北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

August 2015

稲作研究所にて

すっかり更新が遅れてしまい申し訳ありません。
ワインについて書く予定でしたが、いろいろと稲作関係で伝えたいことがあり
今回もイタリアのお米に関する内容になります。

明日から町の夏祭りが始まります。
ここ数日、準備をしているルイージたちの声が夜遅くまで教会裏から聞こえてきていました。
お祭りのイルミネーションが飾られ、今週からライトアップしています。

私がブログを始めたのがトリノオリンピックの前の年の2005年の夏でした。
そして2005年の夏祭りでヴィクトリオをはじめ、町の友達たちと知り合いました。
ここに来てから10回目の夏祭りなのですが

お祭りに今年は、参加できず、私は、今、東京 羽田行きのANA便を待つ
ミュンヘンのラウンジでこのブログを更新しています。

イタリアでの仕事でミラノ万博に伴う訪日旅行プロモーション関係の仕事で急遽、日本出張になりました。
イタリアに戻る日は、すでに稲作の収穫も始まり、ヴィクトリオたちが最も忙しいシーズンです。

私は、どうしても日本に行く前に訪れたかったところがありました。
それは、収穫前の稲作研究所の水田です。様々な品種ごとの色彩が美しく
これを見て、私は、もっとたくさんの稲作について知りたいと強く思った瞬間でもありました。

稲作研究所

そしてオランダ人のローマン先生に出会う。

roumen


連日、様々な国の研究者との会議があり、ドイツ、フィリピン、タイ、ミャンマー、台湾、ベルギー、イタリア、
オランダ、フランスと常に移動しているからメールで様々な稲作について知りたいことなど書いてほしいと
メールアドレスを交換する。

”日本か・・・残念なことに、多くの日本人と知り合う機会もあったが、欧州は、日本に比べると
お米の生産量が少ないからか、まったく関心を持ってもらうこともできず、相手にされないことを
何度か経験したんだ。本当に残念だ。
欧州、アジアの他の地域、それぞれにまったく違いがあり、どちらが上のレベルなのかと比較しているだけでなく
土壌、品種、食文化、研究内容、機械、すべてにおいて国によって違うことをもっとわかってもらえれば・・・”

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猛暑だった2015年。お米の収穫は、冷夏だった2014年と比較にならないほどいいと思われていました。

8月15日、強い雷雨があり急に気温が下がりましたが、それだけではなかったのです。
広大な田園に大きなラインを描くように一部、雹が襲いました。
車で田園を走っていると、水田に数人の姿があり、何か視察をしているかのような光景に出会いました。

後に、それが保険会社の雹の被害の査定だと知りました。
車を停めて、近くの水田の稲を見てみると、この稲穂は、14粒だけです。
雹がすべて傷つけ落としてしまいました。この14粒のうち、すべてが健康なお米とは限らないです。
(稲穂1本当たり、品種によって異なり90〜160粒。例えば、リゾットに美味しいバルド米は、120粒)

20150826_101840

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ミラノ万博のミャンマーなどのお米のパヴィリオンの前に、イタリアの稲作地域の昔の写真があります。
私は、万博でこのお米のサイロの写真に出会い、近所の風景であることに気が付きました。

20150812_161340

そして昨日の写真。木も同じ位置にあります。

20150826_150325

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もうそろそろ搭乗口に向かわなければなりません。
最後にいつものねこのコーナー。
帰国前に中庭でねこたちとしばらく一緒の時間を過ごしました。

ねこ



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お米のパヴィリオンで。

週末は、激しい雷雨があり、気温が下がりました。
朝は12℃、日中でも26℃前後の予報で、暑かった夏の日々が終わりました。

写真は、日曜日の19時過ぎ。カブール運河のすぐ横の土手でくつろぐヌートリア。

20150816_191152

今朝は、雷雨の後で空が透き通るように美しく、日の出前にモンテローザの真っ白な山頂が桃色に輝き
マッターホルンの尖った頂がくっきりと見えていました。
15日を過ぎて次第に秋になっていきます。

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先日、訪問したミラノ万博で帰宅前に最後立ち寄った
バングラデシュ、カンボジア、ミャンマー、ラオスのパヴィリオン。
前回のブログに書いたように、パヴィリオン内は、民芸品店のようなお土産屋さんなのですが
パヴィリオンの外に情報パネルが英語とイタリア語であります。

