グローバル・エイズ・アップデート

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2018年07月

第345号(第18巻第20号)2018年(平成30年)7月8日

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グローバル・エイズ・アップデート
GLOBAL AIDS UPDATE
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第345号(第18巻第20号)2018年(平成30年)7月8日
No. 345(Vol.18-No.20) Date:2018/7/8
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★「第345号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・グローバルファンド理事会、危機に見舞われたグローバルファンド拠出非対象国への資金拠出に道を開く
・GAVIワクチンアライアンスとグローバルファンド、インパクトと効率性のために協力
・グローバルファンド、人権やジェンダー平等の視点では前進
・ゲイ、バイセクシュアル、MSMが薬物を使うとき―性的な刺激を求めた使用の弊害に警鐘をならす実践科学の必要性

●アフリカの地域別記事
・(ジンバブエ)HIV患者、政府無料提供のHIV治療薬を入手できず
・(タンザニア)HIV自己検査を可能に
・(アンゴラ)HIV感染症を減らすための挑戦


------------------------------------ Vol.18 No.20---

◆発 行:(特活)アフリカ日本協議会
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グローバルファンド理事会、危機に見舞われたグローバルファンド拠出非対象国への資金拠出に道を開く

【2018年5月12日ジュネーブ(スイス)発】途上国の三大感染症対策に資金を拠出する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)は、5月に開催された第39回理事会において、現在、国民の保健において大きな危機に見舞われdddているベネズエラ・ボリバル共和国や、今後保健上の危機に見舞われる可能性のある、旧来の基準ではグローバルファンドの支援対象外となっている非高所得国に対して、三大感染症による影響を受けそうな事態について例外的に支援を行うことを考慮すべきだと決定した。理事会は、こうした場合に支援する判断基準に当てはまりそうな「投資例」、および供給方法の報告を要求した。報告書は、支援非対象国の健康危機に由来する、三大疾病に対する負の影響が、周辺の対象国への悪影響を及ぼしうる場合、迅速かつ適切な時期に支援を行うことで、将来的なコストや公衆衛生危機を減らし、三大疾病対策の進捗を守ることになるだろうとしている。ただ、追加資金がない場合には、グローバルファンド内の援助能力は制限されることになる。

資金援助は基本12ヶ月限定、また2017〜2019年の緊急支援用資金2億ドルという枠を超えないようにすべきだとした。なお高所得国や経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)のメンバー国は引き続き除外される。また「危機」の基準として、国連機関などからなる緊急人道支援に関する機関間常設委員会(IASC)の危機レベル3、または世界保健機関(WHO)のグレード2か3と評価された場合とした。また市民団体などと世界保健機関の合同外部評価組織などからの評価も参考にする。グローバルファンド、あるいは市民団体などの技術パートナーと共に対象国の疫学的状況、経済的状況、潜在的な計画実効性などを調査するとした。特別支援を提供するために、グローバルファンドは適切な計画実行の仕組みが責任を持って届けられ、その国の危機へきちんと効果があるか、また現存する資金内で戦略的・経済的・機能的コストをまかなえるかを検討しなくてはならない。

特別支援の場合、危機の独自性や、過去に提携した団体が存在する可能性の低さ、そして緊急性などから、従来の資金提供の手順を踏むことは難しいだろうとされる。特有の政治情勢や危機状況、例えば自国政府が三大感染症を認知していないような場合、市民社会組織CSOや非政府組織NGOなどを主要な資金ルートとして考慮する予定だ。その他、組織の運営・監視能力や、グローバルファンドが対象としている範囲内での活動かなど、考慮するべき6項目が挙げられた。個別のケースは委員会へあげられ、要望や時期に基づいて、現存の支援への影響を含む資金源や妥協案などを詳しく検討されることとなる。

◆失望の表明
報告書は、事務局が未だにベネズエラの件に対して結論を出していないことに明白な失望を表明している。事務局は、委員会が支援非対象国の危機に対してどこまでを支援の範囲とするかなど含む明瞭な判断や指示なしでは、資金を団体に託しても何も結果が出ないなどという状況に陥りかねないとしている。

