グローバル・エイズ・アップデート

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2005年05月

クリントン財団:1000万ドルの小児エイズ患者治療プログラム開始

 米国前大統領ビル・クリントン氏は、10カ国、約1万人のHIV感染者・エイズ患者の子どもたちに、治療を提供するプログラムを開始すると発表した。同氏が設立した「ビル・クリントン財団」が1000万ドルを投じる。
 現在、世界でエイズ治療を受けている小児の患者数は、約15,000人から25,000人。うち半数は、ブラジル人とタイ人である。このプログラムで、他の途上国で現在の約2倍の子どもたちが抗レトロウイルス薬(ARV薬)治療を受けられることになる。このプログラムに関連して、インドの製薬会社シプラ社は小児用のシロップ状や錠剤の治療薬を、通常の半値で提供することに同意した。クリントン財団エイズプログラムの責任者アイラ・マガザイナー氏 Ira Magaziner によると、財団は200万ドルをARV薬購入に、300万ドルを小児医療を提供している10か国の病院の支援に拠出をする。
 小児向けのエイズ治療薬は、すでに中国、ドミニカ共和国、レソト、ルワンダとタンザニア分について発注済みで、中国については5月にも治療が始まる見通し。財団はユニセフやその他の団体の協力を得て、今年末までには他の国にも対象を広げ、2006年末までには、6万人の子どもに治療を施すことを目指している。
 エイズで亡くなる人々のうち6人に1人は子どもで、ARV治療を受けている子どもは、全体のわずか20人に1人にも満たないのが現実だ。その理由は小児エイズの専門家が不足していること、治療薬が少ないために薬が高価なこと、などがあげられる。
 クリントン氏はさらに、アフリカとアジアの僻地に住むHIV感染者・エイズ患者の治療プログラムにも力を入れていくと述べた。アフリカとアジアでは74%のHIV感染者が農村部に居住。財団は、これらの地域でのプログラムに500万ドルを投じる予定だ。さらにNGO 「パートナーズ・イン・ヘルス(PIH)」と協力し、ルワンダ、モザンビーク、タンザニアでエイズ治療プログラムを開始する。PIHの共同設立者であり、ハーバード大学教授である、ポール・ファーマー氏 Paul Farmer は、先週、ハイチの病院モデルに基づいてルワンダに病院をオープンした。

原題:Clinton Foundation Pledges $10M To Treat 10,000 Children Living With HIV/AIDS in 10 Countries
日付:April 12, 2005
出典:Kaisernetwork website
URL:http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv_recent_rep.cfm?dr_cat=1&show=yes&dr_DateTime=12-Apr-05#29287

英国:ジャマイカのHIV感染者就業支援

 英国政府は4月8日、HIV感染者の就業支援に取り組むジャマイカ・エイズ・サポート(Jamaica Aids Support:JAS)に56,984ドルを拠出することを発表した。JASは現在、HIV感染者に、キャンドル、石鹸やグリーティングカードなどの製作やコンピューターの技術習得などを通じて就業を支援している。交付された資金は現在進行中のプロジェクトに充てられ、今後HIV感染者らの収入を増やしたり、就業機会の拡大を目指す。12名のHIV感染者がジャマイカの首都キングストンで、6名がジャマイカ第2の都市モンテゴベイで、それぞれキャンドルやグリーティングカードを制作する予定。
 JASの専務ロバート・カー氏 Robert Carr は、「このプロジェクトは就業に必要な基礎技能と収入を得ることによって、HIV感染者が誇りを持ち、自己意識を高めるチャンスになる」と期待を込める。

原題:Britain To Provide About $57K for Employment Program for HIV-Positive People in Jamaica
日付:April 12, 2005
出典:Kaisernetwork website
URL:http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv_recent_rep.cfm?dr_cat=1&show=yes&dr_DateTime=12-Apr-05#29289

