イタリアに戻らなければならない日が近づいていました。
帰る前にもう一度、軽井沢に行かなければと思い、カレンダーを眺めていました。

軽井沢には、輸入しているワイン、オリーブオイルを管理している地下空間があります。

昨日の軽井沢は、晴れていながら、午前中、雪がちらつき幻想的な風景が広がっていました。

karuizawa

私は、初めてこの風景を見た時、ピエモンテ州ノヴァーラ県ゲンメにあるワイナリーの
近くを流れるセージア川を思い浮かべました。

旧市街のワイナリーの一室で静かに出荷の時を待つゲンメのワインと同じように、
渓流が近くに流れる軽井沢の地下の空間ですべて管理したいと思ったのは、2011年春のことでした。

karuizawa2

当時、いろいろな事情も重なり、また震災後の状況で節電を一番に考え
年間を通じて電力を使わずに保冷できれる新しい倉庫を探さなければなりませんでした。

軽井沢のソムリエさん、オーガニック野菜農園の方、それまでワインを管理してくださった
舞浜の会社の人々、建築設計事務所の方など多くの方たちの協力で実現したのです。

軽井沢のイタリアンレストラン、イル・ソーニョさんでランチ。
写真のワインは、バローロ ブルナーテ BAROLO BRUNATE DOCG 2012
(ワイナリ:BORGOGNO FRANCESCO ボルゴーニョ フランチェスコ)
バローロ ブルナーテの畑の土地が持つ自然の魅力を感じることができるように 50 ヘクトリットルのスラヴォニア産オーク材の大樽で 3 年間の熟成。 ブドウの品種:ネッビオーロ 100%


軽井沢イルソーニョさん


イル・ソーニョさん
長野県北佐久郡軽井沢町星野 ハルニレテラス内
Tel: 0267-31-0031


昨年の今頃は、まだミラノで会社員として勤務もしていました。
一人の部署でオフィスを長期間空けてしまうわけにいかなかったので
毎回、土日を入れて約2週間の有給休暇を利用しての一時帰国でした。

その2週間で北海道、九州、名古屋、大阪、山形、福島、軽井沢
日本に到着、出発に近い日程は、実家のある東京でワインのセールスをする日々でした。
今になって思うのは、ワインの仕事は、まったく何もできていなかったので
もう一回すべてやり直しといわざるをえないかもしれません。

軽井沢、そしてそれまでワインの仕事を支えてくれた人々のことを思い
原点に戻ってみて、今までと違う方向を眺めて、いち早く別のものを築いていかなければならないと
感じています。

軽井沢は、まだ冷たい空気であるけれど、春の青空が広がっていました。
ここから、今日もピエモンテのワインが発送されていきます。

**************

ヨーロッパランキング ヨーロッパ(海外生活・情報)に参加しています。
クリックして応援して下さると嬉しいです。