次第に日の出が早くなり、ノヴァーラを通過すると、地平線が濃紺からブルー、オレンジ色と
淡い色彩に変化していくようになりました。

通勤中の短い更新です。
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昨日帰ってきて、自宅に続く中庭の大きな木の扉に向かうと、
ねこの鳴き声が聞こえてきました。この声は、ぴーちゃんです。

振り返ると、教会前で帰りを待っていたねこ。

20150224_181728

夕方も日が長くなりました。次第に春に向かっています。

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この時期は、ワイナリーでは、ブドウの木の剪定作業をしています。

前のブログでノヴァーラ県スーノのワイナリー(Francesco Brigatti)での
エルバルーチェ 2014のボトル詰め前の試飲した時の様子を書きましたが
今日のブログは、ゲンメのワイナリー ロヴェロッティ(ROVELLOTTI)のエルバルーチェです。

今のこの時期は、アントネッロが剪定作業をしています。
アントネッロがブドウ畑から帰ってくる17時過ぎにワイナリーで約束をしていました。

ゲンメ1

ブドウ畑から帰ってきたばかりの長靴姿のアントネッロが鍵を開けている旧市街の建物は、
通りに面してなく、ワイナリーの裏にある中庭から続く建物です。

中世のゲンメ市民の戦いから身を守るための避難所だったレンガと石の建物は、
まるで迷路のようになっています。

カンティーナへ (1)

この建物には、エルバルーチェのスプマンテが眠り、
さらにこの建物の出口からのみ通じる中庭の隅で、屋根がある部分に
エルバルーチェ用のステンレスタンクがあります。

先日のワイナリーのフランチェスコは、ワイナリー内の冷蔵装置のあるステンレスタンクから
朝の気温がとても低いこの時期に、外のステンレスタンクに移したばかりでしたが

アントネッロは、発酵を終えて、昨年11月からこの外のステンレスタンクに移しています。
エルバルーチェは、朝は、氷点下になる冬の間、ずっとここで静かに過ごしていました。

アルコール発酵終了後、亜硫酸塩(solfito)をまったく添加しない方法で、 
乳酸菌がワインのリンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに分解するマロラクティック発酵を起こさせないように
(減酸しないでエルバルーチェの豊かな酸味と香りを残すために)
気温がとても下がる外にあるステンレスタンクに入れているのです。

カンティーナへ (2)

こちらは、ルモンタージュ(フランス語 remontage)して、タンクの底部からワインを抜いて
ポンプでタンク上部に戻してタンク内のワインを循環させているので
先日のブログと同様に澱が混じり濁った色あいになっています。

エルバルーチェ1

こちらは、まったくルモンタージュさせていない澄んだワインになっているステンレスタンク。
アントネッロは、比較するための実験をいつも行っています。
ルモンタージュさせていないこちらは、スプマンテになる予定。

エルバルーチェ2

2014年は、この地方の天候の関係でエルバルーチェのパッシートのワインはまったく造らず

*エルバルーチェのパッシート。 Passito(パッシート )というのは、ブドウを乾燥させて
糖度の高い干しブドウから造られる イタリアの甘口ワイン。酸味の高いエルバルーチェからなので
ほのかな甘口となります。


若い赤ワイン ヴェスポリーナ(COLLINE NOVARESI VESPOLINA "RONCO AL MASO")も
ネッビオーロ(COLLINE NOVARESI NEBBIOLO "VALPLAZZA")も造るのを断念し

選別したブドウから少量のゲンメ2014のみ生産する方針です。

*そのため弊社では、現在のヴェスポリーナは、2012を販売中で終了後、2013を販売。
ネッビオーロは、2010を販売中。2010終了後は、アントネッロも販売するものがなくなってしまうので
次のボトル詰めを遅らせているのですが、アントネッロが次の収穫年の販売を開始するタイミングで
入荷することになります。

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ところで、先日、ノヴァーラ県のワイナリーのフランチェスコに
"最近、私は、帰宅時間が遅くてブドウ畑に行かれないから、畑の様子、特に剪定作業風景を
どうか写真で送ってみせてね。"と連絡していたのですが

たったひとりですべての作業をしているフランチェスコ、写真を撮る人がいないことに気がつきましたが
ブドウ畑の様子の写真を待っていました。
昨日、"ノロジカの素敵な写真は、撮れなかったけれどこちらで。"とメールに書いてあって
"剪定2015"と題名の入った写真が送られてきたのですが
パソコン画面一面に、剪定バサミを持ったフランチェスコの自撮りが・・・。

potatura 2015 (3)

フランチェスコさん、私は、鋏でなくてブドウ畑が見たかったのです。。。


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