北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

ピエモンテの養豚農家

モンフェラートでワイン

雨が上がり、星が輝き次第に地平線が淡い色彩になり
明るくなってきました。朝の短い更新です。
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モンフェラートの農場のサラミ、ハム、ヤギのミルクのチーズと
モンフェラートのワインでランチ。

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農場のお店の黒板

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アランさんの農場のヤギ、Capre Camosciate delle Alpi (カモシアーテ デッレ アルペ)

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農場の手造りのナス、青トマトのピクルス

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写真がないですが、ヤギのミルクのチーズが6種類。
熟成したものを、農場のイチジクのジャムと
隣にある養蜂農家のアカシアの蜂蜜で。

アランは、ステンレスタンクから直接ワインを入れて、薄い綺麗な色のワインを持ってきて
試飲していたワインの横に並べました。
春に新しくボトル詰めをするのを待っているワインで、どちらも同じモンフェラート地方のワイン 
Grignolino d’Asti グリニョリーノ ダスティですが、今回は色彩が異なります。
どちらのワインも品種:グリニョリーノ100%で両方ともアルコール度数:13.5%

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今日は、これから今月に入荷するバローロ・ブルナーテ2009と
来月1日に市場出荷開始になり、来月続けて入荷する
バローロ・ブルナーテ2010の試飲。
続けて異なった収穫年を入荷するのは、大きな理由がいくつかあり
その一つは、シルヴィアの家族のワイナリーでは、
大きく味わいが違うことが予想されるからです。
それは、明日のブログで。もうアルバに到着
それでは 良い一日をお過ごし下さい!

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週末のハムを買いに。

土曜日の午前中は、郵便局の開いている時間帯に町にいることができる貴重な一日です。
支払いやミラノのオフィスから持ち帰った書類を郵送するために行くのです。

ドアに26日(月)は、この町の守護聖人の日のため、お休みですと書かれた紙が貼ってありました。
町の夏祭り、それは、もともとこの町の守護聖人の日の前後に行われるのです。

この週末は夏祭りでもあり、少し賑やかな気持ち、そしてそんな週末に
ゆっくり美味しい生ハムやサラミがあれば、とても嬉しいと思い
金曜日の仕事の帰り道、養豚農家の加工販売所に立ち寄りました。

加工販売所

以前、ブログに書いたように、このノヴァーラ県の養豚農家で飼育した豚を
エミリア・ロマーニャ州パルマ県Langhirano に送ってパルマハム協会が定めている条件、
基準によって加工されパルマハムとしてパルマの王冠をもらってから戻ってきた生ハムのスライス200g

prosciutto cotto(生ハムでなく、加熱したハムで日本でよくサンドイッチなどでも使われるような
なじみのあるハム)のスライス 200g

そしてショーケースの奥の壁にあるサラミを見て、約2週間熟成のフレッシュなサラミをひとつ選びました。
(並んでいるものは、それぞれ種類によって異なり、120日間熟成したものもあります。)

加工販売所2

約2週間熟成しただけの若いもので、まだ柔らかく美味しいサラミは
ノヴァーラ地方の Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)になるサラミと同じものです。

これがラードの下で眠り熟成したものが伝統的な郷土食材になります。

ここでは、フレッシュなサラミとして地元で売り切れるだけのものを販売所に置き、
あとは、すべてラードの下で眠ります。
他の養豚農家の豚肉加工所のものよりも、作り方で塩分が約1%少なく、やわらかな味わいです。

サラミ

夏の日中の気温が高く湿度もあるノヴァーラ県の、この地方の保存食として生まれた熟成方法。

最初、この地方のに来て驚いたのは、農家の人々は、若い柔らかいサラミ、または
ラードの下で熟成して、しっとりと柔らかいSalame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)を好み
それまで、知っていたような固くなったサラミは、ほとんど食べないことでした。

週末だったので、この小さな販売所は混んでいて、地元の人々は、サラミやハムだけでなく
豚のお肉を1圓覆秒輅犬靴毒磴辰討い泙后
いつもは、スーパーで買う豚肉、次回は、この養豚農家で買ってみよう。

