グローバル・エイズ・アップデート

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2016年12月

第307号(第13巻第7号) 2016年(平成28年)12月25日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第307号(第13巻第7号) 2016年(平成28年)12月25日
No. 307 (Vol.13-No.7) Date: 2016/12/25
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★「第307号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
(ジュネーブ)医薬品アクセスの報告書で「医薬品特許プール」を活用した製薬企業に高い評価
(インド)ピアサポートを受けていないゲイ男性の52%が暴力を受けている
グローバルファンド、主要実績指標で高い評価
グローバルファンド次期事務局長選のプロセス開始

●アフリカの地域別記事
(ウガンダ)HIVの増加 ―薬剤の引き起こした矛盾か?
(ナミビア)HIVの母子感染への理解
(南アフリカ共和国)HIVワクチンの試みが始まる
(ナイジェリア)25パーセント以上の新たな子供のHIV感染

(ジュネーブ)医薬品アクセスの報告書で「医薬品特許プール」を活用した製薬企業に高い評価

【2016年11月14日 ジュネーブ(スイス)発】
世界の人々の多くが、医薬品への不十分なアクセスに苦しんでいる。「医薬品アクセス・インデックス」Access to Medicine (ATM) Indexは、医薬品アクセスに関する製薬企業の努力について評価する報告書を隔年で発行している団体である。同団体は11月、隔年発行の報告書を発表した。そこで同団体は、航空券連帯税を活用してエイズ等の新薬の特許権をプールし、疾病負荷の多い途上国向けにジェネリック版の治療薬等を開発しやすくする組織「医薬品特許プール」Medicines Patent Pool を活用して、抗レトロウイルス薬やC型肝炎治療薬の許諾交渉を実施した企業に高い評価を与えた。報告書では、「医薬品特許プール」について、2012年に米国のギリアド・サイエンシズ社が最初の企業として「医薬品特許プール」を活用して以来、同組織が、「製薬業界における、アクセスを重視した認可への中心的な牽引役」として存在してきたと述べている。続きを読む

(インド)ピアサポートを受けていないゲイ男性の52%が暴力を受けている

【2016年10月21日】
インド・タミル・ナードゥ州にある大都市チェンナイのホテルで働いているアジス(匿名)は、これまでの22年間の生涯の中でずっと、同性愛者であることを隠して生きていかなければならなかった。アジスは、タミル・ナードゥ州の「カンバン」という小さな村出身である。両親と妹は、アジスの性的指向に気づいていた。アジスはゲイであることを公にすることで、カンバンで差別や暴力を受けることを恐れている。だが、チェンナイでは、同性愛者のコミュニティ団体の活動(COs)のおかげで、アジスは自分の性的指向をひた隠しする必要があまりない。続きを読む

グローバルファンド、主要業績指標で高い評価

【2016年11月18日】
グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の理事会に提出された主要業績指標 KPI に関する中間報告書によれば、グローバルファンドThe Global Fund は、2012年から2016年までの間の感染者数予防目標を大幅に上回る達成を示したとのことである。それはグローバルファンドが目標としている10分野のうち1つである。一方、実績評価尺度のうちの4つは、目標に達していない。続きを読む

分野4 グローバルファンド次期事務局長選出のプロセス開始

【2016年11月17日】
グローバルファンドの理事会は、現事務局長のマーク・ダイブル医師Dr. Mark Dybulが2017年5月31日で退任するのに伴い、正式に次期事務局長の募集活動を開始した。
理事会は2017年2月28日〜3月1日に行われる理事会の特別会議 retreatで新事務局長を選出する見込みだ。
続きを読む

地域1:(ウガンダ)HIVの増加 ―薬剤の引き起こした矛盾か?

【2016年11月27日カンパラ(ウガンダ)発】
東アフリカの内陸国ウガンダでの最近のHIV/AIDS統計では、HIV感染が拡大している。これについて専門家は、抗レトロウイルス薬 ARVへのアクセスが拡大したことによって、人々が医薬品のアドヒアランスを遵守しなくなったこと、適切な予防メッセージが減っていることが原因ではないかと述べている。続きを読む

地域2:(ナミビア)HIVの母子感染への理解

【2016年11月23日ウィントフック(ナミビア)発】
南部アフリカの西部に位置する国ナミビアに住むマリーは、自分が初めて妊娠していると知った時、最大の心配は子どもの父親にどうやって伝えるかと、子どもが生まれた後どうやって世話をするかだった。しかし、彼女がHIV陽性だと知らされた時、それまでの彼女の心配事は、彼女と子どもがHIV感染という「死刑宣告」を受けたことに比べたら些細なことだった、とナミビアの新聞「ナミビアン」The Namibian に語った。続きを読む

地域3 南アフリカ共和国、HIVワクチンの試みが始まる

【2016年11月28日】
南アフリカ共和国ではHIV感染を予防するためのワクチン接種の臨床試験が始まった。米国立衛生研究所National Institute of Health(NIH)の声明によると、HVTN702というこのワクチン接種の臨床試験は、700万人ものHIV陽性者がいる南アフリカ共和国で実施され、大規模かつ最も進んだワクチンの臨床試験であるという。続きを読む

地域4 ナイジェリア、25パーセント以上の新たな子どものHIV感染

【2016年11月25日 ラゴス(ナイジェリア)発】
西アフリカに位置するナイジェリアは、世界で新たにHIVに感染する子どもの4分の1以上を占めているが、一方、妊婦の半数しかHIV検査を受けていない。続きを読む

第305号(第13巻第6号) 2016年(平成28年)12月12日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第305号(第13巻第6号) 2016年(平成28年)12月12日
No. 306 (Vol.13-No.6) Date: 2016/12/12
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★「第306号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
(グローバルファンド)グローバルファンドと他の援助機関・国際機関の連携・協調の強化
(グローバルファンド)第5次増資においてもコミュニティ、人権、ジェンダーに関する投資を継続すべき=市民社会からの提言
(新規予防・医療技術)一部アジア諸国で被曝前予防(PrEP)サービスを開始

●アフリカの地域別記事
(リベリア)困難な状況でエイズ対策を進めるための対話
(ルワンダ)ガサボ郡でエイズ対策のためのマッピング
(タンザニア)セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツを進めるために

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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