グローバル・エイズ・アップデート

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第336号(第18巻第12号) 2018年(平成29年)2月11日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第336号(第18巻第12号) 2018年(平成29年)2月11日
No. 336(Vol.18-No.12) Date: 2018/2/11
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★「第336号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・エチオピアのグローバルファンドの結核・エイズプロジェクトが抱える課題
・ラテンアメリカ・カリブ海地域のエイズ・結核・マラリア対策はグローバルファンドに過剰依存
・国連、性教育への包括的アプローチを提唱
●アフリカの地域別記事
・(タンザニア)自主的な男性の割礼を促す運動が良いスタートをきる
・(ケニア)受診の遅れがHIV陽性の子供の致死率を高める
・ザンビアによる結核とHIV対策への資金要請は野心的な目標を持ち、国家計画と戦略に上手く照準を合わせている
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エチオピアのグローバルファンドの結核・エイズプロジェクトが抱える課題

【2018年1月23日】途上国のエイズ・結核・マラリア対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の、資金拠出案件の審査などを行う技術レビューパネル(Technical Review Panel, TRP)は、昨秋エチオピアの資金要請書を検討した結果、活動実施における技術面については問題ないが活動の恩恵を受ける対象者の範囲が限定されていることに懸念を示した。グローバルファンドの理事会はエチオピアの要請額の多く($239.8 millions)を承認しており、TRPはセックス・ワーカーなど、前の資金拠出期間から支援している集団に対しては十分な内容だとしているが、「男性とセックスをする男性」(MSM)や静脈注射薬物使用者 (IDU)等に対してはHIV予防、ケア、治療サービスをどの様に提供していくのかの記載がなく、同国のエイズ・結核の現状を十分に分析していないと指摘している。続きを読む

ラテンアメリカ・カリブ海地域のエイズ・結核・マラリア対策はグローバルファンドに過剰依存

【2018年1月28日】UNAIDS(国連合同エイズ計画)は、HIVの新規感染を2010年から2020年の間に75%減少させることを目標に掲げている。しかし、ラテンアメリカとカリブ海地域(LAC)地域では、2010年から2016年にかけて毎年12万人の新規感染が続いている。そしてその大多数(64%)は、男性とセックスする男性や、トランスジェンダーの人々、薬物を使用する人々、セックス・ワーカーやその顧客およびパートナーのような、エイズ対策の鍵となる人口集団 Key Populations の間で生じている。続きを読む

国連、性教育への包括的アプローチを提唱

【2018年1月10日】ユネスコ(国連教育科学文化機関)が出版した最新の国際性教育実践ガイダンスは、初版から約10年が経つ中で、健康や福利を促進し、人権やジェンダーの平等を尊重して、子どもや若者が健康かつ安全で生産的な生活を送れるようにするための質の高い包括的な性教育を提唱している。続きを読む

(タンザニア)自主的な男性の割礼を促す運動が良いスタートをきる

【2018年1月19日 ダルエスサラーム(タンザニア)発】東アフリカのタンザニア連合共和国の中部にあるシンギダ地方で、HIV・エイズの感染や他の疾病リスクを減らすことを目的にした、自主的な亀頭包皮切除を促すキャンペーンがシンギダ地方で好スタートを切り、多くの人々が無料サービスに訪れた。続きを読む

(ケニア)受診の遅れがHIV陽性の子供の致死率を高める

【2018年1月10日 ナイロビ(ケニア)発】HIV陽性者の子どもが抗レトロウイルス治療を利用できるにも関わらず病院で早期に死亡していることが最近の研究で問題として挙げられている。先週の英国の医学誌「ランセット」の論文で明らかになったことは、抗レトロウイルス治療は陽性者の子どもの生存率を増やしていないということである。定期的なHIV検査をしないため、多くの子どもが病院に受診して初めてHIV感染していることを知ることもわかった。さらに、多くのHIV陽性である子どもは、入院している間に深刻な重感染を診断され、高い死亡率を引き起こしていると述べている。続きを読む

ザンビアによる結核とHIV対策への資金要請は野心的な目標を持ち、国家計画と戦略に上手く照準を合わせている

【2018年1月9日】グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が資金を拠出する、南部アフリカの内陸国、ザンビアの結核/HIV予算を含む保健事業案件が、グローバルファンドの理事会によって承認され、その合計は1億9,400万ドルとなった。この記事では、グローバルファンドの案件審査に当たる独立機関である技術評価パネル(TRP)と案件承認委員会(GAC)の、本資金申請に対するコメントを報告する。続きを読む

第335号(第18巻第11号) 2018年(平成29年)1月28日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第335号(第18巻第11号) 2018年(平成29年)1月28日
No. 335(Vol.18-No.11) Date: 2018/1/28
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★「第335号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・2100万人がエイズ治療にアクセス:UNAIDS最新報告書
・グローバルファンドによるナイジェリアのマラリア対策プログラム支援に暗雲:「持続性に懸念」と警告
・(ベラルーシ)グローバルファンドのベラルーシへの資金拠出案件、対策のカギとなるコミュニティ(key affected populations)への対策を可能にする「社会契約制度」を条件付け
●アフリカの地域別記事
・ナイジェリアにおけるHIV/AIDSとの闘い
・ウガンダ:HIV治療における「検査と治療」への準備はできているのか
・(ジンバブウェ)イスラム教徒の人々が性感染症の感染率が最も高いとジンバブウェ・エイズ委員会が発表
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2100万人がエイズ治療にアクセス:UNAIDS最新報告書

【2017年11月20日 ケープタウン(南アフリカ共和国)/ジュネーブ(スイス)発】12月1日の世界エイズデーに先駆けて、国連合同エイズ計画 UNAIDSは11月20日、最新報告書を公表した。2000年にたった68万5千人だった治療を受けている陽性者は、2017年には約2090万人となった。HIV治療の劇的な拡大は、強いリーダーシップと経済的貢献に支えられた、陽性者の決意と勇気、また権利の主張なしにはなし得なかった。続きを読む

グローバルファンドによるナイジェリアのマラリア対策プログラム支援に暗雲 「持続性に懸念」と警告

【2018年1月9日】
2017年12月13日、途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンドの意思決定機関である理事会Board は、ナイジェリアに対して4回目の資金拠出認可でのマラリア基金を認可した。しかし、それはこの国のマラリア対策プログラムについての資金に関する懸念が表面化する前の話であった。ナイジェリアはHIVや結核に関しても資金拠出が延長されている状況であるが、この記事では特にマラリアについて報告する。
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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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