日本から帰ってきてから、帰宅時間が遅いので、
いつも早朝の出発時と帰宅後の真っ暗な町の景色しかないのですが
静かな町の様子が伝わるでしょうか。

昨日の夕方過ぎのノヴァーラ県ゲンメの旧市街。
ワイナリーで打ち合わせでした。

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そしてこちらは、私の暮らすノヴァーラ県の水田の小さな町の様子です。
一昨日、17時半を過ぎに帰宅すると、町は、すでに人通りがとても少なく、静かでした。
冷たい空気の中、教会、町の広場のカフェにいつの間にかクリスマスの小さな飾りがつけられ、
光が小さく点滅しています。

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今日は、ミラノに出勤後、夕方前にマルペンサ空港に行き
ミュンヘン経由で再び東京に向かいます。

通勤中の短い更新です。
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この季節にドイツ経由で帰国すると、一度あったように雪で空港が閉鎖されてしまうこともあるので
心配で各地の空港の天候と視界などのコンディションのサイトを見ています。

今年は、ノヴァーラ県の住んでいる地域は、朝は、氷点下になることがあるものの
0℃前後であり、暖かく、札幌の方がとても寒いようです。

これから写真で紹介する北海道夕張郡栗山町は、今は、銀世界となり深い雪に包まれていることでしょう。
これは、前回帰国時の11月下旬の写真です。

この秋、仕事で知り合った栗山町の方たちにお会いしようと町役場を訪問。
その時に、町役場の方々が町の様々な魅力ある場所を案内してくれました。
そのうちのひとつが、北海道で古い歴史を持つ酒造会社でした。

酒蔵のイメージは、白い漆喰の壁を想像していましたが、
ここでは古いレンガ建造施設が立ち並んでいます。

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栗山町は、夕張をはじめ、日本経済を支えた空知旧産炭地に囲まれています。
多くの炭坑員の方々がここのお酒を飲んだことでしょう。

敷地内には、昔のボイラー室の煉瓦壁を取り、石炭ボイラーが残され展示されていました。
ボイラーで発生させる蒸気を使って麹米や酒母などに使う蒸米を造っていた様子がわかります。

ピエモンテでお米の品種の視察で様々な品種のお米を見てきて、
その中になかったものは酒造好適米であったと改めて思う。

ワインと同じように日本酒は醸造酒であるけれど、ブドウと違い、お米には糖分がないので
麹によってデンプン質を糖化させ、そして酵母を加えて発酵するという過程であり
日本酒は繊細な職人の技、そしてワインと違い、原料となる美味しい水が
必要になるところがとても興味深く、
空知地方には、自然の美しさと一緒に良質で豊富な水があるのでしょう。

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同じ敷地内にあるレストランでランチです。
地元の名物であるくりやまコロッケの定食を選びました。
*コロッケは、いろいろな種類があって自由に選べます。

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こちらは、ご一緒だった方が注文なさっていた、北の錦の酒粕が入っている北の錦カレー

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レンガ蔵倉庫群のある小林酒造さん
栗山町錦3丁目109
Tel. 0123-72-1001
写真のコロッケのランチは、敷地内奥にある古い倉庫を改装して作られた「レストラン蔵」で。



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