WHO:HIV/AIDSと栄養問題の関連性を指摘

 アフリカでは、抗レトロウイルス薬(ARV薬)の供給が拡大傾向にある一方で、その他の有効な処置がおざなりにされる現状が目立つ。
 現在、多くの栄養補助食品や免疫補助食品、薬草療法(ハーブ製品)などが感染者の間に大量に出回り、中には薬効をうたう製品まである。しかし、使用に関する指導、科学的根拠に欠ける場合が多いため、HIV感染者・エイズ患者の間で混乱が深まっている。
 免疫力強化のためには栄養摂取は不可欠だが、特に南アフリカでは、栄養補助食品がARV薬の代替手段であるかのように受け取られるに至っている。米国に本部があるラス財団 Rath Foundation が、ARV薬は有毒で、ビタミン剤や食餌療法のみが有効だというメディアキャンペーンを大々的に行い、この傾向に拍車をかけるに至った。
 WHOは、南アフリカ共和国のダーバンで、健康問題に関する専門家を交えた討論会を4日間、実施した。閉幕に際して、アフリカ南部及び東部におけるHIV感染者・エイズ患者の栄養問題改善に速やかに着手する旨の声明が発表された。
 しかし、栄養問題をHIV/AIDS治療プログラムに組み込むには困難が予測される。食糧栄養技術協力アシスタントプロジェクト the Food and Nutrition Technical Assistance Project (FANTA) 地域HIV/AIDS専門員のロバート・ムワディメ博士 Robert Mwadime によれば、栄養と健康管理に関して、多くの国々は未だ発展途上にあり、政策を実施するにも資金と技術が不足している。博士は栄養学の専門家や栄養士の人員補強、国レベルでのモデル作りの必要性を訴えている。
 米国保健社会福祉省・国立小児保健発育研究所 National Institute of Child Health at the US Department of Health and Human Services の研究員ダン・ライテン氏 Dan Raiten は、ARV薬と食餌療法の双方が治療には不可欠であると話し、HIVに感染した女性や子どもたちを含めた長期臨床の確立に取り組むことを重要視している。

原題:AFRICA: WHO conference focuses on nutrition and HIV/AIDS
日付:13 April 2005
出典:IRIN Plus News
URL: http://www.plusnews.org/AIDSreport.asp?ReportID=4705&SelectRegion=Southern_Africa&SelectCountry=AFRICA

中国:河南省、エイズ遺児の現状

中国国内のHIV/AIDS事情が徐々に明らかになっている。最初の契機は2001年、河南省で発覚した貧しい農民の大規模な集団感染であった。90年代に、わずかな金銭を稼ぐために多くの人が売血を行った。結果、HIVに感染した成人は、100万人を越すと推定されている。HIV感染者の血液が、集められた血液に混入したため、感染が大勢に広がった。中国で売血は社会的タブーであるにもかかわらず、省政府は魅力的な財源だとして、売血を推進していた。内陸部に位置する同省は、中国国内でも特に貧しい地域の一つだ。1958年から60年にかけての「大躍進」時代には、同省だけで約100万人の農民が餓死した。現在も、年300ドルで生活する人がいる。
 今、同省で深刻化しているのがエイズ遺児の問題だ。同省の一部の農村では、治療を受ける資金がないため、成人のほぼ全員が死と直面している。そのため、多くの子どもが親を失うという事態に至っている。公式発表によれば、その数は、35,000人とされているが、実際には約100万人という推測もある。地方政府は、これまで状況を公表してこなかったが、ソーシャルワーカーやエイズ活動家らが遺児に接して集めた実話が発表され始め、現状を認識し始めている。ある17歳の少女は、エイズで両親を亡くした。0.5キログラムの小麦などわずかばかりの遺産を親戚にとられ、現在は泥の家で弟と暮らす。
 こうした現状に、行政も対策に乗り出している。昨年、政府はエイズ遺児のために、無料で教育を受けることができる学校施設の建設を始めた。このような施設は、現在省内に22ヶ所あるが、空席が目立つ。子どもたちにとってこの学校に通うということは、エイズで両親を亡くしたと公言することを意味する。エイズに対して偏見があるため、差別の対象にもなりかねないのだ。
 一方、民間ではエイズ遺児の進学を支援しようという動きがある。香港のNGO、智行基金会 the Chi Heng Foundation は、 3年前に400人の遺児たちの教育費を支援するプロジェクトを始めた。現在では、2,000人規模に拡大し、6歳児から大学進学をめざす遺児までいる。設立メンバーで香港の実業家チュン・トー(杜聡)氏 Chung To は、私費を投じてプロジェクトに参加。同氏の目下の悩みは、財源の確保が難しいことだ。義務教育にかかる費用は年間約3,000元(362ドル)。親戚の元に身を寄せる子どもたちには大金だ。9年間通わせるとなると、途中で資金不足になって子どもたちを見捨てる結果になりかねない。今はその資金源を、元同僚や、米国のファンドに頼っているが、持続的とはいえない。同氏は将来に向けて、信託基金の設立を目指している。

