Spirit In The Sky

Hard Rock/Heavy MetalからMetalcore, Alternative Metalまで"激しい"音楽にどっぷり浸かりながらバンドとアルバムの紹介、ライヴ参戦レポ、チケット情報や海外のメタルニュースを書いてます。
海外記事は正確に訳すように心掛けていますが、間違ってる箇所があったら教えてください<(_ _)>
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カテゴリ:バンド 「D」

DIO LIVE - We Rock 先日diskUNIONでゲットしたCD、DVDの中で唯一「地雷」を踏みそうな臭いがプンプンするアルバムがありました。

それがこれ、
DIO LIVE - We Rock」(2010年発表)
です!


Ronnie James Dioと言われなければ分からないジャケ絵のイラストからして、B級臭どころかブー●レグ臭漂ってるんですが、今時のブー●の方がもっとセンスいいって(爆)

発売元はデス・ブラック専門レーベルのCandlelight Records。
ここからして怪しいんですよね~。NIJI ENTERTAINMENTは関与してないってか(^^;)

こういうのに手を出すのは正直言って「地雷を踏む」のと一緒だと思いましたよ、ええ。

ですが「万が一貴重な映像・音源だったらどうしよう・・・」という気持ちも僅かにあり、Ronnieファンとしては1%ほどの望みを託して買ってみましたw

最悪「ネタ」になればいいかと(汗

DIO LIVE - We Rock 1 で、怪しいくせに紙のケースに入ってるという、見た目は立派なCD+DVDのプラケースを取り出しました。


DIO LIVE - We Rock 2 ブックレットは・・・見開き1枚かいっ!Σ(゚Д゚;エーッ!

ジャケ絵の裏面には
「The First Live Recording Of DIO」
なる、謎の一文が・・・。

そのCDのクレジットには、
・Civic Audiotorium, San Jose, CA, October 5, 1983
・The Spectrum In Philadelphia, PA, August 1984

と書かれてますた。

DIO初めてのライヴレコーディングなのに、2ヵ所のライヴを収録かいっ!(爆


DIO LIVE - We Rock 3 ブックレットを開いたところ。

細かい英文に嫌気がさしましたが読んでみたら、Ronnieのバイオグラフィーが長々と書かれてて肝心のライヴレコーディングの出所についてはちょっぴりしか記載されてません。

ディスクの狙いは
"DIO"が1983年10月5日カリフォルニア、サンホセのCIVIC AUDUTORIUMで初めてのショウを行ったものから収録した点だそう。


しかし、この日のライヴは既にサウンドボードのブー●レグ盤「DIO San Jose 1983」が出回っており、どう差別化したかというと、
「The Last In Lineツアー」からの曲をボーナスで収録したんですと!

となると裏ジャケのThe Spectrum In Philadelphia, PA, August 1984はおそらく8月25日のライヴですね。
こちらもサウンドボードのブー●レグ盤「DIO The Spectrum 1984」が出回ってますが…(^^;)

既にブートで有名なのに「DIO初のライヴレコーディング」と名うっちゃってるところに泣けてきますが、一応CDのトラックリストは以下の通り。

【 CD 】
01 Stand Up and Shout
02 Straight Through The Heart
03 Shame on The Night
04 Children of the Sea
05 Holy Diver
06 Stargazer
07 Heaven and Hell
08 Rainbow in the Dark
09 Man on The Silver Mountain
(↑ここまでが1983年San Jose公演のブー●と同じセットリスト)

10 Dont Talk to Strangers
11 One Night in The City
12 We Rock
(↑この3曲が1984年Philadelphia公演からのものと思われる)


さて、CDを再生してみたのですが・・・

(´;ω;`)・・・音質、ブー●レグとほとんど変わらないじゃんか…。

聴き比べたんですが、音圧がちょっと上がった程度で基本的に弄ってませんね。

シャリシャリと高音域に偏った音で、低音の迫力は全くなし!
ドラムのシンバルの音が小さくペシャっと聞こえるのが悲しい…。
平べったく潰れた音のためギターもソロを弾いてる時以外はあまり目立たない。てかベースどこ~?
Ronnieの声はそんな悲惨な状況でもよく通ってるな~と感心したり。。。

そして、ボートラにあたる10から突然音圧が一気に上がってます!

