世界エイズ・結核・マラリア対策基金 The Global Fund To Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria GFATM は、ジンバブウェにおける感染症の予防・治療とケアのために、2年間1,030万ドルの拠出を承認した。
 「協定調印は間近であるが、いくらか検討すべき実務上のがある」と、GFATMの広報担当ヨン・リーデン氏 Jon Lidenは話した。リーデン氏は、プログラムの2年間が成功すれば、その後3年間、1,400万ドルの資金が追加的に供与される可能性もあるとも述べている。
 ジンバブウェの保健・児童福祉大臣Minister of Health and Child Welfare デイヴィッド・パリレニャトワ David Parirenyatwa 氏は1,030万ドルの資金の大部分をHIV/AIDSの治療と防止対策、中でも抗レトロウイルス薬(ARV薬)の購入と配布に充てる予定だと話す。ジンバブエは2002年にもGFATMに2,300万ドルの資金援助を申請し、HIV/AIDS・結核・マラリア予防治療プログラムの拡大に用いた。GFATMは1,700万ドルの資金拠出を承認したが、実際に政府は500万ドルのみを受け取った。GFATMは昨年、ジンバブエの5年間で、2億1,800万ドルのHIV/AIDSプログラムの申請を、実務上の問題があるとして拒否していた。
 大臣は、同国の各地方でARV薬を配布するプログラムのための拠出金が、実際には政治的な理由により縮小されたと述べた。
 GFATM事務局長のリチャード・フィーチャム Richard Feachem は、2004年7月に開催された第15回国際エイズ会議で、委員会が資金拠出を検討する際には、政治的側面からも考慮することになっており、「ジンバブウェには幅広い問題がある。きちんと機能していないルートを通して支援をしても、ジンバブウェの人々を助けることにはならない」と述べた。
 ジンバブウェの人口のうち、成人(15-49歳)の約26%はHIV感染者であり、平均寿命は1990年の52歳から37歳へと急激に短くなっている。

原題:Global Fund Approves $10.3M HIV/AIDS Grant for Zimbabwe; Technical Details Remain
日付:Apr 06, 2005
出典:Kaiser Daily News
URL:http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv.cfm#29152