朝は、まだ冷たい空気です。
ちょうどノヴァーラ中心地の近くを通過時に日の出となり
真紅色の大きな太陽が現れ、やがてすぐにオレンジ色の強い光となっていきました。

ずっと更新が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
少しずつ再開します。
通勤中の短い更新です。
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写真は、先日更新したfacebookページと同じで、ブログ用にサイズを小さくしたものです。
自転車に乗って、この地域の水田の大動脈であるカブール運河につながる大きな用水路を見に行った時、 
雲がかかって、光が弱まり太陽が白く輝いた瞬間です。

春の夕方


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昨日は、少し早めにオフィスを出て、帰り道にゲンメのワイナリーに立ち寄リました。
旧市街の石と煉瓦の建物の中からアントネッロの声がしてきました。

”RIE、ちょうどいい時に来た。エルバルーチェのパッシートの作業中だよ。“
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2015年秋に収穫されたエルバルーチェを乾燥させてもの。

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これは、 VALDENRICO PASSITO
バルデンリコ・パッシート
というワインになります。
Passito(パッシート )というのは、ブドウを乾燥させて糖度の高い干しブドウから造られる
イタリアの甘口ワインで、ノヴァーラ県の地方では、果皮がしっかりして、
崩れてしまわないエルバルーチェが使われます。

ブドウの収穫時期に籠に入れられたエルバルーチェは、復活祭前の春まで干され、
圧搾して、ステンレスタンクを使用せず、樽で発酵、熟成させていきます。

今年は、暖かいので3月中旬の晴れて乾燥した昨日に圧搾しました。
これが輝きを持った黄金色の甘口のPassito(パッシート )ワインになります。

現在、販売されているのは2011年(私も日本で2011年を販売中です。)
この収穫年2015年は、何年かフランス産の小樽の中で熟成される予定です。

通常よりも長い年月をかけてじっくりと造って納得してから市場に出すアントネッロ。
2015年は、糖度も高くとてもいいパッシートになることが予想されますが、
市場出荷開始は、さらに時間をかけて東京オリンピックの頃かもしれません。

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約束していたわけでないけれど、偶然にノヴァーラ県スーノのワイナリーのフランチェスコがやってきました。
ステンレスタンクの中からヴェスポリーナ2015を試飲。
アントネッロ、フランチェスコ、そして18歳からアントネッロと一緒に醸造をしてきたジャコモさん。
この大好きな3人の輪の中に存在している瞬間、何だか今、幸せだと思ったのです。

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"フランチェスコ、もし急いでいないなら、RIEが今、もっとも試飲したい1本をみんなで試飲しないか。"
とアントネッロが私の方を見て目を光らし
"きっとこれだな。RIEが知りたかったのは。2010との違いをすぐに見つけていたからね。"
取り出したワインは、ネッビオーロのボトルでした。

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COLLINE NOVARESI NEBBIOLO "VALPLAZZA" 2012
コッリーネ ノヴァレーゼ ネッビオーロ “ヴァルプラッツァ”
ROVELLOTTI

*現在、日本でも販売を開始しています。

"このワインは、2010年に比べるとタンニンも力強く、少しゲンメに似ている。
まるでピッコロ・ゲンメね。" と私が言うと

アントネッロが満足そうに、ワインを眺めながら
"RIEは、このワインをいつもよりも3倍多い本数を日本に輸入したから、わかっていたなと思ったよ。
実は、毎年ステンレスタンクだけで造るネッビオーロなのだが
2012に限って、ゲンメにするために樽熟成させたネッビオーロが10%だけ入っている。
でも毎年、ステンレスタンクだけだから、ラベルには、樽で熟成とは記載していない。"と言うと

フランチェスコがうなづきながら一口飲み、味わいながらワイン造りについて語る。
この二人とこんな風にしてワインを試飲しているこの瞬間、
ゲンメの旧市街に自分が今、存在していることが、ふと奇跡のような気がしました。


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