北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の農業地域での暮らし。 アルトピエモンテ地方ノヴァーラ県、ゲンメのワイナリーの他、ランゲ地方バローロ、モンフェラート地方、海沿いのトスカーナ州マッサ・カッラーラ県のワイナリー、稲作、養豚、果樹園などイタリアの農業調査の仕事のこと、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃんとみーちゃん。

トスカーナワインとワイナリー

渋谷17:00

午前中の雪の軽井沢の風景から、13時には、東京、そして夕暮れの頃には、渋谷の街を歩いていました。
渋谷駅周辺は、再開発の工事が進んでいます。駅構内は、帰国のたびに連絡通路が変更され、
やっと今、少し攻略できたところです。

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渋谷の街を見下ろした時、すでにどこかで見て、何かを感じた体験をしたような感覚になりました。

それは、2016年の秋のはじめのことでした。
まだミラノで訪日旅行プロモーションの仕事に関わっていた頃、
一時帰国時にイタリア人の訪日ツアーで利用するホテル視察に訪れた時のことでした。

私は、千代田区紀尾井町にあるタワーの高層階から素晴らしい眺望を眺めていました。
紀尾井町という歴史ある街の名前をホテル名に一部つけて生まれ変わったデラックスな空間から
見下ろした東京の街、”Kioicho” 
その名前の由来は、 紀州徳川家中屋敷、尾張徳川家中屋敷、彦根井伊家中屋敷がここにあったから。

高層ビル、デラックスなホテルが立ち並ぶその紀尾井町の街並みを見下ろしていると
ふいに小説の題名にもあった”スクラップ・アンド・ビルド”という言葉が頭の中で響いてきました。

中世の街並みと歴史がそのまま残っていて、振り返れば歴史ある風景を見ることができる
イタリアの風景や暮らしと、東京では大きく異なっているのですが

だからこそ、日本は、自然災害で多くを失ってしまっても、過去の建築にしばられることなく
新しく構築して復興していこうとする力が出てくるのかもしれないとその時、そんな風に感じていました。

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今日のワインは、最近ワインパーティで使ったワインから。
日本でのワインパーティでは、魚介類を使った美味しいお料理が多いので
ピエモンテワインの他に海沿いのトスカーナワインを試飲してもらうことも多いです。

vermentino

美味しい魚介類のお料理が多いトスカーナの海岸線にあるワイナリー。
大理石の白い山肌とトスカーナの海沿いの丘陵地帯(Colli Apuani del Candia)
ブドウ畑の向こうには海が広がっています。

ヴェルメンティーノ ビアンコ カンディア デイ コッリアプアーニ
Vermentino Bianco Candia Dei Colli Apuani D.O.C. "Riflesso" 2016

ブドウの品種:Vermentino 100%
ヴェルメンティーノ・ネロ ロザート カンディア デイ コッリアプアーニ 
Vermentino Nero Rosato Candia Dei Colli Apuani DOC  "Riflesso" 2017

ブドウの品種:Vermentino Nero 100%

発酵温度は、13℃と低い温度で行っていて、ブドウの持つ綺麗な酸味と香りを大切にしています。
ステンレスタンクで 7 カ月、その後ボトルに詰めてから瓶内熟成 2 ヶ月後に市場に出荷されます。
このワインは、発酵後、酵母を澱引きしないで、ボトル詰めが行われる 15 日前まで、
定期的に沈殿したワインの澱を攪拌しています。(バトナージュ)
沈殿している澱からの旨味が十分に引き出されています。
生産地域 Colli Apuani del Candia  

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ワイン会を前に。

明日からのワイン会、そして今、今月末に開催予定のお客様の新年会のワインを選んでいるのですが
その中に、私が暮らしている地元ピエモンテ州のワインの他に、
リグーリア州境から5辧海沿いのトスカーナ州のワイナリーが1つ含まれています。

何度も、皆さんにご紹介していたように思ったのですが、facebookページの方だけで
このブログには、1回しか登場していないことに気づきました。

過去の記事(2018年8月25日)ロゼワインと魚介料理 (Vermentino Nero Rosato )

これは、このブログを書き始める直前の2005年の夏の時期トスカーナ州カッラーラに滞在して
ワインレストランのあるヴィアレッジョに通っていた頃の記憶の中にある風景、
海沿いのプロムナードの柔らかな空気とそよ風を思い出し
2016年から輸入を開始したワイナリーで、現在2種類、来月からは、3〜4種類になる予定です。

