グローバル・エイズ・アップデート

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2018年01月

第335号(第18巻第11号) 2018年(平成29年)1月28日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第335号(第18巻第11号) 2018年(平成29年)1月28日
No. 335(Vol.18-No.11) Date: 2018/1/28
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★「第335号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・2100万人がエイズ治療にアクセス:UNAIDS最新報告書
・グローバルファンドによるナイジェリアのマラリア対策プログラム支援に暗雲:「持続性に懸念」と警告
・(ベラルーシ)グローバルファンドのベラルーシへの資金拠出案件、対策のカギとなるコミュニティ(key affected populations)への対策を可能にする「社会契約制度」を条件付け
●アフリカの地域別記事
・ナイジェリアにおけるHIV/AIDSとの闘い
・ウガンダ:HIV治療における「検査と治療」への準備はできているのか
・(ジンバブウェ)イスラム教徒の人々が性感染症の感染率が最も高いとジンバブウェ・エイズ委員会が発表
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2100万人がエイズ治療にアクセス:UNAIDS最新報告書

【2017年11月20日 ケープタウン(南アフリカ共和国)/ジュネーブ(スイス)発】12月1日の世界エイズデーに先駆けて、国連合同エイズ計画 UNAIDSは11月20日、最新報告書を公表した。2000年にたった68万5千人だった治療を受けている陽性者は、2017年には約2090万人となった。HIV治療の劇的な拡大は、強いリーダーシップと経済的貢献に支えられた、陽性者の決意と勇気、また権利の主張なしにはなし得なかった。続きを読む

グローバルファンドによるナイジェリアのマラリア対策プログラム支援に暗雲 「持続性に懸念」と警告

【2018年1月9日】
2017年12月13日、途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンドの意思決定機関である理事会Board は、ナイジェリアに対して4回目の資金拠出認可でのマラリア基金を認可した。しかし、それはこの国のマラリア対策プログラムについての資金に関する懸念が表面化する前の話であった。ナイジェリアはHIVや結核に関しても資金拠出が延長されている状況であるが、この記事では特にマラリアについて報告する。
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(ベラルーシ)グローバルファンドのベラルーシへの資金拠出案件、対策のカギとなるコミュニティ(key affected populations)への対策を可能にする「社会契約制度」を条件付け

【2018年1月9日】旧ソ連圏のベラルーシ共和国では、HIV予防対策の鍵となるコミュニティ(薬物使用者、男性とセックスをする男性、セックスワーカーを含む; 以下KAPS)を対象としたプログラム実施に向けたNGOとの契約を可能とする社会契約制度の整備は、大幅に遅れをとっている。現状、法律の改定には予想以上の時間がかかり、社会契約制度がうまく機能するのか不確実性が高い。ベラルーシ政府のHIV予防プログラム2016〜2020年には、社会契約制度を介したプログラム実施(2017年〜)のためにNGOに資金提供する計画が盛り込まれていた。しかし、2017年度の支援金は自治体の必要経費として費やされた。続きを読む

ナイジェリアにおけるHIV/AIDSとの闘い

【2017年12月20日 ラゴス(ナイジェリア)発】多くの国がHIV/AIDS対策の効果を出し始めている一方、西アフリカの大国ナイジェリアはHIV・AIDSとの闘いで厳しい状況が続いている。世界エイズデーである12月1日、ナイジェリアは南アフリカに次いで世界で2番目にHIV陽性の人が多い国となった。続きを読む

ウガンダ:HIV治療における「検査と治療」への準備はできているのか

【2018年1月6日 カンパラ(ウガンダ)発】ある調査によると、もしHIV陽性反応が出た人がただちに抗ウイルス治療を受けることができれば、HIV感染拡大を防ぎ、2030年までにHIVの流行を阻止することができる。2015年11月にWHOが発表したガイドラインは、HIV陽性者、すなわちHIVに感染している人はすべからく、病状の段階にかかわらず抗ウイルス治療を受けるべきという内容であった。それに従い、多くの国が「検査即治療」test and treatを導入してきた。続きを読む

(ジンバブウェ)イスラム教徒の人々が性感染症の感染率が最も高いと ジンバブウェ・エイズ委員会が発表

【2018年1月2日】ジンバブウェの国家エイズ委員会は、北東部に位置する東マショナランド州ムレワにおけるイスラム教徒の性感染症が、毎年少なくとも3000症例あるとする報告書を発表した。続きを読む

第334号(第18巻第10号) 2018年(平成29年)1月14日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第334号(第18巻第10号) 2018年(平成29年)1月14日
No. 334(Vol.18-No.10) Date: 2018/1/14
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★「第334号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・治療に関する野心的な目標が案件パフォーマンス枠組みに反映されていない=グローバルファンドの「案件承認委員会」が懸念を表明
・(スイス)ジュネーブのNGOが運営する安全な薬物注射センターをUNAIDS理事会メンバーたちが見学
・移行国における「鍵となる人口集団」へのサービスの持続性について調査するツールが開発される
●アフリカの地域別記事
・(ナミビア)学校での HIV 検査の義務化が効果的な施策となりうる可能性
・(ケニア)大きな進歩と残された課題
・(ケニア・ウガンダ)ケニアとウガンダで注射できるHIV薬の試用が行われる
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治療に関する野心的な目標が案件パフォーマンス枠組みに反映されていない=グローバルファンドの「案件承認委員会」が懸念を表明

【2017年12月13日】途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の「案件承認委員会」Grant Approvals Committee, GACは、各国の国家プログラムは抗レトロウイルス治療ART拡大の継続という目標を設定しているが2017-2019年の予算が制限されているために活動計画に反映されていないことを懸念している。続きを読む

(スイス)ジュネーブのNGOが運営する安全な薬物注射センターをUNAIDS理事会メンバーたちが見学

【2017年12月19日 ジュネーブ(スイス)発】
スイスの国際都市ジュネーブにある、活気に満ちたジュネーブ駅の向かいには、「プラットフォーム9」と呼ばれるライムグリーンの建物が建っている。そこには、NGOによって運営されている、薬物使用者の注射薬物使用を管理するセンター「プラミア・リニ」Premiere Lingneである。プラットフォーム9は薬物使用者のためのハームリダクションなどのプライマリーヘルスケアも提供しているドロップインセンターである。国連合同エイズ計画The joint United Nations Programme on HIV/AIDS: UNAIDSの41回目のミーティングにおいてスイス政府は、UNAIDSの理事会メンバーをセンターに招待した。スイスの国連大使であるヴァレンティン・ゼルウェガー氏Valentin Zellwegerによると、スイスはヨーロッパの中で薬物使用者のHIV罹患率が最も高い国の1つであったため、予防・治療・ハームリダクション・法の強化の4つの柱となる政策を導入した。その結果、薬物使用者のHIV感染率は急激に減った。

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AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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