グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2009年06月

2009年6月14日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第122号(第5巻第21号) 2009年(平成21年)6月14日
Vol.5-No.21 (No.122) Date: June 14, 2009

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★ ザンビア: 地域の学校教師へも政府のHIV/AIDS政策を

ザンビア中央部の都市カブウェ Kabwe で開催された、地域の学校長らを対象にした2日間のワークショップの中で、現地のNGO「コミュニティ・ユース・モビリゼーション」 Community Youth Mobilisation(CYM)の責任者ムソンダ氏 Musondaは、カブウェ市の教育委員会に対し、教育省のHIV/AIDS政策を地域の学校に役立つものにするよう要請した。続きを読む

★ 超多剤耐性結核の治療法が発見

米国ニューヨークのアインシュタイン医科大学Albert Einstein College of Medicine および米国国立アレルギー・感染症研究所 National Institute of Allergy and Infectious Diseases, NIAID のチームは、米国食品医薬品局FDA 認可のクラブラン酸ClavulanateとメロペネムMeropenemの組み合わせが、世界最悪の結核である超多剤耐性結核XDR-TB の株の成長を阻害することを発見した。

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★ インドHIV陽性者ネットワーク、HIV陽性者の受容を訴える写真展を開催

インドHIV陽性者ネットワークINP+は「Positive Journey Through Life」と称した写真展を開催し、HIV陽性者を社会で受け入れるよう促している。

インドでは現在約240万人のHIV陽性者がおり、感染者の多い上位6州が全患者の6割以上を占めている。最新の報告では87%の感染が性行為感染となっている。貧困や低い識字率、低健康状態にある人々が大多数を占めるインドのような国では、HIV感染を抑制するのは容易ではない。現在、INP+はHIV陽性者の生活の質を向上させて印象を改善する取り組みを行っている。
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★MSF、安価なエイズ治療薬アクセスの進展の遅さを批判

2009年4月、国際航空税などを財源に安価に治療薬を購入・供給する国際機関である「ユニットエイド」UNITAIDと「クリントン財団HIV/AIDSイニシアティブ」CHAIは子供用を含めた抗HIV薬を製造するジェネリック医薬品会社と交渉し、41種類の製薬価格引下げに成功したことを発表した。国境なき医師団MSFはこの発表を歓迎している。

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★ 世界銀行:エイズプロジェクト、この10年の成果は?=内部評価が明らかに=

2009年4月30日、世界銀行は、内部委員会による同機関のエイズプロジェクトについて評価をまとめ、同プロジェクトの大半が、この10年間で成果を挙げていないことを発表した。

報告によれば、世界銀行が融資するエイズプロジェクトの、アフリカを以外の10案件のうち7案件、アフリカで融資する10案件のうち8案件が十分な成果を挙げていないという。主な理由として、政策遂行能力がまだ十分でない途上国の官僚たちにとって、プロジェクトが複雑すぎること、複数のNGO、政府機関といった援助機関を調整することの難しさを挙げている。
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世界エイズ・結核・マラリア対策基金:資金不足解消に新たな道筋?


【ジュネーブ発5月8日=グローバル・エイズ・アップデイト編集部】世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の第19回理事会が、5月5〜6日の二日間、スイスのジュネーブで開催された。通常、世界基金理事会は年に2回、春はジュネーブ、秋は途上国で開催される。今回の理事会で主要課題となったのは、(1)世界基金の資金不足に対応するワーキング・グループの設置、(2)理事会議長選であった。
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2009年5月29日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第121号(第5巻第20号) 2009年(平成21年)5月29日
Vol.5-No.20 (No.121) Date: May 29, 2009

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

★ 米国:オバマ政権、新たな地球規模エイズ調整官を任命

米国民主党・オバマ政権は5月1日、米国のエイズ援助政策をつかさどる大使級の役職である「地球規模エイズ調整官」Global AIDS Coordinator に、パンゲア地球規模エイズ基金 Pangaea Global AIDS Foundation の首席メディカル・オフィサーであるエリック・グーズビー氏 Dr. Eric Goosby を任命した。

これに対して、「人権のための医師団」PHR: Physicians for Human Rights をはじめとする米国の市民社会は、歓迎の意を表している。
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★ 米国:PEPFAR、予防では成果を出せず

2003年、ジョージ・ブッシュ前大統領は一般教書演説で、米国大統領エイズ救済緊急計画PEPFAR: President’s Emergency Plan for AIDS Relief の実施を発表し、第1期の5年間で150億ドルを拠出すると表明した。それから5年間、PEPFARは、対象となる主要な被援助国において、エイズによる死亡者数を10%以上、抑えることに成功したが、一方で、新規の感染の予防については、成功しなかったことが最近の研究で判明した。

4月6日月曜日、この研究は、スタンフォード大学医学部教授ら2名によって、インターネット・マガジンである「国内医学年報」 The Annals of Internal Medicine に発表された。主任研究者であったエラン・ベンダビッド博士 Dr. Eran Bendavid は、「多くの志望を防ぐことができたが、感染率については、変化は見られなかった」と語った。
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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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