原題:Henan Orphans Finally Speak Out
日付:9 March 2005
出典:Inter Press Service website
URL:http://ipsnews.net/interna.asp?idnews=27793

アフリカ:英国医学協会が途上国の人材流出に懸念表明

 英国医学協会 Britain's Medical Association (BMA) は、途上国からの頭脳流出 brain drain が拡大しているため、HIV/AIDSを含めた公衆衛生上の取り組みの成功が阻まれていると述べた。サハラ以南アフリカ地域などでの深刻な保健医療従事人材の不足によって、多くの命が失われている。同協会は、更なる人材不足は、状況をより深刻にすると警鐘を鳴らしている。途上国で保健医療の人材が不足しているのは、途上国から先進国に人材が流出することによってもたらされている。そしてそれは、英国などの先進国が、海外から移住してくる保健医療従事者に、過度に頼っているからである。
 英国医学協会国際委員会の議長、エドウィン・ボーマン医師 Edwin Borman は、「サハラ以南アフリカ地域では、さらに何百万人もの保健医療従事者が必要であるのにもかかわらず、現状では人材の数は減り続けており、豊かな国々は、この問題に対して、何も対策を講じていない。」と述べている。英国医学協会は、同月15日に、スイス・ジュネーブで行われるイギリス連邦保健大臣の会合において、英国などに対し、保健医療人材の途上国への依存傾向を改めるよう勧告した。

原題:AFRICA: Skills drain hindering AIDS efforts - UK
日付:11 May 2005
出典:IRIN Plus News
URL:http://www.plusnews.org/AIDSreport.asp?ReportID=4785&SelectRegion=Southern_Africa&SelectCountry=AFRICA

ケニア:人材流出の現状

 ケニア全国看護師協会 the National Nurses Association of Kenya は、毎年1000人以上の看護師が、新たな活動の場を求めて国を去っていると発表した。同協会の代表ドナルド・エパラト Donald Epaalatによると、多くの場合、ケニア人看護師たちの出国先は、自国よりも給料の高い、英国、オーストラリア、カナダ、米国、南アフリカ、ボツワナ、ナミビアである。同代表は、何らかの方策がなされない限り、ケニア国内の看護師不足が深刻化するのは免れ得ないと心配している。既に国内全体で7000人の看護師が不足しており、地方において、状況はより深刻であるという。
 ケニア国内で、最も収入の少ない看護師の月給は70ドル(5,500ケニアシリング)であるのに対し、米国の場合は6800ドル、カナダでは5700ドル、南アフリカでは1300ドルの月給が見込まれるといわれている。(1Ksh=0,013US$, 2005/05/13現在)
 看護師人数の自然減も懸念されており、同代表は、看護師の定年退職の年齢を現行の55歳から65歳まで引き上げられるべきだと述べた。

原題:1,000 Nurses 'Leaving Kenya Annually'
日付:April 27, 2005
出典:KenyaNow.com website
URL:http://www.kenyanow.com/frame_set.asp?url=http%3a%2f%2fwww.eastandard.net%2fhm_news%2fnews.php%3farticleid%3d19004

