北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

January 2016

パルミジャーノ・レッジャーノチーズの工房で

更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
下書きがそのままになっていたので、急いで今、投稿するのボタンを押します。
土曜日に書いた記事です。

****************************
今、自宅の冷蔵庫の中にあるチーズは、ピエモンテ北部(ビエッラ県、ノヴァーラ県、ヴェルチェッリ県)の
それぞれタイプの異なったトーマチーズ、
ランチにオフィスに持っていくこともあるパニーノ用のモッツァレラチーズなど、そしてエミリア・ロマーニャ州パルマ県の
パルミジャーノ・レッジャーノチーズの大きなブロッグで、この2週間でアペリティーボ(食前酒)のおつまみなどで
ずいぶん使ったので小さくなりましたが、購入した時は約1圓離汽ぅ困任靴拭

今日は、イタリア エミリア・ロマーニャ州の有名なチーズ 
パルミジャーノ・レッジャーノチーズの工房を訪問した時の写真を使って
すべての工程は、ここでは書ききれないので、その一部を紹介します。

このチーズは、削ってイタリアのパスタ料理にかけるだけでなく、私は、砕いてそのまま、食前酒のおつまみに食べることもあります。
また、ピエモンテ牛のカルパッチョなどの上に薄く削ってエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけたり、
そして、私が現在輸入しているピエモンテ州以外のものとしてあるのが
エミリア・ロマーニャ州モデナ県のバルサミコ農家のバルサミコなのですが、
この農家のルイージさんは、砕いたパルミジャーノ・レッジャーノチーズの上に無添加のバルサミコを数滴かけて食べたりしています。

訪問したのは、パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)のチーズ工房のひとつ。
45.000キンタルリットル(1キンタルが100リットル)の牛乳で年間に9,000の
パルミジャーノ・レッジャーノチーズが造られていました。

パルミジャーノ・レッジャーノチーズの生産地は、法律で決められていて、
パルマ県(Parma),レッジョ・エミリア県 (Reggio Emilia), モデナ県(Modena)とポー川(il Po)と
レノ川(il Reno)の間にある平野、丘陵地帯、山によって包み込まれた地域にあるマントバ県( Mantova)のポー川右岸と
ボローニャ県( Bologna)のレノ川の左岸です。

この限定された生産地域での天然の牧草を飼料として高品質の牛乳が毎日、工房に運ばれきます。
午後夕方に搾乳されたものを大きなトレイに入れて、浮き上がった脂肪を取り除きます。
そして朝、搾乳された牛乳と合わせます。

*取り除いた脂肪分は、パルミジャーノ・レッジャーノのブランドのバターになるそうです。
私は、普段、ピエモンテのバターを買いますが、スーパーに行って見てみると
確かにパルミジャーノ・レッジャーノと書かれたバターが棚にありました。


この大きな窯で温めて、乳清、凝乳酵素を入れてチーズが造られますが
乳清は、前の日の行程でできた"継ぎ足しの乳清
( 直訳過ぎてわかりにくい日本語です。イタリア語ではsiero innesto)"が使われます。

*乳清の残りは、養豚の飼料に使われます。チーズ工房の外に養豚施設があり、飼育されたものは、
パルマの生ハムの工房に送られていくようです。

この窯は、銅でできています。55℃まで温度を上げていきます。
p2

その後、チーズの型に入れて、その側面にParmigiano Reggiano、製造者番号(工房の番号)、
生産された日付が刻印されます。
1個で約600リットルの牛乳が使われています。
そしてそのチーズは天然塩の溶液の水槽に入れられ、その塩分をチーズに浸透させていきます。
*塩の入った袋が積まれていたので産地を見たら、この工房で使っていたのはシチリアの塩でした。

その後、熟成庫へ移動します。

p4

ファーストカテゴリーの Parmigiano Reggianoは、
熟成によって18ヶ月以上、22ヶ月以上、30ヶ月以上とそれぞれの色のラベルが貼られます。
セカンドカテゴリーは、Parmigiano Reggiano Mezzanoとなり、1年以上熟成後、フレッシュなまま
切り分けられ販売されていきます。

試食したのは、数字が書かれていますが左側36ヶ月と右側18ヶ月。
熟成期間が長いとうまみの成分が凝縮した結晶の白い斑点が現れているのが
この写真でわかるでしょうか。

p3


PC版のブログのトップの写真がサラミがメインになってしまっていてチーズが見えにくいので
こちらにチーズをメインにした写真を掲載します。
ワインのおつまみに数種類のチーズ。パルミジャーノ・レッジャーノもこんな風に砕いて
食べると素敵なおつまみに。

