September 2004
September 20, 2004
ガンバレ! ジャグ・バンド
写真は、僕のBAND、[Lazy Hip Jive Boys]僕らのやってる音楽は、JUG BAND MUSIC。
知ってる人は、あまりいないかも知れないなぁ。
そもそもJUGの歴史は、1920年代のアメリカ。
黒人達が、瓶(JUG)をブフォッと吹き鳴らし、
洗濯板でジャカジャカとリズムを刻む。
そこに、たらいとモップで作ったベースを絡め、
JAZZやBLUESのような音楽を楽しんでいた事がルーツ。
70年代にも、若い白人たちがリバイバルさせた。
僕もこのBANDの形に魅せられて、
仲間を集めて、BANDをスタートさせたのが3年前。
日本では、なかなか同じ形態のBANDに出会えないと思ったら
なんのなんの、結構たくさんあるんだなぁ。
先日、横浜で「ザ・ブタメガネ」という
最高のJUG-BANDのメンバー、Massyさんから、
「横浜ジャグバンドフェスティバル」という、
2001年から毎年行われているJUGの祭典のビデオを入手。
このイベントは、日本JUGシーンの重鎮Moonyさんが、
全国のJUG-BANDを一堂に集めて、
横浜駅西口を一日、JUG一色に染めてしまうという、
とんでもなくたまらんお祭り。
ビデオを見ていると、
ストリートでは、JUGの音に合わせ子供が踊り、
ライブハウスでは、好きもの・呆けものが集い、
酒を片手にワイワイと音に酔っている光景が。
ええなぁ。これやなぁ。
明るくって。楽しくって。でもってええ音で潤おって。
僕も同じ音の愛好者として、この音を広めたいなぁ。
機会があったら、みんなに聞いてもらいたい。
興味を持った方は、↓の音源や、
日本の熱いJUG-BANDたちもインディーながら、
CDをたくさん出しているので、
ぜひぜひ、探して聞いてもらいたいですな。
JUG-BAND 最高!
Complete Recorded 1
Jim Kweskin & The Jug Band: Acoustic Swing & Jug
Even Dozen Jug Band
ウォーミング・バイ・ザ・デビルズ・ファイア
September 13, 2004
不思議な出会い。
人が人を呼び寄せられるかどうか。
いろいろと本を読んだりして、
あるのかも知れないとつくづく思い出しています。
皆さんにも、こんな事あるかも知れませんが、
ここのところ起こった、びっくりするような出来事。
この夏、家族で東京へ旅行に行った時の事。
僕の宿泊先のホテルが、
東京で行ってみたかったお酒屋さんに近かったので、
事前に、住所をメモって持っていきました。
で、時間がちょっと空いたので、
タクシーに乗って行ってみる事にしたんです。
運転手さんに、そのメモをそのまま見せて、
約10分くらいで、現地近くに到着しました。
でも、酒屋さんは見当たらなかったので、
とりあえず降りて探してみる事にしました。
街によく貼ってある「番地表示」を探したんですよ。
で、お酒屋さんの番地は「2-●-9」だったんですが、
最初に出会ったのは、マンションの入り口に貼ってあった、
「2-●-5」という番地。
「2-●-5かぁ。めっちゃ近いやん。」
と、思ったのもつかの間、すぐ酒屋さんは見つかりました。
前フリが長くなりましたが、
この話のキモは、実はさの酒屋さんでなくて、
最初に見た、この番地にあるんですよ。
その「2-●-5」という番地です。
大阪に返ってきた次の日、
僕は、お店のDMの宛名を一生懸命書いていました。
そして、作業を進めていた時、びっくりして手が止まった。
「東京都●●区●●、
フンフン。おととい行ったところに近いなぁ。
で、番地が、2-●-5....。
エッー!!!!」
そう、僕がおととい行った場所。
酒屋さんを探し出して、最初に見た番地だったんで
僕も鮮明に記憶にあったんです。
こんな事ってあるんですねぇ。
その人は、大阪の大学生だった頃、
よく、お店に顔を出してくれていた人。
そして、就職で東京に引っ越された人なんですよ。
僕は、年の差はありますが、とってもしっかりした人で、
優しい視点で見る人生観とか価値観と言う点で話が合い、
呑みながら深い話をたっくさんしたお客様だったので、
僕にとっては、とても思い出深い人。
引っ越されてからもメールでやりとりはしていたし、
時折、大阪に遊びに来た時、店に立ち寄ってくれました。
ただ、ここのところ2年近くは顔は会わしていません。
