グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2010年02月

2010年2月21日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第139号(第6巻第12号) 2010年(平成22年)2月21日
Vol.6-No.12 (No.139) Date: February 21, 2010

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★南アフリカ:ユニセフが新たなHIVエイズ戦略を歓迎

南アフリカ共和国大統領ジェイコブ・ズマ氏 Jacob Zumaは、2009年12月1日の世界エイズ・デーにおいて、国内のHIV陽性女性及び子どもたちの治療への普遍的アクセス達成と、子どもの新規感染予防に取り組んでいく決意を表明した。ユニセフUnited Nations Children’s Fund (UNICEF)の南アフリカ共和国代表アイダ・ギルマ Aida Girma 氏は、「政府は子どもたち及び子どもたちの将来に対して、前例のないリーダーシップとビジョン、そして思いやりを示した。」と、政府のこの決意を歓迎した。続きを読む

★ケニア:現金のみではうまくいかないマイクロ・ファイナンスの実態

東アフリカ、ケニア共和国の首都ナイロビ Nairobi にあるマザレ Mathare と呼ばれるスラムに住むジュリー・アムンガ Julie Amunga さんは、今から二年前、お酒を飲んでばかりで何もしない夫に愛想を尽かし、家族の生活を支えるためにビジネスを始める決心をした。続きを読む

★米国:政府、注射針交換プログラムへの資金拠出禁止を撤回

2009年12月18日、米国連邦議会と同国バラク・オバマ大統領は、薬物使用者への注射針交換プログラムに対する、連邦資金の拠出禁止措置を21年ぶりに撤回した。

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★米国:オバマ政権のエイズ政策は治療アクセス面が後退

オバマ政権は、エイズ対策に関する目標を徐々に公表しているが、HIV感染予防や肺炎、下痢、マラリア、致命的な出生時合併症など、対策費が比較的少なく済む疾病に対して重点を映そうとしており、より多くの人々にエイズ治療薬を処方しようという動きは弱まってきている。続きを読む

★中国:HIV陽性者、74万人に

中国保健省は、2009年末までに74万人がHIVに感染するだろうと推計した。中国保健省の疾病予防・管理局次長であるハオ・ヤン氏 Hao Yangによると、女性がHIV陽性者の3分の1(30.5%)を占め、2009年では新たにHIVに感染した人が45,000人で、エイズに関連した死亡者が26,000人と推計している。

1985年に統計を取り始めて以降、10万5千人のHIV陽性者のうち、74.4%が性的行為による感染である。

陽性者を出身別にみると、ほとんどが雲南省、広西壮族自治区、四川省、河南省に集中している。とくに四川省では中国のHIV陽性者の7割以上を占める。ハオ氏によると、高齢者の占める割合は少ないものの上昇しているとのこと。2000年に65歳以上の高齢者が占める割合は0.34%だったのが、2009年には10倍の3.4%になった。

原題:CHINA EXPECTS HIV PREVALENCE TO REACH 740,000 BY THE END OF 2009
出典:International AIDS Society
日付:27 December 2009
URL:http://www.iasociety.org/Default.aspx?pageId=5&elementId=12379


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2010年2月7日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第138号(第6巻第11号) 2010年(平成22年)2月7日
Vol.6-No.11 (No.138) Date: February 7, 2010

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

★エチオピア: アスリート主体のNGOが小学校でエイズデーイベントを開催

昨年12月1日、世界各国で世界エイズデーにちなんだイベントが開催されたが、アフリカ北東部のエチオピアでは、アスリート主導の国際人道援助NGOである「ライト・トゥ・プレイ」Right to Play(RTP)が、エチオピア家族計画協会 Family Guidance Association of Ethiopia(FGAE)および国内の2つの小学校と協働し、それぞれ12月2日と4日に国際的なイベントを行った。これらのイベントには、合わせて2000人を超える子どもたちや若者、親、保護者、地域コミュニティ代表者が参加した。

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★アフリカ・カリブ海諸国: 英連邦諸国は同性愛者差別法を廃止すべき

2009年11月27日、カリブ海の島嶼国トリニダード・トバゴの首都ポート・オブ・スペインで開催された英連邦諸国首脳会議の場で、市民団体が参加諸国に対し、植民地時代のままの差別的な法制度、とくに同性愛男性間の性交渉を罰する法律の廃止を訴えた。これらの市民団体は、「ポート・オブ・スペイン市民社会声明」を発表、英連邦諸国に対し、同性愛者や性産業従事者、薬物使用者のように社会の主流から取り残され脆弱な立場にある人々が、有効なHIV感染予防策やAIDS治療・ケアにアクセスできなくなってしまうような不適切な法制度を新設しないこと、また、これらの人々を差別・排除する可能性のある既存の法制度を積極的に廃止していくことを呼びかけた。さらに、これらの市民団体は英連邦諸国に対して、HIV陽性者サポートの一環として、2011年までの反差別法制定を求めた。続きを読む

★米国:大統領エイズ救済緊急計画、新しい5カ年計画を提示

オバマ政権は、新たな米国大統領エイズ救済緊急計画 President's Emergency Plan for AIDS Relief ( PEPFAR)を発表した。オバマ政権は、ブッシュ政権から受け継いだこの計画の名称から、「緊急」の二文字を外すことを検討している。

ブッシュ前政権時代の2003年に始まったPEPFARは、エイズ治療薬、カウンセリングや検査、予防アドバイスやコンドーム、緩和治療、エイズ遺児へのサポートを行っている。また米国の大学、国際NGO、保健省等を含めた複雑な制度を通して実施されてきた。
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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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