この地方での暮らしや農業を知るきっかけになったのは、
農業の友達を通じて次から次へと広がっていったからであり

稲作、ワイン、養豚、酪農、アグリツーリズモ、バイオマス、オリーブ農家と
いろいろな農業の分野に渡り、それは、決して私の力ではなく
ここでの友人を通じて広げていくことができた世界でした。

そのきっかけは、2005年の夏祭りで稲作農家のヴィクトリオと出会ったことがすべてでした。

夏祭りの企画、実行委員であった町役場の観光促進のヴィクトリオが
会場設営の準備のために、車を10m移動してくれないかと私の家を訪ねてきて
初めて、この小さな町に夏祭りがあることを知りました。

ローマと違い、何もないこの町で、トリノオリンピックでの報道のための調査だけをして
遠くローマまで飛行機、夜行列車でソムリエのマスターコースの講習に通い
あとは、ただ静かでお店も何もないような田園で長く眠りの中にいた私が
ローマ、トリノのような大きな都市に行っても、早く帰ってきたいと思えるような場所になっていったこと

すべてあの日、2005年の夏祭りから始まりました。

今では、ロミーナがサント・ドミンゴに移住してもう帰ってくることもなくなってから、
みんなが夏祭りの夜中集まることができたバール・レストランがなくなってしまい

町役場が主催であった夏祭りは、ヴィクトリオが新たに
共同出資者を募って作った観光文化振興機関(Pro loco)が主催となり、
予算の関係もあり縮小され、今年はわずか4日間になってしまったことなど

悲しいことではあるけれど、次のステップがあり、いつまでもこのままでないことに気が付くのです。

時が流れ、私は、今、この地方の暮らし、そして農業、ワインを新たに知り合いになっていた
農家の人から人へとつながりはじめ、
ゲンメにある、ある小さな若い女性の造り手のワイナリーと稲作農家の友達エリザベータを通じて出会い
ワイン造りでアドバイスが欲しいと連絡がきたり、新しいことが始まり動いていっているのかもしれません。

昨日の初日、夜の夏祭りにいってきました。
今年のリゾット作りの打ち合わせにきていた災害救援隊調理班リーダーのマリオさんにも会いました。

この町での暮らしを築いていくきっかけにもなった大切な夏祭りの様子は、明日のブログで。

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il prosciutto di Parma

夕方、近所の田園の上空には、パラグライダー。
農道には、サイクリングをする親子、黙々とジョギングする人と賑やかです。

アスリートのような格好でサイクリングをする人もいますが
私のように、普通の自転車(ママチャリ)が主流です。
特に私は、車を持つまで往復40分隣町の小さなストアに行くための
自転車なので後にも大きなカゴ付きです。(笑)
田園で出会ったジョバンナさんは ロングワンピースにサンダルで
私と同じく隣町の集落までの往復のサイクリングを楽しんでいました。

町がいつもより多く感じるのは、夏休みに
里帰りして帰ってきた人も多いからです。

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先日、ノヴァーラ県の養豚農家の販売所でパルマハムを買ってきました。
パルマハムは、ここピエモンテ州でなく、エミリアロマーニャ州の
パルマ県の限られた地域内で生産される生ハムです。

この販売所にあるパルマハムは、この養豚農家で、自分たちが飼料作りからこだわり、
(選び抜いた種で、栽培したトウモロコシ、大豆、大麦など)
飼育した豚をパルマ県Langhirano に送り

パルマハム協会(現在約150の生産者)で、その協会が定めている条件、基準によって加工され
パルマハムとしてパルマの王冠をもらってから、このノヴァーラ県の養豚農家の貯蔵室で
大切に保管されています。

パルマハムは、DOP(Denominazione di origine protetta:保護指定原産地表示)で
*EU基準法によって定められています。
イタリア国内だけでなく、EUで管理し、EU圏内での商品を保護しています。

その条件は、塩など使用するすべてのものに細かな基準があります。
生ハムの原料で大切な豚の腿肉にも産地、品種の細かな規定があり

使用することのできる豚は、パルマ近郊のエミリア地方、ロマーニャ地方
(エミリアロマーニャ州を地方ごとに使用する豚の品種、地域を定めています。)の他
ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州で飼育された豚を使用。