おいこら!いくら元の音源が違うからってココまで音のレベルが違ってていいのか?(涙
音圧が上がった分聞きやすいんですが、ブー●と同じくベードラが引っ込みすぎだよ~(;_;)
このバランスの悪さはどうにもならんな~。

プロデューサー、ミキシングとマスタリングに名前を載せてる人達、これでギャラもらったんかいっ!
すぐさまギャラ返しなさいっ!(#゚Д゚)ゴルァ!!

CD聴いただけでもうお腹いっぱいになったんですが、まだDVDが残ってるんですよ~(-_-;)

DVDに関しては恐ろしいことに映像元が全くクレジットされてません!

HMVさんの説明では、1983年サン・ホセ”CIVIC AUDUTORIUM”でのファースト・ツアーと1985年フィラデルフィアでのライヴ映像を収めたDVDとなってますが、だってそんな事どこにも書いてないし。

つか、トラックリスト見ればビックリですよ!

【 DVD 】
01 Rock N Roll Children
02 Long Live Rock N Roll
03 Rock N Roll Children (cont.)
04 Man on the Silver Mountain
05 Heaven and Hell
06 Stand Up and Shout
07 Holy Diver
08 Gypsy
09 Caught In the Middle
10 Dont Talk to Strangers
11 Straight Through The Heart
12 Invisible
13 Rainbow in The Dark
14 Shame on the Night
15 Guitar Solo / Jam
16 Shame on The Night (cont.)
17 Holy Diver (cont.)
18 Sign of The Southern Cross
19 Dream Evil *
20 Jesus, Mary & The Holy Ghost **
21 Last In Line
22 Gates of Babylon
23 The Mob Rules

* 「Dream Evil」(1987)
**「Strange Highways」(1994)


ちょと待てw
1985年までの映像なのに、1987年リリースの「Dream Evil」と1994年リリースの「Strange Highways」からの曲が入ってるんですけどっ!Σ(T▽T;)

DVDを再生すると、メニュー画面であ然!

DIO キャプチャー 普通「全曲再生」か「曲選択」を選べるじゃないですか。

ないんですよ!

ただ「PLAY」ボタンあるのみ!

23曲入ってるのに最初からしか選べないって…マジか(T_T)


しかし、驚きは始まったばかりですた…。

DIO キャプチャー DIO キャプチャー

英語のインタビューに"スウェーデン語"の字幕がっ!!
ライヴ始まったら、こんどは"イタリア語"の字幕がっ!!

いや、まだこの頃のRonnieの映像は若いし、ドラマーも若いVinnieだ(汗

DIO キャプチャー DIO キャプチャー

こ、これはっ!!

日本語の字幕キタ━━━━(°Д°)━━━━!!!!

それも2005年ZEPP TOKYOのDIOのライヴ キタコレ!!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ

これ、どう見てもTV神奈川のROCK CITYの映像です。本当にどうも(ry

その後はもうご想像の通りです、はい。

DIO キャプチャー DIO キャプチャー

どこからどう見ても隠し撮りですが、何か。

フロアから前の観客の腕は映ってるわ、観客に遮られて見えないわ・・・。

ブレブレで画面が揺れまくってるし、画像はノイズでまくりでとても大画面TVで観るに耐えない代物です。。。

32インチのTVで観るのを止めて21インチのPCに切り替えたんですが、途中で船酔いみたいになって気持ち悪くなってしまいました…_| ̄|○|||

継ぎ接ぎだらけの映像ですが、ギターはDoug AldrichとCraig Goldyがメインでした。

1985年のDIOのライヴ、何処行った~???

そんな映像なので、音は後から被せたのがバレバレでRonnieがマイクから離れてるのに唄聞こえる始末…(ToT)

え?音質? そんなの尋ねるのも野暮ってなもんですよ・・・映像より良いはずないですから~(>_<)

すいません、最後まで観れませんでした。

つか、ブー●レグDVDとしても最悪のレベルです!詐欺といっていいかとっ!ヽ(`Д´)ノ


これは・・・今まで色々買ってきた私ですが、

その中でも「DIO LIVE - We Rock」は超ド級の地雷アルバムと断言できますっ!o(`ω´*)o


そして、このトンデモアルバムが2月に日本盤で出ちゃうんですよ~!!Σ(´Д`lll)

悪いことはいいません!買ったら絶対損すること間違いないですっ!

日本盤にはDVDは付きませんw
そりゃこんな著作権ガン無視の映像出せないでしょうwww



本当は酷すぎるんでスルーしようかとも思ったんですが、日本盤が出ることを知ってしまった以上、何も分からずに買ってショックを受けるDIOファンがいたら余りにも可哀想なので、この際ビシッと書いちゃいました!