明日の大阪のワイン会では、急遽、ピエモンテワインに追加して
海沿いのトスカーナの白ワイン、ロゼワインの2種類を試飲してもらうことにしました。

facebookをしていないお客様もいらっしゃるので、またこのワイナリーの生産地域の問い合わせも多く、
この地方の風景やお料理を見てもらえるように、ブログに掲載します。
*一部の写真は、facebookページで紹介したものと同じ写真になります。

ピエモンテ州ノヴァーラ県から、高速道路で南下してリグーリア州、さらにリボルノ方面に向かい
大理石の産地マッサ・カッラーラ( Massa-Carrara)県へ。

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アプアーネ山脈(Alpi Apuane)にある大理石の採石場

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この地域は、大理石でできた箱(コンカ)の中に、豚の背脂、ローズマリー、ニンニク、
セージなどの香草、胡椒、塩を入れて6か月以上漬けてできあがる背脂の塩漬け
ラルド・ディ・コロンナータ (Lardo di Colonnata)で有名ですが

ピエモンテで暮らす私にとって、一番の魅力は、その新鮮な魚介類を使ったシンプルなお料理です。
海風を受けて、綺麗な酸を持つトスカーナの地場品種であるヴェルメンティーノの白ワイン
そして、ヴェルメンティーノ・ネロから造ったロゼワイン、

ワイナリーで生産している何種類かのワインから輸入に選んだのは、この2種類になります。

まだワインになる前の発酵途中(10月第3週頃)のヴェルメンティーノ・ネロを特別に試飲。

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アグリツーリズモのテラスでトスカーナのサラミやチーズで白ワインとロゼワインで食前酒タイム

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アグリツーリズモでは、地元の港で水揚げされた魚介類の前菜

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明日の大阪のワイン会で登場するワインは、ピエモンテワイン6種類の他に
トスカーナの海沿いの丘陵地帯(Colli Apuani del Candia)のブドウ畑から
ヴェルメンティーノ ビアンコ カンディア デイ コッリアプアーニ “リフレッソ”
Vermentino Bianco Candia Dei Colli Apuani  "Riflesso" 2016

ヴェルメンティーノ・ネロ ロザート カンディア デイ コッリアプアーニ “リフレッソ”
Vermentino Nero Rosato Candia Dei Colli Apuani  "Riflesso" 2017


下の写真は、札幌のチーズのお店コンテさんが以前、撮影してくれたものです。
フランス アルザス地方のウォッシュチーズと一緒に、Vermentino Bianco Candia Dei Colli Apuani
(写真は2015、現在、販売しているのは2016になり、終了後2017になります。)

vermentino


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ロゼワインと魚介料理 (Vermentino Nero Rosato )

Facebookページの方では、何度か登場、こちらのブログにも1度だけ
紹介したリグーリア州境から5辧海沿いのトスカーナ州のワイナリーが
私がピエモンテ州以外で扱っている唯一のワイナリーになります。

今回、ロゼワインが入荷したばかりで問い合わせが多かったこともありますが、
家族の仕事の関係で夏の時期、海沿いのトスカーナで過ごし、ピエモンテに戻った2005年の8月末、
ちょうど今頃の時期からこのブログを開始したことを思い出し
今日は、この海沿いのトスカーナ州のロゼワインを紹介します。

海沿いのトスカーナ州マッサ・カッラーラ県のワイナリーのブドウ畑です。
品種ヴェルメンティーノの畑。
4WD(四駆)でなければ行くことのできない急傾斜にあります。

ヴェルメンティーノの畑

ブドウ畑を眺める

海沿いのトスカーナ州マッサカッラーラ県のこのヴェルメンティーノ・ネロのブドウ畑からは、
コルシカ島、チンクエテッレが見える海、そしてカッラーラの大理石の山も見ることができます。

ヴェルメンティーノネロのブドウ畑

ピエモンテのワイナリーでは、地元の食文化とワインを楽しんでもらえるように
サラミやチーズ、例えばノヴァーラ県であれば、ノヴァーラのサラミ Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)ゴルゴンゾーラチーズ、そしてスイス国境の近くの山の農場のトーマチーズなどで
ワイン試飲にしていますが