IMG_7337 (2) (502x449)

それでは、どうか素敵な1日をお過ごしください。

*********************
宣伝のお知らせ。。。
どうしても私が輸入しているものは、ピエモンテのワインばかりが中心になってしまっていますが
エミリア・ロマーニャ州のモデナのバルサミコ(カラメル色素、防腐剤無添加)もあります。
ワインだけでなくイタリアの家族経営の農家が造る自然な食材も是非。

下記は、以前開催した渋谷でのワイン会の時の写真です。
ワインだけでなく、農家のルイージさんの造るバルサミコもひっそりと飾っていました。
13230_814031125320491_36615763694273165_n (502x377)

シンプルなショッピングのぺージのリンクです。
(私の手作りサイトなのです。今年リニューアルしてたくさん素敵なものを紹介できればと思っています。)
http://shopping-wineart.com/shopbrand/003/X/

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

Vialone Nano

お料理の写真ばかりの短い更新です。
*********************
写真は、パルマ県パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)のチ−ズ
そして生ハム クラテッロ・ディ・ジベッロ (culatello di Zibello) の産地で食事をした時に食べた郷土料理、
そしてそこで使われていたリゾットの品種の紹介です。
北イタリアでは、それぞれ郷土料理のリゾット、その土地ならではの味わいのリゾットがあり、
そこでよく使われているお米の品種も様々です。

エミリア・ロマーニャ州のコテキーノ(Cotechino:豚肉、皮、脂身の腸詰めの大きなサラミソーセージ です。)
をスライスしたものとポテトのピューレ

Cotechino con purea di patate
1 (502x377)

リゾットは、品種Vialone Nano が使われていました。
先日、お米を購入したノヴァーラの農場では、この品種を販売していますが、ノヴァーラ県、ヴェルチェッリ県の郷土料理では、
カルナローリ、バルド、アルボリオなど他の品種を使ってお料理することが多く
ヴィアローネ・ナノ(Vialone Nano) は、エミリア・ロマーニャ州やヴェネト州のリゾットに使われていることが多い品種です。

カルナローリ米と比較すると粒が若干小さいです。
穀果の特徴、研究所のお米のデータの書類から
長さ6.01mm 幅3.62mm 長さと幅の比率 1.66   アミロース 22.80%

エミリア・ロマーニャ州のサラミとキノコが使われたリゾットと郷土料理のパスタ トルテッリ

Tortelli di erbetta
Risotto con salame e funghi
2 (502x417)

高速バスがミラノに到着してしまったので、
パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)のチ−ズ工房の様子などはまた次回のブログで。
それでは、今日もどうか良い1日をお過ごしください。
いってきます。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

お米を買いに(Gange Aromatico )

ブログを書いている現在、ピエモンテ北部のゲンメは、2℃まで気温が上がりましたが
明け方前は、氷点下12℃、私の暮らしている稲作地域の町では、少し温かく
現在3℃、やはり明け方4時には、氷点下8℃となっていました。

昨日に引き続き一日中、快晴の予報で、今、窓からは透き通って冷たい空気の中、
素晴らしい青空が広がっている日曜日の午前中です。

昨日の午後は、美しい風景の中、ドライブを兼ねて、お米を買いに行ってきました。
自転車や徒歩で行ける自宅から近くの黒米のある農場でないのは、カルナローリ米だけでなく
いつもと違う品種のお米を買いに行くためでした。
それは、長粒米で香り高い品種Gange Aromatico

20160116_152209

農場に続く道。

20160116_152214

購入したのは、2種類のお米、カルナローリ(Carnaroli)と長粒米で香り高いガンジェ(Gange )
お米の食品分析の研究所のデータでは、加熱時間が次のようになっています。
Gange (長粒米で香りのあるお米。付け合わせやピラフなど)16分
Carnaroli (リゾット向き)17分
*私は、この農場で購入するカルナローリ米は、精米加減を玄米と白米の中間の半加工で
お願いしているので、昨夜は、少し長く18~19分加熱してリゾットにしました。

