2006年04月07日

バキ

というかごめん。もうチャンピオンの話はしない、
こりごりだ、冷静に考えるとほんとひどい雑誌、
自分の愚かしさを今では反省している、などと
ホザいた舌の根も乾かぬうちにこのような話をするのは
実際どうかと思うのですが今週のバキ面白かった。

おれの周囲の人間はBAKI中期くらいで
すでに板垣を見限っており、彼らの中で板垣は
「ギャグ漫画としてみれば面白い」
「いや、ギャグ漫画としてもどうかだよ?」
「というか作家としてどうかだよ」
「いやいやむしろ人間としてどうか、じゃない?」
みたいなレベルの存在に堕してしまっていたわけだが、
おれは断固として「恵介はそれだけの男じゃない」と
力説し続けてきました。たしかに彼にはピエロ的な側面も
あるかもしれないが、しかし、本質は違う、腹の中に
やばいもん隠し持ってんだよあいつは、と自分に
言い聞かせてなんとかやってきたわけですこれまで。
言いをも知れぬ不安におびえつつ。

しかし、「全ての試合が瞬殺」
「変なブスとバキくんのセックスを保健体育の教科書調に
書き散らす」「オーガ誕生秘話とかいってほんとにそのまんま
出産の様子を漫画化する」「毒手でガリガリにやせたバキくん
がきもちわるい」「範海王とかいってこりゃ範馬の血だぜ
絶対!と思わせといて実はただのザコでアライJrに
瞬殺される」「そのアライJrも半年くらい出ずっぱりで
物語を散々ひっかきまわしといて、いざバキとの試合と
なると金的一発で死亡、なにがしたかったんだ板垣」などの
思い返せばキリがない悪逆非道な仕打ちの数々で俺の中の
板垣に対する意味不明な期待は少しずつではあるが徐々に、
しかし確実に磨耗されていき、最近の「妄想の世界で
巨大カマキリと激闘するバキくん」という展開にいたって
ついに貯蓄は完全なるゼロとなった。もう、
「おまえがそれでええなら先生は何もいわへん」
の域に達してしまったわけです。

でも今週バキ読んだらふつーにおもしろくなりそーな展開で、
おいおいこんなの何年ぶりだ?と。板垣やるじゃん、と。
すでに風化したはずの「板垣への意味不明な期待」が
再び鎌首をもたげ始めたのであった。

この、どんだけひどいことをされて愛想が尽きても
1回いいところを見せられるとすぐに「もっかい賭けてみるか」
と思ってしまう、という図式はなんか暴力をふるうヒモと
ふるわれる女性の関係的できもちわるいなあと思った。



などとミクシーにかいたんだけど、今週のバキ。
刑務所に到着して早々、オリバと相対したバキが
あーだこうだと説教をたれるオリバの金玉にケリをぶちこんで瞬殺。
バキ「うお雄雄雄雄雄雄お雄雄雄雄雄雄雄雄!!!」
(あのオリバを瞬殺!??父の高みはもうすぐそこッッ!←煽り文句)
みたいな展開になったらどうしよう・・・とすごい心配だったんだけど、
そんなことにはなってなくて安心した。第一関門突破ッッ!

aisiteruzeomaera at 22:06│Comments(0)

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