(私が食品について勉強した時には、本には、この3州が記載されていました。)
現在、他の本では、その基準に、トスカーナ州、ウンブリア州も含まれています。

ピエモンテ州の養豚農家からの豚の場合には、
品種は、地場品種である Cavour,Garlascoと定められています。

骨付き、骨なしの場合にそれぞれ重さの基準、熟成期間など定められています。
この農家の豚の場合、骨付きは、10-12kgで熟成期間が14-18ヶ月
骨無しは、7-8kg 熟成期間は12-18ヶ月で、基準をクリアしてしています。

パルマとは、気候の違うノヴァーラ県のため、湿度、温度がコンピューターで管理された部屋で
大切に保管され、販売所のショーケースにパルマハムとして並びます。

ノヴァーラ県の養豚農家の加工販売所の大きな熟成室で保管しているパルマの生ハム
il prosciutto di Parma(パルマ県Langhiranoで生産、豚肉はノヴァーラ県)

生ハム

私は、200g購入しました。

生ハム2

最近のランチは、夏なので、美味しくサラダのことが多いです。
大きなお皿(浅く大きなラーメンどんぶりくらいの大きさ)にルッコラやフェンネル
トマト、モッツァレラチーズ、リグーリアのタジャスカ種のオリーブの実
そこにこの生ハム、リグーリアのオリーブオイル、塩、胡椒。

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農家から買った生ハム、オリーブオイル、ワインというのは、スーパーで普通に販売されているものより
高くなりますが、生産者を知り、品質をじっくり選ぶのも楽しみのひとつで
ダイエット生活というのではないですが、いいものを少し楽しみたいと思う気持ちが強くなりました。

日本で生活していた頃、生野菜サラダが美味しいと思った記憶がなく、
レストランで前菜に小皿に、もしくは、メインと一緒に少量、レタスなどの葉野菜、トマトなど。
そこで使われるドレッシング(ノンオイルとかフレンチドレッシング、和風のごまドレッシングとか)が
サラダの味のすべてを決めていたように思えます。

最近では、日本のレストランのシェフの人たちが野菜に力を入れていたりと変わってきていますが
日本に帰国した時も、こんな風にオリーブオイル、塩、ワインビネガー(時々バルサミコ)だけで
美味しい野菜サラダを楽しみたいです。
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ダイエットのコーナーです。
*いつもこのお皿にいっぱいのサラダをランチに食べています。
時には、生ハムの代わりにスモークサーモンにしたり
メインとして鶏のささみ肉のグリル、豚肉、茹でたドイツのソーセージを添えたりと日替わりです。

ピッツァやピアディーナ、パニーノ、スパゲッティなどのランチでなく
炭水化物は、目標の体重になるまでは、朝食でパン、
ランチの時に時々、少量の野菜リゾットか茹でたじゃがいもをサラダに入れたりするだけにしています。

遅いランチの時間帯であることもあり、おなかがすいて一気にパスタやリゾットの大盛りを食べるより
(時には、買ってきた大きなパンで、パニーノを作って食べたりしていました。)

食材を楽しく見て味わうことのできるサラダなど、そしてワインとチーズを少し。
パスタよりも贅沢かもしれませんが、これで少しずつ体重が減りました。

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養豚農家で加工されるノヴァーラのサラミについて

高速道路は、いつもよりも車が少なく、バスは、定刻よりも早く到着して出発する日々で
今朝も駐車場からバス停まで、重いリュックを背負い全力で走りました。
学生のようにリュックなのは、農業やワインの本、
そしてオフィスに持っていく水筒などが入っていて重いからです。

車窓からは、食品輸送のマークのある大型トラックがほとんどで、
横をイタリア郵便局の大型車、そして国際宅急便の黄色の大きなトラック、
スイスナンバーの車、キャンピングカーが通り過ぎていきました。
夏の休暇に入った人が多いのでしょう。
朝の短い更新です。
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夏の日曜日の朝の写真。
まだ気温が低い時間帯なので、日の当たるところに行こうとするねこ。

日曜日の朝

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7月にすでに夏の休暇が終わった養豚農家は、8月に入って
従業員も戻ってきて再び豚肉加工販売所が開きました。

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夏の日中の気温が高く湿度もあるノヴァーラ県のこの地方では
温度も湿度もコンピュータで管理された部屋でサラミが造られ、熟成されています。
その熟成過程で温度も一度ずつ変化させるなど、伝統的な郷土食材であるノヴァーラ県の
ラードの下で眠るこのサラミを、養豚農家は、商品として年間を通して、
安定した品質で提供しなければならないのです。

