み入れたコースが
イタリアの旅行会社の旅行プロダクト部門でいくつか造成されていきました。
当時は、復興や支援のためと私は、思っていたかもしれません。

しかし多くの外国人旅行客は、応援のためだけでなく
東北の日本の素晴らしい自然、風景生活、伝統文化に触れたいという気持ちで
日本をそして東北を旅行しているのです。

日本政府観光局のビデオです。北海道から九州、沖縄まで。外国人から見た日本の魅力
JAPAN VIDEOS DISCOVER the SPIRIT of JAPAN

私は、これを見て、いつか奥入瀬に行ってみたいと思いました。

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ルイージのカーニバル

晴れて暖かい日々が続いています。
昨日、真冬のダウンジャケットとセーターを洗濯して中庭に干して、夕方には、すっかり乾いていました。

冬らしい日々がないまま、春に向かっています。
夕方が明るい時間が増えて18時過ぎも人々の楽しそうな声が広場から聞こえるようになりました。

冬の日々は、霧で日没も早く帰宅時間が19時を過ぎると町がとても静かで、雨戸も閉められ、
数軒の家からオレンジ色の明かりが漏れているだけです。
農閑期だったルイージは、19時、ヴィクトリオも20時過ぎには就寝する冬の日々が終わりました。

通勤中の短い更新です。
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昨日の日曜日は、町でカーニバルの最終日でした。
トラクターの荷台に子供たちが乗って町をゆっくり周ります。

2台用意されたトラクターは、町の稲作農家の人のもので
今年はヴィクトリオの農場ではなく、他の2軒の農場から。

トラクターの横にルイージ。誰か、トラクターに乗らないで
自分の自転車の荷台に乗らないかと声をかけていますが、子供たちから、
"トラクターがいい。"と言われ落ち込んでいます。しかも犬にほえられてしまいました。

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John Deere 5820 93cv
John Deere 6530 110cv 
cvは、cavallo vaporeの意味で馬力です。1 CV = 735,49875 W   

ルイージの自転車(カーニバル仕様 風船付き 水色の風船もあったのですが割れてしまいました。)

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高校生のルクレツィアちゃんが小さな子どもたちとその両親に指示しています。
"幼稚園や小さな子供たちは、隣のトラクターへ。それより上級生は私の乗っている方に!"

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そして出発。
2台のトラクターに挟まれるように、ルイージの自転車もよろよろと出発しているのは、動画で。






その後、カフェで。
紙吹雪いっぱいのルイージ。

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エルバルーチェを飲んで帰宅。

まだ暗い朝の駐車場に行くと、教会の木々から次々の鳥のさえずりが聞こえてきました。

日の出前で群青色の空から次第に空が白んでくる頃
アルプス山脈のシルエットと白い雪がくっきりと見えてきました。
ノヴァーラを通過すると地平線が朱色の輝き始め素晴らしい朝です。

通勤中の短い更新です。
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すでに春の始まりで夕方、明るい時間が長くなってきました。
広場前のカフェに立ち寄って 地元、ノヴァーラ県のエルバルールーチェの白ワインを飲んでから帰宅。

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夕方の田園風景。

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ここからすぐ近くのピエモンテの自然保護地域は、約640へクタールあり、そのうちの10へクタールが
自然の湿地帯でRiserva naturale Speciale(特別自然保護地区)になります。

この時間帯になると大空にVの字を描いて鷺や、黒朱鷺の群れが特別自然保護地区の森に
向かって飛び立っていくのが見えます。

秋の収穫が終わってから冬、眠っていた水田は、次第に眠りから覚め、新しい季節に向けて
その準備が始まろうとしています。

以前、秋の収穫前にブログに登場した稲作の研究所のロマーノ先生に再びコンタクト
この水田の準備段階などで土壌に必要な成分、もともと土壌にある成分
肥料を施した後、それがどのように変化していくのかなど学びたいことがたくさんあるのです。

