グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2012年03月

第192号(第8巻第15号) 2012年(平成24年)3月26日

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■
グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
----------------------------------
第192号(第8巻第15号) 2012年(平成24年)3月26日
Vol.8-No.15 (No.192) Date: March 26, 2012
■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■
----------------------
★「第192号」目次
----------------------
地域情報
●アフリカ
(タンザニア)HIV/エイズと共に生きる人々は良いカウンセラーに
(ケニア)ケニア企業が400万個の抗レトロウイルス・タブレットを製造
(ケニア)新法案でパートナーがHIV/AIDS判定記録にアクセス可能か

●米国・カナダ
米国、エイズ援助を5億ドル削減か?

●知的財産権・医薬品アクセス
ノバルティス、学生たちに「占拠」される=知的財産権に関する抗議行動で=

●東南・南アジア
ミャンマー=HIVと結核に関する緊急の行動が必要:国境なき医師団

●欧州
英国のガイドライン、HIV感染予防のための抗レトロウイルス治療を盛り込む

------------------------------------ Vol.8 No.15----

★英国のガイドライン、HIV感染予防のための抗レトロウイルス治療を盛り込む

【2012年2月22日 英国発】英国HIV学会British HIV Association (BHIVA)による新しい治療ガイドラインでは、パートナーをHIV感染から守りたいHIV陽性者には、医師が抗レトロウイルス治療(ART)を薦めるよう呼びかけている。続きを読む

★ミャンマー=HIVと結核に関する緊急の行動が必要:国境なき医師団

【2012年2月22日 バンコク(タイ)/ニューヨーク(米国)発】国際的な民間の医療・人道援助団体の「国境なき医師団」Doctors Without Borders/M!)decins Sans Fronti!)res (MSF)  は2012年2月22日に「ミャンマー:HIV/エイズ・結核患者に迅速な治療を」 Lives in the Balance(生死の瀬戸際にある命) と題する報告書を発表した。報告書によると、HIV及び結核に感染した何万人もの人々が抗レトロウイルス治療(ART)を受けられずにいるミャンマーでは、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)が新規案件募集を中止したために資金提供が受けられなくなり、状況が悪化の一途をたどっている。続きを読む

★ノバルティス社、学生たちに「占拠」される=知的財産権に関する抗議行動で=

【2012年2月22日 ニューヨーク(米国)発】スイスの大手製薬会社ノバルティス Novartis の年次株主総会の前日、米国の3都市で同社のオフィスがAIDS活動家や学生、コミュニティグループにより「占拠」された。続きを読む

★米国、エイズ援助を5億ドル削減か?



【2012年2月13日  ニューヨーク(米国)発】米国のオバマ大統領は、国際的なエイズ対策予算を約5億ドル削減することを決定した。これは、エイズの終焉に向けて支援を拡大するという、わずか2か月前の約束を反故にした形となり、エイズ活動家は非難を表明している。続きを読む

★ケニア:パートナーに自分のHIV感染の有無を隠せない新保健法案

東アフリカのケニアでは、今後3ヶ月を目処に、新しい保健法案が可決される見込みである。この法案では、個人の健康に関する情報が非公開とされるのは、HIVやその他性交渉により感染する病気以外となっている。よって、パートナーが保健機関で情報公開を要求すれば、相手のHIV感染の有無が伝達されることとなる。続きを読む

★ケニア企業が400万個の抗レトロウイルス・タブレットを製造

東アフリカのケニアに本社を置く製薬企業、ユニバーサル・コーポレーション Universal Corporation は、政府の受注をかちとり、抗レトロウイルス薬であるラミジッドLamizidの四百万錠の製造を今月末までに開始する。(編集部注:ラミジッドは、ブランド薬としては「コンビビル」Combivirという名称で発売されている核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)の一種で、ラミブジン(3TC)とジドブジン(AZT)の二種の混合薬のアフリカにおけるジェネリック版治療薬である)。続きを読む

★(タンザニア)HIV/エイズと共に生きる人々は良いカウンセラーに

【2012年2月27日、タンザニア北部モシ発】東アフリカのタンザニアの二つの地域で、HIVサービスにおいてHIV/エイズと共に生きる人をカウンセラーにする試験的な取り組みが実施されているが、これはHIV流行への現在の対応における深刻なギャップを埋める実行可能な戦略であることを示している。続きを読む

★米国の民間財団・研究機関から世界基金にエール

【2012 年1月30 日 米国発】世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)10周年を記念して、アメリカ・エイズ研究基金 The American Foundation for AIDS Research (amFAR) の最高経営責任者ケビン・ロバート・フロスト氏Kevin Robert Frostと、アメリカ大統領エイズ諮問委員会の議長で、MACエイズ基金事務局長MAC AIDS Fundのナンシー・マホン氏Nancy Mahonは、オンライン新聞の「ハッフィントン・ポスト」上で、世界中のリーダーたちに向けて世界基金への支援を訴えた。内容は以下の通り。続きを読む

★フィリピンの国会議員、HIVの広がりを憂慮

【2012年1月23日 マニラ(フィリピン)発】フィリピンの下院議員で、女性の政治参加を推進している「ガブリエラ女性の党」 Gabriela Women’s Partyのラズヴィミンダ・イラガン氏Luzviminda Ilaganは「フィリピンでは、政府がHIV/AIDSの感染拡大を防止のためのプログラムや避妊法に対して十分な資金を確保しておらず、感染拡大の可能性がある」と述べた。そして彼女は、フィリピン人は2015年までにHIV/AIDSの蔓延を阻止することを掲げたミレニアム開発目標の目標6を達成できそうにないかもしれないと述べた。

フィリピンでは過去10年でHIVの新規感染者数が50%増加し、国内のAIDSプログラム用の資金は減少している。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
Categories
Archives
発行者:AJF

アフリカ日本協議会

  • ライブドアブログ