それぞれの粒(正確には穀果)の特徴、書類のデータから。
Gange  長さ8.24mm 幅2.32mm 長さと幅の比率 3.55   アミロース 24.20%
Carnaroli 長さ7.25mm 幅3.37mm  長さと幅の比率 2.15 アミロース 22.10%
アミロース値は、数値が低いほど粘り気が増すので、
食味の評価では、日本のお米は、アミロース値を低い方が好まれ、20%を切るものもあります。
例えば、もち米は、アミロペクチンのみでアミロースが含まれていない0%と言われています。
以前、イタリアの稲作研究所を訪問した時、日本のもち米にあたる粒をデータで取った時に
2%を切っているということを興味深く研究員が話していました。
この数値も含めて、粒の様々な分析データからお米の世界の食文化、料理法も推測できると話していました。

イタリアでも日本の品種に近く、粒が丸くて小さく低いアミロース値の品種も存在します。
それは、イタリア国内で流通だけでなく、輸出されている品種にも多いです。
一方、イタリアのリゾット用のお米では、アミロース値が高いものが求められます。

日本米でイタリア料理のリゾットを作る場合、それぞれの品種の持つアミロース数値の違うので、
加熱時間を少なくして芯が残るようにすれば、イタリアと同じようになるかというとそうではないのです。

それぞれの食文化、お料理に応じて品種が違うので、ノヴァーラ県の稲作地域でとても農業や食に
関心が高いイタリア人の友人たちは、
お料理に応じて、リゾット用で数種類、香り高い長粒米や日本の品種に近く
粒が丸くて小さくアミロース値がカルナローリ米よりも低いものなどもストックしています。

それは、キッチンに、パスタソースに応じてスパゲッティやペンネ、リガトーニなど様々な形の
パスタを用意しているのと同じでしょうか。

バローロのワイナリ―の友達、シルヴィアが好きな香り高いGange Aromatico
同じピエモンテでもワイン産地では、手に入ることができない品種として購入を頼まれることがあります。
シルヴィアがこの品種を初めて知ったのは、ノヴァーラ県の稲作農場を経営する友達ヴィクトリオを通じてでした。

シルヴィアに買ったつもりでしたが、私もこのお米を使ってみようと思っています。
この香り高い品種の特徴を活かして、リゾットでなく炊飯器かお鍋で炊き上げて
アミロース値から炊飯器を使っても日本のお米のようにならずパラパラとすることでしょう。
それにイタリアンパセリを添えて、お魚かお肉のグリルの付け合わせととして
良質なオリーブオイルや塩を少しかけてみてもいいかもしれません。

いつか、ミラノの素敵なモダンなカフェのランチで選んだメカジキのグリルに添えられていた
パキスタンなどでよく栽培されている長粒米Basmati(バスマティ)のように。
そしてノヴァーラの品種エルバルーチェの白ワインの香りが合うことでしょう。

お米の農場の販売所でゲンメの養蜂農家のオーガニックのハチミツも購入しました。
なぜなら、これは、蕎麦の花から採れたハチミツで、ゲンメの養蜂農家が
このノヴァーラの稲作農場が栽培している蕎麦の花を利用しているからです。

20160117_075503 (1)

昔、日本に緊急に輸入されたタイ米が不人気でせっかくの大切なお米を無駄にしていた時代を思い出しました。
せっかく緊急輸入に協力してもらった大切な食糧を大変申し訳ない扱い方をしてしまったと、
稲作地域で暮らすようになってからいつも思っていました。
イタリアの稲作農家の友達の中でも評価か高い香りある長粒米。
同じく長粒米であったタイ米は、
お料理によっては、とても美味しく仕上がるので、世界、同じアジア圏のお米を知るいい機会だったかもしれません。
1993年、輸入されたタイの大切な食糧であるお米が不人気で投棄してしまったりした一方で
タイ国内でお米の価格を高騰させてしまったこと、
それによってタイ国内の貧困の方々に行き渡らなかったことを
改めて思い出し考えていました。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

ラ・モッラの鐘楼から

1月のゲンメとバローロの地域からワインの輸入の準備中なので、
今日は、そのバローロのワイン産地ランゲ地方ラ・モッラの風景と
一時帰国時の日本の写真の短い更新です。

ラ・モッラにある教会の鐘楼からランゲ地方のワイン産地が一望できます。

3  (1)

近くのエノテカでは、輸入しているバローロのワイナリー、Borgogno Francescoのブルナーテの畑の
バローロのボトルが展示されていました。ボルドー色のラベルのワインです。
今、ちょうど輸入の書類の準備しているワインです。
ずっと在庫切れになってしまったワインであり、2011年は、アルコール度数の高さの他、
今までこのワインと味わいが違うこともありかなり悩みましたが、
ワイナリーの友達シルヴィアとその原因など可能性としてあることを話し合い、
先日、最終試飲をして他の収穫年と比べて本数を少なくしての入荷を決定しました。