南部アフリカ:エイズ、失業でかんばつの被害悪化

南部アフリカでは、干ばつが続き、穀物の収穫に深刻な影響を及ぼしている。しかし、南部アフリカで続く食料不足の一番の原因は、干ばつ以上に、都市部での高い失業率と、エイズによって死んでいく農民が増えていることによるものだという主張もある。
 開発関係者は、今年の南部アフリカ地帯における穀物の収穫高は、1,000万人に食糧不足が起きた2002年よりも悪いと話している。世界食料計画 U.N. World Food Programme は、今年の収穫高は1992年以来、最悪であるという調査結果を発表している。南東部に位置するジンバブウェやザンビアでは、とうもろこしは全滅状態だ。一方、アフリカ最南部のレソトやスワジランドでは、農作物被害の原因は天候不順ではない。成人人口の約30%がHIV陽性者であるレソトでは、天候が順調な年でも、収穫は需要の30%にとどまっている。エイズで労働人口が減少していることが影響している。
 国連主導の食糧不足に関する評価は現在進行中であり、資金供与のためのキャンペーンが、今月下旬もしくは6月初旬に始まる。先月南アフリカ共和国のダーバンで、WHOの食料とHIV/AIDSに関する会議が開催されたが、そこで関係者たちは、2020年までに約20%の南部アフリカの農業従事者がエイズ関連の原因で亡くなるという推測を発表した。

原題:HIV/AIDS, Drought, Job Loss Contributing to Food Shortages in Southern Africa
日付:May 05, 2005
出典:Kaiser Daily NEWS
URL: http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv_recent_rep.cfm?dr_cat=1&show=yes&dr_DateTime=05-May-05#29844

ジンバブウェ:少ない資金の中、拡大するエイズ治療

ジンバブウェは、ロバート・ムガベ政権の下で国際的な孤立を甘受している。HIV/AIDSが深刻化する中で、ジンバブウェでは、援助国からわずかな資金流入しか得ていないにも関わらず、HIV/AIDS治療は拡大傾向にある。ジンバブウェ国内には1183の病院・診療所があるが、そのうち800の病院で、母子感染の可能性を減少させる効果を持つ抗レトロウイルス薬(ARV薬)の一種、ネビラピンを妊娠中のHIV陽性の女性に提供するプログラムが提供されている。
 多くのプログラムは実績をあげているが、障害になっているのは、国内の政治、経済問題である。主要なドナー国やドナー機関は、現政権の腐敗傾向に神経をとがらせており、ムガベ大統領や政府がエイズ対策資金を流用したり、政治的な目的に使うのではないかと懸念している。そのため、これらのドナーは同国への資金援助や投資をためらいがちになっている。そのため、ジンバブエへの国外からの投資は他のアフリカ諸国に比べ少ないというのが現状だ。また、政治的不安定が、人材流出に拍車をかけている。多くのHIV/AIDS対策に熟達したヘルスワーカーが国外に去らせる結果になっている。
 HIV/AIDSに関する援助が少ない中で、ジンバブウェは迅速に対策を進めているが、こうした政治的不安定により、今後のARV供給も不安定となり、治療プログラムの継続が危ぶまれているのが実情である。

原題:Boston Globe Examines Challenges Facing Zimbabwean HIV Treatment Programs Operating With Little Funding
日付:May 03, 2005
出典:Kaiser Daily NEWS
URL:http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv_recent_rep.cfm?dr_cat=1&show=yes&dr_DateTime=03-May-05#29759

