グローバル・エイズ・アップデート

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2009年04月

2009年4月17日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第118号(第5巻第17号) 2009年(平成21年)4月17日
Vol.5-No.17 (No.118) Date: April 17, 2009

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

★アンゴラ:スポーツやコンサートで楽しくエイズと闘う

2009年3月12日、アンゴラの首都ルアンダで2つのサッカーチームが試合の準備をしていた。会場には350人の若者や子供たちが試合開始を待っていた。

その試合は「児童の保護者」Cuidados da Infância という名のNGO、ユニセフ、およびアンゴラ保健省が実施する「デスポシーダ」 Desposida というプログラムの一部として企画された。“Desposida”とはポルトガル語の「スポーツ」と「AIDS」を併せた造語で、スポーツを通じて子供たちへ友情や非暴力を教え、HIV/AIDSに関する情報を広めることを目的としている。
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★ケニア:「葬式パーティ」が若者の間でHIV感染の潜在的なリスク要因に

AIDS誌2月号に、ケニア西部の大都市キスム Kisumu 周辺で行われている「葬式パーティ disco matanga」が若者のHIV感染の温床となっており、現在のHIV感染の流行に繋がっているかもしれない、という論文が掲載された。

「葬式パーティ」では、地域の人々が亡くなった人の家で数日間、踊りや音楽を行い、遺族によっては、葬式費用を賄うために「葬式パーティ」を開催することもある。

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★ ウガンダ:5万人以上が無料ARVにアクセス

ウガンダでは保健省が3月11日に発表した新しいガイドラインのもと、新たに5万人のHIV/AIDSとともに生きる人々(people living with HIV/AIDS:PLWH)が無料で抗レトロウイルス薬(ARV)治療を受けることができるようになり、その数は国全体として、およそ40万人に増えると予想される。

同省は、ARV治療はCD4値(免疫の量を測定する数値)が250以下になった段階よりスタートするべきだとしている。(従来は200以下で行われていた。)CD4値は、免疫の量を示す値である。つまり、値が高いということは、免疫がまだ強い状態であることを意味する。
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★ ナイジェリア:ナイジェリア向けHIV治療薬がオランダの空港で押収

オランダ政府当局は3月、インドのジェネリック製薬企業アウロビンド社 Aurobindo が製造し、ナイジェリアに向けて輸出される予定であったHIV治療薬「アバカビル」Abacavir 49キログラムをスキポール空港で押収した。アバカビルはHIV/AIDSの第2選択薬の一つとして重要な治療薬であり、この治療薬がナイジェリアに届かない場合、これに治療を頼っているナイジェリアのHIV陽性者たちに大きな影響が出ることになる。

この治療薬は、フランスの主導により、国際航空税を財源として途上国の三大感染症の治療薬を安価に提供する国際機関として設立された「ユニットエイド」UNITAID (国際治療薬供給ファシリティ)が資金拠出し、ナイジェリアでクリントン財団の資金によって各地に供給される予定となっていた。
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★韓国: 製薬会社ロシュ 融合阻害剤フューゼオンの安価販売を決定 陽性者団体は評価

2009年2月下旬、製薬会社ロシュ Roshe は、「ロシュ社慈善プログラム」 CompassionateProgramme により、HIV新薬である「融合阻害剤」の一種「フューゼオン」Fuzeon の韓国内配布を表明、陽性者団体はその決断をまずは歓迎した。 ロシュは、2005年より韓国で、抗レトロウイルス薬(ARV) フューゼオンの販売権利を所持しているが、ロシュが提示するきわめて高価な製薬価格を韓国政府が受け入れない限り、フューゼオンを供給しないと立場を貫いていた。HIV陽性者団体や活動家らは、これに反対を表明し、2008年12月にフューゼオンに対する強制実施権を要求していた。続きを読む

★ビルマ: 世界基金が支援再開か

2009年2月、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の職員4人が、4日間の日程でビルマ(ミャンマー)を訪問、29名からなるミャンマー国家調整メカニズム Myanmar Country Coordinating Mechanism (MCCM) のメンバーと上記3疾患対策への財政援助再開の可能性について議論した。MCCMは政府高官や国連職員、NGO職員からなり、保健大臣が指揮を取る。支援再開の可否は2010年までに決定される。続きを読む

2009年4月3日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第117号(第5巻第16号) 2009年(平成21年)4月3日
Vol.5-No.16 (No.117) Date: April 3, 2009

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

★ ウガンダ=HIV陽性の司祭が庭野平和賞を受賞

財団法人庭野平和財団は、ウガンダのギデオン・ビャムギシャ Gideon Byamugisha 参事司祭に第26回庭野平和賞を贈ることを決めた。受賞理由は、1991年に自身がHIVに感染していることが分かり、後にその事実を公表し、以来HIV/エイズをめぐる諸問題についてウガンダ国内はもちろん国際的に取り組んできたためだ。ビャムギシャ氏には、およそ2,000万円の賞金が授与される。続きを読む

★ タンザニア=予防トライアルで実証:注射、アルコールが女性のHIV感染の主要要因に

タンザニアで行われた研究によると、保健施設外で受ける注射とアルコール摂取が研究に参加した同国女性のHIV感染の主要な原因の一つになりつつあることが明らかになった。この研究は、ロンドン大学衛生・熱帯医学校(LSHTM)の研究者グループによって行われ、専門誌に発表された。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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