ベッリの畑の緑のラベルのバローロは、昨年、多く購入していてワイナリーで保管していたので、
引き続き2010を入荷し、ベッリに関しては、現在ある2010の販売後は、2012が市場出荷を開始するまで待ちます。

2  (1)

ラ・モッラのエノテカには、ラ・モッラの地区のワイナリ−やラ・モッラ地区に畑がある
様々なワイナリーのワインを紹介しています。
バローロのワイナリーのBorgogno Francescoは、ワイナリーは、バローロにありますが
そのワイナリーの丘を登ったところにあるすぐ近くのブルナーテの畑がラ・モッラに属するのです。

ラ・モッラのエノテカ Cantina Comunale di La Morra
Via C. Alberto 2  La Morra

2  (2)


*********************
日本一時帰国時の写真から。

元旦は、鎌倉にある素敵なワインとシェフのお料理、デリのお店へ。
鶴岡八幡宮に初詣をする人たちで混雑して賑やかな鎌倉では、
元旦に初詣に来て帰りに美味しく家族でお食事をする方たちのために
元日もオープンしていました。

魚介類のグリルのランチとフランスワイン。
大きな海老のグリルがあって、お正月らしいお料理でした。

20160101

セルクル 軽井沢(CERCLE wine & deli KARUIZAWA)さんの鎌倉店です。
CERCLE kamakura さん
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-2-7
Tel:0467-38-5096

小町通りから近くです。小町通りをまっすぐ進みまめやさんの角を左折して線路方向に進んで右手奥です。
静かなエリアでお気に入りです。
(定休日)毎週水曜日および第2木曜日

小町通りが大混雑だったので、裏の通りから線路に沿ってのんびり散策して鎌倉駅へ。

20160101_043138 (502x377) (502x377) (2)

3  (2)

日本で過ごした素敵な1日でした。
*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

暖かい室内のカフェで。

ノヴァーラ県の小さな町にある中世に領主の館だった建物の中のカフェ。
ペレットストーブ(pellet stove)の燃える音が静かにしてきて暖かい空間です。

cafe

cafe2 (502x502)

冬は、こんな暖かい空間で美味しいカフェと一緒に本を読んだりして過ごしたいです。

*********************
日本滞在中の想い出の写真です。
軽井沢の星野 ハルニレテラス内で過ごした年末の1日。

年末の軽井沢では、信州そばでなく、ピッツァを選びました。
薄焼きの天然酵母ピッツァは、サルシッチャとぺペロンチーノ。

pizza


2

イル・ソーニョ(il sogno)さん
長野県北佐久郡軽井沢町 星野 ハルニレテラス内
Tel.0267-31-0031


星野ハルニレテラス内で、イル・ソーニョ(il sogno)さんや
セルクル 軽井沢(CERCLE wine & deli KARUIZAWA)さん以外でよく過ごすところは
丸山珈琲さん
冬で軽井沢が観光客で混んでなくカフェに人がまばらな日の午前中は、ここでカフェを飲みながら
約1時間くらい倉庫の在庫管理や経理の書類などパソコンで仕事をしていることもあります。
暖かい落ち着いた室内で素敵です。生産地域、農園など専門的で美味しく焙煎されたカフェ。
店舗にはブックストアも併設されています。冬の暖かいひととき。
一時帰国時のカフェは、東京滞在中や実家は、やなか珈琲で、中軽井沢にいる時は、丸山珈琲で
やはりどちらも豆本来の美味しさと焙煎技術が素晴らしいです。
ファーストフード店では味わえない日本のカフェの独特な美味しさで、毎回、日本帰国時のカフェが楽しみです。

そしてセルクル 軽井沢さんの前には、好きなべーカリーショップ、SAWAMURAさん
天然酵母のパン、ブリオッシュなど軽井沢らしいパンを数種類を購入するのがいつも楽しみです。
お気に入りは、やはりクルミが入ったパン。信州はクルミを使ったものが多いです。

日本滞在中は、軽井沢に借りているワインやオリーブオイルの倉庫があることもあり
ここで過ごす時間が多いことがとても幸せです。
カフェ、パン、クルミ、ワイン、美味しいデリやイタリアンもあり
冬の軽井沢の暖かい室内で過ごす時間は、とても素敵なひとときです。