いや~、Ronnie James Dioを商売にするだけの輩がいることが同じメタルを愛する者、Ronnieを愛する者として悔しいし悲しいです…。

ホント、日本盤今からでもいいから発売中止にしてくれないかな・・・。
天国のRonnieが泣くよ…(´Д⊂グスン

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虹の魔術師ことRonnie James Dioがこの世を去ってはや半年。

未だに信じたくない自分がいます。

Ronnieの声は「魔法の声」でした。あの声は天性のもの。神様からのギフト(贈り物)でした。

Ronnieの「声」、いや「唄声」を求めるファンは多く、Wendy夫人がマネージメントするNiji EntertainmentはDIOの80年代を代表するライヴをアルバム化することを発表したのです!

何という素晴らしいことでしょう!

DIOの1980年代のライヴ盤といえば、たった6曲しか入っていない「Intermission」(1986年発表)しかないという悲しい状況だったのですから。。。しかも日本盤は廃盤(涙

DIO: At Donington UK: Live 1983 & 1987 それが、At Donington UK: Live 1983 & 1987」(2010年発表)です!

日本盤は12月1日にリリースですが、輸入盤は一足早く着くってんで、そちらを買って昨日到着しました!


CD このライヴ盤は2枚組となっていて、1983年と1987年の2回イギリスのドニントンで行われたMONSTERS OF ROCK FESTIVALにDIOが出演したときの音源が元になってます。

この音源はBBCが所有してたものです。


DIO ライヴCD デジパック包装となってて、三つ折りのケースを開くと中にはRonnieの写真のピクチャーCDが収まってました。

左が1983年のライヴを収録したDisc 1、右が1987年のライヴを収録したDisc 2です。


CDを取るとトレイにはMONSTERS OF ROCKのポスターが!

DIO ライヴCD 1983年8月20日、ドニントン・パークと下に書いてある以外は「Monster」の絵と「DIO」のロゴだけです!

1983年は「情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー」リリースにともなう「Holy Diverツアー」として、DIOとして初めてイギリスでライヴを行ったのがこのMONSTERS OF ROCKという、記念的ライヴです!


DIO ライヴCD 1987年8月22日のドニントン・パークで行われたMONSTERS OF ROCKは、BON JOVIがヘッドライナーでDIOが準トリの扱いとなってます。

この年は「Dream Evil」リリースにともなう「Dream Evilツアー」の一貫でフェスに参戦しています!


DIO ライヴCD さらに、オマケとして両フェスティバルの"All Area Access"なゲストラミネートパスがついてました♪

こういう細かい気配りが、DIOファンというかコレクターのツボを押さえてるな〜と思っちゃいます(^^)


さて、肝心のセットリストですが、これがまた感涙もの!

【 At Donington UK: Live 1983 & 1987 】
[Disc 1: 1983]
01. Stand Up And Shout
02. Straight Through The Heart
03. Children Of The Sea
04. Rainbow In The Dark
05. Holy Diver
06. Drum Solo
07. Stargazer
08. Guitar Solo
09. Heaven & Hell
10. Man On The Silver Mountain
11. Starstruck
12. Man On The Silver Mountain (Reprise)

[Disc 2: 1987]
01. Dream Evil
02. Neon Knights
03. Naked In The Rain
04. Rock 'n' Roll Children
05. Long Live Rock 'n' Roll
06. The Last In Line
07. Children Of The Sea
08. Holy Diver
09. Heaven & Hell
10. Man On The Silver Mountain
11. All The Fools Sailed Away
12. The Last In Line (Reprise)
13. Rainbow In The Dark


なによりも驚いたのは録音状態の良いこと!
今から27年前、23年前とは思えぬほどみずみずしいサウンドなんです!
屋外でのライヴだというのに音がクリアで、Ronnieの若々しいハイトーンの唄声とバックの楽器隊がハッキリクッキリと分離して聞こえます♪

さすが大英帝国の国営放送BBC!貴重な音源を最適の状態で保存していてくれたことに感謝♪

Disc 1の1983年のライヴでは、RonnieがBLACK SABBATHを辞めて新たに自分の名を冠したDIO名義でアルバムを出し、初のイギリスライヴということで最初からテンション高めでバンドが演奏しています!

