数日間、降り続いていた雨が止んだ金曜日の午後の帰り道。

ようやく遠くのアルプスがうっすらと姿を現すと
真っ白に覆われた部分が広がっていました。

ここ数日、山の方では、雪が降っていたのでしょう。

雨上がりの夕方 牛舎で



















この町に引っ越してきたのは、ちょうど今頃でした。
この時期が訪れると、この町で暮らしてから
また1年が過ぎていくことを知るのです。

ゆったりとした時間が流れ、季節とともに田園風景が変わるだけで
昔から変わることにない小さな町。

ここで暮らしていても、1年という時間の変化は
とても大きいことを改めて知るようになりました。

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初めてヴィクトリオがカメラを買った日の夕方に
”初めてだから一緒に見て欲しい。
まだ買った時のままで何も触ってない。そのままにしてあるよ。”

今から、家に行こうかと言うと

”実は、それは、困るんだよ。あまりに高い買い物だったから、
使えるようになるまで家族にも内緒にしている。
どうかRIEも、何も知らないことにしておいてくれ。
だから家でなく、カフェで一緒に見て欲しい。”

家族に見つからないようにとカメラの保管場所も自分の車の中でした。
(この地域では、車は、1人1台以上なければ生活が難しいです。
家族は、それぞれ自分の車に乗るので、安全な隠し場所なのです。)

一緒に説明書を読みながら、まず電池を充電しなければ
すぐに試すことも出来ないことを知って

とてもがっかりしていた時のことを
今でも、はっきりと覚えています。

それから1年以上が過ぎていきました。


いつの間にか、ヴィクトリオは、ハイアマチュアの写真家として
活動するようになっていました。

農閑期のバカンス期間を過ごしたコスタリカで撮影した野鳥の数々は、
バード・ウォッチングの仲間でも話題になり

自然科学の博物館で、これらの写真が使われることになったと
嬉しそうに話していました。


最初、初めてのカメラに、EOS 5Dを選んだヴィクトリオは
その後、更に性能の高いタイプのカメラも購入し
今では、撮影場所に2台を持ち込んで使用しています。


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週末の夕方のバールで町の人々とのひととき。

週末のバールのひととき



















スロットマシーンで勝った人が
食前酒代を出すことにしようと
私が何気なく言ったら・・・本当にそうすることになった。


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当時、小さな町にあるカフェでカメラを練習していたから、
翌日には、ヴィクトリオの家族も知ることになりました。(笑)
そして、カメラの保管場所も車からリビングになりました。

その後、町長から、会合の記録としての撮影の依頼があり
最初の写真は、どれもぼやけていたのは、もちろんのこと
不自然な光がたくさん入ってしまい、真剣に悩んでいました。

”これじゃ・・・Fantasma(幽霊)がいるみたいだよ。”と。