暖かい室内で美味しいカフェや日本茶。どうか冬の良い1日をお過ごしください。

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

バルバレスコのブドウ畑から

今朝は、暖かく感じましたが、駐車場の車は、どれも真っ白でドアまでも凍っていました。

大通りには、まだクリスマスのイルミネーションが取り付けられたままですが
点灯することなく、真っ暗な夜明け前に深い霧が立ち込めていました。
左右に大きな一軒家が続き、それぞれの家にあった鮮やかなイルミネーションは片づけられ
やがて大通りを過ぎて隣町に向かう街灯のない道が続きました。

クリスマスに向かう冬の時期と違い、1月は、静寂で霧の日は、目に映る色彩がモノトーンになり
農閑期で眠る田園風景が広がっています。

バスの運転手さんも毛糸の帽子をすっぽりと被り、手をこすって温めながら出発を待っていました。
手を上に伸ばして真っ暗な車内の読書灯を点けて、スマートフォンを取り出す。
高速バスの車内がとても暖かくてこのまま眠ってしまいそうです。。。

通勤中の短い更新です。

*********************
冬のブドウ畑の風景です。
(バルバレスコのワイナリー GIUSEPPE CORTESEのテラスから Rabajaの畑)
朝は霧で覆われていましたがお昼になると気温が上がり、霧が晴れて
目の前に冬のブドウ畑が現れました。

2 (2)


20160111_160747

ランチは、ピエモンテ料理の1皿。茹でたちりめんキャベツに具をつつみ、巻いて、
オリーブオイルとバターでこんがりと黄金色に焼いたカプネット
そして赤ワイン ドルチェット・ダルバ(Dolcetto d'Alba)のグラスワイン。

capunet
2 (1)

この日は、ランゲ地方のワイン産地のオステリアでのカプネット。
中の具は、アーモンドや豆類、挽肉などが入っていました。
地元ノヴァーラ県のアグリツーリズモのレストランでは、ここにノヴァーラ地方のサラミ、
お米をゆでたもの、玉ねぎ、セロリなどで、同じピエモンテでも地域によって、またレストランによって中は様々です。
日本のロールキャベツに似ています。

バルバレスコで出会ったねこ。

3



*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

クラップフェンの想い出。

近所のホテルの朝食ルームにクラップフェン(Krapfen:ドイツ風の揚げたドーナツ)が並んでいました。
クラプフェンを見ると、私は、いつもイタリアに来たばかりの頃の日々を思い出します。

20160111_080236

15年前の1月。仕事を辞めて、新しい何かを異国の文化の中で暮らして見つけてみたいと思って来たイタリア、ボローニャ。
以前、カナダ、トロントで暮らして、海外での生活で得た経験をもう一度、体験してみたいと思ったからでした。
しかし、それは、20代前半だったカナダでの日々と比べると 
将来、どうなるのであろうという不安を抱え、留学生という身分になってしまったわけで
大変な思いをしてまでイタリアに来てしまったという感情が常につきまとってきていました。

そんな日々の中で、イタリアらしい楽しみを見つけようと、学校に行く前に旧市街にあった古い趣のあるバールに
立ち寄ったのです。

カプチーノとブリオッシュの朝食をと思ったわけですが
この写真の朝食と同じようにたくさんのクラプフェンが並んでいたのが目に入りました。

その日からボローニャの街を去るまで
毎日、このバールでクリー厶の入ったこの揚げドーナツとカプチーノが朝食となったのです。
今でも、クラプフェンを見るたびにボローニャの冬の朝の旧市街を思い出します。

ノヴァーラ県は、お米、ワイン、サラミ、ゴルゴンゾーラやトーマなどのチーズの農業の他
養蜂農家も多く素晴らしい蜂蜜が生産されています。

パンやカフェにハチミツ。
20160111_080227

ハートに輝くクッション。
前の日の夜に、ねこがいた場所。

20160111_081726

*********************
日本滞在中の風景です。
東京から軽井沢駅に到着。
長いトンネルを通過後、到着寸前に外の景色が現れます。雪もなく晴れた空で暖かそうで良かったと思いましたが
新幹線のドアが開くと、そこは、凍って透き通った空気でした。この時、氷点下3℃