自宅で昔から家庭で造っているところは、冬、湿度が低く寒い日を選んで、
貯蔵室として使っている空間で熟成させているのは、聞いたことがありました。

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このノヴァーラ県の湿度と夏暑い温度になる環境下で、安心して熟成させるために
ラードを熱して液体にしてやがて冷えて固まり、真っ白なラードの下で熟成させる方法が生まれました。

空気に触れず次のクリスマス時期まで保存できる貴重な食材となり
それまで、安く取引されてきたラードとして溶かす部分が、貴重なものになっていきました。

それまで、安く取引されてきた溶かしてラードとなる部分が活かされ、
無くてはならない存在となっていきました。

町の夏祭りでは、大きなプラスチックの容器に入れられたものを購入していました。
昔は、プラスチックの容器でなく、各家庭では、陶器の壺に入れていて、
その陶器をドゥーヤ(duja) と呼んでいました。

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ノヴァーラのサラミ Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)
豚の全ての部位のお肉+30%が豚のバラ肉と豚の頬の下部の肉)

レバーの入ったFideghina (フィディギーナ) 。ノヴァーラを代表するサラミ2種類について
豚の全ての部位のお肉 +豚の肝臓13%、豚の脾臓7%

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8月になり、近郊の町の夏祭りで必ず登場するサラミ、そしてサラミを使ったお料理
ノヴァーラ風リゾット パニッシャ。

他の地域のサラミとの違いは、ノヴァーラのサラミは、そのままで食べることもありますが
リゾットをはじめ、お料理で使われることが多いです。

夏なので、私は、サラミそのままとノヴァーラ県の白ワイン、冷たいエルバルーチェと
そしてステンレスタンクだけの若いネッビオーロと一緒に食前酒のおつまみにしています。

ワインやサラミは、食べても、量を少しにして楽しみ、ダイエット生活続けています。
帰宅後は、5km隣の集落まで往復10kmのサイクリング。
夕方5時過ぎもまだ暑いです。

月曜日、今日も元気で、夏の時間を楽しみながら過ごしたいです。

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畜産農家で。

毎朝、さわやかで冷たい空気で長袖で出発するのですが
帰宅する頃は、きっと30℃以上で今日も夏らしい一日になることでしょう。

スマートフォンに近所の家畜農家に行った時の写真が残っていたので、通勤中の短い更新です。

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先日、フランチェスコと話していた時に、夏の休暇の話になりました。

トラクターで雑草を刈る仕事をしているフランチェスコのお父さんのルチアーノと
私と同じ年のフランチェスコの2人だけでワイナリーの仕事をしている上、
ピエモンテの他のワイン産地で、視察、研究で呼ばれることもあり
確か、今日はひょうによるブドウの害について、
リグーリアに近いピエモンテ南部に行かなければならないと話していました。

それでも、フランチェスコは、幼い3人の子供がいるので
5日間、海に行くと嬉しそうに話し、家族で過ごすバカンスを楽しみにしていました。

オフィス勤務の場合と、農業では、バカンス休暇状況が大きく異なり
その中間で、私は、時々、その大きな感覚の違いを強く感じて混乱することもあります。

家族、親戚で経営している畜産農家は、サラミの販売所を休暇にしたり、
従業員がいる場合は、彼らに休暇を与えなければならないけれど動物たちは、毎日、生きています。

写真の酪農家を訪れたのは、日曜日でしたが、朝から家族、親戚がそれぞれの仕事で動き回り
お母さんは、販売加工所で新鮮なミルクでジェラートを作っていました。

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この見張りのロバがゆっくりと近寄ってきました。

最近、動物が近寄ってくることもあり、私は、ねこのにおいがするのかもしれません。
(そういえば、朝、出発するときに、足元とカーディガンの袖をねこが首をすりすりとしていました。)

ロバにカーディガンの袖を舐められて、飼料のかけらのトウモロコシが袖に残っていました。

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農家の牛舎の奥の小屋には、養豚もしていて、隅に隔離されていた小屋には、
3匹の子豚が誕生していました。