20150813_145137 (2)

こちらは、来場者にわかりやすく簡単に書かれたものですが、お米を栽培するにあたっての使用する水の量が
かなり多いことが書かれています。
1圓里米を生産するのに使用される水の量は3,000から5,000リットル。
つまり1トンのお米の場合(50堝りの袋が20個)、オリンピックで使用するプール(1つ、または2つ)が使用する
水に匹敵します。

*昨年、稲作研究所では、万博前に行われたIntenational Rice Research Conference(稲の研究に関する国際会議)で、トリノ大学、ミラノ大学、ピアチェンツァ大学の協力のもとにイタリア稲作研究所が
実験してきた内容について 収穫、環境への影響を考えて温帯性のお米(ジャポニカ米)の
3種類の違った栽培法を発表しているのですが、これは使用する水の量を変えての栽培法でした。

パヴィリオンの中に入ってみると、天井の高さの位置にあった水田風景のパネルがありました。
私は、やっとこの風景に出会えという気持ちでいっぱいになりました。

20150813_150108

何百年も前から栽培されてきた伝統的な品種 Basmati(香りのある長粒米 バースマティー)にも
ハイブリッド品種など多数存在するのですが、その香り高いお米と野菜やお肉を煮込んだお料理と
食べることが多いのでしょうか。

パヴィリオンの軽食コーナーで

20150813_150307


そしてラオスのパヴィリオンで、フィリピンのお米に関する農業国際研究機関 IRRI (International Rice Research Institute)出版の本を手に入れました。
4

ラオスについてだけですが、黒米について、そして栽培されている品種について詳細なデータがあります。
ただデータは、参考文献など古いかもしれません。長粒米以外の品種の栽培についても知りたいので
サイトなどを利用して
IRRI(International Rice Research Institute)のサイト 常に新しい情報を見ていきたいです。

稲作の分野は、いつまでも同じ状態でなく常に動いていて、この2,3年でもいろいろな状況が変わっていったのを
このノヴァーラ県で遭遇しました。

時々、日本に帰国時に受け取ることがある日本語で書かれたイタリアの稲作事情の論文などを見ると
2011、時には2008年の資料、視察時のことなどを基盤にイタリアの稲作について
論じられているものが多いのですが、時は、常に動いていて
2014,2015だけでも技術面、品種、市場の動向など大きく変わってきています。

稲作農業経営者の友人の知人の中にはこのアジアに目を向けて、
技術、設備投資してビジネスを展開している人もいて、例えば大型機械のお米の乾燥機などの施設です。
膨大は電力を使うのに、この地域でどのようにしてするのか、
それは、ピエモンテの農場の多くが取り入れているような再生可能エネルギーで太陽光パネルなどです。

*対ミャンマーに関しては、いろいろと変化が大きいです。
2010年まで軍事政権となったミャンマーで、民主化運動のリーダー、スー・チー氏が拘束され
ミャンマーに対するEUの経済制裁の期間は、欧州へのお米の輸入は、ゼロでした。
その後、2011年3月にはテイン・セイン氏を大統領とする新政府となってから民主化に進み
EUは、経済制裁を解除し、ミャンマーからEUに輸入されるようになっていました。

そして今回ミャンマーは、大洪水の被害により経済の先行きに不安、
食料の確保が困難でお米の価格が高騰することを抑えるために
政府は、2015年8月3日から2015年9月15日までの期間、EUへのお米の輸出をストップしています。

万博の話題が続いてしまいました。
次回は、バローロのワイナリー Borgogno Francescoのアルコール度数が高く仕上がってしまった
バローロ2011(Barolo Brunate)の試飲結果と入荷について
そして、お米が続きますが、バローロのワイナリーのシルヴィアさんが大好きなのノヴァーラのお米の品種について
いつものねこのコーナー (予定です。)


20150813_150129


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ミラノ万博で黒米

2日間のミラノ万博では、ミラノのオフィスを10時に出てから、日本館の会場には11時半頃に到着。
2日間とも午後3時頃まで日本館で過ごし(2時間待ちで館内見学50分なので)
初日は、そのまま帰宅。