IMG_20000101_060122

軽井沢駅からシャトルバスに乗って 星野ハルニレテラスへ。
打ち合わせ後のランチは、デリのテリーヌとブルゴーニュワイン。

軽井沢

セルクル 軽井沢(CERCLE wine & deli KARUIZAWA)さん
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2145-5 星野ハルニレテラス内
Tel.0267-31-0361

*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

かぼちゃとピエモンテの栗のリゾット

早朝の今、外は、霧で真っ白です。
小さなノックの音がして、ドアを開けると、ねこのぴーちゃんが待っていました。
椅子の下の電気ストーブの前の小さな箱の中で、温まっているうちに眠ってしまったようです。
足元から小さな寝息が聞こえてきました。

朝、出発前の短い更新です。

***********************
日本滞在中の想い出が年末の軽井沢、元旦の鎌倉とまだ続きますが
今日は、イタリアに帰ってきたので、ピエモンテのノヴァーラ県でのお料理を紹介します。

近郊の町のオステリアでの夕食で、地元の養豚農家の造るサラミ、
チーズ工房のゴルゴンゾーラチーズの盛り合わせの前菜に続き、
同じ町にある稲作農家のカルナローリ米を使った冬の季節のリゾットです。

かぼちゃとピエモンテ産の栗を使った柔らかな甘みがあり優しい味で
使われているハーブはローズマリー。

Risotto di zucca e castagne
20160110_205133 (1)

***********************
帰りに出会った近郊のホテルで大切にされている子猫。

20160110_230825


*********************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

東京のイタリアンで秋川牛。

曇り時々雨。暗く寒い1月の空が広がっています。
町のクリスマスの星型のイルミネーションは、6日の祝日後もそのままで
夜になると静かに点灯します。
日曜日まできっとこのままでしょう。

次のクリスマスシーズンまで、いろいろな仕事をして、再び、東京に
年末も帰れるように、その日が来るまでを一生懸命生きていきましょうか。
その時は、時間の経過とともに、今とは違った仕事の展開など未知なことが待っているかもしれません。

モノトーンで静寂な田園が広がる土曜日の午後の短い更新です。
日本滞在中の想い出が続きます。
********************

11月末から12月初めの帰国では、札幌、滝川、軽井沢、葉山、鎌倉、山形、名古屋と訪問。
年末の帰国は、帰省ラッシュに重なることもあり、実家周辺だけで
帰国後すぐに2日間東京でのアポイントが続き、その後、軽井沢、宇都宮、軽井沢、東京、
そして年明けに鎌倉、東京で過ごし、イタリアに戻りました。

スマートフォンに残っている写真の中から、白金台のレストランでのお料理を紹介。
この日は、帰国後2日目で、メディア業界で活躍する同じ年の友人と待ち合わせをしていました。
レストランのスタッフの皆さんとも再会でき、友人の言葉がヒントで
いろいろな仕事での気づきもあり、素晴らしい時間を過ごすことができました。

前菜は、オーナーにお任せしてアレンジしてもらったスペシャルな盛り合わせです。
長いのは、とっても食べたかったアナゴです。アナゴのフリットと骨せんべい。
トマトの上のリコッタチーズは、ここの自家製でとても新鮮で美味しく大好きな1品です。

1

東京、秋川渓谷の湧水を飲んで生育された希少な秋川牛のグリル。
素晴らしかったです。

2

お食事に合わせて日本のワイン2種類
【白ワインは、甲州、赤ワインは、マスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)】
ピエモンテワイン、ノヴァーラ県のフランチェスコの造るゲンメ2010【ネッビオーロ100%】

3


ラ ゴッチャ トウキョウ (La Goccia Tokyo)さん
東京都港区白金台4-8-10
*東京メトロ南北線、都営三田線 白金台駅A1出口のすぐ近く向かい側
定休日 月曜日
Tel.03-5422-6889

*****************************
イタリア人の友達へのお土産は、東京駅地下街にあるお土産のお菓子のショップで購入しました。
東京、浅草寺や雷門、歌舞伎をモチーフにしたパッケージのかりんとうです。
和紙でできていて、折りたたんだ状態になっていて見えているのは絵柄の一部分だけ。
これを開けて広げると浅草や日本橋の風景が広がるようです。
まだプレゼント前なのでパッケージが開けないのです。。。

かりんとう


blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

上空でノヴァーラのチーズ。

1月6日は、エピファニアの祝日(公現祭)でイタリアに戻ってからやっと自宅で過ごせる1日です。
窓から空を眺め、これからのことをいろいろと考えながら、メールを書いたりと
自由でワクワクするような時間が広がっています。

