2007年4月10日、南アフリカ共和国のジョハネスバーグ市で、アフリカ連合(AU)の保健サミットが2007年4月10日に開催された。広大なアフリカ大陸の各地からはるばるやってきたエイズ活動家たちは、AU各国の保健大臣や高級官僚たちに対し、昨年、ナイジェリアの首都アブジャでAU各国がエイズへの取り組みを約束した「アブジャ宣言」を遵守するよう政府に働きかけるよう要請した。UNAIDSの報告によると、サハラ砂漠以南はHIV感染拡大の震源地であり、世界の3950万人のHIV陽性者うち、2470万人がこの地域に居住している。2005年までに世界中のエイズ関連による疾病でなくなった死亡者2,900万人のうち、少なくとも2,100万人はサハラ砂漠以南地域の人々であり、25年前にエイズが発見されて以来、最も大きな被害を受けているのがこの地域である。

いわゆる「アブジャ宣言」とは、アフリカの各政府にエイズによる被害軽減に向けた一連の目標を約束させたものであり、2010年までにエイズ治療とHIV感染予防、ケアの普及させることが含まれている。これらの約束は、アフリカの全ての国家元首によって承認されたにも関わらず、まだ実行されていない、と活動家たちは悲嘆している。彼らは、ジョハネスバーグで行われるAU保健サミットに出席する各国の代表に対し、HIV/AIDSに関する議論にもっと時間を割いて欲しいと要請した。「我々は1週間の会期中に合意される文書が、エイズ治療、特に抗レトロウイルス薬のことを軽視しているのではと懸念している。昨年アブジャで採択された、HIV/AIDS・結核・マラリア治療の普及に関する実行計画構想でさえ、治療目標について言及していなかったからだ。」と彼らは声明を出した。「我々はかつての苦しい戦いの日々に戻るつもりはない」と加えている。
また彼らは、アフリカ各国政府が「アブジャ宣言」を尊重し、エイズ予防と治療に関する国家目標、結核に関する国家予算を6月1日までに設定するよう要求した。母子感染の予防についても早急に対策するよう呼びかけた。彼らはまた、HIVや結核およびマラリアの感染拡大が、アフリカ地域の貧困と女性たちの社会的地位の低さと関連していることも強調している。「エイズ問題は直ちに対応をするべき緊急事態である。エイズの急速な感染拡大は、医療システムの強化に関して妥協するのでなく、医療現場の第一線を強化するエンジンになりうると信じている。」と、彼らは各国の保健大臣たちに促した。

アフリカの国々では、エイズ治療薬の承認過程を改善する必要があり、確立された規定がないため、米国食品医薬品局やWHOなどの機関の認可制をあてにしなければならないという背景がある。エイズなどの疾病に関して、伝統的医学、代替療法にかかわる規定、およびえせ治療行為の規制などシステム整備が必要である、と活動家たちは語っている。

原題:Africa: Keep Your Word, Aids Activists Urge Continent
日付:April 11, 2007
出典:All Africa.com
URL:http://allafrica.com/stories/200704110194.html