ヴェネツィアの駅で帰りのノヴァーラまでの切符を買い
荷物を預けると

どこまでも自由な時間が来たことが嬉しく思いながら
ヴェネツィアの街を散策しました。

写真は、朝8時頃のヴェネツィアの街です。

朝のヴェネツィア 2007年1月

















どこかでコーヒーでも飲もうと思った時
急に懐かしくどこか淋しい冬の寒い日の出来事を想い出しました。

あれは、スプーンの入った甘いコーヒーでした。

(2006年5月4日 ”ヴェネツィアのゲットーで”
過去、ヴェネツィアに住んでいた頃の想い出を書いています。)




時計を見ると、すでに11時半を過ぎていて、列車が出発するまで
あと2時間半弱になっていました。

私は、高級カフェでのアマローネでなく
懐かしかったあのゲットーにもう一度行くことにしたのです。



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ユダヤ料理店で。


”ファラフェルもどうですか。これは、代表的なものだから是非。”

忙しくテーブルにお料理を運びながらも、通り過ぎる時に
必ず私のテーブルに立ち寄り

様々なことを教えてくれるレストランの人のおかげで
たくさんのことを知ることが出来ました。

そしてそんな私に、ユダヤの帽子をかぶった男性や

ひげを生やした僧侶のような黒い衣服を身にまとった男性が
お店に入って来る度に

見知らぬ言語で何か話しかけてくるのです。

”わからない・・・。”

レストランの人が笑いながら、その入って来た人たちに何か説明をすると

彼らは、にっこりと笑顔で私の方を見て、近くの席に着きました。

”何て言っていたの。”と聞いてみると

”ヘブライ語がわかると思ったみたいだよ。
顔を見た感じ、僕もそう思った。”と笑いながら

”そうだ。ソムリエで世界の美味しいワインを知っていると思うけれど
金曜日の夜に飲む甘いワインがあるんだ。

ソムリエからすると、それが美味しいかどうかは、わからない。
これは、宗教的なワインなんだよ。”

イタリア語のメニューには、”vino dolce da kiddush”と書かれていました。

私は、この時に不思議な感覚になりました。

決して会話をすることもないであろうと思った
遠く異なった宗教と文化を持つ人々が

とても自然で素直に楽しげに会話をしてくれたからです。

Falafel ”(ファラフェル:中には、ひよこ豆のペーストと香草の入った
小さなコロッケのような揚げ物です。中を割ってみると、ほんのりと緑色です。)
falafel












そして、ゲットーのナスという名前のお料理を選びました。
揚げナスなど4種類のナスのお料理が綺麗に盛り付けられています。

このメニューで選んだイスラエルのワインは、白のグラスワイン。

tevel
Tevel Sauvignon Blanc
2005
ブドウの品種:Sauvignon Blanc
アルコール度数:13%
NOAH













”これは、エルサレムの山の方の地域で作られている。”と言うので

持っていた手帳にある世界地図で、その場所を教えてもらいました。

とてもミネラル成分を感じるこの柑橘系の香り高い白ワインは

海からも近く、その海風がきっとそのエルサレムの暑さをやわらげ
昼夜の寒暖の差があり、ぶどうの栽培に適しているのだろうと

地図を見ながら、まだ見たこともない土地の想像をしながら
味わいました。

そして食後には、甘口のワインを。

kiddush
King David Concorde
ユダヤの宗教的お祝いなどで飲まれる
甘口の赤ワイン

ブドウの品種:Concord(native American Concord)
アメリカからイスラエルに移植
アルコール度数:12.5%

Carmel
(1882年に設立されたワインナリー)







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たくさんの方に読んでいただいて、とても感謝しています。

イスラエルワインの地域は、おそらく、いい赤ワインもあることでしょう。
今度、機会があったら、メルローを飲んでみたいです。

実は、この記事は、この2倍以上になって長くなってしまいました。
それで、この続きは、次回にします。