北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

スペインワイン

雨の夕方にスペインワインで。

朝から雨が降り続き、夜10時を過ぎても
雨音がずっと続いています。

今日は、夕方の5時を過ぎるころには、すでに夜が来がてしまったかのようで
家の雨戸をすべて閉じました。

雨の夕方 settembre 2006





















夏祭りの始まる前の8月のある日、友人が

"まず、水田の水をすべて取り除き、乾燥させて稲刈りが始まるんだよ。
そうしないと刈り取りが出来ないばかりか、カビも発生してしまう。
雨が降ると、しばらく仕事が出来ないから、一番困るんだ。"と

言っていたことを思い出し、降り続く雨の音を聞いていました。


友人のマルコは、夏祭りが終わリ、片付けの済んだ翌日から
稲刈りが始まる前の1週間、バルセロナにバカンスで出かけていました。

マルペンサ空港に友人たちとドライブで立ち寄り

出発便の案内のモニターを見つめていたスペイン好きなヴィクトリオが
"マドリッドか・・・。あ、バルセロナ行きもあるな。"

イベリア航空の出発便ばかりを熱心に探していました。

その帰りに立ち寄ったお店で買ったスペインワインです。

スペインワイン

HOYA DE CADENAS
Reserva 2001
ブドウの品種:Tempranillo 100%
アルコール度数:14%
GANDIA









表示を見ると、英語でも表示され、他の国向けに輸出が多い
比較的大きな規模のワインナリーのようです。

これは、アメリカ方面に輸出されていることでしょう。

味わいが北アメリカの方が好むように調節されているようです。

以前、ウンブリア州の輸出専用のワインナリーで

"これは、アメリカの業者の要望なので・・・。"と説明を受けて
試飲したことがあったことと

アメリカからの観光客の多いヴェネツィアで暮らし
その高級ホテルの選ぶワインの味を知っていたからです。

今日、これは、この町のお米を使ったスペイン料理のパエリアを作って
一緒に飲んでみようと思っていたワインでした。

試飲してみた後に、急遽、ワイングラスだけを
ホテルのバーでの食前酒のように飲んで見ることにしたのです。

ヴェネツィアで暮らしていた頃を思い出していました。

何年か前に、ヴェネツィア映画祭の終了後に
その会場となるリド島に引っ越しました。

そこは、映画祭の時に貸し家になっていたのです。

いつもどこか華やかで、歴史ある古い街の高級ホテルで
大きなヴェネツィアングラスのシャンデリアの下

着飾った外国人旅行者が多い中で、仕事が終わってから
グラスを傾けた赤ワインの味を思い出しました。

あの頃の私は、いつも本当にここに住んでいるのだろうかと
不思議な気持ちになりながら、夢の中を彷徨っているようでもあり
ただの旅人のようにも感じていました。

いつしか、私は、このスペインの赤ワインを食前酒として
ヴェネツィアのホテルのバーで飲んでいる気持ちになっていました。

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スペインワイン Vega Sicilia

写真は、近所の友人たちが働く農場です。


農場 17052006


















友人宅での夕食会に出てきた前菜のサラ−メSALAME:サラミソーセージ)が
とても美味しかったので、どこで売っているのか、教えてもらおうと電話をすると

"ちょうど、車でその町の近くに行っているんだよ。大きいから、
うちの家族と半分にしようか。"

地元の美味しいものは、生まれた時から、ずっとこの田舎で
生活してきている近所の農家で働く友人が一番知っているのです。

salameワインの産地も近いその小さな町では
ワインだけでなくこの美味しいサラミも
作られているのです。

こんなに、たくさんの
地元のサラミを買ったのは、

ローマやサルデーニャ島に
住むソムリエの友人に
渡したかったからです。


今日、紹介するワインは、そのソムリエの友人と試飲したスペインのワインです。

"スペインワインは、私が新しくオープンするエノテカで置こうと思うのよ。
生まれも育ちもサルデーニャ島だけれど、私の先祖は、スペインだから、
大切に考えているの。"と彼女は、真剣な眼差しで
注がれたワインを見つめています。

