グローバル・エイズ・アップデート

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2010年11月

2010年(平成22年)11月9日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第157号(第7巻第6号)訂正版 2010年(平成22年)11月9日
Vol.7-No.6 (No.157)Revised Date: November 9, 2010
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★「第157号」訂正版 目次
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(訂正とお詫び)
記事「ジンバブウェ:政府による無料母子ケアの必要性」および「なぜHIVはアフリカに拡大したのか?医療行為による感染の拡大が原因との説」の訂正について

地域情報
●アフリカ
ウガンダ:HIV陽性の若者―ARV治療の上での宗教の存在
ウガンダ:パートナー間でのHIVステイタスの違いをどのように支援していくか
ジンバブウェ:政府による無料母子ケアの必要性
南ア:複数の性パートナーを持つことの危険性を謳ったドキュメンタリー

●グローバル
なぜHIVはアフリカに拡大したのか?医療行為による感染の拡大が原因との説

●国際機関
世界基金増資会議、不充分な結果に終わる=市民社会のプレスリリース

●知的財産権・医薬品アクセス
UNITAID特許プールへの米国国立保健研究所の登録が持つ意味

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★UNITAID特許プールへの米国国立保健研究所の登録が持つ意味(※編集部注)


【2010年9月30日:スイス・ジュネーブ】米国国立保健研究所(NIH)は9月、知的所有権を「医薬品特許プール」と共有する初の特許権者となった。「医薬品特許プール」は2010年7月に航空券税を財源とする国際医薬品購入ファシリティ・UNITAIDのサポートにより設立された。
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★世界基金増資会議、不充分な結果に終わる=市民社会のプレスリリース

10月4日・5日にニューヨークで行われた「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金)の第3次増資会議は、三大感染症の感染拡大を抑止するために当初必要とされた3年間で200億米ドル(約160億円)という額には程遠い結果に終わった。本来、これらの三大感染症対策の規模を十分に拡大するには、資金を倍増する必要があったが、各国の増額幅は平均約25%に留まった。また、全く約束が果たさなかったドナー国もあった。資金が増額されないかぎり、世界基金は各国の質の高い案件の提案を承認することができず、感染症対策がこれまでよりも縮小する可能性がある。
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★なぜHIVはアフリカに拡大したのか?医療行為による感染の拡大が原因との説

AIDSを引き起こすヒト免疫不全ウイルス、すなわちHIVが地球上に登場してから90年以上がたつといわれている。この段階で、正確なことを確認するのは難しい。しかし、最近、アフリカにおいて行われた、熱帯病を根絶するための活動が、HIVがヒトに蔓延するきっかけとなった可能性を示唆する研究結果が最近二つ発表された。
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★南ア:複数の性パートナーを持つことの危険性を謳ったドキュメンタリー


恋の駆け引き、愛人、複数の恋人・・・これらは魅力的で興味をひきたてられる言葉かもしれない。しかし誘惑と表裏一体にあるのは危険な性パートナーのネットワークであり、HIV感染拡大の可能性なのだ。

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★ジンバブウェ:政府による無料母子ケアの必要性


アフリカ南部の内陸国、ジンバブウェ第二の都市ブラワヨで、もうすぐ母親になるアグネス・クベさん Agnes Ncubeは、ブラワヨの市立診療所で妊産婦医療を受けている。毎回の診療に20ドルかかり、場合によって月に100ドルかかることがあるが、その費用は行商・路上販売などの非正規労働から工面している。
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★ウガンダ:パートナー間でのHIVステイタスの違いをどのように支援していくか

今年9月、ウガンダの新聞やテレビニュースは、家庭内不和で夫を殺害し、死刑判決を受けたジュディス・コリアングJudith Koriang氏のニュースで溢れかえった。

若い母親であるジュディスは、HIV陰性の夫に、彼女がHIV陽性であることをひどくなじられたため、夫を射殺したという。この夫婦は、パートナー間でHIV検査の結果が異なり、夫が陰性、妻が陽性であった。
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★ウガンダ:抗レトロウイルス治療より宗教が効く?ウガンダの若者たち


ウガンダの医療関係者の目下の懸念事項は、インチキ宗教指導者に帰依して治療を止めてしまう、十代のHIV陽性者の増大である。
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2010年(平成22年)10月25日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■
グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第156号(第7巻第5号) 2010年(平成22年)10月25日
Vol.7-No.5 (No.156) Date: October 25, 2010
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地域情報
●アフリカ
ケニア:HIV陽性患者向けの研修、医療従事者に効果的
ジンバブエ:HIV患者に迫られた選択、賄賂または治療断念?

●欧州
ロシア:HIV活動家たち、逮捕の危険をおして抗議行動
ロシア:アルハンゲリスクのエイズ・センター、薬の在庫切れの問題でロシア保健省を批判

●アジア・太平洋
パプアニューギニア:HIV感染率が下落始める?
中国:河南省のカップルにおけるコンドーム使用と感染率の関係

●国際機関
エイズ対策資金不足を埋める新たな枠組み

●知的財産・医薬品アクセス
特許プール制度が始動、しかし製薬会社はいまだ参画せず

★「特許プール」制度がスタートするも、製薬会社は参画せず


2010年7月、ユニットエイド UNITAID は、治療薬開発の促進のため、「特許プール」制度 Patent Pool を設立した。この「特許プール」制度に参加する初の特許権者として、この9月、米国国立衛生研究所 NIH が名乗りを上げた。この「特許プール」制度は、特許権を持つ企業や研究所などが、ロイヤリティと引き換えに、ジェネリック薬の製造業者に対してライセンスを与え、ジェネリック薬の開発業者が特許技術を使用できるように促して、新たな治療薬の開発や治療薬の価格低下を実現しようとするものである。特許プール制度の発案者は、既存のARV治療薬の価格を下げる可能性だけでなく、必要とされる新しい治療薬や、小児ARVや多剤混合薬のような製剤の早急な開発に向けた刺激にもなると主張する。

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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