グローバル・エイズ・アップデート

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2012年04月

第194号(第8巻第17号) 2012年(平成24年)4月22日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第194号(第8巻第17号) 2012年(平成24年)4月22日
Vol.8-No.17 (No.194) Date: April 22, 2012
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★「第194号」目次
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地域情報

●アフリカ
(南アフリカ共和国)HIV/AIDS活動家が世界基金の緊急ドナー会合を求める
(スワジランド)世界基金のプライマリー・レシピエントが横領事件を報告
国際エイズ学会(IAS)が日本の世界基金への貢献を歓迎
(ジンバブウェ)戸別のテストキャンペーンに疑問

●アジア
(インド)がんの治療薬について強制実施権を発動、自国でジェネリック製造へ
(中国)北京のMSMの7%がHIV感染、その86%が感染の有無を知らず

●米国
緊縮財政政策がエイズ対策の後退を招く:米国 =ネイチャー誌=

●ロシア
国内のARV不足、オンブズマンが報告書発表

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★(ロシア)国内のARV不足、オンブズマンが報告書発表

2012年3月6日、ロシア連邦のオンブズマン(行政監察官)であるウラジーミル・ルーキン氏 Vladimir Lukin による報告書「法律は権威より強い」が一般に公開された。続きを読む

★(アメリカ)緊縮財政政策がエイズ対策の後退を招く:米国=ネイチャー誌=

【2012年3月6日 ネイチャー誌Nature】従来、エイズの感染を防ぐ手段とは、HIV検査を受けることと安全な性交渉を推奨することを指していた。しかし近年では、HIV感染の診断を受けた直後から抗レトロウイルス薬をHIV感染者や未感染のパートナーに処方することがエイズの蔓延を食い止めるために有効であるという研究が認められたことにより、HIV治療薬を予防的に処方することもエイズの蔓延を防ぐ手段の一つと考えられている。

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★(中国)北京のMSMのHIV感染率7%、しかし86%が感染を知らず


【2012年3月23日 北京(中国)発】北京において行われたHIVに関する調査で、男性とセックスをする男性(MSM)500人の感染状況を調べた所、その7%強がHIVに感染していたことが調査の結果判明した。その中でも、既婚のMSM男性は自身のHIVの感染の有無について認識していない可能性が倍以上にのぼることが分った。研究者は、北京でのMSM間のHIV感染率と、感染原因を究明するために、このHIV検査と動向調査を計画した。調査は、対象者が友人等を紹介することでサンプリングを行い、特定の集団の状況を調べるサンプリング方法である「RDS法」Respondent-Driven Sampling を活用し、500名のMSMを選び参加を得た。続きを読む

★(インド)抗がん剤に特許強制実施権を発動、自国でジェネリック薬製造へ

【2012年3月13日 デリー/ムンバイ(インド)発】

3月12日、インド特許庁は、国内で初めてとなる医薬品特許の強制実施権の発動を行った。製薬企業ナトコ・ファーマ(本社=ハイデラバード)が昨年7月、癌の治療薬「トシル酸ソラフェニブ製剤 sorefanib tosylate(商品名: ネクサバール Nexavar)」のジェネリック薬の製造・販売を認可するよう要請したのを受けてのことだった。強制実施権の発動は、インドの特許法上の主要な保全規定となっている。
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★(ジンバブウェ)戸別訪問によるHIV検査キャンペーンに疑問

【2012年3月21日 ハラレ(ジンバブウェ)発】ジンバブウェでは、国内の全世帯でHIV検査を行うという大掛かりな計画が予定されているが、HIV/エイズ対策の資金が世界的に減少する中、この計画の実施は本来の優先順位ではなく、行うべきではないとの指摘が活動家たちからなされている。続きを読む

★国際エイズ学会(IAS)が日本の世界基金への貢献を歓迎

【2012年3月22日  ジュネーブ(スイス)発】日本政府は、2012年中に世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)に対し、日本にとっては過去最高額となる3億4,000万ドルの拠出をすることを決定した。「国際エイズ学会」 International AIDS Society (IAS) は、この決定を歓迎している。続きを読む

★(スワジランド)世界基金のプライマリー・レシピエントが横領事件を報告

【2012年3月23日 ムババネ(スワジランド)発】南部アフリカの内陸国スワジランドで世界エイズ・結核・マラリア対策基金の拠出によるプロジェクト案件の実施取りまとめ機関Principal Recipient を務める団体「HIV/AIDSに関する国家非常事態対応評議会」The National Emergency Response Council on HIV and AIDS (NERCHA) は、同団体の職員が世界基金の資金を横領する事件を起こしたことを公表した。NERCHAは、横領を行った職員を懲戒処分とし、同国の世界基金案件の実施を統括するスワジランド国別調整メカニズム CCM および世界基金にこのことを報告するとともに、財務コントロールの強化を行った。続きを読む

★(南アフリカ共和国)HIV/AIDS活動家が世界基金の緊急ドナー会合を求める

【2012年3月22日 ジョハネスバーグ発】2012年3月22日、南アフリカ共和国の最大都市ジョハネスバーグにて、スワジランドと南アフリカのHIV活動家ら約100名が、世界エイズ・結核・マラリア対策基金と、バラク・オバマ大統領が12%予算削減を提案した、米国大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)への継続支援を求め、アメリカ領事館に向けてデモ行進を行った。続きを読む

第193号(第8巻第16号) 2012年(平成24年)4月8日

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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第193号(第8巻第16号) 2012年(平成24年)4月8日
Vol.8-No.16 (No.193) Date: April 8, 2012
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★「第193号」目次
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1.地域情報
●アフリカ
・ナイジェリア・ナサラワ州で無料の移動カウンセリングとテスト開始
・エチオピア:障碍のある感染者を排除しないHIV治療アジェンダを
・世界基金ブリッジ・ファンディング・メカニズムへの応募は招待制
●中国
・中国におけるエイズ対策の進展と課題
●インド
・深刻化するエイズ関係の人権侵害に法律は立ち向かえるか

2.知的財産権と治療アクセス
・注目されるインドのジェネリック治療薬特許権裁判

3.キャンペーン
・29回目を迎える国際エイズ・キャンドルライト・メモリアル

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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