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雄の豚は、雄のホルモンで特有な不快な匂いが肉につくことで、生後まもなく去勢されることを知りました。
技術のある専門家に依頼し、苦痛を少なく衛生的に去勢をしていくのですが、
ある一匹は、去勢しきれなかったようでこの3匹の子豚は、偶然に誕生したとのこと。
母豚が外部を警戒して3匹の豚をずっと守っていました。

大きなモーター音の聞こえる機械室で、私と同じくらいの年の女性が飼料を作っていて
それは、トウモロコシを主体にオオムギ、小麦の表皮のかす(ふすま)、大豆などを練って
ポレンタ状にしていました。

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ゲンメのワイナリーのアントネッロは、休暇は1年のうち復活祭、
8月15日の聖母被昇天の祝日(ferragosto)、12月25日だけだと張り切っていて
そんな彼らに囲まれているので、ワインをはじめ、いろいろなことを
いつも勉強させてもらえて、ここでの暮らしがあり、とても感謝しています。

今日の午後、帰宅後は、ワインの試飲。
これから始まる1日がとても楽しみです。

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ワインがきっかけで広がった世界

過ごしやすい1日です。もしかしたら、夕立が来るかもしれない、そんな午後の晴れた空です。
今日は、ピエモンテの農業地域に帰宅後の更新です。
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ノヴァーラ風リゾット(La paniscia novarese)

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ゲンメ近郊のレストランで。
この地域は、トマトソースで少し赤いパニッシャのことが多いです。
ノヴァーラ県のどこの地域のパニッシャもそれぞれ好きですが
優しい味のするこのパニッシャが特に好きです。

この地方では、サラミは、ワインと一緒に前菜で美味しくそのまま食べることもありますが
パニッシャのようにお料理として使ったり、グリルしたり、焼き目をつけたりすることもあり
またパニッシャ以外にもお豆と野菜のス−プなどにも使われたりと、
ノヴァーラのサラミは、そのまま切って食べるだけでなく、それを使った郷土料理が
多く存在することが特徴だと言う養豚農家の人の言葉で、改めて、それに気づきました。

ノヴァーラ県では、ゲンメのワインや私の暮らす町近郊を中心とした稲作だけではなく
養豚農家、そして豚肉を加工して様々なサラミやハムとなって美味しい食品になっていくことも
この地域の食文化を支えてきた大きな農業だと実感しました。

いつもは、ゲンメ旧市街のワイナリーでアントネッロとワインを試飲する時に一緒に出てくる
ノヴァーラ県のサラミを養豚農家のサラミや豚肉を販売しているお店の奥、豚肉加工所の隣で試食。

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ワインをきっかけにいろいろ広がる世界。

大学に入学が決まった時には、私のいた時代は、まだ男女雇用均等法ができたばかりで
理数系の分野は男性が占めていたので、女性で同等以上にできるように
医学、環境や暮らしに関する化学の分野、そして食品工学にも興味があったけれど
それは、遠い昔のことで今までずっと忘れていました。

男女雇用均等法を活かした総合職をターゲットに大学3年生になる前に教授と話し合い
文系に変わっていった私は外資系、サービス業と華やかな世界に憧れ、まったく道を変えて就職しました。
金融街で働くスーツ姿の働く女性に憧れていました。

始まりは、出張時に海外、特に欧州でのワインのある生活に触れたことでした。
その当時は、想像もできなかったイタリアのワイン産地での暮らしが今、ここにあります。

その10年後、ソムリエのマスターのディプロマ取得時に勉強した化学式の並ぶ醸造学に関する本に
触れて刺激を受け、その6年後にトリノ大学農学部を卒業したノヴァーラ県のワイナリーのフランチェスコに出会い
ミラノからの帰り道にワイナリー立ち寄り、この本を持っていき、不明点を教えてもらったことをきっかけに
加速していきました。

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いろいろな分野で働き経験した後、大学入学前の気持ちに今、帰ってきました。
これからの時間は、ワインをはじめ、今まで勉強してきたこと、いろいろな分野の仕事の経験で得たこと
そして今後勉強していくことを少しでも多くのこれからの人たちに伝えることができればと思っています。