最終日の2日目は、どうしても訪れてみたかったことだけに絞って、
17:30のトリノ行きの高速バスに間に合うよう16:30には、会場を出ました。

農業トラクターやイタリアワインのパヴィリオンもあり、魅力でしたが
時間も限られているので今回は、別の目的に絞りました。

農業トラクターの企業のパヴィリオンの外観。
expo2


たくさんの観光客が訪れ、誰もが楽しめるようにスペクタクルの要素が多く
映像を見てそのまま立ち止まらず、次々に進んでしまい、少しでも多く次のパヴィリオンに行くことが
目的になってしまい、それで十分なのですが
それぞれ研究していてことだけに絞って、立ち止まると違った素敵なものが見えてきます。

2日間もありながら、私は、仕事で視察とご挨拶で訪問した日本館以外に
プライベートな帰宅までの時間は、2か所のパヴィリオンと目的だった食事を楽しんだだけで
ほとんどどこも見ていないかもしれません。

それでもとても得るものがあったと確信できたのは、目的だったアジアの稲作、品種について
IRRI(フィリピンにあるInternational Rice Research Institute 国際稲作研究所)の英語の本を
手に入れるができたことでしょうか。

ビジネスの場でもある万博では、イタリアの有名な食品メーカーの展示パヴィリオンもあります。
日本館近くにイタリアの有名メーカーのの宣伝的なパヴィリオンであり
並ぶこともなく、訪問する人が少ないのですが、それぞれの企業の生産の様子を知ることができます。
私は、ノヴァーラのゴルゴンゾーラで少し立ち止まりましたが、時間的制約もあり
まっすぐ目的地である稲作協会の小さな展示スペースに向かいました。

もし専門的に研究が目的であれば、万博会場内のパヴィリオンの小さなスペースと
生産地の現場とはあまりにも大きく違い、おすすめはできないですが、
何もその分野について知らない方がきっかけとして何かを得るにはとてもいいことかもしれません。

稲作協会の小さなスペースで私の暮らすノヴァーラの商工会議所の紹介のビデオがありました。
最初、ノヴァーラの都市の様子、後半の田舎が私が暮らす地域、
ノヴァーラの名産である
ゴルゴンゾーラチーズ、お米の紹介になっています。もしよかったらご覧ください。



そして稲作研究所の紹介ビデオです。
今までブログの写真に出てきた場面も多いです。


ここでもう14時半を過ぎてしまいました。
日本館、そしてこのイタリアの食品メーカーの企業のパヴィリオンは、EXPOの地下鉄駅からも遠く
ここからは、駅に向かいながら目的である場所に進むことになります。

初日の日本館レストランでの黒毛和牛のすき焼き弁当の次に目的だったランチがあります。
それは、地元の黒米が使われたメニュー。
メニューには、お米の有名な販売メーカーが記載されていました。
よく考えてみると近所の農家の人が販売先にしている大きなメーカーのひとつです。

黒米(品種 Venere)と海老、モッツァレラチーズ、バジル、黒オリーブ、
そしてロゼのスプンテも注文。

Riso Venere con gamberi ,mozzarelline,basilico e olive nere
2 (2)

遅いランチ後、時計を見ながら駅に向かいます。

目的はひとつ。私はアジアのお米が見たかったのです。RISO(お米)と書かれた区域は
バングラデシュ、カンボジア、ミャンマーといった国々のとても小さなパヴィリオンで
どこも中は、民芸品店のようで、まるでアジアの国を旅行して観光後に訪問しなければならなかったお土産屋さんを
思い出させるような感じで、やはり万博では何も得ることがないか・・・と
地下鉄に乗るまでの時間を費やそうというなげやりの気持ちでいましたが

視点を変えてみようと急に思い、心の中で何か立ち上がっていきました。

私は、稲作では欧州でトップであるという北イタリアの稲作地域で暮らし、
多くの日本人の方に稲作は日本が一番だといわれたことも何度もありながら、
現実を直視するとメコン河を流域としたアジアの稲作は、どうしても関心の対象であり
欧州が注目して、稲作農家の友人の知人もミャンマーに大型機械の技術を導入したりと
訪れることが多く、これはどうしても見なければならないとずっと思っていました。