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カーニバルでトリッパのスープ

郵便局に掲示されていたお知らせに、”カーニバル期間で町のスポーツ施設のある広場で
16時からトリッパ(trippa:牛の胃袋の煮込み料理)のスープを用意しています。”とありました。

お知らせは、町役場、教会前の掲示板、郵便局、バール、
そしてたばこや新聞、雑誌などを販売するタバッキの入り口に掲示されます。
トリッパがバールで話題になったりして、とても楽しみにしていました。

今までに何度かブログで紹介したASSOCIAZIONE NAZIONALE ALPINI(アルプス山岳歩兵隊)の
男性たちが野外料理を伴う町の行事をいつも企画しています。

その会場に向かってみました。この日は、ゲンメの街では、有名なファジョラータ(お豆の煮込み)を
配る日で、その規模は、私の小さな町とはあまりにも違うのですが
知っている町の人々と顔を合わせて楽しかったです。
*以前のブログにゲンメのカーニバルでファジョラータの日の写真があります。
http://blog.livedoor.jp/airone0219/archives/51869048.html

********************
トリッパが配られる16時前、ASSOCIAZIONE NAZIONALE ALPINI(アルプス山岳歩兵隊)の
男性たちが次々に準備していました。

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トリッパのスープのお鍋と別の大きなお鍋でボイルしたノヴァーラ風サラミが用意されていて
ゲンメのお豆の煮込みと似ていて、そこにトリッパが入っています。

スープの材料は、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャで使われるものに似ていています。
パニッシャとの違いは、ノヴァーラ風サラミを細かくして赤ワインとオリーブオイル、ラードで炒めないで、
丸ごとボイルしたものを入れます。この地元ならではのトリッパのスープです。

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お鍋に最初、ボイルしたノヴァーラ風サラミを2本ずつ入れてくれて、その上から
お豆、お野菜、トリッパで煮込んだスープを入れてくれます。

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私もお鍋を持って並びました。
最初にピエロが2本のボイルしたノヴァーラ風サラミを入れてくれて
マウロがトリッパやお豆お野菜をすくって入れて熱いスープを付けたしてくれます。

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来週の3月9日の日曜日は、子供たちのカーニバルが行われます。
バールでのお知らせ。
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今朝も出発前の明け方の時間に、温かいトリッパのスープとパンの美味しい朝食でした。
ミラノに着いたら、オフィスの仕事前にカフェとチョコレートクッキーの時間が待っています。
それでは行ってきます。

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月曜日 充実した1日にしたいです。
良い一日をお過ごしください。
Buona giornata!

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Colline Novaresi Bianco Mottobello 2013

昨日からずっと強い雨が降り続いています。
家の前の郵便局に行くと、明日、日曜日にカー二バルで作られる
大鍋のお料理のことが話題になっていました。

明日は、快晴の予報なので、きっと大丈夫と言いながらも雨は止む気配がなく
このブログを書いている今も、雨音が響いています。
土曜日の午後、自宅からの更新です。

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先日、帰り道にノヴァーラ県のフランチェスコのワイナリーに行くと、ボトル詰めの終わった
2013年のエルバルーチェ Colline Novaresi Bianco Mottobello が積まれていました。

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暖冬であっても雨が多い年です。
ミネラル分を多く含んだ粘土質の土壌のため雨の日は、ブドウ畑に入ることができず
ブドウ畑の剪定も遅れましたが、その後の剪定を終えた枝を巻きつける作業が遅れてしまっています。

フランチェスコは、ほぼひとりですべてのブドウ畑を剪定後
(フランチェスコにとって、剪定が最も好きな仕事のひとつ)
枝を巻き付ける作業は、引退したお父さんのルチアーノさんも手伝います。

先週、晴れて青空の多くアルプスの山々が綺麗に見えていた日々に
フランチェスコは、魔女の一撃(colpo della strega)にあって(ぎっくり腰のことです。)
2日間、安静にしていたとのことでした。