この時のメンバーはBLACK SABBATH時代から一緒のVinnie Apice (Ds.)に加え、RAINBOW時代を共有したJimmy Bain (B.)、ツアーから参加したClaude Schnell (Key.)、それにDIOで若きギターヒーローとなったVivian Campbell (G.)という布陣でした!

リズム隊はRonnieと旧知の仲でキャリアも積んだVinnieとJimmyなだけに盤石の体制。
ドッシリとしたリズムで曲の屋台骨を支えてます。

キーボードのClaude SchnellはクラシカルなRonnieの趣味に合う、派手ではないけれど存在感のある良い味の音を出してます!

そして、Ritche Blackmore、Tony Iommiという稀代のギタリスト達と渡り合ってきたRonnieが探し出したギタリストのVivian Campbellがとにかく素晴らしい!

VivianはそれまでSWEET SAVAGEというバンドにいたのですが、DIOに入ったことでその才能を開花させましたね!

このライヴでは、若さを全面に押し出した元気の良いプレイを聴くことができます!
切れ味の良いギターのカッティング、正確でタイトなリフはもちろん、RonnieがRAINBOW、BLACK SABBATHで作りあげてきた作品の持つ叙情性も存分に理解して表現しているところがすごい!

Vivianのギターソロは短いながらも聴く者の耳をとらえ離さない魅力に満ち溢れてます♪

まさにRonnieに見出されたのは偶然ではなく必然だったのでしょう。
残念ながら、VivianとRonnieは修復不可能なほど関係が悪化して、1986年のツアー途中でVivianは解雇されてしまうのですが・・・。

Ronnieのヴォーカルは絶好調で、自分のバンドという自負もあるのでしょうが、自信に満ち溢れ説得力のある力強い唄声を聴かせてくれます!

ドニントン・パークに集まったファンもそんなRonnieに惜しげもない声援を送り、Ronnieもやや興奮した口調で曲の紹介をしたりとMCも雄弁です(^^)

DIOとしては「情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー」を出したばかりにも関わらず、"Stand Up And Shout"でライヴを始めると大きな歓迎を受けます!
"Rainbow In The Dark"や"Holy Diver"といった後のDIOの代表曲にも熱烈な反応があり、バンドとファンのやり取りをCD越しに聴いてるだけでこちらも興奮してしまいました!

当然といえば当然ですが、RAINBOWとBLACK SABBATH時代の曲は大歓迎を受けます!

"Stargazer"と"Heaven & Hell"と"Man Of The Silvermountain"を一度に聴けるなんて、当時のファンにして見れば夢の中にいるようだったでしょうね…。

DIOとして最高のスタートを切った、そんな実感がヒシヒシと伝わってくるライヴでした!


Disc 2の1987年のライヴでは、Vivianに代わって元ROUGH CUTT 〜 GIUFFRIAのCraig Goldyがギターを努めています。それ以外のラインナップに変更はありません。
当時、GUIFFRIAのイメージとDIOのイメージがどうしても合わなくて、なんでRonnieはCraigを選んじゃったんだ?と悩んだものです(^^;

Craigのギターは個人的には正直VivianやDoug Aldridgeに比べると地味な印象を持ってるんですが、このライヴでは"Neon Knights"などで速引きスケーリング奏法を披露したりして、リフマスターのTony Iommi御大もビックリのカッコイイ曲に仕上げてます!

その他の曲もライヴ仕様でソロパートが格好良くて、あれ? Craigって実は出来る子だったの?と再認識しちゃいました!(^^;

で、ライヴは"Dream Evil"から始まるのですが、新作だったにもかかわらず反応は大変良い!
続く"Neon Knights"の流れは最高ですね♪

Sacred Heart」(1985年発表)からの曲"Rock 'n' Roll Children"を聴いて、OZZY OSBOURNEの"Shot In The Dark"と妙に似てるのに気づいて吹いてしまいましたwww

思わず「えっ!Σ(゚△゚;)」と思って、スタジオ盤の"Rock 'n' Roll Children"を聴いたけど音が悪すぎて良く分からず(涙)。でも、ライヴEPの「Intermission」を聴いたらほとんど同じだったんで、やっぱり当時から似てたんだと確認できて納得w
OZZYの"Shot In The Dark"は1986年発表の「The Ultimate Sin」に収録されてるので、DIOの方が一応先ですね…因縁あるなあ〜RonnieとOzzy(^^;

この"Rock 'n' Roll Children"から"Long Live Rock 'n' Roll"に流れるんですが、いきなりスピードアップ!