この万博で少しでもその文化を見れれば、大成功であり、いつの日かフィリピンの稲作研究所など
訪れることができれば、きっと嬉しい。でも今は、実現できないから・・・
そんな思いでお土産店(パヴィリオン)に入っていきました。

あっ。今、目の前にミャンマーのお米が。

ミャンマーのお米

ずっと見たかった。その食文化も作っている品種の数々
EUとの輸入で問題の焦点になっているLungoB(長粒米)以外にも生産されている
LungoA,Tondoなどの区分の品種について、それは、輸出の対象なのであるかどうか
それとも人々の暮らしで別の調理法で食文化にあるのかどうか、
でもいつの日かEUは、イタリアのカルナローリ米と同じ区分であるアジア産のLungoAも
輸入しなければならないかもしれない。

パヴィリオンのスタッフは専門的なことがわからないかもしれない。
そういう思いで熱心に見ているとふいに声をかけられました。

長くなってしまいました。万博会場でのアジア稲作の続きは、次回のブログで

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いつももねこのコーナーです。

夕方過ぎの20時過ぎ、いつまでも日が長いと思っていましたが
8月中旬に入って次第に暗くなる時間が早くなってきています。

8月15日の今日は、肌寒く長袖のカーディガンを着ています。
ミラノ万博から帰ってきた日は、おそらく暑い夏の日の最後だったかもしれません。

暑かった中、たくさん歩いた万博から帰宅後、ぴーちゃんが待っていました。
”暑かったね。“と日本のうちわで扇いであげると、気持ち良さそうに
目を開けたまま、眠っちゃったみたいに動かないぴーちゃん。

夕涼みのぴーちゃん


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ミラノ万博日本館レストランでランチ

今日は、とても短い更新です。

ミラノの仕事の関係で先日、ミラノ万博日本館に行ってきました。
日本館のテーマである日本食、日本食文化を通じて、様々な地方自治体が訪日観光のPRをしています。

2 (1)

ミラノ万博日本館のイベント(8/12〜8/16)
Discover the Wonders of Japan
観光庁/国際観光振興機構(JNTO)

日本館のレストランでランチを楽しみました。

人形町今半の黒毛和牛すき焼き弁当
2 (2)

いつもピエモンテ牛の赤身を美味しく食べていますが、イタリア人にどのようにすき焼きが感じられるか
和牛を、ステーキなどでなく調味料を使った日本のすき焼きを食べてみたいと思っていたのです。

この日は、オフィスを出た時刻が少し遅かったので、イベントの視察をだけで、
夕方前の高速バスでそのまま自宅に帰ったのですが、今日は、遅くまで少しいろいろと見学してみます。

その様子は次回のブログで。

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うずら豆( i Fagioli Borlotti)とリゾット

今年は まだ暑い日々が続いていますが、8月中旬になり次第に夏の終わりが近づいています。
いつの間にか、朝の出発時間が日の出前となりました。
高速バスの駐車場に到着した頃に大きな赤い太陽が地平線から少しずつ姿を見せるのです。

町の入り口にある自然保護地域の小さな森を通過した時
日の出前に黒朱鷺と鷺が森から次々に田園に向かって飛び立っていくのに遭遇しました。

運転中で写真が撮れないのが残念ですが、この光景を是非想像してみて下さい。

空が次第に桃色からブルーに変わっていき
何百羽と野生の鳥が先頭の鳥を中心にVのラインを空に描きながら
自然保護地域にある水田に向かっていくのです。

鳥たちが棲んでるこの小さな森は、鬱蒼としていて日中でも暗く草木が生い茂り、
私は、横を車で通過する時には、いつも窓を全開にするのです。
湿った地面や草木、キノコ、獣の匂いが車内いっぱいに入ってきて、
ワインの香りの表現を想像ではなく、身近な自然の中で感じることがでるからです。

町では、8月末夏祭りの準備が少しずつ始まっています。

プログラムによると、夏祭りのリゾット作りは、昨年に引き続き災害時の救援隊調理班リーダーのマリオさん。

隣のヴェルチェッリ県から参加するマリオさんが作るリゾットは、
ノヴァーラ風リゾットのパニッシャでなくヴェルチェッリ風パニッサ。
でも、ここはノヴァーラ県なのでプログラムには、パニッシャと記載されています。