でね。僕、東京に土地感もなにもないですし、
ましてや、その人の引っ越した先に行く事もないだろうと
気にとめた事一度もなかったんですよ。
それが、僕はその人のマンションの前に立っていた。
あの広い広い東京でですよ。
僕は、もう驚きのあまり、その方に電話したんですよ。
するとね。
「自分も、マスターどうしてるかなぁって最近思ってて、
それに、状況も少し変わったんで伝えとかなきゃと、
メールしようかなぁと思ってたんですよ!」
ですって。これ偶然でなく必然ですよね。
それから、積もり積もった話で盛り上がり、
長い長い電話になりました。
で、お互いとても満足感のある時間を過ごせたし、
この人とは、つながってるなぁと実感しました。
お互い日頃離れた場所でたくさんの人に会ってる。
なのに、どちらかが、ふと思う時があった時、
同じ波を持つものには伝わるんですね。
テレビのリモコンで4チャンネルって押したら、
画面に4チャンネルが映る。あれと一緒。
幸せて優しい波動だったから、余計に伝わる。
そう信じたら、なお一層この出会いに小さな幸せを見つけた
日常に、こんなツイてる事が起こるんですよね。
ほんと、ありがたい事です。
いろいろと本を読んだりして、
あるのかも知れないとつくづく思い出しています。
皆さんにも、こんな事あるかも知れませんが、
ここのところ起こった、びっくりするような出来事。
この夏、家族で東京へ旅行に行った時の事。
僕の宿泊先のホテルが、
東京で行ってみたかったお酒屋さんに近かったので、
事前に、住所をメモって持っていきました。
で、時間がちょっと空いたので、
タクシーに乗って行ってみる事にしたんです。
運転手さんに、そのメモをそのまま見せて、
約10分くらいで、現地近くに到着しました。
でも、酒屋さんは見当たらなかったので、
とりあえず降りて探してみる事にしました。
街によく貼ってある「番地表示」を探したんですよ。
で、お酒屋さんの番地は「2-●-9」だったんですが、
最初に出会ったのは、マンションの入り口に貼ってあった、
「2-●-5」という番地。
「2-●-5かぁ。めっちゃ近いやん。」
と、思ったのもつかの間、すぐ酒屋さんは見つかりました。
前フリが長くなりましたが、
この話のキモは、実はさの酒屋さんでなくて、
最初に見た、この番地にあるんですよ。
その「2-●-5」という番地です。
大阪に返ってきた次の日、
僕は、お店のDMの宛名を一生懸命書いていました。
そして、作業を進めていた時、びっくりして手が止まった。
「東京都●●区●●、
フンフン。おととい行ったところに近いなぁ。
で、番地が、2-●-5....。
エッー!!!!」
そう、僕がおととい行った場所。
酒屋さんを探し出して、最初に見た番地だったんで
僕も鮮明に記憶にあったんです。
こんな事ってあるんですねぇ。
その人は、大阪の大学生だった頃、
よく、お店に顔を出してくれていた人。
そして、就職で東京に引っ越された人なんですよ。
僕は、年の差はありますが、とってもしっかりした人で、
優しい視点で見る人生観とか価値観と言う点で話が合い、
呑みながら深い話をたっくさんしたお客様だったので、
僕にとっては、とても思い出深い人。
引っ越されてからもメールでやりとりはしていたし、
時折、大阪に遊びに来た時、店に立ち寄ってくれました。
ただ、ここのところ2年近くは顔は会わしていません。
でね。僕、東京に土地感もなにもないですし、
ましてや、その人の引っ越した先に行く事もないだろうと
気にとめた事一度もなかったんですよ。
それが、僕はその人のマンションの前に立っていた。
あの広い広い東京でですよ。
僕は、もう驚きのあまり、その方に電話したんですよ。
するとね。
「自分も、マスターどうしてるかなぁって最近思ってて、
それに、状況も少し変わったんで伝えとかなきゃと、
メールしようかなぁと思ってたんですよ!」
ですって。これ偶然でなく必然ですよね。
それから、積もり積もった話で盛り上がり、
長い長い電話になりました。
で、お互いとても満足感のある時間を過ごせたし、
この人とは、つながってるなぁと実感しました。
お互い日頃離れた場所でたくさんの人に会ってる。
なのに、どちらかが、ふと思う時があった時、
同じ波を持つものには伝わるんですね。
テレビのリモコンで4チャンネルって押したら、
画面に4チャンネルが映る。あれと一緒。
幸せて優しい波動だったから、余計に伝わる。
