グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2011年03月

2011年(平成23年)3月14日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第165号(第7巻第13号) 2011年(平成23年)3月14日
Vol.7-No.13 (No.165) Date: March 14, 2011
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★「第165号」目次
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地域情報
●アフリカ
ケニア:HIV陽性の母親は母乳で育てるべきとは言うものの
ジンバブウェ:国家がHIVを克服する方法は?
タンザニア:メタドン療法で薬物、HIV/エイズから若者を救う
ルワンダ:抗HIVジェルに関する研究の認可

●アジア・太平洋
中国でHIV活動家が懲役1年の刑に

●資金援助・ドナー関連
世界基金バッシングに乗じて資金拠出を止めたドイツの問題

●国際会議
アフリカ・エイズ会議は12月、エチオピアにて開催

●グローバル
世界各国でHIVと共に生きるMSM(男性とセックスをする男性)の手記:
「アクセス」をテーマに

★編集後記

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東北・関東地方を襲った恐るべき地震と津波のニュース、そして福島第1・第2原子力発電所の危機的状況のニュースを聞きながら、この「グローバル・エイズ・アップデート」を編集しています。今、この状況において、世界のエイズの問題について伝えることの意味を改めて考えながら。日本は、3月11日午後2時46分をもって、それまでとは全く異なった、別の時代に突入した、また、日本はこの地震をもって、それまでとは異なった国になった、と私は感じています。少なくとも、先進国、援助国という立場から、少なくとも国土の重要な一地域が災害により壊滅し、国際的な支援を必要とする被援助国の立場に。そして、より長期的にも、私たちの歴史には、この巨大な地震と津波の記憶が刻印されるでしょう。私たちはこれから、この地震と津波の歴史を背負って、新たな時代の歴史を自ら構築していかなければなりません。世界のHIV/AIDS問題について伝えてきた「グローバル・エイズ・アップデート」を、ここにおいても休むことなく発行し続けることは、この日本の「新しい時代」において少しでも意味のある行為なのだ、と自分に言い聞かせながら、編集

★HIVと共に生きるMSM(男性とセックスをする男性)の手記:「アクセス」をテーマに


【2月10日配信】男性とセックスをする男性(MSM)とHIVに関して取り組む組織の世界的なネットワークである「MSMとHIVに関する世界フォーラム」(MSMGF)は、「HIVに感染したMSMによるMSMのためのマルチメディア出版物」として、「センス」SENSEの第2号を発行した。
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★アフリカ・エイズ会議は12月、エチオピアにて開催


アフリカ・エイズ学会 The Society for AIDS in Africa (SAA)は、第16回アフリカ地域エイズ・性感染症国際会議 International Conference on AIDS and Sexually Transmitted Infections in Africa (ICASA)を2011年12月4日から8日まで、エチオピアの首都アディス・アベバで開催すると発表した。会議のテーマは、「取り組み、規模拡大、そして持続」OWN, SCALE-UP and SUSTAINである。ICASAは、アフリカで開催される主要なエイズ国際会議のひとつで、原則として2年に1度開催され、英語圏とフランス語圏のアフリカ諸国が交代で主催国を務めている。2008年に開催された第15回ICASAは、セネガルの首都ダカールで開催された。会議の準備は、エチオピア国家HIV/エイズ予防管理事務局 the Federal HIV/AIDS Prevention and Control Office (HAPCO)と国家保健省が中心となって進めている。エチオピア政府が主催国として選出されたのは、エイズ会議の開催に関心を示し、必要な設備、治安、通信手段、宿泊施設、会場施設が充分基準を満たしたからである。
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★世界基金バッシングに乗じて資金拠出を止めたドイツ


【2005年2月5日配信】世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)は、2002年に発足した国際機関で、各国からの拠出金を、途上国の適切なプロジェクトに迅速に拠出し、対策を加速化することを役割としてきた。世界基金のアイデアは理にかなっているように見える。世界基金は多国間支援組織として、透明性も高く、問題があれば即座に解決を試みようとしている。しかし、実際は、拠出国の貢献が下がると、色々な問題が起こってしまう。
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★中国でHIV活動家が懲役1年の刑に中国でHIV活動家が懲役1年の刑に

2月11日(金)、中国中央部の河南省で、HIV活動家が病院で口論中に「故意による財産破壊」を犯したとして、懲役1年の有罪判決を言い渡されたと、活動家の弁護士であるリアン・シャオジュン氏 Liang Xiaojunが発表した。
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★ルワンダ:抗HIVジェルに関する研究の認可


【キガリ2011年2月23日発信】女性用の抗HIVジェルに関する研究プロジェクトである「プロジェクト・ウブジマ」 Project Ubuzima は、東アフリカの内陸国、ルワンダ共和国の医療倫理委員会の認可を受け、同研究に今後3年を費やす予定である。続きを読む

★タンザニア:メタドン療法で薬物、HIV/エイズから若者を救う

今年2月初めから、東アフリカのタンザニア連合共和国最大の都市、ダルエスサラームのキノンドニ地区Kinondori に住む10人のヘロイン使用者が、メタドン療法(MAT)を受けるため、ムヒンビリ国立病院に毎日通っている。

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★ケニア:HIV陽性の母親は赤ん坊を母乳で育てるべきとは言うものの

栄養学の専門家は、HIV陽性の母親に、赤ちゃんへのHIV感染リスクを減らすために、生後半年間の母乳単独哺育を勧める。しかし日々の食事にも事欠く母親は、赤ちゃんを満腹にさせ、健康を維持させるのに、十分な母乳が出ないのではないかと懸念している。
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★ジンバブウェ:国家がHIVを克服する方法は?

ジンバブウェの10年間におけるHIV感染の減少は、主に行動変容によるものであるという研究結果が発表された。
研究者たちは長年、ジンバブウェの成人のHIV感染率が1997年の29%から2007年には16%にも下がった原因を解明できずにいた。感染率低下は、同国の深刻な社会的、政治的、経済的な崩壊という背景のなかで起こったのであるから、なおのことである。

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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