また事務局は、危機発生国への対応と、疾病の高まん延国などを対象とした質の高い資金未拠出案件との間で、非常に難しい資金調節が求められるだろう。さらに、緊急支援基金では、ほぼ確実に特別支援の必要額には足りないと試算されている。このような事実を鑑みるに、危機国への対応をすることで、本来の支援対象国への使用される資金へ影響を及ぼすだろうと考えられる。この取り組みに対する前向きな決断は、内部調節を承認する委員会側の意欲を引き出すきっかけとなるだろうとしている。また関係者は、この取り組みの承認は、例外的な資金提供への前向きな決断につながるだろうと期待している。事務局は委員会に、特に従来とは違う計画実行の手配、支援非対象国への支援と質の高い資金未拠出案件との調節などに対して、どのように選択するべきかを投票前に熟慮するように要請した。

●原題: Global Fund Board Gives the Secretariat the Green Light to Prepare Proposals for Investing in Non-Eligible Countries in Crisis
●出典:Aidspan
●日付:12 May 2018
●URL: http://www.aidspan.org/node/4614

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GAVIワクチン・アライアンスとグローバルファンド、インパクトと効率性のために協力
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【2018年6月11日】途上国のワクチン接種プログラムに資金援助を行う国際機関であるGAVIワクチン・アライアンス(以下GAVI、旧:ワクチンと予防接種のための世界同盟GAVI, the Vaccine Alliance)と、三大感染症対策に資金を供給する国際機関であるグローバルファンドは、長年にわたりプログラムレベルで協力してきた。GAVIとグローバルファンドは、保健分野の資金を支援する世界最大規模の機構である。両者は合わせて年間50億ドルを疫病対策のために提供している。グローバルファンドはGAVIよりも多くの国をドナー対象としているが(グローバルファンド:109カ国、GAVI:56カ国)、アフリカの対象国はGAVIと重複している国が多い。そこで、プログラムのインパクトと効率性を高めるべく、GAVIとグローバルファンドは、協力可能な5つの領域を特定した。うち4つ(以下1〜4)はプログラム関連で、1つは運営(5)に関連する。

(1)材料および装置/データ
(2)リスク/監査
(3)保健システム
(4)持続可能性/保健分野の資金提供
(5)本部オペレーション

プログラムの協力(1〜4)には、(1)知識、情報と得られた教訓の共有、(2)グローバルと国レベルでの政策による権利擁護を連携、(3)プログラム関連の方針を提携、(4)共同投資、の4つの領域が含まれる。知識、情報と得られた教訓の共有について、GAVIとグローバルファンドはお互いの年次ミーティングに出席するなどして、定期的に情報、最良の方法と専門知識を共有している。政策の優先順位に関して、GAVIとグローバルファンドは似通っている。両者は、持続可能性を掲げつつ、政治課題の中でも保健分野の優先順位が高くあるよう、国際会談が進行するよう尽力する。G7とG20サミットで世界的な健康問題が議題となるよう働きかけている。

GAVIとグローバルファンドは、プログラム方針を提携できる機会を模索するよう心がけ、提携を通して取引コストを低減、互いの働きかけを強化、最も理想的な方略を実施しているか確認している。近年、GAVIとグローバルファンドは国レベルの取り組みと投資の連携をさらに推進し、提携して、国境なき医師団が使っている患者登録リポジトリ(電子データ貯蔵庫)である「DHS2」を含むデータシステムの強化に努めている。さらに、2018年3月にグローバルファンド事務局が、ジュネーブ郊外にある「グローバル・ヘルス・キャンパス」という建物に移転した。6月末にはGAVIも同じ建物に移転し、物理的にも近くなったことから、協力関係のさらなる強化が期待される。

原題:Gavi and the Global Fund: Collaborating for impact and efficiency
出典:aidspan
日付:2018/06/11
URL:http://www.aidspan.org/node/4635

グローバルファンド、人権やジェンダー平等の視点では前進

【2018年6月12日】途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の第39回理事会は東欧・マケドニアの首都スコピエでこの5月に開催されたが、そこでは、同機関の2017〜2022年の戦略目標の進捗状況等について討議された。戦略目標において、「第3の目標」として指定された「人権の保護とジェンダーの平等推進」については、どのような討議がなされたのだろうか。解説していこう。

