米国民主党・オバマ政権は5月1日、米国のエイズ援助政策をつかさどる大使級の役職である「地球規模エイズ調整官」Global AIDS Coordinator に、パンゲア地球規模エイズ基金 Pangaea Global AIDS Foundation の首席メディカル・オフィサーであるエリック・グーズビー氏 Dr. Eric Goosby を任命した。

これに対して、「人権のための医師団」PHR: Physicians for Human Rights をはじめとする米国の市民社会は、歓迎の意を表している。
「人権のための医師団」の最高経営責任者であるフランク・ドナヒュー Frank Donaghue は、「グーズビー氏は、米国の国際的なエイズ対策推進に十分な経験とビジョンがある」と述べた。グーズビー氏は、HIV陽性者の治療や、保健医療従事者の研修、米国内の国家エイズ治療対策プログラムの実施や国際的なHIVイニシアチブの牽引をするなど様々な経験をしている。

世界的な経済危機が、米国のエイズ対策を脅かしている。グーズビー氏には、オバマ政権下で米国大統領エイズ救済緊急計画PEPFARの予算確保のため米国議会への迅速な呼びかけが求められている。

保健システム強化、エイズ対策において女性が直面している問題や、薬物使用者に対するハーム・リダクション(健康被害軽減)プログラムを含め、包括的にエイズ問題を取り組んでいく。また、HIV陽性者渡航制限の撤廃についても期待されている。

原題:Physicians for Human Rights Applauds Selection of Dr. Eric Goosby to Lead Nation’s Global HIV/AIDS Initiatives日付:April 27, 2009
出典:physiciansforhumanrights website
URL:http://physiciansforhumanrights.org/library/news-2009-04-27.html