グローバル・エイズ・アップデート

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2013年08月

第228号(第9巻第23号) 2013年(平成25年8月19日)

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第228号(第9巻第23号) 2013年(平成25年8月19日)
Vol.9-No.23(No.228) Date: Aug 19th, 2013
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★「第228号」目次

●対策・課題別記事
WHOの新治療ガイドラインを市民社会は歓迎
(オーストラリア)オーストラリアでHIV検査の対象範囲を拡大すべきか?
(スイス)MSF、TPP交渉での知的財産権と医薬品アクセス問題について公開書簡を発表
(アメリカ合衆国)保険、住宅、年齢の問題がHIV治療アクセスを不安定化

●地域別記事
カメルーン:カメルーンのLGBTグループエイズ啓発を一時中止
ザンビア:男子割礼がエイズ対策の鍵に
ウガンダ:若者へエイズ予防啓発運動

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WHOの新治療ガイドラインに対する市民社会の反応

【2013年7月8日】世界保健機関 WHO は6月30日、新たなHIV治療ガイドラインを発表した。このガイドラインでは、成人のHIV陽性者の免疫量を示すCD4の数値が500個/mm?以下になった時に抗レトロウイルス治療を開始するよう促している。早期治療は合併症のリスクを減少させて予後を良好にするとともに、ウイルス量を減らし他者への感染を防止する。また、ウイルス量やCD4リンパ球の測定といった経過観察を受けやすくするよう提案した。これより治療の失敗を早期に発見できるからだ。さらに、HIV陽性の5歳未満の子ども、全ての妊婦、HIV陽性の授乳中の女性、HIV陰性のパートナーを持つHIV陽性者も治療を受けるよう求めている。続きを読む

オーストラリアでHIV検査の対象を拡大すべきか?


【2013年7月15日 シドニー(オーストラリア)発】4月30日に発表された「HIVのスクリーニング:米国予防医療作業部会による勧告声明」Screening for HIV: US Preventive Services Task Force Recommendation Statement は、米国において「エイズのない世代」AIDS-free generationを生み出していくうえで、さらなる大胆な措置を示した。革新的な方法でHIV検査をより手軽に受けやすくする新たな試みや、抗レトロウイルス治療の早期開始などと共に、健康対策とウイルス感染予防に向けて、この作業部会の勧告は、米国におけるHIV発生率を大いに減少させる可能性がある。
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(スイス)国境なき医師団、TPP交渉での知的財産権と医薬品アクセス問題について 公開書簡を発表

【2013年7月15日ジュネーブ(スイス)発】マレーシアで開催される次回の環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉において、国境なき医師団 MSF は交渉国に対して多くの人々に対する廉価な医薬品アクセスの制限に関連する条項案を拒否するよう求める。以下は、日本を含むTPP参加国すべての政府代表や保健大臣、TPP交渉責任者に対して送られた書簡の概略である。続きを読む

(アメリカ合衆国)保険、住宅、年齢の問題がHIV治療アクセスを不安定化

【2013年7月20日 サンフランシスコ(米国)発】現在、全世界でHIV陽性者の治療アクセス確保が難航している。HIVと診断されたのち、自らが治療へ出向きHIVを制圧することが難しい課題となっているのだ。これら結果に関し、サンフランシスコの研究プロジェクトでは、2009年および2010年にHIVと診断されたサンフランシスコ市内居住者について調査した。
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ザンビア:男子割礼がエイズ対策の鍵に

【2013年7月23日 ルサカ(ザンビア)発】自発的な男子亀頭包皮切除 Male circumcision が男性のHIV感染を60%減少させる可能性があるとの研究結果が出た。男子亀頭包皮切除はHIV予防に対する有効な介入であり、すべての人々に受け入れられるべきだとされている。2015年までにHIVに非感染の男性の80%に切除を施すという目標を達成できれば、たとえば、南部アフリカの内陸国ザンビアでは2025年までに340,000人のHIV感染を防ぐことができると想定される。続きを読む

カメルーン:カメルーンのLGBTグループ、エイズ啓発を一時中止

【2013年7月24日】中部アフリカの国、カメルーンにおいて、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー LGBT のグループは、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)をはじめとする資金提供団体に対し、LGBT活動家の身の安全を守るべく、同国内において
セキュリティの改善への協力を得られるまで、AIDS教育プログラムを中断することを決めた。続きを読む

(ウガンダ)若者への予防啓発運動

【2013年7月24日 カンパラ(ウガンダ)発】東アフリカの内陸国、ウガンダでは、若者へのコンドーム教育に関してさかんに議論が交わされている。反対派は、コンドーム教育をすることが若者をセックスへと向かわせ、その結果、逆効果になると主張している。続きを読む

第227号(第9巻第16号) 2013年(平成25年)8月3日


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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第227号(第9巻第16号) 2013年(平成25年)8月3日
Vol.9-No.16(No.227) Date: 3rd Aug, 2013
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★「第227号」目次

●対策・課題別記事
(マレーシア)治療薬の値段は下がっているが、新薬は特許のため高価なまま
 =国境なき医師団=
(マレーシア)エイズ病理学会議でホットなことは現場と関係ない
 =ネパールのエイズ活動家=
(米国)WHOのHIV治療新ガイドラインを活動家たちは称賛、
 =各国での早急な採用を求める

●地域別記事
(ナイジェリア)HIV/AIDS対策の連携にむけて
(ジンバブウェ)割礼プログラムの滑り出し弾まず
(ガーナ)WHOの推進する新しいHIV対策
(南アフリカ共和国)ハウテン州衛生局によるHIV陽性者の結核予防

------------------------------------ Vol.9 No.16 (227)----

治療薬の値段は下がっているが、新薬は特許のため高価なまま =国境なき医師団のレポート=

【2013年7月2日 クアラルンプール(マレーシア)発】
 HIV陽性者の治療のために、第1・第2選択薬として投与すべき抗レトロウイルス治療薬(ARV)の値段は、ジェネリック医薬品の生産者間の競争によって下がっているが、新薬は特許のため高価なまま―
このような問題が、国際人道医療支援をする非営利組織である国境なき医師団Medicins Sans Frontieres(MSF)の年次報告書「ARVの値段引き下げのための複雑な問題の解決策Untangling the Web if ARV Price Reductions」の中で議論されている。同報告書は、本日、クアラルンプールで開催中のエイズ病理学国際会議the International AIDS Society Conferenceにて、発表された。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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