そう信じたら、なお一層この出会いに小さな幸せを見つけた
日常に、こんなツイてる事が起こるんですよね。
ほんと、ありがたい事です。
September 06, 2004
宴のあと。
BARを始めて10年。
先日、記念の宴席をもうけた時の事です。
夕方3時には、1次会の準備をスタート。
2次会が終了したのは翌日の朝9時でした。
とても自分にとっては、Happyな日。
本当に、驚くほどたくさんの方々が祝ってくれましたし、
スタッフたちも本当に18時間にも及ぶ、
忙し過ぎるハードワークをこなしてくれました。
でも、最後にとても残念な事が起きました。
スタッフ・OBたちは精一杯笑顔で頑張っていましたが、
さすがに、体力的にも限界があるでしょうし、
お酒も入っている現実。
御客様も含め、帰りに何かあってもいけないと思い、
朝の9時に「お開き」を僕がお願いしました。
しかし、一部の同業の方と気持ちが伝わらず、
まだ宴を続行する気配がありました。
ふたたび、お願いをしましたが、
逆に「ノリ」や「ここの祝いに来たのに」という事で、
こちらがたしなめられる始末。
遂に僕は少し、強い口調で説得をしてしまったんです。
言い終わってから、僕は「しまった!」と思いました。
何があっても笑っておこうと決心していた自分。
それが、こんな事で。しかも自分を祝う席でです。
僕が彼らに話したかった事は、
「気持ちはうれしいんだけど、誰かを無理させて、
宴を続けても、その人は辛いだけだし、
皆が安全に帰っていただかないと、
宴の後味は、とても悪くなる。」
ということと、
「同業者同志だからこそ、互いを思いやり、
その仕事の重みを分かち会える。」
ということが言いたかった。
過去にも、この手の宴席の帰りに、
事故や、もっととんでもない現実を何度も見て来たので、
自分の回りから、ましてや同業者から
そんな事を繰り返してはならないと思ったんです。
でも、結局は強い語調を選んでしまった僕に、
また、大きな気付きを与えられました。
「人を強制してはいけない。」
善悪論も、個性や環境が違えば、当然異なる。
そこを理解しているつもりだったのに、
結局「自己の正善論」を押し付けてしまったようです。
彼らに僕が後口の悪い思いをさせてしまった。
本当に申し訳ないと思います。
10年の区切りにまたひとつ課題を感じた1日でした。
先日、記念の宴席をもうけた時の事です。
夕方3時には、1次会の準備をスタート。
2次会が終了したのは翌日の朝9時でした。
とても自分にとっては、Happyな日。
本当に、驚くほどたくさんの方々が祝ってくれましたし、
スタッフたちも本当に18時間にも及ぶ、
忙し過ぎるハードワークをこなしてくれました。
でも、最後にとても残念な事が起きました。
スタッフ・OBたちは精一杯笑顔で頑張っていましたが、
さすがに、体力的にも限界があるでしょうし、
お酒も入っている現実。
御客様も含め、帰りに何かあってもいけないと思い、
朝の9時に「お開き」を僕がお願いしました。
しかし、一部の同業の方と気持ちが伝わらず、
まだ宴を続行する気配がありました。
ふたたび、お願いをしましたが、
逆に「ノリ」や「ここの祝いに来たのに」という事で、
こちらがたしなめられる始末。
遂に僕は少し、強い口調で説得をしてしまったんです。
言い終わってから、僕は「しまった!」と思いました。
何があっても笑っておこうと決心していた自分。
それが、こんな事で。しかも自分を祝う席でです。
僕が彼らに話したかった事は、
「気持ちはうれしいんだけど、誰かを無理させて、
宴を続けても、その人は辛いだけだし、
皆が安全に帰っていただかないと、
宴の後味は、とても悪くなる。」
ということと、
「同業者同志だからこそ、互いを思いやり、
その仕事の重みを分かち会える。」
ということが言いたかった。
過去にも、この手の宴席の帰りに、
事故や、もっととんでもない現実を何度も見て来たので、
自分の回りから、ましてや同業者から
そんな事を繰り返してはならないと思ったんです。
でも、結局は強い語調を選んでしまった僕に、
また、大きな気付きを与えられました。
「人を強制してはいけない。」
善悪論も、個性や環境が違えば、当然異なる。
そこを理解しているつもりだったのに、
結局「自己の正善論」を押し付けてしまったようです。
彼らに僕が後口の悪い思いをさせてしまった。
本当に申し訳ないと思います。
10年の区切りにまたひとつ課題を感じた1日でした。