今日は、美味ししリゾットに使われる食材のひとつ、うずら豆( i Fagioli Borlotti)についてです。

マリオさんは、いつも地名と同じ名前のSaluggiaという豆を使っていましたが、これも同じくうずら豆の一種です。
ヴェルチェッリ(Vercelli)県のSaluggia、そして Villata産がリゾットに使われる美味しい豆として有名で
ヴェルチェッリ風リゾットのパニッサでは、お豆が美味しいことが重要なのだと実感しました。

隣のヴェルチェッリ県は、南北に大きく広がり北はスイス国境に近づき、南は、モンフェラ−ト地方の入り口まで。
ノヴァーラ県のゲンメのワインの産地からすぐ横は、ヴェルチェッリ県ガッティナーラ、
モンフェラートにいつも車で行く時に、隣の町を通過すると、すぐにヴェルチェッリ県の表示が出てきます。

マリオさんのリゾットの作り方は、昔のブログにあります。
**************
2014年9月2日のブログ(夏祭りのリゾット)
2013年には、マリオさんがリゾットを作っている様子が動画でした。
2013年8月28日のブログ(夏祭りのリゾット)
*************
画像は、以前、農業の見本市で飾られていたポスターから。
ヴェルチェッリ県VillataのBorlottiの収穫時期の様子です。

1


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私が家で時々作るのは、ノヴァーラ風リゾットのパニッシャ 
(最近は、暑いので作ってなく、やはり秋から冬にかけてが多いですが、
ブログを書いていたら、食べたくなってしまったので、8月ですが、今週作ってみることにします。)

PANISCIA NOVARESE
私が使う材料は
Riso お米(ノヴァーラ県の農場のカルナローリ米)
Fagioli borlotti secchi 乾燥したうずら豆(前日の夜から水に浸しておきます。
近所の食品店で買うこともありますが、美味しいのは近くの稲作農家が作っている有機のうずら豆)
Verza ちりめんキャベツ
Carota Cipolla Sedano Pomodori pelati にんじん、玉ねぎ、セロリ、缶詰めの湯むきトマト
(みじん切りにしてリゾットのブイヨンスープに。以前は、ブイヨンの素を使っていましたが
現在は、ブイヨンの素などの調味料まったく使わない生活で、野菜、肉、塩だけで自然な味を楽しんでいます。)
Salam d'la duja ノヴァーラのサラミ(真っ白なラードの下で保存され、柔らかなサラミです。
近郊の町の養豚農家の販売所で。)
Vino rosso,赤ワイン(ノヴァーラ県のワイン。ゲンメのワイナリー、アントネッロの造るヴェスポリーナ、
ノヴァーラ県のワイナリー、フランチェスコの造る自然なバルべーラなど)
Pepe e Sale 胡椒、塩 

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イタリアで栽培されているお米の面積(2015年7月の統計から)

気温が高く田園をサイクリングして、水田を見て散策していた日曜日。
その後、夜から朝にかけて激しい雷雨で気温が下がりました。
月曜日の今朝6時過ぎは15℃、強い雨で厚い雲に覆われたグレーの空にオレンジ色の強い閃光と
雷鳴が轟く中、車で高速道路の入り口に向かいました。

8月16日まで休暇を取っている人が多く、ミラノ行きの始発バスは私ひとりを乗せて出発。
私は、8月末から出張もあり、それまでいつも通り出勤です。
更新が遅れてしまいましたが、8月の稲作地域の様子の短い更新です。

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日曜日、近所の水田をサイクリング。
見渡しても誰もいない広い田園で、私の自転車のペダルを踏む音を聞いて、すぐそばから
大きな白サギが驚いたように鳴いて、飛び立っていきました。

風で揺れる草木の音、空に響くサギの鳴き声、飛び立つ鴨の音、虫の音
遠く上空から聞こえてくるマルペンサ空港に向かう飛行機の音だけの世界です。

1

水田の一区画は、小さくても2haよりも大きいので、お米の品種によって色彩が変わるのがわかりにくいですが
自転車で走って遠くを見渡すと水田の色彩が緑、黄緑色と 微妙な グラデーションを持ち美しいです。