10代後半から長い時間の経過がありましたが、今、毎日が動き始めて楽しい。
ねこ、仕事、農業と環境に関する勉強、そしていつも美味しいワイン、時々、家事。。。

基礎的なことを忘れ去っているので大学受験時の化学精義I ,IIの参考書を日本から持ってきました。
大学入学後に一度、この本は、買い替えていますが、それでも20年近く経っています。
”ただいま。”

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養豚農家のバイオマスエネルギー

通勤の朝に、ブログをすべて書いて送信できなかったので、帰りのバスで続きを書いて送信です。
ピエモンテの農業家と再生可能エネルギーについて
そして最後に、いつものねこのコーナーです。

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夏の爽やかな朝の風景の中で、車窓から広がる農業地域を眺めていました。
この田舎の町で暮らして感じていたことは、
時間がゆったりと流れる中で自然と美味しいお米、ワインなどを造る農家の人たちの情熱でしたが、

最近になり、強く感じるのは、そこに留まることなく、
常に新しい世界を切り開こうとしている農業経営者の姿です。

先日、農産物だけでなく環境を重視し、そして経営者として、
その事業を拡張させ、環境を重視した方法で発電したエネルギーを電力会社に
買い取ってもらうということまで行われていることを知りました。

日本の震災後、特に太陽光パネルが目立つようになりました。
ゲンメでは、ワイナリーの友達が近くのセージア川を利用した水力発電を行い、
個人用でなく電力を供給するために第2の仕事として起業して、
イタリアの複雑で煩雑な手続きを行っていたことを覚えています。

今回は、新エネルギーであるバイオマスについて。

私の暮らす地域では、このように緑色の大きなドームを見かけます。
ここは、とても美味しいノヴァーラのサラミ Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)と
レバーの入ったFideghina (フィディギーナ)のサラミ工房、養豚農家の敷地内です。

ずっと飼料のためだと思っていた周囲の約100へクタールのとうもろこし畑は、
それだけでなく、エネルギーを生み出すためにも栽培されていました。

2011年12月から稼動しました。
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サイロに貯蔵されたトウモロコシとこの養豚農家1400頭の豚の排出するし尿が養豚場から
管を通ってこの施設に運ばれます。

パソコンの画面にバイオガス(メタンガス)を発生させるタンクであるダイジェスター
そしてエネルギー変換後の残滓分が入るタンクが見えます。
この農家では、この残りかすを有機肥料として使用したことによって
化学肥料を使わないことで、土壌が豊かになり、生産量も多くなりました。

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発酵設備は、3500立方メートル、豚のし尿タンクは、55立方メートル

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オフィスからエネルギーのための技術室に続いています。
現在 出力は637kw

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このBiogas( ビオガス)の装置は、トーマスエジソンによって設立されたJenbacher gas engine社製。
この施設の機械は、ドイツ製とのことです。

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養豚農家内にある豚肉加工をするための工房にある大型冷蔵施設で毎日、莫大なエネルギーが
必要になっていますが、自宅や施設内の電力は、すべてこれでまかない
しかも電力を供給する施設として、買い取ってもらい、この収益が養豚農家にとって大部分にあたります。

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ここで暮らすようになったばかりの頃、稲作農業家であるヴィクトリオから
州の自然保護地域にある水田のため、将来的には、すべてバイオマスにしたいと聞いていましたが
実現までは、遠いと聞いていました。

この養豚農家では、すべて農場内にあるものを使うことができますが、ヴィクトリオなどは
現状では、再生可能エネルギーでなく、化石燃料である石油から作られるエネルギーを使用しています。

同じく稲作農家でも多くの電力を消費します。
特に、大きいのが、秋の収穫後、貯蔵できるようお米の水分を
約12%まで乾燥させるため莫大なエネルギーを使います。

このような施設は、イタリアでも北イタリア、ポー川流域の農業地域に集中しています。

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いつものねこのコーナ―です。
かなり痩せましたが、少しずつ回復。元気になりました。

ねこは、写真のように絶食時に自分自身で食事が食べれなかった日々もありました。

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肉食動物のねこが水や点滴などだけで食べれないでいたことがかわいそうだったので
私もしばらく肉類を食べないでいましたが、この農場を訪問する日の朝に、
元気になって食べようとしたねこの姿があり
私も帰宅してから、この養豚農家の加工したサラミ、ハムを美味しく食べました。。。

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