グローバル・エイズ・アップデート

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セクシュアリティとHIVの交差性:中国のゲイ/バイセクシュアル男性のレジリエンス

【2024年6月24日 ロンドン(英国)発】中国のHIV陽性の中国のゲイ/バイセクシュアル男性は、特にスティグマに関しては、セクシュアリティとHIVという二つの交差するアイデンティティについて、ネガティブな影響を経験しているということが研究で明らかになっていたが、最近の研究によると、彼らはアイデンティティの確立を彼ら自身予想していなかった形で実現させていることが明らかとなった。続きを読む

グローバルファンドとユニットエイド、保健製品への公平なアクセスを推進するため協力関係を強化

【2024年6月27日 ジュネーブ(スイス)発】途上国の三大感染症への取り組みに資金を拠出する国際機関グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)とユニットエイドUnitaidは、今後3年間にわたり、低所得国・中所得国における高品質で安価な医療製品や革新的な治療法の公平なアクセスを促進するために、新たな協力枠組みに署名した。
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ウガンダ:HIV陽性女性向け子宮頸がん検診施策を迅速に実現

【2024年7月9日 ロンドン(英国)発】東アフリカの内陸国ウガンダでは、HIV陽性女性の子宮頸がん検診受診率向上キャンペーンを実施した。その結果、最初の6か月間は6,500人の受診者数であったが、2年目には28万人以上の検診受診を実現した。また、陽性の結果が出た女性のうち治療を受けた人の割合は12%から84%に増加し、2030年までに子宮頸がんをなくすという世界保健機関(WHO)の目標である90%をほぼ達成することができた。
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HIV陽性者の青少年におけるメンタルヘルスの課題

【2017年5月16日】精神保健(メンタルヘルス)は、青少年のHIV陽性者にとって重要でありながら見過ごされてきた世界的な健康課題である。HIV陽性の青少年の精神的・行動的健康問題の存在率は、世界が青少年のHIV予防と治療の規模を拡大する中で、よく理解されておらず、対処されていない可能性がある。
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HIV予防のための女子教育をどう促進するか? 第1回女性・女子教育に関するパン・アフリカン会議で討議

【2024年7月8日アディスアベバ(エチオピア)発】2024年7月2日〜5日、エチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合本部において、「第1回女性・女子教育に関するパン・アフリカン会議」が開催された。「HIV感染予防の手段としての女子教育」が、この会議の焦点の一つとなった。続きを読む

ガザ地区の飢饉に国連専門家が言及:子どもと妊婦に深刻な影響

【2024年7月12日 ガザ(パレスチナ)発】2024年7月9日、国連の複数の特別報告者(Special Rapporteur)たちは共同声明を発表し、イスラエルによる継続的な攻撃にさらされているパレスチナのガザ地区は、いまや広汎な飢饉の危機に直面している、と警告した。これら特別報告者たちによると、この危機は、特に子どもたちや授乳中の女性に深刻な影響を与えており、状況はますます厳しくなっている。続きを読む

グローバルファンド、自らのガバナンスの在り方を包括的に評価する報告書を発表

【2024年7月23日 ナイロビ(ケニア)発】途上国のエイズ・結核・マラリア対策に資金を供給する国際機関であるグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)は、理事会など、同機関のガバナンス機構が適切に役割を果たしているかを評価する枠組みとして、「ガバナンス成果調査枠組み」(Governance Performance Assessment Framework)を設けている。2024年4月に開催されたグローバルファンド理事会で、同枠組みに基づくガバナンス機構の評価報告書のドラフトが提出された。この報告書は、企業ガバナンス等に関する助言を行う世界的なコンサルタント企業であるモロー・ソダリ社(Morrow Sodali)が作成したものであり、グローバルファンドの理事会の中核的な機能に関する評価を包括的に行っているものである。同報告書は、同理事会と同事務局の間で何がうまくいっており、何が改善されるべきかなどについて、議論する材料として実施したアンケートやインタビューをもとに分析し、どうすれば両者がよりよく協力し合えるかを提言するものとなっている。続きを読む

小児用抗レトロウイルス薬不足の現状:ケニアとウガンダの調査結果

【2024年6月14日 ロンドン(イギリス)発】2024年に実施された調査により、ケニアとウガンダにおける小児用HIV薬の在庫状況に関する最新の調査結果が発表された。この調査は、両国の医療施設における小児用抗レトロウイルス薬の利用可能性を評価したものである。結果によると、推奨される小児用製剤は、ケニアの医療施設の52%、ウガンダの医療施設の64%でのみ利用可能であった。さらに、過去1年間に、ケニアの医療施設の40%、ウガンダの医療施設の75%で推奨される小児用製剤の在庫切れが発生していたことが明らかになった。
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アルバニアの4都市が2030年までにエイズの蔓延を終息させることを約束

【2024年6月19日 ジュネーブ(スイス)発】東欧に位置するアルバニアの4都市(コロニャ、ドゥルエス、ポグラデック、シュコドラ)は、2030年までに「公衆衛生上の脅威としてのエイズ」を終息させることを約束する「エイズに関するパリ宣言」(編集部注)に署名し、首都ティラナを含むアルバニアの他の自治体にもこの取り組みに参加するよう呼びかけた。続きを読む

グローバルファンド ハイチにおける暴動を受けて緊急HIV・結核予防サービスを提供

【2024年6月26日 ジュネーヴ(スイス)/ポルトープランス(ハイチ)発】グローバルファンド Global Fund(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)は、カリブ海に浮かぶ島国ハイチのジェンダーに基づく暴力 Gender-based violence(GBV)の被害者/生存者、避難民、その他の社会的弱者にHIVと結核の予防サービスを緊急に提供するため、180万米ドルを超える緊急資金を承認した。この緊急資金は、2024年1月1日から開始した3年分の支援金8千5百万米ドルに追加される。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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