"ベガ シシリアは、7、8年前に買ったことがあるわ。"
私は、そのラベルを見て、どこか懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

vega siciliaVEGA SICILIA UNICO 1989
GRAN RESERVA
DO Ribera del Duero(リベラ デル デュエロ)
ブドウの品種:
Tempranillo(テンプラニーリョ)80%
Cabernet Sauvignon(カベルネ ソーヴィニヨン)20%
アルコール度数 13.5%
Bodegas Vega Sicilia(ボデガス ベガ シシリア)





深いルビー色がかったレンガ色です。
プルーンやブラックベリーなどの森の果物のジャムの香り
樽から来る木の香りと甘草、バニラなどのスパイスの香りの中に
乾燥したキノコの香りも感じます。

多くのイタリアワインを試飲するようになった今となっては、
特別に感じないものの、Tempranillo種の持つ独特の力強さが
スペインワインの魅力です。

当時、人生の中で決して忘れることのできないだろうと思うような
嬉しいことがあったから購入したワインでした。

このスペインの高級ワインを仕事の帰りに空港で購入したことは、
はっきり覚えているのですが、

人生の中で決して忘れることがないであろうと思った、
その嬉しかった出来事は、一体、何であったのか、
今となっては、まったく覚えていません。

しかし、その時に一緒に買った同じく、スペインワインである
リオハ(RIOJA)のグラン・レゼルバ(GRAN RESERVA)
家族で夕食の時に開けてみて、

"こんなワインの味は、初めてだな。スペインか・・・。
本当に驚いたよ。"と

亡くなった父の言葉は、今でもずっと印象に残っているのです。



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スペインのブランデー

春で気持ちのいい日々が続きます。
今日は、朝からノヴァーラ(NOVARA)まで行きました。

帰り道に買ったピエモンテのチョコレートのお菓子は、
"アルバのトリュフ"という名前です。

トリノでの仕事の最終日近くに、他のヨーロッパの都市から出張で来ていて、
一緒に働いていた3人が、どうしてもトリュフが買いたいと
トリノの街を探し歩いた懐かしい日々が思い出されました。

季節の関係で、トリュフは、瓶に入れられたものしかありませんでしたが、
ピエモンテのアルバは、トリュフで有名。
そんなトリュフの形をしたチョコレートです。
アルバのトリフのチョコレートtartufi dolci di ALBA
ピエモンテ州 ランゲ地方
丘陵地帯は、霧で覆われることの多い地帯。
毎年、10月になるとトリュフ探しが始まります。

カカオお砂糖を練り上げて柔らかく仕上げて、
ココアパウダーをかけて、
本物のトリュフのようにしています。





お菓子に合うのは、甘いワインブドウの蒸留酒であるブランデー

デザートワインは、昨年、ワイン農家で買い求めたもの。
そしてブランデーは、最近、試飲したスペイン産のブランデーです。

ピエモンテで栽培される品種(アルネイス)
作られたデザートワイン
arneis passitoPERDAUDIN (PASSITO)2001年
ブドウの品種 Arneis 100%
アルコール度数 14.5%
ワイン生産農家
NEGRO












スペイン産 brandy
好きな国であるスペインで作られたブランデー。
ブドウの品種は、アイレン(Airén)、パロミノ(Palomino) 
シェリー種で有名なヘレス(JEREZ)産です。
CarÒenalMenÒnza
アルコール度数 42%











どちらもドライフルーツの香りや蜂蜜、甘草などのスパイスの香り
更にブランデーでは、カカオカラメル、アーモンドなどの香りも
してきます。もちろんアルコール度数の高い蒸留酒なので、
ワインと違い、アルコール成分の心地よい刺激が鼻に感じられます。


ノヴァーラから帰ってきた午後、仲良しの近所の友人に電話をしてみると
"娘も夫も今、ちょうど農場に行っているのよ"といつもの軽やかで
優しい声で言います。どこか春の季節の嬉しそうな声にも聞こえます。

長い冬の眠りから覚めたように、この小さな町の農場にも、
人の姿が見え始めました。

そして3月末、日本からの農業の視察グループが、ほんの短い滞在時間で
あるものの、この町の農家を訪れる予定です。

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