A)女性のためのプログラムの拡大
「コミュニティ・権利およびジェンダー」Community, Rights and Gender CRG戦略イニシアティブのもと、優先度の高い13か国に対して、思春期の少女や若い女性のHIV発生削減の取組に充てられてきた。このイニシアティブは、南部アフリカエイズ信託基金 SafAIDS、東アフリカ諸国エイズ・サービス組織ネットワーク連合 EANNASOにより実施されている。このうち、11ヶ国において1億ドル以上の支援が行われた。課題は技術支援の不足であったが、主要な関係者が一堂に会して、思春期の少女や若い女性の課題に関する研究グループが組織され、調整や実施の課題に関する洗い出しが行われた。グローバルファンドは包括的なモニタリング・評価の計画を打ち出し、主要な技術パートナーとともに、次なる目標の設定に向けたデータの洗い出しなどを実施している。

B)年齢とジェンダーによる不平等の是正
グローバルファンドは、結核の治療などへのアクセスに関して、ジェンダーに基づく障害を分析するための枠組を構築してきた。世界規模での傾向やプログラム支援に関する調査は2019年の第1四半期に完了する見込みとなっている。課題は、結核のプログラムを計画する際にジェンダーの調査がきちんと行われていないことである。グローバルファンドは、地域パートナーを通じて重要性の発信を行う予定である。

C)人権推進への障害を取り除くプログラムの拡充
主要な課題は中所得国以上の所得の国にある。中所得国では、HIVの予算のうち19%が、HIV感染が集中している「カギとなる人口集団」key populationsに対して使われたが、人権問題への障壁の除去に充てられたのはわずかに2%であった。また上位中所得国6か国については、鍵となる人口集団に関する報告が5か国からあったのに対し、人権問題に関する報告がなされたのは3か国のみであった。人権問題への取組みの遅れの原因は、人権問題の取り組みに資金を充てる政策方針がないところからきていると考えられる。今回の基礎調査の結果は、人権問題への取り組みに資金を充てることを促進するための効果的な政策を議論するために使われる予定だ。

D)人権問題に関わる政策の集約
現在、人権問題への包括的な政策、人権に関する申し立ての手続き、人権に関わる危機へのアプローチの3つ取り組みの実行に向けた調整が行われており、2018年の第2四半期に完了する見込みである。

E)鍵となる人口への効果的な取り組みへの支援
焦点となっているのは、結核とマラリアの影響を受ける地域への支援である。現在は、国レベルで行われている取り組みを地域レベルにまで落とし込むことが重要と位置づけられた。グローバルファンドも、市民社会の参加を支援するために政策や実施の一部を見直した。

F)分野横断的な考察
2017年末に多くの財政支援要請が提出されたが、同じ2017年の最終四半期には、実際の訓練が実施されることはなかった。しかし、その間に支援へのアクセスに関する人権問題の解決に向けたワークショップが立ち上げられ、2018年1月に実施された。このことは前進と考えられる。
最後に、HIVプログラムの実施や投資計画に関する作業が技術パートナーにより行われている。彼らは、今回グローバルファンドの報告で提言された提案を効果的に実行に移すための重要な役割を果たすだろう。

*過去の関連記事:グローバルファンド、1500万ドルをコミュニティ、ジェンダー関係の戦略投資に拠出決定(2016年11月29日)

原題:Global Fund makes steady progress on Human Rights and Gender Equity, amid implementation challenges
出典:Aidspan
日付:2018/06/12
URL:http://www.aidspan.org/node/4639

ゲイ、バイセクシュアル、男性とセックスをする男性 Men who have sex with menが薬物を使うとき―性的な刺激を求めた使用の弊害に警鐘をならす実践科学の必要性

【2018年6月5日ブリティッシュ・コロンビア薬物使用センター(カナダ)】疫学や行動科学的調査によると、「ゲイ、バイセクシュアルおよびその他の男性とセックスする男性」(gay bisexual and other Men who have Sex with Men : gbMSM)の間で、興奮系の薬物stimulants(コカイン、クリスタル・メタンフェタミンなど)や、鎮静系の薬物depressants(アルコール、ガンマ・ヒドロキシ酸など)を単独、あるいは合わせて使用することが、HIVやその他の性感染もしくは血液を媒介とする感染症(sexually transmitted and blood-borne infections : STBBI)の最大の原因となっている。薬物の使用は、性的な快楽やセックスパートナーとの親密度を最大限にするためであり、「パーティ・アンド・プレイ」Party ‘n Play(or PnP)、「ケムセックス」Chemsexなどと呼ばれている。しかし、HIVに関わる多くのエイズ・サービス組織はこういったセックスにおける薬物使用の害や、個々の性的な傾向については重点を置いてこなかった。このように支援的介入を妨げているのは、以下の5つのギャップである。

