北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

March 2016

ノヴァーラ散策

久しぶりにノヴァーラの街に行く用事があり、のんびりと散策しました。
サン・ガウデンツィオ聖堂(Basilica di San Gaudenzio)の鐘楼に向かって歩いていました。

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Basilica di San Gaudenzio クーポラの高さは121m
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街の中心地で時間があったので、通りすがりの美容院でカットしてみたり、
市役所でいろいろな情報を眺めたり、お菓子屋さんに立ち寄ったりと
自由でとてもワクワクするような時間が流れていきました。

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ランチは、グラスワインとノヴァーラ風リゾットのパニッシャ(Paniscia)にしました。
パニッシャは、お店によって、また住む地域によって様々です。

この日は、ノヴァーラの中心地の味を楽しみました。
リゾットがとても優しい味だったのは、おそらくここで使われている赤ワインのバルべーラが
木イチゴ、レッドベリーなどの果物の香りで丸みを帯びたワインだったから。

La paniscia novarese
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ミラノのカフェでランチ(ミラノ風カツレツ)

昨日は、ミラノでワインのセミナーと試飲会でした。この話題は、またゆっくり書きます。
もうすでに通勤の高速バスは、ピエモンテ州からロンバルディアに入ってしまったので急いだ短い更新です。

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いつもは、オフィスにランチのお弁当を持っていくのですが、
先日は、11年前にローマで暮らしていた頃の友人がミラノに仕事で来ることになって、
ランチタイムにカフェで待ち合わせをしました。

企画書などの重要な仕事が残っていて、すぐにオフィスに戻らなければならなかったので
待ち合わせのカフェで一皿で美味しく食べれるものをと思って選んだのが
ミラノ風カツレツ・プリマヴェーラ(春)で、カツレツにトマトとルッコラ、モッツァレラチーズ。
急いでいる時は、レストランでなく、カフェでこんな風にランチ。

Cotoletta Milanese Primavera
lunch

Subway Cafe
ミラノの地下鉄Tuati駅 からすぐ。アメリカ領事館の隣

今日のランチは、出勤前に作ったサンドイッチを持ってきています。
ドイツ風のライムギパンに、ロンバルディア州の農家の香草入りチーズ、パルマの生ハム、
トマト、ピエモンテのオリーブオイル。

今日も充実した時間を過ごしていきたいです。
それでは、行ってきます。

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朝靄

まだ夜明け前の暗い朝、窓の外からは、メルロー(黒歌鳥:クロウタドリ)をはじめ
野鳥の様々な囀りが聞こえてきています。

ねこのぴーちゃんは、私の椅子の下の箱の中でじっとしていて、気持ちよさそうに眠ったり、
毛づくろいしたりとぴーちゃんなりに忙しそう。

私も急いでランチタイムのお弁当を作って、ポットにカフェを入れて、あと30分で出勤です。

続きは、高速バスの中で。
春の朝の短い更新です。

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そして通勤中の高速バスの車窓から。幻想的な風景で思わず撮影しました。
日の出がさらに早くなりました。朝靄のノヴァーラ東出口付近。

ここでは、高速道路を出た停留所になり、バスが高速出口に向かう緩やかなカーブの坂を走行。

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土日の夕方に近所を散策。
春の田園の様子です。

小さな用水路の横に菜の花が咲き始めました。
奥にいつも黒米を買う稲作農場。

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そして更に奥に進むとピエモンテ州の自然保護地域。
稲作農家の友人、ヴィクトリオの古い農場に向かう道。

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春になるとこの用水路のせせらぎが絶えず聞こえてくるようになります。
まだ少ないのは、アルプスの雪解け水がこないからというわけだけではなく、
この地方の水を管理する協会で水量をコントロールしているのです。

ヴィクトリオをはじめ、それぞれの農場では、水田に必要な水を購入するわけで、
とてもこの料金がかかると話していました。

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ここは、昔、この地方の水田を持つ領主の館でした。
近くにローマ時代のものだと言われているレンガが水田の中に残っています。

今は、この敷地内にヴィクトリオが大切にしている11匹のねこが暮らしています。
ねずみを取ってくれるとのことだけれど、いつもねこの食事を車で運んでいるから、
本当にねずみを取ってくれているのでしょうか。

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そして夕方、家の大きな門の前で待っていた教会前のぴーちゃん。
いつも元気でいてくれて楽しい時間をありがとう。