鉄板のリズムを叩くVinnieのドラムが走ったーっ!!

こんな速い"Long Live Rock 'n' Roll"聴いたことねえぇ〜!
Ronnieが早口言葉になっちゃって、メロディを追うのが必死!(笑

だからキーボードも速い速いっ!
そのキーボードとギターが絡んだ長いインストパートでRonnieが会場のファンと「Long Live Rock 'n' Roll!」の掛け合いをするのですが、Ronnieが早口で叫ぶもんだからファンも早口で叫んでる(爆

非常に珍しいライヴの一場面を目撃(正確には聴いたんですけどw)して、ついつい( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまいましたw
これだからライヴは面白いっ!

その後"The Last In Line"でしっかり立て直すところがDIOらしいプロフェッショナルなところです!

もうそれからは会場を完全に支配したRonnieの様式美ワールド全開!

これでもかと言わんばかりの名曲のオンパレード!
聴いてて身悶えしてしまいます!ヽ(≧▽≦)ノ

"Children Of The Sea" 〜 "Holy Diver" 〜 "Heaven & Hell" 〜 "Man On The Silver Mountain"と息つく暇ない攻撃にただただ圧倒されるばかり!

大きな歓声の中、最後の"Rainbow In The Dark"が演奏され、Ronnieのシャウトがドニントンの空に何度も響いてました・・・ああ、マジック!!

1987年のMONSTERS OF ROCKはBON JOVI、CINDERELLA、METALLICA、ANTHRAX、W.A.S.P.とLAメタルとスラッシュのブームを反映したラインナップでしたが、その中で唯一独自の様式美を貫いてるDIOが準トリとして迫真のライヴパフォーマンスを魅せてくれたことに感動です!


CDが届いてから、他のCDもってのにこればかり聴いてるんですが、映像作品で残ってたらどんなに良かっただろうと贅沢な悩みを感じてしまいます。

それほど、1983年と1987年のライヴは甲乙付けがたい素敵なものでした(^-^)♪

Ronnieファンの方にはぜひ聴いてもらいたいと思います!

さあて、次はHEAVEN AND HELLのライヴDVD「Neon Nights 〜 Live At Wacken 2009」(2010年発表)を観るぞーっ!\(^O^)/


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最近、じっくりと音楽を聴く時間が取れず、細切れで聴いてるため紹介したいアルバムばかりドンドン溜まりまくってます(汗

一応このブログはアルバム紹介をメインで始めたのですが、どうみてもメタル情報サイトになってますね(^^;

それでも良いんですけど、やはり当初の目的であるアルバム紹介も細々と続けていきたいなと。
(あまり役立ってない記事だという感想はおいといてwww)

ということで、ずーっとほったらかしにしときながら再生回数だけグングン増えてるアルバムを本日は紹介したいと思います。

DARK TRANQUILLITY : We Are The Void DARK TRANQUILLITY 「We Are The Void」 (2010年発表)です!

前作の「Fiction」(2007年発表)から3年ぶりの新作となります。

これが9thアルバムなんですね。さすが、メロデスシーンを支え続けただけある大御所バンド!

さて、このアルバムが出る前にトイズファクトリーの洋楽部門が無くなり、所属アーティストはどうなるのかと心配してたんですが、トイズを辞めた宮本さんが興したレーベル"Trooper Entertainment"から日本盤がでることになり、ホッと一安心しました。

なので、応援の意味も込めて日本盤を購入w
日本盤には2曲ボーナストラックが入ってて、トータル13曲となってます♪

さて、アルバムジャケットは一瞬ギクっとするような絵なんですが、曲もジャケ絵に合わせたかのように全体的にダークでハードな雰囲気をまとっています。

前作のサウンドをもっとヘヴィでデスっぽい感じにしたといったら想像がつくでしょうか?
ぶっちゃけ、一発でリフを口ずさめるような"Misery's Crown"、"Focus Shift"といった曲は見あたりません。
それじゃデスじゃん!と思われるかもしれませんが、そこが巧みの技、キーボードの重要性が益々増しているのです!
アルバム全体にごく普通に入ってるキーボードのサウンド。キラキラピロピロといった派手な自己主張をせず、要所はしっかりと押さえてるところがツボ!
うーん、やってくれるなとひとりで感心することしきりw

#1の"Shadow In Our Blood"はまさしくキーボードから入る曲で、ギターへの切り替えとバックでの演奏が秀逸です。
ヘヴィでアグレッシヴな曲ですがMikaelのデスヴォイスも強力で、デスヴォイスでみごとに感情を表現しています!