猛暑が続いた今年の夏の田園は、冷夏だった昨年2014年と大きく異なります。
実際にどのくらい違うか、お米の開花時期のデータを見てみようと思います。

近所の農家で栽培された品種の中で、昨年も栽培した品種は、
クリアフィールド(Clearfield)だけなのですがそれで比較してみます。
(農場経営者は、どの品種が多く取引されるかを推測して、毎年、異なる品種を栽培するので
近所の農家で、今回、昨年と一致したのが下記の2品種だけでした。)

*クリアフィールド(Clearfield)についての説明は、2014年9月11日にブログにあります。

2015年の開花日は、9月に正式に稲作協会の視察で発表されるので、日時まで記載していないです。
開花時期
CL71(お米のカテゴリー lungo B)  
2012年 8月4日  2014年8月12日 2015年は、7月下旬 開花

CL26(お米のカテゴリー lungo B)  
2012年 7月28日 2014年8月9日  2015年は、7月下旬 開花
                       
2

下記の表は、2015年7月2日に正式に発表されたお米のカテゴリーごとの栽培面積の比較です。
(小さくてわかりにくいので、画像をクリックすると少し大きくなるようにしました。)

2015年は、昨年と比べると全体の栽培面積が増えています。
カテゴリー別に見てみると、主にインディカ米であるlungo Bに区分されるものの栽培面積が減少しています。

これは、PMA( paesi meno avanzati:国連で開発途上国の中で、特に開発が遅れているとされている国
カンボジア、バングラデシュ、ラオス、マダガスカル、ミャンマーなど)から輸入されるお米の価格が安く
(関税ゼロで欧州に輸入されてくるため)、その輸入量も増えていることから
市場で取引される価格も低くなることを恐れて農場経営者は、lungo Aなど別の区分で
海外に輸出できる品種を選んで栽培したことが原因です。

image-0004

下記は、イタリアに輸入されているお米の国別のグラフです。
これは、脱穀され籾殻を取り去った段階のお米を基準にしたデータで単位はトン(tonnellata)になります。

(こちらも画像をクリックすると少し大きくなります。)

image-0015

左からインド、パキスタン、カンボジア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、アルゼンチン、ウルグアイ、その他

(イタリアから輸出されるEU以外の国は、トルコ、スイス、レバノン,USA,ヨルダン、シリアという順になります。)
2015年7月発表

栽培されるお米の品種についてですが、これは、2015年の統計であり
2016年は、同じ傾向かもしれないし、まったく変わっていくかもしれないのです。
決して市場の動きは、同じではなく、常に最新の取引価格を見なければいけないと実感しています。

農場経営者も同じものを来年、栽培するわけでなく市場や流行などを見極めるのです。
以前、高級米のバラッジャ米が欲しいと問い合わせがあったのですが
*Riso di Baraggia Biellese e Vercellese (ビエッラ県とヴェルチェッリ県のバラッジャ地域のお米)
バラッジャ米と日本語で訳されていますが、カルナローリ米のように品種名でなく地域の名前になります。
品種は、Arborio, Baldo, S. Andreaをはじめ Balilla, Carnaroli, Loto,Gladio と様々です。

バラッジャ地域のお米は、2007年にDenominazione di Origine Protetta (DOP)に認定され
欧州連合(EU)が規定する法律で、食品の原産地名の認定、保護されている、このお米が
市場で高く取引された月があり、それをどこかでご存じだった方なのかもしれません。
今年の先月、その前の月は、他の地域のカルナローリ米の需要が多く、市場で取引価格は、それを超えています。

だから来年は、カルナローリ米を多く栽培すればいいのかというと、きっとそうではないでしょう。
イタリア産のlungoBの区分の需要が増えるかもしれないし、もしくは日本のお米のようにtondoの区分なのか
クリアフィールド(Clearfield)の品種か、伝統的なイタリアの昔からの品種なのか、
他の欧州の地域のそれぞれの食文化に合わせた品種なのか・・・
これは専門家でもとても難しく稲作研究所のロマーノ先生は、
毎年、多くの農場経営者から、相談を受けているのです。

本日、facebookページには、以前に何度かブログでも紹介している私の町の黒米2種類について書きました。

イタリア稲作協会のレシピの写真から 黒米を使ったメニューの一例
RISOTTO VENERE CON SCAMPI E ASPARAGI
黒米

Ente Nazionale Risi
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いつものねこのコーナーです。