ここ数日間は、お父さんのルチアーノさんだけが一人で黙々と仕事をしてアルプスの山を眺めて
散策しながら自宅に戻ってくるという日々が続いていていました。

どうにか復活したフランチェスコとワイナリーの横にあるお部屋でカフェを飲みながら
農業の自然災害の保険について話していました。ブドウ畑では、主に雹による被害が多いです。
保険の資料を見ると、ブドウの雹害だけでなくあらゆる農業分野にわたっていることがわかります。

醸造学だけでなく、農学部出身で幅広い知識を持つフランチェスコは、
他のワイナリーのブドウ畑の救済の処置をすることで同じピエモンテ州のアスティや
近くのロンバルディア州オルトレポ・パヴェーゼに呼ばれてブドウ畑を訪れたことを話しながら
目の前に2本のワインを並べました。その時のワイナリーのものです。
この時に気が付きました。
フランチェスコは、専門家による被害状況の査定評価をすることができる有資格者なのでしょう。

”土壌、ブドウを見て知っているだけに、どんなワインとなっているか楽しみなんだよ。
そんなに高級なワインというわけでなく、小さなワイナリーで醸造された平凡なものかもしれない。
僕は、フランスのブルゴーニュワインなんかも好きで、ノヴァーラのエノテカまで行って
高くても購入することがあるけれどそれを飲むのとは、違ったわくわくした気持ちがあるんだ。”

約2時間、そんな話をして過ぎていきました。

20140225_170342

ワイナリーには、2月下旬に授賞式のあった商工会議所からのトロフィーが飾られていました。
アルトピエモンテ地方のワインの醸造に関するコンクールがあり 
フランチェスコの造る収穫年2012年が白ワインで優勝。

Trofeo “Calice d’Oro
COLLINE NOVARESI DOC BIANCO "MOTTOBELLO" 2012 Brigatti Francesco

20140225_170401

ブログには、市場出荷前のラベルのないボトルの写真が多いですが
今までは、ラベルのないボトルの写真は、確かゲンメやバローロなどの偉大な赤ワインでした。
今回、白ワイン、しかも市場出荷前のノヴァーラの白ワイン(COLLINE NOVARESI BIANCO)
の写真は初めてかもしれません。

白ワインなので、テーブルの木目の模様がボトルに透けてみえています。
COLLINE NOVARESI DOC BIANCO "MOTTOBELLO" 2013
20140226_185920

*舞浜の倉庫にまだ受賞した2012年は在庫が少しあります。完売次第2013年の販売になります。
フランチェスコとの出会いのきっかけは、この白ワインだったので
昨年、他のワインに比べて最も多い本数を輸入したのです。
その次に多く輸入したのがアントネッロのゲンメ2006です。

その後、偶然にもこの2本が同じコンクールで白ワイン、赤ワインの部門で
醸造学的に優れているとそれぞれ優勝したので、嬉しかったです。

このラベルのついていない白ワインは、美味しく食前酒でピエモンテのチーズとも楽しみましたが
私は、その後、イワシの塩焼きと一緒に。和食にも美味しいことでしょう。

**********************
いつものねこのコーナ―です。

ぴーちゃん。雨の中、鼻の横に何かつけて帰ってきました。
椅子の下の箱の中で乾かして温まっています。眠そうにしてこの後すぐに熟睡。
だんだん黒い部分にも白髪が増えてきました。

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もうおそらく8歳になります。柔らかいタイプのお肉やお魚の猫用のアルミパックは
イタリアに本社のある自然食品のAlmo Nature社ですが、シニア用というのではないので
カリッとした乾燥のねこの食事は、7歳以上 外猫用にしています。
ぴーちゃんのお気に入りです。

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子猫の時からいっしょだったわけでなく、大きくなった猫の時に出会いました。

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