それに続く#2の"Dream Oblivion"も#1の延長線上にあるサウンドで、ダークでハードな方向性が聞き取れます。しかし、デスサイドに振り切れないよう、キーボードがさり気なく主張していて、メロデスとしての均衡を保っています。

と思いきや、#3の"The Fatalist"はクリアなキーボードの音色で始まり、一気に哀愁感を振り蒔き胸を締め付けるサウンドを展開!
これぞ、DARK TRANQUILLITY節健在!

#5の"The Grandest Accusation"は慟哭系へとシフトチェンジ!
ミドルテンポで耽美かつ感傷的なキーボードのメロディとヘヴィなギターが絡み合って、心の琴線をかき鳴らしまくり。
Mikaelもデスヴォイスとクリーンヴォイスを使い分け、切なさと強さを唄い分けています!

#7の”Her Silent Language”はMikaelがクリーンヴォイスで唄い始め、途中にデスヴォイスを挟むというパターン。
これが、良いんですよ!Mikaelの低音クリーンヴォイスが耽美的なんです♪

#8の"Arkhangelsk"はピアノのイントロでメランコリックに始まるかと思ったら唄メロになった途端、ヘヴィにっ!
Mikael、重いっ!重苦しいよっ!でも間奏パートはメランコリックで攻めてくるんだもん!
うーむ、#7と#8の対比こそ、このアルバムを象徴してると言えるのかも。

#9の"I Am The Void"はミドルテンポの多い曲のなかで、アップテンポな珍しい曲。
途中でスローダウンするけれど、ベードラは走ってます!
これに続く#10の"Surface The Infinite"もアップテンポで疾走してます♪

#11の"Iridium"はゆったりしたリズムにのせてMikaelがクリーンヴォイスでヴァース1を歌うのですが、なんて耽美なヴォーカル♪
ヴァース2で激しいサウンドとともにデスヴォイスをかますのですが、この落差がたまりません!
切なく冷えた空気をまとった曲は、確かに「虚ろ」なイメージを湧かせてくれます。

あえて「Fiction」と同じパターンではなく、キーボードを普通に使うことでより一層深化させたサウンドにMikaelのクリーンヴォイスとデスヴォイスの美しさが際立った作品となったと思います。

新旧ファンのどちらにもお勧めのアルバムです(^-^)♪

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もう1月も半ばをすぎちゃいましたね。
すっかりお正月気分も吹き飛んで仕事に追われてます(^^;

そんな私がお正月観まくってたのがDARK TRANQUILLITYのライヴDVD「Where Death Is Most Alive」(2009年発表)です!

もう何度観ても素晴らしい作品なんですよね(´∀`*)♪

DARK TRANQUILLITY : Where Death Is Most Alive 今日はそのDVDをご紹介します!

といっても、いつもの如くオタな感想を書き連ねてるわけですが(笑

DVDは2枚組で、Disc 1が2008年の10月にイタリアのミラノで行われたライヴを収録したもの。
Disc2はドキュメンタリーとPV、レアライヴ映像となっています。

残念ながら日本盤はリリースされてないので、輸入盤を買っちゃいました。
でも、リージョンフリーなので普通に問題なく再生できます♪


では、長〜いレビュー行きますよーっ!(^^;

ライヴは「Damage Done」(2002年発表)の"Treson Wall"からスタート。
この曲はイントロのメロディを「うぉ〜うぉうぉ〜♪」って歌うんですが、さすがイタリア人、ノリが良いっ!
大きなコーラスでメンバーを出迎えます!

全身黒ずくめの衣装を身にまとったメンバーたちがカッコイイです♪
Mikaelもいつもの如くローライズの黒のジーンズ姿で登場!

タイトな演奏をバックに世界一美しい"デスヴォイス"の呼び名に相応しいヴォーカルを聴かせます!

生クネクネパフォーマンスもしっかり披露(笑

"The New Build"を歌い終わって、MCに入るやいなや"DARK TRANQUILLITY"コールで盛り上がるフロア!
この観客の反応の良さにMikael大満足げw

"Focus Shift"もバッチリ決めて、"DARK TRANQUILLITY"コールの中、「このライヴをDVDにするよ〜!」と言った途端、大歓声が♪

"The Lesser Faith"と続けて「Fiction」(2007年発表)からの曲を演奏して、MCですでに盛り上がりまくってるフロアをさらに煽るMikael。
ご機嫌いいですなあ〜(爆

"The Wonders At Your Feet"も完璧に決めて、今宵のライヴは本当に素晴らしい!