アフリカ:エイズ予防と新ローマ教皇の関係

 アフリカのカトリック指導者たちは、選出された新ローマ教皇ベネディクト16世=ドイツ人のジョセフ・ラッツィンガー枢機卿を前教皇ヨハネ・パウロ2世のふさわしい後継者として歓呼して迎えた。一方で、アフリカの医療従事者には、教皇の強硬なコンドーム反対の姿勢が、HIV予防の取り組みを害するのではと危惧する声もある。
 ナイジェリア・エイズ同盟 AIDS Alliance Nigeria の代表であるモハメド・ファルーク Mohammed Farouk 氏は、禁欲をすすめる教会の方針は、何百万人ものカトリック教徒をHIV感染の可能性にさらすことになると憂慮する。「私たちは、カトリック教会の保守的な人々が、教会に通う性的に活発な人々のなかでHIV/AIDSの感染拡大を助長し続けているのではないかと懸念しています。コンドームを使用するという選択は、エイズ予防にとって非常に重要なことです。私たちは、2代続けて、コンドームに対して否定的なローマ教皇を持つことに懸念を持っています。」とファルーク氏は語った。
 一方、南アフリカ司教協議会 the Southern African Bishops' Conference の エフライム・トレソルディ Efraim Tresoldi 神父は「方法が変わるとは思いません。教会はHIV感染者・エイズ患者をケアし、さらなる感染拡大を防ぐために、最善を尽くし続けねばならないのです」と言明した。
 アフリカ最大のカトリック教徒人口を抱えるコンゴ民主共和国の全国司教協議会 the National Conference of Bishops は、新教皇が早期に選出されたことを祝福し、「ラッツィンガー枢機卿は、前教皇の片腕となる人物であったのだから、前教皇の方針を引き継いでいく可能性が高い」と発表した。

原題:Africa Hails Conservative Pope Despite Fears on AIDS Prevention
日付:April 22, 2005
出典:Journalists against AIDS Nigeria E-Forum
URL: http://www.nigeria-aids.org/msgRead.cfm?ID=4625

国連エイズ特別総会「コミットメント宣言」-中間評価ハイレベル会合をニューヨークで開催

【東京発5月19日:グローバル・エイズ・アップデイト編集部】2001年6月、世界百数十カ国の首脳級が集まってHIV/AIDSという一つの感染症について討議し、包括的な政策宣言である「コミットメント宣言」 Declaration for Committment を発表した「国連エイズ特別総会」(UNGASS)から4年が経過した。来年度の「UNGASS+5」での「コミットメント宣言」履行状況の本格レビューを前に、6月2日、ニューヨークにおいて、「コミットメント宣言」中間評価のための国連ハイレベル会合が開催される。
 「コミットメント宣言」は、予防、治療、人権の確保といった各国の国内対策から、世界的なHIV/AIDS対策の実現に向けての援助国からの資源動員に至るまで、包括的に数値目標を設定した、いわば「地球規模のエイズ対策綱領」とも言える文書である。この文書では、2003年、2005年、2010年の3つの期限を設け、それまでに各対策において達成しなければならない数値目標が設定されている。今回のハイレベル会合は、このうち、2005年末までに達成しなければならない目標の達成状況を把握し、未達成の場合は達成に向けた活動を促進する、という目的で開催されるものであり、全体会に加え、予防、人権、治療、遺児と脆弱な児童、資源動員の5つの分科会が設けられ、それぞれに対する討議がなされることとなっている。
 一方、市民社会の側は、同ハイレベル会合の前日の6月1日、ニューヨークにおいて「ハイレベル会合に向けた市民社会フォーラム」を開催する予定となっている。
 「コミットメント宣言」の履行状況の本格レビューは2006年に予定されており、2006年の3月には、各国が履行状況に関する国別レポートを提出し、9月には、「UNGASS+5」という趣旨での国連特別総会が開催される予定となっている。「UNGASS+5」に向けて、市民社会の国際的なネットワークである「世界エイズ・キャンペーン」(World AIDS Campaign)が国連合同エイズ計画(UNAIDS)の支援で形成され、「約束を守れ」(keep the promise)のスローガンを掲げて来年に向けた準備を開始している。資源動員の実績に加え、国内対策においても問題を抱える日本は、2006年に向けて難しい課題を抱えたと言えそうだ。

<参考ウェブサイト>
・UNAIDS 公式の会議案内:
http://www.unaids.org/en/events/un+special+session+on+hiv_aids/2005+general+assembly+high+level+meeting+on+hiv_aids.asp
・国連エイズ特別総会コミットメント宣言:
http://www.unaids.org/en/events/un+special+session+on+hiv_aids/declaration+of+commitment+on+hiv_aids.asp(国連公用語)
・コミットメント宣言日本語訳(仮訳):http://www.unic.or.jp/new/pr01-0627.htm
・世界エイズ・キャンペーン:http://www.worldaidscampaign.org/index_en.htm
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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