この日は、仲良く一緒にいます。楽しく夏の日々を過ごしてね。

IMG_8557


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ネッビオーロの果実が色づき始めました。

今朝も涼しく13℃、そして徐々に気温が上昇して私の住む町では最高気温が27℃になる予定です。
しかし、今週は、再び35℃以上の予報で暑い日々が戻ってきます。
涼しい休日の午前中のうちに、ブログを更新。

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ロエロのワイナリー DEMARIEのパオロから連絡がきました。
”今年は、ネッビオーロの実が色づくのが少し早く始まったんだ。”
パオロからの写真で、昨日のブドウ畑の様子です。

DEMARIE


DEMARIE2

パオロによると
2015年の収穫年がどのようなものになるかを判断するのは早すぎるとしながらも
冷夏で雨が多くベト病などの病害が発生した2014年とは、まったく異なった気候であり
今のところは、とてもいい状態です。

それは、冬、春の降水量が十分にあったため、夏の暑さがブドウにとって
ストレスになっているものの葉は水が不足していることで苦しんでいるサインを見せてなく、
とても綺麗な緑色をしています。

アフリカからの影響でのこの酷暑は、イタリアにとって異常な気候で
再びそれが来て続くと、その後に、強い嵐や雹が来る可能性もあるから
まだ安心できないものの、収穫が楽しみだと話していました。

“でも少し雨が降ると安心だね。”

***************
こちらは、ワイナリー訪問時に撮影したものです。
暑いので、ロエロ・アルネイスのメトド・クラシコのスプマンテ、フランス国境沿いにある
アルプスの山、モンヴィーゾのミネラルウォーターがとても美味しく感じれます。

DEMARIE4 (1)


DEMARIE4 (2)

*****お知らせです。******
先日、バローロ・ブルナーテ2010の完売のお知らせ(ワイナリーでも完売)をしましたが
それに続き、モンフェラート地方のグリニョリーノ・ダスティ2012も完売しました。
バローロ2011、グリニョリーノ・ダスティ 2013は、夏の終わりから秋の入荷になります。

こちらのブログのワイナリーのDEMARIEは、入荷したばかりで全ての種類が揃っています。
ロエロ・アルネイスのメトド・クラシコ スプマンテの収穫年は2010年

白ワインのロエロ・アルネイスは2014年となり、今年の2015年と大きく違う気候の年のワイン。
2013年以前のロエロ・アルネイスと比べると、エニシダ、カモミールのような花の香りや
桃などの果物の香りが強く感じられアルコール度数が若干低くなります。

若い軽めのワイン、ランゲ・ドルチェット2013など夏用に多く入荷しています。

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いつものねこのコーナ―です。

数年前に家におしかけてきた時と同じような表情で、
初めてぴーちゃんに出会った夏の日を思い出しました。

真剣な顔で後からぴったりと来て、私が立ち止まって振り向くとぴーちゃんまでぴたっと動きを止める。
まるで、”だるまさんが転んだ”をねこと遊んでいるようです。

oshikake

この後、ドアの前にいたみーちゃんと喧嘩になり
ぴーちゃんは、みーちゃんからねこパンチを受けてしまいました。。。

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Pesce Persico in carpione

トリノの夏の夕暮れ。
*View from Il Monte dei Cappuccini

to

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明け方に強い雨が降り、土曜日の午前中の今の気温は、16℃。

8月になりました。
金曜日で月末だった昨日は、ミラノの高速バスターミナルは、
リミニ行き、ジェノヴァ経由ニース行き、シチリア行き、海沿いのトスカーナ方面、
スイス経由ドイツ ミュンヘン行きなど夏の臨時便が多く出発を待ち、
大混雑していて、バスがなかなか出発できないでいました。

夏の休暇を楽しみにしている人も多いことでしょう。

地元ノヴァーラ県のメニューの紹介です。
オルタ湖周辺のスズキ科の淡水魚とゲンメの街の白ワインヴィネガーがたっぷりと使われています。
味は、スズキの南蛮漬けに近いでしょうか。
これに、地元の白ワイン(エルバルーチェ)、グリッシーニ、夏野菜のグリルだけで十分です。

Pesce Persico in carpione
湖のお魚料理

暑い夏、冷たい白ワインで美味しく楽しい素敵な週末をお過ごし下さい。

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