それ以上にバンドをこよなく愛する観衆の熱気がもの凄いこと!
とにかくちょっとでも間が空けば"DARK TRANQUILLITY"コールが飛びます!(^^

そしてMikaelが次の曲の紹介で"Lost To …”と叫ぶと、フロアから"Apacyyyyyyy!!!"と大きな声が返ってくきます♪

んもう、最高ですわ♪

"FreeCard"はMikaelの美しいデスヴォイスとクリーンヴォイスの両方が聴けます。
間奏パートでは手拍子も起きちゃうほど!

Mikaelの”Inside The Particle Storm"との紹介に歓声が上がり、イントロでドラム以外の全員が一列に並んでヘドバンしながらプレイする姿がカッコイイことこの上なし!
それまでの曲とは一転してヘヴィでダークなスローテンポの曲を聴き入る観衆。

そのまま"Nothing To No One"へとなだれ込み、ダークでありながら耽美的な旋律の曲を演奏。

"Edenspring"ではまたフロアが「うぉ〜うぉうぉ〜♪」とイントロにあわせて大合唱!

ところで、ステージは中央と両端にフロアの柵まで延びるミニ花道が出来ていて、Mikaelがしょっちゅう花道に躍り出てファンにタッチされまくりながら歌うんですw
この人は日本公演でも女の子の多いところへダイヴしてましたからねえ(笑
基本的にスキンシップが大好きなんでしょう!

次の曲"Insanity's Crescendo"ではゲストとしてTHEATER OF TRAGEDYのNell Siglandが登場して美しい歌声を披露。
Mikaelのデスヴォーカルと好対照のヴォーカルに思わずほぉぉ〜と魅入ってしまいました(^-^)

"Lethe"の後はアグレッシヴな"Dreamlore Degenerate"へとつなぎ、緩急をつけたセットリストで観るものを飽きさせないところはさすが!

そして、"Misery's Crown"キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
Mikaelのクリーンヴォイスのヴァースパートとデスヴォイスのコーラスパートの切り替えがとにかくカッコイイ!(>▽<)
この曲は私にとってまさに"神曲"なだけにたまりません!

しかもですよ、Mikaelったら歌ってる最中にステージに上がった女性からキスされるわ、ステージダイヴするわと大発憤しまくり!(笑

その興奮冷めやらぬ間に、Mikaelに紹介されたMartinがリフを刻み、"ThereIn"へと突入!
観衆、すげえ!Mikaelと一緒に歌ってます!
マイクをフロアに向ければ、完璧な歌詞の歌声が返ってきます♪
その上、かけ声にコーラスも忘れずにw

"My Negation"でもイントロからコーラスですよw

続いて"Yesterworld"のイントロを挟んで初期の代表曲"Punish My Heaven"のリフが刻まれ、Mikaelの咆哮が響き渡ります!
スピード感溢れる曲に間奏パートではフロアがMikaelの求めに応じてコーラス!

イタリアのファン、熱いよ、熱すぎる!

"The Mundane And The Magic"では再びNell嬢が登場して、可憐な歌声を披露♪
アルバムと同じようにNell嬢の声をライヴで聴けるなんて、なんと羨ましい演出でしょう!

「もうライヴも終わりだよ」とMikaelがMCで言うとフロア大ブーイングw
そりゃそーだ!
そこでMikaelが「Final・・・」と言えば、「Resistance!」と応える観衆!よく分かっていらっしゃる♪
Mikael、ここぞとばかりにフロアを煽り、ステージダイヴ決行w

正真正銘最後の曲はタイトル名も"最後"ってことで、"Terminus (Where Death Is Most Alive)"に決まりです!
切なくも美しく激しい曲がライヴで一段と映えています♪

最後まで全く息も切らずに鉄板な演奏を続けて来た楽器隊と素晴らしいヴォーカルで魅了させてくれたDARK TRANQUILLITY!
見応え満点のライヴDVDです!

さて、Disc 2にはDARK TRANQUILLITYのドキュメンタリー映像ですが、悲しいことに字幕がないので正直( ゜д゜)ポカーン状態…orz

でもライヴ映像はお宝です!

