グローバル・エイズ・アップデート

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2018年03月

第339号(第18巻第14号) 2018年(平成29年)3月29日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第339号(第18巻第14号) 2018年(平成29年)3月29日
No. 339(Vol.18-No.14) Date: 2018/3/29
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★「第339号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・インド、9年間かけてグローバルファンド資金からの卒業を目指す
・グローバルファンドの東南アジアの複数国プログラム、HIVへの資金投入の安定化に貢献
・未治療のHIV陽性者における薬剤耐性の課題:ブラジル
●アフリカの地域別記事
・(レソト)犯罪化で物扱いされるセックス・ワーカーたち
・(アンゴラ)グローバルファンドがマラリアとHIV/エイズ対策に資金
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インド、9年間かけてグローバルファンド資金からの卒業を目指す

【2018年3月7日】インドは世界銀行の区分で「下位中所得国」Lower Middle Income Countryに分類され、途上国の三大感染症に資金を拠出する国際機関であるグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)によると、マラリア、結核、HIVの順で疾病負荷が重いとされている。まだ、インドの所得分類が「上位中所得国」Upper Middle Income Country に上昇する兆しや、2025年までに資金調達を移行するグローバルファンドの計画はまだ策定されていないが、グローバルファンドは、インドの三大感染症対策への資金拠出を2018年から2026年の9年かけて終了するとインド政府に通知した。続きを読む

グローバルファンドの東南アジア複数国対象プログラム、HIVへの資金投入の安定化に貢献

【2018年3月7日】途上国の三大感染症に資金を提供する国際機関である「グローバルファンド」(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が東南アジアの複数の国に対して行っている「移行期における持続可能なHIV対策への資金投入」Sustainable HIV Financing in Transition: SHIFTは、2017年から2018年の2年間のプログラムである。その目的は、HIV対策の鍵となる人口集団(キー・ポピュレーション)を含めた市民社会の活性化と、HIVへの持続的な資金投入の促進である。このプログラムの対象国は、マレーシア、インドネシア、フィリピン、そしてタイの4か国である。続きを読む

(ブラジル)未治療のHIV陽性者における薬剤耐性の課題

【2018年3月5日】ブラジルでは、48万人以上の人々が抗ウイルス治療を受けている。これについて、2013年から2015年の間のブラジルにおけるHIV治療の普及率と、その期間にHIV陽性と診断されたにもかかわらず治療を受けていない人々の薬剤耐性の特徴についての調査が行われた。以下がその方法と結果である。続きを読む

(レソト)売春の犯罪化で人としての尊厳を奪われたセックスワーカーたち

【2018年2月2日】アフリカの多くの地域では、社会的に弱い立場におかれている人々は、もともと基本的な敬意や尊厳を得にくい状況にあるが、セックスワーカーはさらに大きな障壁に直面している。南アフリカ共和国に全方位を囲まれる独立国、レソト王国では、「セックスワーク根絶」という政府の政策のもと、売春を違法とする法案が通過した。セックスワーカーは差別や偏見、頻繁な虐待やレイプなどを受けており、政府や世間からのさらなる虐待に直面することになっている。

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(アンゴラ)グローバルファンドがアンゴラのマラリアとHIV/エイズ対策に資金

【2018年2月26日ルアンダ(アンゴラ)発】2月20日、アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国の首都ルアンダで、途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関であるグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)のアンゴラ担当の資金ポートフォリオ・マネジャーであるアドリアナ・ジメネス氏 Adriana Jimenezは、アンゴラのマラリア・HIV/エイズ・結核対策に少なくとも4400万米ドル(約46億円)の資金拠出を行うと述べた。続きを読む

第338号(第18巻第14号) 2018年(平成30年)3月11日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第338号(第18巻第14号) 2018年(平成30年)3月11日
No. 338(Vol.18-No.14) Date: 2018/3/11
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★「第338号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・ウクライナ、詳細な計画のないままグローバルファンドからの資金移行を開始
・インドのグローバルファンド結核案件で示される民間セクターの役割
●アフリカの地域別記事
・(ナイジェリア)性行動の若年化が進んでいる
・(マラウイ)人目につく場所でのHIV・AIDSの治療と患者のプライバシー
・ 胎盤がHIVを持つ母子、母子感染の問題を解決する可能性がある
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ウクライナ、詳細な計画のないままグローバルファンドからの「卒業」プロセスを開始

【2018年2月7日】途上国の三大感染症に資金を供給する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の案件の適切な実施を監督する同ファンド内部の独立した機関、総合監察官事務所(the Office of the Inspector General: OIG)は、1月24日にグローバルファンドのウクライナに対する資金援助に関する監査報告書を公表した。その中でOIGは、ウクライナが詳細な移行計画のないまま、主要なプログラムの実施責任団体を今年初めにもNGOから政府に移し始めようとしていると言及した。ただしウクライナは現在、下位中所得国(LMIC)であり、グローバルファンドの支援を2025年までに終了し三大感染症対策を自国資金で行う資金移行 transition の予定国には含まれていない。

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インドのグローバルファンド結核案件で示される民間セクターの役割

【2018年2月6日】エイズ・結核・マラリアへの対策基金を提供する国際機関であるグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の事務局に設置されている、支援対象案件の審査にあたる機関、技術審査パネルTechnical Review Panel(TRP)と案件承認委員会Grants Approval Committee(GAC)は、インドの結核案件について、今回の申請は、戦略的にも技術的にも堅実な資金申請であり、結核に対するインド戦略プランIndia’s National Strategic Plan(NSP)で示されたターゲット地域において、2025年までに結核をなくすという目標をかかげて実施されるものだと評価している。

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(ナイジェリア)15%の若者が15歳までに初めての性交渉を経験している

【2018年2月13日 (アブジャ)発】
国家エイズ戦略委員会(National Agency for the control of AIDS:NACA)の長官であるサニ・アリユ氏Sani Aliyuによると、ナイジェリアの少なくとも15%の若者が15歳までに初めての性交渉を経験しており、コンドームなしの性行為や複数のパートナーを持つ若者が増えていると危惧した。また、若者の間ではHIV検査の受診率も低く、17%の若者のみがHIV陽性者か否かを知っている。これを受けて2月14日のバレンタインデーに先立って、若者へ「HIVではなく愛を共有しよう」というスローガンが掲げられた。バレンタインの時期は特に若者がお互いの愛を表現しようと、コンドームなしの性行為がおこなわれ、無計画な妊娠やHIV/AIDSを含む性感染症(Sexually Transmitted Infections: STIs)に感染する危険がある。
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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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