ギャップ1:どのような薬物を使用するかは、実際に薬物を体験したゲイ・バイセクシュアルおよび他のMSM(gbMSM)の間でさまざまであること
薬物使用のパターンは非常に変化するため、その時のニーズに対して支援やサービスを素早く提供することが非常に重要である。これまでgbMSMのうちどのグループが薬物を使用する傾向にあるのか調査がされてきている一方で、社会的背景や文化的背景についてはほとんど明らかにされていない。また、HIVや他の性感染症へのリスクが高い特定薬物との関連は認められているものの、どの薬物の組み合わせがリスクを高めたり弱めたりするのかについてはほとんど明らかにされていない。

ギャップ2:ゲイ・バイセクシュアル及びその他のMSM(gbMSM)のライフコースへの視点がとても重要であること
gbMSMにとっての大事なターニングポイントが薬物使用開始時期にどう影響し、どのような経過をたどってきたのか、限られた範囲でしか明らかにされていない。gbMSMの中のサブグループ(路上生活か、セックスワーカーかなど)が使用する薬物のパターンがどのような害を生み出すのかモニタリングすることが必要である。

ギャップ3:ヘルスケア提供者の視点が欠如していること
ヘルスケア提供者が、薬物を使用するgbMSMに対して包括的なヘルスケアを提供することをどのように認識しているのか、提供者の視点についての調査が不足している。ヘルスケア提供者は薬物使用に関するさらなる情報源やトレーニングを必要としているであろうし、薬物使用に至る状況を理解することはよりよい成果につながるだろう。

ギャップ4:いかなる状況においても最適となる「組みあわせ」の介入がわからないこと
スティグマや構造的不公正さが生み出す健康の格差health inequitiesは、我々のアプローチにおいては重大な欠点となり、gbMSMに特異的な合併症を生み出す。このような状況だが、公衆衛生的アプローチやコミュニティ基盤型の介入プログラムでは、クリニックでのケアや暴露前予防投薬Pre-Exposure Prophylaxis, PrEPなど、外部との連携を要する介入を含めた様々なサービスを提供している。

ギャップ5:さまざまな倫理的な課題が解決されていないこと
上記のような介入は倫理的に考慮すべき点が多く、公衆衛生がgbMSMの性生活にまで介入していると非難する議論もあった。gbMSM内のコミュニティの基盤となる原理(性に関するあらゆることを受け入れようとするといった意識など)を、たとえば質の高い対話や相互信頼などいった科学的な原理と統合することは、倫理的問題に真正面から取り組むことになるだろう。

近年、実践科学という学問に資金が向けられてきており、この問題の責任はこの分野における学際的なチームが担う。このチームによってgbMSMのための薬物使用や性に関する保健医療的介入が概観できるようになるだろう。

原題:Investments in implementation science are needed to address the harms associated with the sexualized use of substances among gay, bisexual and other men who have sex with men
出典:Journal of the International AIDS Society
日付:2018/06/05
URL: https://doi.org/10.1002/jia2.25141

(ジンバブェ)HIV患者、政府無料提供のHIV治療薬を入手できず

【2018年6月7日ゴロモンジ(ジンバブウェ)発】アフリカ南部の内陸国ジンバブウェの北東部に位置する東マショナランド州のゴロモンジでは、政府が無料提供する抗レトロウイルス薬治療(Anti-Retro Viral Therapy:ART)を多くのHIV患者が入手できない状況になっている。これは治療薬を配布するヘルスセンターが患者に治療毎に1ドルを支払うよう要求しているためである。

ムワンザ村の住民らは、経済的理由から1ドルを支払うことができずに治療を受けられない者もおり、「1ドルはわずかかもしれないが、ここでは経済的困窮により支払うことができず、結果として治療薬が服用できずにいる」と話している。

