まだ明るい時間帯である21時の空の白い月。

白い月

















20時になると夕食の終わった広場で遊ぶ子供たちの笑い声と
自転車の補助車の音が響き始めます。

夕食のズッキーニのお花のリゾットの準備が終わった私は
ワイングラスを取り出しました。

この日は、2回目のGrignolino(グリニョリーノ)のワインです。

ピエモンテ州の品種 Grignolinoのワインは
通常は、16度前後の温度で飲むワインですが
私は、夏の夕方に 少し冷やして飲むことがあります。

この日の食前酒は、ピエモンテの赤ワイン Grignolino。

Grignolino
Grignolino d'Asti
Rosso DOC
2004
ブドウの品種:Grignolino 100%
アルコール度数:12%
Giacomo Bologna "Braida"



透明感のあるルビ−色からレンガ色。

熟成されたものになると 光にかざすと、ところどころがオレンジ色にも見えます。

赤いバラの柔らかな香りとこのワインに含まれているタンニンが
心地よい苦味の余韻を残していきます。




農家で働く友人たちの場合、秋の収穫が終わってから
南ヨーロッパ、アジアのリゾート地で2週間くらい過ごすようです。

私は、日中のオフィスの仕事で休暇を取らなければならないのは
他のワインの仕事の関係で

”他の仕事のために、バカンスを取るの。”と笑いながら友達に言うと
”そうか・・・。ブラバー RIE。僕も出来たらそうしたいな。”
意外にもそんな答えが返ってきました。



休暇を取ることのできない、たくさんの鶏やカモ、ガチョウを飼育している
友達、マリアは、一年前の夏に亡くなった父親のちょうど一周忌にあたり

”故郷に2.3日帰りたいけれど、農家のお仕事の関係で無理なんだ。”と話していました。

”大丈夫。帰れるよ。”と友人のマウロが自信を持ってそう言い

この日の夕方に、マリアの農場のそばを
車で通りかかってみるとマウロがいました。

朝晩、餌の時間に自転車で農場に通っていたのです。

”RIE。今朝、やはりマリアが帰ることになって、仕事で電話に出れないRIEに
マリアから伝言があるよ。”

”帰ってきたら、またRIEの主催するワインの夕食会をしようって。
きっとRIEが来るだろうと話していたんだ。
紹介するよ。隣にいるのは、従兄弟。モデナから来ているんだ。”


車から降りて眺めたマリアの田んぼの持つ色彩が明らかに変わっていました。

夏から収穫の時期へ向かって時間が流れていくのを
私は、雲が流れていくのと一緒にはっきりと見たような気がしました。

”RIE。餌をあげるのが終わったら、少し冷えた美味しいGrignolinoを飲まないか。”

マウロが遠くから、従兄弟であるという男性と
一緒にバケツを片手に、手を振っていました。


8月の水田
















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