ぴ−ちゃん

今日は、少し早めにオフィスを出て、ワインのセミナー、そして試飲会です。
有意義な時間を過ごせるようにと、昨日、ワインの品種の本を読み直していました。

それでは、どうか今日も良い1日をお過ごしください。

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ゲンメのワイナリーで。

朝は、まだ冷たい空気です。
ちょうどノヴァーラ中心地の近くを通過時に日の出となり
真紅色の大きな太陽が現れ、やがてすぐにオレンジ色の強い光となっていきました。

ずっと更新が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
少しずつ再開します。
通勤中の短い更新です。
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写真は、先日更新したfacebookページと同じで、ブログ用にサイズを小さくしたものです。
自転車に乗って、この地域の水田の大動脈であるカブール運河につながる大きな用水路を見に行った時、 
雲がかかって、光が弱まり太陽が白く輝いた瞬間です。

春の夕方


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昨日は、少し早めにオフィスを出て、帰り道にゲンメのワイナリーに立ち寄リました。
旧市街の石と煉瓦の建物の中からアントネッロの声がしてきました。

”RIE、ちょうどいい時に来た。エルバルーチェのパッシートの作業中だよ。“
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2015年秋に収穫されたエルバルーチェを乾燥させてもの。

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これは、 VALDENRICO PASSITO
バルデンリコ・パッシート
というワインになります。
Passito(パッシート )というのは、ブドウを乾燥させて糖度の高い干しブドウから造られる
イタリアの甘口ワインで、ノヴァーラ県の地方では、果皮がしっかりして、
崩れてしまわないエルバルーチェが使われます。

ブドウの収穫時期に籠に入れられたエルバルーチェは、復活祭前の春まで干され、
圧搾して、ステンレスタンクを使用せず、樽で発酵、熟成させていきます。

今年は、暖かいので3月中旬の晴れて乾燥した昨日に圧搾しました。
これが輝きを持った黄金色の甘口のPassito(パッシート )ワインになります。

現在、販売されているのは2011年(私も日本で2011年を販売中です。)
この収穫年2015年は、何年かフランス産の小樽の中で熟成される予定です。

通常よりも長い年月をかけてじっくりと造って納得してから市場に出すアントネッロ。
2015年は、糖度も高くとてもいいパッシートになることが予想されますが、
市場出荷開始は、さらに時間をかけて東京オリンピックの頃かもしれません。

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約束していたわけでないけれど、偶然にノヴァーラ県スーノのワイナリーのフランチェスコがやってきました。
ステンレスタンクの中からヴェスポリーナ2015を試飲。
アントネッロ、フランチェスコ、そして18歳からアントネッロと一緒に醸造をしてきたジャコモさん。
この大好きな3人の輪の中に存在している瞬間、何だか今、幸せだと思ったのです。

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"フランチェスコ、もし急いでいないなら、RIEが今、もっとも試飲したい1本をみんなで試飲しないか。"
とアントネッロが私の方を見て目を光らし
"きっとこれだな。RIEが知りたかったのは。2010との違いをすぐに見つけていたからね。"
取り出したワインは、ネッビオーロのボトルでした。

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COLLINE NOVARESI NEBBIOLO "VALPLAZZA" 2012
コッリーネ ノヴァレーゼ ネッビオーロ “ヴァルプラッツァ”
ROVELLOTTI

*現在、日本でも販売を開始しています。

"このワインは、2010年に比べるとタンニンも力強く、少しゲンメに似ている。
まるでピッコロ・ゲンメね。" と私が言うと

アントネッロが満足そうに、ワインを眺めながら
"RIEは、このワインをいつもよりも3倍多い本数を日本に輸入したから、わかっていたなと思ったよ。
実は、毎年ステンレスタンクだけで造るネッビオーロなのだが
2012に限って、ゲンメにするために樽熟成させたネッビオーロが10%だけ入っている。
でも毎年、ステンレスタンクだけだから、ラベルには、樽で熟成とは記載していない。"と言うと

フランチェスコがうなづきながら一口飲み、味わいながらワイン造りについて語る。
この二人とこんな風にしてワインを試飲しているこの瞬間、
ゲンメの旧市街に自分が今、存在していることが、ふと奇跡のような気がしました。


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春に向けて

半月が群青色の空に輝く朝、遠く地平線は、すでに淡いブルーのラインになり始めていました。
あれから、日の出がさらに早くなってきています。
今朝は、車も窓も凍ることなく、すぐに発進することができました。

通勤中の短い更新です。
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昨日は、17時過ぎに帰宅。まだ空が日中のように明るい夕方の時間でした。
自宅に向かう途中の円形のロータリーのところで、ヴィクトリオのフォルクスワーゲンの車の後を追う形になりました。
とても珍しい色と車種で目立つので、すぐにヴィクトリオだとわかりました。
向こうも私の車にすぐに気が付いたようで、窓から手を高く上げて振って田園地域に向かっていきました。