空の上の写真ばかりの短い更新です。
************************
昨年12月24日の午後、自宅からマルペンサ空港までの道のりは、
霧で真っ白でモノトーンの風景が広がっていました。
空港が近づくティチーノ川周辺は、さらに霧で覆われていました。
もっともカーブの多い地帯で、対向車のライトもぼんやりとかすんで見えるだけでした。

霧で遅延になってしまわないかどうか心配していましたが、定刻より少しだけ遅れて離陸。

マルペンサ空港離陸後、機体が上昇し、霧で覆われたピエモンテ北部の上空付近、
厚い雲の上は、青空が広がっていました。

地上からは見られない幻想的な光景を眺める贅沢なひととき。
(スマートフォンを機内モードに設定して撮影)

(マルペンサ空港からフランクフルト行き ルフトハンザドイツ航空)
20151224_151935

スイス上空を通過しフランクフルトへ

20151224_152500

機体が着陸に向けて降下し、フランクフルトの高層建築物が見えてきました。

20151224_160927

そして夜のフライト 20:45発 フランクフルトから羽田空港行きANAで出発。

こちらは、ANAの機内食のチーズ。
2種類のチーズのうちの1種類、ブルーチーズの方は、マルペンサ空港の近くにある
生産者組合の造る珍しいトーマ・ブルーです。
昨年11月5日に更新したブログ、”ノヴァーラ県のチーズ工房で(GORGONZOLA, TOMA, TALEGGIO)”
の訪問時にチーズ工房の方からANAのビジネスクラスに搭載することになったと聞いていました。
どの種類なのか聞いていなかったので、ゴルゴンゾーラなのかとばかり思っていましたが
希少なトーマ・ブルーでした。

WIN_20151224_23_00_47

*今回は、年末で欧州からの帰国者で混雑していたので、特別にビジネスクラスで予約しましたが、
普段は、年に3〜5回帰国するので1回でも多く日本に帰国したいこともあり、
ビジネスクラスでなくプレミアムエコノミーです。
私は、機内食は、普段食べないで搭乗前にフランクフルトやミュンヘンで
ドイツビール、レバーケーゼ(ドイツ風ミートローフ)、ドイツのパン、りんごを楽しみにしていて、
機内では、ドリンクだけのことも多く、機内WIFIで到着まで仕事をしたいので
フルフラットシートでの睡眠時間も必要なく、いつもは、プレエコです。
エコノミーの区分になりますが、パソコン用の電源やUSBポートそしてテーブルが少し大きく
カクテルトレーにワインなどのドリンクもパソコンとは別に置けて
レッグレストやフットレストもあり、座席位置にもよりますが、仕事には快適です。

でも、今回は、ビジネスクラスで上空でのワインの味、機内でのお料理を知ることができ満喫しました。

約11時間半の空の旅も終わりに近づき、日本上空に入りました。
窓のシェードを開け、日本の夕方の風景を眺めていました。
福島を通過して茨城周辺でしょうか。

日本上空(福島〜茨城)

やがて千葉県上空を過ぎて、次第に羽田空港に向けて高度を下げていきます。
目の前に東京湾が見えた瞬間、とても嬉しく興奮した気持ちになっていました。
それは、イタリア人観光客に説明することもある東京の街を次々に思い浮かべたからかもしれません。

東京湾

江戸時代は水の都であり、江戸に物資が運び込まれた大動脈だった隅田川。
江戸市中に水路があり、特に日本橋地区には、縦横にはりめぐらされた川や河岸が多く
徳川家康が呼びよせた漁師に江戸湾内での漁業の特権を与えて、魚河岸というのができていったこと。
イタリア人観光客の関心が高い日本最大の魚市場(築地市場)、江戸前寿司のはじまり
そして私が好きだった江戸前穴子。
東京湾を取り巻く環境は、時代とともに変わっていってしまいましたが、
かつて水の都だった江戸で町民が発展させた文化が確かにあったことを思い
祈るような気持ちで窓を眺めていました。

やがて滑走路に入り羽田空港に到着。
日付が変わり、日本時間ではすでに25日の夕方になっていました。

クリスマスイブからクリスマスにかけて、上空でひとり
フランスワインとノヴァーラのチーズで、楽しく過ごしました。

*****************************
1月3日 羽田空港からミュンヘン行きは、ANA 『STAR WARSプロジェクト』の
特別塗装機R2-D2ANA JET(ボーイング787-9)

IMG_20160103_111427

空港の窓から写真を撮っている方多かったので、私も撮影してみました。
*****************************
いつものねこのコーナーです。
私の椅子の下には、電気ストーブで温まっているぴーちゃん。
前足を揃えてかしこまって、じっと座っています。