この海沿いのトスカーナ州では、海の幸を使った前菜をアグリツーリズモで作ってもらい
ワイン試飲を楽しんでいます。

前菜とワイン試飲

暑い夏の日、ブドウ畑の丘を見上げながら、冷たくした白ワイン、ロゼワイン。
いつの間にか、ランチ前に私と約2名でこんなに飲んでしまいました。(笑)

左のボトルは、丘陵地帯(Colli Apuani del Candia)の白ワイン。
Vermentino Bianco Candia Dei Colli Apuani D.O.C
品種 ヴェルメンティーノ(Vermentino)100% 
*現在、2016を販売中です。

真ん中のボトルは、冬に入荷予定で樽熟成の白ワインになります。

右のロゼワインは、今月、日本に入荷したばかりの
ヴェルメンティーノ ネロ ロザート カンディア デイ コッリアプアーニ "リフレッソ"
Vermentino Nero Rosato Candia Dei Colli Apuani D.O.C. "Riflesso"2017


rifresso

こちらの写真は、この入荷したばかりのワインでワイン会を実施してくださった北海道室蘭の
イタリアンレストラン クレドさんからお借りました。
ロゼの色彩がわかりやすいです。

室蘭クレドさん

トラットリア クレドさん
北海道室蘭市中島町1-38-14(東室蘭駅から徒歩12分くらいです。)
Tel.0143-84-1988(コース料理で基本的にディナーだけですが、電話予約してご相談)


新しく入荷したこのロゼのワインは、淡いサーモンピンク色。ヴェルメンティーノ・ネロの持つ
森の果物やスパイスの複雑な香りと、海に面したブドウ畑でミネラルの香り。
エレガントな酸味がこのロゼワインを支えています。

魚介類だけでなく、今の季節、冷たくしてお肉や魚介類のバーベキューでも楽しめることでしょう。
もちろん、アペリティーボ(食前酒)として生ハムやチーズなどと一緒もおすすめです。

ここは、ワイナリーに行くといつも訪れる海のある場所です。
2005年の夏、この近くで暮らしていました。海と大理石の山々がとても綺麗で、
今後、本当に何もないピエモンテの水田地帯で暮らしをしていくかどうか、
考えこんでしまうこともありました。
2006年のトリノオリンピックでの仕事が秋から本格的に準備がはじまりトリノに通う日々だったので
強制終了となり、現在のピエモンテでの暮らしが始まったのです。

カッラーラ

また、9月にトスカーナのワイナリーにも行ってきます。

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*私の暮らしているノヴァーラ県からこのワイナリーへは、高速道路でジェノヴァを経由して
リグーリア州、そして海沿いのトスカーナ州に入っていきます。
日本でもニュースで報道されたイタリア北部ジェノヴァの橋崩落事故ですが
トスカーナのワイナリーに行く際にいつも使っていた高速道路の橋でした。
ご一緒に行かれたお客様からも、あの橋ですかというメールがいくつかありました。

想像もできなかった一瞬の思わぬ災害、悲劇です。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。

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どうか楽しく、美味しく、良い8月最後の夏の日曜日をお過ごしください。
明日は、もうひとつのロゼ。私の自宅から最も近いワイナリーのネッビオーロのロゼを紹介します。

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Profile

RIE

ピエモンテ州のお米とワイン産地ノヴァーラ県にある人口1000人弱の小さな町で暮らし、主にピエモンテ州北部(アルトピエモンテ地方)のワイナリー、ノヴァーラ県の稲作、養豚、酪農などの農業地域で過ごしながら、年に3,4回日本に帰国。日本では、2008年から酒類販売免許を持ち、2017年からは、個人の方やレストランさんへの小売販売免許の他、ワインショップ、酒屋さんへの卸売販売免許も取得。
ピエモンテワイン、オリーブオイルなどの直輸入販売。東京、軽井沢からゆうパックで全国に発送しています。

農業視察や農業調査、ワイナリー訪問の他、日本帰国時にピエモンテワイン会、試飲会など企画しています。
ローマにてイタリアソムリエ協会ソムリエ資格。上級コースであるマスターコースも修了。
得た知識をできるだけ多くの方に伝え、皆さんにピエモンテのワイン、農業地域での暮らしを楽しく読んでいただければと思います。

http://www.wineart-piemonte.com/

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