ART治療は毎日薬を服用する必要がある。あるHIV陽性者のある女性は他のヘルスセンターでは無料で提供されているのに、なぜこの村では1ドルを要求されるのか疑問に思ったという。女性は、「昨年まで住んでいたチトゥンギザ村では無料だった。ムワンザ村のクリニックを受診したときに、受診毎に1ドル払う必要があると言われ驚いた。クリニックに行くまでの交通費を払うお金がないために長い距離を歩き、さらに政府が無料提供している薬にお金を払うよう強要されるのは不公平だ」と話す。また、「結果としてART治療が必要な患者はお金を払えないために引き返し、期日どおりに薬を受け取ることができずに命が危険にさらされることになる」と付け加えた。

ムワンザ・クリニック Mwanza Clinicの看護師は、「薬が必要な患者すべてに業務管理費として毎回1ドル払ってもらうことになっている。本来無料で提供されるべきであるが、クリニックの運営費などを政府が十分に援助してくれないためコストがかかる。クリニックで清掃や洗濯を手伝ってくれるボランティアに支払う手当も政府は負担してくれない」と話した。

政府は国家エイズ委員会(NAC)を通じて現在100万人のHIV陽性者にARTを提供している。国連開発計画(UNDP)によると、ARTが受けられることにより2006年以降、ジンバブェでは合計393,000人が命を永らえることができ、2016年一年間でも49,000人が死を免れることができた。

原題:Zimbabwe: HIV/Aids Patients Fail to Access Drugs As Clinic Demand $1 per Visit
出典:NewZimbabwe.com
日付:2018/06/07
URL:http://allafrica.com/stories/201806070732.html

(タンザニア)HIV自己検査が可能に

【2018年5月31日ドドマ(タンザニア)発】アフリカ東部のタンザニア連合共和国の野党「市民統一戦線」(CUF)のマスード・サリム議員Masoud Salimは、タンザニアの最大都市ダルエスサラームから西に400kmに位置する法律上の同国の首都ドドマのHIV感染率が2倍になっていることについて政府に問題提起した。

タンザニア政府は5月31日に、国民自らHIV自己検査ができるような法律を検討中だと述べた。保健・コミュニティ開発・ジェンダー・高齢者・子ども省 Ministry for Health, Community
Development, Gender, Elderly and Children のウミー・ムワリム大臣 Ummy Mwalimu
によると、現在の法律では個人に自己検査を認めていないという。大臣は、「司法長官と修正案
について議論しているが、これが可決されれば結果が15分で出るHIV自己検査が可能になるで
あろう」と話した。

首相官邸でアンソニー・マブンデ次官 Anthony Mavundeは、「政府はHIV検査を普及させるための特別なキャンペーンを開始する予定だ」と述べた。

原題:Tanzania Plans to Allow HIV Self-Testing
出典:The Citizen
日付:2018/05/31
URL:http://allafrica.com/stories/201805310514.html

(アンゴラ)HIV感染症を減らすための挑戦

【2018年6月12日ルアンダ(アンゴラ)発】アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国で、政府15省庁、および市民団体110団体が参加し、「アンゴラの地方自治体の保健システムを強化するための市民社会による国民的ワークショップ」が2日間に渡り開催された。同イベントにて、アンゴラ共和国の国立保健研究所は、教育、情報へのアクセス、およびコンドームの使用をAIDS対策に向けた予防的課題の1つとして示した。同研究所の責任者マリア・ルーシア・ファータド Maria Lucia Furtado は、検査へのアクセス、タブー、恥辱、差別、ジェンダー、遅れた診断、および効率的な治療への取り組みなども国内のHIV感染症を減らすための課題として述べた。

2017年に学会が公開した統計によると、国内のHIV陽性者数は31万人、そのうち14歳以下の子供は2万7千人といわれ、これは新規HIV陽性者数に同じである。HIV陽性者数のうち女性は19万人であり、2万1千人は妊婦である。2017年には大人と子供で1万3千人が病気で死亡した。国内のHIV感染率は2パーセントのままである。

原題:Angola: Official Points to Challenges to Reduce HIV Cases
出典:Angola Press Agency
日付:2018年6月12日
URL: http://allafrica.com/stories/201806130085.html
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