IMG_20160106_054614



*****************************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

東京を散策。

東京からミュンヘン空港に到着するとミュンヘンの空港周辺は、雪が降っていました。
窓のに見える雪は、ガラスの細かい破片のようで、航空機や空港のライトで
キラキラと輝いて見えました。
私は、ミラノ マルペンサ空港行きの搭乗を待っていました。
欧州に到着すると翌朝のミラノへの出勤時の凍結や霧の心配だったり
すべての感覚がイタリアでの日常の日々に戻っていくのです。

そして夜、ピエモンテの自宅に到着。冷たい雨が降っていました。
それが深夜に雪に変わり、車の屋根や窓に積もっていました。

今年は、土日があったので私も日本で多くの方と同じように1月4日の今日が初出勤で、
今、いつものようにミラノ行き高速バスの中です。
昨夜、ミュンヘンの空港で更新しようと、下書きしてあった日本滞在中の風景のブログを更新します。
*********************
日本滞在中に、散策する機会があった東京の風景。
それは、華やかな地域というわけではないですが私にとって郷愁に駆られる場所です。

文京区本郷にある父のお墓参りをした後で、御茶ノ水駅を下車。
ここから神田明神、湯島天神に行くコースは、小学校の時から、よく歩いていたコースです。

御茶ノ水駅周辺、ここからの風景は、ずっと変わることなく、そのままです。

御茶ノ水駅

現在、駅の改良工事など開発の途中で、昔から変わることなく懐かしい駅構内、改札であるけれど、
この駅は、一刻も早く進化してバリアフリーが中心となっていくことを願っています。
たくさんの大学病院をはじめ大きな病院が集中している土地でもあるからです。

神田明神

20000101_061021

小学生の頃、初詣の時に家族で訪れた甘酒屋さん。

甘酒

神田明神から清水坂を登って表鳥居をくぐって湯島天神へ。
湯島天神でお守りを買い、湯島駅方面に向けて急な天神男坂を下りていきます。
男坂は、参拝のための坂だけでなく
江戸時代に本郷から上野広小路に抜ける通り道として使われていたとのこと。

男坂

日本帰国時にいつも立ち寄るカフェ、そしてコーヒー豆を買うのは、やなか珈琲店。
この日は、湯島店で。

湯島2

コーヒー豆をローストしてもらっている待ち時間に眺めていた東京に残る古い家屋。

湯島

*実は、イタリアでの仕事で、イタリア人観光客向けに発信したり、問い合わせや相談の中で
"観光名所にこだわらず、東京で暮らしていた中で、あなたが普段よく散策した昔からある場所を
教えて欲しいとイタリア人から何度か問い合わせがあり、モデルプランの一つとして湯島まで行った後に
御徒町、または、根津(谷根千)から上野公園、東京博物館など 提案したりしています。
東京にイタリア人観光客も多くなりました。

*****************************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
日本での日々は、とても短いものでしたが、たくさんの出会いもあり、素晴らしい時間でした。

現在、東京からミュンヘンに向かう機内の中で、今夜、イタリアに戻り
明日からは、オフィスの仕事で出勤の日々が再び始まります。

ブログを更新できないでいて、申し訳ありません。
facebookページでお知らせしたように、ワイン、オリーブオイルの出荷があり
私も空港出発直前まで、ワイン、オリーブオイルの梱包をしていました。

写真は、年末の星野ハルニレテラス。

軽井沢


現在、いくつか仕事を掛け持ちしてしまっているので
時間の配分など、課題が大きい1年になりますが、
もっとイタリア、日本を行き来しながら、たくさんのご縁を大切にして日本で過ごす時間も多くしていきます。

健康でなければ今、持っている新しい構想もストップしてしまうので、何よりも大切なことは
健康で日々を過ごせるように、多くのことに注意して日々を送っていくことでしょうか。

皆さんにとっても健康で充実した1年になりますように。

ブログなどでコメントをいただいた方、本当にありがとうございます。
少しずつお返事を書いていきますのでよろしくお願いします。
*****************************
blogランキング
に参加しています。
どうかクリックして応援して下さい。
Profile
写真 文章の著作権は
RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


Archives
  • ライブドアブログ