グローバル・エイズ・アップデート

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2015年11月

第285号(第11巻第31号) 2015年(平成27年)11月15日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第285号(第11巻第31号) 2015年(平成27年)11月15日
No. 285 (Vol.11-No.31) Date: 2015/11/15
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★「第285号」目次
●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
(知的財産権)ウィキリークス、TPP大筋合意書を公開 = 医薬品の知的財産権保護、厳しく =
(WHOガイドライン)エイズ治療および曝露前予防に関する新たなWHOガイドライン
(保健ケア)UNAIDSとWHO、青少年の保健ケアの向上に関する新たな基準を発表
(cART)抗レトロウイルス治療の改善で向上した平均余命、しかし、問題はないか?

●アフリカの地域別記事
(アフリカ)エイズパンがAIDS対策監視としての外部評価を報告
(南スーダン)監察総監室が援助金管理について疑問
(ザンビア)国会議員がAIDS対策の先頭に
(ジンバブエ)向う見ずな金の選鉱労働者がHIVを拡散している

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(知的財産権)ウィキリークス、TPPの大筋合意文書を公開 = 医薬品の知的財産権保護、厳しく = -----------------------------------------


【2015年10月9日 ワシントンDC(米国)発】 10月9日、機密情報を公開するウェブサイトである「ウィキリークス」WikiLeaksは、環太平洋パートナーシップTrans-Pacific Partnership (TPP)協定の知的財産権に関する条文案を公開した。この協定が発効すれば、人の命を救うための医薬品に患者がアクセスするのが困難になり、公衆保健が脅かされると米国の市民団体「パブリック・シチズン」Public Citizenは述べた。今回の暴露によって、2007年に民主党とブッシュ政権との間で交わされた「5月10日合意」と呼ばれる、医薬品へのアクセスに関する革新的な合意をTPPが徐々に押し戻そうとしていることが明らかになった。さらに、ハワイ州マウイとジョージア州アトランタでのTPP交渉を複雑にしたバイオ医薬品に関する賛否両論の条文も明らかになった。続きを読む

(WHOガイドライン)エイズ治療および曝露前予防に関する新たなWHOガイドライン -----------------------------------------


【2015年9月3日 ニューヨーク(米国)発】 9月3日、世界保健機関 World Health Organization (WHO)はHIVの抗レトロウイルス治療ARTと暴露前予防Pre-Exposure Prophylaxis (PrEP)の開始時期に関するガイドラインを改訂し、それを発表した。このガイドラインでは、各国が、感染度合いに関わらず、全てのHIV陽性者に抗ウイルス薬であるテノホビルを救命治療薬として処方すべきとしており、それには感染予防のために使用することも含まれている。続きを読む

(保健ケア)UNAIDSとWHO、青少年の保健ケアの向上に関する新たな基準を発表 -----------------------------------------


【2015年10月6日 ジュネーブ(スイス)発】 世界保健機関WHOと国連合同エイズ計画UNAIDSは、青少年の保健ケアに関する新国際基準を発表した。これは、青少年の保健ケアの改善を目指すものである。従来はセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスSRH(性と生殖に関する健康)に重点を置いていたが、新国際基準は、SRHを越えて、情報提供、カウンセリング、診断、治療と保健ケアを包括した医療サービスに重点を置いている。続きを読む

(cART)抗レトロウイルス治療の改善で向上した平均余命、しかし、問題はないか? -----------------------------------------


【2015年10月7日 ブリティッシュ・コロンビア(カナダ)発】 抗レトロウイルス薬を組み合わせて用いる多剤併用療法combination antiretroviral therapy (cART)は、HIV陽性者の生存率を劇的に改善してきた。アメリカやカナダのような先進国ではHIVはもはや慢性感染症の一つとみなされうる状況である。一方、ある人々には改善がみられない。そこで、我々は、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州(BC)において、この多剤併用療法が導入された2003年から2012年に治療を開始した人々の死亡動向の変化について、後ろ向きコホート調査(編集部注)を実施した。
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(アフリカ)AidspanがAIDS対策監視としての外部評価を報告 -----------------------------------------


【2015年10月19日 ナイロビ(ケニア)発】 東アフリカ、ケニアの首都ナイロビに本部を持つ、グローバル・ファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)に関する独立した報道・調査を行うNGO、「エイズパン」 Aidspan は、グローバル・ファンドのAIDS対策への監視団体として、外部調査レポートを提出した。今回の報告では、エイズパンへの出資者や受益者の意見、グローバル・ファンド自身の変遷、またエイズパンが活動するより広い環境への言及がなされており、これはエイズパンが今後、監視団体としての新しい国際モデルケースとなるかどうかを左右する可能性がある。関係者らの見解は、10ヵ国40名との個人面談と、2つの重点グループとエイズパン本部スタッフ11名によるディスカッションから得られたものである。続きを読む

(南スーダン)監察総監室が援助金管理について疑問 --------------------------------------


【2015年10月19日 ナイロビ(ケニア)発】 低所得国や中所得国のエイズ、結核、マラリア対策のために資金提供を行う国際機関、グローバル・ファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)において、不正の摘発や監査を行うの総合監察官事務所Office of Inspector General (OIG)が、2011年7月にスーダンから独立した南スーダンの案件に対する援助金監査を終え、資金受託者としての管理については「主要資金受託団体」principal recipients (PR)が本来満たすべきレベルにあると認められるものの、プログラムや保健関連のサービスや物品の管理、および、監理監督の観点で脆弱であると発表した。続きを読む

(ザンビア)国会議員がAIDS対策の先頭に


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【2015年10月19日 ルサカ(ザンビア)発】 アフリカ南部に位置する内陸国、ザンビアの国民議会の副議長であるムコンド・ラングMkhondo Lungu氏は、国民が、「セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルスと人権」sexual reproductive health and rights(SRHR)、ならびにHIV/AIDS予防プログラムにアクセスできる機会が増えるように国会議員は先頭に立つべきだと述べた。続きを読む

(ジンバブウェ)向う見ずな金の選鉱労働者がHIVを拡散?


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【2015年10月19日 シュルグゥイ(ジンバブウェ)発】 南部アフリカの内陸国ジンバブウェでは、金を探り当てたらビールと買春漬けの生活を送るという、いわば向こう見ずな金の選鉱労働者たちのせいで、HIVが爆発的に拡散していると、当地の地域リーダーたちは困惑している。
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第284号(第11巻第30号) 2015年(平成27年)11月1日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第284号(第11巻第30号) 2015年(平成27年)11月1日
No. 284 (Vol.11-No.30) Date: 2015/11/01
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★「第284号」目次
●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
(TPP)がん患者ヘクシャー氏がTPP交渉に抗議
(UNAIDS)政府と医薬品業界に、医薬品への安価なアクセスへのコミットメントを要請
(インド)ARTの早期開始の経済学的・疫学的インパクト
(米国)HIV予防と治療の新しい目標:PEPFARによる若い女性たちへの重点的介入

●アフリカの地域別記事
(ルワンダ)HIV対策には革新的対応が必要
(ナミビア)若年結婚が子どもたちをHIV感染の危険にさらす
(ルワンダ)生まれつきHIV陽性者だった私の夢
(マラウイ)HIV対策への新機軸に賞賛

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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