1991年から2007年までの映像なんですが、アルバムデビュー前の未発表曲を演奏していたり、現IN FLAMESのAnders Fridénがヴォーカルをつとめてた時の映像も収録されてます。

Andersって今は・・・ですが、昔は美青年だったと気付きました(笑
それに、Mikaelの生クネクネも長い歴史があるってことも分かりました(爆

とまあ、いろんな意味で楽しめる映像ですね(^^

このDVDはぜひとも日本盤が出て欲しいです!

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いやいやアルバムレビュー、ずいぶんと久しぶりですよ。

てか、聴く暇もないのに次々と買いまくって、その結果聴き散らかしてしまい、うまく文章に出来ないという悪循環に陥ってるんですが(^^;

ところが、この1週間ほど私、猿になっております。

DEAD END : Metamorphosis もうね、朝から晩まで暇さえあれば聴いてるのがDEAD ENDの新作「METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)」(2009年発表)。

こんなにツボに入るとは正直思ってなかったんですが、どーする私!

実際DEAD ENDのリアル時代を知らない私にとって、今回再発盤と一緒に振作を買ったのは正解でした。

ある意味「素」の状態で耳に一番残るフレーズやアルバムの世界観がしっくりきたのが、この「METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)」と「shambara[+2]」(1988年発表)でした。

この2作は20年もの間が空いてるのですが、それを全く感じさせないというか、時代を超越したサウンドとなってますね♪

ということで、今回はこの「METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)」を紹介します!

とはいえ、なにせDEAD ENDビギナーですんで、ツッコミどころ満載かもしれませんが、そこんところはご容赦を(^^;

まず、Morrieのヴォーカルにやられました(笑
デビュー当時の尖ったヴォーカルスタイルもそれはそれで好きなんですが、「shambara[+2]」で表現している妖しい魅力を醸し出すヴォーカルに強烈なインパクトを感じたんです。

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)」では、そのヴォーカルスタイルをさらに進化させ、変幻自在で聴く者を幻惑させる危険なオーラをまとっています!

Morrieが吐き出す言葉は時に狂おしく、時に退廃的に、時に棘を持つ言霊となって耳へと入って行き離れません。

彼の表現者としての素晴らしさが惜しみなくあふれ出ています!

そんな唄も全ては楽器隊があってこそ!

フックのあるキャッチーな唄メロでありながら、エッジが効いてそれでいてメロディアスなリフを紡ぎ出すYOUのギター。
ソロパートでは泣いてますっ!泣いて泣いてゾクゾクするほどです!

そしてカッチリと締めるのがCRAZY COOL JOEとMINATOのベードラ隊!
タイトでソリッドな低音が奔放なギターサウンドと絡み合い、独特の音楽空間を形成しています。

MINATOが脱退して彼に替わるドラマーが見つからなかったために解散したという逸話もなるほどと思わせるほど、かれのドラミングはカッコイイです!

本当に再結成してくれて、良かったっ!。・゚・(ノ∀`)・゚・。

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)」には10曲収録されてますが、どれも高水準で捨て曲がありません!

ザックリと切れ味鋭いギターリフのイントロでガツンとやられてしまう#1の"摩天楼ゲーム"。

モダンでグルーヴ感を重視した#3の"テレパシー"。

不穏な雰囲気のドラミングで始まり、狂気に満ちたMorrieの吐き捨てるようなヴォーカルが印象的な#4の"Devil Sleep"。

インダストリアルかと思うようなギターのイントロに驚くも、妖艶であでやかなヴォーカルによる唄メロにメロメロになってしまう#5の"神猿"。

ヘヴィサウンドに低音のヴォーカルを合わせ、サビでは一転して高音へとシフトする難度の高い#8の"Guillotine"。

最後を飾るのは10分弱にも及ぶメロウで浮遊感をもった"冥合"。聴き応え充分です!

ふと気がつくとまた再生ボタンを押してる自分がいます(^^

DEAD ENDの復活に相応しいアルバムです♪

初回限定盤のボーナスDVDにはPVが2曲入ってます。
アルバムの#6の"Princess"と#2の"Dress Burning"です。

"Princess"は、幻想的で浮世離れた耽美的なDEAD ENDの世界がPVで見事に表現されてます♪
"Dress Burning"は8月15日に開催された「JACK IN THE BOX2009 SUMMER」でのライヴ映像です♪

ぜひぜひ、DVDつきの限定盤をゲットされることをお勧めします(^-^)♪
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