眠っていた田園も、春に向けて準備が始まっています。

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ヴィクトリオと知り合ってすでに10年以上の歳月が流れていることに気が付きました。

ずっと変わることのなかった田園地帯のカブール運河から続く用水路が工事で整備されはじめ
木々が切り落とされ、大きな用水路の土手に穴を掘ってヌートリアや野兎が暮らしていましたが
大きな石が運ばれてきていて、整備されているようでした。
その先に用水路の流れと隣町との高低差5mを利用した小さな水力発電もあります。

一方、小さな道路を挟んでピエモンテ州の自然保護地域になっているので、
ヴィクトリオをはじめクラウディオさんが経営する農場と水田は
そのままの姿でこれからも残されていくことになります。

そしてピエモンテ州のワイン産地ランゲ地方でも春に向けてワインの準備が始まっています。
ステンレスタンクだけで醸造するフレッシュなタイプのワインは、早いところで3月
または、ワインの見本市のある4月に向けてボトル詰めをして出荷されることになります。

バルバレスコのワイナリー ジュゼッペ・コルテーゼ(GIUSEPPE CORTESE)

シャルドネ2015

*お知らせ
冷夏だった2014年のステンレスタンクだけで醸造されるフレッシュなシャルドネの販売を見合わせていましたが
(2014年は、樽熟成のランゲ・シャルドネ スカプリン LANGHE CHARDONNAY SCAPULIN 2014のみ輸入しました。残り少ないですが、現在も販売しています。)
2015年をまだタンク内にある状態で試飲させてもらいました。
タンクの中のワインは、ランゲ・シャルドネ LANGHE CHARDONNAY 2015になります。
とても素晴らしく、2015年は、入荷する予定です。

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電気ストーブの前で、くりくりと毛づくろいする越冬の日々もあともう少し。
ぴーちゃん
ぴーちゃん。


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ミラノでワイン試飲会

ミラノから帰り道にワイン試飲会に立ち寄ることにしました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐の作品があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の前を通り
サンタンブロージョ駅(Sant` Ambrogio)方面に向かいました。

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会場は、レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館
(Museo della Scienza e della Tecnologia Leonardo da Vinci)の敷地内。

2

まだ始まる前に94種類の並べられたワインを眺め、試飲するものを考え、自分の中でテーマを考えていました。
どれも有名で大手のワイナリーばかりで、おそらくすべてのワインは、日本に入っていることでしょう。
ローマでソムリエ協会でワインを勉強していた時に、すでに数回試飲したことのあるワインばかりで
その後のマスタープログラムではローマから2泊3日のソムリエ協会の研修旅行で訪問したワイナリーもありました。
帰宅の高速道路バスのターミナルまでここから地下鉄を乗り換えて向かうことを考えると
私は、試飲会が始まってから、ここを20分後には出なければならず、その短い時間で
この機会にもう一度確かめたいサルデーニャの地場品種、日本でも人気のワインを
いくつか飲む順番も決めながら、イメージしながら会場を下見していました。

途中、ワインよりも、突然、ふらりと外から入ってきたねこに目が行ってしまいましたが・・・。

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飲んでおきたかったワインの一つは、サルデーニャ島の地場品種、Nasco di Cagliari 100%の白ワイン

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ローマにいた頃に訪問したトスカーナのワイナリ− Tenuta San Guido

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同じく研修旅行の訪問先だったMarchesi Antinori社。

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こちらの白ワインのCervallo della salaは、特にピエモンテに引っ越す前によく飲んだワインのひとつ。
住んでいたアパートメントのあった前の通りにあったエノテカのご夫婦が選んでくれたり
店内で試飲したりそんな想い出のあるトスカーナの有名なワイナリ−2社。
最後にトレントのワイン、Tenuta San Leonardoのワインを試飲し、もう帰らなけれなならない時間になりました。

ローマでワインを勉強していた日々は、今のピエモンテでのワインのある生活とは、
また違ったワインに囲まれていました。
それがあって、今、自分で選ぶピエモンテのワインがあり
いろいろな味を確かめながら、また明日から、自信を持ってピエモンテのワインを食事と楽しんでみようと
ふいに目の前がくっきりと見えてきたような気がしました。

5

こんな風にいろいろな勉強の機会があるのは、やはりミラノだからです。
私は、ミラノの帰りの時間を有効に使って、ピエモンテの稲作地域に帰るまでに
たくさんのものに触れていきたい。

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